JP6111633B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具において、所定方向に対する遮光を実現する技術に関する。
従来、複数のLED素子の各々を個別に光学レンズで覆い、光学レンズによりLEDの放射光を配光する照明器具が知られている。
この種の照明器具においては、LED素子を覆うランプカバーに光学レンズを一体に設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−100721号公報
ところで、上記照明器具では、LED素子が放射する光のうち、器具の背後に向う光を有効に利用できず、また、所望の照射エリアでの照度を高めることが困難である。さらに照明器具が防犯灯であれば、防犯灯が設置される周囲環境としては、例えば、街路の外側に隣接して家屋が建てられていたり、街路の外側に隣接して田んぼや畑があったりする場合がある。防犯灯の光が家屋に入り込むと、住人の生活サイクルを乱す要因となる。また、街路の外側に隣接して田んぼや畑に光が漏れると、漏れた光が農作物の生長に悪影響を及ぼしたり、光に集まってくる害虫が、農作物に被害を及ぼしたりする要因となるという課題がある。このような光害を回避するため、防犯灯の背後への光の照射を抑制したいという要求がなされる場合がある。
所定方向に光を向けたくない場合、所定方向に向かう光を光学レンズの配光により制限できるものの、遮光することは難しい。
光学レンズに共通の遮光部材を設けて、所定方向に向かう光を遮光することが考えられるが、光学レンズで遮光された光を遮光するための光学設計をできるだけ容易に行いたいというニーズがある。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、レンズにより配光された所定の光を遮光するための光学設計を、容易に行うことのできる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、器具本体の出射開口に、発光素子と、当該発光素子の放射光を配光するレンズと、を設けた照明器具であって、前記出射開口を閉塞する板状のグローブを備え、単一の前記レンズで覆われた前記発光素子、または各々が前記レンズで個別に覆われた複数の前記発光素子が前記器具本体の同一面内に設けられ、前記レンズは、前記グローブの面に設けられることで前記出射開口の開口面から突出しており、前記レンズのそれぞれには、当該レンズで配光した光のうち、所定方向に出射される光を遮り、かつ反射させない遮光部材を接近させて配置したことを特徴とする。
単一の発光素子、または複数の発光素子を同一面内に備えることで、光学素子設計が容易化し、照明器具の光学設計が容易化する。一個の発光素子を単位として、この発光素子の個数を増すだけで、発光量の大きい照明器具を設計できる。所定方向に出射される光を遮るための遮光部材を、各光学素子に対応させて配置するため、所定方向に向かう光を簡単に遮光することができ、遮光部材を、各光学素子に接近させて配置するため、照明器具のコンパクトな設計が可能となる。また、光学素子により配光された直後の光が、遮光部材に入射されることになるので、遮光すべきエリアを遮光するための遮光部材の光学設計を容易に行うことができる。
この場合において、前記発光素子が配置された基板と、前記グローブと、前記遮光部材とが重ねて配置され、前記遮光部材の重ねた部分が、前記グローブを通過する漏れ光を遮るようにしてもよい。
この構成では、前記発光素子が配置された基板と、前記光学素子が形成されたグローブと、前記遮光部材とを重ねて配置するだけで、所定方向に向かう光を遮光する機能を有するフラット光源を簡単に製造できる。前記グローブに光学素子が一体化される場合、前記グローブの光学素子以外の部分にも漏れ光が通過することとなるが、この構成では、遮光部材の重ねた部分が、漏れ光を遮光するため、当該光が外に漏れることが抑制される。
前記遮光部材が、前記グローブを覆う板材を打ち抜いて形成されて前記レンズを突出させる開口部と、前記板材の開口部近傍の一部を切り起こして形成した遮光片とを備えるようにしてもよい。この遮光片付きの遮光部材の製造が容易となる。
また、本発明は、上記照明器具において、前記遮光部材の複数の遮光片が一方向に同一角度で傾斜していてもよい。
複数の光学素子において、各光学素子構成が例えば同一形態であれば、複数の遮光片が一方向に同一角度で傾斜することで、遮光部材の設計が容易となり、この遮光部材をグローブに重ねるだけで、フラット光源を容易に製造できる。
本発明の照明器具によれば、遮光部材が、各光学素子に対応させて、各光学素子に接近させて配置されるので、光学素子により配光された直後の光が、遮光部材に入射されることになるので、遮光すべきエリアを遮光するための遮光部材の光学設計を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る防犯灯の設置態様を示す図である。 防犯灯の上方斜視図である。 防犯灯の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図、(D)は正面図、(E)は背面図である。 図3(C)のIV−IV線断面図である。 図3(C)のV−V線断面図である。 防犯灯の分解斜視図である。 グローブを基板ベース部に向けられる面から見た斜視図である。 グローブ及びLED基板の構成を示す図であり、(A)はレンズの平面図、(B)は(A)のD1−D1矢視断面図、(C)は(A)のD2−D2矢視断面図、(D)はレンズの斜視図である。 第2全反射面に反射される光の配光を説明する図である。 第1全反射面に反射される光の配光を説明する図である。 街路に沿った方向に隣接して設置された防犯灯の設置態様を示す図であり、第5制御面で屈折して出射される光の光線図を併せて図示している。 図1のXII−XII矢視要部断面図である。 遮光部材の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 遮光部材の前後を逆にした防犯灯を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る防犯灯の斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る防犯灯の斜視図である。 図16のXVII−XVII矢視要部断面図である。 本発明の第4実施形態に係る防犯灯の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る防犯灯1の設置態様を示す図である。
