JP6097594B2 - 製造装置およびパラメータ変更方法 - Google Patents

製造装置およびパラメータ変更方法 Download PDF

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この発明は、製造装置の動作を規定するパラメータを変更する技術に関する。
製造装置は、一般に、その製造者であるベンダから、使用者であるユーザに提供され、ユーザの下で(例えば、ユーザが保有する工場等に設置されて)使用される。ベンダから提供される製造装置には、ベンダの機密情報等が含まれていることが多い。したがって、ベンダから提供された製造装置が、ユーザの下で使用される際に、当該製造装置に含まれるベンダの機密情報がユーザに知得されないようにする必要がある。
例えば、製造装置は、多くの種類のパラメータによってその動作が規定されている(例えば、特許文献1参照)ところ、一部のパラメータ(例えば、設定値によっては、製造装置の安全性が損なわれる危険があるパラメータ、製造装置の仕様に関するパラメータ等)は、ユーザに対して非公開とするべきベンダの機密情報として管理される。
製造装置に保持される機密情報の機密性を保つための技術は、各種提案されている(例えば、特許文献2〜5参照)。
特開2003−100618号公報 特開平8−107096号公報 特開2011−90630号公報 特開2003−31452号公報 特開2007−329284号公報
ところで、ユーザの下で使用されている製造装置において、ユーザに対して非公開とされているパラメータの設定値を変更しなければならない状況が生じることがある。例えば、ユーザからの仕様変更の要求があった場合、また、製造装置にトラブルが発生しており、当該トラブルを解消するために非公開のパラメータの設定値を変更する必要がある場合等において、非公開のパラメータ値の設定値を変更する必要が生じる。
従来、このような状況が生じた場合、ベンダのエンジニアがユーザの工場まで出向いていって、ベンダの権限で製造装置にアクセスして(具体的には、例えば、ベンダ専用のパスコードで製造装置にアクセスして)、非公開パラメータの設定値を変更する作業を行っていた(例えば、特許文献2参照)。ところが、このやり方では、非公開のパラメータの設定値を変更するのに要する時間、手間、および、コストが非常に大きい。
例えば、限定されたユーザだけに、非公開のパラメータの設定値を変更できる権限を与えておき、そのユーザの識別情報が入力された場合に限って、非公開のパラメータの設定値を変更するための画面が製造装置に表示される構成とすることも一案である(例えば、特許文献5参照)。このやり方は、ベンダがわざわざユーザの工場まで出向く必要がないため、時間、手間、および、コストの全てが抑えられるという利点がある一方で、非公開のパラメータの設定値の機密性が損なわれやすいという欠点がある。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、パラメータの機密性を損なわずに、パラメータの設定値の変更を簡易に行えるような技術を提供することを目的とする。
第1の態様は、自装置の動作を規定するパラメータの設定値を記憶する記憶装置を有する製造装置であって、前記パラメータが、前記製造装置のユーザに対して非公開とされており、前記製造装置は、前記パラメータの設定値の変更指示が暗号化された暗号化記号列の入力を受け付ける暗号化記号列受付部と、前記暗号化記号列受付部が受け付けた前記暗号化記号列を復号して、前記変更指示を取得する復号部と、を備え、前記変更指示は、当該変更指示が対象とするパラメータの種類を特定するための第1情報、前記パラメータの変更値を規定する第2情報、当該変更指示の適用可能期間を規定する第3情報および当該変更指示が対象とする装置を特定するための第4情報を含み、前記製造装置は、前記復号部が取得した前記変更指示の前記第3情報および前記第4情報に基づいて、当該変更指示が有効か否かを判断する評価部と、前記記憶装置に記憶されている前記パラメータの設定値を、前記評価部が有効であると判断した前記変更指示の前記第1情報および前記第2情報に基づいて変更する変更部と、前記評価部が有効であると判断した前記変更指示に対応する情報を表示し、前記第1情報および前記第2情報の表示を禁止する表示部と、更に備える。
の態様は、第1の態様に係る製造装置であって、前記暗号化記号列受付部が、前記暗号化記号列が記述されたファイルを読み込むことによって、前記暗号化記号列の入力を受け付ける。
の態様は、第1の態様に係る製造装置であって、前記暗号化記号列受付部が、前記暗号化記号列の直接入力を受け付ける。
の態様は、第1から第のいずれかの態様に係る製造装置であって、前記製造装置が、基板に対して定められた処理を行う基板処理装置である。
の態様は、記憶装置に記憶されたパラメータの設定値によって動作が規定される製造装置において、前記パラメータの設定値を変更する方法であって、前記パラメータが、前記製造装置のユーザに対して非公開とされており、前記方法は、a)前記パラメータの設定値の変更指示が暗号化された暗号化記号列の入力を受け付ける工程と、b)前記a)工程で受け付けられた前記暗号化記号列を復号して、前記変更指示を取得する工程と、を備え、前記変更指示は、当該変更指示が対象とするパラメータの種類を特定するための第1情報、前記パラメータの変更値を規定する第2情報、当該変更指示の適用可能期間を規定する第3情報および当該変更指示が対象とする装置を特定するための第4情報を含み、前記方法は、b1)前記b)工程で取得された前記変更指示の前記第3情報および第4情報に基づいて、当該変更指示が有効か否かを判断する工程と、c)前記記憶装置に記憶されている前記パラメータの設定値を、前記b1)工程で有効であると判断された前記変更指示の前記第1情報および前記第2情報に基づいて変更する工程と、d)前記b1)工程で有効であると判断された前記変更指示に対応する情報を表示し、前記第1情報および前記第2情報の表示を禁止する工程と、更に備える。
の態様は、第の態様に係るパラメータ変更方法であって、前記a)工程において、前記暗号化記号列が記述されたファイルを読み込むことによって、前記暗号化記号列の入力が受け付けられる。
の態様は、第の態様に係るパラメータ変更方法であって、前記a)工程において、前記暗号化記号列の直接入力が受け付けられる。
の態様は、第から第のいずれかの態様に係るパラメータ変更方法であって、前記製造装置が、基板に対して定められた処理を行う基板処理装置である。
第1、第の態様によると、製造装置は、暗号化記号列の入力を受け付け、当該入力された暗号化記号列に基づいて、自装置のパラメータの設定値を変更する。この構成によると、パラメータの設定値の変更指示が暗号化記号列とされているので、これを製造装置に入力する者(例えば、製造装置のユーザ)に、当該変更指示の内容が知得されることがない。したがって、パラメータの機密性を損なわずに、パラメータの設定値の変更を簡易に行うことができる。
しかも、製造装置のユーザに対して非公開とされているパラメータの設定値を、その機密性を十分に保持しつつ、簡易に変更することができる。
しかも、変更指示に、パラメータの種類を特定するための情報が含まれる。この構成によると、特定のパラメータの設定値を、その機密性を損なわずに変更することができる。
しかも、変更指示に、パラメータの変更値を規定する情報が含まれる。この構成によると、パラメータの機密性を損なわずに、その設定値を任意の値に変更することができる。
