JP6105610B2 - 物体を持ち上げて位置決めする装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物体を持ち上げて位置決めする装置に関する。
吸引ヘッドにより物体を負圧と摩擦によって保持し、吸引ヘッドに懸架しながら空間内で任意に動かすことができるようにするためにポンプ等に接続された吸引ヘッド、たとえば弾性的な吸着盤に基づいて、空間内で物体を持ち上げて位置決めする装置が知られている。特に比較的大きい商品や平坦な商品、たとえばプラスチックフィルム、金属板、紙などについては、通常、物体を運動中に保持できるようにするために複数の吸引ヘッドが必要となる。運動時には、運動に引き続いて物体の正確な位置決めを可能にできるようにするために、物体と吸引ヘッドとの間の相対運動が確実に回避されなくてはならない。
幾何学的に変形している物体、粗い表面をもつ物体、またはオイル、泥、もしくはその他の仕方で汚れている物体について公知の吸引ヘッドを使用すると、吸引ヘッドが一時的に物体との接触を失って、物体が吸引ヘッドから落ちるという危険がある。さらに、空間内で斜めの運動をするときに公知の吸引ヘッドを使用すると、物体が運動によって吸引ヘッドから剥離して落下するという危険もある。
さらには物体、特に平坦な物体を取り扱うために、多くの場合に円筒形であるハウジングの内部で渦風が生成され、渦風によって負圧が生成され、この負圧によって物体を引き付けることができる装置が知られている。このような種類の装置はボルテックスアトラクターとも呼ばれる。特許文献1は、渦風を生成するために半径方向に配置された多数の羽根を備えたインペラを有するボルテックスアトラクターを記載している。渦風は負圧を生じさせ、物体を引き付けて保持するために、この負圧を利用することができる。
しかし公知のボルテックスアトラクターでは、湾曲したジオメトリーや粗い表面をもつ物体が、持上げプロセスまたは保持プロセスの間に装置に対して相対的に変位し、そのために物体の正確な位置決めが妨げられるという問題が同じく生じることがある。
US6,565,321
したがって本発明の課題は、物体のできる限り良好な位置決めが可能となる、物体を持ち上げて位置決めする装置を提供することにある。
本発明の課題は、請求項1または請求項21の特徴を有する装置によって解決される。
物体を持ち上げて位置決めする本発明の装置は、前記装置が物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、ハウジングは吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有していることを特徴とする。
摩擦部材により、物体と装置の間の意図しない相対運動を回避するために、物体と、物体を持ち上げて位置決めする装置との間の摩擦が高くなる。
摩擦部材は、吸込開口部の手前での渦風による負圧の形成をできる限りわずかしか損なわないために、吸込開口部の面積の60%以下を覆うのが特別に好ましい。
摩擦部材は、吸込開口部の手前での渦風による負圧の形成をできる限りわずかしか損なわないために、吸込開口部の直径の4%以下の高さを有しているのが好ましい。
1つの好ましい実施形態では、摩擦部材は、幾何学的に変形した物体への当接もできる限り確実に可能にするために、弾性的に製作されており、たとえばゴムで製作されている。
摩擦部材は、軸方向対称または点対称のジオメトリーを有しているのが好ましく、このことは簡単で低コストな製造形態を可能にする。
摩擦部材は、吸込開口部の手前での負圧の均等な形成を可能にするために、格子として構成されているのが好ましい。
本発明の1つの好ましい実施形態では、摩擦部材は、好ましくは吸込開口部の前または中で同心的に配置された少なくとも1つの環状部材を有している。
摩擦部材は、好ましくは吸込開口部の前または中で同心的に配置された円形部材を有しているのが好ましい。
本発明の1つの特別に好ましい実施形態では、摩擦部材は、幾何学的に変形した、起伏のある、粗い、または汚れた物体への当接も特別に良好に可能である三次元の構造を有している。
摩擦部材は波形に構成されているのが好ましく、同心的な波を有しているのが好ましく、このことは、幾何学的に変形した、起伏のある、粗い、または汚れた物体へも良好な当接を可能にする。
本発明の1つの好ましい実施形態では、摩擦部材はたとえばリブ、窪み、および/または毛羽のような構造要素を有しており、構造要素は網目に配置されているのが好ましく、そのようにして、物体を持ち上げる装置または位置決めする装置と、物体そのものとの間のいっそう高い摩擦を可能にする。
本発明の好ましい発展例では、摩擦部材はパーフォレーションのある表面を有しており、それにより、吸引開口部の手前での負圧の均等な形成が促進される。
本発明の1つの好ましい実施形態では、摩擦部材は、摩擦部材をできる限り適切にさまざまな物体に合わせて適合化できるようにするために、異なる摩擦係数および/または異なる表面構造および/または異なるパターンおよび/または異なる透過度を有する少なくとも2つの異なる材料で製作されている。
本発明の1つの好ましい実施形態では、2つの摩擦部材が設けられており、少なくとも一方の摩擦部材は、さまざまに異なる形状の物体への当接を可能にし、特に公差を補償できるようにするために、その位置に関して渦風の長軸に沿って可変である。
摩擦部材は環状部材と円形部材とを有しているのが好ましく、環状部材は渦風の長軸の方向で円形部材に対して軸方向でオフセットされて配置されている。
環状部材と円形部材は半径方向で重なり合うように配置されているのが好ましい。
本発明の1つの特別に好ましい実施形態では、摩擦部材は弾性作用のある部材によってハウジングに配置されており、そのようにして、さまざまに異なる形状の物体へのできる限り良好な当接を可能にし、もしくは、場合により公差を補償できるようにする。
摩擦部材は、吸込開口部の手前での負圧の形成をできる限りわずかしか損なわないために、空気透過性に構成されているのが好ましい。
1つの好ましい実施形態では、2つの摩擦部材が設けられており、両方の摩擦部材はそれぞれの相対的な間隔に関して、および/またはハウジングに対する相対的な間隔に関して可変に配置されており、そのようにして、さまざまな表面構造に合わせたできる限り適切な適合化を可能にする。
