JP6099494B2 - シール扉及びシール扉用ガスケット - Google Patents
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Description
(ロ)中空部11に流体(水,空気等)が進入するとガスケット10の硬さ(中空部の圧力)が流体圧に応じて上昇するので,進入前は比較的柔らかい材質製のガスケット10を当り面に接触する程度に締め付けるだけでシール扉を構成することができ,シール扉の設計・製作のコストダウンを図ることができる。
(ハ)また,ガスケット10が流体圧により当り面から押し戻されて隙間G0が拡大しうる負圧シール扉においても,ガスケット10の中空部11に流体(水,空気等)が進入することでガスケット10が隙間G0の拡大ΔGを埋める方向に追従するので,例えば水頭圧10m以上の浸水圧に耐えうるシール性をガスケット10によって確保することができる。
(ホ)また,中空部11に流体(水,空気等)が進入すると,その圧力によって流体圧と反対側の隙間G0にガスケット10が抜け出す可能性もあるが,ガスケット10を平板状に押し潰したときの厚さT0を隙間G0の幅より大きくすることにより,抜け出したガスケット10が隙間Gに詰まることでシール性の劣化を防止できる。
(ヘ)扉体3又は周囲壁1aの当接部位にガスケット10を嵌合させる溝6付き受け金具5を設け,その受け金具5の高圧側に臨む部位にガスケット10の流体取入孔12と連通する貫通孔8を設けることにより,ガスケット10の取り付け・取り外しが容易なシール扉とすることができる。
図2のような流体取入孔12付き中空ガスケット10を使用した負圧シール扉のシール性を確認するため,図4に示すような試験装置30を試作して水密性の実験を行った。図示例の試験装置30は,一端が開放された箱型の試験缶体31と,その缶体31の開放端を塞ぐ開口32a付き試験枠体32とにより,図1のような隔壁1の開口2を模擬したものである。缶体31には,注水弁34a付き注水口34と,排水弁33a付き排水口33とが設けられている。また,枠体32の開口32aを塞ぐ扉体3の周縁部表面に開口32aを囲むように環状のガスケット受け金具5を固定し,その受け金具5の嵌合溝6に中空ガスケット10を装着すると共に,受け金具5の浸水側部位に貫通孔8を設けた(図1(D)参照)。
他方,比較のため,実験例1と同じ断面形状(幅D=12mm,高さH1=17mm)で流体取入孔12のない中空ガスケット10(硬質ゴム製)を用いて同様の実験を繰り返したところ,水頭3.6m(流体圧0.035MPa)においてガスケット10が流体圧により変形して(押し負けて)漏水量が計測できない程度に多くなった。この実験結果から,中空ガスケット10に流体取入孔12を設けて中空部11に流体(本実験では水)を進入させることが,ガスケット10のシール性にとって極めて有効であることを確認できた。従って,例えば図5(C)のような中実断面形状のガスケット19を用いた従来のシール扉において,図2のような流体取入孔12付き中空ガスケット10に交換することにより,或いは中空ガスケットを用いた従来のシール扉において図2のような流体取入孔12を穿設することにより,浸水深さが30m程度の流体圧までシール性が劣化しないシール扉とすることが可能となる。
また,ガスケット10の断面形状によるシール性の相違を確認するため,嵌合溝6に装着する流体取入孔12付き硬質ゴム製ガスケット10を,断面の幅D=12mm,高さH1=13mmのものに交換して同様の実験を繰り返したところ,水頭30.0m(流体圧0.295MPa)まで表2とほぼ同様の漏水量に抑えることが確認できた。この実験結果から,本発明の中空ガスケット10は,断面の高さH1を小さくして圧縮力が小さくなっても漏水力を抑えることが可能であり,扉体3のガスケット10を開口周囲の当り面に接触させることができれば,浸水深さが30m程度までシール性が劣化しないことを確認することができた。
