JP6104510B2 - 画像処理装置及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、画像処理装置及び制御プログラムに関する。
MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)装置等の画像診断装置にて被検体を撮像した後、アーチファクト等の異常画像の有無をチェックする必要がある。MRI装置を使用して被検体を撮像するときには、T1強調画像、T2強調画像、PD(Proton Density:プロトン密度)強調画像をそれぞれ取得する必要がある。そしてそれらを組み合わせて診断を行う。このとき、各シリーズでの撮像が終わる毎に、異常画像の有無をチェックする。現在、チェックの方法として撮像画像を自動表示して操作者が目視で撮像画像の異常等をチェックしている。MRI装置における被検体の撮像は、T1強調画像、T2強調画像、PD強調画像と、同様の条件で、一度寝台に載置した被検体は体勢を動かすことなく全てのスキャンを終わらせなくてはならない。ここで何十枚、何百枚と撮像し、その中に一枚でも異常画像があると、もう一度初めから撮像しなおさなくてはならない。そしてそれぞれのスキャンが終了した段階でDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)フォーマットに変換する。故に、異常画像の有無のチェックは、DICOMフォーマットに変換する段階で逐一チェックを行うのがよい。
ここで仮に、T1強調画像取得スキャン→T2強調画像取得スキャン→PD強調画像取得スキャンを全て行った段階で、T1強調画像取得スキャン時の断面画像に異常画像が見つかると、全てのスキャンをやり直さなくてはならない。故に、各スキャンの終了時には異常画像が無い事を確認した後に次のスキャンへと移る必要がある。
近年、撮像画像枚数の増加に伴い、一度に数百枚もの画像を撮像することも珍しくない。またシステムの高速化によって画像表示が異常に早く、自動表示では操作者は異常画像を見つけ出すことが困難になったり、見直したりしているため、操作者の負担が増えている。
特開2007−61545号公報
本発明が解決しようとする課題は、操作者が異常画像のチェックを簡便に行うことが可能となる画像処理装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、一実施形態の画像処理装置は、被検体の撮像により得られる断面画像を複数枚用いて差分画像を生成する画像生成部と、前記差分画像におけるピクセル毎の画素値から、前記被検体の体格に応じた閾値を用いて前記断面画像の異常度合いを演算する演算部と、前記異常度合いを用い、前記撮像における異常に起因する異常画像の有無を操作者に確認させるための表示を行う表示部と、前記差分画像において少なくとも一つの領域を設定する条件設定部とを有し、前記演算部は、前記少なくとも一つの領域における前記異常度合いを求め、前記表示部は、前記異常度合いを表示する。
本実施形態におけるMRI装置の概略図である。 被検体Pをスライス厚X、スライスギャップYにて連続的に撮像した様子を示した概略図である。 差分画像を用いて演算を行い、異常度合いを表す数値を導く例と、数値をグラフ化する例を示した概略図である。 差分画像を用いて演算する例を示した概略図である。 撮像部位毎のスライス厚、スライスギャップ、関数、及び関数に依存する異常閾値を示したテーブルの一例と、関数の一例を示した概略図である。 第1の実施形態に係るフローチャートである。 第1の実施形態における、原画像の異常度合いを示す一例を示した概略図である。 第2の実施形態に係るフローチャートである。 条件設定部にてROIとして二つの領域を設定し、ROI内における差分画像を用いた演算結果から、原画像の異常度合いをグラフ化する例を示した概略図である。
以下、発明を実施するための実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の画像処理装置について、以下概要を説明する。ここではMRI装置を使用する例を示す。
図1は、本実施形態におけるMRI装置の概略図である。
本実施形態におけるMRI装置は、ガントリ10と、傾斜磁場電源20と、RF送信部30と、RF受信部40と、シーケンス制御部50と、寝台60と、寝台制御部70と、計算機システム100とを備える。
計算機システム100内のデータ処理部110に備わる第1画像生成部111は、寝台60に載置された被検体Pを連続したスライス毎に撮像してそれぞれ断面画像(以下、原画像)を生成する。記憶部105は、第1画像生成部111で生成された多数の原画像を保存する。第2画像生成部112は、それら近接した原画像同士を用いて差分画像を生成する。そして演算部114は差分画像を用いて演算し、原画像の異常度合いである異常値を求める。そしてグラフ生成部113は異常値をグラフ化することで、操作者に異常画像の有無を直感的にわかりやすくさせる。
以下、MRI装置に関して説明する。
ガントリ10は、静磁場中に置かれた被検体Pに高周波磁場を照射し、それにより被検体Pから発生する磁気共鳴信号を検出する機器であり、静磁場磁石11と、傾斜磁場コイル12と、送受信用RF(Radio Frequency)コイル13とを備える。