物体を持ち上げて位置決めする本発明の別案の装置は、前記装置が物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、渦風は吸込開口部の手前で負圧を生成するものにおいて、前記装置は吸込開口部の手前で負圧を変更する第2の手段を有していることを特徴とする。それにより、該当する物体および予定される物体の運動に合わせて負圧を適合化することが可能となり、その結果、特に物体と、物体を持ち上げて位置決めする装置との間の望ましくない相対運動を回避することができ、さらには、物体の運動のいっそう改善されたコントロールが可能となる。
本発明の1つの好ましい実施形態では、第2の手段は、吸込開口部を少なくとも部分的に覆うように構成されており、好ましくはスライダまたは虹彩絞りとして構成されている。このようにして、吸込開口部の面積を簡単な仕方で少なくとも部分的に、または全面的に覆うことができ、このことは、吸込開口部の手前で形成される負圧の相応の減少と結びついている。
1つの好ましい実施形態では、第2の手段は、開いた面と閉じた面とを有する第1の部材と、開いた面と閉じた面とを有する第2の部材とを有しており、これらの部材は、第1の部材と第2の部材の相対的な位置に依存して吸込開口部の覆われる面積が可変であるように、互いに相対的に吸込開口部の手前に配置されており、そのようにして、両方の部材を単純に相互に回転させることで、吸込開口部の覆われる面積およびこれに伴って吸込開口部の手前で生成される負圧を変えることができる。
本発明の1つの好ましい発展例では、第2の手段は第1の手段のブレーキとして構成されており、好ましくは電磁式のブレーキとして構成されており、それにより第1の手段の回転数を低減することで、低い速度の渦風およびこれに伴って少ない負圧を形成することができる。
本発明の1つの好ましい実施形態では、第1の手段は第1のインペラとして構成されており、第2の手段は第2のインペラとして構成されており、第2のインペラは第1のインペラに対して同軸に配置されており、第1のインペラだけがモータによって駆動され、第2のインペラは電磁式のブレーキを有している。
本発明の1つの好ましい実施形態では、第2の手段は渦風に抗して作用する送風を生成するために構成されており、そのようにして、渦風により生成される負圧に抗して過圧の提供による作用がなされ、物体に働く力の調節を行うことができる。
本発明の1つの好ましい実施形態では、第1の手段と第2の手段は第1および第2のインペラとして構成されており、第2のインペラは第1のインペラに対して同軸に、吸込開口部と向かい合う第1のインペラの側に配置されており、第1のインペラと第2のインペラの間に分離壁が配置されており、第1のインペラのハウジングに対して同心的に構成され、第1のインペラのハウジングよりも大きい直径を有するハウジングが第2のインペラの周囲に配置されている。このようにして第2のインペラにより、特に渦風に抗して作用する調節可能な空気流が生成され、それによって物体に働く力が可変となる。
第1の手段は第1のインペラとして構成されているのが好ましく、そのようにして、簡単かつ低コストに渦風を生成することができる。
インペラはインペラホイールとインペラハウジングとを有しているのが好ましく、インペラホイールはインペラハウジングに対して相対的に回転軸の方向へ可動であり、それにより、渦風によって生成される負圧を調節する別の選択肢が与えられる。
好ましくは第1の手段および/または第2の手段がインペラとして構成されているときに、第1の手段および/または第2の手段を調節するために、好ましくは第1および/または第2の手段を調節、スイッチオン、スイッチオフ、減速、および/または加速させるために、コントローラが設けられているのが好ましい。それにより、各手段により生成される負圧を簡単な仕方で制御できるようにするために、特に第1および/または第2の手段の回転速度を調節可能である。
本発明によれば、物体のできる限り良好な位置決めが可能となる。
ボルテックスアトラクターの一実施例を示す側面図である。 図1のボルテックスアトラクターによって生成される空気流を示す模式図である。 物体を持ち上げて位置決めする装置の一実施例を示す模式図である。 図4(a)は、第1の実施形態の摩擦部材を有するボルテックスアトラクターを示す軸方向断面図である。図4(b)は、図4(a)のボルテックスアトラクターの摩擦部材を示す平面図である。 第2の実施形態に基づく摩擦部材を有するボルテックスアトラクターを示す軸方向断面図である。 第3の実施形態に基づく摩擦部材を有するボルテックスアトラクターを示す軸方向断面図である。 第4の実施形態に基づく摩擦部材を有するボルテックスアトラクターを示す軸方向断面図である。 第5の実施形態に基づく摩擦部材を有するボルテックスアトラクターを示す軸方向断面図である。 第6の実施形態に基づく摩擦部材を示す平面図である。 第7の実施形態に基づく摩擦部材を示す平面図である。 第8の実施形態に基づく摩擦部材を示す平面図である。 第9の実施形態に基づく摩擦部材を示す平面図である。 図12の部分拡大図である。 第10の実施形態に基づく摩擦部材を示す平面図である。 第11の実施形態に基づく摩擦部材を示す平面図である。 第12の実施形態に基づく摩擦部材を示す平面図である。 軸方向にスライド可能なハウジングを有する別の実施形態に基づくボルテックスアトラクターを示す縦断面図と、空気流を示す模式図である。 ハウジングを有する図17のボルテックスアトラクターをさまざまな位置で示す図と、空気流の模式図である。 図17および図18に示す装置の生成される負圧の比較である。 図20(a)は、虹彩絞りを有するボルテックスアトラクターを示す縦断面図である。図20(b)は、図20(a)のボルテックスアトラクターを示す分解図である。 図21(a)は、虹彩が閉じている図20(a)のボルテックスアトラクターを示す平面図である。図21(b)は、虹彩が部分的に開いている図20(a)のボルテックスアトラクターを示す平面図である。