JP6105710B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
図4は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
図14を用いて、主制御基板100のメイン処理を説明する。
メインCPU100aは、初期化処理として、電源投入に応じて、メインROM100bから起動プログラムを読み込むとともに、メインRAM100cに記憶されるフラグ等を初期化したり、副制御基板200に送信する各種のコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶したりする。
次に、メインCPU100aは、変動パターン乱数(第1変動パターン乱数、第2変動パターン乱数)を更新する変動パターン乱数更新処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄乱数および大当たり乱数を更新する際に参照される初期値乱数の更新を行う。以降は、所定の割込み処理が行われるまで、ステップS2とステップS3との処理を繰り返し行う。
図15を用いて、主制御基板100のタイマ割込処理を説明する。
まず、メインCPU100aは、各種タイマカウンタを更新する時間制御処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄乱数、大当たり乱数、高確抽選乱数、普通図柄乱数を更新する処理を行う。具体的には、それぞれの乱数カウンタを1加算して、乱数カウンタを更新する。なお、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の初期値乱数の値から乱数を更新する。
次に、メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18a、第1始動口検出スイッチ20a、第2始動口検出スイッチ22a、ゲート検出スイッチ24a、大入賞口検出スイッチ28aに入力があったか否か判定する入力制御処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄、特別電動役物の制御を行うための特図特電処理を行う。
次に、メインCPU100aは、普通図柄、普通電動役物の制御を行うための普図普電処理を行う。
次に、メインCPU100aは、一般入賞口18、第1始動口20、第2始動口22、大入賞口28に遊技球が入球したか否かを確認するとともに、遊技球の入球があった場合には、それぞれに対応する払出個数指定コマンドを払出制御基板120に送信する。
次に、メインCPU100aは、外部情報データ、第2始動口開閉ソレノイドデータ、大入賞口開閉ソレノイドデータ、各表示器80、82、84、86、88,90の表示データを作成する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS700で作成した各データの信号を出力させるポート出力処理、および、上記各ステップでメインRAM100cの演出用伝送データ格納領域にセットされたコマンドを送信するコマンド送信処理を行う。
まず、メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が一般入賞口18に入球したか否かを判定する。メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18aから検出信号が入力された場合には、賞球のために用いる一般入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する。
次に、メインCPU100aは、大入賞口検出スイッチ28aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が大入賞口28に入球したか否かを判定する。メインCPU100aは、大入賞口検出スイッチ28aから検出信号が入力された場合には、賞球のために用いる大入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新するとともに、大入賞口28に入球した遊技球を計数するための大入賞口入球カウンタを加算して更新する。
次に、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が第1始動口20に入球したか否かを判定して、大当たりの抽選を行うための所定のデータをセットする。詳しくは、図17を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、第2始動口検出スイッチ22aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が第2始動口22に入球したか否かを判定する。なお、この第2始動口検出スイッチ入力処理は、各種データを異にする点を除いて、上記ステップS330の第1始動口検出スイッチ入力処理と同じである。
次に、メインCPU100aは、ゲート検出スイッチ24aから信号が入力されたか、すなわち、遊技球がゲート24を通過したか否かを判定する。このゲート検出スイッチ入力処理については、図18を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、特定領域検出スイッチ39aから信号が入力されたか、すなわち、遊技球が特定領域39に進入したか否かを判定する。この特定領域検出スイッチ入力処理については、図19を用いて後述する。
まず、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたか否かを判定する。第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS330−2に処理を移し、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS330−1において、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたと判定した場合には、メインCPU100aは、賞球のために用いる賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、保留記憶領域に記憶されている第1保留数(X1)が4未満であるか否かを判定する。