JP6108690B2 - 差動伝送回路及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに逆位相の第1信号及び第2信号からなる差動信号の伝送に用いられる差動伝送回路及び差動伝送回路を備えた電子機器に関する。
近年、デジタル複写機やデジタルカメラは、高速化・高精細化を実現するため、大容量のデジタル信号を高速に伝送する必要がある。そのため、デジタル信号を出力するドライバIC内部で同時スイッチングする素子数が増大し、かつ、そのスイッチング周期も高速化している。これらの大規模で高速に動作するICを安定動作させるためには、ICに供給する電源電圧を安定させる必要がある。そのため、プリント配線板上に実装されたICの近傍には、多数のコンデンサが配置され、ICの電源電圧を安定化させている。
上記コンデンサとICは、プリント配線板上の電源配線とグラウンド配線を介して接続されている。そのため、コンデンサからICへ供給される高周波電流が、これらの配線の寄生インダクタンス成分に流れることで電源電位変動(電源ノイズ)が引き起こされる。これらの電源ノイズは、同プリント配線板上に接続されたケーブル等をアンテナとして不要放射ノイズ(EMI:Electro Magnetic Interference)を発生させ、他の電子機器の誤動作の原因となる恐れがある。そのため、電源ノイズに起因したEMIを抑制する必要がある。
一方、高速なデジタル信号の伝送には、外来の電磁波ノイズに対する耐性が強く、かつ、放射ノイズ量も少ない差動伝送方式が広く用いられており、様々な規格が存在している。一般的な例として、以下のようなものが挙げられる。PECL(Pseudo−Emitter Coupled Logic)。LVDS(Low Voltage Differential Signaling)。PCI−express(Peripheral Component Interconnect)。
これらの差動伝送方式には、コストや消費電力、規定されている信号振幅や周波数帯域など規格によって様々な特徴があるため、送信側/受信側で各々用途に合わせて別々の伝送規格が用いられる場合がある。それぞれの規格によって規定されている信号レベル(信号振幅、中心電圧)が異なるため、送信側から出力された信号の信号レベルを受信側の規格に合わせる回路、つまり、レベルシフト回路を設ける必要がある。
従来、差動伝送におけるレベルシフト回路は、差動信号用配線1線路あたりに3つの抵抗素子からなる抵抗群を電源配線とグラウンド配線との間に2つ並列させて、合計6つの抵抗素子で構成されていた(特許文献1参照)。このレベルシフト回路において、差動信号用配線に接続された各抵抗の値を調整することで、送信側から出力された信号の直流電圧レベルを受信側の規格に合わせることができるというものである。
特開2007−324799号公報
しかしながら、上記特許文献1では、レベルシフト回路において電源配線/グラウンド配線と差動信号用配線とが抵抗素子を介して直接接続されるため、電源配線/グラウンド配線で発生した電源ノイズが各抵抗群の抵抗素子を介して差動信号用配線に伝搬する。さらに、差動信号用配線の+側と−側は、各々、レベルシフト回路の抵抗素子を介して電源配線とグラウンド配線と同電位で接続されるため、差動信号用配線の+側と−側に生じる電源ノイズは同位相となる。そのため、差動信号用配線におけるケーブル等をアンテナとして不要電磁ノイズが放射される恐れがあった。
そこで、本発明は、各抵抗群に電源ノイズが伝搬するのを抑制し、放射される不要電磁ノイズを低減することを目的とするものである。
本発明は、電源配線と、グラウンド配線と、互いに逆位相の第1信号及び第2信号からなる差動信号の伝送に用いられる第1信号用配線および第2信号用配線と、差動伝送回路と、を備えた電子機器において、前記差動伝送回路は、前記電源配線と前記グラウンド配線との間に設けられ、直列接続された少なくとも3つの第1抵抗素子を有し、前記第1信号用配線が、前記少なくとも3つの第1抵抗素子のいずれかの間に接続されて、前記第1信号の直流電圧レベルを前記電源配線と前記グラウンド配線との間の電圧レベルにシフトさせる第1抵抗群と、前記電源配線と前記グラウンド配線との間に設けられ、直列接続された少なくとも3つの第2抵抗素子を有し、前記第2信号用配線が、前記少なくとも3つの第2抵抗素子のいずれかの間に接続されて、前記第1信号の直流電圧レベルを前記電源配線と前記グラウンド配線との間の電圧レベルにシフトさせる第2抵抗群と、前記電源配線及び前記グラウンド配線のうちの一方の配線と前記第1抵抗群の一端との間に接続された第1コイル部と、前記一方の配線と前記第2抵抗群の一端との間に接続され、前記第1コイル部に磁気的に結合された第2コイル部と、を有する第1コモンモードチョークコイルと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、コモンモードチョークコイルにより、電源配線及びグラウンド配線のうちの一方の配線と各抵抗群との間の同位相成分に対するインピーダンスが高められている。