図21(c)は、虹彩が開いている図20(a)のボルテックスアトラクターを示す平面図である。 図22(a)は、図21(a)のボルテックスアトラクターの負圧を示す図である。図22(b)は、図21(b)のボルテックスアトラクターの負圧を示す図である。図22(c)は、図21(c)のボルテックスアトラクターの負圧を示す図である。 図23(a)は、一実施形態に基づく絞り部材を示す模式図である。図23(b)は、図23(a)の互いに相対的に回転可能な2つの絞り部材を第1の位置で示す図である。図23(c)は、図23(a)の実施形態に基づく2つの絞り部材を別の位置で示す図である。 図24(a)は、図25に示す別の実施形態に基づく絞り部材を第1の位置で示す縦断面図である。図24(b)は、図24(a)の摩擦部材を別の位置で示す図である。 図24(a)および図24(b)の絞り部材を示す平面図である。 第13の実施形態に基づく摩擦部材を有するボルテックスアトラクターを示す縦断面図である。 図27(a)は、別の実施形態に基づく絞り部材を示す平面図である。図27(b)は、別の実施形態に基づく絞り部材を示す平面図である。図27(c)は、図27(a)および図27(b)の両方の絞り部材を相上下する第1の相対位置で示す図である。図27(d)は、図27(a)および図27(b)の両方の絞り部材を第2の相対位置で示す図である。図27(e)は、図27(a)および図27(b)の両方の絞り部材を第3の相対位置で示す図である。 負圧を生成するための第1の手段と、送風を生成するための第2のインペラとして構成された、負圧を変更するための第2の手段とを有する、物体を持ち上げて位置決めする装置の一実施例を示す縦断面の模式図である。 負圧を生成するための第1の手段と、電磁式のブレーキを備える別のインペラとして構成された、負圧を変更するための第2の手段とを有する、物体を持ち上げて位置決めする装置の別の実施例を示す縦断面の模式図である。 図30(a)は、負圧を生成するための第1の手段と、側方の開口部を有する相互に回転可能な2つのハウジングとして構成された、負圧を変更するための第2の手段とを吸込開口部の手前に有する、物体を持ち上げて位置決めする装置の別の実施例を示す縦断面図および模式図である。図30(b)は、図30(a)の装置を示す分解図である。図30(c)は、図30(b)の装置を示す平面図である。 図31(a)は、負圧を生成するための第1の手段と、スライダとして構成された負圧を変更するための第2の手段とを有する、物体を持ち上げて位置決めする装置の別の実施例の縦断面の模式図を、開いた位置にあるスライダと、生成される空気流の図とともに示す図である。図31(b)は、図31(a)の装置を閉じた位置にあるスライダとともに示す図である。図31(c)は、図31(a)および図31(b)の装置によって生成される負圧の比較である。
以下の図面を参照しながら本発明について詳しく説明する。
各図面では、同じ符号は同一の部品または機能が同一の部品を示しており、図面を見やすくするために、全部の符号をすべての図面に掲げているわけではない。
図1と図2は、モータ20により駆動される下側のインペラ12を有するボルテックスアトラクター10を示している。下側のインペラ12は、モータ20により駆動される分離部材18と、分離部材18に対して実質的に垂直に配置された、分離部材18の上で半径方向に延びる多数の羽根14とを有している。羽根14は回転軸Rを中心として回転する。1つの実施形態では、分離部材18の向かい合う側に羽根14を有する、類似して構成された上側のインペラ16が設けられている。1つの実施形態では、一方または両方のインペラ12,16は、好ましくは上側のインペラ16は、モータ20の冷却用に利用される。分離部材18は、上側のインペラ16と下側のインペラ12の間で対称に配置されていてよいが、1つの実施形態では、モータ20を冷却するための上側のインペラ16は、物体を吸引するための負圧を提供する下側のインペラ12よりも小さい高さであるのが好ましい。特に1つの実施形態では、ボルテックスアトラクター10は渦風により負圧を生成するための下側のインペラ12だけを有している。このとき特に吸引力Aが、図示しない物体に対して及ぼされる。モータ20は、直流モータまたは交流モータであってよい。たとえばモータ20は、ブラシレス直流モータまたはステッピングモータとして構成されている。
羽根14はさまざまな形状を有することができ、たとえばシャベル状に湾曲していてよい。しかしながら1つの実施形態では、羽根14は実質的に直線状かつ平坦に構成されており、特に半径方向に配置されている。それにより、インペラ12,16の回転が両方の方向へ可能となる。
別の実施形態では、上側のインペラ16の羽根14は、半径方向に延びる上側の内側領域に切欠きを有することができ、その中に、たとえばモータ20が配置されていてよい。別案として、当然ながらモータは上側のインペラ16の外部に配置されていてもよい。
ボルテックスアトラクター10は、分離壁18が存在している場合には分離壁18の外側エッジの周囲、および羽根14の外側エッジの周囲に配置されたハウジング30を有することができる。ハウジング30は、特別に軽量なインペラホイールを提供するために羽根14から分離されて構成されたシェルまたはリングとして構成されていてよい。別案として、インペラ12および/またはインペラ16は、ハウジング30を形成するリングが羽根14の外側エッジに直接配置されるように構成されていてもよい。
基本的に、渦風FFを生成するどのような装置でもボルテックスアトラクター10であるとみなすことができる。特に半径方向に延びる羽根14は空気流FFを生成し、この空気流は特に渦風状に形成されるとともに、負圧区域LPをインペラ12の手前で生成する。垂直方向の空気流は、特に羽根14の回転軸Rと一致する回転軸を有している。吸引力Aが負圧区域LPで生成され、ボルテックスアトラクター10が物体を吸引することができ、および/またはボルテックスアトラクター10が位置に関して固定されていない場合には、物体の表面に接近するように動くことを可能にする。ボルテックスアトラクター10は、物体の平坦な表面および平坦でない表面にも作用し、場合により物体を空間内で動かすのに特別に好適である。
