JP6109618B2 - 金属管のねじり加工方法及び装置 - Google Patents

金属管のねじり加工方法及び装置 Download PDF

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Description

断面多角形状の金属管について管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工方法及び装置に関し、特にねじり形状を精度よく安定して加工する上で好適な金属管のねじり加工方法及び装置に関するものである。
断面が多角形状であって、管軸方向を中心として管外周方向にねじり加工された金属管が従来より提案されている。このようなねじり加工された金属管は、例えば手摺の縦棒や杭、装飾部材、更には衝撃吸収部材等、様々な用途への応用が期待される。
このような断面多角形状の金属管について実際に管外周方向にねじり加工するためには、例えば図17(a)に示すように、平面部71と角部72からなる断面四角形状の金属管7を中心にして4つのロール74を配置する。このロール74は、例えばそのロール74の当接面と平面部71とが互いに平行に面接触可能となるような角度で配置されている。また、このロール74の当接面に対する平面部71の接触位置は、平面部71のうち極めて角部72に近接している箇所とされている。
このような4つのロール74からなるロール対を管軸方向に複数箇所設ける。そして、互いのロール対について、その管軸方向を中心として管外周方向に向けて配設角度をシフトさせて配設する。そして、各ロール対における4つのロール74のうち少なくとも1つについて金属管7を管軸方向に搬送するための回転力を付与し、これを駆動させる。その結果、金属管7には図中矢印方向への外力が負荷されるとともに時計回りのトルクが発生することとなり、管外周方向へねじり変形することとなる。
ところで、一の平面部71aに着目したとき、この平面部71aは一端が固定された梁のモデルで考えることができる。実際にこの平面部71aに対して外部からロール74を介して負荷される外力Pは、図17(b)に示すように、平面部71aの延長方向と同一方向となる。その結果、平面部71に負荷される外力が座屈荷重(=Pcr)を超えてしまうと、この平面部71は座屈してしまう。この座屈荷重Pcrは、材料強度や材質、平面部71の長さや板厚、更には角部72における曲率等にも依存するが、平面部71がPcrを超えて座屈開始に至るまで、相当大きな外力Pを負荷しなければならない。
そして、この平面部71について一度座屈が発生した場合には、平面部71は外力Pの負荷方向に対して傾き始め、その結果、図17(c)に示すように、平面部71自体が潰れてしまって座屈が深くなる。また座屈が進行して平面部71の外力Pの負荷方向に対する傾斜角の差が大きくなるにつれて、更に平面部71への外力Pに基づく曲げモーメントは大きくなり、その結果急速に座屈が進行することとなる。これが繰り返されることにより、平面部71が急速に折れ曲がり、不規則にねじれて潰れてしまい、ひいては損傷という形で残存してしまう。特にこの金属管7をねじり加工して装飾部材として適用する場合もあることから、平面部71が座屈により不規則に潰れてしまうのを極力防止する必要性があった。
従来における金属管のねじり加工方法としては、例えば特許文献1に示されるように、ロールを放射状に配置し、これに出発材料を送り込んでねじり加工を施すものである。
しかしながら、この特許文献1の開示技術では、あまりにねじり角を大きくしてしまうと、平面部71の外力Pの負荷方向に対する傾きが大きくなり、座屈が生じてしまう。このため、特許文献1の開示技術では、大きなねじり角からなるねじり加工を行うことが困難であり、座屈が生じることなくねじるためには、せいぜい25°のねじり角とするのが精一杯であった。
また、特許文献2の開示技術によれば、金属管(角パイプ)の中に予め丸パイプを通しておき、この状態でねじり加工を施すものである。ねじる過程で、角パイプの内径が小さくなり、中の丸パイプに当たるとそれ以上のねじりが発生せず、ねじりのピッチの均一化を実現できる者である。この方法によれば上述した平面部71の座屈も防止することが可能となる。
特開昭61−259838号公報 特開平7−80556号公報
しかしながら、上述した特許文献2の開示技術では、角パイプ内に丸パイプを挿入する工程が発生するため、製造工程が複雑化し、また丸パイプの着脱に要する時間も必要となり作業時間の短縮化を図ることができず、製造の効率化を図ることが困難になるという問題点があった。
また、中の丸パイプに当たるとそれ以上のねじりを発生させることができないため、ねじり角を大きく設定したい場合においても、結局は中の丸パイプの径に依存してしまうものとなっていた。即ち、この特許文献2の開示技術では、ねじり加工時において加工したいねじり角の自由度を大きく設定することができないという問題点があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、ねじり角が大きいものであっても、ねじり形状を精度よく安定して加工することが可能な金属管のねじり加工方法及び装置を提供することにある。