しかも、変更指示に、その適用可能期間を規定する情報が含まれる。この構成によると、変更指示に基づいてパラメータの設定値が変更される期間を限定することができる。これによって、製造装置のパラメータを適切に管理することが可能となる。
しかも、変更指示に、これが対象とする装置を特定するための情報が含まれる。この構成によると、変更指示に基づいてパラメータの設定値が変更される装置を限定することができる。これによって、製造装置のパラメータを適切に管理することが可能となる。
第2、第6の態様によると、暗号化記号列が記述されたファイルを読み込むことによって、当該暗号化記号列の入力が受け付けられる。この構成によると、製造装置のユーザが暗号化記号列を入力する手間が省かれるとともに、暗号化記号列が正確に受け付けられる。
第3、第7の態様によると、暗号化記号列の直接入力が受け付けられる。この構成によると、製造装置のユーザが暗号化記号列を直接入力することによって、暗号化記号列が簡易に受け付けられる。
第4、第8の態様によると、基板処理装置の動作を規定するパラメータの機密性を損なわずに、パラメータの設定値の変更を簡易に行うことができる。
製造システムの全体構成を示すブロック図である。 基板処理装置の全体構成を示すブロック図である。 制御部等のハードウェア構成を示すブロック図である。 パラメータ管理ファイルの構成例を示す図である。 パラメータの設定値を変更する処理の全体の流れを示す図である。 ベンダ管理装置が備える機能構成を示すブロック図である。 変更指示受付画面の構成例を示す図である。 ベンダ管理装置にて行われる処理の流れを示す図である。 基板処理装置が備える機能構成を示すブロック図である。 暗号化記号列受付画面の構成例を示す図である。 基板処理装置にて行われる処理の流れを示す図である。 変形例に係るパラメータ管理ファイルの構成例を示す図である。 変形例に係る変更指示受付画面の構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。また、図面においては、理解容易のため、各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<1.製造システム100>
実施の形態に係る製造システム100について、図1を参照しながら説明する。図1は、製造システム100の全体構成を示すブロック図である。
製造システム100は、1以上の製造装置(ここでは、半導体装置や液晶ディスプレイ等の製品の製造に供される基板Wに対して定められた処理を行う基板処理装置1)と、基板処理装置1のユーザUが管理するユーザ管理装置2と、基板処理装置1のベンダVが管理するベンダ管理装置3とを含む。ユーザ管理装置2とベンダ管理装置3とは、例えば、インターネットなどの外部ネットワークN等を介して互いに接続されている。もっとも、製造システム100には必ずしもユーザ管理装置2が含まれている必要はない。また、製造システム100に含まれる基板処理装置1は必ずしも複数である必要はなく、1個であってもよい。
<i.基板処理装置1>
基板処理装置1は、例えば、ユーザUの工場101内に配置される。ただし、基板処理装置1は、外部ネットワークNとは接続されていないことが好ましい。この構成によると、基板処理装置1内に保持されている機密情報が、外部ネットワークNを介して工場101の外に漏洩することを防止できる。もっとも、基板処理装置1は、工場内LAN等の内部ネットワークとは接続されていてもよく、当該内部ネットワークを介して、工場101内のコンピュータ(ただし、外部ネットワークNとは接続されていないコンピュータ)等と接続されていてもよい。
基板処理装置1は、具体的には、例えば、感光材料が形成された基板Wに、パターン(例えば、回路パターン)を露光(描画)する装置(所謂、描画装置)である。ここで、基板処理装置1の構成について、図2、図3を参照しながら具体的に説明する。図2は、基板処理装置1の全体構成を示すブロック図である。図2は、制御部140のハードウェア構成を示すブロック図である。
基板処理装置1は、ステージ110と、ステージ駆動機構120と、描画ヘッド130とを備える。また、基板処理装置1は、基板処理装置1が備える各部の動作を制御する制御部140を備える。
ステージ110は、平板状の外形を有し、その上面に基板W(感光材料が形成された基板W)を水平姿勢に載置して保持する。ステージ110の上面には、例えば、複数の吸引孔(図示省略)が形成されており、この吸引孔に負圧(吸引圧)を形成することによって、ステージ110上に載置された基板Wをステージ110の上面に固定保持することができるようになっている。
ステージ駆動機構120は、ステージ110を基板処理装置1の基台に対して移動させることによって、ステージ110を描画ヘッド130に対して相対的に移動させる機構である。ステージ駆動機構120は、具体的には、例えば、ステージ110を、主走査方向、主走査方向と直交する副走査方向、および、回転方向(鉛直軸周りの回転方向)の各方向にそれぞれ移動させる。
描画ヘッド130は、光源131と変調部132とを含んで構成され、パターンデータに応じて光に変調を施して描画光Lを生成する。そして、描画ヘッド130は、ステージ110に保持された基板Wに向けて描画光Lを照射しながら、当該基板W上を走査して(すなわち、基板Wに対して相対的に移動して)、当該基板Wにパターンを描画する。ただし、「パターンデータ」とは、光を照射するべき基板W上の位置情報が画素単位で記録されたデータである。パターンデータは、具体的には、例えば、CAD(Computer Aided Design)を用いて生成されたパターンの設計データを、ラスタライズすることにより生成される。
光源131は、例えばレーザ光を出射する。光源131から出射された光は、照明光学系(図示省略)を介して強度分布が均一な線状の光(光束断面が線状の光であるラインビーム)とされた上で、変調部132に入射する。
変調部132は、光源131から出射された光に、パターンデータに応じた空間変調を施す。ただし、光を空間変調させるとは、具体的には、光の空間分布(振幅、位相、および偏光等)を変化させることを意味する。変調部132は、例えば、固定リボンと可動リボンとが一次元に配設された回折格子型の空間光変調器であるGLV(Grating Light Valve:グレーチング・ライト・バルブ)(「GLV」は登録商標)を含む構成としてもよいし、DMD(Digital Micromirror Device:デジタルマイクロミラーデバイス)のような、変調単位であるマイクロミラーが二次元的に配列された空間光変調器を含む構成としてもよい。
例えば、変調部132として回折格子型の空間光変調器を用いた場合、この空間光変調器は、複数の変調単位を一次元に並べた構成となる。各変調単位は、その動作が電圧のオン/オフで制御されるものであり、電圧状態の切り換えによって、パターンの描画に寄与する必要光(例えば、0次回折光)を出射する状態と、パターンの描画に寄与しない不要光(例えば、0次以外の次数の回折光)を出射する状態とで切り換えられる。空間光変調器は、複数の変調単位のそれぞれに対して独立に電圧を印加可能なドライバ回路ユニットを含んで構成され、各変調単位の電圧が、独立して切り換え可能とされる。