静磁場磁石11は、例えば中空の円筒形状に形成され、内部の空間に一様な静磁場を発生させる超伝導磁石である。なお、静磁場磁石11は、オープン型のMRI装置において、一様な静磁場を発生させる超伝導磁石であってもよい。
傾斜磁場コイル12は、中空の円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石11の内側に配置される。傾斜磁場コイル12は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する三つのコイルが組み合わされて形勢されている。本実施形態において、これら三つのコイルは、後述する傾斜磁場電源20から個別に電流供給を受けて、X,Y,Zの各軸において、Z軸方向の磁場が傾斜磁場中心からの距離に対して、線形に変化する傾斜磁場を発生させる。
また、傾斜磁場コイル12によって発生するX,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Ge及びリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応する。スライス選択用傾斜磁場Gsは,任意に撮像断面を決定するために用いられる。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために用いられる。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために用いられる。
送受信用RFコイル13は、図1に示すとおり、傾斜磁場コイル12の内側に配置され、後述するRF送信部30から高周波パルスが供給されることにより高周波磁場を発生させ、発生した高周波磁場を被検体Pに送信するとともに、高周波磁場の影響で被検体Pから発生する磁気共鳴信号を受信する。なお、受信専用RFコイル(図示なし)によって、被検体Pから発生する磁気共鳴信号を受信してもよい。
傾斜磁場電源20は、傾斜磁場コイル12に電流を供給する。RF送信部30は、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送受信用RFコイル13に送信する。RF受信部40は、送受信用RFコイル13から出力される磁気共鳴信号をデジタル化することによって生データを生成する。
シーケンス制御部50は、計算機システム100から送信されるシーケンス情報に基づき、傾斜磁場電源20、RF送信部30及びRF受信部40を駆動することにより、被検体Pをスキャンする際の制御を行う。そしてシーケンス制御部50は、被検体Pのスキャンを行った結果、RF受信部40から生データが送信されると、受信した生データを計算機システム100へ転送する。
ここで、シーケンス情報とは、傾斜磁場電源20が傾斜磁場コイル12に供給する電源の強さや電源を供給するタイミング、RF送信部30が送受信用RFコイル13に送信する高周波パルスの強さや高周波パルスを送信するタイミング、RF受信部40がNMR(Nuclear Magnetic Resonance)信号を検出するタイミングなど、スキャンを行うための手順を定義した情報である。
寝台60は、被検体Pが載置される天板61を備え、後述する寝台制御部70による制御のもと、天板61を被検体Pが載置された状態で傾斜磁場コイル12の空洞内へと挿入する。通常、寝台60は長手方向が静磁場磁石11の中心軸と平行となるように設置される。
寝台制御部70は、寝台60を駆動して、天板61を長手方向及び上下方向へ移動させる。
計算機システム100は、MRI装置の全体制御や、データ収集、画像再構成などを行い、インタフェース部101、データ処理部110、条件設定部106、記憶部105、入力部102、表示部103、及び制御部104を有する。
インタフェース部101は、シーケンス制御部50との間でやり取りされる各種信号の入出力を制御する。例えば、インタフェース部101は、シーケンス制御部50に対してシーケンス情報を送信し、シーケンス制御部50から生データを受信する。
なお、インタフェース部101によって受信された生データは、傾斜磁場コイル12によって発生したスライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場GrによってSE(Slice Encode)方向、PE(Phase Encode)方向およびRO(Read Out)方向における空間周波数の情報が対応付けられたフーリエ空間のデータ(k空間データ)として、記憶部105に格納される。
また、インタフェース部101は、後述する入力部102を介して入力された寝台移動要求を寝台制御部70に送信し、寝台制御部70は、受信した寝台移動要求に基づいて、寝台60を駆動させる。
データ処理部110は、第1画像生成部111、第2画像生成部112、演算部114を備える。第1画像生成部111は、k空間データとして記憶部105に記憶されたフーリエ空間のデータに対して、後処理、即ちフーリエ変換等の再構成を施すことによって、連続したスライス毎に原画像を生成する。第2画像生成部112は、第1画像生成部111で得た原画像を複数枚用いて差分画像を生成する。このとき、隣接する二枚の原画像を用いて、対応するピクセル同士を差分した差分画像を生成するのが好ましいが、隣り合わせの原画像ではなくとも、近接する原画像を用いてもよい。
入力部102は、操作者から各種指示や情報入力を受け付けるためのマウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切り替えスイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを有する。
