JP6108795B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、無端状のベルトを複数の張架部材によって張架しつつ回転移動させるベルトを備える電子写真方式を利用したプリンタ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式を利用したプリンタや複写機などの画像形成装置の中には、無端状のベルトを複数の張架部材によって張架しつつ回転移動させるものがある。このような画像形成装置にはベルト上に形成されたトナーパッチを検知手段より検知して画像形成条件を制御するものが知られている。
例えば、特許文献1には、検知手段を、無端状のベルトを介して対向する、ベルトを張架する複数の張架部材の内の一つの張架部材と係合させることで、検知手段を支持し画像形成装置の小型化を図っている。
一方、画像形成装置においては、ベルトを回転移動させた際に、ベルトが、ベルト移動方向と直交する方向であるベルト幅方向(張架ローラの軸方向)の一端側に寄ってしまう問題が知られている。
この問題を解決するために、例えば、特許文献2には、ベルトの移動方向の力(回転トルク)を利用してベルトの寄りを調整する構成が開示されている。具体的には、特許部文献1は、付勢バネによって初期位置(初期位相)が決定され、移動するベルトに接触することでベルトの移動方向に回転する接触部材と、接触部材と一体で回転するカムを備えている。そして、特許文献1は、ベルトがベルト幅方向一端側に寄ると、ベルトと接触部材が接触してベルトから接触部材に回転トルクが伝えられる。この接触部材が一定角度以上回転すると、カムによって従動ローラ軸端部の位置がその軸方向に対して垂直方向に変位する。これによって、特許文献2は、従動ローラを寄り調整張架部材として、寄り調整張架部材を駆動ローラに対して傾け、ベルトの寄りを調整している。
特開2007−187700号公報 特開平11−116089号公報
特許文献2のベルトの寄りを調整するために、寄り調整張架部材を他の張架部材に対して傾ける構成において、特許文献1のような検知手段の支持方法を採用する場合、検知手段の自重が張架部材の傾きの変動に対して負荷となる懸念がある。寄り調整張架部材の傾きを変動させるための負荷が検知手段の自重によって増加すると、接触部材に回転トルクを伝達するベルトの負荷が増加し、ベルトがダメージを受ける懸念がある。
そこで、本発明の目的は、ベルトの寄りを規制する際に、検知手段が寄り調整張架部材の傾きの変動を妨げず、ベルトの寄りを規制することが可能な画像形成装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、回転移動する無端状のベルトであって前記像担持体からトナー像が転写される又は前記像担持体からトナー像が転写される記録材を搬送するベルトと、前記ベルトを張架する複数の張架部材と、前記ベルトに転写されたトナーパッチを検知する検知手段と、を有し、前記ベルトが前記ベルトの移動方向と直交するベルト幅方向における一端側に寄った場合、前記複数の張架部材の内の一つの寄り調整張架部材を他の張架部材に対して傾けることで前記ベルトの寄りを調整する画像形成装置において、前記ベルト幅方向において前記寄り調整張架部材の両側に設けられ、前記ベルトから力を受けて回転移動可能な第1、第2の調整部材と、
前記第1の調整部材の移動と前記第2の調整部材の移動を連動させる連動手段と、を有し、前記検知手段と前記寄り調整張架部材は前記ベルトを介して対向しており、前記検知手段は、前記寄り調整張架部材と係合し、揺動軸を中心に揺動可能であり、前記ベルトが前記一端側に寄った場合、前記第1の調整部材が前記ベルトから力を受けて回転し、前記第2の調整部材が前記連動手段によって回転することで、前記寄り調整張架部材が他の張架部材に対して傾き、前記検知手段は前記寄り調整張架部材の移動に追従して移動することを特徴とする。
本発明によれば、ベルトの寄りを調整する際に、検知手段が寄り調整張架部材の傾きの変動を妨げず、ベルトの寄りを調整することが可能になる。
本発明のベルト搬送装置を備えた画像形成装置の概略図 実施形態1の中間転写ベルトユニットの斜視図 実施形態1の中間転写ベルト5に張力を付与するテンションローラ7の端部側の斜視図 実施形態1のベルト寄り調整機構の構成部品を説明する分解斜視図 図3の矢印B方向から見たベルト寄り調整機構の断面図 実施形態1のベルト寄り調整機構の部分側面図 実施形態1のベルト寄り調整機構の調整部材の動作を説明する図 実施形態1の調整部材の回転角度と軸受の変位量を説明する図 実施形態1のベルト寄り調整機構の動作を説明する図 リンク部材に接続されていない調整部材に作用する力を説明する図 連結部材の揺動軸と調整部材の関係を説明する図 実施形態1の検知手段と寄り調整張架部材の係合を説明する分解斜視図 実施形態1の検知手段と寄り調整張架部材の係合状態を示す側面図 実施形態1の他のベルト寄り調整機構の部分側面図 実施形態1の他の調整部材の回転角度と軸受の変位量を説明する図 実施形態1の他のベルト寄り調整機構の概略断面図 実施形態2のベルト寄り調整機構の調整部材の動作を説明する図 実施形態2のベルト寄り調整機構の調整部材の側面図 実施形態2の検知手段と寄り調整張架部材の係合を説明する分解斜視図 その他の実施形態の画像形成装置を説明する概略図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