照明器具たる防犯灯1は、図1に示すように、街路8の街路脇8Aに立設された支柱9に取り付けられ、夜間に点灯し、街路8が延びる街路方向Gに広い範囲を照らす器具である。防犯灯1は、その照射範囲の全域において、街路8の路面8Rの水平面照度および路面8Rから所定高さ(例えば1.5メートル)の鉛直面照度で規定の明るさが得られるように設計されている。
本実施形態の防犯灯1は、所定方向に向かう光を遮光する後述の遮光部材を有しているが、まず、遮光部材50以外の構成について図面を参照しつつ説明する。
図2は防犯灯1の上方斜視図である。また図3は防犯灯1の構成を示す図であり、図3(A)は平面図、図3(B)は側面図、図3(C)は底面図、図3(D)は正面図、図3(E)は背面図である。
なお、図2及び図3では、遮光部材50の図示を省略している。
防犯灯1は、図1〜図3に示すように、器具本体30と、支持アーム部3とを備えている。器具本体30は概略板状に形成され、その底面30Aの略全域から照明光を照射する。
支持アーム部3は、器具本体30の天面30Bに設けられ、図1に示すように、この器具本体30の底面30Aを路面8Rに対して、20°程度傾斜させる姿勢で器具本体30を支柱9に支持する。
この支持アーム部3は、図2、及び図3に示すように、アーム本体3Aと、ブラケット7とを有する。アーム本体3Aは中空の柱状体であり、その一端部3Bが器具本体30の天面30Bに接続され、他端部3Cには、支柱9への固定用のブラケット7が取り付けられている。
図4は図3(C)のIV−IV線断面図、図5は図3(C)のV−V線断面図、また図6は防犯灯1の分解斜視図、図7はグローブ6を基板ベース部2に向けられる面から見た斜視図である。なお、図4、図5、及び図7では、遮光部材50の図示を省略している。
器具本体30は、これらの図に示すように、基板ベース部2と、LED基板21と、グローブ6とを備えている。
基板ベース部2は、略矩形の厚さT(図4)が薄い板状に形成されており、図6に示すように、その底面には、出射開口2Aが形成され、出射開口2Aの底部の主要部が、LED基板21を取り付ける取付け面10とされている。出射開口2Aは、基板ベース部2の縁部近傍を残して、基板ベース部2の底面の略全域に形成されている。また基板ベース部2の上面は、器具本体30の天面30Bを構成し、この上面に、図4、及び図5に示すように、上記アーム本体3Aが一体に形成されている。
LED基板21は、略矩形の回路実装基板であり、例えば、その通電部(不図示)は、高熱伝導性の銅箔からなり、その他の絶縁部(不図示)は樹脂からなる基板が用いられている。図6に示すように、LED基板21の実装面21Aには、発光素子たる複数のLED22が載置(実装)されている。LED22には、リフレクターの中にLEDチップを配置し、樹脂で封止した、いわゆる表面実装型LEDが用いられている。LED22は、実装面21A内に整列配置されており、特に、各々の発熱によって実装面21Aの全面が略均一な温度となる間隔で配置されている。
また、基板ベース部2の取付け面10は、このLED基板21と略同じ、或いは若干大きく構成され、この取付け面10にLED基板21の裏面全体を密着させて取り付けられる。この基板ベース部2は、少なくとも取付け面10の熱を天面30Bに伝達可能な高熱伝導性を有する、例えばアルミニウム合金等の材料で形成されている。したがって、LED22の発熱はLED基板21、及び取付け面10を通じて天面30Bに伝わり外気に放熱される。このとき、天面30Bには、少なくともLED基板21を含む広範囲に熱が伝えられるから、天面30Bの略全面を使ってLED22の発熱が効率良く放熱される。
この天面30Bには、上述のアーム本体3Aを一体成型して設けており、図4、及び図5に示すように、このアーム本体3Aの中に、電源装置34が収められている。電源装置34は、商用電力を直流電力に変換してLED22の点灯電力を生成する電源回路35を備え、アーム本体3Aの他端部3Cから引き出された電線38を通じて商用電力が供給されている。
アーム本体3Aの内部には、図1に示すように、一端部3B側の上部に、センサ用遮光窓を構成するブッシング39が挿入されている。また、図4に示すように、アーム本体3Aの内部には、明るさセンサ40がブッシング39に対応する位置に設けられている。明るさセンサ40には、センサ用遮光窓を介して外部の光が入射され、明るさセンサ40は、アーム本体3Aの周囲の明るさを検知可能となっている。電源装置34には、明るさセンサ40の検知信号に基づき、周囲の明るさに応じて電源回路35を制御し点灯/消灯を行う点灯回路が設けられており、これにより、自律的な点灯制御が行われる。
グローブ6は、基板ベース部2の底面の側を覆って閉塞する板状の透明部材であり、例えば樹脂材やガラスで形成されている。図6に示すように、この防犯灯1ではグローブ6が基板ベース部2の底面と略同じ大きさの板状に形成されており、その左右両側の縁部6Aには、複数の爪部25が設けられている。基板ベース部2の天面30Bには、図5に示すように引掛孔26が設けられている。引掛孔26にグローブ6の爪部25が引っ掛かけられて、グローブ6が基板ベース部2の出射開口2Aを覆って取り付けられる。さらに、グローブ6は、図3及び図4に示すように、その外周部を、基板ベース部2にねじ17により締結されて、基板ベース部2に本固定される。
この天面30Bに設けた引掛孔26は、図5に示すように、基板ベース部2の底面側に貫通するため、引掛孔26から水が浸入し取付け面10に至る虞がある。そこで、この基板ベース部2は、引掛孔26と取付け面10との間を通って、当該取付け面10を取り囲むようにパッキン嵌込溝13が設けられており、このパッキン嵌込溝13にパッキン14(図6には図示せず)が嵌め込まれている。
また、グローブ6には、図7に示すように、このパッキン嵌込溝13に挿入される環状のパッキン押圧リブ27が設けられている。図4及び図5に示すように、このパッキン押圧リブ27とパッキン14とが密着することで取付け面10がシールされ防水が図られる。
このとき、取付け面10とグローブ6の間の空間、すなわち、LED基板21が配置されている空間は、パッキン14によって断熱されることからグローブ6の側からLED22の発熱が放熱されず、その発熱の大部分が取付け面10を通じて天面30Bに伝達されて放熱されることとなる。また、グローブ6には、パッキン押圧リブ27を囲む環状の強化リブ28が形成されて、グローブ6の剛性が高められている。