表示部103は、操作者が参照するモニタであり、制御部104による制御のもと、磁気共鳴画像など各種情報を操作者に表示したり、入力部102を介して操作者からコマンドを受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示したりする。
記憶部105は、インタフェース部101から転送されたフーリエ空間のデータや、第1画像生成部111がフーリエ空間のデータをフーリエ変換することで生成する磁気共鳴画像を記憶する。また、条件設定部106によって設定された撮像部位毎に、異なるスライス厚及びスライスギャップを設定するためのテーブルを記憶する。詳細は図5を用いて後述する。
演算部114は、第2画像生成部112にて得られた差分画像を用いて演算を行う。演算とは、関数を用いて撮像部位等によって異なる異常閾値を決め、最終的に原画像の異常度合いである異常値を求めることである。このときの異常値は、異常閾値以上の画素値であるピクセル数か、若しくは全ピクセルに対する、異常閾値以上の画素値であるピクセル数の割合から求める。
ここで、異常閾値とは、差分画像の画素値が、異常であるか否かを決めるための閾値のことを指す。異常閾値は原画像の画素値の割合から導かれ、以下、その割合及び割合を用いて求められた画素値の両方を異常閾値として表現する。例えば原画像のあるピクセルの画素値が50の場合に、スライス条件や被検体に依存して決まる異常閾値が20%であるとき、異常閾値は10となる。故に、差分画像において、画素値が10以上であるピクセルの数に基づいて異常値が求められる。
条件設定部106は、演算部114が原画像及び差分画像を用いて演算処理行い異常値求めるとき、差分画像の画素値が異常であるか否かを決めるための異常閾値を設定する。このときの異常閾値は関数に従い、撮像部位やスライス厚、スライスギャップに依存する。(図5(c)参照)詳細は図5を用いて後述する。また、条件設定部106は、グラフ生成部113によって生成されるグラフ(図3参照)における、グラフ表示閾値及び原画像表示閾値を設定する。詳細は図3を用いて後述する。
グラフ生成部113は、演算部114によって得られた原画像の異常度合いを示す異常値をグラフ化する。全ての異常値をグラフ化してもよいし、予め設定されたグラフ表示閾値以上の異常値をグラフ化してもよい。
制御部104は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等を有し、MRI装置の全体制御を行う。例えば制御部104は、入力部102を介して操作者から入力される撮像条件とブロック・セッティングとをデザインする際に設定されるパラメータとに基づいてシーケンス情報を生成し、生成したシーケンス情報をシーケンス制御部50に送信することによって被検体Pのスキャンを実行する。また制御部104は、グラフ生成部113によって得られたグラフを表示部103に表示する制御を行う。
図2は被検体Pをスライス厚X、スライスギャップYにて連続的に撮像した様子を示した概略図である。
MRI装置の使用にあたり、図2のように連続した原画像を撮像することが多い。そして人体の部分は基本的に繋がっているため、前後のスライスで大きな変化が発生することは少ない。しかしある場所で原画像3のように、アーチファクト等の異常画像が発生する場合がある。アーチファクトとは、様々な原因によって被検体本来の形状とは異なって画像に写る状態をいう。体動によるモーションアーチファクトや、MRIで計測される主要な信号とされる水成分と脂肪成分に周波数の違いがあることから発生するケミカルアーチファクト等がある。図2の原画像3のようなアーチファクトはN/2アーチファクトと呼ばれる一例である。N/2アーチファクトとは、位相エンコード方向のFOV(Field Of View:撮像範囲)の半分だけずれて、画像が二重になるアーチファクトである。また、モーションアーチファクトでも原画像3のような異常画像が検出される場合もある。
第2画像生成部112は、これら連続した原画像を用いて差分画像を生成する。次に演算部114は差分画像を用い、異常画像の有無を調べるための演算処理を行う。そしてグラフ生成部113は演算部114によって異常値として数値化された結果のグラフを生成する。以下、図3を用いて詳細を述べる。なお、被検体の断面を図2の様にスライス毎に撮像していくと、連続した画像は形状の異なり部分にあまり差が無い。故にアーチファクト等の異常画像が現れない限り、図2に示す原画像1、原画像2及び原画像4のように、それぞれ徐々に形状が変化した画像が撮像される。
図3(a)は、差分画像を用いて演算を行い、異常度合いを表す異常値を導く例を示した概略図である。ここでは原画像3が異常画像であると想定して説明を行う。
原画像の異常度合いを直感的に示すグラフを作成するため、第2画像生成部112は、原画像1及び原画像2の差分画像1を生成する。そして演算部114は、第2画像生成部112で得られた差分画像1の画素値を用いて演算し、異常値を得る。このとき演算部114は任意の関数を用いて演算を行い、異常閾値が決まる。
