JP6107134B2 - X線透視装置 - Google Patents

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この発明は、X線管とX線検出器とを備え、被検者を透視するX線透視装置に関する。
癌などの患部に対してX線や電子線等の放射線を照射する放射線治療においては、放射線を患部に正確に照射する必要がある。しかしながら、被検者が体を動かしてしまう場合があるばかりではなく、患部自体に動きが生ずる場合がある。例えば、肺の近くの腫瘍は呼吸に基づき大きく移動する。このため、腫瘍のそばにマーカを配置し、このマーカの位置を2方向X線透視式の動体追跡装置で検出して、治療放射線の照射を制御する構成を有する放射線治療装置が提案されている(特許文献1および特許文献2参照)。
この放射線治療装置においては、第1X線管と第1X線検出器から成る第1X線透視機構と、第2X線管と第2X線検出器から成る第2X線透視機構とを使用して体内に埋め込まれたマーカを撮影し、第1X線透視機構による二次元の透視画像と第2X線透視機構による二次元の透視画像を利用して三次元の位置情報を得る。そして、連続してX線透視を行うことによって、リアルタイムでマーカの三次元の位置情報を演算することで、移動を伴う部位のマーカを高精度で検出することができ、このマーカの位置情報に基づいて治療放射線の照射を制御することで、腫瘍の動きに応じた高精度の放射線照射を実行することが可能となる。
特許第3053389号公報 特開2006−230673号公報
このような放射線治療装置に使用されるX線透視装置は、互いに平行に配置された略U字形状を有する一対のレールを天井から吊下し、この一対のレールに沿って第1X線検出器を支持した台座と第2X線検出器を支持した台座とを移動させるとともに、互いに平行に配置された略U字形状を有する一対のレールを床下に埋設し、この一対のレールに沿って第1X線管を支持した台座と第2X線管を支持した台座とを移動させることにより、第1、第2X線管と第1、第2X線検出器とを必要な位置に移動させる構成となっている。
図8は、このような従来のX線透視装置において、X線管またはX線検出器を支持した台座93を互いに平行に配設された一対のレール91、92に沿って移動させる構成を示す概要図である。また、図9は、台座93に位置ずれが生ずる状態を示す説明図である。なお、これらの図においては、一対のレール91、92については、一部の領域のみを図示している。
一対のレール91、92は、直線部と円弧部とを備えている。そして、台座93には、レール91と当接して回転する車輪94と、レール92と当接して回転する一対の車輪95とが配設されている。ここで、直線部と円弧部とから構成される一対のレール91、92においては、直線部における一対のレール91、92間の距離Aと、円弧部における一対のレール91、92間の距離Bとを正確に一致させることは困難である。このため、一対の車輪95は、車輪94との距離を変更可能な状態で台座93に配設されている。そして、台座93には、一対の車輪95をレール92に向けて付勢するバネ96が配設されている。これにより、台座93を一対のレール91、92における直線部と円弧部との両方に沿って、スムースに移動させることが可能となる。
しかしながら、このような構成を採用した場合には、台座93に位置ずれが生ずる場合がある。すなわち、この台座93は、一対のバネ96の作用によりその位置を変更することが可能な状態であることから、一対のレール91、92における直線部において、図9(a)に示す状態から傾斜して、図9(b)に示す状態となる場合がある。このような現象が生じた場合には、台座93により支持されたX線管またはX線検出器に位置ずれが生じ、正確なX線透視が実行できないことになる。
図10は、他の従来の実施形態に係る台座93において位置ずれが生ずる状態を示す説明図である。
この実施形態においても、台座93には、レール91と当接して回転する車輪94と、レール92と当接して回転する一対の車輪95とが配設されている。そして、この実施形態においては、一対の車輪95は台座93に固定されており、車輪94が車輪95との距離を変更可能な状態で台座93に配設されている。そして、台座93には、車輪94をレール91に向けて付勢するバネ97が配設されている。この実施形態においても、台座93が一対のレール91、92における直線部において、図10(a)に示す状態から傾斜して、図10(b)に示す状態となる場合がある。