JP6102164B2 - シート材識別装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材識別装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像が記録されるシート材を識別するシート材識別装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、シート材の大きさ、種類、材質等の予め識別し、そのシート材に最適な条件で画像を記録することが要望されている。そこで、画像記録に先立って実施する給紙シートの識別する方式としては非接触方式と接触方式が知られている。
シート識別する非接触方式として、発光体と受光体をシート面に対して、同一側に配置し、発光体より照射され、シート面によって反射した光を受光量に応じて識別する、反射型センサや、発光体と受光体はシート面に対して、反対側に配置し、発光体より照射され、シート材を透過した光を受光量に応じて識別する、透過型センサ等が汎用的に使用する光学式が知られている。
また、発信体と受信体をシート面に対して、反対側に配置し、発信体より発する超音波のシート材への伝播状態を受信して識別を行う、超音波センサや、CIS、CCDといったイメージセンサを用いて、表面性状をそのまま画像情報として取り込み、情報処理することで、シート材を識別する方式も知られている。
また、シート識別する接触方式ではローラ等を加圧する付勢部材に感圧センサを接続し、シート材がローラを通過する際に、付勢部材が受けた反力を検知して識別する方式が知られ、かかる方式ではシート材の厚み成分に対して比較的精度良い検出が得られる。
しかしながら、上記非接触方式における光学を用いた形式では例えば反射型や透過型のセンサであれば、比較的安価な構成にて、シート材を検出できるが、シート材のあり/無しを判断する程度の性能に留まり、面情報の区別には適さない。それに対して、CIS、CCD等のイメージセンサは、表面上の模様や色彩を詳細に検知するのに適しているが、コストが相応にかかってしまうのに対して、厚み・凹凸成分の検出までは行えず、別途入力手段を有する必要がある。さらにまた、シート材の反力を検知する接触検出方式では、シート材の厚み成分に対して、精度良く検出が行えるが、反力から面情報までを詳細検知するには、情報が少なく、また、走査方式においては、シート材が揺動しないように固定が必要であったり、走査するため、検知時間が比較的長くなるなど、細かい制約条件がさらに必要になってくる。
これら上記の構成においては、面情報を単独の情報に基づいて区別するものであり、面情報の取得としては、情報量に不足が発生してしまう。
シート材の識別機能として、センサの検知面をシート材の表面に押し当てて、表面性上を検知する感圧式センサによる検知手段が提案されており、センサとシート材の接触方式としては、特許文献1にシーソーのような構造で、センサを軸端部に固定し、もう一方の軸端部の上下動により、シート材の表面に押し当てる方式が提案されている。
しかしながら、かかる方式であると、検知面が軸部材の支点を中心として回転運動しながらシート材表面に接触することになり、厚さや剛性といったシート条件によっては、検知面が片当たり等をしてシート材表面に密着しない状態となり、シート材の面情報が正しく検知できないという懸念があった。
本発明は、上記した従来の問題に鑑み、厚さや剛性の異なるシート材であっても、一定の距離関係を保ちながら検知することが可能で、シート材の表面と平行な位置関係で面情報を検知できるシート材識別装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、シート材の表面に対向して当該シート材の情報を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した情報に基づいてシート材の識別を行う識別手段とを有するシート材識別装置において、前記検知手段を、検知位置と待機位置との間で移動可能に支持する支持部材と、該支持部材のシート材表面の対向する部位に設けられた基準部とを有し、前記待機位置の前記検知手段は前記基準部よりも前記シート材に近づいた位置にあり、前記シート材の検知する際、前記支持部材と前記シート材の少なくとも一方を互いに近づく方向へ移動させて前記シート材を前記検知手段、前記基準部の順に当接させ、該基準部の前記シート材に当接によって上記移動が停止した位置を前記検知手段の前記検知位置に設定し、前記支持部材が位置固定で、前記シート材を移動して待機位置から検知位置に位置させる場合、前記シート材の待機位置と検知位置の間にシート材の処置をする処置位置が設けられ、検知されるシート材は前記処置位置を越えた検知位置まで移動して検知され、検知後前記処置位置に移動されることを特徴とするシート材識別装置を提案する。
