JP6109543B2 - 蒸気発生器の解体方法 - Google Patents

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Description

本発明は、使用済み蒸気発生器の解体方法に関するものである。
例えば、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)に用いられる熱交換器としての蒸気発生器は、ほぼ密閉された胴部の内部に伝熱管や気水分離器や湿分分離器が設けられている。この蒸気発生器は、原子炉から加圧された高温の一次冷却水が伝熱管の内部を流れて原子炉に戻される。そして、伝熱管内部に一次冷却水が流れることで当該伝熱管が加熱されるため、胴部内に導入された二次冷却水を加熱し蒸気とする。
この蒸気発生器は、交換時や原子炉の廃炉の際に取り外される。蒸気発生器は、上述したように、伝熱管の内部を原子炉からの一次冷却水が通過するため、伝熱管は放射線に曝されており放射能を含む。そのため、一般に、取り外された蒸気発生器は、放射性廃棄物として、原子力発電設備内の保管庫にそのままの形で保管されることになる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、蒸気発生器は、例えば、外径4.5m、長さ(高さ)21m、重量300tと大型のものであり、原子力発電設備内の保管庫にそのままの形で保管するには、大型の保管庫が必要となる。しかし、今後保管する蒸気発生器の数が増えることが想定されるため、一層大型の保管庫を用意する必要があるが、原子力発電設備内において、一層大型の保管庫の場所を確保することは困難な状況にある。
このため、蒸気発生器を解体し、放射性廃棄物の容積を低減し、処分することが検討されている。この場合、蒸気発生器は、長さ方向が横置きとされた状態で、胴部が、気水分離器や湿分分離器が設けられている上部胴と、伝熱管が設けられている下部胴とに切断され、それぞれがさらに小さく切断されて解体される(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−43577号公報 特開2011−33349号公報
特許文献2のように、蒸気発生器は気水分離器や湿分分離器が設けられている上部胴と、伝熱管が設けられている下部胴とに切断することが望ましい。蒸気発生器は、上述したように、原子炉から加圧された一次冷却水が伝熱管の内部を流れて原子炉に戻されるから、伝熱管の内部および当該伝熱管に一次冷却水を導く水室鏡を含む下部胴側が放射線に直接さらされている。一方、蒸気発生器は、上部胴側では、伝熱管の外部において二次冷却水が伝熱管の内部の一次冷却水と熱交換するから、放射線に直接さらされていない。このことから、蒸気発生器を解体する際、放射線に直接さらされていない構造物を含む上部胴と、放射線に直接さらされている伝熱管を含む下部胴とに切り離すことで、その後に双方を小さく切断する作業をし易くすることができるため合理的である。
ところで、蒸気発生器には種類の異なるものがあり、例えば、伝熱管の形状や、伝熱管の周りを囲んで伝熱管を支持するとともにその外側で二次冷却水を下部胴の下方に導いてから伝熱管がある内側に折り返す給水路をなす管群外筒の形状や、胴部内に導かれた二次冷却水を管群外筒がなす給水路の上方から供給する環状の給水管の配置が異なるものがある。この蒸気発生器にあっては、胴部は、上部胴が下部胴よりも外形が大きく形成され、上部胴と下部胴との間に円錐状の円錐胴が設けられた一般的な形状である。しかし、伝熱管は、上端が上部胴まで至り形成され、管群外筒は、上端が伝熱管の上端を超えて上部胴まで至り形成され、給水管は、伝熱管の上端近傍の位置で管群外筒の外側に固定されている。
