JP6098171B2 - 信号処理回路 - Google Patents

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    • H03K2005/00104Avoiding variations of delay using feedback, e.g. controlled by a PLL using a reference signal, e.g. a reference clock

Description

本発明は、信号処理回路に関する。
コンピュータやその他の情報処理機器を構成する部品の性能は大きく向上してきた。例えば、メモリ、プロセッサ、スイッチ用LSI(大規模集積回路:Large Scale Integration)の性能向上が挙げられる。システムの性能を向上するためには、部品の性能を上げることに加えて、これらの部品又は要素の間の信号伝送速度の向上(ビット/秒で測定される伝送容量の増加及び伝送遅延の減少)が必要となる。例えば、コンピュータ(サーバ)の性能向上はSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)やDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)等のメモリとプロセッサの間の信号伝送レートを向上する必要がある。サーバ以外でも通信基幹向け装置等の情報処理機器の性能向上に伴い、装置内外での信号送受信のデータレートを高くする必要がある。
また、タップ付遅延線と、サンプル/ホールド回路と、アナログ/デジタル変換回路と、デンポラリデジタルメモリと、マルチプレクサとを有するアナログ/デジタル変換システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、入力信号を遅延させるための複数タップを有する第1の遅延線と、クロック信号を遅延させるための複数タップを有する第2の遅延線と、複数のクロック制御コンパレータとを有する信号処理回路が知られている(例えば、特許文献2参照)。クロック制御コンパレータは、各々のデータ入力線が第1の遅延線のタップに接続され、各々のクロック入力線が第2の遅延線のタップに接続される。
特開昭63−1119号公報 特許第4477372号公報
データレート向上の需要に応えるため、多くの集積回路において入出力(I/O)回路のデータレートを数Gビット/秒から数十Gビット/秒に増加させることが必要となっている。例えば、2012年の時点では、現行のハイエンドサーバにおいては10Gビット/秒〜30Gビット/秒程度、次世代機では30Gビット/秒〜60Gビット/秒程度のデータレートが必要と考えられている。
本発明の目的は、高いデータレートの信号を受信することができる信号処理回路を提供することである。
信号処理回路は、入力アナログデータ信号を遅延して異なる遅延時間の信号を複数のタップに出力する遅延線と、クロック信号に同期した位相で前記複数のタップの信号をそれぞれサンプリングする複数の同期回路とを有し、前記複数の同期回路は、各々の前記タップの同一の信号を異なる位相でサンプリングして複数の信号を出力し、前記クロック信号の周期は、前記複数のタップの信号の遅延時間の最大値より長く、前記複数の同期回路は、相互に同一の第1の位相で前記複数のタップの信号をそれぞれサンプリングする第1の群の複数の同期回路と、相互に同一の前記第1の位相とは異なる第2の位相で前記複数のタップの信号をそれぞれサンプリングする第2の群の複数の同期回路とを有する
遅延線及び同期回路を設けることにより、高いデータレートの信号を受信することができる。
図1(A)は本発明の第1の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図であり、図1(B)はその信号処理回路の動作を説明するためのデータ遷移のタイムチャートである。 図2は、本発明の第2の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図である。 図3は、本発明の第3の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図である。 図4(A)は3個の電圧制御発振器のレイアウト例を示す図であり、図4(B)は電圧制御発振器の構成例を示す回路図である。 図5(A)は本発明の第4の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図であり、図5(B)はその信号処理回路の動作を説明するためのデータ遷移のタイムチャートである。 図6は、データ遷移のタイムチャートである。 図7は、本発明の第4の実施形態による調整回路の構成例を示す図である。 図8は、データ信号の位相の期待値を生成する回路の構成例を示す図である。 図9は、本発明の第5の実施形態による予想値出力回路の構成例を示す図である。 図10(A)は本発明の第6の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図であり、図10(B)はその信号処理回路の動作を説明するためのデータ遷移のタイムチャートである。 図11は、本発明の第6の実施形態による調整回路の構成例を示す図である。 図12は、受信装置の構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