描画ヘッド130においては、光源131から出射されたラインビームが、その線状の光束断面の長幅方向を変調単位の配列方向に沿わせるようにして、一列に配列された複数の変調単位に入射し、制御部140が、パターンデータに応じて各変調単位の状態を切り換える。これによって、各変調単位にて個々に空間変調された光を含む、断面が帯状の描画光Lが形成され、基板Wに向けて出射されることになる。つまり、描画ヘッド130から出射される描画光Lは、パターンデータに記述されたパターンを表現したものとなっている。上述したとおり、描画ヘッド130は、ステージ110に載置された基板Wに向けてこの描画光Lを照射しながら、当該基板W上を走査する。これによって、当該基板Wにパターンが描画される。
制御部140は、図3に示されるように、例えば、CPU141、ROM142、RAM143、記憶装置144等がバスライン145を介して相互接続された一般的なコンピュータを含んで構成される。ROM142は基本プログラム等を格納しており、RAM143はCPU141が所定の処理を行う際の作業領域として供される。記憶装置144は、フラッシュメモリ、あるいは、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置によって構成されている。記憶装置144にはプログラムP1が格納されており、このプログラムP1に記述された手順に従って、主制御部としてのCPU141が演算処理を行うことにより、各種機能が実現されるように構成されている。プログラムP1は、通常、予め記憶装置144等のメモリに格納されて使用されるものであるが、CD−ROMあるいはDVD−ROM、外部のフラッシュメモリ等の記録媒体に記録された形態(プログラムプロダクト)で提供され(あるいは、ネットワークを介した外部サーバからのダウンロードなどにより提供され)、追加的または交換的に記憶装置144等のメモリに格納されるものであってもよい。なお、制御部140において実現される一部あるいは全部の機能は、専用の論理回路等でハードウェア的に実現されてもよい。
また、バスライン145には、さらに、入力部146、表示部147、通信部148が接続されている。入力部146は、例えば、キーボードおよびマウスによって構成される入力デバイスであり、オペレータからの各種の操作(コマンドや各種データの入力といった操作)を受け付ける。なお、入力部146は、各種スイッチ、タッチパネル等により構成されてもよい。表示部147は、液晶表示装置、ランプ等により構成される表示装置であり、CPU141による制御の下、各種の情報を表示する。通信部148は、ネットワーク(例えば、工場内LAN等の内部ネットワーク)を介して外部装置との間でコマンドやデータなどの送受信を行うデータ通信機能を有する。
制御部140の記憶装置144には、図2に示されるように、基板処理装置1の動作を規定する各種のパラメータQの設定値が記憶されている。パラメータQについては、後に説明する。
<ii.ユーザ管理装置2>
再び図1を参照する。ユーザ管理装置2は、具体的には、例えば、一般的なコンピュータを含んで構成される。すなわち、ユーザ管理装置2は、図3に示されるように、例えば、CPU201、ROM202、RAM203、記憶装置204等がバスライン205を介して相互接続された構成を備える。また、記憶装置204にはプログラムP2が格納されており、このプログラムP2に記述された手順に従って、主制御部としてのCPU201が演算処理を行うことにより、各種機能が実現されるように構成されている。また、バスライン205には、さらに、入力部206、表示部207、通信部208が接続されている。入力部206は、例えば、キーボードおよびマウスによって構成される入力デバイスであり、オペレータからの各種の操作を受け付ける。表示部207は、例えば、液晶表示装置、ランプ等により構成される表示装置であり、CPU201による制御の下、各種の情報を表示する。通信部208は、外部ネットワークN等を介して外部装置との間でコマンドやデータなどの送受信を行うデータ通信機能を有する。
<iii.ベンダ管理装置3>
ベンダ管理装置3も、具体的には、例えば、一般的なコンピュータを含んで構成される。すなわち、ベンダ管理装置3は、図3に示されるように、例えば、CPU301、ROM302、RAM303、記憶装置304等がバスライン305を介して相互接続された構成を備える。また、記憶装置304にはプログラムP3が格納されており、このプログラムP3に記述された手順に従って、主制御部としてのCPU301が演算処理を行うことにより、各種機能が実現されるように構成されている。また、バスライン305には、さらに、入力部306、表示部307、通信部308が接続されている。入力部306は、例えば、キーボードおよびマウスによって構成される入力デバイスであり、オペレータからの各種の操作を受け付ける。表示部307は、例えば、液晶表示装置、ランプ等により構成される表示装置であり、CPU301による制御の下、各種の情報を表示する。通信部308は、外部ネットワークN等を介して外部装置との間でコマンドやデータなどの送受信を行うデータ通信機能を有する。
<2.パラメータQ>
上述した通り、基板処理装置1の記憶装置144には、当該基板処理装置1の動作を規定する各種のパラメータQの設定値が記憶されている(図2参照)。具体的には、例えば、光源131の光量、ステージ駆動機構120がステージ110を移動させる際の移動速度、描画光Lの照射を開始する際のステージ110と描画ヘッド130との相対位置等がパラメータQの設定値として記憶されている。記憶装置144に記憶される各パラメータQの初期の設定値(例えば、基板処理装置1の出荷時の設定値)は、ベンダVによって登録された値となっており、事後的に書き換えできるようになっている。
記憶装置144に格納される一群のパラメータQは、例えば、複数のカテゴリに分類され、さらに各カテゴリ内で固有の識別記号(例えば、識別番号)を付与された状態で管理される。図4には、基板処理装置1に必要な一群のパラメータQを管理する管理ファイル(パラメータ管理ファイル)Fの構成例が示されている。パラメータ管理ファイルFにおいては、1個のレコードに1個のパラメータQが対応付けられている。また、パラメータ管理ファイルFには、パラメータQのカテゴリ番号、カテゴリ内でのパラメータQの識別番号、パラメータQの設定値(初期の設定値(初期値)と現在の設定値(現在値))等を登録する項目が含まれる。パラメータ管理ファイルFには、さらに、パラメータQのカテゴリの名称、パラメータQの名称、等を登録する項目が含まれてもよい。また、パラメータ管理ファイルFはバージョンアップにより更新されることもあるので、パラメータ管理ファイルFには、そのバージョンを特定するための情報(例えば、バージョン番号)が付与されている。
基板処理装置1においては、例えば、記憶装置144にパラメータ管理ファイルFが記憶されており、これを用いて一群のパラメータQの設定値が管理されている。また、ベンダ管理装置3においても、記憶装置304にこれと同様のパラメータ管理ファイルFが記憶されており、これを用いて基板処理装置1の一群のパラメータQの設定値が管理されている。
ここで、基板処理装置1の動作を規定する一群のパラメータQは、その設定値がユーザUに対して公開されているもの(公開パラメータ)と、その設定値がユーザUに対して非公開とされているもの(非公開パラメータ)とに分類されている。
公開パラメータは、その設定値をユーザUが自由に変更できるパラメータQである。すなわち、公開されているパラメータQについては、その設定値の変更を受け付ける受付画面等を、ユーザUが表示部147に表示させることができるようになっている。そして、ユーザUが、当該受付画面等を介して、パラメータQの変更値(新たな設定値)を入力すると、制御部140は、記憶装置144に記憶されている当該パラメータQの設定値を、当該変更値に書き換える。これによって、当該パラメータQの設定値が変更されることになる。