このような蒸気発生器を、上記のごとく上部胴と下部胴とに切断する場合、伝熱管を支持している管群外筒と、上部胴側に取り付けられている給水管とが上部胴の内部で互いに連結されているため、放射線に直接さらされていない構造物である給水管を含む上部胴と、放射線に直接さらされている伝熱管を支持する管群外筒を含む下部胴とを切り離すことは容易でない。一般的な蒸気発生器では、管群外筒が下部胴側にのみ連結されていることから、上部胴と下部胴との間を切断するだけで容易に切り離すことが可能である。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、蒸気発生器を合理的に解体することのできる蒸気発生器の解体方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の蒸気発生器の解体方法は、上部胴が下部胴よりも外形が大きく形成され、前記上部胴と前記下部胴との間に円錐状の円錐胴が設けられた胴部と、前記下部胴の内部に支持され上端が前記上部胴まで至り上下に折返して形成されて内部に一次冷却水が供給される伝熱管と、前記伝熱管の周りを囲んで当該伝熱管を支持するように筒状に形成され上端が前記伝熱管の上端を超えて前記上部胴まで至る管群外筒と、前記管群外筒の外周を囲むように環状に形成されており前記伝熱管の上端近傍の位置で前記管群外筒の外側に固定され二次冷却水が供給される給水管と、を備える蒸気発生器の解体方法であって、前記円錐胴を一部ずつ前記上部胴と前記下部胴から切り離して取り除く工程と、前記円錐胴が取り除かれた開口部から前記上部胴内に至り前記給水管の下側であって前記伝熱管の上端近傍となる位置で前記管群外筒を上下に分断する工程と、を含むことを特徴とする。
この蒸気発生器の解体方法によれば、円錐胴を一部ずつ上部胴と下部胴から切り離して取り除くことで、胴部が上部胴側と下部胴側とに分割され開口部が形成される。この開口部から胴部内に作業員が進入することが可能になる。そして、円錐胴が取り除かれた開口部から上部胴内に至り、給水管の下側であって伝熱管の上端近傍となる位置で管群外筒を上下に分断することで、上部胴側に管群外筒の分断された上側と給水管とが残され、下部胴側に管群外筒の分断された下側と伝熱管とが残された形態で上部胴側と下部胴側とが分割される。このため、一次冷却水が供給されて放射線に直接さらされた構成をすべて含む下部胴側と、放射線に直接さらされていない構成のみの上部胴側とに分割することが可能になる。この結果、上部胴側と下部胴側とを別々の適した環境下で小さく切断することができ、蒸気発生器を合理的に解体することができる。
本発明によれば、蒸気発生器を合理的に解体することができる。
図1は、蒸気発生器の概略側断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る蒸気発生器の解体方法を示す工程図である。 図3は、本発明の実施形態に係る蒸気発生器の解体方法を示す工程図である。 図4は、本発明の実施形態に係る蒸気発生器の解体方法を示す工程図である。 図5は、本発明の実施形態に係る蒸気発生器の解体方法を示す工程図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、蒸気発生器の概略側断面図である。熱交換器としての蒸気発生器1は、例えば、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)に用いられる。加圧水型原子炉は、原子炉冷却材および中性子減速材として軽水を使用している。加圧水型原子炉は、軽水を炉心全体にわたって沸騰しない高温高圧水としての一次冷却水を蒸気発生器1に送る。蒸気発生器1では、高温高圧の一次冷却水の熱を二次冷却水に伝え、二次冷却水に水蒸気を発生させる。そして、この水蒸気によりタービン発電機が回されて発電する。
