JP6104820B2 - 高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム - Google Patents

高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6104820B2
JP6104820B2 JP2013553542A JP2013553542A JP6104820B2 JP 6104820 B2 JP6104820 B2 JP 6104820B2 JP 2013553542 A JP2013553542 A JP 2013553542A JP 2013553542 A JP2013553542 A JP 2013553542A JP 6104820 B2 JP6104820 B2 JP 6104820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing element
temperature
side sealing
inner periphery
mechanical seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013553542A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013187322A1 (ja
Inventor
高橋 秀和
秀和 高橋
柳澤 隆
隆 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
EagleBurgmann Japan Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
EagleBurgmann Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd, EagleBurgmann Japan Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP2013553542A priority Critical patent/JP6104820B2/ja
Publication of JPWO2013187322A1 publication Critical patent/JPWO2013187322A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6104820B2 publication Critical patent/JP6104820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3404Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3492Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member with monitoring or measuring means associated with the seal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

本発明は、例えば火力発電所のボイラー給水ポンプやコンデンセートポンプなどの熱水ポンプおよび熱油ポンプ等に使用される密封対象液が高温である軸封装置に関し、特に、故障予知可能なメカニカルシールシステムに関する。
メカニカルシールの運転時における特性の変化、例えば、摺動部の温度変化をリアルタイムで検出する装置としては、従来、例えば図3に示されるようなものが知られている(以下、「従来技術1」という。例えば、特許文献1、2、3及び4参照。)。
図3に示される従来技術1によるメカニカルシールの温度検出装置は、接触式のメカニカルシールとしてインサイド形(摺動面の外周から内周方向向かって漏れようとする流体をシールする形式)の形態を備えており、機内側のポンプインペラ(図示省略)を駆動させる回転軸70側にパッキン71を介してこの回転軸70と一体的に回転可能な状態に設けられた回転側密封要素72と、ポンプのハウジング73に固定されたシールカバー74に非回転状態かつ軸方向移動可能な状態で設けられた静止側密封要素75が、この静止側密封要素75を軸方向に付勢するスプリング(図示省略)によって、互いの対向端面同士で密接摺動するようになっている。すなわち、この接触式メカニカルシールは、回転側密封要素72と静止側密封要素75の互いの摺動部Sにおいて、機内側(ポンプ内)の高温・高圧の液体が回転軸70の外周から機外側へ流出するのを防止するものである。そして、摺動部Sの温度変化をリアルタイムで検出するため、静止側密封要素75の摺動部Sの近傍に熱電対76が埋設され、摺動部Sの温度変化を検出するようになっている。