例えば、どのような設定値が選択されても、基板処理装置1の安全性、処理性能等を損なう虞がないパラメータQが、公開パラメータとされる。例えば、表示部147における自動消灯の時間(スクリーンタイムアウト)を規定するパラメータQ等が、公開パラメータとされてもよい。一部のパラメータQがユーザUに対して公開されることによって、基板処理装置1に、様々なユーザUの使用態様に応じた動作を実行させることが可能となり、基板処理装置1の汎用性が高まる。
一方、非公開パラメータは、その設定値をユーザUが自由に変更できないパラメータQである。すなわち、非公開のパラメータQについては、その設定値の変更を受け付ける受付画面等を、ユーザUが表示部147に表示させることができないようになっている。したがって、ユーザUからは、非公開のパラメータQの設定値は、固定値となっているように見える。
例えば、設定値によっては、基板処理装置1の安全性、処理性能等を損なう虞があるパラメータQは、非公開とされる。例えば、処理が適切に完了しなかった場合に、再試行を行う回数を規定するパラメータQ等が、非公開パラメータとされてもよい。このようなパラメータQがユーザUに対して非公開とされることによって、基板処理装置1の安全性、処理性能等が担保される。もっとも、たとえ非公開のパラメータQといえども、記憶装置144において設定値の書き換えが禁止されているわけではない。
<3.パラメータ変更機能>
製造システム100は、基板処理装置1のパラメータQの設定値を、その機密性を損なわずに(すなわち、基板処理装置1のユーザUに知得されることなく)、変更するための機能(以下単に「パラメータ変更機能」ともいう)を備えている。この機能は、例えば、非公開のパラメータQの設定値を変更する必要性が生じた場合に有効である。また例えば、公開されているパラメータQについて、ユーザUが選択できる設定値の範囲に制限がつけられている場合において、当該パラメータQの設定値を当該範囲外の値に変更する必要が生じた場合等にも有効である。
<3−1.全体の流れ>
パラメータ変更機能を用いてパラメータQの設定値を変更する処理の全体の流れについて、図5を参照しながら説明する。図5は、当該処理の流れを示す図である。
ベンダVは、パラメータ変更機能を用いてパラメータQの設定値を変更する必要があると判断した場合(具体的には、例えば、ベンダVが、ユーザUから、基板処理装置1の仕様変更の要請、基板処理装置1のトラブル発生に対する対処の要請等を受け、当該要請に応じるために、非公開のパラメータQの設定値を変更する必要があると判断した場合)、ベンダ管理装置3に、パラメータQの設定値の変更指示Dを入力する。
ベンダ管理装置3は、変更指示Dを受け付けると(ステップS1でYES)、当該変更指示Dを暗号化して、暗号化記号列Cを生成する(ステップS2)。
ベンダ管理装置3にて生成された暗号化記号列Cは、ユーザUに伝達される。ユーザUは、暗号化記号列Cを取得すると、当該取得した暗号化記号列Cを、自らが管理する全て(あるいは、1部)の基板処理装置1の各々に入力する。ここでは、変更指示Dが暗号化記号列Cとされているので、これを基板処理装置1に入力するユーザUに、当該変更指示Dの内容が知得されることがない。
基板処理装置1は、暗号化記号列Cの入力を受け付けると(ステップS3でYES)、当該暗号化記号列Cを復号して変更指示Dを取得する(ステップS4)。変更指示Dが取得されると、基板処理装置1は、当該得られた変更指示Dに基づいて、パラメータQの設定値を変更する(ステップS5)。これによって、パラメータQの機密性が損なわれることなく、パラメータQの設定値が変更されることになる。以下において、パラメータ変更機能についてより具体的に説明する。
<3−2.ベンダ管理装置3>
<i.機能構成>
製造システム100が備えるベンダ管理装置3は、パラメータ変更機能に関する構成として、図6に示されるように、画面表示制御部30と、変更指示受付部31と、暗号化部32と、ファイル生成部33とを備える。これら各部30〜33は、例えば、ベンダ管理装置3において、プログラムP3に記述された手順に従ってCPU301が演算処理を行うことにより実現される。
<画面表示制御部30>
画面表示制御部30は、ベンダVから変更指示Dの入力を所望する旨の指示を受けた場合に、表示部307に、変更指示受付画面5を表示させる。変更指示受付画面5には、図7に例示されるように、変更指示リスト51と、表示リスト52とが表示される。また、暗号化の指示入力を受け付ける暗号化アイコン53、ファイル生成の指示入力を受け付けるファイル生成アイコン54、および、ファイル名等の入力を受け付ける入力ボックス55等が表示される。
<変更指示受付部31>
変更指示受付部31は、パラメータQの設定値の変更指示Dの入力を受け付ける。この変更指示Dには、具体的には、パラメータ特定情報D1と、変更値情報D2と、適用可能期間情報D3と、対象装置情報D4とが含まれる。ここで、パラメータ特定情報D1は、当該変更指示Dが対象とするパラメータQの種類を特定するための情報である。また、変更値情報D2は、パラメータQの変更値(新たな設定値)を規定する情報である。また、適用可能期間情報D3は、当該変更指示Dの適用可能期間(すなわち、当該変更指示Dに基づくパラメータQの設定値の変更が許可される期間)を規定する情報である。また、対象装置情報D4は、当該変更指示Dが対象とする装置(すなわち、当該変更指示Dに基づくパラメータQの変更が許可される装置)を特定する情報である。
変更指示受付部31は、具体的には、例えば、変更指示リスト51を介して、ベンダVから変更指示Dを受け付ける。すなわち、変更指示リスト51には、変更指示Dに含めるべき各種の情報D1〜D4に対応する項目欄511〜517が含まれており、変更指示受付部31は、ベンダVが、変更指示リスト51の1個のレコードの項目欄511〜517に入力した一組の情報を、1個の変更指示Dとして受け付ける。つまり、変更指示リスト51では、1個のレコードに1個の変更指示Dが対応付けられる。
変更指示リスト51には、より具体的には、変更指示Dにて対象とされるパラメータQのカテゴリ番号の入力を受け付ける項目欄511と、当該パラメータQのカテゴリ内での識別番号の入力を受け付ける項目欄512と、当該パラメータQが規定されているパラメータ管理ファイルFのバージョン番号の入力を受け付ける項目欄513とが含まれている。変更指示受付部31は、ベンダVが、変更指示リスト51の各項目欄511,512,513に入力した一組の情報を、変更指示Dに含めるべきパラメータ特定情報D1として受け付ける。カテゴリ番号は、例えば、英数字1桁のフォーマットで変更指示Dに含められ、識別番号は、例えば、整数4桁のフォーマットで変更指示Dに含められ、バージョン番号は、例えば、整数のフォーマットで変更指示Dに含められる。
また、変更指示リスト51には、例えば、変更指示Dにて対象とされるパラメータQの変更値の入力を受け付ける項目欄514が含まれている。変更指示受付部31は、ベンダVが、変更指示リスト51の項目欄514に入力した情報を、変更指示Dに含めるべき変更値情報D2として受け付ける。変更値は、例えば、整数4バイトのフォーマットで変更指示Dに含められる。