この場合においても、台座93により支持されたX線管またはX線検出器に位置ずれが生じ、正確なX線透視が実行できないことになる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、X線管またはX線検出器を正確に位置決めして、正確なX線透視を実行することが可能なX線透視装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、X線を照射するX線管と、当該X線を画像信号に変換するX線検出器と、前記X線管または前記X線検出器を支持する台座と、直線部と円弧部とを備え、互いに平行に配設されることにより前記台座を案内する第1、第2レールと、前記台座に配設され、前記第1レールと当接して回転する第1車輪と、前記台座に配設され、前記第2レールと当接して回転する第2車輪と、前記第2車輪を前記第2レールに向けて付勢する付勢手段と、前記第1レールおよび前記第2レールにおける直線部と対向する位置において、前記第1レールおよび前記第2レールと平行に配設された直線状の第3レールと、前記台座に配設され、前記第3レールに当接して回転する第3車輪とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第3レールは、前記X線管または前記X線検出器における予め設定された透視位置付近に配設される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第3レールは、前記第1レールと前記第2レールとの間の位置に配設される。
請求項4に記載の発明は、X線を照射する第1X線管と当該X線を画像信号に変換する第1X線検出器とから成る第1X線透視機構と、X線を照射する第2X線管と当該X線を画像信号に変換する第2X線検出器とから成る第2X線透視機構と、前記第1X線管と前記第1X線検出器とを、互いに対向配置される予め設定された第1透視位置および第2透視位置に移動させるとともに、前記第2X線管と前記第2X線検出器とを、互いに対向配置される予め設定された第1透視位置および第2透視位置に移動させる移動機構と、を備えたX線透視装置において、前記移動機構は、前記第1X線管を支持するX線管用第1台座と、前記第2X線管を支持するX線管用第2台座と、前記第1X線管および前記第2X線管における第1透視位置に配置された直線部と、前記第1X線管および前記第2X線管における第2透視位置に配置された直線部と、これらの直線部を連結するための円弧部を有する連結部とを各々備え、互いに平行に配設されることにより前記X線管用第1台座および前記X線管用第2台座を案内するX線管用の第1、第2レールと、前記X線管用第1台座および前記X線管用第2台座に各々配設され、前記X線管用の第1レールと当接して回転する第1車輪と、前記X線管用第1台座および前記X線管用第2台座に各々配設され、前記X線管用の第2レールと当接して回転する第2車輪と、前記第2車輪を前記X線管用の第2レールに向けて付勢する付勢手段と、前記X線管用の第1レールおよび前記X線管用の第2レールにおける直線部と対向する位置において、前記X線管用の第1レールおよび前記X線管用の第2レールと平行に配設された直線状のX線管用の第3レールと、前記X線管用第1台座および前記X線管用第2台座に各々配設され、前記X線管用の第3レールに当接して回転する第3車輪と、前記第1X線検出器を支持するX線検出器用第1台座と、前記第2X線検出器を支持するX線検出器用第2台座と、前記第1X線検出器および前記第2X線検出器における第1透視位置に配置された直線部と、前記第1X線検出器および前記第2X線検出器における第2透視位置に配置された直線部と、これらの直線部を連結するための円弧部を有する連結部とを各々備え、互いに平行に配設されることにより前記X線検出器用第1台座および前記X線検出器用第2台座を案内するX線検出器用の第1、第2レールと、X線検出器用第1台座および前記X線検出器用第2台座に各々配設され、前記X線検出器用の第1レールと当接して回転する第1車輪と、X線検出器用第1台座および前記X線検出器用第2台座に各々配設され、前記X線検出器用の第2レールと当接して回転する第2車輪と、前記第2車輪を前記X線検出器用の第2レールに向けて付勢する付勢手段と、前記X線検出器用の第1レールおよび前記X線検出器用の第2レールにおける直線部と対向する位置において、前記X線検出器用の第1レールおよび前記X線検出器用の第2レールと平行に配設された直線状のX線検出器用の第3レールと、前記X線検出器用第1台座および前記X線検出器用第2台座に各々配設され、前記X線検出器用の第3レールに当接して回転する第3車輪とを備えることを特徴とする。