(画像形成装置全体構成)
本発明に係るベルト搬送装置を備えた画像形成装置の実施形態について説明する。図1は中間転写方式の電子写真カラー画像形成装置の断面図である。本発明に係るベルト寄り調整機構を備えたベルト搬送装置として、中間転写ベルトユニット16を有している。
(画像形成装置全体構成)
図1は、カラー画像形成装置の一例を示す概略図であり、図1を用いて本実施形態の画像形成装置の構成を説明する。画像形成装置10は、画像形成装置10に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器から送られてきた信号に従って、電子写真方式により、記録用紙、OHPシートなどの転写材Pに画像を形成することができる。
画像形成装置10内には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する複数の画像形成ユニットa、b、c、dが、ここでは略水平方向に直線状に配置されている。また、各画像形成ユニットa、b、c、dに対向するようにベルト搬送装置が配置されている。本実施形態のベルト搬送装置は、ベルトと他の部材がユニット化された転写ユニットである。
本実施形態の転写ユニットは、張架部材(駆動ローラ6、テンションローラ7、従動ローラ8)で張架され、中間転写体としての無端状のベルト(中間転写ベルト)5を各画像形成ユニットa、b、c、dと対向して回転移動させる中間転写ベルトユニット16である。各画像形成ユニットa、b、c、dは、それぞれ形成するトナー像の色が異なることを除けば、同一の構成、作用を成すので、画像形成ユニットaの構成を代表して説明する。
画像形成ユニットaでは、周知の電子写真画像形成プロセスによってトナー像を形成する。画像形成ユニットaには、像担持体として円筒型の電子写真感光体、即ち感光ドラム1aが図中矢印方向に回転可能に設けられている。画像形成動作においては、まず回転する感光ドラム1aの表面を帯電手段である帯電ローラ2aが帯電する。次に、コンピュータから送られてきた信号に従って、露光手段としてのレーザスキャナ3が発光し、帯電した感光ドラム1a上を走査露光することによって感光ドラム1a上に静電潜像を形成する。感光ドラム1a上に形成された静電潜像は、現像手段である現像ローラ4aが現像剤としてトナーを供給し、トナー像として可視化される。感光ドラム1a上に可視化されたトナー像は、1次転写部T1においてベルト1を介して感光ドラム1aと対向配置された1次転写手段である1次転写ローラ9aの作用によってベルト1上に静電的に転写される。感光ドラム1表面に残留した一次転写残トナーは、クリーニング装置11aにより清掃、除去された後、帯電以下の画像形成プロセスに供せられる。
上記のようなプロセスによって、ベルト1の移動とタイミングをとって各画像形成ユニットa、b、c、dの感光ドラム1a上に形成されたトナー像は順次ベルト1上に重ね合わせて転写され、カラートナー像が形成される。
一方、転写材収容部から給送手段9aなどによって送り出された転写材Pが、タイミングをとって、2次転写手段たる2次転写ローラ12とベルト5との当接部(2次転写部)T2へと搬送されてくる。こうして、ベルト1上のトナー像は2次転写部T2において2次転写ローラ12の作用によって転写材Pに静電的に転写される。
次いで、転写材Pはベルト1から分離されて定着ユニット14へと搬送され、ここで、転写材P上のトナー像は加圧、加熱され、転写材P上に強固に定着される。その後、転写材Pは搬送され、排出トレイ上に排出される。また、中間転写ベルト5の表面に残留した二次転写残トナーは、転写ベルトクリーニング手段15により清掃・除去される。
中間転写ベルトユニット16は、検知手段であるセンサユニット24を備えている。(センサユニット24の支持方法については、後述する。)本実施形態では、センサユニット24は、中間転写ベルト5を介してテンションローラ7と対向する位置に設けられている。センサユニット24は、中間転写ベルト5に転写されたトナーパッチの情報を検知することが可能であり、例えば、トナーパッチの濃度を検知することが可能である。画像形成装置本体に設けられた制御部(コントローラ)は、センサユニット24の検知結果に応じて各画像形成ユニット、レーザスキャナを制御して、トナー像の濃度を制御することが可能である。