また、この防犯灯1のグローブ6には、その外側の面内に、LED22の各々に対応した位置に光学素子たるレンズ部(レンズ)5が一体に設けられている。各々のレンズ部5は、LED22の放射光を配光する透過型の光学部材であり、これらのレンズ部5をグローブ6の外側に設けることで、LED基板21とグローブ6の間の隙間を縮め、器具本体30の底面30Aから天面30Bまでの厚みTが抑えられる。
また、全てのレンズ部5は、グローブ6の同一平面(以下、レンズ突出面6Bとする)に一体に設けられて、レンズ突出面6Bから突出されている。このレンズ突出面6Bは、出射開口2Aと概略面一に配置されており、レンズ部5の全部が出射開口2Aから突出されている。このため、レンズ部5から出射される光が、出射開口2Aを構成する基板ベース部2の壁面に遮られることがなくなり、器具効率が向上する。また、出射開口2Aと平行な方向に光をレンズ部5から出射することが可能となる。
また、レンズ部5によりLED22が放射する光を配光することから、LED22とレンズ部5とは、精度よく所定の位置関係に配置する必要がある。
LED22及びレンズ部5のそれぞれは、光学設計の基準位置となる光学基準点位置を有している。LED22の光学基準点位置は、発光点の光軸であり、レンズ部5の発光基準点位置は、光学中心である。
本実施形態は、LED22の光学基準点位置と、レンズ部5の光学基準点位置とが一致する位置で、LED基板21とグローブ6を基板ベース部2に対して精度よく位置決めする位置決め機構を有している。
位置決め機構は、図6に示すように、基板ベース部2に設けられる突体としての棒状の位置決めピン31と、LED基板21に形成された一対の貫通穴32と、図7に示すように、グローブ6に設けられ、位置決めピン31を受ける筒状受け部46と、によって構成されている。
位置決めピン31は、図4に示すように、基板ベース部2の取付け面10に一対立設されている。位置決めピン31の立設方向は、LED22の光軸方向K(図8、図9参照)に一致させている。
LED基板21の貫通穴32には、位置決めピン31が嵌められて、位置決めピン31は、LED基板21を貫通している。貫通穴32の内形は、位置決めピン31の外形に略一致している。LED基板21は、取付け面10に平行な方向に移動することが規制されて、基板ベース部2に対して所定位置に精度よく位置決めされる。なお、LED基板21は、その中央をねじ16により一か所固定されている。
また、グローブ6の筒状受け部46の穴には、図7に示すように、LED基板21の貫通穴32を貫通した位置決めピン31が嵌められている。
筒状受け部46の穴の内形は、位置決めピン31の外形に略一致しており、グローブ6が取付け面10に平行な方向に移動することが規制されて、基板ベース部2に対して所定の位置に精度よく位置決めされる。
ここで、LED基板21とグローブ6が基板ベース部2に位置決めされたときに、LED22の光学基準点位置と、レンズ部5の光学基準点位置とが重なるように、LED22のLED基板21上の位置、及びレンズ部5のグローブ6での形成位置が設計されている。このため、LED基板21とグローブ6とが、LED22の光学基準点位置とレンズ部5の光学基準点位置を一致させる位置に精度よく位置決めされる。また、光軸方向Kを、位置決めピン31の立設する方向に一致させているので、特に、LED22の光軸に対するレンズ部5の位置を精度よく合わせることができる。
また、グローブ6は、図3、図4、及び図7に示すように、LED基板21の外周を押圧する基板押圧部44を備えている。
ここでは、基板押圧部44は、すべてのLED22を取り囲んで押圧する枠状となっている。基板押圧部44は、LED22を一つずつ取り囲むように複数を設けてもよいし、LED22を複数のグループに分けてグループごとにLED22を取り囲むように設けてもよい。
また、筒状受け部46は、レンズ部5に対応する箇所を避けてグローブ6に形成された溝36に突設されており、基板押圧部44よりもLED基板21側に突出していない。このため、基板押圧部44をLED基板21に押し付けてグローブ6を配置することができ、LED基板21が反っていた場合でも、ねじ17により、グローブ6を基板ベース部2に締め付けることによって、LED基板21の外周部が基板押圧部44に押圧されるので、LED基板21の反りは強制的に解消される。即ち、基板押圧部44でLED基板21を押圧することにより、LED基板21の反りが解消され、LED22の光学基準点位置と、レンズ部5の光学基準点位置とが一致して重ね合わされる位置にLED基板21とグローブ6とが精度よく位置決めされる。
次いで、レンズ部5とLED22の構成の詳細について説明する。
図8はグローブ6及びLED基板21の構成を示す図であり、図8(A)はレンズ部5の平面図、図8(B)は図8(A)のD1−D1矢視断面図、図8(C)は図8(A)のD2−D2矢視断面図、図8(D)はレンズ部5の斜視図である。
レンズ部5とLED22のそれぞれは、図6に示すように、平行な列線L1,L2に沿って二列に配列されている。レンズ部5とLED22の数は、合計12個であり、各列にそれぞれ6個が並べられている。なお、防犯灯1は、列線L1、L2の延びる方向を、高さ方向から見て図1に示す街路幅方向Wに一致させて街路脇8Aに設けられる。
図8(B)、及び図8(C)に示すように、基板押圧部44の内周側では、グローブ6とLED基板21との間に空洞29が形成されている。空洞29は、グローブ6とLED基板21との間に形成される隙間Sと、隙間Sに開口するLED挿入部29Aと、を有している。LED挿入部29Aは、図7に示すように、矩形形状の開口を有するとともに、図8(B)に示すように、断面放物線状の内面を有している。この内面は、図8(C)に示すように、一様な形状を保って列線L1,L2の方向に延在し、LED22が放射する光の入射面29Bとなっている。LED挿入部29Aは、両端部近傍で浅く形成されており、LED挿入部29Aの両端近傍でのレンズ部5の厚みが確保されて、レンズ部5の強度の低下が抑制されている。
また、隙間Sは、特にレンズ部5とLED基板21との間のスペースを保つものであり、LED基板21とレンズ部5との干渉を回避する。LED22は、この隙間Sよりわずかに厚い高さ調整部材たるセラミック基板37に搭載されて、LED挿入部29A内に配置されている。なお、高さ調整部材は、セラミック基板37に代え、樹脂基板などを用いてもよい。