その結果、第1保留数(X1)<4と判定した場合にはステップS330−4に処理を移し、第1保留数(X1)≧4と判定した場合には第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS330−3において、第1保留数(X1)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留数(X1)に「1」加算した値を新たな第1保留数(X1)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された特別図柄乱数を取得して、第1保留記憶領域にある第1記憶部から第4記憶部まで順に空いている記憶部を検索し、空いている記憶部に取得した特別図柄乱数を記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された大当たり乱数を取得するとともに、当該取得した大当たり乱数を、上記ステップS330−5で特別図柄乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新された変動パターン乱数(第1変動パターン乱数、第2変動パターン乱数)を取得するとともに、上記ステップS330−5およびステップS330−6で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
次に、メインCPU100aは、第1保留が記憶されたことを示す始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域にセットし、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたか否かを判定する。その結果、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS350−2に処理を移し、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS350−1において、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたと判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)が4未満であるかを判定する。その結果、普図保留数(Y)<4と判定した場合にはステップS350−3に処理を移し、普図保留数(Y)≧4と判定した場合には、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS350−2において、普図保留数(Y)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)に「1」加算した値を新たな普図保留数(Y)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された普通図柄乱数を取得して普図保留記憶領域に記憶して、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。なお、普図保留記憶領域は、第1記憶部〜第4記憶部の4つの記憶部を有しており、普通図柄乱数が取得されると、第1記憶部から順に普通図柄乱数が記憶されていない空きの記憶部が検索され、空いている記憶部のうちもっとも番号(序数)の小さい記憶部に、取得した普通図柄乱数が記憶される。以下では、普図保留記憶領域の記憶部に記憶された普通図柄乱数を普図保留とよぶ。
まず、メインCPU100aは、特定領域検出スイッチ39aから検出信号が入力されたか否かを判定する。その結果、特定領域検出スイッチ39aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS360−2に処理を移し、特定領域検出スイッチ39aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、当該特定領域検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS360−1において、特定領域検出スイッチ39aから検出信号が入力されたと判定した場合には、メインCPU100aは、有効期間フラグがオンしているか否かを判定する。その結果、有効期間フラグがオンしていると判定した場合にはステップS360−3に処理を移し、有効期間フラグはオンしていないと判定した場合にはステップS360−4に処理を移す。
上記ステップS360−2において、有効期間フラグがオンしていると判定した場合には、メインCPU100aは、特定領域進入フラグをオンして当該特定領域検出スイッチ入力処理を終了する。なお、ここでオンされる特定領域進入フラグは、特別遊技中において、特定領域39に有効に遊技球が進入したことを示すものである。
一方、上記ステップS360−2において、有効期間フラグはオンしていないと判定した場合には、メインCPU100aは、エラー処理を実行して当該特定領域検出スイッチ入力処理を終了する。なお、ここでは、エラーコマンドが副制御基板200に送信され、当該エラーコマンドに基づいてエラーの報知がなされることとなる。
まず、メインCPU100aは、特図特電データの値をロードする。この特図特電データとしては、特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ「00」と、特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ「01」と、停止後処理の実行を示すデータ「02」と、特別電動役物制御処理の実行を示すデータ「03」と、特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」と、が設けられている。
メインCPU100aは、第2保留記憶領域に第2保留が記憶されているか(第2保留数(X2)>0)を判定する。その結果、第2保留が記憶されていると判定した場合にはステップS420−2に処理を移し、第2保留は記憶されていないと判定した場合にはステップS420−3に処理を移す。
上記ステップS420−1において、第2保留記憶領域に第2保留が記憶されていると判定した場合には、メインCPU100aは、第2保留記憶領域に記憶されている第2保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている各乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第2記憶部〜第4記憶部に各乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号(序数)の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第2保留は、留保された順に処理領域に書き込まれることとなる。したがって、記憶部に記憶された第2保留は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、大当たりの抽選を行う際の判定に用いられることとなる。また、このとき、第2保留数(X2)から「1」減算した値を新たな第2保留数(X2)として記憶する。