請求項1および請求項4に記載の発明によれば、X線管またはX線検出器を支持する台座を、直線部と円弧部を備えて互いに平行に配置された一対のレールによって案内する構成を採用した場合においても、台座を正確に位置決めすることが可能となる。このため、X線管またはX線検出器を正確に位置決めして、正確なX線透視を実行することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、第3レールを必要最小限の位置に配置した場合においても、X線透視時においてはX線管またはX線検出器を正確に位置決めして、正確なX線透視を実行することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、第1レールと第2レールとの間に配置した第3レールにより、コンパクトな構成でありながら、X線透視時においてX線管またはX線検出器を正確に位置決めして、正確なX線透視を実行することが可能となる。
この発明に係るX線透視装置を適用した放射線治療装置の斜視図である。 放射線治療装置におけるヘッド55およびヘッド支持部54の揺動動作を示す説明図である。 第1X線管1a、第2X線管1b、第1X線検出器2a、第2X線検出器2bが、各々、第1透視位置および第2透視位置に配置された状態を示す説明図である。 X線検出器用第1台座4aとX線検出器用の第1、第2レール11、12および第3レール13との配置関係を示す平面概要図である。 X線検出器用第1台座4aとX線検出器用の第1、第2レール11、12および第3レール13との配置関係を示す側面概要図である。 X線検出器用の第1、第2レール11、12と第3レール13との関係、および、X線管用の第1、第2レール21、22と第3レール23との配置関係を示す平面概要図である。 X線管用第1台座3aとX線管用の第1、第2レール21、22および第3レール23との配置関係を示す側面概要図である。 従来のX線透視装置において、X線管またはX線検出器を支持した台座93を互いに平行に配設された一対のレール91、92に沿って移動させる構成を示す概要図である。 台座93に位置ずれが生ずる状態を示す説明図である。 他の従来の実施形態に係る台座93において位置ずれが生ずる状態を示す説明図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係るX線透視装置を適用した放射線治療装置の斜視図である。また、図2は、放射線治療装置におけるヘッド55およびヘッド支持部54の揺動動作を示す説明図である。
この放射線治療装置は、撮影台56上で横たわった被検者57の患部に対してX線や電子線等の放射線を照射して放射線治療を行うためのものであり、治療室の床面51上に設置されたガントリー53と、このガントリー53に対して水平方向を向く軸を中心として揺動するヘッド支持部54と、このヘッド支持部54に支持され、被検者57に向けて放射線を照射するためのヘッド55とを備える。ヘッド支持部54の揺動動作により、ヘッド55は、被検者57の患部に対して、様々な角度から放射線を照射することが可能となる。
この放射線治療時においては、放射線を患部に正確に照射する必要がある。このため、患部付近には、マーカが設置される。そして、第1X線透視機構と第2X線透視機構とを使用して体内に埋め込まれたマーカを連続的に透視して、第1X線透視機構と第2X線透視機構により得た二次元の透視画像からマーカの三次元の位置情報を演算することで、マーカを高精度で検出する構成となっている。
このような透視を実行するためのこの発明に係るX線透視装置は、第1X線管1aと第1X線検出器2aとから成る第1X線透視機構と、第2X線管1bと第2X線検出器2bとから成る第2X線透視機構と、これらの第1X線管1aと第1X線検出器2aとを互いに対向配置される後述する第1透視位置および第2透視位置に移動させるとともに、第2X線管1bと第2X線検出器2bとを互いに対向配置される第1透視位置および第2透視位置に移動させる移動機構とを備える。なお、第1、第2X線検出器2a、2bとしては、例えば、イメージインテンシファイア(I.I.)やフラットパネルディテクタ(FPD)が使用される。
第1X線管1aは、X線管用第1台座3aに支持されている。また、第2X線管1bは、X線管用第2台座3bに支持されている。撮影室の床面に形成された凹部の底面52には、二つの直線部を円弧部を含む連結部により接続した略U字状のX線管用の第1レール21と、このX線管用の第1レール21と同様二つの直線部を円弧部を含む連結部により接続した略U字状のX線管用の第2レール22とが配設されている。これらのX線管用の第1レール21およびX線管用の第2レール22は、互いに平行に配置されている。そして、X線管用第1台座3aおよびX線管用第2台座3bは、これらのX線管用の第1、第2レール21、22により案内されて、後述する第1透視位置および第2透視位置に移動する。
