JP6098178B2 - 増幅装置、歪補償装置および歪補償方法 - Google Patents

増幅装置、歪補償装置および歪補償方法 Download PDF

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Description

本発明は、増幅装置、歪補償装置および歪補償方法に関する。
たとえば移動体通信システムにおける基地局等の送信部は、電力変換効率等の観点により、飽和電力からのバックオフが小さい非線形領域で動作するように設計される場合がある。そのため、高速無線通信用の変調信号が入力されると、非線形歪による帯域外輻射が発生し、隣接送信チャネルに影響を及ぼす。
このような送信アンプによる帯域外輻射を抑制する歪補償技術として、送信アンプの逆特性を予め送信信号に付加するプリディストーション(PD:PreDistortion:前置歪み補償)がある。プリディストーションでは、送信アンプの出力信号の一部を折り返した信号と送信信号との差分が小さくなるように歪補償係数が適応的に更新される。また、プリディストーションをデジタル領域で実施するデジタルプリディストーションが知られている。
また、基地局等の送信アンプ部は、複数のアンプの多段接続によって実現される場合がある。このような多段構成の送信アンプ部を高電力変換効率で動作させると、終段アンプ以外でも非線形歪が発生するため、前段アンプ(たとえばドライバ段アンプ)で歪んだ信号が終段アンプに入力することによって終段アンプでの非線形歪が複雑化する。これに対して、前段アンプを補償する前置歪補償部と終段アンプを補償する前置歪補償部とを縦続に接続した歪補償回路が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2006−279633号公報
しかしながら、上述した従来技術では、入力信号の変動等により前段の増幅器の残留歪が生じると、後段の増幅器に対応する前置歪補償部へフィードバックされる信号の特性が変動し、後段の増幅器の歪補償を精度よく行うことができない場合がある。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、歪補償精度を向上させることができる増幅装置、歪補償装置および歪補償方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、入力信号に第1係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第1補償部と、前記第1補償部によって前置歪補償が行われた信号に第2係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第2補償部と、前記第2補償部によって前置歪補償が行われた信号を増幅する第1増幅器と、前記第1増幅器によって増幅された信号を増幅する第2増幅器と、を備える増幅装置において、前記第1増幅器から出力された信号に基づいて前記第2係数を設定し、前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する増幅装置、歪補償装置および歪補償方法が提案される。
本発明の一側面によれば、歪補償精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる増幅装置の構成の一例を示す図である。 図2は、図1に示した増幅装置における信号の流れの一例を示す図である。 図3は、後段PD部の係数を設定する場合の信号の流れの一例を示す図である。 図4は、前段PD部の係数を設定する場合の信号の流れの一例を示す図である。 図5は、前段PD部の係数を設定する場合の信号の流れの他の例を示す図である。 図6は、増幅装置による係数設定動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、増幅装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図8は、実施の形態2にかかる増幅装置の構成の一例を示す図である。 図9は、図8に示した増幅装置における信号の流れの一例を示す図である。 図10は、実施の形態2にかかる前段PD部の係数設定動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態3にかかる増幅装置の構成の一例を示す図である。 図12は、図11に示した増幅装置における信号の流れの一例を示す図である。 図13は、実施の形態3にかかる前段PD部の係数設定動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態4にかかる増幅装置の構成の一例を示す図である。 図15は、図14に示した増幅装置における信号の流れの一例を示す図である。 図16は、実施の形態4にかかる前段PD部の係数設定動作の一例を示すフローチャートである。 図17は、前段PD部の更新の前後における後段PD部の入力振幅のCCDFの一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる増幅装置、歪補償装置および歪補償方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(実施の形態1にかかる増幅装置の構成)
図1は、実施の形態1にかかる増幅装置の構成の一例を示す図である。図2は、図1に示した増幅装置における信号の流れの一例を示す図である。実施の形態1にかかる増幅装置100は、入力された信号を増幅して出力する増幅装置である。たとえば、増幅装置100は、無線信号等の信号を送信する送信装置において、送信対象の信号を増幅する増幅装置に適用することができる。