ところが、この種のインサイド形の接触式メカニカルシールは、ボイラー給水ポンプやコンデンセートポンプなどの熱水ポンプおよび熱油ポンプ等の軸封手段として使用された場合、密封対象液が高温・高圧であるため、圧力による構成部品の変形を来したり、また、摺動部Sにおいて発生する熱や、高温の密封対象液によって、構成部品が熱変形や材質の劣化を来し、密封性能が不安定になるおそれがある。そこで従来は、図4に示すように、機内側から流入してメカニカルシールの外周側の空間57に充満している密封対象液の一部が、スリーブ51に形成されて回転軸50と一体的に回転するパーシャルインペラ58によって、シールカバー54のシール流体出口59からフラッシング配管60を介してクーラー61に送られ、ここで冷却されてから、フラッシング配管62及びシールカバー54のシール流体入口63を介して前記空間57へ還流され、このような密封対象液の循環によって、メカニカルシールが冷却されるように構成される(以下、「従来技術2」という。たとえば、特許文献5参照。)。
一方、本出願人は、密封対象液が高温であるメカニカルシールにおいて、ノーフラッシングかつノークーラーのメカニカルシールを提供することを目的として、密封要素をスタフィングボックスの外に配置し、スタフィングボックス内に冷却手段を設ける構造のものを提案している(以下、「従来技術3」という。特許文献6参照。)。
しかしながら、図4に示す従来技術2の密封対象液が高温・高圧であるメカニカルシールに、図3に示す従来技術1の温度検出装置を装着した場合、以下の問題点があった。
(1)回転側密封要素と静止側密封要素の摺動部の温度は、密封対象液の温度、フラッシングによる冷却効果、及び摺動部の摩擦による発熱の総合されたものであり、単に摺動部の温度を検出しても、メカニカルシールの摺動部の異常を判断することができない。すなわち、摺動部の温度が高い場合であっても、密封対象液の温度上昇あるいはフラッシングによる冷却効果の低下による場合があり、逆に、摺動部の温度が低い場合であっても、密封対象液の温度低下あるいはフラッシングによる冷却効果の増大による場合があり、摺動部の異常と一概に断定できない。
(2)密封対象液の温度変化及びフラッシングによる冷却効果の変動の影響を少なくするため、回転側密封要素及び静止側密封要素と回転軸外周面との間の隙間に温度検出装置を挿入することも考えられるが、回転側密封要素及び静止側密封要素の作動性を阻害せず温度検出装置を装着することは難しく、仮に、温度検出装置が装着できたとしても、回転軸の回転風損発熱の影響を受けるため、摺動部の発熱による温度変化を検出することは難しい。
また、従来技術3のメカニカルシールは、ノーフラッシングかつノークーラーのメカニカルシールを提供するにとどまり、密封要素の摺動部の異常を検出して故障を予知することなどは全く想定されておらず、そのため、摺動部の異常を判断するための技術知見については開示も示唆もされていないものであった。
特開平2−199374号公報 実公平1−29326号公報 実開昭61−46288号公報 特開昭60−39504号公報 特開2002−98237号公報 国際公開第2011/036917号
本発明は、例えば火力発電所のボイラー給水ポンプやコンデンセートポンプなどの熱水ポンプおよび熱油ポンプ等に使用される密封対象液が高温であるメカニカルシールにおいて、回転側密封要素と静止側密封要素の摺動部の周囲の影響を受けることなく回転側密封要素と静止側密封要素の摺動面の異常を検出することができる故障予知型メカニカルシールシステムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため本発明の高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステムは、第1に、ハウジングと回転軸との間に形成した軸封部に装着されて、前記ハウジングと前記回転軸との間をシールする回転側密封要素および静止側密封要素を備えたメカニカルシールにおいて、
前記メカニカルシールは前記回転側密封要素と前記静止側密封要素との摺動面の内周から外周方向へ向かって漏れようとする高温の被密封流体をシールするアウトサイド形であって、
前記回転側密封要素および前記静止側密封要素はスタフィングボックスの外に配置され、
前記高温の被密封流体の前記摺動面への循環を防止するように前記ハウジング内周と前記回転軸外周との間に冷却ジャケットが設けられ、
前記摺動面の温度及び前記摺動面の内周の被密封流体の温度を検出する温度検出手段が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、ノーフラッシングかつノークーラーでもって高温密封流体をシールするメカニカルシールの特性を利用して、回転側密封要素と静止側密封要素の摺動部の周囲の影響を受けることなく回転側密封要素と静止側密封要素の摺動面の異常及び冷却ジャケットの異常などメカニカルシールの異常を検出することができる故障予知型メカニカルシールシステムを提供することができる。
また、本発明の高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステムは、第2に、第1の特徴において、前記温度検出手段は、前記静止側密封要素の前記摺動面の近傍に装着された熱電対、該熱電対から機外側に導出されたリード線及び温度指示計を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、回転側密封要素と静止側密封要素の摺動面の温度及び摺動面の内周の被密封流体の温度を確実に検出することができる。