本発明に係る金属管のねじり加工方法は、平面部と角部からなる断面多角形状の金属管について、管軸方向を中心として管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工方法において、上記金属管を凹部形成用ロール対、基準ロール対、ねじり加工用ロール対の順で搬送する際に、上記凹部形成用ロール対により上記金属管における各平面部を管内側に向けて押圧して塑性変形させた凹部を形成させ、上記基準ロール対により上記各平面部の右端又は左端をその平面に対して略垂直方向から当接させ、上記基準ロール対からの管軸方向のピッチに対する所望のねじり角に応じて、当該基準ロール対の当接面から管外周方向に回転させて設けられた上記ねじり加工用ロール対により、上記基準ロールを上記各平面部の右端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の左端を押圧させて上記ねじり加工し、上記基準ロールを上記各平面部の左端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の右端を押圧させて上記ねじり加工することを特徴とする。
本発明に係る金属管のねじり加工方法は、平面部と角部からなる断面多角形状の金属管について、管軸方向を中心として管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工方法において、上記金属管を基準ロール対、ねじり加工用ロール対の順で搬送する際に、上記基準ロール対により上記各平面部の右端又は左端をその平面に対して略垂直方向から当接させ、上記基準ロール対からの管軸方向のピッチに対する所望のねじり角に応じて、当該基準ロール対の当接面から管外周方向に回転させて設けられた上記ねじり加工用ロール対により、上記基準ロールを上記各平面部の右端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の左端を押圧させて上記ねじり加工し、上記基準ロールを上記各平面部の左端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の右端を押圧させて上記ねじり加工することを特徴とする。

本発明を適用した金属管のねじり加工装置は、平面部と角部からなる断面多角形状の金属管について、管軸方向を中心として管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工装置において、上記金属管を搬送する凹部形成用ロール対、基準ロール対、ねじり加工用ロール対が順に設けられ、上記凹部形成用ロール対は、上記金属管における各平面部を管内側に向けて押圧することにより塑性変形させた凹部を形成させ、上記基準ロール対は、上記各平面部の右端又は左端をその平面に対して略垂直方向から当接させ、上記ねじり加工用ロール対は、上記基準ロール対からの管軸方向のピッチに対する所望のねじり角に応じて、当該基準ロール対の当接面から管外周方向に回転させて設けられた上記ねじり加工用ロール対により、上記基準ロールを上記各平面部の右端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の左端を押圧させて上記ねじり加工し、上記基準ロールを上記各平面部の左端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の右端を押圧させて上記ねじり加工することを特徴とする。
また、本発明を適用した金属管のねじり加工装置は、平面部と角部からなる断面多角形状の金属管について、管軸方向を中心として管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工装置において、上記金属管を搬送する基準ロール対、ねじり加工用ロール対が順に設けられ、上記基準ロール対は、上記各平面部の右端又は左端をその平面に対して略垂直方向から当接させ、上記ねじり加工用ロール対は、上記基準ロール対からの管軸方向のピッチに対する所望のねじり角に応じて、当該基準ロール対の当接面から管外周方向に回転させて設けられた上記ねじり加工用ロール対により、上記基準ロールを上記各平面部の右端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の左端を押圧させて上記ねじり加工し、上記基準ロールを上記各平面部の左端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の右端を押圧させて上記ねじり加工することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、金属管における平面部について、座屈させること無く少しずつ変形させることが可能となり、最終的には、この金属管についてトルク方向に向けたねじり形状を得ることが可能となる。特に本発明では、座屈を生じさせることなくねじり形状が得られることで、不規則にねじれて潰れてしまい、損傷という形で残存することも無くなることから、ねじり形状を精度よく安定して加工することが可能となる。