同様に、第1X線検出器2aは、X線検出器用第1台座4aに支持されている。また、第2X線検出器2bは、X線検出器用第2台座4bに支持されている。撮影室の天井からは、二つの直線部を円弧部を含む連結部により接続した略U字状のX線検出器用の第1レール11と、このX線検出器用の第1レール11と同様二つの直線部を円弧部を含む連結部により接続した略U字状のX線検出器用の第2レール12とが吊下されている。これらのX線検出器用の第1レール11およびX線検出器用の第2レール12は、互いに平行に配置されている。そして、X線検出器用第1台座4aおよびX線検出器用第2台座4bは、これらのX線検出器用の第1、第2レール11、12により案内されて、後述する第1透視位置および第2透視位置に移動する。
図3は、第1X線管1a、第2X線管1b、第1X線検出器2a、第2X線検出器2bが、各々、第1透視位置および第2透視位置に配置された状態を示す説明図である。
このX線透視装置は、予め設定された三つのポジションにおいて、被検者57を互いに異なる二方向から透視する構成を有する。図3(a)は、第1X線管1a、第2X線管1b、第1X線検出器2a、第2X線検出器2bが、第1のポジションにおいて、被検者57を互いに異なる二方向から透視する状態を示し、図3(b)は、第1X線管1a、第2X線管1b、第1X線検出器2a、第2X線検出器2bが、第2のポジションにおいて、被検者57を互いに異なる二方向から透視する状態を示し、図3(c)は、第1X線管1a、第2X線管1b、第1X線検出器2a、第2X線検出器2bが、第3のポジションにおいて、被検者57を互いに異なる二方向から透視する状態を示している。
このように、このX線透視装置は、三つのポジションにおいて被検者57を互いに異なる二方向から透視する構成であることから、図2に示すように、放射線治療装置におけるヘッド55が、被検者57に対して様々な角度から放射線を照射する場合においても、ヘッド55の移動に支障を来すことなくX線透視を実行することが可能となる。そして、このような三つのポジションにおいては、第1X線管1aと第2X線管1b、また、第1X線検出器2aおよび第2X線検出器2bは、予め設定された第1透視位置または第2透視位置のいずれかの一方の位置に配置されることになる。
なお、図3(a)に示す第1のポジションにおいては、第1X線管1aは第1透視位置に、第2X線管1bは第1透視位置に、第1X線検出器2aは第1透視位置に、第2X線検出器2bは第1透視位置に、各々、配置される。図3(b)に示す第2のポジションにおいては、第1X線管1aは第2透視位置に、第2X線管1bは第1透視位置に、第1X線検出器2aは第2透視位置に、第2X線検出器2bは第1透視位置に、各々、配置される。図3(c)に示す第3のポジションにおいては、第1X線管1aは第2透視位置に、第2X線管1bは第2透視位置に、第1X線検出器2aは第2透視位置に、第2X線検出器2bは第2透視位置に、各々、配置される。
X線管用第1台座3aおよびX線管用第2台座3bが、X線管用の第1、第2レール21、22により構成される移動経路20に沿って移動することにより、第1X線管1aおよび第2X線管1bが、各々、第1透視位置および第2透視位置に配置される。また、X線検出器用第1台座4aおよびX線検出器用第2台座4bが、X線検出器用の第1、第2レール11、12により構成される移動経路10に沿って移動することにより、第1X線検出器2aおよび第2X線検出器2bが、各々、第1透視位置および第2透視位置に配置される。
次に、上述したX線管用第1台座3aおよびX線管用第2台座3bとX線管用の第1、第2レール21、22との配置関係、および、X線検出器用第1台座4aおよびX線検出器用第2台座4bとX線検出器用の第1、第2レール11、12との配置関係について説明する。図4は、X線検出器用第1台座4aとX線検出器用の第1、第2レール11、12および第3レール13との配置関係を示す平面概要図である。また、図5は、X線検出器用第1台座4aとX線検出器用の第1、第2レール11、12および第3レール13との配置関係を示す側面概要図である。さらに、図6は、X線検出器用の第1、第2レール11、12と第3レール13との配置関係、および、X線管用の第1、第2レール21、22と第3レール23との配置関係を示す平面概要図である。なお、図4においては、X線管用の第1、第2レール21、22は一部の領域のみを図示している。
図4および図5に示すように、X線検出器用の第1レール11と第2レール12との間には、X線検出器用の第3レール13が配設されている。このX線検出器用の第3レール13は、直線状の形状を有し、X線検出器用の第1レール11およびX線検出器用の第2レール12における直線部と対向するそれらの中間の位置において、X線検出器用の第1レール11およびX線検出器用の第2レール12と平行に配設されている。そして、このX線検出器用の第3レール13は、図6(a)に示すように、第1X線検出器2aの第1透視位置と、第1X線検出器2aの第2透視位置と、第2X線検出器2bの第1透視位置と、第2X線検出器2bの第2透視位置との4箇所の位置に配設されている。