本発明によれば、シート材に対して検知手段を一定圧でシート材に当接できるため、計測結果のバラツキを抑え、精度の良いシート識別を行うことができる。
本発明に係るシート識別装置を有する画像形成装置の給紙部を示す説明図である。 シート識別装置の概要を示す斜視図である。 (a)はシート識別装置の待機位置、(b)は検知位置を示す説明図である。 (a)はシート識別装置が待機位置の給紙部、(b)はシート識別装置が検知位置の給紙部を示す説明図である。 図2に示すシート識別装置の変形例であって、(a)はシート識別装置の待機位置、(b)は検知位置を示す説明図である。 図2に示すシート識別装置の別の変形例であって、(a)はシート識別装置の待機位置、(b)は検知位置を示す説明図である。 図2に示すシート識別装置のさらに別の変形例であって、(a)はシート識別装置の待機位置、(b)は検知位置を示す説明図である。 待機位置におけるシート材識別装置とピックアップコロ等の給紙手段との位置関係を示す説明図である。 検知位置におけるシート材識別装置と給紙手段との位置関係を示す説明図である。 給紙時のシート材識別装置と給紙手段との位置関係を示す説明図である。 光学式の検知手段を用いるシート識別装置を示し、(a)はシート識別装置が待機位置、(b)は検知位置の説明図である。 11に示すシート識別装置の変形例であって、(a)はシート識別装置が待機位置、(b)は検知位置の説明図である。 シート材に当て点で検知するセンサを用いたシート識別装置であって、(a)はシート識別装置が待機位置、(b)は検知位置の説明図である。 シート識別装置にシート材から離し点で検知するセンサを用いたものであって、(a)はシート識別装置が待機位置、(b)は検知位置の説明図である。 シート材に検知手段を押圧して得る情報を示す説明図である。 シート識別装置の制御ブロック図である。 面情報の検索例を示す説明図である。 面情報の検索の一態様を示す説明図である。 情報の検索の他の態様を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を用いて説明する。
図1は、シート材識別装置10を備えた画像形成装置の給紙部1を示す説明図である。
図1において、符号2はシート材としてのシートPを積載載置する給紙台、3は積載載置されたシートPの最上紙に接してこれを矢印A方向に送り出すピックアップコロであり、給紙台2は後述する給紙台昇降装置9によって最上紙がピックアップコロ3に接する位置に押し上げられる。ピックアップコロ3により送り出されたシートPは、フィードローラ4と分離ローラ5に挟持され、最上のシートのみが矢印A方向に給紙される。なお、符号7は給紙されたシートPを図示していない画像形成部へ向けて搬送する搬送ローラ、符号8は給紙台2に載置されたシートの後端をガイドするエンドフェンス、また符号9は給紙台2を上下方向に昇降させる給紙台昇降装置である。
このように構成された給紙部1には図1及び図2に示すように、シート材であるシートPの上方にシート材識別装置10が配置されている。シート材識別装置10は、ケーシング12の内部に検知センサ11を具備し、検知センサ11はその検知面11aが検知方向を被検知体であるシートPの表面に対向するように配置されている。この検知センサ11は図3に示すように、ケーシング12の底に形成された窓状の基準部13から検知面11aが突出するものの、ケーシング12内に設けられた押圧手段としてのバネ14に吊るされてケーシング12外へ抜け出すことが無いように構成されている。すなわち、バネ14の一端はケーシング12内部天井に固定され、他端は検知センサ11に固定されている。
上記検知センサ11はバネ14を介してケーシング12に支持されており、通常の検知センサ11はケーシング基準部13から抜け出ない位置に保持されている。また、シート材識別装置10は図示していない昇降手段によってケーシング12が上下方向に移動し、それによって検知センサ11の検知面11aが最上シートPの面に接する検知位置(図3(b)に示す)と最上シートPの面から離れる待機位置(図3(a)に示す)との間を昇降可能となっている。