図12は、本発明の第1の実施形態による受信装置の構成例を示す図である。受信装置1201は、信号処理回路1202を有し、入力アナログデータ信号Diを受信する。図1(A)は本発明の第1の実施形態による信号処理回路1202の構成例を示す図であり、図1(B)はその信号処理回路1202の動作を説明するためのデータ遷移のタイムチャートである。信号処理回路1202は、例えば、2倍オーバーサンプリング(データレートの2倍のサンプリングレート)で入力を1ビット判定するCDR(クロックデータリカバリ:Clock Data Recovery)回路のフロントエンド回路である。CDR回路は、データにクロックが重畳されている伝送路上の信号Diを受信し、受信信号Diを基にクロックとデータを復元(再生)する回路である。入力アナログデータ信号Diは、図1(B)に示すように、NRZ(ノンリターントゥゼロ:Non Return to Zero)バイナリ符号の受信信号であり、その伝送レートは64Gビット/秒である。NRZバイナリ符号は、データが「1」ならハイレベル、データが「0」ならローレベルであり、1UI(ユニットインターバル:Unit Interval)の間に変化しない符号である。1UIは、1ビットのタイムスロット幅(パルス幅)である。データ信号DiのデータレートD[ビット/秒]に対応する周波数がボー(baud)周波数fb(=D)であり、ボー周波数fbの逆数1/fbが1UIである。
信号処理回路は、遅延線101と、バッファ102a〜102hと、同期回路(ラッチ回路)103a〜103hと、2相バッファ回路104とを有する。遅延線101は、4個のタップT1〜T4間にそれぞれインダクタL及び容量C,Cinを有し、抵抗Rで終端される。抵抗Rは、遅延線101の特性インピーダンス√(L/(C+Cin))の値であり、例えば50Ωである。インダクタL及び容量C,Cinは、例えば、それぞれ寄生インダクタ及び寄生容量である。遅延線101は、入力アナログデータ信号Diを遅延して異なる遅延時間の信号を4個のタップT1〜T4に出力する。タップT2の信号は、タップT1の信号より遅延時間Td遅延した信号である。タップT3の信号は、タップT2の信号より遅延時間Td遅延した信号である。タップT4の信号は、タップT3の信号より遅延時間Td遅延した信号である。遅延時間Tdは、例えば1UIの半分の時間0.5UIである。
バッファ102a及び102bは、タップT1の信号をバッファリングし、それぞれ同期回路103a及び103bに出力する。バッファ102c及び102dは、タップT2の信号をバッファリングし、それぞれ同期回路103c及び103dに出力する。バッファ102e及び102fは、タップT3の信号をバッファリングし、それぞれ同期回路103e及び103fに出力する。バッファ102g及び102hは、タップT4の信号をバッファリングし、それぞれ同期回路103g及び103hに出力する。バッファ102a〜102hは、同期回路103a〜103hの信号のキックバックによる遅延線101のノイズ発生を防止する。
2相バッファ104は、クロック信号CKを基に2相クロック信号CK1及びCK2を出力する。2相クロック信号CK1及びCK2は、相互に位相が反転したクロック信号であり、周波数が16GHzである。
同期回路103a、103c、103e及び103gは、クロック信号CK1の立ち上がりエッジ(クロック信号CKの立ち上がりエッジ)に同期した位相で4個のタップT1〜T4の信号をそれぞれサンプリングし、2値デジタルデータ信号S1(n)、S2(n)、S3(n)及びS4(n)を出力する。同期回路103b、103d、103f及び103hは、クロック信号CK2の立ち上がりエッジ(クロック信号CKの立ち下がりエッジ)に同期した位相で4個のタップT1〜T4の信号をそれぞれサンプリングし、2値デジタルデータ信号S1(n+1)、S2(n+1),S3(n+1)及びS4(n+1)を出力する。同期回路103a〜103hは、ラッチ回路であり、アナログ信号を入力し、入力したアナログ信号が閾値より大きい場合にはハイレベルを出力し、入力したアナログ信号が閾値より小さい場合にはローレベルを出力する。なお、図1(B)のデータ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)は、サンプリングポイントを示すものであり、実際には2値データである。
同期回路103a及び103bは、タップT1の同一の信号を異なる位相でサンプリングし、それぞれ信号S1(n)及びS1(n+1)を出力する。同期回路103c及び103dは、タップT2の同一の信号を異なる位相でサンプリングし、それぞれ信号S2(n)及びS2(n+1)を出力する。同期回路103e及び103fは、タップT3の同一の信号を異なる位相でサンプリングし、それぞれ信号S3(n)及びS3(n+1)を出力する。同期回路103g及び103hは、タップT4の同一の信号を異なる位相でサンプリングし、それぞれ信号S4(n)及びS4(n+1)を出力する。同期回路103a,103c,103e,103gと同期回路103b,103d,103f,103hとは、交代動作(インターリーブ動作)によりサンプリングを行う。