図1,図2に示すように、増幅装置100は、前段PD部101と、後段PD部102と、DAC103と、アップコンバータ104(Up Conv)と、ドライバ段アンプ105と、終段アンプ106と、ダウンコンバータ107(Down Conv)と、ADC108と、セレクタ109(SEL1)と、ダウンコンバータ110(Down Conv)と、ADC111と、セレクタ112(SEL2)と、更新用PD部113と、係数更新部114と、を備えている。
増幅装置100へ入力された信号は前段PD部101へ入力される。前段PD部101へ入力される信号は、たとえばベースバンド周波数でデジタルの電気信号である。前段PD部101は、入力された信号に対して、終段アンプ106において信号に発生する非線型歪み特性の逆特性を与えるプリディストーションを行う。これにより、終段アンプ106において信号に発生する非線型歪みを補償することができる。前段PD部101が信号に与える逆特性は、前段PD部101に設定される係数によって制御される。前段PD部101は、逆特性を与えた信号を後段PD部102およびセレクタ109へ出力する。
後段PD部102は、前段PD部101から出力された信号に対して、ドライバ段アンプ105において信号に発生する非線型歪み特性の逆特性を与えるプリディストーションを行う。これにより、ドライバ段アンプ105において信号に発生する非線型歪みを補償することができる。後段PD部102が信号に与える逆特性は、後段PD部102に設定される係数によって制御される。後段PD部102は、逆特性を与えた信号をDAC103およびセレクタ109へ出力する。
DAC103(Digital/Analog Converter:デジタル/アナログ変換器)は、後段PD部102から出力された信号をデジタルからアナログに変換してアップコンバータ104へ出力する。アップコンバータ104は、DAC103から出力された信号を高周波に変換してドライバ段アンプ105へ出力する。
ドライバ段アンプ105は、アップコンバータ104から出力された信号を増幅して終段アンプ106へ出力する。終段アンプ106は、ドライバ段アンプ105から出力された信号を増幅して出力する。
ダウンコンバータ107には、ドライバ段アンプ105から終段アンプ106へ出力された信号の一部が折り返されて入力される。ダウンコンバータ107は、入力された信号を周波数変換してADC108へ出力する。ADC108(Analog/Digital Converter:アナログ/デジタル変換器)は、ダウンコンバータ107から出力された信号をアナログからデジタルに変換してセレクタ109およびセレクタ112へ出力する。
セレクタ109には、前段PD部101から出力された信号(1)と、後段PD部102から出力された信号(2)と、ADC108から出力された信号(3)と、が入力される。セレクタ109は、入力された各信号のうちのいずれかを選択して参照信号として係数更新部114へ出力する。セレクタ109による信号の切り替えは、たとえば図示しない増幅装置100の制御回路によって行われる。
ダウンコンバータ110には、終段アンプ106から出力された信号の一部が折り返されて入力される。ダウンコンバータ110は、入力された信号を周波数変換してADC111へ出力する。ADC111は、ダウンコンバータ110から出力された信号をアナログからデジタルに変換してセレクタ112へ出力する。
セレクタ112には、ADC108から出力された信号(1)と、ADC111から出力された信号(2)と、が入力される。セレクタ112は、入力された各信号のうちのいずれかを選択してフィードバック信号として更新用PD部113へ出力する。セレクタ112による信号の切り替えは、たとえば図示しない増幅装置100の制御回路によって行われる。
更新用PD部113は、セレクタ112からフィードバック信号として出力された信号に対して、設定された係数に基づく特性を与えるプリディストーションを行う。更新用PD部113に設定された係数は、係数更新部114によって更新される。更新用PD部113は、特性を与えた信号を係数更新部114へ出力する。また、更新用PD部113に設定された係数は、係数更新部114による更新が収束すると、前段PD部101または後段PD部102へコピーされる。更新用PD部113に設定された係数の前段PD部101または後段PD部102へのコピーは、たとえば図示しない増幅装置100の制御回路によって行われる。
係数更新部114は、セレクタ109から参照信号として出力された信号と、更新用PD部113から出力された信号と、の差分に基づいて、更新用PD部113におけるプリディストーションの係数を更新する。たとえば、係数更新部114は、セレクタ109から出力された信号と、更新用PD部113から出力された信号と、の差分が小さくなるように更新用PD部113におけるプリディストーションの係数を更新する。
このように、増幅装置100は、フィードフォワード系の前段PD部101および後段PD部102と同等の更新用PD部113をフィードバック系にも具備するインダイレクトラーニング型の歪補償回路を有する。
また、増幅装置100からドライバ段アンプ105および終段アンプ106を省くことによって歪補償装置を実現してもよい。この場合は、ドライバ段アンプ105および終段アンプ106に歪補償装置を接続することによってドライバ段アンプ105および終段アンプ106のプリディストーションを行うことができる。
(後段PD部の係数を設定する場合の信号の流れ)
図3は、後段PD部の係数を設定する場合の信号の流れの一例を示す図である。図3において、図1,図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。増幅装置100の制御回路は、後段PD部102の係数を更新する場合に、図3に示すように、セレクタ109の入力を「2」に設定することにより、後段PD部102からの信号を参照信号として係数更新部114へ出力する。また、増幅装置100の制御回路は、セレクタ112の入力を「1」に設定することにより、ADC108から出力された信号をフィードバック信号として更新用PD部113へ出力する。