1つの実施形態では、上側のインペラ16と下側のインペラ12は軽量の材料、たとえばプラスチックで製作されており、およそ50mmの直径を有しているのが好ましい。
図3は、物体を吸引するために渦風によって負圧を生成するための第1の手段2を有する、物体を持ち上げて位置決めする装置1の1つの実施例の模式的な構造を示している。第1の手段2は、本件出願に記載している各実施例のうちの1つに基づくボルテックスアトラクター10として構成されていてよい。
ここでは第1の手段2は、実質的に円形の吸込開口部4を有するハウジング3の中に配置されている。吸込開口部4はここでは円筒状のハウジング3に直接後続するように構成されていてよい。別案として吸込開口部4は、テーパ状に拡張する、ハウジング3に後続する部材として構成されていてもよい。第1の手段2には、模式的にのみ図示するメカニズム5が接続されており、これによって装置1を空間内で動かすことができる。さらに装置1は、第1の手段2ならびにメカニズム5および場合により以下に説明する装置1のその他のコンポーネントを制御、調節するコントロールユニット6と接続されている。
吸込開口部4の手前には、1つの実施形態では、少なくとも1つの摩擦部材が配置されており、この摩擦部材は、以下において特に図4から図16および図26を参照して説明するように構成されていてよく、物体と吸込開口部4との間での改善された付着性を可能にし、それにより、物体と吸込開口部4の間の望ましくない相対的な変位を回避する。
ハウジング30の中に1つのインペラ12だけを有するボルテックスアトラクター10の図4(a)は縦断面図、図4(b)は平面図をそれぞれ示しており、モータ20はハウジング30の上方で軸方向にオフセットされて、かつ好ましくはインペラ12に対して同心的に配置されている。ハウジング30は円筒状に構成されており、一方の側では閉鎖されているのに対して、他方の側は開いて構成されており、吸込開口部4を形成する。吸込開口部4の手前には、互いに同心的に配置された複数のリングの複数の環状セグメント状の区域42から構成された第1の摩擦部材40が配置されている。
図5は、吸込開口部4の縁部のところで周回する環状部材52と、好ましくは同じ平面でこれに対して同心的に配置された円形部材54とを有する、第2の摩擦部材50を有するボルテックスアトラクター10の縦断面図を示している。
図6は、三次元構造を有する第3の摩擦部材60を有するボルテックスアトラクター10の縦断面図を示している。摩擦部材60は特に波形に構成されており、たとえば互いに同心的に配置された波を有している。波の振幅は、特に、インペラ12の回転軸Rと平行に延びている。
図7は、同じく三次元の構造を有する第4の摩擦部材70を有するボルテックスアトラクター10の縦断面図を示している。第4の摩擦部材70は、吸込開口部4の縁部に配置された周回するリング72を有しており、ならびに、環状部材72の内径よりも小さい外径をもっているが環状部材72の内径よりも大きい内径をもつ別の環状部材74と、環状部材74の内径よりも大きい外径をもつ円形部材76とを有している。円形部材76と環状部材74,72は互いに同軸に配置されており、すなわち、環状部材74が環状部材72に対して軸方向でオフセットされるとともに、円形部材76に対して軸方向でオフセットされて、円形部材76と環状部材72との間に配置されるようになっている。
図8は、吸込開口部40の縁部に配置された環状部材82と、これに対して軸方向でオフセットされて配置された円形部材84とを有する第5の摩擦部材80を有するボルテックスアトラクター10の縦断面図を示しており、円形部材の外径は環状部材の内径よりも大きくなっており、したがって、環状部材82と円形部材84は半径方向で互いに重なり合うように配置されている。
図9は、円形のカバーの中心に配置された円形の切欠き92と、吸込開口部4を通るそれぞれ2本の割線および回転軸を中心とする円切片とで区切られ、カバーの縁部領域に構成された6つの合同の切欠き94とを有する、第6の摩擦部材90の平面図を示している。
図10は、らせん状の巻回として構成された第7の摩擦部材100の平面図を示している。これは吸込開口部4の平面、その手前、またはその後方に位置することができ、あるいは三次元に構成されていてもよい。
図11は、半径方向に延びるウェブ112を介して相互につながった2つの環状部材114,116を有する第8の摩擦部材110の平面図を示している。
図12は、複数の弾性部材122を介して吸込開口部4の縁部と結合される、吸込開口部4の中心に配置された部材として構成された第9の摩擦部材120の平面図を示している。弾性部材122は、図13に示すように、緩衝部材124を追加的に有することができる。
図14は、吸込開口部4の内部、後方、または手前で中心に配置され、たとえば外側の巻回で吸込開口部4の縁部に配置されていてよい、あるいは図14に示すように外側の巻回で、ウェブ132を介して吸込開口部4の縁部と結合された環状部材134に配置されていてよい、渦巻ばねとして構成された第10の摩擦部材130の平面図を示している。
図15は、吸込開口部4の手前に配置されたロッド142に摺動するように支承されて配置された第11の摩擦部材140を示しており、この摩擦部材により、たとえば吸込開口部4に保持された物体が吸込開口部4に対して相対的に変位するのを補償することができる。
図16は、たとえばウェブ等を用いて吸込開口部4の手前または内部に環状部材として配置された、第12の摩擦部材150の平面図を示している。
図26は、インペラ12の羽根14が吸込開口部4に向かって先細になっており、たとえば縦断面で見て凸面上のジオメトリーが形成されている、ボルテックスアトラクター10の縦断面図を示している。吸込開口部4の手前には、毛羽162の形態の三次元構造を有する第13の摩擦部材160が配置されている。
摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160は、特にインペラ12として構成される、渦風を生成するための第1の手段により生成される負圧をできる限りわずかしか損なわないために、吸込開口部4の面積の60%以下を覆うように構成されることが意図されるのが好ましい。
摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160は、インペラ12により生成される負圧をできる限りわずかしか損なわないために、吸込開口部4の直径の4%よりも小さいのが好ましい高さを有している。
すべての摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160は、これとボルテックスアトラクター10により保持される物体との間で高い摩擦力を生成するために設けられている。そのために摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160は、たとえば弾性的に構成されており、特にゴムで製作されており、たとえばリブ、窪み、および/または毛羽のような構造要素の形態で、粗い表面または構造化された表面を有しており、または三次元の構造を有することができる。このような構造は特に網目として、または幾何学的に規則性をもって配置されていてよい。摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160は格子として構成されていてよく、または波形の構造を有することができる。
摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160で覆われる表面を減らすために、摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160はパーフォレーションのある表面を有することができ、または、空気透過性の材料で製作されていてよい。各々の摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160は、吸込開口部4の平面に対する軸方向の間隔に関して可変に配置されていてよく、または、吸込開口部4の平面に対する軸方向の間隔に関して可変に構成された少なくとも1つの部材を有することができる。
次に、摩擦部材なしで図示され、生成される負圧を変えることができる第2の手段を有するボルテックスアトラクター10の実施例について説明する。当然のことながら、このような装置10のいずれもが、上で説明した摩擦部材40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160の1つまたは複数を有することができる。
図17は、裏壁30bを備えたハウジング30を有するボルテックスアトラクター10の実施例を示しており、裏壁30bには切欠き30cが配置されており、その中にモータ20が挿入されている。ハウジング30は、インペラ12の羽根14に対して相対的に、スピンドルドライブ31によりシャフトSに沿って可動であり、特に、ステッピングモータとして構成されていてよい別のモータ33によって可動である。
図17は、ハウジング30を備えるボルテックスアトラクター10を、ハウジング30がインペラ12の羽根14を取り囲む位置で示している。図18は、ハウジング30がシャフトSに沿って上方に向かって動いており、それによりハウジング30が軸方向でインペラ12の羽根14よりも上に配置されている、図17のボルテックスアトラクター10を示している。ハウジング30を動かすことで、ボルテックスアトラクター10の負圧の方向や絶対的な強度を変えることができ、その様子は特に図19に見ることができ、この図では、符号bで表された曲線は、ハウジング30が上方に向かってスライドした位置(図18参照)にあるボルテックスアトラクター10の負圧を示しており、それに対して符号aが付された曲線は、ハウジング30が引き下げられた位置(図17参照)にあるボルテックスアトラクター10の負圧を示している。
図20から図22には、負圧の強度を変えられるようにするために第2の手段を有するボルテックスアトラクター10の別の実施例が示されている。このボルテックスアトラクター10は、ボルテックスアトラクター10の吸込開口部4の手前に配置された虹彩絞り34を有している。虹彩絞り34はレバー34aによって開閉することができ、レバー34aは手動式に、またはモータによって操作することができる。
図21(a)は、図20(a)に示すボルテックスアトラクター10の平面図であり、虹彩絞り34は閉じられている。図21(b)は虹彩絞り34を部分的に開いた位置で示しており、図21(c)は虹彩絞り34を開いた位置で示している。
図22(a)、図22(b)、および図22(c)は、図21(a)、図21(b)、および図21(c)に示すような虹彩絞り34のさまざまな位置で、図20(a)のボルテックスアトラクター10により生成される負圧を示している。
図23(a)、図23(b)、および図23(c)は、吸込開口部4の手前で生成される負圧を可変に形成するための別の選択肢を示している。そのために、吸込開口部4の手前には2つの絞り部材35が、特に渦風の回転軸と一致する共通の回転軸を中心として回転可能なように、吸込開口部4の手前に配置されている。絞り部材35は開いた領域35aと閉じた領域35bを有しており、これらは本例では特に円切片状に構成されており、相互に等しい角度間隔をおいて交互に配置されている。
図23(a)は、閉じた領域35bが直接相上下して配置されており、それに応じて開いた領域35aも同じく直接相上下して配置された相対的な配置で、両方の絞り部材35を示している。両方の絞り部材35が互いにこのような相対位置にあるとき、吸込開口部4は最大限に広く開いている。図23(b)に示すように、両方の絞り部材35は相互に回転する。一方の絞り部材35の閉じた領域35bが、他方の絞り部材35の開いた領域35aを部分的に覆っており、その逆も成り立っており、それにより、吸込開口部4の手前で開いた面積が減っている。図23(c)に示すように、両方の絞り部材35は、閉じた領域35bがそれぞれ他方の絞り部材35の開いた領域35aを覆い、それによって吸込開口部4が全面的に閉じられるように互いに相対的に配置される。このようにして、吸込開口部4の手前で生成される負圧を変えることができる。