また、上記ステップS420−1において、第2保留記憶領域に第2保留は記憶されていないと判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留記憶領域に第1保留が記憶されているかを判定する。その結果、第1保留が記憶されていると判定した場合にはステップS420−4に処理を移し、第1保留は記憶されていないと判定した場合にはステップS420−10に処理を移す。
上記ステップS420−3において、第1保留記憶領域に第1保留が記憶されていると判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留記憶領域に記憶されている第1保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている各乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第2記憶部〜第4記憶部に各乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号(序数)の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第1保留は、留保された順に処理領域に書き込まれることとなる。したがって、記憶部に記憶された第1保留は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、大当たりの抽選を行う際の判定に用いられることとなる。また、このとき、第1保留数(X1)から「1」減算した値を新たな第1保留数(X1)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、特別図柄判定テーブル(図5参照)のうち、現在の遊技状態に対応するテーブルを選択し、当該選択したテーブルと、上記ステップS420−2または上記ステップS420−4において処理領域に複写された特別図柄乱数とに基づいて大当たりの抽選結果を導出する。そして、導出した抽選結果に応じて図柄種別判定テーブル(図6参照)を選択するとともに、当該選択したテーブルと、上記ステップS420−2または上記ステップS420−4において処理領域に複写された大当たり乱数とに基づいて特別図柄を決定する。そして、当該決定した特別図柄に対応するデータを、メインRAM100cの所定の領域に記憶する。また、この特別図柄決定処理においては、現在の遊技状態、すなわち、特別図柄を決定したときの遊技状態が遊技状態バッファに記憶される。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−5で決定された特別図柄の種別を示す図柄決定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、決定された特別図柄の種別に係る情報が、変動演出の開始時に副制御基板200に伝送されることとなる。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−2または上記ステップS420−4において処理領域に上書きされた変動パターン乱数を、発展前変動パターンコマンド決定テーブルおよび発展後変動パターンコマンド決定テーブルに基づいて判定することにより変動パターンを決定する。この変動パターン決定処理については、図22を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、第1特別図柄表示器80または第2特別図柄表示器82において、特別図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、第1保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第1特別図柄表示器80が点滅表示を開始するとともに、第2保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第2特別図柄表示器82が点滅表示を開始する。なお、ここで制御される点滅表示とは、各表示器80、82において「−」が所定の間隔で点滅することをいうものである。また、第1保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第1保留が1つ減ることを示すように、第1特別図柄保留表示器84が表示制御され、第2保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第2保留が1つ減ることを示すように、第2特別図柄保留表示器86が表示制御される。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421で導出した合計変動時間を変動時間カウンタにセットする。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動停止処理が実行されるように、特図特電データに「01」をセットし、当該特別図柄変動開始処理を終了する。
また、上記ステップS420−3において、第1保留は記憶されていないと判定した場合には、メインCPU100aは、デモ判定処理を実行する。このデモ判定処理において、メインCPU100aは、特別図柄の変動表示が行われていない時間を計時するとともに、所定時間にわたって特別図柄の変動表示が行われない場合には、演出表示部50aにデモ画面を表示するためのデモコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。
まず、メインCPU100aは、始動口種別(第1始動口または第2始動口)、特別図柄決定処理によって決定された特別図柄の種別、設定されている遊技状態、および高確抽選の結果を参照し、発展後変動パターンコマンド決定テーブル(図10参照)を選択する。
次に、メインCPU100aは、処理領域に記憶された第2変動パターン乱数と、上記ステップS421−1で選択した発展後変動パターンコマンド決定テーブルとに基づいて発展後変動パターンコマンドを判定する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−2で判定された発展後変動パターンコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−2で判定された発展後変動パターンに基づいて、発展前変動パターンコマンド決定テーブルを選択する(図11参照)。