蒸気発生器1は、上下方向に長尺に延在され、かつ密閉された中空円筒形状をなす胴部2を有している。胴部2は、上半部に対して下半部が若干小径とされ、下半部をなす下部胴2a、上半部をなす上部胴2b、下部胴2aと上部胴2bとの間を繋ぐほぼ円錐台形状の円錐胴2c、および上部胴2bの上端に設けられた上部鏡2dで構成されている。
蒸気発生器1は、下部胴2aの内部に、内壁面と所定間隔をもって配置された円筒形状を成す管群外筒3が設けられている。この管群外筒3は、その下端部が円筒形状に形成された円筒部3aと、その上端部が外側に広がりつつ上方に延在するように円錐台形状に形成された円錐部3bとを有している。管群外筒3の円筒部3aは、その下端部が下部胴2aの下端部に配置された管板4の近傍まで延設され、その上端部が円錐胴2cを過ぎて上部胴2b側まで延在されている。よって、円錐部3bは、上部胴2b側に配置されている。この管群外筒3は、円筒部3a内に、伝熱管群5Aが設けられている。伝熱管群5Aは、上端部が下向きコ字形に形成されて上下方向に長尺とされた複数の伝熱管5からなる。各伝熱管5は、コ字形部5aと、当該コ字形部5aが下向きとされた各端部から直線状に延在する直線部5bとで下向きコ字形に形成されている。そして、伝熱管5は、コ字形部5aを上端部とし、各直線部5bの下端部が管板4の管穴4aに挿通固定されているとともに、直線部5bにおける長手方向の複数箇所が各管支持板6を介して管群外筒3に支持されている。管支持板6は、多数の伝熱管挿通穴が形成されており、この伝熱管挿通穴に各伝熱管5が挿通されることで各伝熱管5を支持する。また、伝熱管群5Aは、管支持板6に支持された形態で、その上端部が円錐胴2cを過ぎて上部胴2bまで延在され、管群外筒3の円筒部3aの上端部に配置されている。
蒸気発生器1は、管板4の下に水室鏡7が設けられ、この水室鏡7の内部が隔壁8により入口側水室7Aと出口側水室7Bとに区画されている。入口側水室7Aは、各伝熱管5の一端部が連通され、出口側水室7Bは、各伝熱管5の他端部が連通されている。また、入口側水室7Aは、胴部2の外部に通じる入口ノズル7Aaが形成され、出口側水室7Bは、胴部2の外部に通じる出口ノズル7Baが形成されている。そして、入口ノズル7Aaは、加圧水型原子炉から一次冷却水が送られる冷却水配管(図示せず)が連結され、出口ノズル7Baは、熱交換された後の一次冷却水を加圧水型原子炉に送る冷却水配管(図示せず)が連結される。
蒸気発生器1は、上部胴2bの内部において、給水を蒸気と熱水とに分離する気水分離器9、および分離された蒸気の湿分を除去して乾き蒸気に近い状態とする湿分分離器10が設けられている。気水分離器9および湿分分離器10は、上部胴2bの内部に固定されている。また、気水分離器9は、管群外筒3における円錐部3bの上端部に固定されている。また、上部胴2bの内部において、管群外筒3における円筒部3aの上端部であって、伝熱管群5Aの上端部近傍の位置に、管群外筒3の周りを囲むように環状に形成された給水管11が設けられている。給水管11は、上部胴2bの外部に延出された給水ノズル12に接続されている。給水管11は、給水ノズル12を介して導かれた二次冷却水を下部胴2aの内部に給水を行う。また、蒸気発生器1は、下部胴2aの内部に、給水管11から下部胴2a内に給水された二次冷却水を、下部胴2aと管群外筒3との間を流下させて管板4にて折り返させ、伝熱管群5Aに沿って上昇させる給水路13が形成されている。さらに、蒸気発生器1は、上部鏡2dに、蒸気排出口14が形成されている。なお、蒸気排出口14は、タービンに蒸気を送る冷却水配管(図示せず)が連結され、給水ノズル12は、タービンで使用された蒸気が復水器(図示せず)で冷却された二次冷却水を供給するための冷却水配管(図示せず)が連結される。