次に、第2画像生成部112は原画像2及び原画像3を用いて差分画像2を生成し、演算部114は原画像2の異常度合いを異常値2として数値化するために、差分画像2を用いて演算する。そして演算部114は上記と同様の演算を行うことで、原画像2の異常度合いを示した異常値2を得る。上記手順を原画像毎に行い、グラフ生成部113は図3(b)のようなグラフを生成する。
図3(b)は、図3(a)に示した処理によって得られた数値をもとにグラフ生成部113が生成する、原画像毎に異常度合いを示したグラフである。横軸は基本となる原画像のスライス位置を示した位置情報、そして縦軸は演算部114が数値化した異常度合いである。ここでは図2に示す通り、原画像3が異常画像である場合を想定している。原画像3が異常画像であるため、差分画像2(原画像2−原画像3)から求める原画像2の異常値も、図3(b)に示す通り異常値が高くなる。このような場合には原画像のスライス位置の順番を考慮し、本来異常画像が現れている原画像3付近のグラフ付近にマークを示すなどの処理を施してもよい。
なお、「複数枚ある原画像の中に、異常画像が一枚でもあるか否か」をチェックすることができればよいので、必ずしも異常画像の厳密な発生位置を特定する必要はない。図3(c)に示すように、1〜4の各シリーズの中で異常画像が検出されたら、厳密な位置を示すのではなく、記号やマークを示してもよい。図3(c)ではT2 SGのシーケンスで異常画像が検出されたことを意味している。ここでのT2 SGとは、T2強調画像でサジタル面をスキャンするシーケンスを意味している。
また、原画像の異常値を求めるときに、差分画像だけでなく原画像を用いてもよい。例えば、差分画像と原画像の画素値の比に応じて関数や異常閾値を変える。
具体的に以下の二つの場合を考えて説明する。
あるピクセルにおいて、
(1)原画像1の画素値が100、原画像2の画素値が95、差分画像の画素値が5
(2)原画像1の画素値が10、原画像2の画素値が5、差分画像の画素値が5
(1)の場合、差分画像の画素値は原画像1の画素値の5%の値であるのに対し、(2)の場合は50%の値である。演算部114はこの比率を用いることで、関数及び差分画像1の画素値だけでなく、原画像1の画素値を考慮して異常値を求めてもよい。図3(a)における点線矢印は原画像の画素値を考慮して異常値を求めることを示唆している。
グラフには演算部114によって得られた数値のデータを全て表示させてもよいし、操作者が予め条件設定部106にてグラフ表示閾値を設定しておき、グラフ生成部113はグラフ表示閾値以上の数値のデータのみをグラフ表示してもよい。このとき、操作者が予め条件設定部106にて設定した原画像表示閾値以上の異常値の原画像は、グラフ上を入力部102にてクリックすることで表示させる。また、異常度合いが急激に上昇した場合は、グラフ生成部113は自動的にグラフ近辺に画像を表示させてもよい。それら画像の表示方法等は、操作者が条件設定部106にて設定できるようにしてもよい。
また、図3(b)のようにグラフのみ示すのではなく、グラフと共に原画像を並べて表示させてもよい。その場合、グラフ近辺をクリックすることによって原画像を移動させて操作者が確認しやすいように表示させてもよいし、拡大表示等の種々の制御を行ってもよい。そして図3(c)のようなシリーズリストをクリックすることにより、グラフ表示や画像表示を行ってもよい。
以下、図4及び図5を参照し、予め記憶部105に保存されたテーブルの値に基づいて演算部114が演算を行う例を説明する。なお、予め設定された条件ではなく、操作者が入力部102によってスライス厚やスライスギャップを設定してもよい。その場合の関数は、スライス厚やスライスギャップに依存して一意に決めてもよいし、入力部102によって操作者が設定してもよい。
図4は、原画像1及び原画像2から差分画像を生成し、差分画像を用いて演算する例を示した概略図である。
図5(a)は、記憶部105によって保存されている、撮像部位毎のスライス厚、スライスギャップ、及びそれらに依存する異常閾値を示したテーブルである。
第2画像生成部112は、原画像1及び原画像2を用いて差分画像を生成する。そして演算部114は、その異常閾値を用いることで、差分画像1の全ピクセルにおいて、画素値が予め条件設定部106にて定められた異常閾値未満であるか否かを判別する。その結果、差分画像1内の全ピクセルの画素値は、異常閾値未満であるか否かによって、二種類に分けられる。この時、画素値が異常閾値未満であるか否かによって分けられたピクセル数若しくは割合を用いて、演算部114は原画像1の異常度合いを異常値として数値化する。割合とは、全ピクセルに対する、異常閾値以上の画素値を有するピクセルの数を指す。
ここで、隣接する原画像間での形状の変化は撮像部位やスライス厚、スライスギャップ、そして被検体によって異なる。故に演算部114が異常度合いを数値化するときには、それらを加味して異常閾値が決まる。
また、撮像部位が同一でも被検体Pの体格の違いによって形状の変化の度合いが異なる。例えば図5(b)のように、撮像部位が同じで、同一のスライス厚やスライスギャップであっても、被検体Pの体格の違い(臓器の大きさの違い)によって形状の変化の度合いは異なる場合もある。
図5(c)に、被検体Pの体格に応じた関数の例を示す。
体格が大きい被検体Pの臓器等は、体格が小さい被検体Pと比較して大きくなる。故に、同一の撮像部位、同一のスライス条件においても、形状の変化の度合いは小さくなる。従って上述のとおり、被検体Pの体格に応じて明確に原画像の異常値を求めるという観点から、被検体Pの体格に応じた関数を用いる。