このように構成されたシート材識別装置10は、待機位置の検知センサ11は基準部13よりもシートPに近づいた位置にあり、また検知センサ11としては検知面11aがシートPに一定の力で当接させてシートを識別する圧力センサを用いている。そして、シート材識別装置10は通常、図3(a)及び図4(a)に示すように、検知センサ11が積載シートの最上シート面から離れた待機位置に保持されており、ここで給紙指令が発せられてシートP束が図4(b)に示す給紙位置へ押し上げられる。次に、シート識別動作が開始されてケーシング12が直線的に下降を開始し、検知面11aがシートPに接する。さらに、シート材識別装置10が下降すると、基準部13がシートPに当接してケーシング12の下降が停止する。この位置が検知センサ11の検知位置であり、検知センサ11はケーシング12の基準部13がシートPに圧接されているシートPに正対した状態になる。さらに、このときにバネ14によって検知センサ11が押されるので、シート面に対して常に一定の押圧力によって被検知シートであるシートPの表面に当接することになる。
したがって、シート材識別装置10のケーシング12は検知センサ11を検知面がシート面に正対する状態を保ったまま待機位置から検知位置に移動し、その正対したまま当接させられるので、検知センサ11の検知面が片当たり等をしてシート材表面に密着できずにシートPの面情報が正しく検知できなくなるという問題等を回避することができる。なお、シート材識別装置10のケーシング12はシート面に対し、図示する実施形態のように、鉛直方向に上下動させて検知するように構成することが好ましいが、ケーシング12はシート面に対して垂直に移動して接離させるものであるならば、鉛直方向でなくともよい。
図5(a)、(b)ないし図7(a)、(b)は、図2の実施形態と同様に、検知センサ11として圧力センサを用いてシートを識別するシート材識別装置10の変形例であり、それぞれ(a)は待機位置、(b)は検知位置を示している。
図5に示すシート材識別装置10は検知センサ11のシートへの当接を検知センサ11の自重を利用して検知センサ11の検知面をシートに当接させている。このとき、検知センサ11をケーシング12に固定したワイヤ、チェーン等の吊り部材15で吊るすことによってシートPと検知センサ11の間隔を一定に保つことができる。
図6は、図5に示す例の検知センサ11において、重り16を付けてシートへの当接力を高めている。
また、図7は上記した図2の実施形態に用いているバネ14の代わりにゴムやスポンジといった弾性部材17を用いた例である。検知位置では弾性部材17が圧縮されて検知センサ11をシートPに押圧している。
上記実施形態では、シート材の検知する際、シート材識別装置10のケーシング12を移動させて検知センサ11を検知位置に位置させるているが、シート材識別装置10の位置は固定でシートPを移動して検知センサ11を検知位置に位置させることもできる。例えば、図4において、シート材識別装置10を図示する位置に位置固定で配置し、給紙台2を上昇させて検知位置に移動し、シートPを識別のための検知をすることができる。
ところで、上記実施形態ではシート材識別装置10を給紙部に設けている。したがって、基準部13及び検知センサ11を当接して検知を行った後、シートに給紙すると、シートが基準部13及び検知センサ11との接触によって傷が付いたり、その摩擦抵抗によってジャムやスキューを発生させることがある。このとき、シート材識別装置10を下降して検知を行う形式では検知終了後、シート材識別装置10を上昇させてシート材から基準部13や検知センサ11を離せばよい。
しかしながら、給紙台2を上昇させて検知する場合、シートPの最上面が給紙位置に対して上昇中に検知センサ11と接触して検知を行う動作とすると、上昇完了後に給紙開始された場合、シートPと検知センサ11及び基準部13との接触が解消されないため、検知センサ11によって最上面のシートPにキズを発生させたり、摩擦抵抗となって、搬送遅延やジャムを引き起こす懸念がある。また、その状態を解消するために、シート材識別装置10を上下動させるための動力を増設することは、構成の複雑化に繋がる。
そこで、図8〜図10に示す実施形態では次のように措置を講じている。
図8は、待機位置におけるシート材識別装置10とピックアップコロ3等の給紙手段との位置関係を示す説明図、図9は、検知位置におけるシート材識別装置10と給紙手段との位置関係を示す説明図、図10は給紙時のシート材識別装置10と給紙手段との位置関係を示す説明図である。