特に本発明によれば、ねじり角が大きいものであっても、座屈が生じることなく、より安定的にねじり加工が実現でき、高精度なねじり形状を得ることが可能となる。このため、ねじり加工を望むねじり角についての自由度をより向上させることが可能となる。しかも従来技術の如く、金属管の中に丸パイプを挿入する必要も無くなり、作業時間の短縮化を図ることができ、製造の効率化を図ることも可能となる。
本発明を適用したねじり加工装置の平面図である。 本発明を適用したねじり加工装置の正面図である。 本発明を適用したねじり加工装置において、側面からの詳細な構成を示す図である。 本発明を適用したねじり加工装置における凹部形成用ロール対の正断面図である。 凹部形成用ロール対により押圧された金属管の拡大平面図である。 本発明を適用したねじり加工装置における基準ロール対の正断面図である。 金属管に対してロールにより負荷される外力をベクトル表示した図である。 ねじり加工用ロール対について説明するための図である。 (a)は、ねじり加工用ロール対の管外周方向への回転調整前における状態を示す図であり、(b)は、その回転調整がなされた状態にあるねじり加工用ロール対を示す図である。 ねじり加工用ロール対により負荷される外力状態を示す図である。 ねじり角度に対するねじりモーメントの計算結果を示す図である。 本発明を適用したねじり加工装置における他の実施の形態について説明するための図である。 断面略三角形状からなる金属管を加工する場合の例を示す図である。 断面略三角形状からなる金属管の変形モードの詳細を説明するための図である。 断面略菱形からなる金属管を加工する場合の例を示す図である。 断面略菱形からなる金属管の変形モードの詳細を説明するための図である。 従来技術の問題点について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態として、断面多角形状の金属管について管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工装置について、図面を参照しながら詳細に説明をする。
図1は、本発明を適用したねじり加工装置1の平面図であり、図2(a)はその正面図である。このねじり加工装置1は、駆動モータ19と、この駆動モータ19に接続された減速機18と、この減速機18に接続された駆動軸16とを備えている。また、このねじり加工装置1は、この成形機ベッド3と、この成形機ベッド3上に立設させたスタンドフレーム10と、スタンドフレーム10に設けられた複数のロール2からなるロール対4とを備えている。これらロール対4を含むスタンドフレーム10は、図1に示すように、金属管5の管軸方向に向けて間隔をおいて複数個に亘り設けられている。
このねじり加工装置1により加工される金属管5は、例えば鉄やアルミニウム合金からなるが、金属製であればいかなる材質で構成されていてもよい。また金属管5は、断面多角形状で構成されており、断面正多角形で構成されていることが望ましい。以下の例では。断面正四角形状の金属管5を例に挙げて説明をする。
なお、この断面四角形状の金属管5は、例えば図2(b)に示すように、角部52が丸くなっているような形態も含まれる。かかる場合において、角部52間に形成される平面部51についても、完全な平面である場合に限定されるものではなく、ある程度曲率を持つものも含まれる。即ち、この金属管5は、完全な幾何学的意味における断面多角形である場合に限定されるものではなく、角部52、平面部51がある程度の曲率を持った、略正多角形であってもよい。
駆動モータ19は、供給された電力に基づいて駆動軸16を回転させる。この駆動モータ19により回転駆動された駆動軸16に基づく動力は、減速機18を介してスタンドフレーム10側に伝達されることになる。
スタンドフレーム10に設けられているロール2は、当該スタンドフレーム10内に設けられたロールシャフト21により組み込まれてなり、ロールシャフト21を中心として回転自在に設けられている。このロールシャフト21のうち何れか1以上には、駆動軸16からの回転駆動力が伝達される。そしてこの回転駆動力が伝達されたロールシャフト21を自転させることにより、ロール2が自転することが可能となる。その結果、成形すべき金属管5を必要に応じて所望の加工を施しつつ、これを管軸方向における上流側から下流側に向けて送り出すことが可能となる。実際に金属管5の成形を開始する際には、これらロール2により囲まれる中央領域に、この金属管5を挿入することで行う。
またスタンドフレーム10における外周面から圧下調整ボルト20が挿入されて螺着されている。この圧下調整ボルト20の挿入位置は、ちょうどロール2の配設位置に対応したものとなる。圧下調整ボルト20の先端はロール2に当接可能となっており、圧下調整ボルト20を締め込むことにより、ロール2を内側へ押し込んで位置調整を図ることが可能となり、ひいては金属管5への押圧量をも調整することが可能となる。