本実施形態の画像形成装置10では、中間転写ベルトユニット16も画像形成装置10に対して着脱自在とされている。即ち、ベルト搬送装置が画像形成装置に対して着脱自在な構成とされている。また、各画像形成ユニット110の感光ドラム1a、b、c、d、現像ローラ4a、b、c、dは、枠体によって一体的にカートリッジ化されて画像形成装置10に対して着脱可能なプロセスカートリッジとしてもよい。
(中間転写ベルトユニットの概略構成の説明)
次に中間転写ベルトユニット16および、ベルト寄り調整機構の構成ついて、図2〜図8を用いて説明する。中間転写ベルトユニット16は、中間転写ベルト5、中間転写ベルト5を張架する複数の張架部材(駆動ローラ6、テンションローラ7、従動ローラ8)と、複数の張架部材を支持するフレーム部材17R、Lと、を備えるユニットである。さらに、中間転写ベルトユニット16は、一次転写ローラ9a、b、c、dを備える。中間転写ベルトユニット16は、画像形成装置10の本体フレーム部材60に対して位置決めされるように構成されている。
図2は中間転写ベルトユニット16の斜視図である。内部機構の説明のため、中間転写ベルト5およびセンサユニット24は不図示としている。
図2に示したように、駆動ローラ6、従動ローラ8はフレーム部材17L、17Rに対して軸受けを介して位置決めされている。駆動ローラ6、従動ローラ8の回転軸は、各々軸受けに軸支され回転可能に支持されている。テンションローラ7は、後に説明する調整部材21L、21Rによってフレーム部材17R、17Lに対して移動可能に支持されている。駆動ローラ6は不図示の駆動手段により回転駆動され、中間転写ベルト5を搬送する。テンションローラ7および従動ローラ8は、中間転写ベルト5に接触して従動する。
図3〜図5を用いて、中間転写ベルト5に対し張力を付与する構成について説明する。図3は、中間転写ベルト5に張力を付与するテンションローラ7の端部側の斜視図である。また、図4は、ベルト寄り調整機構の構成部品を説明する分解斜視図である。さらに、図5は、図3の矢印B方向から見たベルト寄り調整機構の断面図である。
図3に示すように、テンションローラ軸受18L(18R)は、テンションローラ軸受ホルダ19L(19R)に対して、各々矢印A方向に摺動可能に係合している。テンションローラ軸受ホルダ19L(19R)との間に設けられた第1の付勢部材(テンションバネ20)が設けられている。テンションローラ軸受18L(18R)は、テンションバネ20により中間転写ベルト5に張力を付与するようにテンションローラの回転軸50を介してテンションローラ7を付勢している。
図4、図5に示すように、テンションローラ7は、テンションローラスリーブ7aとテンションローラフランジ7bとテンションローラ回転軸50、を備え、一体で回転するよう構成される。テンションローラの回転軸50は、両端が軸受支持部材であるテンションローラ軸受18L、18Rに軸支されている。
次に、ベルトが移動方向と直交するベルト幅方向における一端側に寄った場合に機能するベルト寄り調整機構について説明する。本実施形態のベルト寄り調整機構は、少なくとも、寄り調整張架部材としてのテンションローラ7、第1の調整部材、第2の調整部材として調整部材21L、21Rを備える。ここで、調整部材21L、21Rの構成は同じであるので、中間転写ベルト5が寄った際にベルトと接触する調整部材を第1の調整部材、もう一方を第2の調整部材と定義する。
調整部材21L、21Rは、ベルトに接触しベルトから力を受けることで移動可能な構成になっており、図4に示すようにテンションローラ7の両端側にそれぞれ設けられている。具体的には、調整部材21L、21Rは、カム形状を備え、ベルトがベルト幅方向に寄った場合に、ベルトと接触することでベルトの移動方向と同方向に回転する。調整部材21L、21Rのカム曲面21bは、本体フレーム部材60(図1参照)に形成された摺擦面22に接触する。また、調整部材21L、21Rは、テンションローラ軸受18L、18Rに支持され、テンションローラ軸受18L、18Rに対して回転可能に係合している。よって、調整部材21L、21Rの回転軸は、テンションローラ7の回転軸と同軸である。
図5に示すように、テンションローラ軸受18L、18R、テンションローラの回転軸50およびテンションローラ7のZ方向(以後、Z方向を高さ方向と呼ぶ)の位置は、摺擦面22と調整部材21L、21Rによって決定されている。
図6は、ベルト寄り調整機構のL側の部分側面図である。尚、R側も各部材の関係は図6と同じあるので説明を省略する。図6に示すように、テンションローラ軸受ホルダ19Lは、フレーム部材17Lに対して、軸受ホルダ支点19aを中心に各々所定角度だけ揺動可能に保持されている。軸受ホルダ支点19aは寄り調整張架部材の揺動軸である。すなわち、テンションローラ軸受ホルダ19Lは、テンションバネ20を保持した状態で、調整部材21Lによって規定されるテンションローラ7の高さに追従可能に構成されている。