クロック信号CK1及びCK2の周期は、4UIである。タップT2の信号は、タップT1の信号に対して遅延時間Tdを有する。タップT3の信号は、タップT1の信号に対して遅延時間2×Tdを有する。タップT4の信号は、タップT1の信号に対して遅延時間3×Tdを有する。タップT1〜T4の遅延時間の最大値は、タップT4の遅延時間3×Tdである。遅延時間Tdは、0.5UIである。クロック信号CK1及びCK2の周期は、4UIであり、タップT1〜T4の信号の遅延時間の最大値3×Td(=1.5UI)より長い。
4個のデータ信号S1(n)〜S4(n)の各サンプリング間隔はTdであり、その後の4個のデータ信号S1(n+1)〜S4(n+1)の各サンプリング間隔もTdである。また、データ信号S4(n)及びS1(n+1)のサンプリング間隔もTdである。これにより、4UIの間に8個のサンプリングデータ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)を得ることができる。すなわち、1UI当たりに2個のサンプリングデータ信号を得る2倍オーバーサンプリングを実現することができる。CDR回路は、各ビットの1UIの中央付近の位相のデータ信号S2(n)、S4(n)、S2(n+1)及びS4(n+1)を選択することにより、各ビットのデータを復元(再生)することができる。
入力アナログデータ信号Diのデータレートは、64Gビット/秒である。クロック信号CK1及びCK2の周波数は、16GHzである。8個の同期回路103a〜103hは、それぞれ16Gサンプル/秒のデータ信号を出力するので、信号処理回路は、8個×16Gサンプル/秒=128Gサンプル/秒のデータ信号を出力する。すなわち、信号処理回路は、64Gビット/秒の入力アナログデータ信号Diに対して2倍オーバーサンプリングし、128Gサンプル/秒のデータ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)を出力する。この際、16GHzの2相クロック信号CK1及びCK2という現在の技術で達成可能な周波数と相数で、高速データレートの入力アナログデータ信号Diの2倍オーバーサンプリングを実現することできる。
タップT1〜T4間の遅延時間差をTdとすると、4個のタップT1〜T4により4×Td=2UIの時間スパンをカバーできる。本実施形態は、遅延線101と同期回路103a〜103hのタイムインターリーブ動作を組み合わせることにより、高速データレートの入力アナログデータ信号Diに対してオーバーサンプリングを可能にする。
n個のタップの遅延線101を用いて、入力アナログデータ信号Diをサンプリングする場合を考える。隣接タップ間の遅延をTdとし、1個のタップにm個の同期回路103a等が接続される。m及びnは、2より大きい整数である。ここで、m個の同期回路103a等を駆動するクロック信号CK1等は、周期がm×n×Tdのm相クロック信号であり、相間の時間差はn×Tdである。つまり、この構成では、1個のタップT1等に接続されたm個の同期回路103a等がm相のインターリーブ動作をする。遅延線101で時間間隔Tdのn個の信号を作り、これをn×Td間隔でサンプリングする。このように遅延線101を通したn重のサンプリングとm相のインターリーブ動作を組み合わせることにより、クロック周期をm×n×Tdとし、サンプリング間隔より十分長くすることができる。
本実施形態によれば、n個のタップを有する遅延線101によるn倍のサンプリング周期の増加効果とm相のタイムインターリーブ動作によるm倍のサンプリング周期の増加効果を組み合わせ、m×n倍のクロック周期の増加効果が得られる。このため、同期回路103a等を駆動するクロック信号CK1等の周波数を1/(n×m)と低くできる。また、多相クロック信号CK1等の相数は、インターリーブ動作のみを使用した場合に比べて、1/nとなる。このため、クロック系の消費電力と面積を大幅に削減できる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図である。本実施形態(図2)は、第1の実施形態(図1)に対して、同期回路103a〜103hの代わりに同期回路201a〜201hを設け、バッファ202及びアナログデジタル変換器群203a〜203hを追加したものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
同期回路201a、201c、201e及び201gは、サンプリング回路であり、それぞれ、バッファ102a、102c、102e及び102gからアナログ信号を入力し、クロック信号CK1の立ち上がりエッジに同期して、入力したアナログ信号をサンプリングしてアナログ信号を出力する。同期回路201b、201d、201f及び201hは、サンプリング回路であり、それぞれ、バッファ102b、102d、102f及び102hからアナログ信号を入力し、クロック信号CK2の立ち上がりエッジに同期して、入力したアナログ信号をサンプリングしてアナログ信号を出力する。