また、本発明の高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステムは、第3に、第1または第2の特徴において、前記冷却ジャケットより機外側に配置された前記回転側密封要素及び前記静止側密封要素において機内側に前記静止側密封要素が、機外側に前記回転側密封要素が配置され、前記静止側密封要素の外周側の大部分が機外側雰囲気に面すると共に、その内周と回転軸外周との隙間γは被密封流体が流動し易いように前記回転軸外周と前記冷却ジャケット内周との隙間βより大きく設定され、前記回転側密封要素及びカラー等からなる回転側は機外側雰囲気中で回転するように配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、通常状態における回転側密封要素と静止側密封要素との摺動面の温度は摺動面の内周の被密封流体の温度とほぼ等しく、安定してものとなり、摺動面の温度を検出することにより摺動面の内周の被密封流体の温度も検出することができる。
また、本発明のメカニカルシールは、第4に、第1ないし第3のいずれかの特徴において、前記冷却ジャケットは、前記スタフィングボックスに設けられた冷却水給排水孔と連通する冷却水収容空間を中央部に有し、両側外周にそれぞれOリングを介して前記ハウジング内周に密封的に装着され、前記冷却ジャケット外周と前記ハウジング内周との隙間αを前記回転軸外周と前記冷却ジャケット内周との隙間βより大きく設定することを特徴としている。
この特徴によれば、回転軸外周と冷却ジャケット内周との隙間を極小に絞り、この隙間に介在するシール流体の体積を極小にすることで、冷却ジャケットによる冷却効果を最大化することができる。また、万一、回転軸が振れて回転軸外周が冷却ジャケット内周に接触しても、Oリングの弾性による緩衝作用で衝撃を吸収するので、接触面圧を小さくでき、接触摺動によるかじりや両者の摩耗を防止でき、長期間にわたり、初期の隙間を保持し、冷却ジャケットの冷却効果を大きくすることができる。
本発明は、以下のような優れた効果を奏する。
(1)ハウジングと回転軸との間に形成した軸封部に装着されて、前記ハウジングと前記回転軸との間をシールする回転側密封要素および静止側密封要素を備えたメカニカルシールにおいて、前記メカニカルシールは前記回転側密封要素と前記静止側密封要素との摺動面の内周から外周方向へ向かって漏れようとする高温の被密封流体をシールするアウトサイド形であって、前記回転側密封要素および前記静止側密封要素はスタフィングボックスの外に配置され、前記高温の被密封流体の前記摺動面への循環を防止するように前記ハウジング内周と前記回転軸外周との間に冷却ジャケットが設けられ、前記摺動面の温度及び前記摺動面の内周の被密封流体の温度を検出する温度検出手段が設けられることにより、ノーフラッシングかつノークーラーでもって高温密封流体をシールするメカニカルシールの特性を利用して、回転側密封要素と静止側密封要素の摺動部の周囲の影響を受けることなく回転側密封要素と静止側密封要素の摺動面の異常及び冷却ジャケットの異常などメカニカルシールの異常を検出することができる故障予知型メカニカルシールシステムを提供することができる。
(2)前記温度検出手段は、前記静止側密封要素の前記摺動面の近傍に装着された熱電対、該熱電対から機外側に導出されたリード線及び温度指示計を備えることにより、回転側密封要素と静止側密封要素の摺動面の温度及び摺動面の内周の被密封流体の温度を確実に検出することができる。
(3)前記冷却ジャケットより機外側に配置された前記回転側密封要素及び前記静止側密封要素において機内側に前記静止側密封要素が、機外側に前記回転側密封要素が配置され、前記静止側密封要素の外周側の大部分が機外側雰囲気に面すると共に、その内周と回転軸外周との隙間γは被密封流体が流動し易いように前記回転軸外周と前記冷却ジャケット内周との隙間βより大きく設定され、前記回転側密封要素及びカラー等からなる回転側は機外側雰囲気中で回転するように配置されていることにより、通常状態における回転側密封要素と静止側密封要素との摺動面の温度は摺動面の内周の被密封流体の温度とほぼ等しく、安定してものとなり、摺動面の温度を検出することにより摺動面の内周の被密封流体の温度も検出することができる。
(4)該冷却ジャケットは、スタフィングボックスに設けられた冷却水給排水孔と連通する冷却水収容空間を中央部に有し、両側外周にそれぞれOリングを介してハウジング内周に密封的に装着されており、冷却ジャケット外周とハウジング内周との隙間を回転軸外周と冷却ジャケット内周との隙間より大きく設定することにより、回転軸外周と冷却ジャケット内周との隙間を極小に絞り、この隙間に介在するシール流体の体積を極小にすることで、冷却ジャケットによる冷却効果を最大化することができる。また、万一、回転軸が振れて回転軸外周が冷却ジャケット内周に接触しても、Oリングの弾性による緩衝作用で衝撃を吸収するので、接触面圧を小さくでき、接触摺動によるかじりや両者の摩耗を防止でき、長期間にわたり、初期の隙間を保持し、冷却ジャケットの冷却効果を大きくすることができる。