したがって、一方の配線で発生した電源ノイズが各抵抗群へ伝搬するのを抑制することができ、放射される不要電磁ノイズを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る差動伝送回路を有する電子機器の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る差動伝送回路を備えた電子機器の回路構成を示す電気回路図である。 本発明の第2実施形態に係る差動伝送回路を備えた電子機器の回路構成を示す電気回路図である。 本発明の第3実施形態に係る差動伝送回路を備えた電子機器の回路構成を示す電気回路図である。 本発明の第4実施形態に係る差動伝送回路を有する電子機器の概略構成を示す説明図である。 実施例1の電子機器の回路モデルを示した電気回路図である。 周波数に対する同位相のノイズ電圧を示すグラフであり、(a)はコモンモードチョークコイルを配置しない場合、(b)はコモンモードチョークコイルを配置した場合を示している。 実施例2の電子機器の回路モデルを示した電気回路図である。 周波数に対する同位相のノイズ電圧を示すグラフであり、(a)はコモンモードチョークコイルを配置しない場合、(b)はコモンモードチョークコイルを配置した場合を示している。 実施例3の電子機器の回路モデルを示した電気回路図である。 周波数に対する同位相のノイズ電圧を示すグラフであり、(a)はコモンモードチョークコイルを配置しない場合、(b)はコモンモードチョークコイルを配置した場合を示している。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る差動伝送回路を有する電子機器の概略構成を示す説明図である。電子機器100は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらのデジタル複合機、或いはデジタルカメラ等である。この電子機器100は、差動信号を送信する送信回路としての送信側IC1と、差動信号を受信する受信回路としての受信側IC3と、差動信号の伝送路に設けられた差動伝送回路200と、直流電源回路5とを備えている。また、電子機器100は、送信側IC1が実装された第1プリント配線板111と、受信側IC3が実装された第2プリント配線板121と、を備えている。差動信号は、互いに逆位相の第1信号及び第2信号からなるデジタル信号である。送信側IC1と受信側IC3とは、基準となる直流電圧レベルが異なり、送信側IC1では、第1信号及び第2信号を第1の直流電圧レベルの直流電圧に重畳して出力する。これに対して、受信側IC3は、第1の直流電圧レベルとは異なる第2の直流電圧レベルを基準に第1信号及び第2信号を受信可能に構成されている。
差動伝送回路200は、レベルシフト回路8と、コモンモードチョークコイル(第1コモンモードチョークコイル)9とを有している。レベルシフト回路8は、差動信号の直流電圧レベルを、第1の直流電圧レベルから第2の直流電圧レベルに変換して出力するものである。レベルシフト回路8及びコモンモードチョークコイル9は、第1プリント配線板111に実装されている。
送信側IC1は、電源端子1a、グラウンド端子1b、2つの信号送信端子1c,1d(第1信号送信端子1c、第2信号送信端子1d)を有している。第1信号送信端子1cからは、差動信号のうちの第1信号が送信される。第2信号送信端子1dからは、差動信号のうちの第2信号が送信される。受信側IC3は、電源端子3a、グラウンド端子3b、2つの信号受信端子3c,3d(第1信号受信端子3c、第2信号受信端子3d)を有している。第1信号受信端子3cからは第1信号が受信され、第2信号受信端子3dからは第2信号が受信される。
第1プリント配線板111には、電源配線パターン401と、グラウンド配線パターン601と、第1信号用配線パターン211,212と、第2信号用配線パターン221,222とが形成されている。なお、プリント配線板111は、単層基板であっても多層基板であってもよく、これら配線は、表層のみに形成されていてもよいし、表層及び内層のいずれかに形成されていてもよい。また、グラウンド配線パターン601は、表層又は内層にベタパターンで形成してもよい。
電源配線パターン401は、送信側IC1の電源端子1aに電気的に接続されている。グラウンド配線パターン601は、送信側IC1のグラウンド端子1bに電気的に接続されている。第1信号用配線パターン211は、送信側IC1の第1信号送信端子1c及びレベルシフト回路8に電気的に接続され、第1信号用配線パターン212は、レベルシフト回路8に電気的に接続されている。第2信号用配線パターン221は、送信側IC1の第2信号送信端子1d及びレベルシフト回路8に電気的に接続され、第2信号用配線パターン222は、レベルシフト回路8に電気的に接続されている。