この蒸気発生器1では、加圧水型原子炉で加熱された一次冷却水は、入口側水室7Aに送られ、多数の伝熱管5内を通って循環して出口側水室7Bに至る。一方、復水器で冷却された二次冷却水は、給水ノズル12を介して給水管11に送られ、胴部2内の給水路13を通って伝熱管群5Aに沿って上昇する。このとき、胴部2内で、高圧高温の一次冷却水と二次冷却水との間で熱交換が行われる。そして、冷やされた一次冷却水は出口側水室7Bから加圧水型原子炉に戻される。一方、高圧高温の一次冷却水と熱交換を行った二次冷却水は、胴部2内を上昇し、気水分離器9で蒸気と熱水とに分離される。そして、分離された蒸気は、湿分分離器10で湿分が除去されてから蒸気排出口14からタービンに送られる。
このような蒸気発生器1は、上述したように、伝熱管5の内部を原子炉からの一次冷却水が通過するため、伝熱管5は放射線に曝されており放射能を含む。そのため、一般に、原子炉から取り外された蒸気発生器1は、放射性廃棄物として、原子力発電設備内の保管庫にそのままの形で一定期間保管される。その後、蒸気発生器1は、解体され、放射性廃棄物の容積が低減された形態で処分される。
図2〜図5は、本実施形態に係る蒸気発生器の解体方法を示す工程図である。図2に示すように、蒸気発生器1は、処理設備100の床上に、支持架台101によって横置きとされた状態で解体される。なお、本実施形態では、横置きとされた蒸気発生器1において、使用時の上下方向に相当する長手方向を軸方向といい符号Lで示す。
そして、このように処理設備100の床上に横置きとされた蒸気発生器1は、解体に際し、その全体をグリーンハウス102によって覆われる。グリーンハウス102は、天井に開閉可能な開口部が設けられ、当該開口部から天井クレーンの荷役フック103が挿入される。
蒸気発生器1の解体に際し、まず、入口側水室7A内、出口側水室7B内、および伝熱管5内を、例えば、ブラスト除染によって除染する。
次に、図3に示すように、胴部2の外側から、下部胴2aと円錐胴2cとの間を胴部2の周方向に沿って切断し、上部胴2bと円錐胴2cとの間を胴部2の周方向に沿って切断するとともに、円錐胴2cを胴部2の軸方向Lで切断して周方向で一部ずつに切り離し、円錐胴2cを取り除く。これにより、胴部2は、下部胴2aと上部胴2bとが分割される。取り除かれた円錐胴2cは、荷役フック103を用いてグリーンハウス102の外部に搬出し、別途用意された解体場所において小さく解体し、保管容器(図示せず)に収容する。
次に、図4に示すように、円錐胴2cが取り除かれた開口部Aから胴部2の内部に作業員が進入し、管群外筒3の外側から、給水管11の下側(図中、軸方向Lの右側)であって、伝熱管5(伝熱管群5A)の上端近傍となる位置Bで管群外筒3における円筒部3aの上端部近傍を上下(軸方向L)に分断する。すると、上部胴2b側に、管群外筒3において分断された上側の円錐部3bと、給水管11とが、気水分離器9および湿分分離器10とともに残され、下部胴2a側に、管群外筒3において分断された下側の円筒部3aと、円筒部3aに支持された伝熱管5(伝熱管群5A)とが残された形態で、上部胴2b側と下部胴2a側とが切り離される。そして、図5に示すように、その内部に管群外筒3の円錐部3b、給水管11、気水分離器9および湿分分離器10のような放射線に直接さらされていない構成のみを有する上部胴2b側を、荷役フック103(または図示しない輸送車両)を用いてグリーンハウス102の外部に搬出し、別途用意された解体場所において小さく解体し、保管容器(図示せず)に収容する。また、管群外筒3の円筒部3aとともに、伝熱管群5A、管板4、水室鏡7のような一次冷却水が供給されて放射線に直接さらされた構成をすべて含む下部胴2a側も、荷役フック103(または図示しない輸送車両)を用いてグリーンハウス102の外部に搬出し、別途用意された解体場所において小さく解体し、保管容器(図示せず)に収容する。