図3は、本発明を適用したねじり加工装置1において、側面からの詳細な構成を示す図である。ねじり加工装置1では、金属管5を搬送する凹部形成用ロール対4a、基準ロール対4b、ねじり加工用ロール対4cが上流側から下流側にかけて管軸方向に向けて順に設けられている。
凹部形成用ロール対4aは、図4に示す正断面図に示すように、断面四角形状の金属管5に対して4方向から管内側に向けて押圧する。図5は、この金属管5の拡大平面図を示している。平面部51と角部52からなる断面四角形状の金属管5における各平面部51に対して凹部形成用ロール対4aにおける各ロール2a−1〜2a−4を押圧する。この各ロール2a−1〜2a−4は互いに平面部51の面数に応じて設けられており、断面四角形状の金属管5においては、その押圧方向は、各面に対する4方向となる。
このとき、平面部51に対する各ロール2a−1〜2a−4の押圧位置は、図5(a)に示すように平面部51のちょうど断面中央とされていることが望ましい。これにより、その後段において負荷されるねじり外力がより均等に負荷されることになり、整合性の取れたねじり形状を得ることが可能となるためである。但し、この各ロール2a−1〜2a−4の押圧位置が平面部51の断面中央とされていることは特に必須とはならず、他のいかなる箇所とされていてもよい。
各ロール2a−1〜2a−4における平面部51への当接面の形状は、図4に示すように曲率が設けられていてもよいが、これに限定されること無く、扁平形状とされていてもよいし、また先細形状とされていてもよい。
また、本発明では、この平面部51に対する各ロール2a−1〜2a−4の押圧を通じて、平面部51が例えば図5(b)に示すように管内側に向けて塑性変形させて凹部53を形成させる。即ち、平面部51を単なる弾性域で収まる程度の押圧では足りず、あくまで塑性変形が生じて凹部53が形成されるところまでの押圧量が必要となる。そして、このような塑性変形を通じて形成された凹部53に相当する箇所は、加工硬化が生じており、他の箇所と比較して硬化している。
このようにして図5(b)に示すように平面部51に凹部53を形成された金属管5は、管軸方向に向けて上流から下流側へと搬送されて、基準ロール対4bに到達する。
図6は、基準ロール対4bの構成図である。この基準ロール4bを示す図6において、上述した図2と同一の構成要素、部材に関しては、同一の符号を付すことにより以下での説明を省略する。
基準ロール4bは、駆動モータ19と、この駆動モータ19に接続された減速機18と、この減速機18に接続された駆動軸16とを備え、更に駆動軸16からの動力が伝達されるロールシャフト21と、ロールシャフト21に接続された基準ロール対4bにおける各ロール2b−1〜2b−4とがスタンドフレーム10内に設けられている。また、このスタンドフレーム10には、ロール2を内側に押し込むことが可能な圧下調整ボルト20が更に設けられている。
駆動モータ19からの回転駆動力は、基準ロール対4bにおけるロール2b−1、2b−3に伝達され、ロール2b−1、2b−3が自転することにより金属管5を搬送することが可能となる。ちなみに、この駆動モータ19からの回転駆動力は、少なくとも上述した図3の凹部形成用ロール対4aに設けられていれば金属管5を搬送する上では十分であり、この基準ロール対4b側においては特段配設されていなくてもよい。
基準ロール対4bにおける各ロール2b−1〜2b−4により、図6に示す正断面図に示すように、金属管5の各平面部51における金属管中心へ視認した場合の左端をその平面に対して略垂直方向から当接させる。この当接位置は、平面部51における左端の極めて角部52近傍とされていることが望ましい。またこの金属管5への各ロール2b−1〜2b−4の当接位置は、各平面部51の金属管中心へ視認した場合の右端とされていてもよい。かかる場合も、その当接位置は、一の平面部51の右端ではなく全ての平面部51の右端とされている必要がある。この各ロール2b−1〜2b−4は互いに平面部51の面数に応じて設けられている。
図7は、金属管5に対してロール2b−1〜2b−4により負荷される外力をベクトル表示したものである。この金属管5に対してロール2b−1〜2b−4により負荷される外力のベクトル方向は、各平面部51を支持できるものであれば、点線で示されている凹部53形成前の平面部51に対して傾いていてもよい。
なお、この基準ロール対4bにより負荷される外力はあくまで弾性変形域内に収まるような小さい外力とされている。即ち、この基準ロール対4bでは、単に金属管5の各平面部51を支持できる程度の押圧力であればよい。
このようにして平面部51がロール2b−1〜2b−4により支持された金属管5は、管軸方向に向けて上流から下流側へと搬送されて、ねじり加工用ロール対4cに到達することになる。
このねじり加工用ロール対4cにおいて、これを構成するロール2c−1〜2c−4は、図3の側面図、並びに図8に示すように所望のねじり角θに応じて管外周方向に回転調整されて設けられている回転盤9と、この回転盤9を固定するための固定板11とが、台座17上において設けられている。回転盤9は、その外周の一部に形成された歯車9aと、この歯車9aを外周方向に向けて回転自在に構成された回転制御部13とを有している。更に、この回転盤9の回転位置を固定するためのロック機構12が設けられている。
