以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの例を示す構成図である。図1において、端末装置1は、無線通信ネットワーク2を介して他の装置と通信を行う。端末装置1は、無線通信ネットワーク2を介して、無線通信ネットワーク2に接続される利用者情報管理サーバ3及び第1アプリケーション提供サーバ4にアクセスする。無線通信ネットワーク2は通信回線を介してインターネット6と接続する。端末装置1は、無線通信ネットワーク2を介して、インターネット6に接続される第2アプリケーション提供サーバ5にアクセスする。
なお、利用者情報管理サーバ3、第1アプリケーション提供サーバ4及び第2アプリケーション提供サーバ5は、端末装置1から無線通信ネットワーク2を介してアクセスすることができればよく、上記の図1の構成に限定されない。例えば、利用者情報管理サーバ3、第1アプリケーション提供サーバ4及び第2アプリケーション提供サーバ5のうち、全てが無線通信ネットワーク2に接続されていてもよく、又は、全てがインターネット6に接続されていてもよく、又は、いずれか一つ若しくは二つが無線通信ネットワーク2に接続され残りがインターネット6に接続されていてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る端末装置1を示す構成図である。図1において、端末装置1は、制御部11と記憶部12と通信部13と操作部14と表示部15と接続部16を備える。これら各部はデータを交換できるように構成される。制御部11は、メモリ及びCPU(中央処理装置)を備え、制御部11の機能を実現するためのコンピュータプログラムをCPUが実行することによりその機能を実現させる。
記憶部12は、制御部11のCPUで実行されるコンピュータプログラム及び各種のデータを記憶する。記憶部12としては、例えば、ハードディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリなどが利用可能である。
通信部13は、無線通信ネットワーク2を介して、端末装置1の外部の装置と通信を行う。操作部14は、入力デバイスから構成され、利用者の操作に応じたデータ入力を行う。入力デバイスとして、例えば、キーボード、テンキー、マウス、操作ボタンなどが挙げられる。表示部15は、液晶表示装置等の表示デバイスから構成され、データ表示を行う。なお、表示部15として、データ入力とデータ表示の両方が可能なタッチパネルを備えてもよい。
接続部16は、記録媒体17と接続する。接続部16は、記録媒体17を着脱可能に構成される。接続部16は、自己に接続された記録媒体17からデータを読み出す。また、接続部16は、自己に接続された記録媒体17に対してデータを書き込む。記録媒体17として、例えば、SDカード等の着脱可能なメモリカードなどが利用可能である。
端末装置1としては、例えば、スマートフォン等の携帯通信端末装置、タブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯型のパーソナルコンピュータなどであってもよい。
図3は、図2に示す制御部11の機能構成図である。図3において、制御部11は、ホーム画面復元部20、記録データ記憶制御部23、アプリケーション起動部24、アプリケーションインストール部25、表示制御部26、及び削除部27などを備える。ホーム画面復元部20は、ホーム画面構成部21及び記録データ取得部22を備える。これら制御部11の機能は、記憶部12に記憶されているコンピュータプログラムを制御部11のCPUが実行することにより実現される。アプリケーションインストール部25として優先度判定部251と、成否判定部252とがある。
図4は、図2に示す記憶部12の記憶構成例を示す図である。図4において、記憶部12は、OS(Operating System:オペレーティングシステム)31と制御プログラム32とアプリケーションプログラム33とデータファイル34を記憶する。OS31と制御プログラム32とアプリケーションプログラム33は、制御部11のCPUで実行されるコンピュータプログラムである。アプリケーションプログラム33として、ホーム画面復元アプリケーション33a及び記録データ記憶制御アプリケーション33bなどがある。また、アプリケーションプログラム33として、例えば、SNS(Social Networking Service)アプリケーション、電子メールアプリケーション、Web(ウェブ)ブラウザアプリケーション、画像管理アプリケーション、ゲームアプリケーションなどのコンピュータプログラムが挙げられる。
データファイル34は複数あってもよい。データファイル34としては、例えば、テキストデータファイル、音声データファイル、画像(静止画像又は動画像)データファイル、個人データファイル、URL(Uniform Resource Locator)データファイルなどが挙げられる。
次に、図5等を参照して、本実施形態に係る端末装置1の動作を説明する。
はじめに図5を参照して、本実施形態の端末装置1のホーム画面復元に係る動作の全体の流れを説明する。図5は、本実施形態に係るホーム画面復元方法のフローチャートである。
(ステップS1)アプリケーション起動部24が、ホーム画面復元アプリケーション33aを起動する。ホーム画面復元アプリケーション33aが起動されて制御部11のCPUにより実行されることにより、ホーム画面復元部20の機能が実現される。アプリケーション起動部24がホーム画面復元アプリケーション33aを起動するタイミングは、予め定められている。例えば、アプリケーション起動部24は、端末装置1の初期設定が行われるタイミングで、ホーム画面復元アプリケーション33aを起動してもよい。端末装置1の初期設定は、利用者が端末装置1を使い始める時や端末装置1がリセットされた時などに実行される。なお、アプリケーション起動部24は、利用者の所定の操作に応じて、ホーム画面復元アプリケーション33aを起動してもよい。
(ステップS2)記録データ取得部22が、図6に例示されるホーム画面構成情報記録データ40を取得する。