また、LED22は、図8の(A)に示すように、電圧印加により光を放射するLEDチップ23を蛍光体と透明の樹脂24で封止した構成である。LEDチップ23には、電圧が印加される一対の電極23Aが設けられている。一対の電極23Aの対面方向は、高さ方向から見て街路方向Gに直交する方向に設定されている。LEDチップ23が放射する光は、一対の電極23Aに進路を妨げられるので、一対の電極23Aが対面する方向に関し、一対の電極23Aの外側に向かう光が少なくなる。一方、街路方向Gに対しては、LEDチップ23から放射する光の進路を妨害するものがない。そこで、一対の電極23Aが対面する方向を、街路幅方向Wに一致させることで、LEDチップ23が放射する光のうち、街路方向Gに向かう光は、電極23Aに妨げられることがなくない。このため、LED22が放射する光の照度分布は、街路方向Gに沿った方向への広がりを有し、街路方向Gの両側に向かう光を放射するのに好適となる。
次いで、レンズ部5の形状及びレンズ部5による光の配光制御について説明する。
レンズ部5の外面5C(出射面)には、図8に示すように、適宜にカットされた光の制御面20(光学制御部の形成面)が配置されている。制御面20は、街路方向Gに沿った方向についてのレンズ部5の中心の両側で対称に形成される。
制御面20は、街路方向G(ここでは、列線L1,L2と直交する方向)に向かう光を制御する第1制御面20A、20Bと、街路幅方向Wで、かつ路面8Rに向かう光を制御する第2制御面20Cと、を備えている。また、第1制御面20A、20Bの延長面上には、街路方向Gに向かう光を制御する第3制御面20D、20Eが形成されている。
制御面20A〜20Eは、LED22と相対する位置に配置されており、LED22の光軸方向から見た光出射面内において、LED22が放射する光が入射される屈折部を構成する。
また、制御面20A〜20Eを通る光は、ここで屈折して図1に示す街路8の路面8Rに拡散される。拡散された光は、防犯灯1の設置箇所を中心として、街路方向Gに沿った方向について、防犯灯1の両側に広がるエリアEを含む照射エリアを照射する。複数の制御面20A〜20Eにより、路面8Rにおける器具の近傍の照射エリア8R1(図11参照)での水平面照度が確保される。
ここで、第3制御面20D、20Eは、レンズ部5の突出端側から側面にかかる部位に位置する肩部の表面を構成するが、小さな曲率半径で面形状を変化させると配光制御が困難となる。本実施形態では、第3制御面20D、20Eは、図8(B)、図8(D)に示しように、レンズ部5の側面に向かってレンズ部5の基端側に傾斜する平面により構成されている。これにより、第3制御面20D、20Eから出射される照射光の配光制御が容易となり、照射先でのムラを抑制できる。
また、光の制御面20は、街路8の内側と逆側(器具本体30の背後側)に向かう光を遮蔽する一対の第4制御面20F、20Gを備えている。第4制御面20F、20Gは、LED22の光軸方向Kの外縁部から投影されるLED22の範囲の外側に外れた位置で、しかも、街路8の内側とは逆側に外れた位置に配置される。
第4制御面(以下、第1全反射面部という)20F、20Gは、その下方の内面5Bから入射した光を全反射して街路8側に光を配光する。
第1全反射面部20F、20Gは、図8(A)、図8(B)に示すように、レンズ部5の幅方向の中央の両側に、器具本体部の背後に向かって延びるように設けられた概略断面台形状の一対の柱状レンズ部19の対向面により構成されている。また、投影面内において、第1全反射面部20F、20Gは、図8(A)に示すように、器具本体30の背後側に向かうにつれて外広がりのV字状であり、その開き角θが大きい程、街路8の正面側に光が配光され、その開き角θが小さい程、街路方向Gに光が配光される。図8(B)に示すように、第1全反射面部20F、20Gの断面形状は、光軸方向Kの前方に向かって口開き状となっている。
一対の第1全反射面部20F、20Gの夫々の外方には、屈折部である第5制御面20H、20Iが配置されている。第5制御面20H、20Iは、柱状レンズ部19の外面のうち、第1全反射面部20F、20Gから連続する凸状の壁面により構成されている。特に、第5制御面20H、20Iは、第1全反射面部20F、20Gを介して入射された光を遠方の照射エリアに向けて屈折させる。以下、第5制御面20H、20Iを、凸状屈折部20H、20Iとして説明する。
また、第6制御面20J、20Kの夫々が、柱状レンズ部19の基端側から外側に延在している。第6制御面20J、20Kの夫々は、LED22の光軸方向Kに略平行で、列線L1,L2の方向に略直交する壁面であり、街路方向Gに沿った方向に延在し、第2全反射面部を構成する。以下、第6制御面20J、20Kを第2全反射面部20J、20Kとする。
次いで、第1全反射面部20F、20G及び第2全反射面部20J、20Kで反射される光について説明する。
図9は第2全反射面部20J、20Kに反射される光の配光を説明する図、図10は第1全反射面部20F、20Gに反射される光の配光を説明する図である。
図9及び図10とも、一つのレンズ部5に特化して光線を図示しているが、他のレンズ部5も同様に配光している。
図9において、光軸方向Kは紙面垂直な方向になっている。
LED22から防犯灯1の背後に向かう光のうち、第2全反射面部20J、20Kに到達した光は、反射して街路8の内側に向かう光成分41を有する。このため、防犯灯1の背後へ向かう光が抑制される。
また、図10において、LED22から防犯灯1の背後に向かう光のうち、第1全反射面部20F、20Gに到達した主な成分は反射される。この光は、概略街路方向Gに沿った方向に向かい、凸状屈折部20H、20Iから出射される。凸状屈折部20H、20Iで屈折して出射される光成分42は、LED22の光軸に対し、主として鉛直角80°以上の照射光を配光する。凸状屈折部20H、20Iから照射される光成分42は、防犯灯1の近傍の照射エリア8R1から街路方向Gの遠方に離れた照射エリア8R2(図11参照)を照射し、そこでの鉛直面照度を高める成分となる。
以上のように、レンズ部5は、防犯灯1の近傍の照射エリア8R1と、照射エリア8R1から街路方向Gの遠方に離れた照射エリア8R2にLED22の放射光を配光して、図1に示すように、街路方向Gの方向に延びる横長の照射エリアEを照明する。
図11は街路8に沿った方向に隣接して設置された防犯灯1の設置態様を示す図であり、凸状屈折部20H、20Iで屈折して出射される光の光線図を併せて図示している。なお、同図において、符号8R1、8R2は、右側の防犯灯1についての近傍のエリア、及び、その近傍のエリアより遠方での照射エリアを示している。