図7は、調整部材21Lの動作とテンションローラ7の動作の関係を示した図である。前述のように、調整部材21Lの一部に形成されたカム曲面21bは、固定面である摺擦面22に当接している。さらに、カム形状は、調整部材21Lの回転位相によってテンションローラ軸受18Lの高さが連続的に変化するような形状である。具体的には、図7(b)において、調整部材21Lが中間転写ベルト5の搬送方向に回転(C方向)した場合、テンションローラ軸受18Lを下げるよう動作する(図7(c)の状態)。図7(b)において、調整部材21Lがベルト移動方向と逆方向(−C方向)に回転した場合、テンションローラ軸受18Lを持上げるよう動作する(図7(a)の状態)。
図8は、調整部材の回転角度と軸受の変位量(揺動量)を説明する図である。調整部材21L、21Rの回転角度と、テンションローラ軸受18L、18Rの変位量の関係はおよそ図8のようになる。テンションローラ軸受18L、18Rに支持されたテンションローラの回転軸50、テンションローラ7も、テンションローラ軸受18L、18Rに追従し、変位する。
調整部材21L、21Rは、中間転写ベルト5がベルト幅方向に寄った際に、どちらか一方が中間転写ベルト5の回転方向に移動すると、他方が逆方向に連動して移動するものである。
本実施形態では、調整部材21L、21Rは、図4に示したように、連動手段として設けられた連結部材(リンク部材23)によって連結されている。リンク部材23のリンク部材支点軸23aは、中間転写ベルト5の幅方向において中央領域に配置され、リンク部材23は、フレーム部材17Cに揺動可能に支持される。また、リンク部材23は、調整部材係合部23b−L、23b−Rを備え、調整部材係合部23b−L、23b−Rは、調整部材21L、21Rのリンク部材係合部21dと各々係合している。調整部材21L、21Rのリンク部材係合部21dは、ベルトの移動方向において、テンションローラの回転軸よりも上流側に設けられている。連結部材により、調整部材21L、21Rの一方がある方向(C方向)に回転した場合、リンク部材23を介して、他方が逆方向(−C方向)に略同一角度回転するよう構成している。
(ベルト寄り補正動作の概略説明)
図9は、ベルト寄り調整機構の動作を説明する図である。図5、図9を用いて、本実施形態のベルト搬送装置の寄り調整動作について説明する。
図9(a)に示すように、中間転写ベルト5は、駆動ローラ6によって、K方向に搬送されている。ここで、中間転写ベルト5がF方向に寄った場合の調整動作について説明する。
中間転写ベルト5が矢印F方向に寄った場合、ベルト端部5aが調整部材21Rのベルト摺擦面21cに接触し、中間転写ベルト5のF方向への寄りが調整される(図5(b))。ベルトの寄りが調整されることで、ベルト端部5aとベルト摺擦面21cとの間に接触圧が生じる。この接触圧を寄り力と呼ぶ。ベルト寄り調整機構を備えていない場合、この寄り力が大きくなるとベルト端部への負荷が増大し、中間転写ベルト5の破損につながる恐れがある。
ベルト搬送装置は、ベルト端部5aが調整部材21Rのベルト摺擦面21cに接触すると、ベルト端部5aは、寄り力に起因する摩擦力によって調整部材21Rを、図9(b)に示すように中間転写ベルト5の回転方向(矢印C方向)に回転させる。調整部材21RのC方向の回転に伴い、中間転写ベルト5が寄った側(R側)のテンションローラ7端部は下方に下がる。これと同時に、調整部材21Rは、連結されたリンク部材23をリンク部材支点軸23a中心に揺動させ、さらに、リンク部材23が逆側の調整部材21Lをベルト移動方向と逆方向(−C方向)に回転させる。調整部材21Lの回転に伴い、中間転写ベルト5が寄った側と逆側(L側)のテンションローラ7端部は上方に上がる動作をする。
以上の動作によって、テンションローラ7は、駆動ローラ5に対して、傾きを生じたことになる。テンションローラ7の両端部はリンク部材23によって各々逆方向に略同量変位する、すなわち、テンションローラ7は、ベルト幅方向において、リンク部材支点軸23aに対して対称に傾いた状態となる。
本実施形態のベルト搬送装置は、このテンションローラ7の傾きによって中間転写ベルト7を初期の寄り方向(F方向)と反対方向に移動させようとするので、中間転写ベルト7の寄りを調整し、寄り力を低減させる。中間転写ベルト5の寄り力が十分に小さくなるとベルト端部5aは調整部材21Rを回転させる力を失い、調整部材21Rは回転を停止する。調整部材21Rが回転を停止すると同時に、調整部材21Lも回転を停止する。調整部材21Rと調整部材21Lは、回転を停止後、その位置(位相)を維持する。
このように、本実施形態のベルト寄り調整機構は、ベルトの寄りが発生した際に、調整部材21L、21Rが連動して、互い逆方向に移動してテンションローラ7を傾ける構成であり、一つの調整部材のみで傾ける構成よりもより傾け易い構成である。
図10は、リンク部材23に接続されていない調整部材21Rに作用する力を示している。点Iは、調整部材21Rと摺擦面22の接触点であり、Lwは水平方向における軸21aとIの間の距離を示している。ここで、軸21aは調整部材21Rの回転中心である。