これにより、後段PD部102から出力された信号を参照信号とし、ドライバ段アンプ105から出力された信号をフィードバック信号として、更新用PD部113の係数を係数更新部114によって更新することができる。増幅装置100の制御回路は、更新用PD部113の係数を更新すると、更新後の更新用PD部113の係数を後段PD部102にコピーする。これにより、後段PD部102から出力された信号を参照信号とし、ドライバ段アンプ105から出力された信号をフィードバック信号として更新した係数を後段PD部102に設定することができる。
(前段PD部の係数を設定する場合の信号の流れ)
図4は、前段PD部の係数を設定する場合の信号の流れの一例を示す図である。図4において、図1,図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。増幅装置100の制御回路は、前段PD部101の係数を更新する場合に、図4に示すように、セレクタ109の入力を「3」に設定することにより、ADC108からの信号を参照信号として係数更新部114へ出力する。また、増幅装置100の制御回路は、セレクタ112の入力を「2」に設定することにより、ADC111から出力された信号をフィードバック信号として更新用PD部113へ出力する。
これにより、ドライバ段アンプ105から出力された信号を参照信号とし、終段アンプ106から出力された信号をフィードバック信号として、更新用PD部113の係数を係数更新部114によって更新することができる。増幅装置100の制御回路は、更新用PD部113の係数を更新すると、更新後の更新用PD部113の係数を前段PD部101にコピーする。これにより、ドライバ段アンプ105から出力された信号を参照信号とし、終段アンプ106から出力された信号をフィードバック信号として更新した係数を前段PD部101に設定することができる。
このため、終段アンプ106の入力信号と出力信号とを用いて更新用PD部113の係数の更新を行うことができるため、ドライバ段アンプ105の残留歪による影響を受けずに前段PD部101の係数を設定することが可能になる。
図5は、前段PD部の係数を設定する場合の信号の流れの他の例を示す図である。図5において、図1,図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。ドライバ段アンプ105の残留歪が小さい状態において前段PD部101の係数を更新する場合は、前段PD部101の更新ループ内に後段PD部102およびドライバ段アンプ105を含めても影響が小さい。
このため、この場合は、図5に示すように、増幅装置100の制御回路は、セレクタ109の入力を「1」に設定することにより、前段PD部101からの信号を参照信号として係数更新部114へ出力するようにしてもよい。また、この場合も、増幅装置100の制御回路は、セレクタ112の入力を「2」に設定することにより、ADC111から出力された信号をフィードバック信号として更新用PD部113へ出力する。
これにより、デジタル信号である前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができるため、より高精度な係数更新が可能になる。
(増幅装置による係数設定動作)
図6は、増幅装置による係数設定動作の一例を示すフローチャートである。増幅装置100は、前段PD部101および後段PD部102の係数設定動作として、たとえば以下の各ステップを実行する。以下の各ステップは、たとえば増幅装置100の図示しない制御回路によって実行される。
ステップS601〜S605は、図3において説明した後段PD部102の係数設定動作に対応する。まず、増幅装置100は、後段PD部102に設定されている係数を更新用PD部113にコピーする(ステップS601)。つぎに、増幅装置100は、セレクタ109(SEL1)の入力を「2」に設定するとともに、セレクタ112(SEL2)の入力を「1」に設定する(ステップS602)。
つぎに、増幅装置100は、係数更新部114によって更新用PD部113の係数を更新する(ステップS603)。つぎに、増幅装置100は、ステップS603の更新によって更新用PD部113の係数が収束したか否かを判断する(ステップS604)。係数が収束していない場合(ステップS604:No)は、増幅装置100は、ステップS603へ戻る。
ステップS604において、係数が収束した場合(ステップS604:Yes)は、増幅装置100は、更新用PD部113の係数を後段PD部102にコピーする(ステップS605)。これにより、増幅装置100は、後段PD部102の係数設定動作を終了し、前段PD部101の係数設定動作へ移行する。
ステップS606〜S609は、図4において説明した前段PD部101の係数設定動作に対応する。まず、増幅装置100は、前段PD部101に設定されている係数を更新用PD部113にコピーする(ステップS606)。つぎに、増幅装置100は、セレクタ109(SEL1)の入力を「3」に設定するとともに、セレクタ112(SEL2)の入力を「2」に設定する(ステップS607)。
つぎに、増幅装置100は、係数更新部114によって更新用PD部113の係数を更新する(ステップS608)。つぎに、増幅装置100は、ステップS608の更新によって更新用PD部113の係数が収束したか否かを判断する(ステップS609)。係数が収束していない場合(ステップS609:No)は、増幅装置100は、ステップS608へ戻る。
ステップS609において、係数が収束した場合(ステップS609:Yes)は、増幅装置100は、図4において説明した前段PD部101の係数設定動作を終了し、図5において説明した前段PD部101の係数設定動作へ移行する。図6に示す例ではステップS609において収束した更新用PD部113の係数を前段PD部101にコピーしていないが、ステップS609において収束した更新用PD部113の係数を前段PD部101にコピーしてもよい。