図5(c)において、被検体A(体格小)及び被検体B(体格大)を比べると、被検体Aよりも形状の変化が小さい被検体Bにおける異常閾値は小さくなる。
また、異常閾値の設定は、FOVを用いてもよい。被検体Pの体格が大きい場合にはその分FOVを大きくする必要があるため、被検体Pの体格はFOVのサイズに依存するためである。FOVの設定は操作者が行ってもよいし、予め記憶部105にFOVを数種類保存しておき、それを用いてもよい。以下、例えば異常閾値が原画像における画素値の20%であると仮定して説明する。
図4における(X1,Y1)は、原画像1においての画素値が50、原画像2においての画素値が46、差分画像においての画素値が4、である。一方で(X2,Y1)は、原画像においての画素値が50、原画像2においての画素値が10、差分画像においての画素値が40である。異常閾値が原画像1の20%であるため、差分画像の画素値が10未満であれば、そのピクセルの画素値は異常閾値未満である。即ち、(X1,Y1)は異常閾値未満であり、(X2,Y1)は異常閾値以上である。演算部114は、上記手順を全ピクセルに対して行い、差分画像において、画素値が異常閾値以上の画素値を有するピクセル数をカウントする。そして演算部114は、画素値が異常閾値以上の画素値を有するピクセル数をもとに、原画像1の異常度合いを示す異常値を導く。このとき演算部114は画素値が異常閾値以上の画素値を有するピクセルの数から異常値を導いてもよいし、全ピクセルにおける、画素値が異常閾値以上の画素値を有するピクセル数の割合から異常値を導いてもよい。ちなみに図4において差分画像の画素値が異常閾値以上の画素値を有するピクセルは、点線で囲まれた(X2,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y2)、(X4,Y2)、(X1,Y3)、(X3,Y3)の6つのピクセルであり、画素値が異常閾値以上のピクセル数の割合は37.5%である。
ここで、仮に異常閾値が原画像1の10%であるとすると、(X2,Y4)や(X3,Y4)の画素値も異常閾値より高くなる。
次に、本実施形態における画像処理装置の動作を説明する。
図6は、本実施形態に係るフローチャートである。
ステップS1において、条件設定部106は、操作者によって入力された情報に基づいて撮像する部位及び撮像する範囲を指定する。そしてスライス厚やスライスギャップが決まることから、ステップS5において使用する異常閾値も一意に決まる。このとき、上述の通り、被検体によって体格が異なる点を考慮してもよい。ここで、例えばSAR(Specific Absorption Rate:熱吸収比)を用いてもよい。被検体に磁場を印加すると被検体の体内には電気が流れ、それに伴いジュール熱が発生する。この時の電流量は組織に依存しており、局所SARと呼ばれる。SARは撮像部位によって細かく分類されている。そして診断のときに、被検体の身長・体重を入力することにより、SAR値が定まり、それによってスライス数も定まる。
なお、各種条件は、図5に示す記憶部105に保存されたデータを用いずに、操作者によって詳細に設定することもできる。
ステップS2において、第1画像生成部111は、記憶部105に格納されたフーリエ空間のデータをフーリエ変換することにより、被験体Pの形態情報を示す原画像を生成する。ステップS1にて定められた範囲、スライス厚、スライスギャップにおいて連続的に原画像を生成する。このステップS2によって、図2のように徐々に形状が変化した連続的な原画像を得る。この時、中には原画像3のように各種アーチファクトによる異常画像が撮像されてしまう場合がある。
ステップS3において、第2画像生成部112は、ステップS2で得られた隣接する原画像を二枚用いて差分画像を生成する。第2画像生成部112は、二枚の原画像における同一位置のピクセルの画素値の差分を取る。そして第2画像生成部112は同様の操作を全ピクセルにおいて行うことで、二枚の原画像から差分画像を生成する。
ステップS4において、制御部104は、ステップS2において得られた全ての原画像を用いて差分画像を生成したか否かを確認する。まだ差分画像を生成するために用いられていない原画像がある場合はステップS3へ移る。全ての原画像を用いている場合はステップS5へ移る。
ステップS5において、演算部114は、ステップS3において取得した差分画像を用いて原画像の異常値を求める。このとき演算部114は、記憶部105に保存されたテーブル(図5参照)に基づいた関数に依存する異常閾値を用いて演算を行う。演算部114は、差分画像において、異常閾値未満(若しくは異常閾値以上)にある画素値を有するピクセルの数を計算する。このときのピクセル数を原画像の異常度合いである異常値としてもよいし、全ピクセルに対する異常閾値未満(若しくは異常閾値以上)にある画素値を有するピクセル数の割合から、原画像の異常値を見積もってもよい。
ステップS6において、制御部104は、演算部114が全ての原画像の異常値を求めたか否かを確認する。まだ異常値が求められていない原画像がある場合(N)はステップS5へと移る。全ての原画像に関して異常値を求めている場合(Y)はステップS7へと移る。
ステップS7において、グラフ生成部113は、ステップS5で得られた異常値を図3に示すようにグラフ化する。グラフの横軸は連続する原画像のスライス位置などの情報、縦軸は原画像の異常値である。ちなみに、原画像1の異常値は差分画像1(原画像1−原画像2)から導かれ、原画像2の異常値は差分画像2(原画像2−原画像3)から導かれている。