調整部材21Rは、点Iで摺擦面22と接しており、Lwだけずれた軸21aの位置にテンションローラ7の自重W(R)が作用している。よって、調整部材21RにはJ方向に回転する力が作用する。反対側の調整部材21Lにおいても同様である。すなわち、調整部材21R、21Lは、自由に回転できる状態では、互いにJ方向に回転してしまい、テンションローラ軸受18R、18Lは、自重のみでは共に図7(c)のように回転してしまう。そのため、テンションローラ軸受18R、18Lの位置を―J方向に回転させるためには、テンションローラ軸受18R、18Lを引っ張るバネ等の付勢部材の付勢力が必要になる。
しかしながら、本実施形態においては、引っ張りバネ等の付勢手段を設けていない。図11に示すように、リンク部材支点軸23aを中心にして略対称の位置に調整部材21L、21Rが設けられている。調整部材21L、Rには、各々テンションローラ7の自重がほぼ均等に作用し、その回転モーメントもほぼ均等である。これは、中間転写ベルト5に寄り力が発生していない状態で、両側の調整部材21L、21Rにかかる回転モーメントがリンク部材23を介してつり合い、静止状態を維持できることを表している。すなわち、本実施形態は、中間転写ベルト7から受ける力や引っ張りバネ等の付勢手段の力に頼ることなく、自立してテンションローラ7の傾きを維持することが可能である。
さらに、リンク部材23によって、一方の調整部材の回転量と他方の調整部材の逆回転量がほぼ同等であり、調整部材21L、21Rの回転モーメントがつり合っている状態を維持し続けることが可能である。
また、本実施形態は、付勢部材の付勢力に抗して調整部材21L、21Rを回転させる必要がないので、小さな負荷で調整部材21L、21Rを回転させることが可能である。
(センサユニットの支持構成)
次に、センサユニット24の支持構成について説明する。図1に示したように、センサユニット24は、寄り調整張架部材であるテンションローラ7に、中間転写ベルト5を介して対向している。
図12は、センサユニット24とテンションローラ7の係合を説明する分解斜視図であり、図13は、センサユニット24とテンションローラ7の係合状態を示す側面図である。
センサユニットは、支持部と検知部を備えており、支持部は、ベルト幅方向におけるセンサユニット両端の位置決め用の第1の係合部、第2の係合部である溝24a−L、24a−Rを備えている。センサユニット24は、さらにセンサユニット24のベルト幅方向における中央領域に配置されたセンサユニット支点孔24bを備え、センサユニット支点孔24bを中心に揺動可能である。検知部は、中間転写ベルト5に対して光を照射し、その反射光を受光する濃度検知センサ24eと、センサ基盤24cと、不図示の電気基板を結合するセンサケーブル24dと、を備えている。
濃度検知センサ24eは、その照射方向が、溝24a−L、24a−Rの円弧中心を通過するように、センサユニット24に固定している。そして、センサユニット24の両端の溝24a−L、24a−Rを、テンションローラ軸受18−L、18−Rの円筒部18b−L、18b−Rに対して各々係合し、位置決めしている。また、センサユニット付勢バネ25(第2の付勢部材)によってその係合が外れないように付勢している。ここで、テンションローラ軸受18の円筒部18bをテンションローラ7と同心に設けているため、濃度検知センサ24eの照射位置方向が、テンションローラスリーブ7bの中心に向かうことが保証される。さらに、濃度検知センサ24eとテンションローラスリーブ7bによって張架された中間転写ベルト5表面の距離を一定に保つことができる。
画像形成装置10本体に設けられたセンサユニット支持軸39とセンサユニット支点孔24bは嵌合し、センサユニット24はセンサユニット支持軸39を中心に揺動可能である。よって、センサユニット24は、センサユニット支持軸39を揺動軸として、揺動可能である。ここで、センサユニット支持軸39は、ベルト幅方向において、リンク部材支点軸23aと実質的に同じ位置に設けているので、センサユニット24の揺動中心とテンションローラ7の揺動中心がベルト幅方向で略一致している。そのため、テンションローラ7の傾きが変動する場合は、センサユニット24両端の溝24aとテンションローラ軸受18との係合を維持しつつ、センサユニット24がセンサユニット支持軸39周りに揺動してテンションローラ7の傾きに追従する。テンションローラの7の傾きの変化にセンサユニット24を追従させることで、テンションローラの傾きを変位させる動きをセンサユニット24が妨げることを抑制する。
さらに、センサユニット支点孔24bとセンサユニット支点軸39の係合部は、センサユニット24の重心位置に略一致するように設け、センサユニット24の自重がテンションローラ軸受18にかからないように構成している。これにより、センサユニット24が前述のベルト寄り調整動作の負荷が増大することを抑制している。