次に、メインCPU100aは、処理領域に記憶された第1変動パターン乱数と、上記ステップS421−4で選択した発展前変動パターンコマンド決定テーブルとに基づいて発展前変動パターンコマンドを判定する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−5で判定された発展前変動パターンコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−2で判定された発展後変動パターンの変動時間と、上記ステップS421−5で判定された発展前変動パターンの変動時間とから、合計変動時間を演算して当該変動パターン決定処理を終了する。
メインCPU100aは、変動時間(ステップS420−8でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、変動時間が経過したと判定した場合にはステップS430−2に処理を移し、変動時間は経過していないと判定した場合には当該特別図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS430−1において、変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS420−5で決定、記憶された特別図柄を、第1特別図柄表示器80または第2特別図柄表示器82に停止表示するための停止表示データをセットする。
次に、メインCPU100aは、図柄が確定したことを示す図柄確定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、上記のようにして特別図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに図柄を停止表示する時間をセットする。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において停止後処理が実行されるように、特図特電データに「02」をセットし、当該特別図柄変動停止処理を終了する。
メインCPU100aは、停止表示時間(ステップS430−4でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、停止表示時間は経過していないと判定した場合には当該停止後処理を終了し、停止表示時間を経過したと判定した場合にはステップS440−2に処理を移す。
上記ステップS440−1において、停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、時短回数更新処理を行う。ここでは、メインCPU100aは、現在の遊技状態が時短遊技状態であることを示す時短遊技フラグがオンしているか否かを判定する。そして、時短遊技フラグがオンしている場合には、メインRAM100cに設けられた時短回数記憶領域を更新する。この時短回数記憶領域には、時短回数、すなわち、当該時短遊技状態が終了するまでの残り変動回数(継続回数)が記憶されており、ここでは、現在、記憶されている残り変動回数から「1」減算した値を新たな残り変動回数として記憶することとなる。なお、時短回数を更新した結果、時短回数=0となった場合には、同時に時短遊技フラグをオフする処理が行われることとなる。また、時短遊技フラグはオンしていないと判定した場合には、そのまま次のステップS440−3に処理を移す。
次に、メインCPU100aは、高確回数更新処理を行う。ここでは、メインCPU100aは、現在の遊技状態が高確率遊技状態であることを示す高確遊技フラグがオンしているか否かを判定する。そして、高確遊技フラグがオンしている場合には、メインRAM100cに設けられた高確回数記憶領域を更新する。この高確回数記憶領域には、高確回数、すなわち、当該高確率遊技状態が終了するまでの残り変動回数(継続回数)が記憶されており、ここでは、現在、記憶されている残り変動回数から「1」減算した値を新たな残り変動回数として記憶することとなる。なお、高確回数を更新した結果、高確回数=0となった場合には、同時に高確遊技フラグをオフする処理が行われることとなる。また、高確遊技フラグはオンしていないと判定した場合には、そのまま次のステップS440−4に処理を移す。
次に、メインCPU100aは、停止表示されている図柄が大当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示されている図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS440−5に処理を移し、停止表示されている図柄は大当たり図柄であると判定した場合にはステップS440−6に処理を移す。
上記ステップS440−4において、停止表示されている図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、特図特電データに「00」をセットし、当該停止後処理を終了する。これにより、次の特別図柄の変動表示が開始可能となる。
一方、上記ステップS440−4において、停止表示されている図柄は大当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、変動開始時の遊技状態を遊技状態バッファに記憶した後、遊技状態(高確遊技フラグ、時短遊技フラグ、高確回数、時短回数)をリセットする処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別電動役物制御処理が実行されるように、特図特電データに「03」をセットする。これにより、大当たり図柄が停止表示した後に特別遊技が開始されることとなる。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態を確認し、遊技状態コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットして当該停止後処理を終了する。
メインCPU100aは、まず、特別遊技を開始するにあたってオープニング開始処理が実行済みであるかを判定する。その結果、オープニング開始処理が実行済みであると判定した場合にはステップS450−5に処理を移し、オープニング開始処理は実行済みではないと判定した場合にはステップS450−2に処理を移す。
上記ステップS450−1において、オープニング開始処理は実行済みではないと判定した場合には、メインCPU100aは、まず、特別遊技を開始するにあたってオープニング開始処理を行う。具体的には、オープニングコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、オープニング時間を計時すべく、オープニング時間計時タイマをセットする。なお、ここでセットされたカウンタ値は、上記ステップS100のタイマ更新処理で減算される。