本発明の実施の形態に係る高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステムの全体を示す正面断面図である。 図1の要部を拡大して示す要部拡大図である。 従来技術1を示す正面断面図である。 従来技術2を示す正面断面図である。
本発明に係る高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステムを実施するための形態を図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加えうるものである。
本発明の実施の形態に係る高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステムを図1及び図2を参照しながら説明する。
メカニカルシール1は、火力発電所のボイラー給水ポンプやコンデンセートポンプなどの熱水ポンプおよび熱油ポンプ等の200℃を越えるような高温液を扱うポンプ等における軸封部のハウジング2と該ハウジング2の軸嵌装孔10に嵌装される回転軸3の間をシールするためのものであり、メカニカルシール1はハウジング2と回転軸3間にカートリッジ型に装着される。
図1において、左側が機内側、右側が機外側(大気側)である。
ハウジング2の軸嵌装孔10には回転軸3が貫通して設けられている。ハウジング2の軸嵌装孔10の周りの機外側の側面4にはシールカバー5がボルト6等の固定手段により装着されており、該シールカバー5の内側と回転軸3の外側の空間にメカニカルシール1を構成する静止側密封要素(以下、「シールリング」という。)7および回転側密封要素(以下、「メイティングリング」という。)8が配置されるようになっている。
また、ハウジング2の軸嵌装孔10の機外側寄りには拡径された形状のスタフイングボックス9が形成されており、該スタフイングボックス9内に後記する冷却ジャケット11が配置される。このように、メイティングリング8およびシールリング7はスタフィングボックス9の外、すなわち、機外側に位置して設けられる。このため、冷却ジャケット11の容量を十分に大きくすることができ、また、メイティングリング8とシールリング7との摺動面が大気側に位置するすることになり、摺動発熱がこもることがない。
メカニカルシール1は、シールリング7とメイティングリング8との摺動面Sの内周から外周方向へ向かって漏れようとする被密封流体12をシールするところのアウトサイド形に形成される。
シールカバー5は回転軸3を包囲するように環状をしており、その内部には軸方向の孔が形成される。このシールカバー5の孔を形成する内周面は、図2に示すように、機内側から機外側に向かって順に嵌合面5Cと空間部(以下、「環状溝」という。)5Gと絞り面5Fとを形成する。このうち、環状溝5Gは嵌合面5Cと絞り面5Fとの間で嵌合面5Cの外径より大径に形成する。また、環状溝5Gの内周にシールリング7とメイティングリング8の大部分が内在するように環状溝5Gの軸方向の幅寸法を大きく形成する。さらに、絞り面5Fは、環状溝5Gの軸方向の幅を大きくするために、シールカバー5の前面(機外側寄り)の内周に形成される。
また、シールカバー5の前面には、孔を囲んで位置決め部5Tを設ける。この位置決め部5Tは外周に位置決め溝5Bを設けるために軸方向端部を凸に形成する。
シールカバー5の嵌合面5Cには、シールリング7の移動面7Dが軸方向へ移動自在に嵌合する。シールリング7の移動面7Dには、嵌合面5Cとの間をシールするOリング用の第1シール溝7Bを形成する。この第1シール溝7Bは、たとえば、付着物を洗浄しやすくするために機内側が嵌合面5Cに対し間隔を大きく形成している。そして、この第1シール溝7Bには、Oリング13Aを取り付ける。このOリング13Aの材質は、フッ素ゴム、ニトリルゴム、H−NBR、EPDM、パーフロロエラストマなどである。
さらに、シールリング7は、第1シール溝7Bと反対側の端面に摺動シール面7Aを形成する。また、シールリング7の外周側はフランジ7Fを形成する。そして、このフランジ7Fには案内溝7Gを形成する。また、シールカバー5の環状溝5Gの側面に設けた嵌着穴に固定ピン14を圧入して取り付けている。この固定ピン14に対して案内溝7Gを移動自在に嵌合し、この固定ピン14によりシールリング7は軸方向へは移動するが、回転方向へは係止されている。また、このフランジ7Fと対向するシールカバー5には、図1に示すように、周方向へ複数個配置した穴状のばね座5Hを設ける。そして、周面に沿って等配に設けたコイルスプリング15がばね座5Hに着座してシールリング7を弾発的に押圧している。
シールリング7は、シールリング7の摺動シール面7Aの軸方向の投影面積A1とシールリング7に対して軸方向の移動力として働く被密封流体圧力を受ける軸方向の投影面積A2とのバランス比A2/A1が1以下に設定されたバランス形に形成され、シール流体圧による摺動面Sへの負荷を低減させる形式となっている。
シールリング7は、特殊転換法(カーボン表面を部分的にSiC化し、表面強度を補強し、SiCの耐摩耗性とカーボンの自己潤滑性の両方を兼ね備えるようにすること)によるSiCから製作されている。また、ダイヤモンドコーティングしたSiCにより製作されてもよい。