なお、リンク部材23同様、センサユニット24もセンサユニット支点軸39に対してその軸方向に変位可能に保持し、かつ、センサユニット付勢バネ25によってテンションローラ7方向に付勢している。即ち、センサユニット付勢バネ25の付勢方向は、テンションバネの付勢方向と逆方向である。また、センサユニット付勢バネ25の付勢力は、テンションバネ20による中間転写ベルト5に対する付勢力に比べ十分に小さくしている。よって、センサユニット24は、中間転写ベルト5の収縮(周長変化)に伴うテンションローラ7の移動に追従することが可能である。このとき、よって、センサユニット付勢バネ25が中間転写ベルト5の収縮(周長変化)によるテンションローラ7の位置変動を妨げることはない。
また、濃度検知センサ24eを設けたセンサ基板24cと、画像形成装置10本体に設けられたセンサケーブル24dは、図13に示したように、センサユニット支点孔24b近傍においてセンサユニット24上に設けた束線ガイド37に保持した後、センサユニット外部へ接続している。センサケーブル24dがセンサユニット24端部の溝24a近傍で外部へ接続された場合、センサケーブル24dから受ける力によって、センサユニット24の揺動が阻害される懸念がある。そこで、センサケーブル24dをセンサユニット24の揺動中心近傍において保持した後、外部へ接続することで、センサケーブル24dがセンサユニット24の揺動を阻害することを抑制している。
以上により、ベルトの寄りを調整する際に、検知手段が寄り調整張架部材の傾きの変動を妨げず、ベルトの寄りを調整することが可能になる。
尚、ベルト寄り調整機構として、ベルト端部5aが、調整部材21L、21Rに接触しない構成であっても、本実施形態は適用することが可能である。例えば、中間転写ベルト5の内周面において、ベルト幅方向端部設けられた位置規制リブ35L、Rから調整部材21L、Rが寄り力を受けて回転する構成であっても良い。
図14は、本実施形態の他のベルト寄り調整機構を説明するための概略断面図である。尚、調整部材21Rの構成も同様なので説明を省略する。図14に示すように、本実施形態の調整部材21Lは、カム面の形状とリンク部材23に係合する位置が、図4、図7の構成と逆になっている。調整部材21L、21Rのリンク部材係合部21dは、テンションローラの回転軸よりもベルトの内周側に設けられている。
ここで、調整部材21Lはベルト移動方向(C方向)に回転すると、テンションローラ軸受18Lを上方に持上げ、ベルト移動方向と逆方向(−C方向)に回転すると、テンションローラ軸受18Lを下方に下げるように作用する。調整部材21L、Rの回転角度と、テンションローラ軸受18Lの変位量の関係を示すと図15のようになる。
図16は、本実施形態の他のベルト寄り調整機構を説明する概略断面図である。ベルト5の両端部に設けられた位置規制リブ35L、Rが、調整部材21L、21Rに接触可能である。図14に示すように、中間転写ベルト5は、矢印K方向に搬送されている。中間転写ベルト5が図15の矢印F方向に寄った場合(例えば一端側)、位置規制リブ35L(他端側のリブ)が調整部材21Lと接触し、調整部材21Lを回転駆動する。調整部材21Lがベルトの寄り力でC方向(K方向と同方向)に回転すると、調整部材21Lのカム曲面21bが摺擦面22と接触しており、テンションローラ軸受18を上方に持上げる。
調整部材21Lが回転すると、実施例1同様、リンク部材23によって、反対側の調整部材21Rを、調整部材21Lとは逆方向(−C方向)に回転される。これにより、テンションローラ軸受18Rは下方(−Z方向)に下がる。この動作によってテンションローラ7が傾き、ベルトの寄りを調整することができる。
このような寄り調整機構であっても、センサユニット24がセンサユニット支点軸39を中心にテンションローラ7の傾きに追従することで、センサユニット24がテンションローラの傾きを変位させる動きを妨げることを抑制することが可能である。
(実施形態2)
実施形態1では、ベルト幅方向における中央領域に位置する揺動軸を中心にして、寄り調整張架部材および検知手段が揺動する構成について説明した。これに対して、本実施形態では、寄り調整張架部材および検知手段が、ベルト幅方向における中央領域以外に位置する揺動軸を中心に揺動する構成について説明する。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
実施形態2は、図17に示すように、調整部材21がテンションローラ7の片側のみに設けられており、中間転写ベルト5が調整部材21に接触することでテンションローラ7のベルト幅方向略端部を支点にしてテンションローラ7が傾く構成である。この支点を揺動軸として、テンションローラ7は揺動している。
本実施形態では、中間転写ベルト5は、あらかじめ調整部材21が設けられている方向に寄るように張架されている。図18に示すように、調整部材21は、補正部材である補正バネ44によってWs方向に付勢されており、中間転写ベルト5が接触していない時の調整部材21の姿勢を維持している。