図11に示すように、防犯灯1が街路方向Gに取付け間隔Dをあけて複数設けられる場合、設置台数の削減の観点からは、防犯灯1は、街路8での規定の照度が保たれる範囲で、できるだけ互いの間隔を広くあけて取り付けることが要求される。
前述したように、各防犯灯1は、照射範囲の全域で、路面8Rの上方に位置し、街路幅方向Wに直交する鉛直面EAにおいて、路面8Rから所定高さ(例えば1.5メートル)での照度(鉛直面照度)が、人の顔を認識できる程度の規定の明るさを得られるように設計されている。
基本的には、防犯灯1から離れるほど防犯灯1の光が届きにくくなり、鉛直面照度が下がる。各防犯灯1において、規定の鉛直面照度を満足する照射領域の範囲が街路方向Gに広がるほど、図11に示す防犯灯1の取付け間隔Dを広げることができる。
複数の防犯灯1を隣接して設ける場合、街路方向Gに関し、規定の鉛直面照度を満たす照射範囲の両端同士が重なるように、防犯灯1の互いの間隔を調整して設置することで、防犯灯1の取付け間隔Dを最も広くなる。
以下では、鉛直面照度の規定を満たす範囲にある鉛直面EAのうち、防犯灯1から最も離れた鉛直面EAを遠方の照射エリア8R2とする。
なお、路面8Rの近傍の照射エリア8R1の水平面照度は、設置された複数の防犯灯1の光を足し合わせた照度が、規定する照度以上になるように規定されている。この規定を満足するように、各防犯灯1から路面8Rに向かう光が制御されている。
また、防犯灯1が設置される周囲環境としては、例えば、街路8の外側に隣接して家屋が建てられていたり、街路8の外側に隣接して田んぼや畑があったりする場合がある。防犯灯1の光が家屋に光が入り込むと、住人の生活サイクルを乱す要因となる。また、街路8の外側に隣接して田んぼや畑に光が漏れると、漏れた光が農作物の生長に悪影響を及ぼしたり、光に集まってくる害虫が、農作物に被害を及ぼしたりする要因となる。このような光害を回避するため、防犯灯1の背後への光の照射を更に抑制したいという要求がなされる場合がある。
前述したように、LED22から防犯灯1の背後に向かって放射された光の多くの成分が、第1全反射面部20F、20G及び第2全反射面部20J、20Kに反射され、防犯灯1の背後に向かう光が抑制される。
また、第1全反射面部20F,20Gに反射された光の配光は、凸状屈折部20H、20Iでの屈折によって、遠方の照射エリア8R2に向かうように制御される。つまり、この防犯灯1では、背後に向かう不要な光を抑制するだけでなく、図11に示すように、遠方の照射エリア8R2を照射する光成分42として有効に利用することで、遠方の照射エリア8R2の鉛直面照度が高められている。
ところで、本実施形態の防犯灯1は、背後への光をより効果的に遮蔽すべく、遮光部材50を備えている。
即ち、レンズ部5の第1全反射面部20F、20G、及び第2全反射面部20J、20Kによって防犯灯1の背後に向かう光が抑制されるものの、光の漏れを完全に防止するものではない。
例えば、防犯灯1の設置箇所において、防犯灯1の背後の間近に民家がある場合など、防犯灯1の設置箇所によって、防犯灯1の背後への光の漏れを、ほとんど無くしたい状況も考えられる。
本実施形態の防犯灯1の遮光部材50は、背後の所定範囲に向かう光を遮光するものである。以下、遮光部材50について、図面を参照しつつ説明する。
図12は図1のXII−XII矢視要部断面図、図13は遮光部材50の構成を示す図であり、図13(A)は平面図、図13(B)は側面図、図13(C)は正面図である。
前述の図1及び図6において、遮光部材50は、グローブ6に重ねて設けられて、防犯灯1の背後に向かう光を遮光する。
遮光部材50は、図12及び図13に示すように、光を透過させず、しかも光を反射させない板状部材であることが望ましく、漏れ光規制片51と、略矩形の遮光片53とを備えている。遮光部材50は、アルミ等の金属や光を透過させない樹脂を材料とすることができる。また、光を透過する部材でも、その表面に遮光性の塗料を施したものでもよい。
漏れ光規制片51は、グローブ6の外形形状と略同じ外形形状の平板状であり、2列6行に配列されたレンズ部5において、街路幅方向W(列線L1、L2に沿った方向)に直交する方向、言い換えれば、各行に並ぶ2つのレンズ部5を突出させるレンズ突出開口54(開口部)を有している。漏れ光規制片51は、内面をグローブ6のレンズ突出面6Bに重ねて配置される。漏れ光規制片51は、レンズ部5によって配光されずに、グローブ6を通過しようとする漏れ光を遮る。これにより、レンズ部5の外側のグローブ6の部位から、光が漏れることが抑制される。
また、遮光片53の各々は、各レンズ突出開口54の縁部のうち、レンズ部5の背後に位置する縁部から突出されており、いずれも前方に傾斜されている。
具体的には、遮光部材50は、一枚の板材(板金)を打ち抜いて、複数のレンズ突出開口54を形成すると共に、レンズ突出開口54の近傍の一部を切り起こして複数の傾斜した遮光片53が形成されている。また、切り起こした残りの部位が、平板状の漏れ光規制片51とされている。
各レンズ突出開口54において、遮光片53が突出する縁部と、レンズ部5との間は近接しており、各遮光片53は、光を遮光する対象となる各レンズ部5に接近する位置に設けられている。また、遮光片53の先端側は、レンズ部5の一部に被っている。
遮光片53は、略矩形の平板状とされているが、これに限らず、例えば後ろから前に向けて湾曲する形態であってもよく、この形態に加えて、遮光片53の先端側が後ろからレンズ部5に被さる形態であってもよい。
ところで、例えば、民家が、街路8の間近で、かつ街路8を挟んで防犯灯1と合い向かいに建てられている場合など、防犯灯1から前方に向けられる光が、街路8を横断して街路8の外側に至ることをできるだけ回避したい場合がある。
そこで、防犯灯1では、図1の形態と比較して、遮光部材50の前後を逆にして取り付けることで、防犯灯1の前方に向かう光を遮光可能な構成としている。
図14は遮光部材50の前後を逆にした防犯灯1を示す図であり、(A)に遮光部材50を取り外した様子を示し、(B)に遮光部材50を、図1の形態と比較して前後を逆にして取り付けた様子を示している。
図14(A)において、遮光部材50は、グローブ6とともに基板ベース部2に着脱自在にネジ(不図示)を用いて締着可能な構成であり、締着を解除することで、基板ベース部2から取り外すことが可能になっている。レンズ突出開口54の各々は、遮光部材50の前後を逆にしたときでも、各行に並ぶレンズ部5を突出させる位置に配置される。遮光部材50を逆にして、遮光片53によってレンズ部5の前方に向かう光を遮光する場合、図14(B)に示すように、遮光片53は、各レンズ突出開口54から突出されるレンズ部5に対して、レンズ部5の一部に被るように背後に傾斜させて設けられる。