このように、本実施形態の蒸気発生器1の解体方法は、上部胴2bが下部胴2aよりも外形が大きく形成され、上部胴2bと下部胴2aとの間に円錐状の円錐胴2cが設けられた胴部2と、下部胴2aの内部に支持され上端が上部胴2bまで至り上下に折返して形成されて内部に一次冷却水が供給される伝熱管5と、伝熱管5の周りを囲んで当該伝熱管5を支持するように筒状に形成され上端が伝熱管5の上端を超えて上部胴2bまで至る管群外筒3と、管群外筒3の外周を囲むように環状に形成されており伝熱管5の上端近傍の位置で管群外筒3の外側に固定され二次冷却水が供給される給水管11と、を備える蒸気発生器1の解体方法であって、円錐胴2cを一部ずつ上部胴2bと下部胴2aから切り離して取り除く工程と、円錐胴2cが取り除かれた開口部Aから上部胴2b内に至り給水管11の下側であって伝熱管5の上端近傍となる位置Bで管群外筒3を上下に分断する工程と、を含む。
この蒸気発生器1の解体方法によれば、円錐胴2cを一部ずつ上部胴2bと下部胴2aから切り離して取り除くことで、胴部2が上部胴2b側と下部胴2a側とに分割され開口部Aが形成される。この開口部Aから胴部2内に作業員が進入することが可能になる。そして、円錐胴2cが取り除かれた開口部Aから上部胴2b内に至り、給水管11の下側であって伝熱管5の上端近傍となる位置Bで管群外筒3を上下に分断することで、上部胴2b側に管群外筒3の分断された上側(円錐部3b)と給水管11とが残され、下部胴2a側に管群外筒3の分断された下側(円筒部3a)と伝熱管5とが残された形態で上部胴2b側と下部胴2a側とが分断される。このため、一次冷却水が供給されて放射線に直接さらされた構成をすべて含む下部胴2a側と、放射線に直接さらされていない構成のみの上部胴2b側とに切り離すことが可能になる。この結果、上部胴2b側と下部胴2a側とを別々の適した環境下で小さく切断することができ、蒸気発生器1を合理的に解体することが可能になる。
1 蒸気発生器
2 胴部
2a 下部胴
2b 上部胴
2c 円錐胴
3 管群外筒
3a 円筒部
3b 円錐部
4 管板
5 伝熱管
5A 伝熱管群
6 管支持板
7 水室鏡
8 隔壁
9 気水分離器
10 湿分分離器
11 給水管

Claims (1)

  1. 上部胴が下部胴よりも外形が大きく形成され、前記上部胴と前記下部胴との間に円錐状の円錐胴が設けられた胴部と、
    前記下部胴の内部に支持され上端が前記上部胴まで至り上下に折返して形成されて内部に一次冷却水が供給される伝熱管と、
    前記伝熱管の周りを囲んで当該伝熱管を支持するように筒状に形成され上端が前記伝熱管の上端を超えて前記上部胴まで至る管群外筒と、
    前記管群外筒の外周を囲むように環状に形成されており前記伝熱管の上端近傍の位置で前記管群外筒の外側に固定され二次冷却水が供給される給水管と、
    前記管群外筒の上端部に設けられて前記上部胴の内部に固定された気水分離器および湿分分離器と、
    を備える蒸気発生器の解体方法であって、
    前記円錐胴を一部ずつ前記上部胴と前記下部胴から切り離して取り除く工程と、
    前記円錐胴が取り除かれた開口部から前記上部胴内に至り前記給水管の下側であって前記伝熱管の上端近傍となる位置で前記管群外筒を上下に分断し、前記上部胴側に、前記管群外筒において分断された上側、前記給水管、前記気水分離器および前記湿分分離器がともに残され、前記下部胴側に、前記管群外筒において分断された下側および前記伝熱管が残された形態で、前記上部胴と前記下部胴とを切り離す工程と、
    を含むことを特徴とする蒸気発生器の解体方法。
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