ここで、図6及び図7を参照してホーム画面構成情報記録データ40を説明する。図6は、本実施形態に係るホーム画面構成情報記録データ40の構成例を示す図表である。図7は、本実施形態に係るホーム画面構成情報記録データ40を説明するための図である。ホーム画面構成情報記録データ40は、端末装置1以外の他の端末装置又は端末装置1のホーム画面の画面構成情報の記録データである。
図7において、ホーム画面の画面構成情報が記録される端末装置は、表示画面100を備える。表示画面100は、例えばタッチパネルの表示画面である。ホーム画面の画面構成情報が記録される端末装置のことを、説明の便宜上、元端末装置と称する。元端末装置の表示画面100には、ホーム画面110が表示される。ホーム画面110は、一つ又は複数の画面から構成される。ホーム画面110が複数の画面から構成される場合、ホーム画面110を構成する各画面は、画面スクロールによって、表示画面100に表示される。ホーム画面110にはアイコンGが配置される。図7の例では、ホーム画面110の一つの画面には最大16個のアイコンGが配置される。
元端末装置のホーム画面構成情報記録データ40は、元端末装置の各アプリケーションのアイコンGのホーム画面110における位置を示すアイコン位置情報を含む。図6において、ホーム画面構成情報記録データ40は、アイコンG毎に、アイコンGのアイコン位置情報と、アイコンGの画像データ(アイコン画像データ)と、アイコンGに対応付けられているアプリケーションの識別情報(アプリケーションID)と、アイコンGに対応付けられているアプリケーションの起動回数を示す起動回数情報を有する。
ここで、起動回数情報とは、元端末装置が各アプリケーションをインストール後、起動した回数を示す情報である。
元端末装置のホーム画面構成情報記録データ40は、自動的に又は元端末装置の利用者の所定の操作に応じて記録される。端末装置1においては、記録データ記憶制御部23が、端末装置1のホーム画面の画面構成情報を記録する機能を有する。記録データ記憶制御部23は、所定のタイミングで端末装置1のホーム画面の画面構成情報を記録する。例えば、記録データ記憶制御部23は、定期的に端末装置1のホーム画面の画面構成情報を記録してもよい。なお、記録データ記憶制御部23は、利用者の所定の操作に応じて、端末装置1のホーム画面の画面構成情報を記録してもよい。
端末装置1は、元端末装置のホーム画面の画面構成情報が記録されたホーム画面構成情報記録データ40を取得する。元端末装置は、例えば、端末装置1の利用者が以前に使用していた端末装置である。端末装置1の利用者が以前に使用していた端末装置として、例えば、利用者が端末装置1に機種変更するまで使用していた機種変更前の端末装置が挙げられる。又は、元端末装置は、端末装置1の利用者以外の他者が使用している若しくは使用していた端末装置である。端末装置1の利用者以外の他者として、例えば、端末装置1の利用者の家族や友人などが挙げられる。又は、元端末装置は、利用者が使用している端末装置1である。
元端末装置のホーム画面構成情報記録データ40は、利用者情報管理サーバ3に格納されたり、又は、記録媒体17に格納されたりする。利用者情報管理サーバ3は、利用者識別情報(利用者ID)に関連付けてホーム画面構成情報記録データ40を格納する。端末装置1の記録データ取得部22は、利用者情報管理サーバ3からホーム画面構成情報記録データ40を取得する場合、利用者情報管理サーバ3へ利用者IDを送信し、該利用者IDに関連付けられているホーム画面構成情報記録データ40を利用者情報管理サーバ3から受信する。記録データ取得部22が利用者情報管理サーバ3へ送信する利用者IDは、予め、端末装置1に設定されている。又は、記録データ取得部22が利用者情報管理サーバ3へ送信する利用者IDは、ホーム画面構成情報記録データ40を取得する際に、利用者が入力してもよい。
また、記録データ取得部22は、端末装置1の接続部16に接続された記録媒体17からホーム画面構成情報記録データ40を取得する場合、接続部16により該記録媒体17からホーム画面構成情報記録データ40を読み出す。
説明を図5に戻す。
(ステップS3)ホーム画面構成部21は、記録データ取得部22が取得したホーム画面構成情報記録データ40を使用して、端末装置1のホーム画面を構成する。
(ステップS4)端末装置1の表示部15は、ホーム画面構成部21が構成したホーム画面を自己の表示画面に表示する。
次に図8を参照して、上記の図5のステップS3のホーム画面構成方法を説明する。図8は、本実施形態に係るホーム画面構成方法のフローチャートである。本ホーム画面構成方法の説明において、ホーム画面構成情報記録データ40とは、上記の図5のステップS2で記録データ取得部22が取得したホーム画面構成情報記録データ40のことである。
(ステップS11)ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDの中に、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが有るかを判断する。端末装置1_未インストールアプリケーションとは、端末装置1にインストールされていないアプリケーションのことである。端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDとは、端末装置1_未インストールアプリケーションのアプリケーションIDのことである。
本実施形態では、記憶部12に格納されるデータファイル34として、図9に例示されるインストール済みアプリケーション情報ファイル34aを備える。インストール済みアプリケーション情報ファイル34aは、端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDの全ての一覧の情報を有する。端末装置1_インストール済みアプリケーションとは、端末装置1にインストールされているアプリケーションのことである。端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDとは、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアプリケーションIDのことである。