一方、カラー20は、内周に嵌着周面20Cと第2シール溝20Bを設けている。この嵌着周面20Cが回転軸3の外周面3Aと嵌着すると共に、第2シール溝20Bに装着されたOリング13Cにより両部品の嵌着面間をシールする。また、カラー20に螺合したセットスクリュー21の先端部を回転軸3の外周面3Aに止めてカラー20を回転軸3に固定する。そして、カラー20におけるメイティングリング8の内側にある外周を結合面20Dに形成する。また、結合面20Dより外周側に設けた環状の段付面には保持面20Sを設ける。さらに、カラー20の保持面20Sに設けた嵌着穴にドライブピン22を圧入して取り付ける。このように、軸外周にスリーブを設ける必要がないので、スリーブの肉厚分だけシールサイズを小さくすることができ、摺動面周速が小さなり、摺動面負荷を小さくできる。
また、メイティングリング8の一端には、図2に示すように、摺動シール面8Aを形成する。この摺動シール面8Aは、シールリング7の摺動シール面7Aと密接しながら摺動できるように形成する。さらに、メイティングリング8の内周面8Cにシール用の段付面8Bを形成する。この段付面8BにOリング13Bを取り付けてメイティングリング8の内周面8Cとカラー20の結合面20Dとの嵌着面間をシールする。また、メイティングリング8の機外側の端の接合面8Eには、ピン用凹部8Gを形成する。このピン用凹部8Gにカラー20の嵌着穴にねじ込まれたドライブピン22を挿入し、メイティングリング8とカラー20の両部品が周方向に対して移動しないように互いに係止させる。そして、ドライブピン22によりカラー20の回転力をメイティングリング8に伝達する。このように、メイティングリング8およびカラー20等からなる回転側は機外側雰囲気中で回転するように配置されている。このため、回転側が大気により強制空冷される。さらに、被密封流体と接する回転側の部分は、メイティングリング8とカラー20のシール流体側端面のみであるので、高温の被密封流体との接触面積が少なく、高速回転における回転摩擦による発熱が少ない。
また、メイティングリング8は、特殊転換法によるSiC、または他の製法によるSiCや超硬合金などのセラミックスなどの材質から製作される。また、ダイヤモンドコーティングしたSiCにより製作されてもよい。
シールリング7あるいはメイティングリング8の少なくとも一方の部材を特殊転換法によるSiCとして潤滑性と耐摩耗性を持たせておくことにより、長期間の運転での摺動面状態の変化を防止している。
回転軸3の直径が100mm以下の範囲においては、メイティングリング8とシールリング7との摺動面Sの幅を1.5mm以下とし、バランス比A2/A1を0.7以下に設定するのがよい。
また、回転軸3の直径が100mmを越え200mm以下の範囲においては、メイティングリング8とシールリング7との摺動面Sの幅を2.0mm以下とし、バランス比A2/A1を0.7以下に設定するのがよい。このため、液圧作用面積が最小限に抑えられ、流体圧力による押付力が最小限となるので発熱も最小限に抑えられた低発熱設計となっている。
さらに、回転軸3の直径が上記の何れの場合でも、シールリング7の内周と回転軸外周3Aとの隙間を2.5mm以上とするのが望ましい。このように、シールリング7の内周と回転軸外周3Aとの隙間を大きくとり、後記する冷却ジャケットで冷却された冷温の被密封流体が流動するようにすることで、摺動発熱による摺動面近傍の蓄熱を防止し、温度上昇を最小限に抑えることができる。
シールカバー5には、ハウジング2との間にガスケット24を設け、ハウジング2とシールカバー5の間をシールしている。このガスケット24は、ゴム、樹脂又はゴムをコーティングした金属などの材質から製作されている。
さらに、シールカバー5の環状溝5Gは、シールリング7とメイティングリング8の大部分を覆うように軸方向に大きな寸法に形成すると良い。この環状溝5Gの機内側の側面は、シールリング7の第1シール溝7Bの近くまで近接するように形成している。さらに、環状溝5Gのメイティングリング8の側面は、メイティングリング8の中間まで達している。また、環状溝5Gの外周面の径も大きく形成すると良い。
図1に示すように、シールカバー5とカラー20は、カラー20にボルト26を介して取り付けられたセットプレート25の凸部27をシールカバー5の位置決め溝5Bに嵌め込んで位置決めと同時に組み立てられる。そして、メイティングリング8が位置決めされたらセットスクリュー21を回転軸3へ螺合して止め、カラー20を回転軸3に固定する。
なお、セットプレート25は、図1に示すような断面形状に形成されており、カラー20の周面に3等配に配置されて取付けられる。このセットプレート25は組立後に取り外すと良い。
他方、ハウジング2の軸嵌装孔10の機外側寄りに形成されたスタフィングボックス9内には、ハウジング2内周と回転軸3外周との間にリング状の冷却ジャケット11が設けられている。該冷却ジャケット11は、スタフィングボックス9の円周方向位置の真下に設けられた冷却水給水孔28および真上に設けられた冷却水排水孔29と連通する冷却水収容空間30を中央部に有し、両側外周にそれぞれOリング31、31を装着するOリング溝32、32が設けられている。Oリング31の厚みはOリング溝32の深さよりも大きく設定されている。また、冷却ジャケット11の冷却水収容空間30の回転軸外周側寄りの内部に複数のフィン33が設けられている。