図5に示すように、X線検出器用第1台座4aには、X線検出器用の第1レール11と当接して回転する第1車輪31が配設されている。この第1車輪31は、軸受44により支持された軸41を中心に回転可能な状態でX線検出器用第1台座4aに固定されている。そして、軸41はモータ59と接続されており、第1車輪31はモータ59の駆動により回転する。
また、X線検出器用第1台座4aには、X線検出器用の第2レール12と当接して回転する第2車輪32が配設されている。この第2車輪32は、軸受45により支持された軸42を中心に回転する。軸受45は、図5に示す左右方向に移動可能となっており、また、軸受45とX線検出器用第1台座4aに配設された固定金具47との間にはバネ34が配設されている。このため、第2車輪32は、X線検出器用第1台座4aに、第1車輪31との距離を変更可能で、かつ、バネ34の作用によりX線検出器用の第2レール12に向けて付勢された状態でX線検出器用第1台座4aに支持されている。
さらに、X線検出器用第1台座4aには、X線検出器用の第3レール13と当接して回転する第3車輪33が配設されている。この第3車輪33は、軸受46により支持された軸43を中心に回転可能な状態でX線検出器用第1台座4aに固定されている。このため、第1車輪31と第3車輪33との距離は、一定となっている。
図4および図5に示すように、X線検出器用の第3レール13の下端部には、X線検出器用第1台座4aに配設されたドッグ49を検出することによりX線検出器用第1台座4aの位置を確認するためのセンサ101が配設されている。X線検出器用第1台座4a自体は、図示しない支持機構によって、X線検出器用の第1、第2レール11、12により支持されている。
なお、X線検出器用第2台座4bは、上述したX線検出器用第1台座4aと同様の構成を有する。
このような構成を有するX線検出器用第1台座4aおよびX線検出器用第2台座4bにおいては、モータ59の駆動により第1車輪31を回転させることにより、X線検出器用第1台座4aおよびX線検出器用第2台座4bをX線検出器用の第1レール11および第2レール12に沿って移動させることが可能となる。このとき、第1車輪31と第2車輪32との距離が変更可能であることから、X線検出器用の第1レール11および第2レール12が直線部と円弧部とから構成されている場合においても、X線検出器用第1台座4aおよびX線検出器用第2台座4bをX線検出器用の第1、第2レール11、12における直線部と円弧部との両方に沿って、スムースに移動させることが可能となる。
そして、図3(a)に示すように、第1X線検出器2aの第1、第2透視位置および第2X線検出器2bの第1、第2透視位置の4箇所の位置においてX線検出器用の第1レール11と第2レール12との間に第3レール13が配設されるとともに、この第3レール13に当接する第3車輪33と第1レール11に当接する第1車輪31との距離が一定となっていることから、X線検出器用の第1レール11および第2レール12に対するX線検出器用第1台座4aおよびX線検出器用第2台座4bの姿勢を一定に維持することが可能となる。このため、図9に示す従来技術のように、X線検出器用第1台座4aまたはX線検出器用第2台座4bが傾斜して、X線検出器用第1台座4aまたはX線検出器用第2台座4bにより支持された第1X線検出器2aまたは第2X線検出器2bに位置ずれが生じることを防止することが可能となる。
図7は、X線管用第1台座3aとX線管用の第1、第2レール21、22および第3レール23との配置関係を示す側面概要図である。なお、図5に示す部材と対応する部材については、同一の符号を付している。
図7に示すように、X線管用の第1レール21と第2レール22との間には、X線管用の第3レール23が配設されている。このX線管用の第3レール23は、直線状の形状を有し、X線管用の第1レール21およびX線管用の第2レール22における直線部と対向するそれらの中間の位置において、X線管用の第1レール21およびX線管用の第2レール22と平行に配設されている。そして、このX線管用の第3レール23は、図6(b)に示すように、第1X線管1aの第1透視位置と、第1X線管1aの第2透視位置と、第2X線管1bの第1透視位置と、第2X線管1bの第2透視位置との4箇所の位置に配設されている。
図7に示すように、X線管用第1台座3aには、X線管用の第1レール21と当接して回転する第1車輪31が配設されている。この第1車輪31は、軸受44により支持された軸41を中心に回転可能な状態でX線管用第1台座3aに固定されている。そして、軸41はモータ59と接続されており、第1車輪31はモータ59の駆動により回転する。