また、変更指示リスト51には、例えば、変更指示Dの適用可能期間の開始年月日の入力を受け付ける項目欄515と、当該適用可能期間の終了月日の入力を受け付ける項目欄516とが含まれている。パラメータQの管理上の観点から見て、適用可能期間は1年以下とされるであることが好ましいため、ここでは、適用可能期間の終了期日は、月日だけで規定される。つまり、開始年月日として指定された年月日から、その次に終了月日として指定された月日が訪れるまでが、適用可能期間とされる。もっとも、1年より長い適用可能期間が許容され得る場合、適用可能期間の終了期日は、年月日で規定されてもよい。変更指示受付部31は、ベンダVが変更指示リスト51の各項目欄515,516に入力した一組の情報を、変更指示Dに含めるべき適用可能期間情報D3として受け付ける。適用期間の開始年月日は、例えば、「yy/mm/dd」のフォーマットで変更指示Dに含められ、終了月日は、例えば、「mm/dd」のフォーマットで変更指示Dに含められる。適用可能期間の終了期日が月日だけで規定される構成を採用した場合、終了年を規定する情報が変更指示Dに含まれないので、変更指示Dに含ませる情報量を全体として小さくすることができる。
なお、変更指示受付部31は、例えば基板処理装置1の出荷年を基準年として、開始年として入力された値を、基準年から何年後であるかを規定するゼロ以上の数に変換して変更指示Dに含めることが好ましい。この構成によると、開始年を規定する数値が小さくなり(ひいては、当該数値を保持するために必要なバイト数が小さくなり)、変更指示Dに含ませる情報量を全体として小さくすることができる。
もっとも、適用可能期間情報D3を変更指示Dに含める態様は上記に例示したものに限らない。例えば、変更指示受付部31は、ベンダVから適用可能期間の開始年月日と終了年月日との入力を受け付けて、適用可能期間の日数を算出し、この日数を、適用可能期間の終了月日に代えて、変更指示Dに含める構成としてもよい。
また、変更指示リスト51には、例えば、変更指示Dが対象とする装置の製品番号(あるいは、全ての装置を対象とする場合は、例えば「0(ゼロ)」)の入力を受け付ける項目欄517が含まれている。変更指示受付部31は、ベンダVが変更指示リスト51の項目欄517に入力した情報を、変更指示Dに含めるべき対象装置情報D4として受け付ける。製品番号は、例えば、整数のフォーマットで変更指示Dに含められる。
以上の通り、ベンダVが、変更指示リスト51の1個のレコードの項目欄511〜517の各々に情報を入力すると、変更指示受付部31は、当該一組の情報を、1個の変更指示Dとして受け付ける。ベンダVは、変更指示リスト51の複数のレコードの各々について、各項目欄511〜517に情報を入力することによって、複数の変更指示Dを入力することができる。このとき、変更指示リスト51は、変更指示受付部31によって受け付けられた1以上の変更指示Dを一覧表示するリストとしても機能することになる。
<暗号化部32>
暗号化部32は、変更指示受付部31が受け付けた変更指示Dを暗号化して、複数桁(例えば、17桁)の記号列に変換する。ただし、ここでいう「記号」には、数字、大文字アルファベット、小文字アルファベット、および、「♯」や「*」等の各種記号が含まれる。以下において、変更指示Dが暗号化されることによって得られた記号列を「暗号化記号列C」ともいう。つまり、暗号化部32は、パラメータ特定情報D1、変更値情報D2、適用可能期間情報D3、および、対象装置情報D4を含む1個の変更指示Dを、1個の暗号化記号列Cに変換する。暗号化の様式はどのようなものであってもよい。
暗号化部32は、生成した暗号化記号列Cを、表示リスト52に表示させる。ただし、表示リスト52の各レコードは、変更指示リスト51の各レコードと1対1で対応付けられており、その対応関係がわかるように表示される(具体的には、例えば同じ段に表示される)。そして、表示リスト52のレコードには、当該レコードと対応する変更指示リスト51のレコードに表示されている変更指示Dから生成された暗号化記号列Cが、表示される。つまり、表示リスト52および変更指示リスト51の対応するレコードには、変更指示Dとこれから生成された暗号化記号列Cとがそれぞれ表示される。したがって、ベンダVは、各暗号化記号列Cが、どの変更指示Dから生成されたものであるかを、一目で把握できるようになっている。
<ファイル生成部33>
ファイル生成部33は、暗号化部32により生成された1以上の暗号化記号列C(すなわち、表示リスト52に表示された1以上の暗号化記号列C)を記述したファイルを生成する。
<ii.処理の流れ>
ベンダ管理装置3にて行われる処理の流れを、図8を参照しながら説明する。図8は、当該処理の流れを示す図である。
ベンダVから変更指示Dの入力を所望する旨の指示を受けると、画面表示制御部30が、表示部307に変更指示受付画面5を表示させる(ステップS101)。
続いて、ベンダVが、変更指示リスト51の1個のレコードの項目欄511〜517の各々に情報を入力すると、変更指示受付部31が、当該入力された一組の情報を、1個の変更指示Dとして受け付ける(ステップS102)。上述した通り、ベンダVは、変更指示リスト51の複数のレコードの各々について、各項目欄511〜517に情報を入力することによって、複数の変更指示Dを入力することができる。
続いて、暗号化アイコン53が操作されると(ステップS103でYES)、暗号化部32が、ステップS102で受け付けられた1以上の変更指示Dの各々を暗号化して、暗号化記号列Cとする(ステップS104)。さらに、暗号化部32は、得られた1以上の暗号化記号列Cを、表示リスト52に一覧表示させる(ステップS105)。
続いて、入力ボックス55にファイル名および当該ファイルの作成場所を指定するパスが入力されるとともに、ファイル生成アイコン54が操作されると(ステップS106でYES)、ファイル生成部33が、表示リスト52に表示されている1以上の暗号化記号列Cを記述したファイルを生成するとともに、当該ファイルに、指定された名前を付与する(ステップS107)。ただし、表示リスト52に複数の暗号化記号列Cが表示されている場合、ファイル生成部33が、当該複数の暗号化記号列Cの全てを、まとめて1つのファイルに記述する構成してもよいし、当該複数の暗号化記号列CのうちベンダVに指定されたものだけを、まとめて1つのファイルに記述する構成としてもよい。
なお、ステップS107の処理は必ずしも必須ではなく、ファイル生成アイコン54が操作されない場合は(ステップS106でNO)、ステップS107の処理は行われない。
ステップS105で表示リスト52に表示された暗号化記号列C、あるいは、ステップS107で生成されたファイル(暗号化記号列Cを記述したファイル)は、上述した通り、ベンダVからユーザUに伝達される(図5参照)。この伝達の態様はどのようなものであってもよい。例えば、ベンダVは、暗号化記号列Cを記述したメール(あるいは、暗号化記号列Cを記述したファイルを添付したメール)を作成し、当該メールを、外部ネットワークNを介して、ベンダ管理装置3からユーザ管理装置2に送信してもよい。また例えば、ベンダVは、暗号化記号列Cを記述したファイルを、持ち運び可能な記録媒体(例えば、CD−ROM、DVD−ROM、フラッシュメモリを内蔵したUSBメモリ等)に記憶させ、当該記録媒体をユーザUに送付してもよい。また例えば、ベンダVは、変更指示受付画面5に表示されている表示リスト52を見ながら、電話などでユーザUに口頭で暗号化記号列Cを通知してもよい。なお、ベンダVは、ユーザUに暗号化記号列Cを伝達する際に、当該暗号化記号列Cの適用可能期間、および、当該暗号化記号列Cが対象とする装置の製品番号を併せて通知することが好ましい。