8相バッファ202は、クロック信号CK3を基に、2GHzの8相クロック信号CK4を出力する。アナログデジタル変換器群203aは、8個のアナログデジタル変換器を有し、同期回路201aの同一の出力信号を8相クロック信号CK4の立ち上がりエッジの異なる8個の位相に同期して、アナログからデジタルに変換し、8個の4ビットデジタル信号S1(n)を出力する。アナログデジタル変換器群203bは、8個のアナログデジタル変換器を有し、同期回路201bの同一の出力信号を8相クロック信号CK4の立ち上がりエッジの異なる8個の位相に同期して、アナログからデジタルに変換し、8個の4ビットデジタル信号S1(n+1)を出力する。アナログデジタル変換器群203cは、8個のアナログデジタル変換器を有し、同期回路201cの同一の出力信号を8相クロック信号CK4の立ち上がりエッジの異なる8個の位相に同期して、アナログからデジタルに変換し、8個の4ビットデジタル信号S2(n)を出力する。アナログデジタル変換器群203dは、8個のアナログデジタル変換器を有し、同期回路201dの同一の出力信号を8相クロック信号CK4の立ち上がりエッジの異なる8個の位相に同期して、アナログからデジタルに変換し、8個の4ビットデジタル信号S2(n+1)を出力する。アナログデジタル変換器群203eは、8個のアナログデジタル変換器を有し、同期回路201eの同一の出力信号を8相クロック信号CK4の立ち上がりエッジの異なる8個の位相に同期して、アナログからデジタルに変換し、8個の4ビットデジタル信号S3(n)を出力する。アナログデジタル変換器群203fは、8個のアナログデジタル変換器を有し、同期回路201fの同一の出力信号を8相クロック信号CK4の立ち上がりエッジの異なる8個の位相に同期して、アナログからデジタルに変換し、8個の4ビットデジタル信号S3(n+1)を出力する。アナログデジタル変換器群203gは、8個のアナログデジタル変換器を有し、同期回路201gの同一の出力信号を8相クロック信号CK4の立ち上がりエッジの異なる8個の位相に同期して、アナログからデジタルに変換し、8個の4ビットデジタル信号S4(n)を出力する。アナログデジタル変換器群203hは、8個のアナログデジタル変換器を有し、同期回路201hの同一の出力信号を8相クロック信号CK4の立ち上がりエッジの異なる8個の位相に同期して、アナログからデジタルに変換し、8個の4ビットデジタル信号S4(n+1)を出力する。
アナログデジタル変換器群203a〜203hは、8相クロック信号CK4に同期して、それぞれ8相のインターリーブ動作を行う。8相クロック信号CK4の周波数は2GHzであるので、アナログデジタル変換器群203a〜203hは、それぞれ、2Gサンプル/秒でデータを変換する。
本実施形態では、遅延線101がn個(=4個)のタップT1〜T4を有し、タップT1〜T4の各々にm個(=2個)の同期回路201a及び201b等が接続され、同期回路201a〜201hの各々にp個(=8個)のアナログデジタル変換器が接続されている。8個のアナログデジタル変換器群203a〜203hは、各々が8個のアナログデジタル変換器を有し、合計で8×8=64個のアナログデジタル変換器を有するので、64倍のクロック周期の増加効果が得られる。64個のアナログデジタル変換器は、2GHzの8相クロック信号CK4に同期し、それぞれが2Gサンプル/秒のデータ信号を出力し、全体として64個×2Gサンプル/秒=128Gサンプル/秒のデータ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)を出力する。すなわち、信号処理回路は、64Gビット/秒の入力アナログデータ信号Diを2倍オーバーサンプリングし、128Gサンプル/秒のデータ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)を出力する。
本実施形態によれば、16GHzの2相クロック信号CK1及びCK2という現在の技術で達成可能な周波数と相数で、64Gビット/秒の入力アナログデータ信号Diの2倍オーバーサンプリングを実現できる。また、本実施形態は、遅延線101、同期回路201a〜201h及びアナログデジタル変換器群203a〜203hの3段構成を有するため、実効的なクロック周期の増加効果が64倍と大きくでき、2Gサンプル/秒のアナログデジタル変換器群203a〜203hを使って、データ信号のデジタル化ができる利点がある。本実施形態は、4ビットのデジタル信号に変換して取得できるため、クロック信号とデータの復元をデジタル回路のみで行うことが可能であり、クロック信号の位相を調整するための位相インターポレータなどのアナログ部品が不要となる利点がある。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図である。本実施形態(図3)は、第2の実施形態(図2)に対して、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)301a〜301cを追加したものである。以下、本実施形態が第2の実施形態と異なる点を説明する。複数(例えば3個)の電圧制御発振器301a〜301cは、相互に結合され、8個の同期回路201a〜201hに2相クロック信号CK1及びCK2を分配する。
図4(A)は、図3の3個の電圧制御発振器301a〜301cのレイアウト例を示す図である。8個の同期回路201a〜201hを高精度で同時に駆動するために、3個の電圧制御発振器301a〜301cを一列に並べて配線で接続する。複数の電圧制御発振器301a〜301cの出力端子を相互に接続することにより、高精度の同位相クロック信号CK1及びCK2をそれぞれ同期回路201a〜201hに分配することができる。同期回路201a、201c、201e及び201gは、同位相のクロック信号CK1を入力し、同時に駆動する。同期回路201b、201d、201f及び201hは、同位相のクロック信号CK2を入力し、同時に駆動する。本実施形態によれば、低電力で高精度のクロック分配が行われるため、回路のタイミング余裕を改善することができる。