第2プリント配線板121には、電源配線パターン402と、グラウンド配線パターン602と、第1信号用配線パターン214と、第2信号用配線パターン224とが形成されている。なお、プリント配線板121は、単層基板であっても多層基板であってもよく、これら配線は、表層のみに形成されていてもよいし、表層及び内層のいずれかに形成されていてもよい。また、グラウンド配線パターン602は、表層又は内層にベタパターンで形成してもよい。
電源配線パターン402は、受信側IC3の電源端子3aに電気的に接続されている。グラウンド配線パターン602は、受信側IC3のグラウンド端子3bに電気的に接続されている。第1信号用配線パターン214は、受信側IC3の第1信号受信端子3cに電気的に接続されている。第2信号用配線パターン224は、受信側IC3の第2信号受信端子3dに電気的に接続されている。
第1プリント配線板111と第2プリント配線板121とはケーブルで接続されており、第2プリント配線板121と直流電源回路5とはケーブルで接続されている。なお、直流電源回路5は、第1プリント配線板111又は第2プリント配線板121に実装されていてもよい。
以下具体的に説明すると、電源ケーブル403の一端が第1プリント配線板111の電源配線パターン401に電気的に接続され、他端が第2プリント配線板121の電源配線パターン402に電気的に接続されている。更に、電源ケーブル404の一端が第2プリント配線板121の電源配線パターン402に電気的に接続され、他端が直流電源回路5の+極端子5aに電気的に接続されている。つまり、直流電源回路5の+極端子5aは、電源ケーブル404、電源配線パターン402を介して受信側IC3の電源端子3aに電気的に接続されている。また、直流電源回路5の+極端子5aは、電源ケーブル404、電源配線パターン402、電源ケーブル403、電源配線パターン401を介して送信側IC1の電源端子1aに電気的に接続されている。
また、グラウンドケーブル603の一端が第1プリント配線板111のグラウンド配線パターン601に電気的に接続され、他端が第2プリント配線板121のグラウンド配線パターン602に電気的に接続されている。更に、グラウンドケーブル604の一端が第2プリント配線板121のグラウンド配線パターン602に電気的に接続され、他端が直流電源回路5の−極端子5bに電気的に接続されている。つまり、直流電源回路5の−極端子5bは、グラウンドケーブル604、グラウンド配線パターン602を介して受信側IC3のグラウンド端子3bに電気的に接続されている。また、直流電源回路5の−極端子5bは、グラウンドケーブル604、グラウンド配線パターン602、グラウンドケーブル603、グラウンド配線パターン601を介して送信側IC1のグラウンド端子1bに電気的に接続されている。
また、第1信号用配線ケーブル213の一端が第1プリント配線板111の第1信号用配線パターン212に電気的に接続され、他端が第2プリント配線板121の第1信号用配線パターン214に電気的に接続されている。これにより、第1信号送信端子1cから送信された第1信号は、第1信号用配線パターン211、レベルシフト回路8、第1信号用配線パターン212、第1信号用配線ケーブル213、第1信号用配線パターン214を介して第1信号受信端子3cに伝送される。
また、第2信号用配線ケーブル223の一端が第1プリント配線板111の第2信号用配線パターン222に電気的に接続され、他端が第2プリント配線板121の第2信号用配線パターン224に電気的に接続されている。これにより、第2信号送信端子1dから送信された第2信号は、第2信号用配線パターン221、レベルシフト回路8、第2信号用配線パターン222、第2信号用配線ケーブル223、第2信号用配線パターン224を介して第2信号受信端子3dに伝送される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る差動伝送回路を備えた電子機器の回路構成を示す電気回路図である。本第1実施形態では、図2に示す電源配線4は、図1に示す電源配線パターン401、電源ケーブル403、電源配線パターン402及び電源ケーブル404で構成されている。また、図2に示すグラウンド配線6は、図1に示すグラウンド配線パターン601、グラウンドケーブル603、グラウンド配線パターン602、及びグラウンドケーブル604で構成されている。また、図2に示す第1信号用配線21は、図1に示す第1信号用配線パターン211、第1信号用配線パターン212、第1信号用配線ケーブル213、第1信号用配線パターン214で構成されている。また、図2に示す第2信号用配線22は、図1に示す第2信号用配線パターン221、第2信号用配線パターン222、第2信号用配線ケーブル223、第2信号用配線パターン224で構成されている。そして、第1信号用配線21及び第2信号用配線22により差動信号用配線2が構成されている。