ステップS610〜S613は、図5において説明した前段PD部101の係数設定動作に対応する。まず、増幅装置100は、セレクタ109(SEL1)の入力を「1」に設定するとともに、セレクタ112(SEL2)の入力を「2」に設定する(ステップS610)。
つぎに、増幅装置100は、係数更新部114によって更新用PD部113の係数を更新する(ステップS611)。つぎに、増幅装置100は、ステップS611の更新によって更新用PD部113の係数が収束したか否かを判断する(ステップS612)。係数が収束していない場合(ステップS612:No)は、増幅装置100は、ステップS611へ戻る。
ステップS612において、係数が収束した場合(ステップS612:Yes)は、増幅装置100は、更新用PD部113の係数を前段PD部101にコピーする(ステップS613)。これにより、増幅装置100は、図5において説明した前段PD部101の係数設定動作を終了し、一連の係数設定動作を終了する。
(増幅装置のハードウェア構成)
図7は、増幅装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図7において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図7に示すように、増幅装置100の前段PD部101、後段PD部102、セレクタ109、セレクタ112、更新用PD部113および係数更新部114は、たとえばデジタル回路700によって実現することができる。
また、上述した増幅装置100の制御回路についてもデジタル回路700によって実現することができる。デジタル回路700には、たとえばFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processor)などの各種のデジタル回路を用いることができる。
なお、ここではデジタル回路700を用いて前段PD部101および後段PD部102においてデジタルプリディストーションを行う場合について説明したが、デジタル回路700の少なくとも一部をアナログ回路に置き換えてもよい。
このように、実施の形態1にかかる増幅装置100によれば、終段アンプ106(第2増幅器)へ入力される信号と、終段アンプ106から出力される信号と、の差分に基づいて前段PD部101(第1補償部)の係数(第1係数)を設定することができる。これにより、ドライバ段アンプ105(第1増幅器)の残留歪による影響を受けずに前段PD部101の係数を設定し、歪補償精度を向上させることができる。
(実施の形態2)
(実施の形態2にかかる増幅装置の構成)
図8は、実施の形態2にかかる増幅装置の構成の一例を示す図である。図9は、図8に示した増幅装置における信号の流れの一例を示す図である。図8,図9において、図1,図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図8,図9に示すように、実施の形態2にかかる増幅装置100は、図1,図2に示した構成に加えて帯域判定部801およびセレクタ制御部802を備えている。帯域判定部801およびセレクタ制御部802は、たとえば図7に示したデジタル回路700によって実現することができる。
帯域判定部801およびセレクタ制御部802は、増幅装置100への入力信号の特性の変動を検出する検出部である。帯域判定部801は、増幅装置100へ入力された信号の帯域(たとえば周波数の帯域幅)を判定する。たとえば、帯域判定部801は、増幅装置100へ入力された信号をFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)することによって帯域を判定する。または、帯域判定部801は、増幅装置100の上位装置(たとえば送信装置)からの情報に基づいて帯域を判定してもよい。そして、帯域判定部801は、判定した帯域を示す帯域情報をセレクタ制御部802へ出力する。
セレクタ制御部802は、帯域判定部801から出力された帯域情報に基づいて、セレクタ109が出力する信号を切り替える(たとえば図10参照)。
(実施の形態2にかかる前段PD部の係数設定動作)
図10は、実施の形態2にかかる前段PD部の係数設定動作の一例を示すフローチャートである。実施の形態2にかかる増幅装置100は、たとえば図6に示したステップS601〜S605によって後段PD部102の係数設定動作を行った後に、前段PD部101の係数設定動作としてたとえば以下の各ステップを繰り返し実行する。
まず、セレクタ制御部802が、帯域判定部801から出力される帯域情報に基づいて、増幅装置100へ入力される信号の帯域の変動量を算出する(ステップS1001)。つぎに、セレクタ制御部802が、ステップS1001によって算出された帯域の変動量が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS1002)。
ステップS1002において、帯域の変動量が閾値以上である場合(ステップS1002:Yes)は、終段アンプ106の非線形歪の変化が大きいと考えられる。この場合は、セレクタ制御部802が、セレクタ109(SEL1)の入力を「3」に設定する(ステップS1003)。これにより、ADC108からセレクタ109へ出力された信号(ドライバ段アンプ105の出力信号)が係数更新部114へ出力され、図4において説明した前段PD部101の係数設定動作が可能になる。
ステップS1002において、帯域の変動量が閾値未満である場合(ステップS1002:No)は、終段アンプ106の非線形歪の変化が小さく、前段PD部101の係数更新によって発生する、ドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さいと考えられる。この場合は、セレクタ制御部802は、セレクタ109(SEL1)の入力を「1」に設定する(ステップS1004)。これにより、前段PD部101からセレクタ109へ出力された信号(前段PD部101の出力信号)が係数更新部114へ出力され、図5において説明した前段PD部101の係数設定動作が可能になる。