冷却ジャケット11は、ハウジング2内周にOリング31を介して密封的に装着されるが、冷却ジャケット11外周とハウジング2内周との間に隙間αを有するようにして装着される。冷却ジャケット11外周とハウジング2内周との間に隙間αは、回転軸3外周と冷却ジャケット11内周との隙間βより大きく設定される。回転軸3外周と冷却ジャケット11内周との隙間βは0.1〜0.2mmに設定されている。
上記のように、スタフィングボックス9内に冷却ジャケット11を設け、回転軸3外周と冷却ジャケット11内周との隙間を極小に絞り、この隙間に介在する高温の被密封流体の体積を極小にすることで、冷却ジャケット11による冷却効果を最大化することができる。また、シールリング7とメイティングリング8の摺動面の側に高温の被密封流体が循環するのが防止され、摺動面の周囲の被密封流体の温度が低温で一定したものされ、摺動面に対する熱的影響を最小にしている。さらに、冷却ジャケット11外周とハウジング2内周との間に隙間αは、回転軸3外周と冷却ジャケット11内周との隙間βより大きく設定することにより、万一、回転軸3が振れて回転軸外周3Aが冷却ジャケット11内周に接触しても、Oリングの弾性による緩衝作用で衝撃を吸収するので、接触面圧を小さくでき、接触摺動によるかじりや両者の摩耗を防止でき、長期間にわたり、初期の隙間を保持し、冷却ジャケット11の冷却効果を大きくすることができる。
次に、シールリング7とメイティングリング8の摺動面の温度及び摺動面の内周の被密封流体の温度を検出する温度検出手段について説明する。
温度検出手段40は、シールリング7の摺動面7Aの近傍に装着された熱電対41、該熱電対41から機外側に導出されたリード線42及び温度指示計43を備えている。熱電対41は、図2に示すように、シールリング7内の摺動面7Aの近傍に埋設されるか、あるいは、シールリング7表面の摺動面7Aの近傍に溶着などで固定されてもよい。熱電対41から機外側に導出されたリード線42は、シールカバー5の環状溝5Gを経由して機外側に導出することで配線を容易にすることができる。
ところで、冷却ジャケット11より機外側に配置されたシールリング7及びメイティングリング8において機内側にシールリング7が、また、機外側にメイティングリング8が配置され、シールリング7の外周側の大部分が機外側雰囲気、すなわち、環状溝5Gに面すると共に、その内周と回転軸3の外周との隙間γは冷却ジャケット11により冷却された低温の被密封流体が流動し易いように回転軸3の外周と冷却ジャケット11の内周との隙間βより大きく設定され、メイティングリング8及びカラー20等からなる回転側は機外側雰囲気中で回転するように配置されているため、通常状態における摺動面Sの温度は摺動面Sの内周の被密封流体の温度とほぼ等しく、安定している。したがって、摺動面Sの温度を検出することは摺動面Sの内周の被密封流体の温度を検出していることと同じである。
摺動面Sの温度及び摺動面Sの内周の被密封流体の温度が安定していれば、スタフィングボックス9の奥側からの高温流体が摺動面Sに流入していないことを意味しており、メカニカルシールの密封性が良好であることを示すものである。
逆に、メカニカルシールの密封性が低下すれば、メカニカルシールからの漏出分の高温流体が摺動面Sに流入し、摺動面Sの温度、すなわち、検出温度が上昇する。
更に、検出温度が安定して高い場合は、冷却ジャケット11の異常が考えられる。
更に、検出温度が少しずつ上昇していく場合は、メカニカルシールの寿命が考えられる。
このように、シールリング7とメイティングリング8の摺動面の温度及び摺動面の内周の被密封流体の温度をモニターすればメカニカルシールの異常を知ることが可能である。
以上、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、温度センサとして熱伝対41を示したが、これに限定されることなく、例えば、サーミスタ、白金測温抵抗体、または、放射温度計でもよい。
また、例えば、前記実施の形態では、熱電対41は、シールリング7内の摺動面7Aの近傍に埋設されるか、あるいは、シールリング7表面の摺動面7Aの近傍に溶着などで固定される例について説明したが、これに限らず、例えば、シールリング7に孔を設け、該孔に熱電対41を嵌入してもよい。
また、例えば、前記実施の形態では、熱電対41から機外側に導出されるリード線42について、シールカバー5の環状溝5Gを経由して機外側に導出される例を説明したが、これに限らず、例えば、シールカバー5に導出用の孔を設けて機外に導出するようにしてもよい。
1 メカニカルシール
2 ハウジング
3 回転軸
4 ハウジングの機外側の側面
5 シールカバー
6 ボルト
7 静止側密封要素(シールリング)
8 回転側密封要素(メイティングリング)
9 スタフィングボックス
10 軸嵌装孔
11 冷却ジャケット
12 被密封流体
13 Oリング
14 固定ピン
15 コイルスプリング
20 カラー
21 セットスクリュー
22 ドライブピン
24 ガスケット
25 セットプレート
26 ボルト
27 凸部
28 冷却水給水孔
29 冷却水排水孔