固定板11は、台座17上において立設されており、中央に金属管5を挿通させるための穴部14が設けられている。また、固定板11にはロック機構12が取り付けられている。
ロック機構12は、図3に示すように回転盤9を把持可能ないかなる形状で構成されていてもよい。このロック機構12による回転盤9の把持は、ネジ15の締め付けを介して実現可能とされていてもよい。
回転制御部13には、回転盤9の外周に形成された歯車9aに嵌合可能な凹凸部13aが連続して設けられている。この回転制御部13を回転させることで、これに嵌合する歯車9aを介して回転盤9を外周方向に回転自在に制御することが可能となる。
図9(a)は、ねじり加工用ロール対4cの管外周方向への回転調整前における状態を示している。ちなみに、この図9では歯車9aの構成は省略している。この回転調整前のロール2c−1〜2c−4における基準線Aを基準としてねじり角θを設定する。このねじり角度θは、基準ロール対4bとねじり加工用ロール対4cとの間隔(ピッチ長)に対する所望のねじり角度に基づいて調整されている。そして、このねじり加工用ロール対4cを構成する回転盤9をねじり角θに亘り管外周方向に回転させることにより、これが調整されている。図9(b)は、その回転調整がなされた状態にあるねじり加工用ロール対4cを示している。基準線Aからちょうどねじり角θ分、管外周方向に回転させられているのが示されている。
このように回転調整がなされたねじり加工用ロール対4cに金属管5を通過させることにより、当該金属管5には、ロール2c−1〜2c−4から図10に示すような外力が負荷されることとなる。全ての平面部51における金属管中心へ視認した場合の右端にロール2c−1〜2c−4が当接されて押圧されることになる。その結果、平面部51における右端に図10に示すようなベクトル方向からなる外力が負荷されることになり、金属管5においては時計反対回りのトルクが発生することとなる。
このとき、凹部53は、塑性変形が生じており加工硬化している。このため、平面部51における右端に、このようなベクトル方向からなる外力が負荷されると、平面部51は、図中点線に示されるように変形することとなる。
即ち、この金属管5は、予め凹部53が形成されていることから、内側に撓んだ状態となっている。そのような状態でロール2c−1〜2c−4から外力が負荷されると、図10に示すように、平面部51に対して斜め方向に外力が負荷されることになる。このような方向から外力が負荷されると、金属管5における角部52が、凹部53を支点として回転することとなる。このとき平面部51において、塑性変形された凹部53は、加工硬化していることから変形は殆ど生じることなく、未だ塑性変形が生じていない、凹部53の屈曲点以外の平面部51がロール2c−1〜2c−4による押圧により変形していくことになる。角部52の近傍にある平面部51における、ロール2c−1〜2c−4により押圧されている側は、回転方向に延びるように塑性変形する。角部52の近傍にある平面部51における、ロール2c−1〜2c−4により押圧されていない側は、回転方向に潰れるように塑性変形する。
特に加工硬化した凹部53を支点となっていることから、ロール2c−1〜2c−4により押圧することで容易に撓ませることができる。その結果、角部52並びにその角部52の近傍にある平面部51の回転曲げモーメントが負荷されることとなるが、この曲げモーメントに基づく曲げ荷重はより低く抑えることが可能となり、金属管5の平面部51が持つ座屈荷重Pcrを超えることは殆ど無い。
その結果、金属管5における平面部51について、座屈させること無く、図中のトルク方向に向けて少しずつ変形させることが可能となり、最終的には、この金属管5についてトルク方向に向けたねじり形状を得ることが可能となる。特に本発明では、座屈を生じさせることなくねじり形状が得られることで、不規則にねじれて潰れてしまい、損傷という形で残存することも無くなることから、ねじり形状を精度よく安定して加工することが可能となる。
特に本発明によれば、ねじり角が大きいものであっても、座屈が生じることなく、より安定的にねじり加工が実現でき、高精度なねじり形状を得ることが可能となる。このため、ねじり加工を望むねじり角についての自由度をより向上させることが可能となる。しかも従来技術の如く、金属管5の中に丸パイプを挿入する必要も無くなり、作業時間の短縮化を図ることができ、製造の効率化を図ることも可能となる。
なお、ねじり加工用ロール対4cは、一段のみならず、管軸方向に向けて上流から下流に向けて複数段に亘って設けられていてもよい。かかる場合には、同一のねじり角の形状で仕上げられるように下流になるにつれて基準線Aからの角度θが大きくなるように調整がなされることになる。
ちなみに、基準ロール対4bと、ねじり加工用ロール対4cとの間隔は、極力近いことが望ましい。これらの間隔がより近いほど、弾性変形をより小さくすることが可能となり、塑性変形量を多くすることでねじり加工を効果的に実現することができるためである。