ステップS1003またはステップS1004のつぎに、係数更新部114が、更新用PD部113の係数を更新する(ステップS1005)。つぎに、係数更新部114が、ステップS1005によって更新用PD部113の係数が収束したか否かを判断する(ステップS1006)。係数が収束していない場合(ステップS1006:No)は、増幅装置100は、ステップS1005へ戻る。
ステップS1006において、係数が収束した場合(ステップS1006:Yes)は、増幅装置100の制御回路が、更新用PD部113の係数を前段PD部101にコピーし(ステップS1007)、前段PD部101の係数設定動作を終了する。
以上の各ステップにより、終段アンプ106の非線形歪の変化が大きい場合には、ドライバ段アンプ105の残留歪による影響を受けずに前段PD部101の係数を設定することができる。このため、歪補償精度を向上させることができる(第1制御状態)。
また、終段アンプ106の非線形歪の変化が小さく、ドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さい場合には、デジタル信号である前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができる(第2制御状態)。このため、より高精度な係数更新を行うことができる。
このように、実施の形態2にかかる増幅装置100によれば、実施の形態1にかかる効果に加えて、ドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さい場合に、デジタル信号である前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができる。このため、歪補償精度をより向上させることができる。
(実施の形態3)
(実施の形態3にかかる増幅装置の構成)
図11は、実施の形態3にかかる増幅装置の構成の一例を示す図である。図12は、図11に示した増幅装置における信号の流れの一例を示す図である。図11,図12において、図8,図9に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図11,図12に示すように、実施の形態3にかかる増幅装置100は、図8,図9に示した帯域判定部801に代えて平均電力算出部1101を備えている。平均電力算出部1101は、たとえば図7に示したデジタル回路700によって実現することができる。
平均電力算出部1101は、増幅装置100へ入力された信号の平均電力(たとえば移動平均値)を算出する。そして、平均電力算出部1101は、判定した平均電力を示す電力情報をセレクタ制御部802へ出力する。セレクタ制御部802は、平均電力算出部1101から出力された電力情報に基づいて、セレクタ109が出力する信号を切り替える(たとえば図13参照)。
(実施の形態3にかかる前段PD部の係数設定動作)
図13は、実施の形態3にかかる前段PD部の係数設定動作の一例を示すフローチャートである。実施の形態3にかかる増幅装置100は、たとえば図6に示したステップS601〜S605によって後段PD部102の係数設定動作を行った後に、前段PD部101の係数設定動作としてたとえば以下の各ステップを繰り返し実行する。
まず、セレクタ制御部802が、平均電力算出部1101から出力される電力情報に基づいて、増幅装置100へ入力される信号の平均電力の変動量を算出する(ステップS1301)。つぎに、セレクタ制御部802が、ステップS1301によって算出された平均電力の変動量が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS1302)。
ステップS1302において、平均電力の変動量が閾値以上である場合(ステップS1302:Yes)は、終段アンプ106の非線形歪の変化が大きいと考えられる。この場合は、増幅装置100は、ステップS1303へ移行する。平均電力の変動量が閾値未満である場合(ステップS1302:No)は、終段アンプ106の非線形歪の変化が小さく、前段PD部101の係数更新によって発生する、ドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さいと考えられる。この場合は、増幅装置100は、ステップS1304へ移行する。図13に示すステップS1303〜S1307は、図10に示したステップS1003〜S1007と同様である。
以上の各ステップにより、終段アンプ106の非線形歪の変化が大きい場合には、ドライバ段アンプ105の残留歪による影響を受けずに前段PD部101の係数を設定することができる。このため、歪補償精度を向上させることができる。
また、終段アンプ106の非線形歪の変化が小さく、前段PD部101の係数更新によって発生するドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さい場合には、デジタル信号である前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができる。このため、より高精度な係数更新を行うことができる。
このように、実施の形態3にかかる増幅装置100によれば、実施の形態1にかかる効果に加えて、ドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さい場合に、デジタル信号である前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができる。このため、歪補償精度をより向上させることができる。
(実施の形態4)
(実施の形態4にかかる増幅装置の構成)