アプリケーション起動部24は、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、該アイコン指定信号で示される指定されたアイコンに対応する端末装置1_インストール済みアプリケーションを起動する。アプリケーション起動部24は、アイコン指定信号で示される指定されたアイコンのアプリケーションIDがインストール済みアプリケーション情報ファイル34aに含まれる場合に、当該アプリケーションIDの端末装置1_インストール済みアプリケーションを起動する。端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号は、利用者が該アイコンを指定する操作に応じて発生される。又は、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号は、端末装置1内部で自動的に発生されてもよい。
ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDと、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに含まれるアプリケーションIDを比較する。ホーム画面構成部21は、該比較の結果、ホーム画面構成情報記録データ40の中に存在し且つインストール済みアプリケーション情報ファイル34aの中に存在しないアプリケーションIDが有る場合に、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDの中に端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが有ると判断する。
本実施形態では、記憶部12に格納されるデータファイル34として、図11に例示される差分情報ファイル34bを備える。図11は、本発明の一実施形態に係る差分情報ファイル34bの構成例を示す図である。差分情報ファイル34bは、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDと、供給可否情報と、優先度とを格納する。
ここで、供給可否情報とは、アプリケーションの供給が可能か否かを示す情報である。供給可否情報は、アプリケーションの供給が可能であること、又はアプリケーションの供給が不可能であることを示す。
ここで、優先度とは、対象未インストールアプリケーションのインストール処理を実行する優先度である。
ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDの中に端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが有ると判断した場合、該端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDを差分情報ファイル34bに追加する。供給可否情報と、優先度との追加については後述する。
(ステップS12)ステップS11の判断の結果、差分情報ファイル34bの中に、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが有る場合には、ステップS13に進む。一方、ステップS11の判断の結果、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれるアプリケーションIDの中に、端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDが無い場合には、ステップS14に進む。
(ステップS13)ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40の中に存在し且つインストール済みアプリケーション情報ファイル34aの中に存在しないアプリケーションIDに対応する端末装置1_未インストールアプリケーションの対処を行う。
[ステップS13の対処方法の詳細]
ステップS13では、端末装置1_未インストールアプリケーションが第1アプリケーション提供サーバ4、又は第2アプリケーション提供サーバ5から供給が可能かの問い合わせを行う。また、ステップS13では、端末装置1_未インストールアプリケーションが供給可能である場合、アプリケーションを優先度に基づいてインストールを行う。また、ステップS13では、第1アプリケーション提供サーバ4、及び第2アプリケーション提供サーバ5からの供給が不可能である端末装置1_未インストールアプリケーションを抽出する。
この対処方法の詳細の説明において、対象アプリケーションIDとは、ホーム画面構成情報記録データ40の中に存在し且つインストール済みアプリケーション情報ファイル34aの中に存在しないアプリケーションIDのことである。また、対象未インストールアプリケーションとは、対象アプリケーションIDに対応する端末装置1_未インストールアプリケーションのことである。
以下、図10を参照してステップS13の対処方法の詳細について説明する。図10は、本発明の一実施形態に係る未インストールアプリケーションの対処方法のフローチャートである。
(ステップS100)ホーム画面構成部21は、差分情報ファイル34bに含まれる対象未インストールアプリケーションの供給が可能か否かの問合せを第1アプリケーション提供サーバ4へ送信する。
ホーム画面構成部21は、第1アプリケーション提供サーバ4から差分情報ファイル34bに含まれる対象未インストールアプリケーションの供給可否情報を受信する。ホーム画面構成部21は、受信した供給可否情報を差分情報ファイル34bに追加する。
(ステップS120)成否判定部252は、ホーム画面構成部21が受信した象未インストールアプリケーションの供給可否情報に供給不可能であることを示す情報が含まれるか否かを判定する。成否判定部252が、ホーム画面構成部21が受信した対象未インストールアプリケーションの供給可否情報に供給不可能であることを示す情報が含まれると判定する場合には、ステップS130に進む。一方、成否判定部252が、供給可否情報に供給不可能であることを示す情報が含まれないと判定する場合には、ステップS135に進む。