図4(B)は、電圧制御発振器301aの構成例を示す回路図である。以下、電圧制御発振器301aの構成を例に説明するが、電圧制御発振器301b及び301cの構成も電圧制御発振器301aの構成と同様である。容量401は、ノードN1及びN2間に接続される。インダクタ402は、ノードN1及びN2間に接続される。pチャネル電界効果トランジスタ403は、ソースが電源電位ノードに接続され、ゲートがノードN2に接続され、ドレインがノードN1に接続される。nチャネル電界効果トランジスタ405は、ドレインがノードN1に接続され、ゲートがノードN2に接続され、ソースがnチャネル電界効果トランジスタ407のドレインに接続される。pチャネル電界効果トランジスタ404は、ソースが電源電位ノードに接続され、ゲートがノードN1に接続され、ドレインがノードN2に接続される。nチャネル電界効果トランジスタ406は、ドレインがノードN2に接続され、ゲートがノードN1に接続され、ソースがnチャネル電界効果トランジスタ407のドレインに接続される。nチャネル電界効果トランジスタ407は、ゲートが制御電圧B1のノードに接続され、ソースが基準電位(グランド電位)ノードに接続される。クロック信号CK1はノードN1から出力され、クロック信号CK2はノードN2から出力される。
(第4の実施形態)
図5(A)は本発明の第4の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図であり、図5(B)はその信号処理回路の動作を説明するためのデータ遷移のタイムチャートである。図5(A)は、図1(A)に対して、電圧制御発振器301a〜301c及び容量501a〜501hを追加したものである。以下、図5(A)が図1(A)と異なる点を説明する。図5(A)の同期回路103a〜103hは、図1(A)の同期回路103a〜103hに対応し、図2の同期回路201a〜201i及び/又はアナログデジタル変換器群203a〜203hのように、アナログ信号又は複数ビットのデジタル信号を出力することができる。
3個の電圧制御発振器301a〜301cは、図3と同様に、出力端子が相互に接続され、同期回路103a、103c、103e及び103gに同位相のクロック信号CK1を分配し、同期回路103b、103d、103f及び103hに同位相のクロック信号CK2を分配する。
容量501a、501c、501e及び501gは、それぞれ、同期回路103a、103c、103e及び103gの出力端子に接続され、同期回路103a、103c、103e及び103gの出力信号を保持し、データ信号S1(n)〜S4(n)として出力する。容量501b、501d、501f及び501hは、それぞれ、同期回路103b、103d、103f及び103hの出力端子に接続され、同期回路103b、103d、103f及び103hの出力信号を保持し、データ信号S1(n+1)〜S4(n+1)として出力する。
図5(B)に示すように、データ信号S1(n)の位相Taは、1ビット(1UI)の開始位相(データの遷移位相)を基準した位相である。同様に、データ信号S1(n+1)の位相Tbは、1ビット(1UI)の開始位相(データの遷移位相)を基準した位相である。なお、1ビットの開始位相は、0UIで表され、例えばデータ信号S1(n)の値を基に求めることができる。例えば、データ信号S1(n)の値がハイレベルとローレベルの中間値である場合には、データ信号S1(n)の位相が1ビットの開始位相になる。また、データ信号S1(n)の値が中間値からずれている場合には、そのずれ量を基に1ビットの開始位相を求めることができる。遅延線101の各タップT1〜T4間の遅延時間が0.5UIである場合には、データ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)の各位相間隔は同じ0.5UIになる。
しかし、遅延線101の各タップT1〜T4間の遅延時間が0.5UIからずれた場合には、図6に示すように、データ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)の位相間隔が0.5UIからずれてしまう。例えば、データ信号S1(n)の位相のずれは0、データ信号S2(n)の位相のずれはδ、データ信号S3(n)の位相のずれは2δ、データ信号S4(n)の位相のずれは3δである。同様に、データ信号S1(n+1)の位相のずれは0、データ信号S2(n+1)の位相のずれはδ、データ信号S3(n+1)の位相のずれは2δ、データ信号S4(n+1)の位相のずれは3δである。この場合、位相のずれが不均一になり、データ信号S4(n)の位相とデータ信号S1(n+1)の位相との間隔が広くなりすぎ、データ復元の誤差の原因になる。