図11は、ねじり角度に対するねじりモーメントの計算結果を示している。横軸はねじり角度(°)、縦軸はねじりモーメント(kg・m)である。断面四角形状の金属管5について予め凹部53を設けたものと、凹部53を設けないものの2種類について、各平面部51の右端について外力を負荷した解析を行った。その結果、凹部53を設けないものは、ねじる上で大きなねじりモーメントが必要になるのに対して、凹部53を設けたものは、同じねじり角度をねじる際にも前者より低いねじりモーメントでねじることが可能となることが示されている。また、凹部53を設けたものは、特にねじり角度が高い領域において、凹部53を設けないものと比較してねじりモーメントの下降が下げ止まり、安定した挙動になることも示されていた。
なお、本発明によれば、実際のねじり形状についても最適なものとなるように制御することが可能となる。凹部形成用ロール対4aにより形成される凹部53の形状は、各ロール2a−1〜2a−4における平面部51への当接面の形状に基づくものとなるが、実際に形成されるねじり形状は、この凹部53の形状によりコントロールされるものである。このため、逆に凹部53の形状を、目標とするねじり形状に応じて最適化することにより、最終的に仕上げるねじり形状そのものも制御することが可能となる。同様に凹部53の深さや幅も、目標とするねじり形状に応じて最適化することが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、あくまで断面四角形状の金属管5についてねじり加工する場合を例に挙げて説明をしたが、これに限定されるものではなく、他のいかなる断面多角形状の金属管5についても同様の原理を用いることによりねじり加工を行うことが可能となる。かかる場合には、その断面多角形状の金属管の面数に応じたロール2を配置することが必要となることは勿論である。
また、上述した実施の形態では、時計反対回りにねじる場合を例に挙げて説明をしたが、これに限定されるものではなく、時計回りにねじる場合も同様の手法に基づいて実現可能である。かかる場合には、基準ロール対4bにより平面部51の右端を、また加工用ロール対4cにより平面部51の左端をそれぞれ押圧することになる。
また基準ロール対4bと、ねじり加工用ロール対4cの構成は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば基準ロール対4bについて、図12(a)に示すようにロール2bの先端を凹状に凹ませた嵌合溝61を設けるようにしてもよい。そして、この嵌合溝61を金属管5における角部52に遊嵌させることにより、これを支持するようにしてもよい。
同様に図12(b)に示すように、ねじり加工用ロール4cについても、これを構成するロール2cについて先端を凹状に凹ませた嵌合溝62を設けるようにしてもよい。そして、この嵌合溝62を金属管5における角部52に遊嵌させるようにしてもよい。図12(c)は、このねじり加工用ロール4cについて回転角θに亘り回転させた後の状態を示している。嵌合溝62により金属管5の角部52を嵌めることにより、これをねじり加工しても、予め凹部53を形成していることから、上述と同様の効果を得ることが可能となる。
また、上述した実施の形態では、ねじり加工装置1により加工される金属管5の例として、断面正多角形で構成されている場合を例にとり説明をしたが、これに限定されるものではないことは勿論である。
図13は、加工すべき金属管5として、断面略三角形状からなる金属管5aを上述した方法に基づいて加工する場合の例である。
先ず図13(a)に示すように、平面部51aと角部52aとを有する断面略三角形状の金属管5aを準備する。次に金属管5aにおける各平面部51aに対して押圧する。この例では、平面部51aに対する押圧位置が、当該平面部51aのちょうど断面中央とされている場合であるが、これに限定されるものでは無い。金属管5aの場合も同様に、平面部51aへの押圧位置が当該平面部51aのちょうど断面中央とされていることで、ねじり外力がより均等に負荷され、整合性の取れたねじり形状を得ることが可能となる。
このようにして押圧を行うことにより、図13(b)に示すように、金属管5aは、管内側に向けて塑性変形させて凹部53aが形成されることとなる。
このようにして予め凹部53aを平面部51aへ形成させた金属管5aについて、図13(c)に示すベクトル方向に向けて外力を負荷する。その結果、金属管5aにおいては時計反対回りのトルクが発生することとなる。このとき、凹部53aは、塑性変形が生じており加工硬化している。このため、平面部51aに、このようなベクトル方向からなる外力が負荷されると、上述したメカニズムと同様に変形することとなる。