図24(a)、図24(b)、25には、吸込開口部4の手前の負圧を変更するための別の選択肢を示している。そのために吸込開口部4の手前には、絞り部材36が図25に示すように配置されている。絞り部材36は軸方向の位置に関してスライド可能なように、吸込開口部4の手前に配置されている。軸方向のスライドは、歯車を介して相互に連結された2つの部材が離れていくように引っ張られることによって行われ、それによって部材36が軸方向に動き、空気流が部材36の周囲ではなく部材36を通過するようにしか流れることができなくなり、それにより、吸込開口部4の手前で生成される負圧が可変に形成される。
図27(a)から図27(e)は、吸込開口部4の手前の負圧を変更するための別の選択肢を示している。図23(a)から図23(c)に示す実施例と同様に、2つの絞り部材37,38が共通の回転軸を中心として相互に回転可能なように、吸込開口部4の手前に配置されている。絞り部材38は図23(a)の絞り部材35に相当しており、開いた領域38aと閉じた領域38bを有しており、これらの領域は等しい相互の角度間隔をおきながら、実質的に円切片状に交互に構成されている。絞り部材37は、絞り部材37の半径よりも半径が小さい円形の内側領域37aに、等しい相互の角度間隔をおいて円切片状に交互に構成された、開いた領域37bと閉じた領域37cとを含む類似の構成を有している。内側領域37aに後続する環状領域37dでは、同じく閉じた領域37eと開いた領域37fが等しい相互の角度間隔で交代しており、環状領域37dのリング切片では、内側領域37aには閉じた領域37cが配置されており、環状領域37dには開いた領域37fが配置されており、それに対して環状領域37dのリング切片では、内側領域37aに開いた領域37bが配置されており、外側の環状領域37dには閉じた領域37eが配置されている。両方の絞り部材37および38は互いに相対的に回転可能である。両方の絞り部材37,38のうち一方は、たとえば吸込開口部4の手前に固定的に配置される絞り部材37であってよい。絞り部材37に対して相対的に絞り部材38を回転させると、1つの位置では、絞り部材38の閉じた領域38bが絞り部材37の内側領域37aの開いた領域37bの前に位置することになり、その結果、内側領域37aの面積が吸込開口部4の手前で全面的に閉じられ(図27(c)参照)、それに対して、絞り部材38の閉じた領域38bは、外側の環状領域37dでは絞り部材37の閉じた面37eと重なり合い、その結果、外側の環状領域37dでは開いた領域と閉じた領域が吸込開口部4の手前で交代することになる(図27(c)参照)。別の位置にあるとき、絞り部材38の閉じた領域38bは絞り部材37の外側の環状領域37dの開いた面37fと重なり合い、それに対して、絞り部材38の開いた領域38aは、絞り部材37の内側領域37aの開いた領域37bと重なり合い、その結果、外側の環状領域37dの面は吸込開口部4の手前で全面的に閉じられることになり、それに対して絞り部材37の内側領域37aでは、吸込開口部4の手前で開いた領域と閉じた領域とが交代することになる。一方では、このようにしてすでに吸込開口部4の手前の負圧を変えることができる。吸込開口部4の面積の開いた割合ないし閉じた割合が変わるからである。このような絞り構造は、以下に図28を参照して説明する装置1との組み合わせで適用されるのが特別に好ましい。
図28は、特に上で説明した各実施例のいずれかに基づくボルテックスアトラクター10として構成された、負圧を生成するための第1の手段2を有する装置1を模式的に示している。ボルテックスアトラクター10は、特に、上方に向かって閉じたハウジング30の中に配置されており、モータ20はハウジング30の内部でインペラ12の軸方向上方に配置されている。モータ20は特に吸込開口部4と向かい合うインペラ12の側に配置される。吸込開口部4と反対を向いているハウジング30の壁部は、モータ172で駆動される第2のインペラ170との分離壁を形成する。モータ172と第2のインペラ170は軸方向で相対するように配置されており、モータ172は、ハウジング30の裏側の壁部に接するように配置されている。第2のインペラ170とモータ172は、実質的に円筒状に構成され、好ましくは同じく円筒状のハウジング30に対して同軸に向くハウジング174の中に配置されている。ハウジング174は、ハウジング30よりも大きい直径を有している。しかし第2のインペラ170は、インペラ12に類似する寸法を有している。このように第2のインペラ170は、第2のインペラ170から横に出ていき、ハウジング30の外壁とハウジング174の内壁との間の環状の容積部を通って吸込開口部4の周りで同心的に外に出て、インペラ12により生成される渦風の吸引力に抗して作用する送風となる空気流を生成する。インペラ170およびインペラ12が適切に制御されれば、吸込開口部4の手前に配置される物体を無接触式に浮動するように保つことが可能であり、それは、第1のインペラ12により生成される渦風の吸引力と、第2のインペラ170で生成される送風の反発力とが平衡している限りにおいてである。インペラ12,170を制御するために、コントローラ176が設けられていてよい。インペラ12の負圧の強さ、ないし第2のインペラ170のインペラの反発力は、上で説明したように、図27(a)および図27(b)に示す絞り37および38を用いて同じく変更することができる。
インペラ12の回転速度に影響を及ぼし、たとえばインペラ12を瞬時のあいだ停止させる手段が設けられている場合にも、吸込開口部4の手前で生成されるインペラ12の負圧を可変である。このような種類のボルテックスアトラクター10の1つの実施例が図29に示されている。ハウジング30の外部に配置されたモータ20により駆動されるインペラ12が配置されたハウジング30の中に、軸方向に間隔dの間隔をおきながら同じ回転軸で別のインペラ180が配置されており、このインペラはモータで駆動されるのではなく、インペラ12により生成される渦風によってのみ駆動される。インペラ180の回転速度は、インペラ12とインペラ180の間の間隔dに依存して決まる。したがって、両方のインペラ12,180の間の間隔dは可変に構成されているのが好ましい。インペラ180は電磁式のブレーキ182を有しており、これによってインペラ180の回転運動を瞬時のあいだ停止させることができ、このことは同じくインペラ12の回転運動の瞬時の停止をもたらし、ボルテックスアトラクター10の吸引力の急激な低下をもたらす。