図7は、本発明の第4の実施形態による調整回路の構成例を示す図である。遅延線101は、図5(A)の遅延線101に対応する。位相期待値<S1>はデータ信号S1(n)の位相の期待値であり、位相期待値<S2>はデータ信号S2(n)の位相の期待値であり、位相期待値<S4>はデータ信号S4(n)の位相の期待値であり、後述の図8の回路により生成される。<S2>−<S1>は、データ信号S2(n)の位相の期待値<S2>からデータ信号S1(n)の位相の期待値<S1>を減算した値であり、タップT1及びタップT2の間の遅延時間に相当する。加算器700は、位相期待値<S4>とタップ間遅延時間<S2>−<S1>とを加算する。加算器700の出力位相は、各タップT1〜T4間の遅延時間にずれがなければ、データ信号S1(n+1)の位相と同じになる。ここで、データ信号S1(n+1)の位相は、データ信号S1(n)の位相と同じである。したがって、加算器700の出力位相は、各タップT1〜T4間の遅延時間にずれがなければ、データ信号S1(n)の位相と同じである。
位相検出器701は、データ信号S1(n)の位相Taを検出する。減算器702は、データ信号S1(n)の位相Taから加算器700の出力位相を減算し、積分器703に出力する。積分器703は、減算器702の出力値を積分し、コード変換部704に出力する。コード変換部704は、積分器703の出力値を制御コードに変換し、4個の容量調整部705a〜705dに出力する。4個の容量調整部705a〜705dは、それぞれ、複数組みのスイッチSW及び容量C1の直列接続回路を有し、遅延線101のタップT1〜T4に接続される。そして、4個の容量調整部705a〜705dは、それぞれ、制御コードに応じてスイッチSWのオン/オフを制御し、遅延線101のタップT1〜T4に接続される容量値を調整する。これにより、減算器702の出力がゼロになるように、各タップT1〜T4間の遅延時間が調整される。その結果、図5(B)のように、データ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)の位相間隔が0.5UIに調整され、データ復元の誤差を防止することができる。
本実施形態によれば、調整回路は、減算器702により同期回路103a〜103hの出力信号の位相のずれを検出し、その検出した位相のずれに応じて遅延線101の遅延時間を調整する。本実施形態は、入力アナログデータ信号Diを一定の間隔でサンプリングできるため、データ復元のときのタイミングマージンを改善できるという利点がある。
図8は、図7のデータ信号S1(n)の位相の期待値<S1>を生成する回路の構成例を示す図である。位相検出器800は、データ信号S1(n)の位相を検出する。データ信号S1(n)の位相は、0UIからの位相である。減算器802は、位相検出器800の出力値から位相期待値<S1>を減算する。乗算器803及び804は、減算器802の出力値に対して、それぞれ係数G1及びG2を乗算する。積分器805は、乗算器803の出力値を積分する。加算器806は、積分器805及び乗算器804の出力値を加算する。積分器807は、加算器806の出力値を積分し、データ信号S1(n)の位相の期待値<S1>を出力する。データ信号S1(n)の位相の期待値<S1>は、過去の複数サイクルのデータ信号S1(n)の位相の平均値として演算される。以上、位相期待値<S1>の生成回路を例に説明したが、データ信号S1(n)の代わりに、データ信号S2(n)及びS4(n)を入力することにより、データ信号S2(n)の位相期待値<S2>及びデータ信号S4(n)の位相期待値<S4>を生成することができる。
(第5の実施形態)
図9は、本発明の第5の実施形態による予想値出力回路の構成例を示す図である。本実施形態では、図7の調整回路の代わりに図9の予想値出力回路が設けられる。以下、本実施形態が第4の実施形態と異なる点を説明する。図9の予想値出力回路は、図8の回路に、加算器801、位相検出器901、減算器902、積分器903、加算器904及び判定回路905を追加したものである。
位相検出器901は、データ信号S1(n)の位相Taを検出する。減算器902は、期待値Ta2から位相Taを減算する。積分器903は、減算器902の出力値を積分する。4個の位相検出器800は、4個のデータ信号S1(n)〜S4(n)の位相を検出する。データ信号S1(n)の位相は1ビット目の0UIからの位相であり、データ信号S2(n)の位相は1ビット目の0.5UIからの位相であり、データ信号S3(n)の位相は2ビット目の0UIからの位相であり、データ信号S4(n)の位相は2ビット目の0.5UIからの位相である。各タップT1〜T4間の遅延時間がすべて0.5UIであれば、4個のデータ信号S1(n)〜S4(n)の位相はすべて同じになる。加算器801は、4個の位相検出器800の出力値を加算する。減算器802は、加算器801の出力値から予想値P1を減算し、乗算器803及び804に出力する。乗算器803及び804は、減算器802の出力値に対して、それぞれ係数G1及びG2を乗算する。積分器805は、乗算器803の出力値を積分する。加算器806は、積分器903、積分器805及び乗算器804の出力値を加算する。積分器807は、加算器806の出力値を積分し、データ信号S1(n)の位相の予想値P1を出力する。加算器904は、予想値P1及びシフト量SHを加算し、期待値Ta2を出力する。予想値P1は、遅延時間のずれを加味した位相の予想値である。シフト量SHは、遅延時間のずれに対応する量であり、予め設定された既知の値である。期待値Ta2は、遅延時間のずれがない場合の位相の期待値である。判定回路905は、データ信号S1(n)の位相の予想値P1を基に、データ信号S1(n)〜S4(n)の位相を推測し、データ信号S1(n)〜S4(n)の2値判定を行い、データを復元する。具体的には、判定回路905は、上記のように、各ビットの1UIの中央付近の位相のデータを選択し、各ビットのデータを復元する。