30 冷却水収容空間
31 Oリング
32 Oリング溝
33 フィン
40 温度検出手段
41 熱電対
42 リード線
43 温度指示計

Claims (4)

  1. ハウジングと回転軸との間に形成した軸封部に装着されて、前記ハウジングと前記回転軸との間をシールする回転側密封要素および静止側密封要素を備えたメカニカルシールにおいて、
    前記メカニカルシールは前記回転側密封要素と前記静止側密封要素との摺動面の内周から外周方向へ向かって漏れようとする高温の被密封流体をシールするアウトサイド形であって、
    前記回転軸に固定されたカラー、前記回転側密封要素および前記静止側密封要素はスタフィングボックスの外に配置され、
    前記高温の被密封流体の前記摺動面への循環を防止するように前記ハウジング内周と前記回転軸外周との間に冷却ジャケットが設けられ、
    前記摺動面の温度及び前記摺動面の内周の被密封流体の温度を検出する温度検出手段が設けられ
    前記温度検出手段は、前記静止側密封要素の前記摺動面の近傍に装着された熱電対、該熱電対から機外側に導出されたリード線を少なくとも備え、
    前記リード線は、前記回転側密封要素及び前記カラーの外周側と、前記ハウジングの機外側の側面に装着されたシールカバーの内周の絞り面と、の間を延設されて機外側に導出されることを特徴とする高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム。
  2. 前記温度検出手段は、前記熱電対、前記リード線及び温度指示計を備えることを特徴とする請求項1に記載の高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム。
  3. 前記冷却ジャケットより機外側に配置された前記回転側密封要素及び前記静止側密封要素において機内側に前記静止側密封要素が、機外側に前記回転側密封要素が配置され、前記静止側密封要素の外周側の大部分が機外側雰囲気に面すると共に、その内周と回転軸外周との隙間γは被密封流体が流動し易いように前記回転軸外周と前記冷却ジャケット内周との隙間βより大きく設定され、前記回転側密封要素及びカラー等からなる回転側は機外側雰囲気中で回転するように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム。
  4. 前記冷却ジャケットは、前記スタフィングボックスに設けられた冷却水給排水孔と連通する冷却水収容空間を中央部に有し、両側外周にそれぞれOリングを介して前記ハウジング内周に密封的に装着され、前記冷却ジャケット外周と前記ハウジング内周との隙間αを前記回転軸外周と前記冷却ジャケット内周との隙間βより大きく設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム。
JP2013553542A 2012-06-13 2013-06-07 高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム Active JP6104820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013553542A JP6104820B2 (ja) 2012-06-13 2013-06-07 高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133462 2012-06-13
JP2012133462 2012-06-13
PCT/JP2013/065814 WO2013187322A1 (ja) 2012-06-13 2013-06-07 高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム
JP2013553542A JP6104820B2 (ja) 2012-06-13 2013-06-07 高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013187322A1 JPWO2013187322A1 (ja) 2016-02-04
JP6104820B2 true JP6104820B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=49758145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013553542A Active JP6104820B2 (ja) 2012-06-13 2013-06-07 高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6104820B2 (ja)
WO (1) WO2013187322A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108679226A (zh) * 2018-06-01 2018-10-19 芜湖市中天密封件有限公司 一种结构强度高的高温污泥烘干机密封件