更に,ガスケット10の材質によるシール性の相違を確認するため,嵌合溝6に装着するガスケット10をスポンジゴム(クロロプレンゴム製)のものに交換して同様の実験を繰り返したところ,水頭20.0m(流体圧0.197MPa)までは流体圧を大きくしても漏水量は表2とほぼ同様であったが,流体圧をそれ以上に大きくするとガスケット10が嵌合溝6から抜け出して漏水量が計測できない程度に多くなった。スポンジゴム製のガスケット10は,大きな流体圧で押し潰されると隙間G0より薄い平板状に伸びてしまうことから,隙間G0に留まることなく嵌合溝6から押し出されたことが漏水の原因であると推測された。この実験結果から,スポンジゴム製のガスケット10を用いた場合も水頭20m程度の流体圧までシール性を維持できるが,それ以上の流体圧でシール性を維持するためには,押し潰したときの厚さT0が比較的厚い硬質ゴム製のガスケット10を用いる必要があることを確認できた。
2…開口 3…扉体
5…ガスケット受け金具 6…ガスケット嵌合溝
7…溝堤 8…貫通孔
10…断面中空ガスケット 11…中空部
12…流体取入孔 14…逆止弁体
16…枠体
19…従来型ガスケット(断面中実ガスケット)
20…扉開閉機構 21…ヒンジ装置
22…締込み装置 23…締込みハンドル
30…試験装置 31…試験缶体
32…試験枠体 32a…開口
33…排水口 33a…排水弁
34…注水口 34a…注水弁
35a,35b,35c,35d…押え材
40…水密性試験装置 41…試験缶体
41a…缶体支持部材 41b…注水口
41c…弁 42…試験枠体
42a…開口 42b…固定具
43…透明扉板 43b…固定具
52…枠体 53…扉体
54…ガスケット(パッキン) 56…昇降フレーム(スライド手段)
57…締込みボルト(締込み手段)
E…床 G…隙間
T…(押す潰したときの)厚さ W…溝堤幅
Claims (12)
- 片側から反対側より高い流体圧を受ける隔壁の開口をその周囲壁に当接して塞ぐ扉体,前記扉体又は周囲壁の何れかの当接部位に開口を囲むように環状に取り付ける溝付き受け金具,前記受け金具の溝に一部突出させつつ嵌合させて扉体と壁との隙間を密封する断面中空ガスケット,及び密封時に高圧側に臨む前記ガスケットの外表面に穿った中空部と連通する流体取入孔を備え,前記ガスケットを平板状に押し潰したときの厚さを前記密封時における扉体と周囲壁との低圧側の隙間より大きくし,前記受け金具の嵌合溝の低圧側の堤体幅を前記ガスケットの突出部の流体圧による変形量より大きくしてなるシール扉。
- 請求項1のシール扉において,前記流体取入孔を前記ガスケットの長さ方向に沿って不連続に設けてなるシール扉。
- 請求項1又は2のシール扉において,前記ガスケットの流体取入孔の中空部側に逆止弁体を設けてなるシール扉。
- 請求項3のシール扉において,前記ガスケットの高圧側及び反対側に臨む外表面にそれぞれ中空部と連通する流体取入孔を穿ち,各流体取入孔にそれぞれ逆止弁を設けてなるシール扉。
- 請求項1から4の何れかのシール扉において,前記受け金具の高圧側に臨む部位に前記ガスケットの流体取入孔と連通する貫通孔を設けてなるシール扉。
- 請求項1から5の何れかのシール扉において,前記ガスケットを硬質ゴム製又はスポンジゴム製としてなるシール扉。
- 片側から反対側より高い流体圧を受ける隔壁の開口の周囲壁とその周囲壁に当接して開口を塞ぐ扉体との何れかの当接部位に開口を囲むように環状に取り付ける溝付き受け金具,及び前記受け金具の溝に一部突出させつつ嵌合させて扉体と周囲壁との隙間を密封し且つ断面が中空であって密封時に高圧側に臨む外表面に中空部と連通する流体取入孔が穿たれた断面中空ガスケットを備え,前記ガスケットを平板状に押し潰したときの厚さを前記密封時における扉体と周囲壁との低圧側の隙間より大きくし,前記受け金具の嵌合溝の低圧側の堤体幅を前記ガスケットの突出部の流体圧による変形量より大きくしてなるシール扉用ガスケット。
- 請求項7のガスケットにおいて,前記流体取入孔を前記ガスケットの長さ方向に沿って不連続に設けてなるシール扉用ガスケット。
- 請求項7又は8のガスケットにおいて,前記ガスケットの流体取入孔の中空部側に逆止弁体を設けてなるシール扉用ガスケット。
- 請求項9の何れかのガスケットにおいて,前記ガスケットの高圧側及び反対側に臨む外表面にそれぞれ中空部と連通する流体取入孔を穿ち,各流体取入孔にそれぞれ逆止弁を設けてなるシール扉用ガスケット。
- 請求項7から10の何れかのガスケットにおいて,前記受け金具の高圧側に臨む部位に前記ガスケットの流体取入孔と連通する貫通孔を設けてなるシール扉用ガスケット。
- 請求項7から11の何れかのガスケットにおいて,前記ガスケットを硬質ゴム製又はスポンジゴム製としてなるシール扉用ガスケット。
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