<3−3.基板処理装置1>
<i.機能構成>
製造システム100が備える基板処理装置1は、パラメータ変更機能に関する構成として、図9に示されるように、画面表示制御部10と、暗号化記号列受付部11と、復号部12と、評価部13と、変更部14とを備える。これら各部10〜14は、例えば、基板処理装置1の制御部140において、プログラムP1に記述された手順に従ってCPU141が演算処理を行うことにより実現される。
<画面表示制御部10>
画面表示制御部10は、ユーザUから暗号化記号列Cの入力を所望する旨の指示を受けた場合に、表示部147に、暗号化記号列受付画面6を表示させる。暗号化記号列受付画面6には、図10に例示されるように、暗号化記号列Cの入力に関する操作を受け付ける受付領域(第1受付領域61、および、第2受付領域62)と、有効リスト63とが表示される。また、パラメータQの変更指示の入力を受け付ける反映アイコン64が表示される。
<暗号化記号列受付部11>
暗号化記号列受付部11は、暗号化記号列Cの入力を受け付ける。すなわち、ユーザUが、第1受付領域61に表示される入力ボックス611に、暗号化記号列Cを直接入力した上で、設定アイコン612を操作すると、暗号化記号列受付部11は、入力ボックス611に入力された暗号化記号列Cを受け付ける。また、ユーザUが、例えば、記録媒体(暗号化記号列Cを記述したファイルを記録した記録媒体)を基板処理装置1に接続するとともに、第2受付領域62に表示される入力ボックス621に当該ファイルのパスを入力した上で(あるいは、ファイル選択アイコン622を操作して当該ファイルを選択した上で)、読込みアイコン623を操作すると、暗号化記号列受付部11は、指定されたファイルを記録媒体から読み込んで、当該ファイルに記述されている1以上の暗号化記号列Cを受け付ける。
つまり、ユーザUは、ベンダVから伝達された暗号化記号列Cを入力部146を介して直接入力することによって、あるいは、ベンダVから伝達されたファイル(暗号化記号列Cを記述したファイル)を基板処理装置1に読み込ませることによって、暗号化記号列Cを入力することができる。
<復号部12>
復号部12は、暗号化記号列受付部11が受け付けた暗号化記号列Cを復号して、変更指示Dを取得する。つまり、復号部12が暗号化記号列Cを復号することによって、パラメータ特定情報D1、変更値情報D2、適用可能期間情報D3、および、対象装置情報D4が取得されることになる。
<評価部13>
評価部13は、復号部12が取得した変更指示Dに含まれる情報に基づいて、当該変更指示Dが有効か否かを判断する。具体的には、評価部13は、変更指示Dに含まれる適用可能期間情報D3を参照して、現在の日付が変更指示Dの適用可能期間内に含まれているか否かを判断する。また、評価部13は、変更指示Dに含まれる対象装置情報D4を参照して、自装置が当該変更指示Dが対象とする装置であるか否かを判断する。そして、評価部13は、現在の日付が変更指示Dの適用可能期間内に含まれており、かつ、自装置が当該変更指示Dが対象とする装置である場合に、当該変更指示Dが有効であると判断する。
評価部13は、変更指示Dが有効であると判断した場合に、当該有効な変更指示Dを与えた暗号化記号列Cを、有効リスト63に表示させる。なお、有効リスト63においては、暗号化記号列Cと対応付けて、当該暗号化記号列Cが与えた変更指示Dに含まれる情報の一部が表示されるものとしてもよい。例えば、図示されるように、当該変更指示Dに含まれる適用可能期間情報D3が表示されるものとしてもよい。また、当該変更指示Dに含まれる対象装置情報D4が表示されてもよい。ただし、当該変更指示Dに含まれるパラメータ特定情報D1と、変更値情報D2とは、ユーザUの目にふれないようにする必要があるため、これらの情報D1,D2については、有効リスト63に表示されることは禁止される。
<変更部14>
変更部14は、有効な変更指示D(すなわち、評価部13が有効であると判断した変更指示D)に基づいて、記憶装置144に記憶されているパラメータQの設定値を変更する。具体的には、変更部14は、変更指示Dに含まれるパラメータ特定情報D1を参照するとともに、パラメータ管理ファイルFを参照して、当該変更指示Dが対象とするパラメータQの種類を特定する。その上で、変更部14は、当該特定されたパラメータQの設定値を、当該変更指示Dに含まれる変更値情報D2にて規定される変更値に書き換える。
ただし、変更部14が、無効な変更指示D(すなわち、評価部13が有効でないと判断した変更指示D)に基づいて、記憶装置144に格納されているパラメータQの設定値を変更することは、禁止される。つまり、変更部14が、変更指示Dの適用可能期間外のタイミングで、当該変更指示Dに基づいてパラメータQの設定値を変更することは禁止される。また、自装置が変更指示Dの対象となっていない場合(すなわち、変更指示Dが対象としている装置に自装置が含まれない場合)に、変更部14が、当該変更指示Dに基づいてパラメータQの設定値を変更することは禁止される。
<ii.処理の流れ>
基板処理装置1にて行われる処理の流れを、図11を参照しながら説明する。図11は、当該処理の流れを示す図である。
ユーザUから暗号化記号列Cの入力を所望する旨の指示を受けると、画面表示制御部10が、表示部147に暗号化記号列受付画面6を表示させる(ステップS201)。
続いて、暗号化記号列受付部11が、暗号化記号列Cを受け付ける(ステップS202)。具体的には、例えば、入力ボックス611に、暗号化記号列Cが直接入力された上で、設定アイコン612が操作されると、暗号化記号列受付部11は、入力ボックス611に入力された暗号化記号列Cを受け付ける。また、例えば、暗号化記号列Cを記述したファイルを記録した記録媒体が基板処理装置1に接続されるとともに、入力ボックス621に当該ファイルのパスが入力され、さらに、読込みアイコン623が操作されると、暗号化記号列受付部11は、指定されたファイルを記録媒体から読み込んで、当該ファイルに記述されている1以上の暗号化記号列Cを受け付ける。
暗号化記号列受付部11が暗号化記号列Cを受け付けると、復号部12は、当該受け付けられた暗号化記号列Cを復号して、変更指示Dを取得する(ステップS203)。
復号部12が変更指示Dを取得すると、評価部13が、当該取得された変更指示Dが有効か否かを判断する(ステップS204)。具体的には、評価部13は、変更指示Dに含まれる適用可能期間情報D3を参照して、現在の日付が変更指示Dの適用可能期間内に含まれているか否かを判断する。さらに、評価部13は、変更指示Dに含まれる対象装置情報D4を参照して、自装置が当該変更指示Dが対象とする装置であるか否かを判断する。そして、評価部13は、現在の日付が変更指示Dの適用可能期間内に含まれており、かつ、自装置が当該変更指示Dが対象とする装置である場合に、当該変更指示Dが有効であると判断する。変更指示Dが有効であると判断した場合(ステップS204でYES)、評価部13は、当該変更指示Dを与えた暗号化記号列Cを、有効リスト63に表示させる(ステップS205)。
ステップS202〜ステップS205の処理は、反映アイコン64が操作されるまで繰り返される。例えば、ユーザUが、複数の暗号化記号列Cを次々と直接入力していくと、当該複数の暗号化記号列Cのうち、有効な変更指示Dを与えるものだけが、有効リスト63にリストアップされることになる。また例えば、ステップS202で、複数の暗号化記号列Cを記述したファイルが読み込まれた場合、当該複数の暗号化記号列Cのうち、有効な変更指示Dを与えるものだけが、有効リスト63にリストアップされることになる。