吸引力と反発力の両方を生成することができる図28に示す装置1の別案の実施形態が、図30(a)から図30(c)に示されている。この装置1は、ハウジング30の中に配置されたインペラ12だけを有しており、ハウジングの側壁には、少なくとも部分的に閉じることができる開口部が配置されている。そのためにハウジング30は、1つの実施形態では、周回する開口部191,193を有する、相互に回転可能な2つのハウジング部分190,192を有しており、これらの開口部を、1つの相対位置では互いに重なり合うようにアライメントすることができ、または、別の相対位置で相互に覆い合うようになっている。開口部191,193が相互に覆い合っているとき、ハウジング30は実質的に閉じられており、インペラ12は最大の吸引力をもつ渦風を吸込開口部4の手前で生成する。開口部191,193が重なり合っているとき、ハウジング30は側壁に開口部を有しており、これを通って、インペラ12で生成される空気流はハウジング30から外部に到達することができ、そこで、ハウジング30に対して実質的に同心的に配置され、吸込開口部4に向かって開いている外側のハウジング194により、吸込開口部4に向かう方向へ方向転換させられるが、その際に送風として機能して、インペラ12により生成される負圧に抗して作用する。両方のハウジング部分190,192のアライメントは、レバー196を用いて手動式に、またはモータ制御式に操作することができる。
インペラ12により生成される負圧を変更するための第2の手段を有するボルテックスアトラクター10のさらに別の実施形態が、図31(a)から図31(c)に示されている。このボルテックスアトラクター10の吸込開口部4は、スライダ200を用いて覆うことができる。図31(a)はスライダ200を開いた位置で示しており、この位置ではインペラ12により、物体Oを引き付ける渦風FFが生成される。図31(b)ではスライダ200が閉じている。それと同時にハウジング30の側壁に開口部が開かれ、その結果、インペラ12によって送風が生成され、これがハウジング30の側壁の開口部を通って外に出て、外側のハウジング210により吸込開口部4に向かう方向へこれを同心的に取り囲むように方向転換され、そこで物体Oに対して反発力を及ぼす。図31(c)は、グラフK1では、図31(a)に示すようにスライダ200が開いているときに物体Oに及ぼされる圧力を示しており、それに対してグラフK2は、図31(b)に示すようにスライダ200が閉じているときに物体Oに及ぼされる圧力を示している。
1 装置
2 第1の手段
3 ハウジング
4 吸込開口部
5 メカニズム
8 コントロールユニット
10 ボルテックスアトラクター
12 インペラ
14 羽根
16 インペラ
18 分離壁
20 モータ
30 ハウジング
30b 裏壁
30c 切欠き
31 スピンドルドライブ
S シャフト
33 モータ
34 虹彩絞り
34a レバー
35 絞り部材
35a 開いた領域
35b 閉じた領域
36 絞り部材
37 絞り部材
37a 内側領域
37b 開いた領域
37c 閉じた領域
37d 環状領域
37e 閉じた領域
37f 開いた領域
38 絞り部材
38a 開いた領域
38b 閉じた領域
40 第1の摩擦部材
42 区域
50 第2の摩擦部材
52 環状部材
54 円形部材
60 第3の摩擦部材
70 第4の摩擦部材
72 環状部材
74 環状部材
76 円形部材
80 第5の摩擦部材
82 環状部材
84 円形部材
90 第6の摩擦部材
92 円形部材
94 部材
100 第7の摩擦部材
110 第8の摩擦部材
112 ウェブ
114 環状部材
116 環状部材
120 第9の摩擦部材
122 弾性部材
124 緩衝部材
130 第10の摩擦部材
132 ウェブ
134 環状部材
140 第11の摩擦部材
142 ロッド
150 第12の摩擦部材
160 第13の摩擦部材
162 毛羽
170 第2のインペラ
172 モータ
174 ハウジング
176 コントローラ
180 インペラ
182 電磁式のブレーキ
190 ハウジング部材
191 開口部
192 ハウジング部材
193 開口部
194 外側のハウジング
196 レバー
200 スライダ
210 外側のハウジング

Claims (17)

  1. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有しており、
    前記摩擦部材は、異なる摩擦係数および/または異なる表面構造および/または異なるパターンおよび/または異なる透過度を有する少なくとも2つの異なる材料で製作されていることを特徴とする装置
  2. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う2つの摩擦部材が設けられており、
    少なくとも一方の摩擦部材はその位置に関して渦風の長軸に沿って可変であることを特徴とする装置
  3. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有しており
    前記摩擦部材は環状部材と円形部材とを有しており、前記環状部材は渦風の長軸の方向で前記円形部材に対して軸方向でオフセットされて配置されていることを特徴とする装置
  4. 前記環状部材と前記円形部材は半径方向で重なり合うように配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. 前記摩擦部材は弾性作用のある部材によって前記ハウジングに配置されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記摩擦部材は空気透過性であることを特徴とする、請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の装置。
  7. 2つの摩擦部材が設けられており、両方の摩擦部材はそれぞれの相対的な間隔に関して、および/または前記ハウジングに対する相対的な間隔に関して可変に配置されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項に記載の装置。