中間転写ベルト5が、調整部材21の設けられている側に寄ってベルト端部5aが調整部材21に接触すると、中間転写ベルト5から回転力を受けて調整部材21は回転する。調整部材21は、図7の調整部材と同じカム形状であるため、調整部材21の回転によって、調整部材21に支持されているテンションローラ7の端部は下方に下がる。このテンションローラ7の傾きによって、ベルト5には初期の寄り方向とは反対方向に移動させようとする力が作用する。
テンションローラ7の傾きによって中間転写ベルト5の寄り力も小さくなり、補正バネ44により調整部材21を元に戻そうとする回転力と、中間転写ベルト5が調整部材21を回転させようとする力がつり合う。このつり合った時に、ベルトの寄り補正動作を終了し、この状態を維持する。このとき、中間転写ベルト5には、ベルト端部5aがダメージを受けない程度の寄り力が作用する。
このように、テンションローラ7の傾きを中間転写ベルト5の寄りを戻す方向に変位させることで、中間転写ベルト5の寄りを調整を行うことができる。
次に、センサユニットの支持方法について説明する。図19に示すように、実施例1同様、センサユニット24の両端には位置決め用の溝24a−L、24a−Rを設けており、テンションローラ軸受18−L、18−Rの円筒部18b−L、18b−Rに対して各々係合し、位置決めしている。
また、センサユニット24にはテンションローラ7の傾き支点とベルト幅方向において略同一位置にセンサユニット支点孔24bを設け、画像形成装置10本体に取り付けられたセンサユニット支持軸39に対して揺動可能に係合している。また、センサユニット24の揺動中心とテンションローラ7の回動中心がベルト幅方向で略一致している。そのため、センサユニット24両端の溝24aとテンションローラ軸受18との係合を維持したまま、センサユニット24がセンサユニット支持軸39周りに揺動しテンションローラ7の傾きに追従する。
上記の場合においても、センサユニット24はベルト寄り調整動作の負荷にならず、ベルト5のダメージを抑えることができる。
(その他の実施形態)
上記の実施形態に係る画像形成装置は、ベルト搬送装置として中間転写ベルトユニットを備える画像形成装置であった。しかしながら、本発明に係るベルト搬送装置又はそれを備える画像形成装置は、これに限られるものではない。すなわち、感光ドラムから直接トナー像が転写される記録材を搬送する搬送ベルトを備える搬送ベルトユニットをベルト搬送装置としてもよい。実施形態1の画像形成装置に対して、各画像形成ユニットの構成は同様であるので、説明を省略する。
具体的には、搬送ベルトユニット160は、以下を備える。記録材を搬送する搬送ベルト110と、搬送ベルト110を張架しつつ搬送ベルト110を駆動回転させる駆動ローラ60と、搬送ベルト110を張架しつつテンションを付与するために付勢部材により付勢されるテンションローラ70と、調整部材240と、を備える。
図20に、本発明のその他の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す。図20に示すように、その他の実施の形態では、給送トレイから給送される記録材を、画像形成のタイミングを図って、回転駆動する搬送ベルト110に送り込む。
搬送ベルト110上に担持された記録材Sは、タイミングを図って各々の感光ドラム1a〜1dとの転写ニップ部に搬送され、その転写ニップにおいて感光ドラム1a〜1dから直接トナー像が転写される。
このような構成において、搬送ベルト110に寄りが生じた場合、搬送ベルト110のテンションローラの同軸上に設けられた調整部材240が実施形態1と同様に回転することで、テンションローラ70が傾き、搬送ベルト110の寄りが調整される。その際、対向して配置されてセンサユニット260が、実施形態1、2と同様に揺動軸を中心に揺動する。
以上の構成により、搬送ベルト110を備えるベルト搬送装置であっても、センサユニット24がテンションローラの傾きを変位させる動きを妨げることを抑制することが可能である。
5 中間転写ベルト
7 テンションローラ
16 中間転写ベルトユニット
18 テンションローラ軸受
19 テンションローラ軸受ホルダ
21 調整部材
22 カム摺察面
23 リンク部材
24 センサユニット

Claims (14)

  1. トナー像を担持する像担持体と、回転移動する無端状のベルトであって前記像担持体からトナー像が転写される又は前記像担持体からトナー像が転写される記録材を搬送するベルトと、前記ベルトを張架する複数の張架部材と、前記ベルトに転写されたトナーパッチを検知する検知手段と、を有し、前記ベルトが前記ベルトの移動方向と直交するベルト幅方向における一端側に寄った場合、前記複数の張架部材の内の一つの寄り調整張架部材を他の張架部材に対して傾けることで前記ベルトの寄りを調整する画像形成装置において、