図14は、実施の形態4にかかる増幅装置の構成の一例を示す図である。図15は、図14に示した増幅装置における信号の流れの一例を示す図である。図14,図15において、図8,図9に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図14,図15に示すように、実施の形態4にかかる増幅装置100は、図8,図9に示した帯域判定部801に代えて平均電力算出部1401を備えている。平均電力算出部1401は、たとえば図7に示したデジタル回路700によって実現することができる。
係数更新部114は、セレクタ109から出力された参照信号と、更新用PD部113から出力された信号と、の誤差を示す誤差信号を平均電力算出部1401へ出力する。平均電力算出部1401は、係数更新部114から出力された誤差信号の平均電力を算出する。そして、平均電力算出部1401は、判定した平均電力を示す電力情報をセレクタ制御部802へ出力する。
セレクタ制御部802は、平均電力算出部1401から出力された電力情報に基づいて、セレクタ109が出力する信号を切り替える(たとえば図16参照)。
(実施の形態4にかかる前段PD部の係数設定動作)
図16は、実施の形態4にかかる前段PD部の係数設定動作の一例を示すフローチャートである。実施の形態4にかかる増幅装置100は、たとえば図6に示したステップS601〜S605によって後段PD部102の係数設定動作を行った後に、前段PD部101の係数設定動作としてたとえば以下の各ステップを繰り返し実行する。
まず、セレクタ制御部802が、平均電力算出部1401から出力される電力情報に基づいて、係数更新部114から出力された誤差信号の平均電力の変動量を算出する(ステップS1601)。つぎに、セレクタ制御部802が、ステップS1601によって算出された平均電力の変動量が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS1602)。
ステップS1602において、平均電力の変動量が閾値以上である場合(ステップS1602:Yes)は、終段アンプ106の非線形歪の変化が大きいと考えられる。この場合は、増幅装置100は、ステップS1603へ移行する。平均電力の変動量が閾値未満である場合(ステップS1602:No)は、終段アンプ106の非線形歪の変化が小さく、前段PD部101の係数更新によって発生する、ドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さいと考えられる。この場合は、増幅装置100は、ステップS1604へ移行する。図16に示すステップS1603〜S1607は、図10に示したステップS1003〜S1007と同様である。
以上の各ステップにより、終段アンプ106の非線形歪の変化が大きい場合には、ドライバ段アンプ105の残留歪による影響を受けずに前段PD部101の係数を設定することができる。このため、歪補償精度を向上させることができる。
また、終段アンプ106の非線形歪の変化が小さく、前段PD部101の係数更新によって発生するドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さい場合には、デジタル信号である前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができる。このため、より高精度な係数更新を行うことができる。
このように、実施の形態4にかかる増幅装置100によれば、実施の形態1にかかる効果に加えて、ドライバ段アンプ105の出力信号における残留歪が小さい場合に、デジタル信号である前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができる。このため、歪補償精度をより向上させることができる。
(前段PD部の更新の前後における後段PD部の入力振幅のCCDF)
図17は、前段PD部の更新の前後における後段PD部の入力振幅のCCDFの一例を示す図である。図17において、横軸は後段PD部102の入力信号の相対電力を示し、縦軸はCCDF(Complementary Cumulative Distribution Function:相補累積確率分布)を示している。
CCDF特性1701は、前段PD部101の係数の更新前におけるCCDFを示している。CCDF特性1702は、前段PD部101の係数の更新後におけるCCDFを示している。送信信号の信号変動によって終段アンプ106の非線形歪が異なる場合、CCDF特性1701,1702に示すように、信号ピーク部分1703のCCDFが前段PD部101の更新前後で異なる。すなわち、後段PD部102への入力の信号特性が、前段PD部101の係数の更新前後で異なる。
そして、後段PD部102は、前段PD部101の係数の更新前の状態においてドライバ段アンプ105の歪をキャンセルする係数を保持している。このため、前段PD部101の係数の更新によって後段PD部102への入力の信号特性が変わると、ドライバ段アンプ105の歪をキャンセルしきれなくなり、ドライバ段アンプ105の出力信号に歪が残留する。したがって、歪んだ信号が入力した終段アンプ106の歪は複雑化する。
このため、前段PD部と終段アンプの各出力信号との差分に基づいて前段PD部の係数を更新する従来の構成では、後段PD部がドライバ段アンプの歪を適切に補償できない場合に、終段アンプの入力信号における残留歪の影響で前段PD部での補償が困難になる。なお、このような場合の例としては、入力される信号の平均電力や信号帯域が時間的に大きく変動する場合が考えられる。すなわち、入力される信号の変動によって、特に終段アンプの歪特性が変わるため、前段PD部の更新前後では、後段PD部への入力信号の特性が大きく変わる。