次に、メインCPU100aは、回転体モータ38xの通電を開始する。これにより、特別遊技(オープニング)の開始に伴って回転体モータ38xが通電制御され、振分装置38が作動することとなる。
一方、上記ステップS450−1において、オープニング開始処理は実行済みであると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS450−3でオープニング時間計時タイマにセットされたオープニング時間が経過したかを判定する。その結果、オープニング時間が経過したと判定した場合にはステップS450−6に処理を移し、オープニング時間は経過していないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS450−5において、オープニング時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、エンディング開始処理が実行済みであるかを判定する。その結果、エンディング開始処理が実行済みであると判定した場合にはステップS450−10に処理を移し、エンディング開始処理は実行済みではないと判定した場合にはステップS451に処理を移す。
上記ステップS450−6において、エンディング開始処理は実行済みではないと判定した場合には、メインCPU100aは特別遊技実行処理を行う。なお、この特別遊技実行処理については、図26を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、全ラウンド遊技が終了したかを判定する。その結果、全ラウンド遊技が終了したと判定した場合にはステップS450−8に処理を移し、全ラウンド遊技は終了していないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS450−7において、全ラウンド遊技が終了したと判定した場合には、メインCPU100aは、エンディング開始処理を実行する。具体的には、エンディングコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、エンディング時間を計時すべく、エンディング時間計時タイマをセットする。なお、ここでセットされたカウンタ値は、上記ステップS100のタイマ更新処理で減算される。
一方、上記ステップS450−6において、エンディング開始処理は実行済みであると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS450−9でエンディング時間計時タイマにセットされたエンディング時間が経過したかを判定する。その結果、エンディング時間が経過したと判定した場合にはステップS450−11に処理を移し、エンディング時間は経過していないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS450−10において、エンディング時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、特図特電処理において特別遊技終了処理が実行されるように、特図特電データに「04」をセットし、当該特別電動役物制御処理を終了する。
メインCPU100aは、ラウンド遊技の実行にあたって参照する図7の作動テーブル1、2がセットされていない場合には、停止表示されている特別図柄の種別を判定するとともに、当該特別図柄に対応する作動テーブルをセットする。そして、セットされた作動テーブルと、後述する各タイマの時間と、にしたがって大入賞口開閉ソレノイド28cを通電制御する。
次に、メインCPU100aは、各ラウンド遊技の開始タイミングであるかを判定する。その結果、各ラウンド遊技の開始タイミングであると判定した場合にはステップS451−3に処理を移し、各ラウンド遊技の開始タイミングではないと判定した場合にはステップS451−4に処理を移す。
上記ステップS451−2において、各ラウンド遊技の開始タイミングであると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS451−1でセットされた作動テーブルを参照して、各ラウンド遊技における大入賞口開閉ソレノイド28cの通電時間、すなわち、大入賞口28の開放時間を開放時間計時タイマにセットする。なお、ここで開放時間計時タイマにセットされたカウンタ値は、上記ステップS100で減算される。
一方、上記ステップS451−2において、各ラウンド遊技の開始タイミングではないと判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS451−3でセットされたカウンタ値が0になったかを判定し、各ラウンド遊技の終了タイミングであるかを判定する。その結果、各ラウンド遊技の終了タイミングであると判定した場合にはステップS451−5に処理を移し、各ラウンド遊技の終了タイミングではないと判定した場合にはステップS451−9に処理を移す。
上記ステップS451−4において、各ラウンド遊技の終了タイミングであると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS451−1でセットされた作動テーブルを参照して、各ラウンド遊技の終了後に設定されるインターバル時間をインターバル時間計時タイマにセットする。なお、ここでインターバル時間計時タイマにセットされたカウンタ値は、上記ステップS100で減算される。
次に、メインCPU100aは、有効期間フラグをオンする。これにより、インターバルの開始に伴って特定領域39への遊技球の進入が有効化される。
次に、メインCPU100aは、滞留領域37に遊技球が進入しているかを判定する。その結果、滞留領域検出スイッチ37aの検出信号により、滞留領域37に遊技球が進入していると判定した場合にはステップS451−8に処理を移し、滞留領域37に遊技球は進入していないと判定した場合には当該特別遊技実行処理を終了する。
次に、メインCPU100aは、図8(c)に示す第2ストッパ制御テーブルを参照して第2ストッパソレノイド36cを通電制御する。これにより、インターバルの開始に伴って第2ストッパ36が没入し、滞留領域37に保持されていた遊技球が振分装置38に向けて流下することとなる。
一方、上記ステップS451−4において、各ラウンド遊技の終了タイミングではないと判定した場合には、上記ステップS451−5でセットしたタイマを確認し、現在、インターバル中であるかを判定する。その結果、インターバル中であると判定した場合にはステップS451−10に処理を移し、インターバル中ではないと判定した場合にはステップS451−12に処理を移す。