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104455444A (zh) * 2014-11-27 2015-03-25 山东明天机械有限公司 一种蒸汽压缩机用机械密封
JP6470596B2 (ja) * 2015-03-09 2019-02-13 日本ピラー工業株式会社 スラリ液用メカニカルシール
JP6434830B2 (ja) * 2015-03-09 2018-12-05 日本ピラー工業株式会社 端面接触形メカニカルシール
CN105422502B (zh) * 2015-12-18 2019-04-23 李良荣 一种智能卫生泵
JP7370704B2 (ja) 2016-02-23 2023-10-30 ジョン クレイン ユーケー リミティド メカニカルシステムの予測診断のためのシステム及び方法
EP3844426A1 (en) 2018-10-08 2021-07-07 John Crane UK Ltd. Mechanical seal with sensor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842455U (ja) * 1981-09-14 1983-03-22 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシールの負荷調整装置
US5199720A (en) * 1990-05-25 1993-04-06 John Crane, Inc. Split mechanical face seal
JP5259463B2 (ja) * 2009-03-13 2013-08-07 イーグル工業株式会社 高温用デッドエンドシール
CN102112785B (zh) * 2009-09-24 2014-12-03 伊格尔工业股份有限公司 机械密封件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108679226A (zh) * 2018-06-01 2018-10-19 芜湖市中天密封件有限公司 一种结构强度高的高温污泥烘干机密封件

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2013187322A1 (ja) 2016-02-04
WO2013187322A1 (ja) 2013-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6104820B2 (ja) 高温密封流体をシールする故障予知型メカニカルシールシステム
JP5557752B2 (ja) メカニカルシール
US8011667B2 (en) Upset resistant mechanical seal
IE910764A1 (en) Improvements in Barrier Seal Systems
CN102128692B (zh) 端面密封摩擦表面温度的测量方法
JP6518399B2 (ja) シール装置
US20090174149A1 (en) Mechanical seal device
KR20130126475A (ko) 선박용 프로펠러의 회전 축을 위한 밀봉부
US20110139132A1 (en) Exhaust gas recirculation valve thrust collar
JP5259463B2 (ja) 高温用デッドエンドシール
US20150295466A1 (en) Method for sealing electric motors for the application of lubrication by mist
JP5124784B2 (ja) メカニカルシール装置
JPWO2014069098A1 (ja) メカニカルシール装置
CN108692029B (zh) 机械密封件
US3351396A (en) Shaft seal for a thermal machine
US2963306A (en) Mechanical seal assembly
JP2014181752A (ja) 漏洩防止シール、原子炉冷却材ポンプ
JP6612092B2 (ja) メカニカルシール
JP6817119B2 (ja) 緊急用シール及び密封構造
CN201955162U (zh) 端面密封摩擦表面温度的测量系统
WO2021087202A1 (en) Sensing leak in a multi-seal sealing assembly with sensors
US10180187B2 (en) High moisture environment seal assembly
JP6713901B2 (ja) メカニカルシール
JP2018063008A (ja) メカニカルシール
JP7489763B2 (ja) 軸受装置および工作機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151221

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6104820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250