図8において、ここに示す給紙装置は給紙台昇降タイプであり、給紙台2は最下位置に位置していて、この状態で給紙トレイの引き出し等によってシートの補給や入れ替えを行うことができる。当該給紙装置に設けられているシート材識別装置10は、位置固定で、検知センサ11の高さ位置は処置位置である給紙位置の高さ、すなわち、ピックアップコロ3が最上シートに接してシートを給紙する高さよりも高い位置に設置されている。
ここで、給紙に先立ち、積載シートの識別のための検知を行う場合、図9に示すように、最上シートが給紙高さレベルよりも高い、検知センサ11が検知位置に到達する位置まで給紙台2を上昇させる。このとき、ピックアップコロ3は一端が支点3bを介して回動可能に装着されたレバー3aの他端に支持されており、シートの上昇でピックアップコロ3及びレバー3aがシートに押されてピックアップコロ3が図の時計方向に回動し、検知センサ11が検知位置に到達する。このとき、必要であれば、ピックアップコロ3を上方等に退避させるなどして昇降装置9によって最上シートを給紙高さよりも上昇させるてもよい。かくして、検知センサ11と最上シートを接触させることで、検知を行い、検知結果が得られた後に、再度昇降装置9によって最上シートを図10を距離S分下げ、良好に給紙できる給紙位置まで下降させて、給紙を開始する構成が望ましい。
このように構成によれば、検知センサ11を上下動させるための動力も必要なく、シート検知後、最上シートが給紙レベルに戻してから給紙処理を行うので、検知センサ11は給紙動作中にシート材に接触しないため、シート材の搬送品質を確保することができる。また、得られたシート材の情報から、データベースによる情報照会結果を元に、画像形成条件を自動設定可能にすることで、より簡単に画像形成装置を扱うことが可能になる。
以上の実施形態は検知センサ11に圧力センサを用いた実施の形態であるが、本シート材識別装置10は検知センサとして光学センサを用いることもできる。
図11(a)、(b)は、検知手段として光学センサ21を用いたシート材識別装置10を示す説明図である。
図11に示す光学センサ21は、図示していない発光素子と受光素子を備える反射型のセンサであって、該センサはケーシング12の端部である基準部13よりも上方に設置された保持手段であるストッパ部材22に着座した位置に保持されている。このストッパ部材22に着座している光学センサ21はその検知面から基準部13までの間隔Lがセンサの検知に好ましい長さに設定されている。そして、ケーシング12には上部には押圧手段としてのバネ14が設けられ、バネ14の上部は図示していない押え部材に押さえられている。
このシート材識別装置10の検知動作時は、図11(b)に示すように、上記実施形態と同様に、ケーシング12が下降してケーシング12の基準部13がシートPの面に当接する。さらに、ケーシング12が適当な長さだけ下降することで、バネ14力がストッパ部材22、ケーシング12を介して基準部13をシート面に確実に当接させ、光学センサ21はその検知面からシート面までの間隔Lが一定長さに保持される。
図12は図11の実施形態の変形例で、図11に示すものと同様に構成されたシート材識別装置10が光学センサ21の検知面側を開放した大ケーシング23に覆われている。したがって、バネ14は大ケーシング23とケーシング12の間に配置されている。
このように構成されたシート材識別装置10は、図12(b)に示すように、検知動作時に大ケーシング23が下降してケーシング12の基準部13がシートPの面に当接する。さらに、大ケーシング23が適当な長さだけ下降することで、ケーシング12の基準部13のバネ14に押されて確実に当接し、光学センサ21はその検知面からシート面までの間隔Lが一定長さに保持される。
本発明のシート材識別装置10は検知手段の形態として、所定平面を持つセンサで説明してきたが、センサの形態としては、検知面を有するものに限らず、図13及び図13に示すように点で検知するセンサ31で接触/非接触に関わらず検知できるものでも構わない。なお、図13は図2の実施形態のものを、図14は図11の実施形態のものを利用している。
次に、図2ないし図12の検知センサ11の検知面をシートPの面に検知手段を押圧して得る情報の取得と、その取得した情報を用いたシート識別方法にいて説明する。
図15において、検知センサ11が取得する情報は、例えば検知面が検知可能な領域をそれよりも小さい任意の面積に分割、あるいは所定間隔に配列される点の集合など小単位40の情報に変換し、それぞれ所定時間内に得られた結果を結合させて、面情報41と認識し、シート材を区別するものである。