図14は、この断面略三角形状からなる金属管5aの変形モードの詳細を説明するための図である。この金属管5aは、予め凹部53aが形成されていることから、内側に撓んだ状態となっている。そのような状態で外力が負荷されると、この断面略三角形状の金属管5aにおいても同様に、平面部51aに対して斜め方向に外力が負荷されることになる。図14にも示されるように平面部51aの延長方向と外力のベクトル方向は互いに鋭角を構成するものとなっている。このような方向から外力が負荷されると、金属管5aにおける角部52aが、凹部53aを支点として回転することとなる。このとき未だ塑性変形が生じていないため、凹部53aの屈曲点以外の、外力が直接負荷される平面部51a−1は、回転方向に延びるように塑性変形する。また凹部53aの屈曲点以外の、外力が直接負荷されない平面部51a−2は、回転方向に潰れるように塑性変形する。
その結果、このような断面略三角形状からなる金属管5aにおける平面部51aについて、座屈させること無く、トルク方向に向けて少しずつ変形させることが可能となり、最終的には、図13(d)中の実線に示されるように、この金属管5aについてトルク方向に向けたねじり形状を得ることが可能となる。
図15は、加工すべき金属管5として、断面略菱形状からなる金属管5bを上述した方法に基づいて加工する場合の例である。
先ず図15(a)に示すように、平面部51bと角部52bとを有する断面略菱形状の金属管5bを準備する。次に金属管5bにおける各平面部51bに対して押圧する。この例では、平面部51bに対する押圧位置が、当該平面部51bのちょうど断面中央とされている場合であるが、これに限定されるものでは無い。このようにして押圧を行うことにより、図15(b)に示すように、金属管5bは、管内側に向けて塑性変形させて凹部53bが形成されることとなる。
このようにして予め凹部53bを平面部51bへ形成させた金属管5bについて、図15(c)に示すベクトル方向に向けて外力を負荷する。その結果、金属管5bにおいては時計反対回りのトルクが発生することとなる。このとき、凹部53bは、塑性変形が生じており加工硬化している。このため、平面部51bに、このようなベクトル方向からなる外力が負荷されると、上述したメカニズムと同様に変形することとなる。
図16は、この断面略菱形状からなる金属管5bの変形モードの詳細を説明するための図である。この金属管5bは、予め凹部53bが形成されていることから、内側に撓んだ状態となっている。そのような状態で外力が負荷されると、この断面略菱形状の金属管5bにおいても同様に、平面部51bに対して斜め方向に外力が負荷される。図16にも示されるように、平面部51bの延長方向と外力のベクトル方向は互いに鋭角を構成するものとなっている。このような方向から外力が負荷されると、金属管5bにおける角部52bが、凹部53bを支点として回転することとなる。このとき未だ塑性変形が生じていないため、凹部53bの屈曲点以外の、外力が直接負荷される平面部51b−1は、回転方向に延びるように塑性変形する。また凹部53bの屈曲点以外の、外力が直接負荷されない平面部51b−2は、回転方向に潰れるように塑性変形する。
その結果、このような断面略菱形状からなる金属管5bにおける平面部51bについて、座屈させること無く、トルク方向に向けて少しずつ変形させることが可能となり、最終的には、図15(d)中の実線に示されるように、この金属管5bについてトルク方向に向けたねじり形状を得ることが可能となる。
なお、上述した断面三角形状の金属管5a、断面菱形状の金属管bは、完全な幾何学的意味における断面多角形である場合に限定されるものではなく、角部52a、52b、平面部51a、51bがある程度の曲率を持った、略多角形であってもよい。
なお、本発明を適用したねじり加工方法を実現する上で、上述したねじり加工装置1を用いることは必須とはならない。即ち、凹部形成用ロール対4a、基準ロール対4b、ねじり加工用ロール対4cにより金属管5を上流側から下流側にかけて搬送することは必須とならない。単に金属管5における各平面部51を管内側に向けて押圧することにより塑性変形させた凹部を形成させ、その後ねじり加工をするものであればいかなる方法であっても同様に実現できる。
また、上記ねじり加工では、単に金属管5における各平面部51の右端又は左端を押圧させることのみで実現するようにしてもよい。
更にねじり加工装置1では、凹部形成用ロール対4aを省略し、基準ロール対4b、ねじり加工用ロール対4cのみで構成するようにしてもよい。かかる場合においても基準ロール対4bに挿入する前に必ず凹部53が形成されていることは前提となることから、事前に何らかの手段で金属管5の平面部51を押圧することにより凹部53を形成されておく必要があることは勿論である。
更にねじり加工装置1では、基準ロール対4bを省略し、凹部形成用ロール対4a、ねじり加工用ロール対4cのみで構成するようにしてもよい。基準ロール対4bが特段存在しなくても、その基準ロール対4bによる基準位置合わせを、凹部形成用ロール対4aを介して実現することが可能となるためである。かかる場合においても上述した効果を得ることができることは勿論である。
1 加工装置
2 ロール
3 成形機ベッド
4 ロール対
5 金属管
9 回転盤
10 スタンドフレーム
11 固定板
14 穴部
16 駆動軸
17 台座
18 減速機
19 駆動モータ
20 圧下調整ボルト
21 ロールシャフト
51 平面部
52 角部
53 凹部