レベルシフト回路8は、第1抵抗群81及び第2抵抗群82からなる。第1抵抗群81は、3つの抵抗素子811,812,813が直列接続されて構成されている。また、第2抵抗群82は、3つの抵抗素子814,815,816が直列接続されて構成されている。
そして、差動信号用配線2における第1信号用配線パターン211(図1)が、第1抵抗群81の抵抗素子812と抵抗素子813との接続点Aに接続されている。また、第1信号用配線パターン212(図1)が、抵抗素子811と抵抗素子812との接続点Bに接続されている。これにより、第1信号用配線パターン211を経て第1抵抗群81に入力した第1信号の直流電圧レベルは、電源配線4とグラウンド配線6との間の直流電圧を分圧した、接続点Aにおける第1直流電圧レベルから、接続点Bにおける第2直流電圧レベルに昇圧される。そして、第1信号用配線パターン212、第1信号用配線ケーブル213及び第1信号用配線パターン214を経て受信側IC3の第1信号受信端子3cに出力される。このように、第1抵抗群81は、電源配線4とグラウンド配線6との間の直流電圧を分圧した電圧レベルに、第1信号の直流電圧レベルをシフトさせる。
また、差動信号用配線2における第2信号用配線パターン221(図1)が、第2抵抗群82の抵抗素子815と抵抗素子816との接続点Cに接続されている。また、第2信号用配線パターン222(図1)が、抵抗素子814と抵抗素子815との接続点Dに接続されている。これにより、第2信号用配線パターン221を経て第2抵抗群82に入力した第2信号の直流電圧レベルは、電源配線4とグラウンド配線6との間の直流電圧を分圧した、接続点Cにおける第1直流電圧レベルから、接続点Dにおける第2直流電圧レベルに昇圧される。そして、第2信号用配線パターン222、第2信号用配線ケーブル223及び第2信号用配線パターン224を経て受信側IC3の第2信号受信端子3dに出力される。このように、第2抵抗群82は、電源配線4とグラウンド配線6との間の直流電圧を分圧した電圧レベルに、第2信号の直流電圧レベルをシフトさせる。
したがって、送信側IC1から送信された差動信号は、レベルシフト回路8で電圧レベルがシフトされて受信側IC3に向けて伝送され、受信側IC3に受信される。
本第1実施形態では、図2に示すように、電源配線4とレベルシフト回路8との間に、コモンモードチョークコイル9を配置している。このコモンモードチョークコイル9は、一方の配線である電源配線4と第1抵抗群81の一端81aとを接続する第1コイル部91と、電源配線4と第2抵抗群82の一端82aとを接続する第2コイル部92とを有している。具体的に説明すると、第1コイル部91の一端が電源配線4に電気的に接続され、第1コイル部91の他端が第1抵抗群81の一端81aに電気的に接続されている。また、第2コイル部92の一端が電源配線4に電気的に接続され、第2コイル部92の他端が第2抵抗群82の一端82aに電気的に接続されている。このように、第1抵抗群81の一端81aは、第1コイル部91を介して電源配線4に接続され、第2抵抗群82の一端82aは、第2コイル部92を介して電源配線4に接続されている。
第1コイル部91と第2コイル部92とは、磁気的に結合されており、巻線方向が同一方向である。なお、第1抵抗群81の他端81bは、グラウンド配線6に電気的に接続され、第2抵抗群82の他端82bは、グラウンド配線6に電気的に接続されている。
電源配線4に発生した電源ノイズ(電源電位変動)は、同位相で各コイル部91,92に伝搬することになるが、本第1実施形態では、一対のコイル部91,92でコモンモードチョークコイル9が構成されている。したがって、同位相のノイズに対しては、コモンモードチョークコイル9の各コイル部91,92は、高インピーダンスとなる。