本実施形態の予想値出力回路は、減算器902により同期回路103aの出力信号S1(n)の位相のずれを検出し、その検出した位相のずれに応じて同期回路103aの出力信号S1(n)の位相の予想値P1を出力する。
本実施形態は、第4の実施形態のように、遅延線101の遅延時間を調整するための回路を設けず、データ信号S1(n)の位相が過去の位相の平均値からどれだけずれるかを検出し、その位相の予想値P1を出力することにより、サンプリング間隔の誤差の影響を低減する。本実施形態は、図7の調整回路が不要になるため、回路のサイズを小さくできるという利点がある。
(第6の実施形態)
図10(A)は本発明の第6の実施形態による信号処理回路の構成例を示す図であり、図10(B)はその信号処理回路の動作を説明するためのデータ遷移のタイムチャートである。図10(A)は、図5(A)に対して、タップT5、同期回路103i、容量C501iを追加したものである。以下、図10(A)が図5(A)と異なる点を説明する。
遅延線101は、タップT1〜T4の他に、タップT5を有する。タップT4及びT5間の遅延時間は、Td(=0.5UI)である。すなわち、タップT5の信号は、タップT4の信号より遅延時間Td遅延した信号である。同期回路103iは、同期回路103a〜103hと同じ構成を有し、クロック信号CK1の立ち上がりエッジに同期して、タップT5の信号をサンプリングし、閾値より大きい場合にはハイレベルを出力し、閾値より小さい場合にはローレベルを出力する。ここで、電圧制御発振器301a〜301cは、同期回路103iにクロック信号CK1を供給する。容量501iは、同期回路103iの出力端子に接続され、同期回路103iの出力信号を保持し、データ信号S5(n)として出力する。
図10(B)に示すように、データ信号S4(n)の位相とデータ信号S5(n)の位相との差は、遅延時間Tdである。したがって、遅延線101の遅延時間にずれがなければ、データ信号S5(n)の位相とデータ信号S1(n+1)の位相とは同じである。本実施形態では、データ信号S5(n)の位相とデータ信号S1(n+1)の位相とが同じになるように、遅延線101の遅延時間を調整する。
図11は、本発明の第6の実施形態による調整回路の構成例を示す図である。図11は、図7に対して、加算器700の代わりに位相検出器1101を設けたものである。以下、図11が図7と異なる点を説明する。位相検出器1101は、データ信号S5(n)の位相を検出する。位相検出器701は、データ信号S1(n+1)の位相を検出する。減算器702は、データ信号S1(n+1)の位相Tbからデータ信号S5(n)の位相を減算し、積分器703に出力する。積分器703は、減算器702の出力値を積分し、コード変換部704に出力する。コード変換部704は、積分器703の出力値を制御コードに変換し、4個の容量調整部705a〜705dに出力する。4個の容量調整部705a〜705dは、それぞれ、制御コードに応じてスイッチSWのオン/オフを制御し、遅延線101のタップT1〜T4に接続される容量値を調整する。これにより、データ信号S1(n+1)の位相Tbとデータ信号S5(n)の位相との差がゼロになるように、各タップT1〜T4間の遅延時間が調整される。その結果、図10(B)のように、データ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)の位相間隔が0.5UIに調整され、データ復元の誤差を防止することができる。
本実施形態の調整回路は、遅延線101の遅延時間が最小のタップT1に対応する同期回路103bの出力信号S1(n+1)の位相と遅延時間が最大のタップT5に対応する同期回路103iの出力信号S5(n)の位相とのずれに応じて、遅延線101の遅延時間を調整する。
本実施形態は、図7の4個のタップT1〜T4に1個余分のタップT5を加えた5タップの遅延線101を用いている。本実施形態では、タップT5から得られたデータ信号S5(n)と後続のサンプリング周期でのタップT1から得られたデータ信号S1(n+1)との位相が同じものであるべきことを利用する。つまり、データ信号S1(n+1)の位相とデータ信号S5(n)の位相が同じになるように、タップ間遅延時間を調整する。本実施形態は、タップを一つ余分に使うことにより、位相が同じであるべき2個のデータ信号S5(n)及びS1(n+1)を取得できるため、位相誤差の補正精度が高く、データ判定のタイミングマージンが改善されるというメリットがある。
なお、図7及び図11の調整回路は、遅延線101の遅延時間を調整する例を説明したが、制御コードに応じて、クロック信号CK1,CK2,CK4の位相を調整することにより、データ信号S1(n)〜S4(n)及びS1(n+1)〜S4(n+1)の位相間隔がそれぞれ0.5UIになるように調整してもよい。