61、62 嵌合溝

Claims (6)

  1. 平面部と角部からなる断面多角形状の金属管について、管軸方向を中心として管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工方法において、
    上記金属管を凹部形成用ロール対、基準ロール対、ねじり加工用ロール対の順で搬送する際に、
    上記凹部形成用ロール対により上記金属管における各平面部を管内側に向けて押圧して塑性変形させた凹部を形成させ、
    上記基準ロール対により上記各平面部の右端又は左端をその平面に対して略垂直方向から当接させ、
    上記基準ロール対からの管軸方向のピッチに対する所望のねじり角に応じて、当該基準ロール対の当接面から管外周方向に回転させて設けられた上記ねじり加工用ロール対により、上記基準ロールを上記各平面部の右端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の左端を押圧させて上記ねじり加工し、上記基準ロールを上記各平面部の左端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の右端を押圧させて上記ねじり加工すること
    を特徴とする金属管のねじり加工方法。
  2. 平面部と角部からなる断面多角形状の金属管について、管軸方向を中心として管外周方 向にねじり加工する金属管のねじり加工方法において、
    上記金属管を基準ロール対、ねじり加工用ロール対の順で搬送する際に、
    上記基準ロール対により上記各平面部の右端又は左端をその平面に対して略垂直方向から当接させ、
    上記基準ロール対からの管軸方向のピッチに対する所望のねじり角に応じて、当該基準ロール対の当接面から管外周方向に回転させて設けられた上記ねじり加工用ロール対により、上記基準ロールを上記各平面部の右端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の左端を押圧させて上記ねじり加工し、上記基準ロールを上記各平面部の左端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の右端を押圧させて上記ねじり加工すること
    を特徴とする金属管のねじり加工方法。
  3. 断面略四角形状、断面略三角形状、断面略ひし形状の何れかからなる金属管についてねじり加工すること
    を特徴とする請求項1又は2項記載の金属管のねじり加工方法。
  4. 平面部と角部からなる断面多角形状の金属管について、管軸方向を中心として管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工装置において、
    上記金属管を搬送する凹部形成用ロール対、基準ロール対、ねじり加工用ロール対が順に設けられ、
    上記凹部形成用ロール対は、上記金属管における各平面部を管内側に向けて押圧することにより塑性変形させた凹部を形成させ、
    上記基準ロール対は、上記各平面部の右端又は左端をその平面に対して略垂直方向から当接させ、
    上記ねじり加工用ロール対は、上記基準ロール対からの管軸方向のピッチに対する所望のねじり角に応じて、当該基準ロール対の当接面から管外周方向に回転させて設けられた上記ねじり加工用ロール対により、上記基準ロールを上記各平面部の右端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の左端を押圧させて上記ねじり加工し、上記基準ロールを上記各平面部の左端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の右端を押圧させて上記ねじり加工すること
    を特徴とする金属管のねじり加工装置。
  5. 平面部と角部からなる断面多角形状の金属管について、管軸方向を中心として管外周方向にねじり加工する金属管のねじり加工装置において、
    上記金属管を搬送する基準ロール対、ねじり加工用ロール対が順に設けられ、
    上記基準ロール対は、上記各平面部の右端又は左端をその平面に対して略垂直方向から当接させ、
    上記ねじり加工用ロール対は、上記基準ロール対からの管軸方向のピッチに対する所望のねじり角に応じて、当該基準ロール対の当接面から管外周方向に回転させて設けられた上記ねじり加工用ロール対により、上記基準ロールを上記各平面部の右端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の左端を押圧させて上記ねじり加工し、上記基準ロールを上記各平面部の左端に当接させている場合には、上記金属管における上記各平面部の右端を押圧させて上記ねじり加工すること
    を特徴とする金属管のねじり加工装置。
  6. 断面略四角形状、断面略三角形状、断面略ひし形状の何れかからなる金属管についてねじり加工すること
    を特徴とする請求項4又は5項記載の金属管のねじり加工装置。
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