電源配線4に発生した電源ノイズに対しては、高インピーダンスとなるコモンモードチョークコイル9により各抵抗群81,82への伝搬が抑制される。ゆえに、各抵抗群81,82を介して差動信号用配線2に伝搬するノイズが低減され、その結果、ケーブル213,223において放射される不要電磁ノイズが低減する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る差動伝送回路を備えた電子機器について説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る差動伝送回路200Aを備えた電子機器100Aの回路構成を示す電気回路図である。なお、本第2実施形態において、上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態では、コモンモードチョークコイル9を電源配線4とレベルシフト回路8との間に配置した場合について説明した。本第2実施形態では、図3に示すように、グラウンド配線6とレベルシフト回路8との間に、コモンモードチョークコイル9を配置している。このコモンモードチョークコイル9は、一方の配線であるグラウンド配線6と第1抵抗群81の一端81cとを接続する第1コイル部91と、グラウンド配線6と第2抵抗群82の一端82cとを接続する第2コイル部92とを有している。
具体的に説明すると、第1コイル部91の一端がグラウンド配線6に電気的に接続され、第1コイル部91の他端が第1抵抗群81の一端81cに電気的に接続されている。また、第2コイル部92の一端がグラウンド配線6に電気的に接続され、第2コイル部92の他端が第2抵抗群82の一端82cに電気的に接続されている。このように、第1抵抗群81の一端81cは、第1コイル部91を介してグラウンド配線6に接続され、第2抵抗群82の一端82cは、第2コイル部92を介してグラウンド配線6に接続されている。
第1コイル部91と第2コイル部92とは、磁気的に結合されており、巻線方向が同一方向である。なお、第1抵抗群81の他端81d及び第2抵抗群82の他端82dは、電源配線4に接続されている。
グラウンド配線6に発生した電源ノイズ(電源電位変動)は、同位相で各コイル部91,92に伝搬することになるが、本第2実施形態では、一対のコイル部91,92でコモンモードチョークコイル9が構成されている。したがって、同位相のノイズに対しては、コモンモードチョークコイル9の各コイル部91,92は、高インピーダンスとなる。
グラウンド配線6に発生した電源ノイズに対しては、高インピーダンスとなるコモンモードチョークコイル9により各抵抗群81,82への伝搬が抑制される。ゆえに、各抵抗群81,82を介して差動信号用配線2に伝搬する電源ノイズが低減され、その結果、ケーブル213,223において放射される不要電磁ノイズが低減する。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る差動伝送回路を備えた電子機器について説明する。図4は、本発明の第3実施形態に係る差動伝送回路200Bを備えた電子機器100Bの回路構成を示す電気回路図である。なお、本第3実施形態において、上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本第3実施形態の電子機器100Bの差動伝送回路200Bは、レベルシフト回路8と、2つのコモンモードチョークコイル9,9Aと、を備えている。第1コモンモードチョークコイル9は、上記第1実施形態と同様、電源配線4とレベルシフト回路8との間に配置されている。
第2コモンモードチョークコイル9Aは、グラウンド配線6とレベルシフト回路8との間に配置されている。この第2コモンモードチョークコイル9Aは、他方の配線であるグラウンド配線6と第1抵抗群81の他端81bとを接続する第3コイル部91Aと、グラウンド配線6と第2抵抗群82の他端82bとを接続する第4コイル部92Aとを有している。
具体的に説明すると、第3コイル部91Aの一端がグラウンド配線6に電気的に接続され、第3コイル部91Aの他端が第1抵抗群81の他端81bに電気的に接続されている。また、第4コイル部92Aの一端がグラウンド配線6に電気的に接続され、第4コイル部92Aの他端が第2抵抗群82の他端82bに電気的に接続されている。このように、第1抵抗群81の他端81bは、第3コイル部91Aを介してグラウンド配線6に接続され、第2抵抗群82の他端82bは、第4コイル部92Aを介してグラウンド配線6に接続されている。第3コイル部91Aと第4コイル部92Aとは、磁気的に結合されており、巻線方向が同一方向である。
電源配線4に発生した電源ノイズ(電源電位変動)は、同位相で各コイル部91,92に伝搬することになるが、本第3実施形態では、一対のコイル部91,92で第1コモンモードチョークコイル9が構成されている。したがって、同位相のノイズに対しては、第1コモンモードチョークコイル9の各コイル部91,92は、高インピーダンスとなる。
一方、グラウンド配線6に発生した電源ノイズ(電源電位変動)は、同位相で各コイル部91A,92Aに伝搬することになるが、本第3実施形態では、一対のコイル部91A,92Aで第2コモンモードチョークコイル9Aが構成されている。したがって、同位相のノイズに対しては、第2コモンモードチョークコイル9Aの各コイル部91A,92Aは、高インピーダンスとなる。