図14は、基板ベース部2の形態が長方形であるため、遮光部材50の前後を逆にしているが、この例に限定されない。例えば基板ベース部2が円形や、正方形などの形態であって、この基板ベース部に多列多行に亘ってLED22およびレンズ部を配列したとき、遮光部材50の組み付け方向を変更し、遮光片の位置を変更することで、光を遮る方向を任意の方向に変更できるようにしてもよい。
図13(B)に示すように、漏れ光規制片51に対する各遮光片53の傾斜角度θは、同一であり、38°程度としているが、傾斜角度θは、このものによらない。漏れ光規制片51の傾斜角度は、防犯灯1の底面30Aや、街路8の幅を鑑みて、レンズ部5の前方に向かう光を遮光可能なように、傾斜角度θを設定しておけばよい。
以上説明したように、本実施形態では、各々がレンズ部5で個別に覆われた複数のLED22を同一面内に備えるため、レンズ設計が容易化し、防犯灯1の光学設計が容易化する。また、一個のLED22を単位として、このLED22の個数を増すだけで、発光量の大きい防犯灯1を設計できる。
所定方向に出射される光を遮るための遮光部材50を、各LED22に対応させて配置するため、所定方向に向かう光を簡単に遮光することができ、遮光部材50を、各LED22に接近させて配置するため、防犯灯1をコンパクトに設計することが可能となる。また、LED22により配光された直後の光が、遮光部材50に入射されることになるので、遮光すべきエリアを遮光するための遮光部材50の光学設計を容易に行うことができる。
また、LED22が配置されたLED基板21と、レンズ部5が形成されたグローブ6と、遮光部材50とが重ねて配置されている。遮光部材50の一部は、レンズ部5の外側で、グローブ6を遮光する漏れ光規制片51として構成されている。レンズ部5に配光される光だけでなく、レンズ部5の外側に位置するグローブ6の部位から漏れる漏れ光があると、光学設計が難しくなる。本実施形態では、漏れ光が漏れるグローブ6の部位を、遮光部材50の一部により遮光するので、レンズ部5による配光のみを考えて、光学設計を行うことが可能になり、防犯灯1の光学設計が容易となる。また、LED22が配置されたLED基板21と、レンズ部5が形成されたグローブ6と、遮光部材50とが重ねて配置される構成となっているため、これらを重ねて配置するだけで、所定方向に向かう光を遮光する機能を有するフラット光源を簡単に製造できる。
遮光部材50が、例えば一枚の板材を打ち抜いて切り起こす遮光片53を備える場合、一枚の板材を打ち抜いて切り起こすだけで、遮光部材50を作製できるので、この遮光片53の製造が容易であり、遮光片53の製造コストを削減できる。
遮光部材50の複数の遮光片53が一方向に同一角度で傾斜していれば、全てのレンズ部5において、配光した光のうち遮光する成分が同一となるので、防犯灯1の全体として遮光したいエリアを適格に設定することができる。また、各レンズ部5の構成が、例えば同一形態であれば、複数の遮光片53が一方向に同一角度で傾斜することで、遮光部材50の設計が容易となり、この遮光部材50をグローブ6に重ねるだけで、フラット光源を容易に製造できる。
以上は、複数のLED22を同一面内に配置した例を示したが、単一のLED22で構成した光源にも適用が可能である。
単一のLED22で構成するときには、これを覆うレンズ部がグローブと一体に形成されない場合がある。例えば図示は省略したがレンズ部に一対の耳片を設け、各耳片を基板にねじ止めする。この場合には、当該耳片に上記遮光部材50を重ね合わせ、この遮光部材50と共に耳片を共締めすればよい。この際には耳片に重なる遮光部材50の重なり部が上記漏れ光規制片51を構成する。
また、レンズ部5は、LED22を覆い、LED22の光軸方向Kから見た光出射範囲内において、少なくともLED22に相対する位置に複数の曲率または面で形成された複数の屈折部を配置し、且つ、光出射範囲内でLED22の光軸方向Kの外縁部から投影される範囲の外側に外れた位置に第1全反射面部20F、20Gを配置している。
この構成によれば、照射が不要な方向への光をレンズ部5の第1全反射面部20F、20Gにより反射させて、反射させた光を、照度を高めたい照射エリアに向けることで、LED22の消費電力を増大させずに、例えば、LED22から遠くに離れた遠方の照射エリア8R2での鉛直面照度を高めることができる。これに伴い、防犯灯1を複数設置する場合には、互いの間の取付け間隔Dを広げて設置できる。
また、第1全反射面部20F、20Gが一対で略V字状に配置され、且つ一対の第1全反射面部20F、20Gの夫々の外方に、凸状に形成したレンズの光軸に対して主として80°以上の照射光を配光するための凸状屈折部20H、20Iが配置されている。
この構成によれば、LED22から外れた位置に、例えば、V字状の第1全反射面部20F、20Gに反射された光を含むLED22の光を、レンズ部5の光軸に対して主として80°以上の照射光を配光して、凸状屈折部20H、20Iから放射できるので、遠方の照射エリア8R2での鉛直面照度を効率よく高めることができる。
例えば、防犯灯1の高さ位置としては、4〜5m程度であることも多い。このような場合、LED22を光源とする防犯灯1に対し、LED22が放射する光の配光をレンズ部5で制御する場合、光の光軸に対する鉛直角として、主として80°以上を狙うことで、LED22が、防犯灯1で標準的に利用されるものであっても、防犯灯1の鉛直面照度の規定を満たす街路方向Gについての照射範囲を防犯灯1の両側に30m程度とすることも可能となる。
また、凸状屈折部20H、20Iの夫々の外側に、LED22の光軸方向Kに略平行な、LED22からの光を遮る第2全反射面部(他の全反射面部)20J、20Kをさらに備えている。
この構成によれば、例えば、LED22から放射される光のうち、LED22の光軸方向Kから見て、例えば、LED22を照射したい正面とは逆側の背面側に向かう方向に第1全反射面部20F、20Gと第2全反射面部20J、20Kを配置することで、LED22の背後に照射される光を一層抑制できる。
また、防犯灯1は、LED22を覆うレンズ部5が、LED22の光軸方向Kから見た光出射範囲内において、少なくともLED22に相対する位置に複数の曲率または面で形成され、主として防犯灯1の近傍の照射エリア8R1での水平面照度を確保する複数の屈折部を配置し、且つ、光出射範囲内でLED22の光軸方向Kの外縁部から投影される範囲の外側に、主として防犯灯1の近傍より遠方の照射エリア8R2での鉛直面照度を確保する第1全反射面部20F、20Gを配置している。