上記ステップS451−9において、現在、インターバル中であると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS451−5でインターバル時間計時タイマにセットされたインターバル時間が経過したかを判定する。その結果、インターバル時間が経過したと判定した場合にはステップS451−11に処理を移し、インターバル時間は経過していないと判定した場合には当該特別遊技実行処理を終了する。
上記ステップS451−10において、インターバル時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、有効期間フラグをオフする。これにより、以後、特定領域39への遊技球の進入が無効化されることとなる。
一方、上記ステップS451−9において、インターバル中ではないと判定した場合、すなわち、現在、ラウンド遊技中である場合には、メインCPU100aは、図8(a)、図8(b)に示す第1ストッパ制御テーブル1、2を参照して第1ストッパソレノイド35cを通電制御する。
まず、メインCPU100aは、特定領域進入フラグがオンしているかを判定する。その結果、特定領域進入フラグがオンしていると判定した場合にはステップS460−2に処理を移し、特定領域進入フラグはオンしていないと判定した場合にはステップS460−11に処理を移す。
上記ステップS460−1において、特定領域進入フラグがオンしていると判定した場合には、メインCPU100aは、時短遊技フラグをオンする。これにより、特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態に設定されることとなる。
次に、メインCPU100aは、時短回数を120にセットする。
次に、メインCPU100aは、高確遊技フラグをオンする。これにより、特別遊技の終了後の遊技状態が高確率遊技状態に設定されることとなる。
次に、メインCPU100aは、高確回数を120にセットする。
次に、メインCPU100aは、特定領域39に進入した遊技球を振分装置38から排出するための処理を実行する。なお、詳しい説明は省略するが、特定領域39に進入した遊技球は、特別遊技が終了するまで当該特定領域39内に保持され、特別遊技が終了すると、開閉手段が開閉されて特定領域39から排出されることとなる。一方、非特定領域40には開閉手段が設けられておらず、非特定領域40に進入した遊技球は、当該非特定領域40内に保持されることなく、そのまま非特定領域40を通過することとなる。
次に、メインCPU100aは、特定領域進入フラグをオフする。
次に、メインCPU100aは、回転体モータ38xの通電を停止する。これにより、特別遊技の終了に伴って回転体モータ38xの通電が停止制御され、振分装置38の作動が停止されることとなる。なお、ここでは、回転体モータ38xが予め定められた初期位置まで可動したところで、回転体モータ38xが停止される。
次に、メインCPU100aは、遊技状態を確認し、遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。この遊技状態指定コマンドは、高確遊技フラグ、高確回数、時短遊技フラグ、時短回数に係る情報を有している。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、特図特電データに「00」をセットし、当該特別遊技終了処理を終了する。
一方、上記ステップS460−1において、特定領域進入フラグはオンしていないと判定した場合には、メインCPU100aは、時短遊技フラグをオフする。これにより、特別遊技の終了後の遊技状態が非時短遊技状態に設定されることとなる。
次に、メインCPU100aは、時短回数を0にセットする。
次に、メインCPU100aは、高確遊技フラグをオフする。これにより、特別遊技の終了後の遊技状態が低確率遊技状態に設定されることとなる。
次に、メインCPU100aは、高確回数を0にセットし、以後、上記ステップS460−8〜ステップS460−10の処理を実行する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データの値をロードする。この普図普電データは、普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」と、普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」と、普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」と、普通電動役物制御処理の実行を示すデータ「13」と、が設けられている。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=10と判定した場合にはステップS520−2に処理を移し、普図普電データ=10ではないと判定した場合には当該普通図柄変動開始処理を終了する。
上記ステップS520−1において、普図普電データ=10と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)が1以上であるかを判定する。その結果、普図保留数(Y)≧1と判定した場合にはステップS520−3に処理を移し、普図保留数(Y)<1と判定した場合には当該普通図柄変動開始処理を終了する。
上記ステップS520−2において、普図保留数(Y)≧1と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)から「1」減算した値を新たな普図保留数(Y)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、普図保留記憶領域に記憶されている普図保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第3記憶部および第4記憶部に乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号(序数)の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、普図保留記憶領域に記憶された普図保留は、記憶された順に処理領域に書き込まれることとなる。つまり、普図保留記憶領域に記憶された乱数は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、当選判定処理に用いられることとなる。