  8. 物体を持ち上げて位置決めする、請求項1乃至請求項7のうちいずれか1項に記載の装置において、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、渦風は前記吸込開口部の手前で負圧を生成し、前記装置は前記吸込開口部の手前で負圧を変更する第2の手段を有している装置。
  9. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有しており、
    前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、渦風は前記吸込開口部の手前で負圧を生成し、前記装置は前記吸込開口部の手前で負圧を変更する第2の手段を有しており、
    前記第2の手段は前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆っており、好ましくはスライ
    ダまたは虹彩絞りとして構成されていることを特徴とする装置
  10. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有しており、
    前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、渦風は前記吸込開口部の手前で負圧を生成し、前記装置は前記吸込開口部の手前で負圧を変更する第2の手段を有しており、
    前記第2の手段は、開いた面と閉じた面とを有する第1の部材と、開いた面と閉じた面とを有する第2の部材とを有しており、これらの部材は、前記第1の部材と前記第2の部材の相対的な位置に依存して前記吸込開口部の覆われる面積が可変であるように、互いに相対的に前記吸込開口部の手前に配置されていることを特徴とする装置
  11. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有しており、
    前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、渦風は前記吸込開口部の手前で負圧を生成し、前記装置は前記吸込開口部の手前で負圧を変更する第2の手段を有しており、
    前記第2の手段は前記第1の手段のブレーキとして構成されており、好ましくは電磁式のブレーキとして構成されていることを特徴とする装置
  12. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有しており、
    前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、渦風は前記吸込開口部の手前で負圧を生成し、前記装置は前記吸込開口部の手前で負圧を変更する第2の手段を有しており、
    前記第1の手段は第1のインペラとして構成されており、前記第2の手段は第2のインペラとして構成されており、前記第2のインペラは前記第1のインペラに対して同軸に配置されており、前記第1のインペラはモータによって駆動され、前記第2のインペラは電磁式のブレーキを有していることを特徴とする装置
  13. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有しており
    前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、渦風は前記吸込開口部の手前で負圧を生成し、前記装置は前記吸込開口部の手前で負圧を変更する第2の手段を有しており、
    前記第2の手段は渦風に抗して作用する送風を生成するために構成されていることを特徴とする装置
  14. 物体を持ち上げて位置決めする装置であって、前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、前記ハウジングは前記吸込開口部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの摩擦部材を有しており、
    前記装置は物体を吸引するために渦風による負圧を生成するための第1の手段を有しており、前記第1の手段は吸込開口部を有するハウジングの内部に配置されており、渦風は前記吸込開口部の手前で負圧を生成し、前記装置は前記吸込開口部の手前で負圧を変更する第2の手段を有しており、
    前記第1の手段と前記第2の手段は第1および第2のインペラとして構成されており、前記第2のインペラは前記第1のインペラに対して同軸に、前記吸込開口部と向かい合う前記第1のインペラの側に配置されており、前記第1のインペラと前記第2のインペラの間に分離壁が配置されており、前記第1のインペラのハウジングに対して同心的に構成され、前記第1のインペラの前記ハウジングよりも大きい直径を有するハウジングが前記第2のインペラの周囲に配置されていることを特徴とする装置
  15. 前記第1の手段は前記第1のインペラとして構成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項14のうちいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記インペラはインペラホイールとインペラハウジングとを有しており、前記インペラホイールは前記インペラハウジングに対して相対的に回転軸の方向へ可動であることを特徴とする、請求項1乃至請求項15のうちいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記第1の手段および/または前記第2の手段がインペラとして構成されているときに、前記第1の手段および/または前記第2の手段を調節するために、前記第1および/または前記第2の手段を調節、スイッチオン、スイッチオフ、減速、および/または加速させるために、コントローラが設けられていることを特徴とする、請求項1乃至請求項16のうちいずれか1項に記載の装置。
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