これに対して、上述した各実施の形態にかかる増幅装置100によれば、終段アンプ106の入力信号と出力信号との差分に基づいて前段PD部101の係数を更新することが可能である。このため、ドライバ段アンプ105の残留歪による影響を受けずに前段PD部101の係数を設定し、終段アンプ106の高精度な歪補償が可能になる。したがって、たとえば、前段PD部101の係数の収束速度の低下を抑え、入力される信号の特性変動が大きい場合でも安定動作が可能となる。
さらに、増幅装置100においては、ドライバ段アンプ105の残留歪が小さい場合には、デジタル信号である前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができる構成にすることにより、より高精度な歪補償を可能とする。
ただし、前段PD部101の出力信号を参照信号とすることができる構成を省くことも可能である。たとえば、上述した実施の形態1にかかるセレクタ109において、前段PD部101の出力信号が入力される経路を省いてもよい。この場合も、終段アンプ106の入力信号と出力信号との差分に基づいて前段PD部101の係数を更新することが可能であるため、終段アンプ106の高精度な歪補償が可能になる。
以上説明したように、増幅装置、歪補償装置および歪補償方法によれば、歪補償精度を向上させることができる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)入力信号に第1係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第1補償部と、
前記第1補償部によって前置歪補償が行われた信号に第2係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第2補償部と、
前記第2補償部によって前置歪補償が行われた信号を増幅する第1増幅器と、
前記第1増幅器によって増幅された信号を増幅する第2増幅器と、
前記第1増幅器から出力された信号に基づいて前記第2係数を設定し、前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する設定部と、
を備えることを特徴とする増幅装置。
(付記2)前記設定部は、前記第2補償部から出力された信号と、前記第1増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第2係数を設定することを特徴とする付記1に記載の増幅装置。
(付記3)前記第1補償部はデジタル処理によって前置歪補償を行い、
前記設定部は、
前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する第1制御状態と、
前記第1補償部から出力されたデジタルの信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する第2制御状態と、
を切り替え可能であることを特徴とする付記1または2に記載の増幅装置。
(付記4)前記入力信号の特性の変動を検出する検出部を備え、
前記設定部は、前記検出部によって所定の変動が検出された場合に前記第1制御状態となり、前記検出部によって所定の変動が検出されない場合に前記第2制御状態となることを特徴とする付記3に記載の増幅装置。
(付記5)前記検出部は、前記入力信号の帯域に基づいて前記変動を検出することを特徴とする付記4に記載の増幅装置。
(付記6)前記検出部は、前記入力信号の平均電力に基づいて前記変動を検出することを特徴とする付記4に記載の増幅装置。
(付記7)前記設定部は、
前記第2補償部から出力された信号を出力する第1経路と、前記第1増幅器から出力された信号を出力する第2経路と、を切り替え可能な第1セレクタと、
前記第1増幅器から出力された信号を出力する第3経路と、前記第2増幅器から出力された信号を出力する第4経路と、を切り替え可能な第2セレクタと、
前記第2セレクタから出力された信号に対して第3係数に基づく特性を与える歪補償を行う第3補償部と、
前記第3補償部によって歪補償が行われた信号と、前記第1セレクタから出力された信号と、の差分に基づいて前記第3係数を更新する更新部と、
前記第1セレクタを前記第1経路かつ前記第2セレクタを前記第3経路にして前記更新部によって更新された前記第3係数によって前記第2係数を設定し、前記第1セレクタを前記第2経路かつ前記第2セレクタを前記第4経路にして前記更新部によって更新された前記第3係数によって前記第1係数を設定する制御部と、
を備えることを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載の増幅装置。
(付記8)前記第1セレクタは、前記第1経路と、前記第2経路と、前記第1補償部から出力された信号を出力する第5経路と、を切り替え可能であり、
前記制御部は、
前記第1セレクタを前記第2経路かつ前記第2セレクタを前記第4経路にして前記更新部によって更新された前記第3係数によって前記第1係数を設定する第1制御状態と、
前記第1セレクタを前記第5経路かつ前記第2セレクタを前記第4経路にして前記更新部によって更新された前記第3係数によって前記第1係数を設定する第2制御状態と、
を切り替え可能であることを特徴とする付記7に記載の増幅装置。
(付記9)前記入力信号の特性の変動を、前記第3補償部によって歪補償が行われた信号と、前記第1セレクタから出力された信号と、の差分を示す信号の平均電力に基づいて検出する検出部を備え、
前記設定部は、前記検出部によって所定の変動が検出された場合に前記第1制御状態となり、前記検出部によって所定の変動が検出されない場合に前記第2制御状態となることを特徴とする付記8に記載の増幅装置。
(付記10)入力された信号を増幅する第1増幅器と、前記第1増幅器によって増幅された信号を増幅する第2増幅器と、の歪補償を行う歪補償装置において、
入力信号に第1係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第1補償部と、