ステップS8において、制御部104は、ステップS7において得られたグラフ及び原画像を表示部103に表示させる。制御部104は、操作者が予め条件設定部106にて設定しておいたグラフ表示閾値に基づいてグラフ表示を制御する。グラフ表示閾値が設定されている場合は、グラフ表示閾値以上の異常値(ステップS5で得られたもの)のみをグラフ表示する。一方でグラフ表示閾値が設定されていない場合は、制御部104は全ての数値をグラフ表示するための制御を行う。
また、制御部104は、操作者が予め条件設定部106にて設定しておいた原画像表示閾値に基づいて原画像表示を制御する。例えば、制御部104は、操作者が原画像表示閾値以上のグラフ付近を入力部102によってクリックした場合に、原画像表示閾値より高い数値である原画像を表示するための制御を行ってもよい。(図3(b)参照)
なお、ここではグラフ表示閾値及び原画像表示閾値を条件設定部106にて操作者が設定する例を示したが、これに限ることはない。ステップS5において演算部114が用いる異常閾値と同様に、撮像部位等に基づいてグラフ表示閾値及び原画像表示閾値を自動的に設定してもよい。
ステップS9において、操作者は、表示部103に表示されたグラフ及び原画像を確認し、次に行うスキャンの種類を判断する。このとき、操作者が条件設定部106にて異常閾値を再度設定しなおしてもよい。その場合、演算部114は、再度設定された異常閾値に基づいて原画像の異常値を求める。そしてグラフ生成部113は、再設定された異常閾値に基づいて求められた異常値のグラフを生成し、表示部103はそのグラフを表示させる。同種スキャンを再び行う必要があると判断した場合(Y)はステップS10Aへと移る。異種スキャンを行うと判断した場合(N)はステップS10Bへと移る。又、次にスキャンを行う必要が無いと判断した場合は、ステップを終了する。
ステップS10Aにおいて、操作者は、条件設定部106にて撮像条件を設定しなおしてもよい。ステップS1以降は上述の通りである。
ステップS10Bにおいて、操作者は、異種スキャンを行うように条件設定部106にて撮像条件を設定する。ステップS1以降は上述の通りである。
なお、アーチファクトが発生して異常画像がある場合でも、撮像範囲における端の方に一枚出た場合など、再び同じスキャンをやり直す必要が無い場合もある。これは操作者が判断を行う。
ここで、原画像の異常度合いを操作者に直感的に認知しやすくするためにグラフ化する例を示したが、本実施形態はこれに限ることは無い。例えば図7に示すように、複数毎原画像を表示させて、異常度合いが高い原画像のみを目立つように印付けや色付けを行うようにしてもよい。また、設定しておいた原画像表示閾値以上の異常値が求められた原画像を、自動的に表示させてもよい。また、図3(b)のようなグラフを同時に表示させてもよい。
また、被検体Pの診断にあたりグラフをその都度表示させず、過去のデータを用いて異常画像を検知してもよい。その場合、異常画像発生時における異常値の上昇のパターンを参照する。過去のデータはアーチファクトの種類に応じて分類しておいてもよい。
その他異常度合いが高い原画像のみをポップアップで表示させたり画像のサイズを大きくしたり、種々雑多の手段が適用可能である。
次に、本実施形態に係る画像処理装置の効果を説明する。
本実施形態によると、演算部が原画像及び差分画像を用いて条件に応じた演算処理を行うことにより、原画像の異常度合いを、異常値として適切に数値化することができる。そしてグラフ生成部が演算部の演算結果をもとにグラフ化することにより、操作者にとって異常画像の有無が直感的に認識し易くなる。また、操作者は、診断の度に表示されたグラフの確認を行うことで、グラフ形状のパターンを把握することができる。即ち、グラフを作成して原画像の異常度合いを操作者に知らせることにより、操作者は異常画像の有無のチェックに慣れることができる。また、グラフ化した過去のデータをもとにパターン認識技術を用いることにより、グラフ化を行わずに異常画像の有無を確認することもできる。
故に、数百枚もの原画像の中から目視で異常画像の有無を一枚一枚チェックする必要がなくなり操作者の手間が省ける。更に、原画像及び差分画像における画素値から異常度合いを自動的に数値化しているため、操作者による目視よりも高精度で異常度合いを検出することができる。
また、本実施形態によって異常画像の有無を精度良く簡便にチェックすることが可能になるため、MRI装置を効率良く使用することができる。
そしてMRI装置によって被検体を撮像するにあたり、先述の通り各スキャンを順番に行う必要がある。本実施形態では各スキャンで撮像された原画像の異常度合いを演算部が算出し、その結果は操作者にとって分かりやすく表示部に表示される。故に操作者は異常画像のチェックを迅速に精度良く行うことができ、これはMRI装置を効率良く使用することができるだけでなく、長時間寝台への載置を強いられる被検体の負担を軽減することもできる。そして無駄なく効率良くMRI装置を使用することが可能になるため、電力の浪費を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態と比べて、図8におけるステップS25でROI(Region Of Interest:関心領域)を設定する点から異なる。第2の実施形態の画像処理装置を、図8を参照して概要を説明する。