(ステップS130)ホーム画面構成部21は、差分情報ファイル34bに含まれる対象未インストールアプリケーションのうち、第1アプリケーション提供サーバ4からの供給が不可能である対象未インストールアプリケーションを抽出する。ホーム画面構成部21は、抽出した第1アプリケーション提供サーバ4からの供給が不可能である対象未インストールアプリケーションについて供給が可能か否かの問い合わせを第2アプリケーション提供サーバ5へ送信する。
ホーム画面構成部21は、第2アプリケーション提供サーバ5から差分情報ファイル34bに含まれる対象未インストールアプリケーションの供給可否情報を受信する。ホーム画面構成部21は、受信した供給可否情報を差分情報ファイル34bに追加する。
(ステップS135)ホーム画面構成部21は、上述のステップS100、及びステップS130において受信した供給可否情報を差分情報ファイル34bに追加する。これにより、図11に例示される各アプリケーションIDの供給可否情報に可能、又は不可能の情報が追加される。
(ステップS140)優先度判定部251は、差分情報ファイル34bに含まれる対象未インストールアプリケーションの起動回数情報に基づいて優先度を判定する。優先度判定部251は、差分情報ファイル34bに含まれる起動回数情報が所定の閾値より多い対象未インストールアプリケーションをインストール処理の優先度が高いと判定する。
ここで、本実施形態では所定の閾値が5000である場合について説明する。上述のステップS140により、図11に例示される差分情報ファイル34bの各優先度が追加される。
(ステップS150)アプリケーションインストール部25は、差分情報ファイル34bに含まれる対象未インストールアプリケーションのうち、供給可否情報が供給可能である対象未インストールアプリケーションであって、かつ優先度が高いアプリケーションからインストール処理を実行する。その後、アプリケーションインストール部25は、差分情報ファイル34bに含まれる対象未インストールアプリケーションのうち、供給可否情報が供給可能である対象未インストールアプリケーションであって、かつ優先度が低いアプリケーションについてもインストール処理を実行する。
(ステップS160)アプリケーションインストール部25は、該インストール処理の完了後に、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに対して、該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)を追加する。
また、ホーム画面構成部21は、差分情報ファイル34bから該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)を削除する。
ホーム画面構成部21は、ステップS100からステップS160を行うことにより、供給可否情報に基づいてインストール済みアプリケーション情報ファイル34aと、差分情報ファイル34bとを更新する。
以上がステップS13の対処方法の例の説明である。
なお、上述の対処方法は、端末装置1によって自動で行われてもよく、利用者の端末装置1の操作に応じて行われてもよい。例えば、第1アプリケーション提供サーバ4、又は第2アプリケーション提供サーバ5から受信した供給可否情報が対象未インストールアプリケーションの供給可能を示す場合には、該対象未インストールアプリケーションを自動で取得してもよい。一方、第1アプリケーション提供サーバ4、又は第2アプリケーション提供サーバ5から受信した供給可否情報が対象未インストールアプリケーションの供給可能を示す場合には、利用者の操作に応じて該対象未インストールアプリケーションの取得を実行してもよい。
なお、上述の対処法は、無線通信ネットワーク2には、第1アプリケーション提供サーバ4と、第2アプリケーション提供サーバ5とが接続される場合について説明したが、これに限られない。無線通信ネットワーク2には、第1アプリケーション提供サーバ4のみが接続されていてもよく、この場合には、ホーム画面構成部21は、ステップS120を実行せず、処理をステップS135へ進めてもよい。
ステップS13の対処方法を実行することにより、差分情報ファイル34bには、第1アプリケーション提供サーバ4、及び第2アプリケーション提供サーバ5からアプリケーションの供給が不可能である該対象未インストールアプリケーションのアプリケーションID(対象アプリケーションID)が含まれる。供給可否情報のうち、アプリケーションの供給が不可能であることを示す情報の例を以下に示す。
(供給否情報の例1)
供給否情報の例1は、第1アプリケーション提供サーバ4、及び第2アプリケーション提供サーバ5が当該アプリケーションを提供していないために、供給できないことを示す。
(供給否情報の例2)
供給否情報の例2は、問合せ元の端末装置1では当該アプリケーションが技術的に動作しないために、供給できないことを示す。アプリケーションが技術的に動作しないことの例として、端末装置1のハードウェアのスペックが当該アプリケーションに適合しないことが挙げられる。
(供給否情報の例3)
供給否情報の例3は、問合せ元の端末装置1では、当該アプリケーションが技術的には動作するが、当該アプリケーションの供給が制限されているために、供給できないことを示す。アプリケーションの供給が制限されていることの例として、あるOSに対しては当該アプリケーションの供給が許可されているが、該OSとは異なる他のOSに対しては当該アプリケーションの供給が許可されていないことが挙げられる。アプリケーションの供給が制限されていることの他の例として、当該アプリケーションの使用には使用権が必要であり、問合せ元の端末装置1又は利用者が当該アプリケーションの使用権を有していないことが挙げられる。アプリケーションの使用権として、例えば、アプリケーションの使用料の前払い又は後払いの契約完了により付与される使用権が挙げられる。
(供給否情報の例4)