電源配線4に発生した電源ノイズに対しては、高インピーダンスとなる第1コモンモードチョークコイル9により各抵抗群81,82への伝搬が抑制される。また、グラウンド配線6に発生した電源ノイズに対しては、高インピーダンスとなる第2コモンモードチョークコイル9Aにより各抵抗群81,82への伝搬が抑制される。ゆえに、各抵抗群81,82を介して差動信号用配線2に伝搬するノイズが効果的に低減され、その結果、ケーブル213,223において放射される不要電磁ノイズが効果的に低減する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る差動伝送回路を備えた電子機器について説明する。図5は、本発明の第4実施形態に係る差動伝送回路を有する電子機器の概略構成を示す説明図である。上記第1〜第3実施形態では、送信側IC1と受信側IC3とが、同一の直流電源回路5により給電される場合について説明したが、本第4実施形態では、各IC1,3がそれぞれ別々の直流電源回路により給電される場合について説明する。なお、本第4実施形態において、上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本第4実施形態では、電子機器100Cは、第1直流電源回路5Aおよび第2直流電源回路5Bを備えており、第1直流電源回路5Aは、第1プリント配線板111に接続され、第2直流電源回路5Bは、第2プリント配線板121に接続されている。
具体的には、第1直流電源回路5Aの+極端子5cは、電源ケーブル405を介して第1プリント配線板111の電源配線パターン401に電気的に接続されている。また、第1直流電源回路5Aの−極端子5dは、グラウンドケーブル605を介して第1プリント配線板111のグラウンド配線パターン601に電気的に接続されている。これにより、送信側IC1は、第1直流電源回路5Aにより電力が供給される。なお、直流電源回路5Aは第1プリント配線板111に実装されていてもよい。
第2直流電源回路5Bの+極端子5eは、電源ケーブル406を介して第2プリント配線板121の電源配線パターン402に電気的に接続されている。また、第2直流電源回路5Bの−極端子5fは、グラウンドケーブル606を介して第2プリント配線板121のグラウンド配線パターン602に電気的に接続されている。これにより、受信側IC3は、第2直流電源回路5Bにより電力が供給される。なお、直流電源回路5Bは第2プリント配線板121に実装されていてもよい。
以上の構成により、本第4実施形態では、上記第1実施形態と同様、電源ノイズが、高インピーダンスとなるコモンモードチョークコイル9により各抵抗群81,82への伝搬が抑制される。ゆえに、各抵抗群81,82を介して差動信号用配線2に伝搬するノイズが低減され、その結果、ケーブル213,223において放射される不要電磁ノイズが低減する。
また、第1プリント配線板111上の送信側IC1と第2プリント配線板121上の受信側IC3とが別々の直流電源回路5A,5Bにより電力が供給される。これにより、第1プリント配線板111と第2プリント配線板121とを電源ケーブル及びグラウンドケーブルで接続する必要がない。したがって、電源ケーブル及びグラウンドケーブルを介して電源ノイズが伝搬するのを防止することができる。
なお、本第4実施形態では、電源配線4とレベルシフト回路8との間にコモンモードチョークコイル9を配置した場合について説明したがこれに限定するものではない。上記第2実施形態のように、コモンモードチョークコイルをグラウンド配線6とレベルシフト回路8との間に配置した場合であってもよく、また、上記第3実施形態のように、2つのコモンモードチョークコイルを配置した場合であってもよい。
[実施例1]
図6は、実施例1の電子機器の回路モデルを示した電気回路図である。この実施例1の回路モデルは、上記第1実施形態の電子機器の電気回路をモデル化したものである。以下、図6に示す回路モデルを用いて回路シミュレーションを実施した結果について説明する。なお、図6に示す回路モデルは図1に示した電気回路とほぼ同じであり、図1の構成と異なる部分についてのみ説明する。
送信側IC1は、市販の差動信号ドライバICのバッファモデル10とし、受信側IC3は、抵抗31,32とコンデンサ33とでモデル化し、グラウンド配線の寄生抵抗34と寄生インダクタンス35を介してグラウンド配線6に接続されている。
また、電源ノイズが送信側IC1の駆動電流により発生した場合を仮定して、電源配線4とグラウンド配線6との間に電流源11と出力インピーダンスとしての抵抗12及びコンデンサ13を配置している。それらは送信側IC1のパッケージの電源側寄生インダクタンス14、グラウンド側寄生インダクタンス15を介して電源配線4、グラウンド配線6に接続されている。