次に、メインCPU100aは、処理領域に複写された普通図柄乱数の当選判定処理を行う。具体的には、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、図12(a)に示す普通図柄判定テーブル1を参照して、処理領域に複写された普通図柄乱数を判定する。また、現在の遊技状態が時短遊技状態である場合には、図12(b)に示す普通図柄判定テーブル2を参照して、処理領域に複写された普通図柄乱数を判定する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS520−5の当選判定処理の結果が当選であるか否かを判定する。その結果、当選の判定結果が得られた場合にはステップS520−7に処理を移し、当選ではなくハズレの判定結果が得られた場合にはステップS520−8に処理を移す。
上記ステップS520−6において、判定結果が当選であると判定した場合には、メインCPU100aは、当たり図柄データをメインRAM100cの所定の領域に記憶する。
一方、上記ステップS520−6において、判定結果がハズレであると判定した場合には、メインCPU100aは、ハズレ図柄データをメインRAM100cの所定の領域に記憶する。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態が、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれに設定されているかを確認するとともに、現在の遊技状態に応じて普図変動時間をセットする。具体的には、図13(a)に示すように、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、普図変動時間カウンタに20秒をセットし、時短遊技状態である場合には普図変動時間カウンタに1秒をセットする。
次に、メインCPU100aは、普通図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、普通図柄の変動表示が行われる場合には、普通図柄表示器88が点滅表示を開始する。また、普通図柄の変動表示が開始するのと同時に、普図保留が1つ減ることを示すように、普通図柄保留表示器90が表示制御される。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態を変動開始時の遊技状態として遊技状態バッファに記憶する。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動停止処理が実行されるように、普図普電データに「11」をセットし、当該普通図柄変動開始処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=11と判定した場合にはステップS530−2に処理を移し、普図普電データ=11ではないと判定した場合には当該普通図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS530−1において、普図普電データ=11と判定した場合には、メインCPU100aは、普図変動時間(ステップS520−9でセット)が経過したかを判定する。その結果、普図変動時間が経過したと判定した場合にはステップS530−3に処理を移し、普図変動時間は経過していないと判定した場合には当該普通図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS530−2において、普図変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、普通図柄表示器88に普通図柄を停止表示するための停止表示データをセットする。
次に、メインCPU100aは、上記のようにして普通図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに図柄を停止表示する時間をセットする。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄停止後処理が実行されるように、普図普電データに「12」をセットし、当該普通図柄変動停止処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=12と判定した場合にはステップS540−2に処理を移し、普図普電データ=12ではないと判定した場合には当該普通図柄停止後処理を終了する。
上記ステップS540−1において、普図普電データ=12と判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示時間(ステップS530−4でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、停止表示時間は経過していないと判定した場合には当該普通図柄停止後処理を終了し、停止表示時間を経過したと判定した場合にはステップS540−3に処理を移す。
上記ステップS540−2において、停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示されている図柄が当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示されている図柄は当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS540−5に処理を移し、停止表示されている図柄は当たり図柄であると判定した場合にはステップS540−4に処理を移す。
上記ステップS540−3において、停止表示されている図柄は当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、普図普電処理において普通電動役物制御処理が実行されるように、普図普電データに「13」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
一方、上記ステップS540−3において、停止表示されている図柄は当たり図柄ではない(ハズレ図柄である)と判定した場合には、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図普電データに「10」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通電動役物制御処理の実行を示すデータ「13」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=13と判定した場合にはステップS550−2に処理を移し、普図普電データ=13ではないと判定した場合には当該普通電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS550−1において、普図普電データ=13と判定した場合には、メインCPU100aは、普通電動役物が制御中であるか、すなわち、すでに始動口開閉ソレノイド22cが通電制御中であるかを判定する。その結果、普通電動役物が制御中であると判定した場合には、ステップS550−5に処理を移し、普通電動役物は制御中ではないと判定した場合にはステップS550−3に処理を移す。