有効リスト63に1以上の暗号化記号列Cが表示された状態で、反映アイコン64が操作されると(ステップS206でYES)、変更部14が、ステップS204で有効と判断された変更指示D(すなわち、有効リスト63にリストアップされた1以上の暗号化記号列Cを与えた変更指示Dの各々)に基づいて、記憶装置144のパラメータQを変更する(ステップS207)。具体的には、変更部14は、変更指示Dに含まれるパラメータ特定情報D1およびパラメータ管理ファイルFを参照して、当該変更指示Dが対象とするパラメータQの種類を特定し、当該特定されたパラメータQの設定値を、当該変更指示Dに含まれる変更値情報D2にて規定される変更値に書き換える。
なお、ステップS207においては、ステップS205で有効でないと判断された変更指示Dに基づいてパラメータQの設定値が変更されることはない。つまり、変更指示Dの適用可能期間外のタイミングで、当該変更指示Dに基づいてパラメータQの設定値が変更されることはない。また、変更指示Dが対象としている装置に自装置が含まれない場合に、当該変更指示Dに基づいてパラメータQの設定値が変更されることもない。
パラメータQの設定値が適切に変更されると、その旨がユーザUに報知されることが好ましい。この場合の報知の態様はどのようなものであってもよい。例えば、「パラメータQの変更が完了しました。」とのメッセージが表示部147に表示されるとしてもよい。また、パラメータQは、例えばその種類によって、変更後の設定値が直ちに実効されてもよいし、基板処理装置1の再起動後に実効されてもよい。後者の場合、ユーザUに再起動を促すメッセージが表示部147に表示されてもよい。
<4.効果>
上記の実施の形態によると、基板処理装置1は、暗号化記号列C入力を受け付け、当該入力された暗号化記号列Cに基づいて、自装置のパラメータQの設定値を変更する。この構成によると、パラメータQの設定値の変更指示Dが暗号化記号列Cとされているので、これを基板処理装置1に入力する者(例えば、基板処理装置1のユーザU)に、当該変更指示Dの内容が知得されることがない。したがって、パラメータQの機密性を損なわずに、パラメータQの設定値の変更を簡易に(具体的には、例えば、パラメータQの設定値の変更に要する時間、手間、および、コストを抑えつつ)、行うことができる。
また、上記の実施の形態によると、基板処理装置1のユーザUに対して非公開とされているパラメータQの設定値を、その機密性を十分に保持しつつ、簡易に変更することができる。
また、上記の実施の形態によると、変更指示Dに、パラメータQの種類を特定するための情報(パラメータ特定情報D1)が含まれる。この構成によると、特定のパラメータQの設定値を、その機密性を損なわずに変更することができる。
また、上記の実施の形態によると、変更指示Dに、パラメータQの変更値を規定する情報(変更値情報D2)が含まれる。この構成によると、パラメータQの機密性を損なわずに、その設定値を任意の値に変更することができる。
また、上記の実施の形態によると、変更指示Dに、その適用可能期間を規定する情報(適用可能期間情報D3)が含まれる。この構成によると、変更指示Dに基づいてパラメータQの設定値が変更される期間を限定することができる。これによって、例えばベンダ管理装置3において、基板処理装置1のパラメータQを適切に管理することが可能となる。
また、上記の実施の形態によると、変更指示Dに、これが対象とする装置を特定するための情報(対象装置情報D4)が含まれる。この構成によると、変更指示Dに基づいてパラメータQの設定値が変更される装置を限定することができる。これによって、例えばベンダ管理装置3において、基板処理装置1のパラメータQを適切に管理することができる。
また、変更指示Dが暗号化記号列Cとされた状態でユーザUに伝達されるため、変更指示Dに含まれる情報が不正に改ざんされてしまう虞もない。したがって、ベンダVが意図しない種類のパラメータQが変更される虞がない。また、ベンダVが意図しない値にパラメータQの設定値が変更されてしまう虞がない。また、ベンダVが意図しない期間にパラメータQの設定値が変更されてしまう虞がない。また、ベンダVが意図しない装置のパラメータQの設定値が変更されてしまう虞がない。
また、上記の実施の形態によると、暗号化記号列Cが記述されたファイルを読み込むことによって、当該暗号化記号列Cの入力が受け付けられる。この構成によると、基板処理装置1のユーザUが暗号化記号列Cを入力する手間が省かれるとともに、暗号化記号列Cが正確に受け付けられる。
また、上記の実施の形態によると、暗号化記号列Cの直接入力が受け付けられる。この構成によると、基板処理装置1のユーザUが暗号化記号列Cを直接入力することによって、暗号化記号列Cが簡易に受け付けられる。
<5.変形例>
上記の実施の形態においては、非公開のパラメータQと公開されているパラメータQとの両方を、変更指示Dの対象とできるものとしたが、変更指示Dにおいて対象とできるパラメータQの種類を、ユーザUに非公開のパラメータQに限ってもよい。
また、上記の実施の形態において、変更指示Dには、必ずしもパラメータ特定情報D1、変更値情報D2、適用可能期間情報D3、および、対象装置情報D4の全てが含まれる必要はない。また、変更指示Dには、上記に例示した情報D1,D2,D3,D4に加え(あるいは、これらの情報D1,D2,D3,D4の少なくとも1個と換えて)、新たな情報が含まれてもよい。例えば、あるパラメータQを、ある限られた期間の間だけ特定の変更値に変更させたい場合、変更指示Dに、パラメータQの設定値を、変更値情報D2にて規定される変更値から元の値に戻すタイミングを指定する情報(終了タイミング情報)を含めてもよい。この場合、変更部14は、終了タイミング情報にて規定される時刻が到達した時点で、当該変更指示Dに応じて変更したパラメータQの設定値を、元の値に変更する。例えば、基板処理装置1が備えるオプション機能の1つをユーザUに期間限定で試用させたい場合において、当該オプション機能を能動化させるために必要なパラメータQの変更を指示する変更指示Dに、終了タイミング情報を含めればよい。
また、上記の実施の形態において、基板処理装置1に暗号化記号列Cを入力できるユーザUを限定してもよい。具体的には、例えば、特定の権限をもつユーザUに与えられたパスコードが入力された場合に限って、表示部147に暗号化記号列受付画面6が表示される構成としてもよい。
また、上記の実施の形態において、暗号化記号列受付画面6に、過去に変更指示Dに基づいて変更されたパラメータQの変更履歴が表示される構成としてもよい。具体的には、例えば、過去に入力された暗号化記号列Cと、当該暗号化記号列Cを入力したユーザUの識別情報と、当該暗号化記号列Cから取得された変更指示Dに基づいてパラメータQの設定値を変更した日時とを一覧表示してもよい。この構成によると、あるユーザUが既に入力している暗号化記号列Cが、別のユーザUによって重複して入力されたために、無駄な書き換え処理が行われてしまう、といった事態の発生を未然に回避できる。
また、上記の実施の形態において、基板処理装置1に対する暗号化記号列Cの入力は、工場101内LAN等の内部ネットワークを介して接続されたコンピュータ(ただし、好ましくは、外部ネットワークNとは接続されていないコンピュータ)を介して行われてもよい。