供給可否情報の例4は、問合せ元の端末装置1では当該アプリケーションが動作しないように、当該アプリケーションに対して制限がされているために、供給できないことを示す。この例として、特定のメーカの製品のみで動作するように、アプリケーションに対して制限がされていることが挙げられる。例えば、A社製の端末装置では動作するが、A社以外の他社製の端末装置では動作しないことが挙げられる。
以上が供給否情報の例の説明である。
説明を図8に戻す。
(ステップS14)ホーム画面構成部21は、アイコンを配置したホーム画面を構成する。このホーム画面の構成では、ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる各アプリケーションのアイコンのアイコン位置情報に基づいて、各アプリケーションのアイコンを該アイコン位置情報で示される位置に配置したホーム画面を構成する。以下に、ホーム画面構成方法の例を説明する。
(ホーム画面構成方法の例1)
ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる各アプリケーションのアイコンのアイコン位置情報に基づいて、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンを、当該端末装置1_未インストールアプリケーションに対応付けられている該アイコン位置情報で示される位置に配置したホーム画面を構成する。
端末装置1_未インストールアプリケーションは端末装置1にインストールされていないので、同じアプリケーションが元端末装置にインストールされていて該アプリケーションのアイコンが元端末装置のホーム画面110に配置されていても、従来は該アプリケーションのアイコンを配置したホーム画面を復元することができなかった。しかし、本ホーム画面構成方法の例1によれば、元端末装置のホーム画面110に配置されていた端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面を、端末装置1で復元することができる。
なお、ホーム画面構成部21は、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンと、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンとで異なる表示方法にしてもよい。また、ホーム画面構成部21は、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、端末装置1に対してインストールが制限されていないアプリケーションと制限されているアプリケーションとで、アイコンの表示方法を異なるようにしてもよい。インストールが制限されているアプリケーションは、上述の供給否情報の例2、例3、及び例4に相当するアプリケーションである。以下、アイコン表示方法の例を説明する。
例えば、アイコンの表示態様を異なるようにしてもよい。アイコンの表示態様には、アイコンの画像の透過度、アイコンの画像の形状、及び、アイコンの画像の色が含まれる。例えば、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンと、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンとで、アイコンの画像の透過度を変えてもよい。例えば、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンの画像の透過度よりも、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンの画像の透過度を高くしてもよい。例えば、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンの画像の透過度を0(透過なし)とし、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンの画像の透過度をそれよりも高い値例えば50%にしてもよい。透過度が高いアイコンは見え難くなるので、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであることを認識し易くできる。
さらに、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、端末装置1に対してインストールが制限されていないアプリケーションのアイコンと制限されているアプリケーションのアイコンとで、アイコンの画像の透過度を変えてもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、端末装置1に対してインストールが制限されていないアプリケーションのアイコンの画像の透過度よりも、制限されているアプリケーションのアイコンの画像の透過度を高くしてもよい。例えば、端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンの画像の透過度を0(透過なし)とし、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、端末装置1に対してインストールが制限されていないアプリケーションのアイコンの画像の透過度をそれよりも高い値例えば50%にし、制限されているアプリケーションのアイコンの画像の透過度をそれよりもさらに高い値例えば75%にしてもよい。透過度が高いアイコンは見え難くなるので、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであること、さらにはインストールが制限されているアプリケーションであることを認識し易くできる。