図8は、本実施形態に係るフローチャートである。第1の実施形態と同様のステップに関する説明は省略し、ステップS25から説明する。図6におけるステップS1〜S4が、図8におけるステップS21〜S24に対応している。
ステップS25において、条件設定部106は、操作者によって入力された情報に基づいてROIを設定する。原画像内において診断に必要な領域が予め定まっている場合には、第1の実施例のように全ピクセルを演算の対象とすることなく、ROIを設定する。ROIは1つの領域に限らず、複数の領域を設定してもよい。例えば図8に示すようなアーチファクトによる異常画像を検出する場合に、ROIとして2つの領域を設定することが好ましい。
なお、ステップS23の前にROIの設定を行い、設定されたROIの範囲内のみ差分画像を生成してもよい。設定されたROI内においてのみ差分処理を行うことによって、処理時間の短縮が実現する。

以下、図9を用いて詳細を述べる。
図9は、条件設定部106にてROIとして二つの領域を設定し、差分画像のROI内における演算結果から、原画像の異常度合いをグラフ化する例を示した概略図である。
図9においては原画像3にて、N/2アーチファクトによる異常画像が撮像されている。ROI1においては原画像1〜4まで画素値の相違があまり無いため、グラフ上では大きな変化が見られない。しかしROI2においては、原画像3におけるアーチファクトの影響が反映され、グラフ上で異常度合いが大きく上昇している。
ステップS26において、演算部114は、ステップS23において取得した差分画像において、ステップS25にて指定されたROI内における画素値に基づいて異常値を求める。このとき演算部114は、記憶部105に保存されたテーブルに基づいた関数に依存する異常閾値を用いて演算を行う。そして演算部114は、差分画像において、異常閾値未満(若しくは異常閾値以上)にある画素値を有するピクセルの数を計算する。このときのピクセル数を原画像の異常度合いである異常値としてもよいし、ROI内の全ピクセルに対する異常閾値未満(若しくは異常閾値以上)にある画素値を有するピクセル数の割合から、原画像の異常値を見積もってもよい。ROIが複数設定されている場合は、演算部114はROI毎に演算を行い、それぞれのROI毎に異常値を求める。
ステップS27において、制御部104は、全ての原画像の異常度合いの異常値を求めたか否かを確認する。まだ異常値が求められていない原画像がある場合(N)はステップS26へと移る。全ての原画像に対して異常値が求められた場合(Y)はステップS28へと移る。
ステップS28において、グラフ生成部113は、ステップS26で得られた異常値をグラフ化する。横軸は連続する原画像の位置などの情報、縦軸は数値化された原画像の異常値である。ここで、ROIが複数設定されている場合は、グラフ生成部113はROI毎にグラフを生成する。すなわちROIが三つ設定されている場合にはグラフは三種類存在する。
以下、本実施形態に係る画像処理装置の効果を説明する。
本実施形態によると、条件設定部にてROIを設定することにより、演算処理にかかる時間を早めることができる。また図9に示すように、ROIを複数設定し、グラフをROIの数に応じて複数表示させることによって、演算処理の時間短縮を図るとともに異常画像検出の精度も向上させることができる。
また、ROIを予め設定することにより、その設定位置及び範囲によってどのアーチファクトが発生したかを容易に判断することもできる。これは、例えば図9に示すN/2アーチファクトの場合は画像が二重になることから、磁化率効果によって現れる磁化率アーチファクト等の場合における異常具合とは大きく異なるためである。また、グラフ作成後にROIを変更又は新たに設定することもできる。これにより、より正確に異常画像のチェックを行うことができる。
即ち本実施形態は、演算処理の短縮化及び異常画像検出の精度向上を通じ、患者への負担をより軽減することが可能になる。
以上、近接する複数の原画像を用いて生成した差分画像を用いる例を説明したが、本実施形態はこれに限ることはない。例えば差分処理を行わなくとも、複数の原画像における同一位置のピクセルの画素値を比較し、割合などから原画像の異常値を見積もってもよい。その他種々雑多の手段が適用可能である。
また、MRI装置を使用した場合に関して説明したが、本実施形態はこれに限ることはない。他のモダリティで撮影された画像データに関しても用いることが可能である。また、読影を行うために使用される、一般に医用画像ビューアなどと呼ばれる表示装置にて処理を行ってもよい。その場合、医用画像ビューアは、各モダリティで取得した画像データを画像取得部にて取得し、その画像データを用いて種々の演算を行い、異常値を導く機能が備わる。このときの画像取得部は、例えばMRI装置等のモダリティで生成された画像データを取得する何らかの手段である。有線を用いて画像データを送受信してもよいし、無線を用いてもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 ガントリ
11 静磁場磁石
12 傾斜磁場コイル
13 送受信用RFコイル
20 傾斜磁場電源
30 RF送信部
40 RF受信部
50 シーケンス制御部
60 寝台
61 天板
70 寝台制御部
100 計算機システム
101 インタフェース部