図16に面情報の処理の流れについて説明する。検知センサ11は、識別手段であるCPU等の処理手段51に接続され、処理手段51にはHDDなどの記憶手段52が接続されており、検知センサ11によって得られた小単位の情報40は、矢印53の流れに沿って、処理手段51に転送され、面情報41へと結合される。そして、矢印54の流れに沿って、記憶手段52に転送し記憶される。
シートPの面より得られる情報としては、例えば、圧力が考えられ、シートPと検知センサ11の間に、所定の加圧力関係が働くことにより、図15に示すような面内の情報分布を検知することが可能で、シートPを識別するための情報として活用することができる。圧力を検知するための検知センサ11としては、例えば、特開平8−68704号公報に記載されているような、下面に導電膜を有する可撓性の圧力シートと、アクティブマトリクス型液晶駆動用回路基板を用いた面圧パネルが考えられ、加圧力による圧力シートの撓み具合によって、薄膜トランジスタまたは、ダイオードが導通され、その電流値によって、圧力の面分布が迅速且つ高精度に検出できるので、シートPの面情報の取得手段として適している。
次に、情報の照合方法について記載する。
記憶手段52には、少なくとも複数のシートPに対する、既存面情報42を蓄積しているものとする。既存面情報42は、それを特定するための情報、例えば銘柄、厚さ、色、材質等といった情報に紐付けられて、記憶手段52に格納されている。
今、新たなシートPを検知センサ11が検知すると、その情報から図16の処理手段51によって新たな面情報41が生成される。そして、処理手段51は図17に示すように、記憶手段52に対してそこに記憶されている面情報との照会を行うことができる。処理手段51は既存面情報42と、任意の閾値N%以上一致している情報があるかどうかを、記憶手段52内の既存面情報42に対して検索し、一致する情報があれば、その面情報42に紐付けられたシートを特定する情報を図14における矢印55の流れに沿って転送する。これによって検知したシートPを特定する情報を得ることができる(図18)。
また、一致する情報が検索されなかった場合には、新規情報と区別され、図示しない入力手段により得られる新しい特定情報43を入力し、新規の面情報41を紐付けて記憶手段52に格納するように、処理手段51によって、入力処理が行われる(図19)。
以上の構成によれば、シート材は所定面積内の複数の情報に基づき、区別・照合されるため、詳細且つ膨大な種類のシート材の区別を行うことができる。
また、このような、シート材識別装置10は、シート材の識別を必要とする様々な装置への応用が考えられるが、その中でも、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置分野への応用が期待される。
画像形成装置内に上記構成によるシート材識別装置10を組込むことにより、印刷のために画像形成装置内の給紙装置にシート材をセットあるいは1枚通紙等を行うなどするだけで、シート材の各種情報が自動設定可能となるため、ユーザによる各種情報入力の手間を助け、また、入力ミス等のヒューマンエラー抑制効果が期待できる。
そして、自動設定された情報によって、画像形成装置としては、作像プロセス速度を変化させる等、ユーザの情報入力を待たずに、マシンの設定も可能となるため、プリントタイムの短縮等、効率化が期待できる。
なお、シート材識別装置10は給紙部に限らず、画像形成装置内のシート材が通る適宜位置に配置することができる。
10 シート識別装置
11 検知センサ
12 ケーシング
13 基準部
14 バネ
21 光学センサ
22 ストッパ部材
23 大ケーシング
P シート
特開2011−75869号公報

Claims (12)

  1. シート材の表面に対向して当該シート材の情報を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した情報に基づいてシート材の識別を行う識別手段とを有するシート材識別装置において、
    前記検知手段を、検知位置と待機位置との間で移動可能に支持する支持部材と、
    該支持部材のシート材表面の対向する部位に設けられた基準部とを有し、
    前記待機位置の前記検知手段は前記基準部よりも前記シート材に近づいた位置にあり、