更に電源配線4とグラウンド配線6との間には、送信側IC1を駆動するためのバイパスコンデンサ71,72,73が配置されている。バイパスコンデンサについては、それぞれ寄生抵抗711,721,731及び寄生インダクタンス712,722,732をモデル化している。
また、電源配線4が配線状に形成されていることを仮定し、電源配線4の寄生インダクタンス41,42,43,44をモデル化している。なお、グラウンド配線6の規制インダクタンスは無視できるものとしている。コモンモードチョークコイル9は市販品のSPICEモデルを用いている。各モデルのパラメータ値は以下の表1で示す値としている。
Figure 0006108690
この回路モデルにおいて、図6に示すコモンモードチョークコイル9を配置した場合と、図6においてコモンモードチョークコイル9を配置しない場合とでの差動信号用配線2に現れる同位相成分の電圧スペクトラムを比較した。その結果を図7に示す。横軸が周波数、縦軸が抵抗31,32における同位相成分のノイズ電圧である。図7(a)がコモンモードチョークコイル9を配置しない場合、図7(b)がコモンモードチョークコイル9を配置した場合である。電源ノイズの成分である100MHzの整数倍のピークがコモンモードチョークコイル9を配置したことにより20dB程度減少している。
[実施例2]
図8は、実施例2の電子機器の回路モデルを示した電気回路図である。この実施例2の回路モデルは、上記第2実施形態の電子機器の電気回路をモデル化したものである。以下、図8に示す回路モデルを用いて回路シミュレーションを実施した結果について説明する。なお、図8に示す回路モデルの構成については、図6の回路モデルの構成と異なる部分についてのみ説明する。
実施例2では、グラウンド配線6が配線状に形成されていることを仮定し、グラウンド配線6の寄生インダクタンス61,62,63,64をモデル化している。なお、電源配線4の寄生インダクタンスは無視できるものとしている。
この回路モデルにおいて、図8に示すコモンモードチョークコイル9を配置した場合と、図8においてコモンモードチョークコイル9を配置しない場合とでの差動信号用配線2に現れる同位相成分の電圧スペクトラムを比較した。その結果を図9に示す。横軸が周波数、縦軸が抵抗31,32における同位相成分のノイズ電圧である。図9(a)がコモンモードチョークコイル9を配置しない場合、図9(b)がコモンモードチョークコイル9配置した場合である。電源ノイズの成分である100MHzの整数倍のピークがコモンモードチョークコイル9を配置したことにより20dB程度減少している。
[実施例3]
図10は、実施例3の電子機器の回路モデルを示した電気回路図である。この実施例3の回路モデルは、上記第3実施形態の電子機器の電気回路をモデル化したものである。以下、図10に示す回路モデルを用いて回路シミュレーションを実施した結果について説明する。なお、図10に示す回路モデルの構成については、図6の回路モデルの構成と異なる部分についてのみ説明する。
実施例3では、電源配線4、グラウンド配線6が共に配線状に形成されていることを仮定し、電源配線4の寄生インダクタンス41,42,43,44、グラウンド配線6の寄生インダクタンス61,62,63,64をモデル化している。
この回路モデルにおいて、図10に示すコモンモードチョークコイル9,9Aを配置した場合と、図10においてコモンモードチョークコイル9,9Aを配置しない場合とでの差動信号用配線2に現れる同位相成分の電圧スペクトラムを比較した。その結果を図11に示す。横軸が周波数、縦軸が抵抗31,32における同位相成分のノイズ電圧である。図11(a)がコモンモードチョークコイル9,9Aを配置しない場合、(b)がコモンモードチョークコイル9,9Aを配置した場合である。電源ノイズの成分である100MHzの整数倍のピークがコモンモードチョークコイル9,9Aを配置したことにより10dB程度減少している。
なお、本発明は、以上説明した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
上記第1〜第4実施形態では、差動伝送回路のレベルシフト回路及びコモンモードチョークコイルを第1プリント配線板に実装した場合について説明したが、第2プリント配線板に実装した場合であっても本発明は適用可能である。
また、上記第1〜第4実施形態では、レベルシフト回路の各抵抗群において、差動信号の直流電圧レベルを、第1の直流電圧レベルから第2の直流電圧レベルに昇圧する場合について説明したが、降圧する場合についても本発明適用可能である。