    前記ベルト幅方向において前記寄り調整張架部材の両側に設けられ、前記ベルトから力を受けて回転移動可能な第1、第2の調整部材と、
    前記第1の調整部材の移動と前記第2の調整部材の移動を連動させる連動手段と、を有し、
    前記検知手段と前記寄り調整張架部材は前記ベルトを介して対向しており、
    前記検知手段は、前記寄り調整張架部材と係合し、揺動軸を中心に揺動可能であり、
    前記ベルトが前記一端側に寄った場合、前記第1の調整部材が前記ベルトから力を受けて回転し、前記第2の調整部材が前記連動手段によって回転することで、前記寄り調整張架部材が他の張架部材に対して傾き、前記検知手段は前記寄り調整張架部材の移動に追従して移動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記寄り調整張架部材は、揺動軸を中心に揺動可能であり、前記ベルト幅方向において、前記検知手段の揺動軸の位置は、前記寄り調整張架部材の揺動軸の位置と実質的に同じ位置にあることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検知手段は、前記寄り調整張架部材と係合する係合部と、前記トナーパッチを検知するための検知部を備え、前記係合部は、前記ベルト幅方向において両側に第1、第2の係合部を備え、前記第1、第2の係合部は、それぞれ、前記寄り調整張架部材の両端に係合していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知手段を支持する支持軸を備え、前記検知手段は、前記支持軸と係合する支点孔を備え、前記検知手段は前記支持軸を前記検知手段の揺動軸として揺動可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知手段の揺動軸と前記寄り調整張架部材の揺動軸は、前記ベルト幅方向において、中央領域に位置することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記支点孔は、前記ベルト幅方向における、前記検知手段の重心の位置と一致する位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記寄り調整張架部材は、第1の付勢部材によって付勢されること前記ベルトにテンションを与えるテンションローラであり、
    前記検知手段を付勢する第2の付勢部材を有し、
    前記第1の付勢部材の付勢方向と前記第2の付勢部材の方向は、逆方向であり、
    前記第2の付勢部材の付勢力は、前記第1の付勢部材の付勢力よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の調整部材と前記第2の調整部材は、それぞれが、前記寄り調整張架部の軸によって支持されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ベルトが前記ベルト幅方向における他端側に寄った場合、前記第2の調整部材が前記ベルトから力を受けて移動し、前記第1の調整部材が前記連動手段によって移動することで、前記寄り調整張架部材が他の張架部材に対して傾くことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ベルトが前記一端側に寄った際に、
    前記第1の調整部材は前記ベルトから力を受けて前記ベルトの移動方向と同方向に回転可能であり、前記第2の調整部材は、前記連動手段によって前記ベルトの移動方向と逆方向に回転可能であることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記連動手段は、前記第1の調整部材の一部と前記第2の調整部材の一部を連結させ、前記ベルト幅方向における中央領域に設けられた揺動軸を中心に揺動可能な連結部材であることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記寄り調整張架部材は、前記ベルトの移動に従動するローラであり、前記第1、第2の調整部材は、カム形状を備え、前記ローラの回転軸を中心に前記ローラに対して回転可能であることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記ベルトは、前記一端側に寄った際に、前記ベルト幅方向における前記一端側のベルト端部で前記第1の調整部材に接触可能であることを特徴とする請求項8から請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1、第2の調整部材は、それそれ、前記ベルトの移動方向において前記ローラの回転軸よりも上流側に前記連動手段と係合する係合部を備えることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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