    前記シート材の検知する際、前記支持部材と前記シート材の少なくとも一方を互いに近づく方向へ移動させて前記シート材を前記検知手段、前記基準部の順に当接させ、該基準部の前記シート材に当接によって上記移動が停止した位置を前記検知手段の前記検知位置に設定し
    前記支持部材が位置固定で、前記シート材を移動して待機位置から検知位置に位置させる場合、前記シート材の待機位置と検知位置の間にシート材の処置をする処置位置が設けられ、検知されるシート材は前記処置位置を越えた検知位置まで移動して検知され、検知後前記処置位置に移動されることを特徴とするシート材識別装置。
  2. 前記基準部が前記支持部材の前記シート材と対向する端縁部で前記検知手段の周囲を囲むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート材識別装置。
  3. 前記支持部材はその内部に前記検知手段を支持し、少なくとも前記シート材の表面側が開放された箱状のケーシングであり、前記基準部が該ケーシングの前記シート材に対向する側の端縁部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート材識別装置。
  4. 前記検知手段が前記シート材の表面に当接してシート材を識別する圧力式の検知手段であることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のシート材識別装置。
  5. 前記検知位置の検知手段を前記シート表面に接する方向に押圧する押圧手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のシート材識別装置。
  6. 前記検知手段として、前記シート材に当接する検知面が複数に分割された区分ごとに該シート部材の表面から得られる情報を出力可能な検知手段を用いることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のシート材識別装置。
  7. 前記識別手段がシート材に対応する情報を予め保持するための記憶手段を備え、前記検知したシート材から得られた前記複数の情報の分布に基づいて求められる識別情報を前記記憶手段に記憶された情報と比較した結果に応じて、前記検知したシート材の種類を特定することを特徴とする請求項1または6に記載のシート材識別装置。
  8. シート材の表面に対向して当該シート材の情報を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した情報に基づいてシート材の識別を行う識別手段とを有するシート材識別装置において、
    前記検知手段を支持し、該検知手段がシート材に接離する方向に移動可能な支持部材と、
    該支持部材のシート材表面の対向する部位に設けられた基準部と、
    該基準部に対して予め定めた距離に前記検知手段を保持する保持手段とを有し、
    前記基準部が前記検知手段よりも前記シート材に近づいた位置であり、
    前記シート材の検知する際、前記支持部材と前記シート材の少なくとも一方を互いに近づく方向へ移動させ、前記シート材に前記基準部を当接して前記支持部材の移動が停止した位置を前記検知手段の検知位置に設定し
    前記支持部材が位置固定で、前記シート材を移動して待機位置から検知位置に位置させる場合、前記シート材の待機位置と検知位置の間にシート材の処置をする処置位置が設けられ、検知されるシート材は前記処置位置を越えた検知位置まで移動して検知され、検知後前記処置位置に移動されることを特徴とするシート材識別装置。
  9. 前記検知手段が前記シート材の表面から離して配置してシート材を識別する光学式の検知手段であることを特徴とする請求項8に記載のシート材識別装置。
  10. 前記シート材識別のための検知が終了後、前記基準部をシート材から離すことを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載のシート材識別装置。
  11. 前記シート材が昇降される給紙台上に載置され、前記処置位置がシート材を給紙する給紙位置であることを特徴とする請求項1又は8に記載のシート材識別装置。
  12. 請求項1ないし1の何れかに記載のシート材識別装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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