また、上記第1〜第4実施形態では、各抵抗群が、3つの抵抗素子が直列接続されて構成されているが、これに限定するものではなく、各抵抗群が、少なくとも3つの抵抗素子が直列接続されて構成されていればよい。つまり、各抵抗群が、分圧する電圧レベルを調整するために3つの抵抗素子以外に更に別の抵抗素子を備えていてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、直流電源回路がプリント配線板に実装されていない場合について説明したが、直流電源回路がプリント配線板に実装されていてもよい。
1…送信側IC(送信回路)、3…受信側IC(受信回路)、4…電源配線、6…グラウンド配線、8…レベルシフト回路、9…第1コモンモードチョークコイル、9A…第2コモンモードチョークコイル、81…第1抵抗群、82…第2抵抗群、91…第1コイル部、92…第2コイル部、100…電子機器、200…差動伝送回路、811,812,113…抵抗素子、811,812,813…抵抗素子

Claims (7)

  1. 電源配線と、グラウンド配線と、互いに逆位相の第1信号及び第2信号からなる差動信号の伝送に用いられる第1信号用配線および第2信号用配線と、差動伝送回路と、を備えた電子機器において、
    前記差動伝送回路は、
    前記電源配線と前記グラウンド配線との間に設けられ、直列接続された少なくとも3つの第1抵抗素子を有し、前記第1信号用配線が、前記少なくとも3つの第1抵抗素子のいずれかの間に接続されて、前記第1信号の直流電圧レベルを前記電源配線と前記グラウンド配線との間の電圧レベルにシフトさせる第1抵抗群と、
    前記電源配線と前記グラウンド配線との間に設けられ、直列接続された少なくとも3つの第2抵抗素子を有し、前記第2信号用配線が、前記少なくとも3つの第2抵抗素子のいずれかの間に接続されて、前記第1信号の直流電圧レベルを前記電源配線と前記グラウンド配線との間の電圧レベルにシフトさせる第2抵抗群と、
    前記電源配線及び前記グラウンド配線のうちの一方の配線と前記第1抵抗群の一端との間に接続された第1コイル部と、前記一方の配線と前記第2抵抗群の一端との間に接続され、前記第1コイル部に磁気的に結合された第2コイル部と、を有する第1コモンモードチョークコイルと、を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記差動伝送回路は、前記電源配線及び前記グラウンド配線のうちの他方の配線と前記第1抵抗群の他端とを接続する第3コイル部と、前記他方の配線と前記第2抵抗群の他端とを接続し、前記第3コイル部に磁気的に結合された第4コイル部と、を有する第2コモンモードチョークコイルを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記差動信号を送信する送信回路と、
    前記差動伝送回路を経た前記差動信号を受信する受信回路と、を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記第1抵抗群および前記第2抵抗群でレベルシフト回路が構成され、
    前記レベルシフト回路の一端側に前記送信回路が設けられ、他端側に前記受信回路が設けられており、電源、前記送信回路、前記レベルシフト回路、及び前記受信回路にてひとつの回路を形成していること特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記送信回路及び前記差動伝送回路が実装された第1プリント配線板と、
    前記受信回路が実装された第2プリント配線板と、を更に備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の電子機器。
  6. 互いに逆位相の第1信号及び第2信号からなる差動信号の伝送に用いられる差動伝送回路において、
    直列接続された少なくとも3つの第1抵抗素子を有し、電源配線とグラウンド配線との間の直流電圧を分圧した電圧レベルに、前記第1信号の直流電圧レベルをシフトさせる第1抵抗群と、
    直列接続された少なくとも3つの第2抵抗素子を有し、前記電源配線と前記グラウンド配線との間の直流電圧を分圧した電圧レベルに、前記第2信号の直流電圧レベルをシフトさせる第2抵抗群と、
    前記電源配線及び前記グラウンド配線のうちの一方の配線と前記第1抵抗群の一端とを接続する第1コイル部と、前記一方の配線と前記第2抵抗群の一端とを接続し、前記第1コイル部に磁気的に結合された第2コイル部と、を有する第1コモンモードチョークコイルと、を備えたことを特徴とする差動伝送回路。
  7. 前記電源配線及び前記グラウンド配線のうちの他方の配線と前記第1抵抗群の他端とを接続する第3コイル部と、前記他方の配線と前記第2抵抗群の他端とを接続し、前記第3コイル部に磁気的に結合された第4コイル部と、を有する第2コモンモードチョークコイルを更に備えたことを特徴とする請求項に記載の差動伝送回路。
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