前記第1補償部によって前置歪補償が行われた信号に第2係数に基づく特性を与える前置歪補償を行い、前置歪補償を行った信号を前記第1増幅器へ入力する第2補償部と、
前記第1増幅器から出力された信号に基づいて前記第2係数を設定し、前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する設定部と、
を備えることを特徴とする歪補償装置。
(付記11)入力信号に第1係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第1補償部と、
前記第1補償部によって前置歪補償が行われた信号に第2係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第2補償部と、
前記第2補償部によって前置歪補償が行われた信号を増幅する第1増幅器と、
前記第1増幅器によって増幅された信号を増幅する第2増幅器と、
を備える増幅装置の歪補償方法であって、
前記第2補償部から出力された信号に基づいて前記第2係数を設定し、
前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する、
ことを特徴とする歪補償方法。
100 増幅装置
101 前段PD部
102 後段PD部
103 DAC
104 アップコンバータ
105 ドライバ段アンプ
106 終段アンプ
107,110 ダウンコンバータ
108,111 ADC
109,112 セレクタ
113 更新用PD部
114 係数更新部
700 デジタル回路
801 帯域判定部
802 セレクタ制御部
1101,1401 平均電力算出部
1701,1702 CCDF特性
1703 信号ピーク部分

Claims (6)

  1. 入力信号に第1係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第1補償部と、
    前記第1補償部から出力された信号に第2係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第2補償部と、
    前記第2補償部から出力された信号を増幅する第1増幅器と、
    前記第1増幅器から出力された信号を増幅する第2増幅器と、
    前記第1増幅器から出力された信号に基づいて前記第2係数を設定し、前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする増幅装置。
  2. 記設定部は、
    前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する第1制御状態と、
    前記第1補償部から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する第2制御状態と、
    を切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記入力信号の特性の変動を検出する検出部を備え、
    前記設定部は、前記検出部によって所定の変動が検出された場合に前記第1制御状態となり、前記検出部によって所定の変動が検出されない場合に前記第2制御状態となることを特徴とする請求項2に記載の増幅装置。
  4. 前記設定部は、
    前記第2補償部から出力された信号を出力する第1経路と、前記第1増幅器から出力された信号を出力する第2経路と、を切り替え可能な第1セレクタと、
    前記第1増幅器から出力された信号を出力する第3経路と、前記第2増幅器から出力された信号を出力する第4経路と、を切り替え可能な第2セレクタと、
    前記第2セレクタから出力された信号に対して第3係数に基づく特性を与える歪補償を行う第3補償部と、
    前記第3補償部によって歪補償が行われた信号と、前記第1セレクタから出力された信号と、の差分に基づいて前記第3係数を更新する更新部と、
    前記第1セレクタを前記第1経路かつ前記第2セレクタを前記第3経路にして前記更新部によって更新された前記第3係数によって前記第2係数を設定し、前記第1セレクタを前記第2経路かつ前記第2セレクタを前記第4経路にして前記更新部によって更新された前記第3係数によって前記第1係数を設定する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の増幅装置。
  5. 入力された信号を増幅する第1増幅器と、前記第1増幅器から出力された信号を増幅する第2増幅器と、の歪補償を行う歪補償装置において、
    入力信号に第1係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第1補償部と、
    前記第1補償部から出力された信号に第2係数に基づく特性を与える前置歪補償を行い、前置歪補償を行った信号を前記第1増幅器へ入力する第2補償部と、
    前記第1増幅器から出力された信号に基づいて前記第2係数を設定し、前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする歪補償装置。
  6. 入力信号に第1係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第1補償部と、
    前記第1補償部から出力された信号に第2係数に基づく特性を与える前置歪補償を行う第2補償部と、
    前記第2補償部から出力された信号を増幅する第1増幅器と、
    前記第1増幅器から出力された信号を増幅する第2増幅器と、
    を備える増幅装置の歪補償方法であって、
    前記第2補償部から出力された信号に基づいて前記第2係数を設定し、
    前記第1増幅器から出力された信号と、前記第2増幅器から出力された信号と、の差分に基づいて前記第1係数を設定する、
    ことを特徴とする歪補償方法。
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