したがって、例えば、防犯灯1を街路8の照明に用いる場合には、屈折部により、照射が必要な領域の水平面照度を確保しつつ、防犯灯1の背後など、照射が不要な方向への光を第1全反射面部20F、20Gにより反射させることで、防犯灯1の近傍の照射エリア8R1より遠方の照射エリア8R2での鉛直面照度が確保される。防犯灯1の照射が不要な方向への光の漏れを抑制しつつ、LED22の消費電力を増大させずに、遠方の照射エリア8R2での鉛直面照度を高めることができる。このため、防犯灯1の光により、防犯灯1の背後の住人や農作物に対して光害を与ることを防止できるとともに、街路方向Gに沿って防犯灯1を複数設置する場合には、互いの間隔を広くあけることができ、防犯灯1の設置数を削減できる。
また、防犯灯1では、第1全反射面部20F、20Gが一対で略V字状に配置され、且つ一対の第1全反射面部20F、20Gの夫々の外方に凸状とした、レンズ部5の光軸に対して主として鉛直角80°以上の照射光を配光するための凸状屈折部20H、20Iを配置し、防犯灯1の近傍の照射エリア8R1より遠方の照射エリア8R2における鉛直面照度を高めている。
上述したように、防犯灯1の高さ位置としては、4〜5m程度であることも多い。このような場合、光の光軸に対する鉛直角を主として80°以上を狙うことで、LED22が、防犯灯1で標準的に利用されるものであっても、防犯灯1の遠方の照射エリア8R2での鉛直面照度の規定を満たす街路方向Gについての照射範囲を防犯灯1の両側に30m程度とすることも可能となる。
また、防犯灯1では、凸状屈折部20H、20Iの夫々の外側に、LED22の光軸に略平行な、LED22からの光を遮る第2全反射面部20J、20Kをさらに備えている。第2全反射面部20J、20Kを、防犯灯1の背後に漏れる光を遮る全反射面として利用することで、防犯灯1の背後に漏れる光を一層抑制できる。
[第2実施形態]
図15は本発明の第2実施形態に係る防犯灯160の斜視図であり、(A)は遮光部材60を取り外した様子を示し、(B)は遮光部材60を取り付けた様子を示している。
図15において、防犯灯160は、遮光部材50に代えて遮光部材60を有している他は、防犯灯1と同様に構成されている。遮光部材60は、グローブ6に重ねて設けられている。また、遮光部材60は、レンズ部5の両側に出射されて、街路方向Gに沿って横長に延びる照射エリアEを形成する光のうち、レンズ部5の一側に向かう光を遮光する。遮光部材60は、漏れ光規制片61と、遮光片63とを備えている。漏れ光規制片61と、遮光片63との各機能は、第1実施形態のそれと同一機能とされている。なお、漏れ光規制片61は、2つのレンズ突出開口64を有している。各レンズ突出開口64が、各列に並ぶ6つのレンズ部5を突出させるように形成されている。
第1実施形態の遮光片53が言わば横列形態とすると、第2実施形態の遮光片63は言わば縦列形態である。さらに別形態として、レンズ部5が多列多行に数多く配列された場合、遮光片は、言わば斜め配列であってもよい。
この遮光部材60は第1実施形態の遮光部材50と同様に、図15(A)の面内で180°反転し、逆向きに取付けも可能である。
この防犯灯160によれば、第1実施形態の防犯灯1と同様、レンズ部5により配光された所定の光を遮光するための光学設計を容易に行うことができる。
また、例えば、街路8の曲り角などに設置される場合、レンズ部5から両側に配光される光のうち、一側に配光される光を遮光したい場合がある。このような場合に、遮光片63を用いることで、レンズ部5から両側に配光される光のうち、一側に配光される光のみを遮光することができる。
[第3実施形態]
図16は本発明の第3実施形態に係る防犯灯200の斜視図、図17は図16のXVII−XVII矢視断面図である。
図16の防犯灯200は、一対のグレア抑制部材201をさらに有する他は、図1の防犯灯1と同様に構成されている。
図16の防犯灯200は、図1の防犯灯1と同様に、出射開口2Aからレンズ部5を突出させているため、器具効率が向上する。
また、防犯灯200は、出射開口2Aの壁面にレンズ部5により配光された光が遮られないことから、所定の配光を得るためのレンズ部5の設計が容易となる。この一方で、レンズ部5の配光や、歩行者の往来する箇所によっては、歩行者が防犯灯の照射光により眩しさ(グレア)を感じてしまう虞がある。この防犯灯200は、グレアを抑制する一対のグレア抑制部材201を備えている。
グレア抑制部材201は、透過する光を拡散させてグレアを抑制するものであり、ここでは乳白色の樹脂により構成されている。
図16、及び図17においてグレア抑制部材201は、断面アーチ状の長尺体であり、グローブ6の長辺縁部の略全域に亘って一対設けられている。グレアを制御するグレア抑制部材201は、レンズ部5の制御面20に合わせて形成されている。制御面20に合わせてグレア抑制部材201を形成するとは、レンズ部5の各々から所定方向に出射される光が通過するように、制御面20の形状に応じてグレア抑制部材201を形成することである。
このグレア抑制部材201を、レンズ部5で横長方向に配光された光が通過する。ここでの横長方向は、図1の街路方向Gに一致しており、防犯灯200が、街路方向Gに広い横長の照射エリアEを照明する。
このグレア抑制部材201を、レンズ部5で横長方向に配光された光が通過するが、ここでの横長方向は、図1の街路方向Gに一致しており、防犯灯200が、街路方向Gに広い横長の照射エリアEを照明する。
一対のグレア抑制部材201は、図17に示すように、先端を互いに対向させて設けられており、先端間は、間隔Uをあけて配置されている。横長の方向に配光された光(制御光)がグレア抑制部材201を通過する一方で、レンズ部5により前方に配光された光の主要部は、この間隔Uの間を通過して、レンズ部5の前方の周辺に位置する路面8Rに向かう。即ち、レンズ部5により配光された制御光の出射範囲Oには、グレア抑制部材201の拡散によってグレアが抑制されるグレア抑制領域Qと、当該グレア抑制部材201を通過せずに制御光が出射する直接光出射領域Pとが含まれる。直接光出射領域Pは、レンズ部5の前方に位置する、一対のグレア抑制部材201の先端間Uを通過して広がる出射領域である。このため、レンズ部5の前方に配光した主要な制御光は、グレア抑制部材201を通過しないため、光量を落とすことなく、路面8Rに向かう。