また、上記の実施の形態において、変更指示Dを受け付ける態様は上記に例示したものに限らない。例えば、変更指示リスト51の項目欄511〜513に換えて、パラメータQの名称を入力する項目欄を設けておき、ベンダVが当該項目欄にパラメータQの名称を入力すれば、変更指示受付部31が、パラメータ管理ファイルFを参照して、当該パラメータQのカテゴリ番号、識別番号、および、バージョン番号を取得して、当該一組の情報を、変更指示Dに含めるべきパラメータ特定情報D1として受け付けてもよい。
また例えば、変更指示Dの入力は、ベンダ管理装置3にて保持されるパラメータ管理ファイルFを利用して行われてもよい。具体的には、例えば、図12に示されるように、ベンダ管理装置3にて管理されるパラメータ管理ファイルFaの各レコードに、パラメータQの変更値の入力を受け付ける項目欄71を設けておく。また、図13に示されるように、変更指示受付画面5aに読込アイコン56を表示させる。ベンダVは、パラメータ管理ファイルFaにおいて、設定値を変更したいパラメータQの項目欄71に、任意の変更値を予め入力しておき、その上で、変更指示受付画面5aの読込アイコン56を操作する。すると、変更指示受付部31が、パラメータ管理ファイルFaの項目欄71に変更値が入力されているパラメータQを抽出する。そして、変更指示受付部31は、抽出された各パラメータQのカテゴリ番号、識別番号、および、パラメータ管理ファイルFaのバージョン番号を取得して、変更指示Dに含めるべきパラメータ特定情報D1として受け付けるとともに、当該取得した情報を変更指示リスト51の各項目511〜513に表示する。また、変更指示受付部31は、抽出された各パラメータQについて、項目欄71に入力されている変更値を取得して、変更指示Dに含めるべき変更値情報D2として受け付けるとともに、当該取得した情報を変更指示リスト51の項目欄514に表示する。この場合、ベンダVは、変更指示リスト51に対してパラメータ特定情報D1および変更値情報D2を直接入力しなくてすむため、効率的に変更指示Dを入力することができる。
また、基板処理装置1が処理対象とする基板は、半導体基板、プリント基板、液晶表示装置等に具備されるカラーフィルタ用基板、液晶表示装置やプラズマ表示装置等に具備されるフラットパネルディスプレイ用ガラス基板、磁気ディスク用基板、光ディスク用基板、太陽電池用パネルなどの各種基板等であってもよい。
また、本発明は、描画装置以外の各種の基板処理装置(例えば、基板を洗浄する洗浄装置、基板にレジスト塗布処理を行ってその基板を露光ユニットに渡すとともに、該露光ユニットから露光後の基板を受け取って現像処理を行う装置がいわゆるコータ&デベロッパ、基板Wに対して各種の検査を行う検査装置、等)を含む製造システム、あるいは、基板処理装置以外の各種の製造装置を含む製造システム等に適用することができる。
100 製造システム
1 基板処理装置
2 ユーザ管理装置
3 ベンダ管理装置
5 変更指示受付画面
6 暗号化記号列受付画面
10 画面表示制御部
11 暗号化記号列受付部
12 復号部
13 評価部
14 変更部
30 画面表示制御部
31 変更指示受付部
32 暗号化部
33 ファイル生成部
D 変更指示
D1 パラメータ特定情報
D2 変更値情報
D3 適用可能期間情報
D4 対象装置情報
C 暗号化記号列
W 基板

Claims (8)

  1. 自装置の動作を規定するパラメータの設定値を記憶する記憶装置を有する製造装置であって、
    前記パラメータが、前記製造装置のユーザに対して非公開とされており、
    前記製造装置は、
    前記パラメータの設定値の変更指示が暗号化された暗号化記号列の入力を受け付ける暗号化記号列受付部と、
    前記暗号化記号列受付部が受け付けた前記暗号化記号列を復号して、前記変更指示を取得する復号部と、
    を備え、
    前記変更指示は、
    当該変更指示が対象とするパラメータの種類を特定するための第1情報、前記パラメータの変更値を規定する第2情報、当該変更指示の適用可能期間を規定する第3情報および当該変更指示が対象とする装置を特定するための第4情報を含み、
    前記製造装置は、
    前記復号部が取得した前記変更指示の前記第3情報および前記第4情報に基づいて、当該変更指示が有効か否かを判断する評価部と、
    前記記憶装置に記憶されている前記パラメータの設定値を、前記評価部が有効であると判断した前記変更指示の前記第1情報および前記第2情報に基づいて変更する変更部と、
    前記評価部が有効であると判断した前記変更指示に対応する情報を表示し、前記第1情報および前記第2情報の表示を禁止する表示部と、
    更に備える、製造装置。
  2. 請求項1に記載の製造装置であって、
    前記暗号化記号列受付部が、前記暗号化記号列が記述されたファイルを読み込むことによって、前記暗号化記号列の入力を受け付ける、
    製造装置。
  3. 請求項1に記載の製造装置であって、
    前記暗号化記号列受付部が、前記暗号化記号列の直接入力を受け付ける、
    製造装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の製造装置であって、
    前記製造装置が、基板に対して定められた処理を行う基板処理装置である、
    製造装置。
  5. 記憶装置に記憶されたパラメータの設定値によって動作が規定される製造装置において、前記パラメータの設定値を変更する方法であって、
    前記パラメータが、前記製造装置のユーザに対して非公開とされており、
    前記方法は、
    a)前記パラメータの設定値の変更指示が暗号化された暗号化記号列の入力を受け付ける工程と、
    b)前記a)工程で受け付けられた前記暗号化記号列を復号して、前記変更指示を取得する工程と、
    を備え、
    前記変更指示は、
    当該変更指示が対象とするパラメータの種類を特定するための第1情報、前記パラメータの変更値を規定する第2情報、当該変更指示の適用可能期間を規定する第3情報および当該変更指示が対象とする装置を特定するための第4情報を含み、
    前記方法は、
    b1)前記b)工程で取得された前記変更指示の前記第3情報および第4情報に基づいて、当該変更指示が有効か否かを判断する工程と、
    c)前記記憶装置に記憶されている前記パラメータの設定値を、前記b1)工程で有効であると判断された前記変更指示の前記第1情報および前記第2情報に基づいて変更する工程と、
    d)前記b1)工程で有効であると判断された前記変更指示に対応する情報を表示し、前記第1情報および前記第2情報の表示を禁止する工程と、
    更に備える、パラメータ変更方法。
  6. 請求項5に記載のパラメータ変更方法であって、
    前記a)工程において、前記暗号化記号列が記述されたファイルを読み込むことによって、前記暗号化記号列の入力が受け付けられる、
    パラメータ変更方法。
  7. 請求項5に記載のパラメータ変更方法であって、
    前記a)工程において、前記暗号化記号列の直接入力が受け付けられる、
    パラメータ変更方法。
  8. 請求項5から7のいずれかに記載のパラメータ変更方法であって、
    前記製造装置が、基板に対して定められた処理を行う基板処理装置である、
    パラメータ変更方法。
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