第1〜第6の実施形態によれば、遅延線101及び同期回路103a〜103h又は201a〜201hを設けることにより、高いデータレートのデータ信号Diを受信することができる。また、遅延線101により複数の異なる遅延時間をもつデータ信号を生成し、同期回路103a〜103h又は201a〜201hのインターリーブ動作を行うことにより、クロックCK1及びCK2の相数を削減できる。その結果として、クロック信号の生成及び分配が容易になり、回路の省電力化及び省面積化が達成できる。上記実施形態の信号処理回路は、半導体チップ間の信号伝送、筐体内の複数の回路ブロック間での信号伝送、又は筐体間での信号伝送を高速で行うことができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 遅延線
102a〜102h バッファ
103a〜103h 同期回路
104 2相バッファ
T1〜T4 タップ
L インダクタ
C,Cin 容量
R 抵抗

Claims (9)

  1. 入力アナログデータ信号を遅延して異なる遅延時間の信号を複数のタップに出力する遅延線と、
    クロック信号に同期した位相で前記複数のタップの信号をそれぞれサンプリングする複数の同期回路とを有し、
    前記複数の同期回路は、各々の前記タップの同一の信号を異なる位相でサンプリングして複数の信号を出力し、
    前記クロック信号の周期は、前記複数のタップの信号の遅延時間の最大値より長く、
    前記複数の同期回路は、
    相互に同一の第1の位相で前記複数のタップの信号をそれぞれサンプリングする第1の群の複数の同期回路と、
    相互に同一の前記第1の位相とは異なる第2の位相で前記複数のタップの信号をそれぞれサンプリングする第2の群の複数の同期回路とを有することを特徴とする信号処理回路。
  2. 前記複数の同期回路は、
    前記複数のタップの各々に接続され、第1の位相でサンプリングする第1の同期回路と、
    前記複数のタップの各々に接続され、前記第1の位相とは異なる第2の位相でサンプリングする第2の同期回路とを有することを特徴とする請求項1記載の信号処理回路。
  3. 前記複数の同期回路は、前記複数のタップのアナログ信号を入力し、前記入力したアナログ信号が閾値より大きい場合にはハイレベルを出力し、前記入力したアナログ信号が閾値より小さい場合にはローレベルを出力することを特徴する請求項1又は2記載の信号処理回路。
  4. 前記複数の同期回路は、前記複数のタップのアナログ信号を入力し、前記入力したアナログ信号をサンプリングしてアナログ信号を出力し、
    さらに、前記複数の同期回路の出力信号をアナログからデジタルに変換する複数のアナログデジタル変換器を有することを特徴とする請求項1又は2記載の信号処理回路。
  5. 入力アナログデータ信号を遅延して異なる遅延時間の信号を複数のタップに出力する遅延線と、
    クロック信号に同期した位相で前記複数のタップのアナログ信号をそれぞれサンプリングしてアナログ信号を出力する複数の同期回路と、
    前記複数の同期回路の出力信号をアナログからデジタルに変換する複数のアナログデジタル変換器とを有し、
    前記複数の同期回路は、各々の前記タップの同一の信号を異なる位相でサンプリングして複数の信号を出力し、
    前記クロック信号の周期は、前記複数のタップの信号の遅延時間の最大値より長く、
    前記複数のアナログデジタル変換器は、各々の前記同期回路の同一の出力信号を複数の異なる位相に同期してアナログからデジタルに変換して複数の信号を出力することを特徴とする信号処理回路。
  6. さらに、前記複数の同期回路に前記クロック信号を分配するために相互に結合された複数の発振器を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の信号処理回路。
  7. 入力アナログデータ信号を遅延して異なる遅延時間の信号を複数のタップに出力する遅延線と、
    クロック信号に同期した位相で前記複数のタップの信号をそれぞれサンプリングする複数の同期回路と、
    前記同期回路の出力信号の位相のずれを検出し、前記検出した位相のずれに応じて前記遅延線の遅延時間を調整する調整回路とを有し、
    前記複数の同期回路は、各々の前記タップの同一の信号を異なる位相でサンプリングして複数の信号を出力し、
    前記クロック信号の周期は、前記複数のタップの信号の遅延時間の最大値より長いことを特徴とする信号処理回路。
  8. 入力アナログデータ信号を遅延して異なる遅延時間の信号を複数のタップに出力する遅延線と、
    クロック信号に同期した位相で前記複数のタップの信号をそれぞれサンプリングする複数の同期回路と、
    前記同期回路の出力信号の位相のずれを検出し、前記検出した位相のずれに応じて前記同期回路の出力信号の位相の予想値を出力する予想値出力回路とを有し、
    前記複数の同期回路は、各々の前記タップの同一の信号を異なる位相でサンプリングして複数の信号を出力し、
    前記クロック信号の周期は、前記複数のタップの信号の遅延時間の最大値より長いことを特徴とする信号処理回路。
  9. 前記調整回路は、前記遅延線の遅延時間が最小のタップに対応する前記同期回路の出力信号の位相と前記遅延時間が最大のタップに対応する前記同期回路の出力信号の位相とのずれに応じて、前記遅延線の遅延時間を調整することを特徴とする請求項7記載の信号処理回路。
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