ここで、グレアを抑制したい照射領域に向かう制御光の光量を単純に減じて(カットして)グレアを抑制した場合には、器具効率が低下してしまう。防犯灯200では、グレア抑制部材201により拡散された制御光が直接光出射領域に入り込み、当該領域での制御光の光量が補われる構成となっている。このため、グレア抑制部材201を設けたことによる器具効率の低下を抑制できる。このように、防犯灯200では、グレア抑制部材201の拡散も含めて、LED22の放射光を制御している。
ここで、人の目の高さ位置より高い位置に設置される防犯灯などの屋外照明では、鉛直角θAで70°〜90°の照射範囲(グレアゾーン)に出射される制御光は、歩行者の視界に入りやすい。このため、夜間の車両と歩行者の視認性を阻害する事のない適切な屋外の照明の基準おいて、グレアゾーンでのグレアを抑制する適切な対策をとることが推奨されている。そこで、本実施形態の防犯灯200では、グレア抑制部材201を、横長方向に配光されるレンズ部5からの制御光の内、鉛直角θAで70°〜90°の領域での制御光の輝度値を所要な輝度値に規制可能な位置に配置している。
なお、グレア抑制部材201は、乳白色などの透過性を有する樹脂シートであって、このシートをレンズ部5の表面一部に張り付けてもよい。別部材としての上記グレア抑制部材201が不必要となり、コンパクト化が図れる。
レンズ部5の全部を出射開口2Aから突出させる構成としたが、レンズ部5の全部を出射開口2Aから突出させる必要はなく、少なくとも実質的に、照射エリアEを形成するための配光に寄与する部位が突出していれば、本発明を適用できる。
以上説明したように、本実施形態の防犯灯200によれば、上述した第1,2実施形態と同様に、レンズ部5で配光される光が出射開口2Aの壁面に遮られることがなくなるので、器具効率を向上させることができる。また、レンズ部5により配光された所定の光を遮光するための光学設計を容易に行うことができるだけでなく、レンズ部5を出射開口2Aの開口面から突出した位置に配置し、レンズ部5により配光された光が通過する位置に、光を拡散するグレア抑制部材201を配置したので、レンズ部5の設計を変えることなく、簡単にグレアを抑制できる。
[第4実施形態]
図18は本発明の第4実施形態に係る防犯灯300の断面図であり、この第4実施形態では、筐体内部に、図12と同様のフラット光源が配置されている。
このフラット光源は、図12と同様に、LED基板12と、レンズ部付のグローブ6と同じ構成のレンズユニット310と、遮光部材50とが順に重ねて設けられている。
この防犯灯300は、上部筐体301と、下部筐体302とを備え、上部筐体301の下面に上記フラット光源を配置し、下部筐体302の下面に設けられた出射開口311にガラスカバー303を配置して構成されている。
この実施形態では、第1〜3実施形態と異なり、レンズ部5が出射開口311から突出されておらず、下部筐体302の奥まった位置に配置され、出射開口311が、ガラスカバー303により覆われている。したがって、レンズ部5を通過した光の一部は、下部筐体302の壁部302Aにより遮られる。
この形態であっても、所定方向に放射される光を遮蔽したいとするニーズがあり、本実施形態では、グローブ6の下に遮光部材50が重ねて配置されている。
この遮光部材50を設けることにより、所定方向に放射される光を簡単に、かつ精度よく遮蔽することができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
上述した各実施形態では、レンズ部5に、第1全反射面部20F、20G、及び第2全反射面部20J、20Kが設けられ、これらによって防犯灯の背後に向かう光が抑制されていた。しかしながら、このような全反射面を持たず、防犯灯の背後に向かう光を抑制することのない、レンズ部に対しても、本発明を適用することができる。このような全反射面を持たない、一般的なレンズ部は、その構成が簡易であり、安価であり、係るレンズ部に対しても本発明の効果が大きい。
また、照明器具の一例として防犯灯を例示したが、これに限らず、頭上配置の各種照明器具に本発明を採用することで同様の効果が得られる。
例えば、防犯灯に限らず、歩行者の頭上から路面8Rの正面及びその両側を照明する街路灯や道路灯であってもよい。また、例えば天井などの高所から直下及びその側方を照明する天井灯であってもよい。
また、発光素子の一例としてLED22を例示したが、これに限らず、有機EL等の他の発光素子でもよい。発光素子たるレンズを、グローブ6に一体に形成されて、グローブ6の一部をなすレンズ部5として記載したが、レンズは、グローブ6の一部をなすものによらず、例えば、単体のレンズを、LED22毎に設けてもよい。
2A、311 出射開口
5 レンズ部(光学素子)
6 グローブ
22 LED(発光素子)
30 器具本体
50、60 遮光部材
54、64 レンズ突出開口(開口部)
53、63 遮光片

Claims (5)

  1. 器具本体の出射開口に、発光素子と、当該発光素子の放射光を配光するレンズと、を設けた照明器具であって、
    前記出射開口を閉塞する板状のグローブを備え、
    単一の前記レンズで覆われた前記発光素子、または各々が前記レンズで個別に覆われた複数の前記発光素子が前記器具本体の同一面内に設けられ、
    前記レンズは、前記グローブの面に設けられることで前記出射開口の開口面から突出しており、
    前記レンズのそれぞれには、当該レンズで配光した光のうち、所定方向に出射される光を遮り、かつ反射させない遮光部材を接近させて配置したことを特徴とする照明器具。
  2. 前記発光素子が配置された基板と、前記グローブと、前記遮光部材とが重ねて配置され、
    前記遮光部材の重ねた部分が、前記グローブを通過する漏れ光を遮ることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記遮光部材が、前記グローブを覆う板材を打ち抜いて形成されて前記レンズを突出させる開口部と、前記板材の開口部近傍の一部を切り起こして形成した遮光片とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記遮光部材の複数の遮光片が一方向に同一角度で傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
  5. グレアを抑制するためのグレア抑制部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明器具。
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