また、X線管用第1台座3aには、X線管用の第2レール22と当接して回転する第2車輪32が配設されている。この第2車輪32は、軸受45により支持された軸42を中心に回転する。軸受45は、図7に示す左右方向に移動可能となっており、また、軸受45とX線管用第1台座3aに配設された固定金具47との間にはバネ34が配設されている。このため、第2車輪32は、X線管用第1台座3aに、第1車輪31との距離を変更可能で、かつ、バネ34の作用によりX線管用の第2レール22に向けて付勢された状態でX線管用第1台座3aに支持されている。
さらに、X線管用第1台座3aには、X線管用の第3レール23と当接して回転する第3車輪33が配設されている。この第3車輪33は、軸受46により支持された軸43を中心に回転可能な状態でX線管用第1台座3aに固定されている。このため、第1車輪31と第3車輪33との距離は、一定となっている。
X線管用の第3レール23の上端部には、X線管用第1台座3aに配設されたドッグ49を検出することによりX線管用第1台座3aの位置を確認するためのセンサ101が配設されている。X線管用第1台座3a自体は、図示しない支持機構によって、X線管用の第1、第2レール21、22により支持されている。
なお、X線管用第2台座3bは、上述したX線管用第1台座3aと同様の構成を有する。
このような構成を有するX線管用第1台座3aおよびX線管用第2台座3bにおいては、モータ59の駆動により第1車輪31を回転させることにより、X線管用第1台座3aおよびX線管用第2台座3bをX線管用の第1レール21および第2レール22に沿って移動させることが可能となる。このとき、第1車輪31と第2車輪32との距離が変更可能であることから、X線管用の第1レール21および第2レール22が直線部と円弧部とから構成されている場合においても、X線管用第1台座3aおよびX線管用第2台座3bをX線管用の第1、第2レール21、22における直線部と円弧部との両方に沿って、スムースに移動させることが可能となる。
そして、図3(b)に示すように、第1X線管1aの第1、第2透視位置および第2X線管1bの第1、第2透視位置の4箇所の位置においてX線管用の第1レール21と第2レール22との間に第3レール23が配設されるとともに、この第3レール23に当接する第3車輪33と第1レール21に当接する第1車輪31との距離が一定となっていることから、X線管用の第1レール21および第2レール22に対するX線管用第1台座3aおよびX線管用第2台座3bの姿勢を一定に維持することが可能となる。このため、図9に示す従来技術のように、X線管用第1台座3aまたはX線管用第2台座3bが傾斜して、X線管用第1台座3aまたはX線管用第2台座3bにより支持された第1X線管1aまたは第2X線管1bに位置ずれが生じることを防止することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、固定された単一の第1車輪31と移動可能な一対の第2車輪32とを使用しているが、図10に示す従来の実施形態と同様、固定された車輪を一対使用するとともに、移動可能な車輪を一つだけ使用するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、X線検出器用の第3レール13を第1X線検出器2aおよび第2X線検出器2bにおける透視位置付近にのみ配設し、X線管用の第3レール23を第1X線管1aおよび第2X線管1bにおける透視位置付近にのみ配設している。このため、第3レール13、23を必要最小限の位置に配置しながら正確なX線透視を実行し得るばかりではなく、透視位置付近以外の位置においては、駆動に要するトルクや振動を小さなものとすることが可能となる。しかしながら、X線検出器用の第3レール13をX線検出器用の第1、第2レール11、12における直線部に対応する全領域に配設し、X線管用の第3レール23をX線管用の第1、第2レール21、22における直線部に対応する全領域に配設するようにしてもよい。すなわち、これらのX線検出器用第3レールおよびX線管用第3レールは、少なくとも透視位置に配設されていればよい。
1a 第1X線管
1b 第2X線管
2a 第1X線検出器
2b 第2X線検出器
3a X線管用第1台座
3b X線管用第2台座
4a X線検出器用第1台座
4b X線検出器用第2台座
11 第1レール
12 第2レール
13 第3レール
21 第1レール
22 第2レール
23 第3レール
31 第1車輪
32 第2車輪
33 第3車輪
34 バネ
52 底面
53 ガントリー
54 ヘッド支持部