102 入力部
103 表示部
104 制御部
105 記憶部
106 条件設定部
110 データ処理部
111 第1画像生成部
112 第2画像生成部
113 グラフ生成部
114 演算部

Claims (13)

  1. 被検体の撮像により得られる断面画像を複数枚用いて差分画像を生成する画像生成部と、
    前記差分画像におけるピクセル毎の画素値から、前記被検体の体格に応じた閾値を用いて前記断面画像の異常度合いを演算する演算部と、
    前記異常度合いを用い、前記撮像における異常に起因する異常画像の有無を操作者に確認させるための表示を行う表示部と、
    前記差分画像において少なくとも一つの領域を設定する条件設定部とを有し、
    前記演算部は、前記少なくとも一つの領域における前記異常度合いを求め、
    前記表示部は、前記異常度合いを表示する画像処理装置。
  2. 被検体の撮像により得られる断面画像を複数枚用いて差分画像を生成する画像生成部と、
    前記差分画像におけるピクセル毎の画素値から、前記被検体の体格に応じた閾値を用いて前記断面画像の異常度合いを演算する演算部と、
    前記異常度合いを用い、前記撮像における異常に起因する異常画像の有無を操作者に確認させるための表示を行う表示部とを有し、
    前記閾値は、前記操作者からの情報によって指定される、スライス厚とスライスギャップと撮像部位とのうち少なくとも一つと、前記被検体の体格とに基づいて定まる画像処理装置。
  3. 前記差分画像において少なくとも一つの領域を設定する条件設定部をさらに有し、
    前記演算部は、前記少なくとも一つの領域における前記異常度合いを求め、
    前記表示部は、前記異常度合いを表示する請求項2に記載の画像処理装置
  4. 前記断面画像は磁気共鳴画像である請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記異常度合いと、前記断面画像の位置情報を示すグラフを生成するグラフ生成部と、
    操作者からの情報を受け付ける入力部と、を更に有し、
    前記表示部は、前記操作者からの情報によって指定された前記グラフ上の位置に応じた前記断面画像を表示する請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記閾値は、前記操作者からの情報によって指定される、スライス厚とスライスギャップと撮像部位とのうち少なくとも一つと前記体格とに基づいて定まる請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記演算部は、前記閾値と前記差分画像の画素値との比較に基づいて、前記断面画像の異常度合いである異常値を求める請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記異常値は、前記差分画像における、前記閾値よりも高い画素値を有するピクセルの数に基づく請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記異常値は、前記差分画像における全ピクセル数に対する、前記閾値よりも高い画素値を有するピクセルの数の割合である請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記演算部は、前記差分画像及び前記断面画像における各ピクセルにおいて、前記差分画像の画素値の、前記断面画像の画素値に対する割合に基づいて前記異常値を求める請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記条件設定部は、前記断面画像及び前記差分画像において、それぞれ同一のピクセル位置に前記少なくとも一つの領域を設定し、
    前記画像生成部は、前記少なくとも一つの領域の内部でのみ差分処理を行う請求項1または3に記載の画像処理装置。
  12. 被検体の体格に応じた閾値と前記被検体の撮像により得られる複数枚の断面画像から得られる差分画像とを用いて、前記断面画像の異常度合いを演算する演算部と、
    前記異常度合いを用い、一つのシーケンスにおける複数枚の前記断面画像の中に前記撮像における異常に起因する異常画像がある場合に、前記シーケンスにおいて異常画像が発生したことを表示する表示部と、
    前記差分画像において少なくとも一つの領域を設定する条件設定部とを有し、
    前記演算部は、前記少なくとも一つの領域における前記異常度合いを求め、
    前記表示部は、前記異常度合いを表示する画像処理装置。
  13. 画像処理装置に、
    被検体の撮像により得られる複数枚の断面画像から得られる差分画像を生成するように機能させ、
    前記差分画像と前記被検体の体格に応じた閾値とを用いて、前記撮像における異常に関する前記断面画像の異常度合いを演算するように機能させ、
    前記異常度合いを表示部に表示するように機能させ
    前記差分画像において少なくとも一つの領域を設定するように機能させ、
    前記異常度合いの演算において、前記少なくとも一つの領域における前記異常度合いを求めるように機能させ、
    前記異常度合いの表示において、前記異常度合いを表示させるように機能させる画像処理装置の制御プログラム。
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