上記ステップS550−2において、普通電動役物は制御中ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、普通図柄の変動開始時の遊技状態が、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれであったかを判定する。
次に、メインCPU100aは、始動口開閉ソレノイド22cの通電制御を開始すべく、上記ステップS550−3において確認した遊技状態に応じて通電制御データをセットする。具体的には、普通図柄の変動開始時の遊技状態が非時短遊技状態であった場合には始動口開閉ソレノイド22cの通電制御データとして、開放回数=1回、1回の開放時間=0.1秒となる通電制御データをセットする。また、普通図柄の変動開始時の遊技状態が時短遊技状態であった場合には、開放回数=2回、1回の開放時間=2.9秒となる通電制御データをセットする。
また、上記ステップS550−2において、普通電動役物が制御中であると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS550−4でセットされた通電時間を経過したかを判定する。その結果、通電時間を経過したと判定した場合にはステップS550−6に処理を移し、通電時間は経過していないと判定した場合には当該普通電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS550−5において、通電時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、始動口開閉ソレノイド22cの通電を停止する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図普電データに「10」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
また、上記実施形態において、図25に示す処理を実行するメインCPU100aが本発明の特別遊技実行手段に相当する。
また、上記実施形態において、図27に示す処理を実行するメインCPU100aが本発明の遊技状態設定手段に相当する。
また、上記実施形態におけるゲート24内の領域が本発明の進入領域に相当するが、この進入領域の配置や具体的な形状等は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態において、図28に示す普図普電処理を実行するメインCPU100aが本発明の始動可変入賞装置制御手段に相当する。
8 遊技盤
16 遊技領域
16a 第1遊技領域
16b 第2遊技領域
20 第1始動口
22 第2始動口
22b 可動片
22c 始動口開閉ソレノイド
26 アタッカー装置
28 大入賞口
28c 大入賞口開閉ソレノイド
38 振分装置
39 特定領域
40 非特定領域
100 主制御基板
100a メインCPU
100b メインROM
100c メインRAM
200 副制御基板
200a サブCPU
200b サブROM
200c サブRAM
Claims (1)
- 相対的に遊技者に不利な非特定遊技状態または当該非特定遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態に遊技状態が設定され、当該設定されている遊技状態に対応する条件下で遊技が進行する遊技機であって、
遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域に設けられ遊技球が進入可能な第1始動領域および第2始動領域と、
前記遊技領域に設けられ、遊技球の入球を不可能とする閉状態または遊技球の入球を可能とする開状態に変位するアタッカー装置と、
前記アタッカー装置に入球した遊技球が進入可能な特定領域と、
前記アタッカー装置内に設けられ、当該アタッカー装置に入球した遊技球が導かれる第1通路と、
前記特定領域側に遊技球が導かれる第2通路と、
前記第1通路から前記第2通路への遊技球の進入を可能とする開状態、または、当該第1流路から当該第2通路への遊技球の進入を不可能とする閉状態に変位するストッパ装置と、
前記第1始動領域または前記第2始動領域への遊技球の進入を条件として、前記アタッカー装置および前記ストッパ装置が開閉制御されるとともに当該アタッカー装置への遊技球の入球に応じた賞球を獲得可能な特別遊技の実行可否を少なくとも決定し、前記特別遊技の実行を可能とする場合に、当該実行する特別遊技の種別として、複数種類設けられた特別遊技の種別の中からいずれか1の特別遊技の種別を決定する抽選手段と、
前記抽選手段によって前記特別遊技を実行可能とする決定がなされた場合に、前記抽選手段によって決定された種別に対応する特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
前記特別遊技の実行中に前記アタッカー装置に入球した遊技球が前記特定領域に進入した場合には、当該特別遊技の終了後の遊技状態を前記特定遊技状態に設定し、前記特別遊技の実行中に前記アタッカー装置に入球した遊技球が前記特定領域に進入しなかった場合には、当該特別遊技の終了後の遊技状態を前記非特定遊技状態に設定する遊技状態設定手段と、を備え、
前記複数種類の特別遊技には、予め設定された態様で前記アタッカー装置および前記ストッパ装置が開閉する第1の特別遊技、および、前記第1の特別遊技よりも前記特定領域への遊技球の進入機会が増す態様で前記アタッカー装置および前記ストッパ装置が開閉する第2の特別遊技が少なくとも含まれ、
前記抽選手段は、
前記第2始動領域に遊技球が進入したことを契機として前記特別遊技の実行を可能とする決定をする場合に、前記第1始動領域に遊技球が進入したことを契機として前記特別遊技の実行を可能とする決定をする場合よりも、当該実行する特別遊技の種別として、前記第2の特別遊技を高確率で決定し、
前記第2始動領域に遊技球が進入したことを契機として実行される特別遊技の方が、前記第1始動領域に遊技球が進入したことを契機として実行される特別遊技よりも、獲得可能な賞球の期待値が高いことを特徴とする遊技機。
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