55 ヘッド
56 撮影台
57 被検者
58 天井
59 モータ

Claims (4)

  1. X線を照射するX線管と、
    当該X線を画像信号に変換するX線検出器と、
    前記X線管または前記X線検出器を支持する台座と、
    直線部と円弧部とを備え、互いに平行に配設されることにより前記台座を案内する第1、第2レールと、
    前記台座に配設され、前記第1レールと当接して回転する第1車輪と、
    前記台座に配設され、前記第2レールと当接して回転する第2車輪と、
    前記第2車輪を前記第2レールに向けて付勢する付勢手段と、
    前記第1レールおよび前記第2レールにおける直線部と対向する位置において、前記第1レールおよび前記第2レールと平行に配設された直線状の第3レールと、
    前記台座に配設され、前記第3レールに当接して回転する第3車輪と、
    を備えることを特徴とするX線透視装置。
  2. 請求項1に記載のX線透視装置において、
    前記第3レールは、前記X線管または前記X線検出器における予め設定された透視位置付近に配設されるX線透視装置。
  3. 請求項2に記載のX線透視装置において、
    前記第3レールは、前記第1レールと前記第2レールとの間の位置に配設されるX線透視装置。
  4. X線を照射する第1X線管と当該X線を画像信号に変換する第1X線検出器とから成る第1X線透視機構と、X線を照射する第2X線管と当該X線を画像信号に変換する第2X線検出器とから成る第2X線透視機構と、
    前記第1X線管と前記第1X線検出器とを、互いに対向配置される予め設定された第1透視位置および第2透視位置に移動させるとともに、前記第2X線管と前記第2X線検出器とを、互いに対向配置される予め設定された第1透視位置および第2透視位置に移動させる移動機構と、
    を備えたX線透視装置において、
    前記移動機構は、
    前記第1X線管を支持するX線管用第1台座と、
    前記第2X線管を支持するX線管用第2台座と、
    前記第1X線管および前記第2X線管における第1透視位置に配置された直線部と、前記第1X線管および前記第2X線管における第2透視位置に配置された直線部と、これらの直線部を連結するための円弧部を有する連結部とを各々備え、互いに平行に配設されることにより前記X線管用第1台座および前記X線管用第2台座を案内するX線管用の第1、第2レールと、
    前記X線管用第1台座および前記X線管用第2台座に各々配設され、前記X線管用の第1レールと当接して回転する第1車輪と、
    前記X線管用第1台座および前記X線管用第2台座に各々配設され、前記X線管用の第2レールと当接して回転する第2車輪と、
    前記第2車輪を前記X線管用の第2レールに向けて付勢する付勢手段と、
    前記X線管用の第1レールおよび前記X線管用の第2レールにおける直線部と対向する位置において、前記X線管用の第1レールおよび前記X線管用の第2レールと平行に配設された直線状のX線管用の第3レールと、
    前記X線管用第1台座および前記X線管用第2台座に各々配設され、前記X線管用の第3レールに当接して回転する第3車輪と、
    前記第1X線検出器を支持するX線検出器用第1台座と、
    前記第2X線検出器を支持するX線検出器用第2台座と、
    前記第1X線検出器および前記第2X線検出器における第1透視位置に配置された直線部と、前記第1X線検出器および前記第2X線検出器における第2透視位置に配置された直線部と、これらの直線部を連結するための円弧部を有する連結部とを各々備え、互いに平行に配設されることにより前記X線検出器用第1台座および前記X線検出器用第2台座を案内するX線検出器用の第1、第2レールと、
    X線検出器用第1台座および前記X線検出器用第2台座に各々配設され、前記X線検出器用の第1レールと当接して回転する第1車輪と、
    X線検出器用第1台座および前記X線検出器用第2台座に各々配設され、前記X線検出器用の第2レールと当接して回転する第2車輪と、
    前記第2車輪を前記X線検出器用の第2レールに向けて付勢する付勢手段と、
    前記X線検出器用の第1レールおよび前記X線検出器用の第2レールにおける直線部と対向する位置において、前記X線検出器用の第1レールおよび前記X線検出器用の第2レールと平行に配設された直線状のX線検出器用の第3レールと、
    前記X線検出器用第1台座および前記X線検出器用第2台座に各々配設され、前記X線検出器用の第3レールに当接して回転する第3車輪と、
    を備えることを特徴とするX線透視装置。
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