また、端末装置1_未インストールアプリケーションの種類に基づいて、アイコンの表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置1に対してインストールが制限されているアプリケーションのうち、アプリケーションの使用権を取得すれば該制限が解除されるアプリケーションについては、アイコンの画像の透過度を高くする対象から除外してもよい。又は、アプリケーションの使用権を取得すれば該制限が解除されるアプリケーションについては、他の制限されているアプリケーションよりもアイコンの画像の透過度を低くしてもよい。アイコンの画像の透過度が低いアイコンは見え易くなるので、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであること、さらにはアプリケーションの使用権を取得すれば該制限が解除されるアプリケーションであることを認識し易くできる。
例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、アイコンの画像の透過度を高くする対象から除外してもよい。又は、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては目立つように、他のアプリケーションとは、アイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を変更してもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、アイコンの画像の透過度を例えば0(透過なし)とし、さらにはアイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を目立つ様に他のアイコンとは変更してもよい。重要なアプリケーションに対するそれらのアイコンの表示態様によれば、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであって重要なアプリケーションであることを認識し易くできる。重要なアプリケーションとして、例えば、災害時等に使用される緊急性の高いアプリケーションが挙げられる。
また、表示制御部26は、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンがホーム画面に表示されてからの時間経過に基づいて、アイコンの表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンの画像の透過度を、該アイコンがホーム画面に配置されてからの時間経過に伴って段階的に高くしたり又は低くしたりしてもよい。
例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、アイコンがホーム画面に配置されてから一定の時間が経過したら、該アイコンが目立つ様にアイコンの表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち重要なアプリケーションのアイコンがホーム画面に配置されてから一定の時間が経過したら、該アイコンの画像の透過度をより低い値例えば0(透過なし)に変更してもよい。さらにはアイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を目立つ様に変更してもよい。
また、表示制御部26は、端末装置1_未インストールアプリケーションの優先度に基づいて、アイコンの表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのアイコンの画像の透過度を、該アイコンの優先度に基づいて高くしたり又は低くしたりしてもよい。
例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、優先度の高いアプリケーションについては、該アイコンが目立つ様にアイコンの表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち優先度の高いアプリケーションのアイコンを、該アイコンの画像の透過度を例えば0(透過なし)とし、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち優先度の低いアプリケーションのアイコンの画像の透過度をそれよりも高い値例えば50%にしてもよい。さらには、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち優先度の高いアプリケーションのアイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を目立つ様に変更してもよい。また、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち優先度の低いアプリケーションのアイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を目立たない様に変更してもよい。
透過度が低いアイコンは見え易くなるので、利用者に対して、優先度の高い該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであることを認識し易くできる。また、透過度が高いアイコンは見え難くなるので、利用者に対して優先度の低い該アイコンのアプリケーションを認識する手間を低減することができる。
例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、優先度に関わらずアイコンの画像の透過度を高くする対象から除外してもよい。端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、優先度が低い場合であっても、アイコンの画像の透過度を例えば0(透過なし)としてもよい。
透過度が低いアイコンは見え易くなるので、利用者に対して、重要なアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであることを認識し易くできる。
例えば、端末装置1_未インストールアプリケーションのうち、重要なアプリケーションについては、優先度に関わらず、他のアプリケーションより目立つように、他のアプリケーションとは、アイコンの画像の形状、又は、アイコンの画像の色を変更してもよい。
重要なアプリケーションに対するそれらのアイコンの表示態様によれば、利用者に対して、該アイコンのアプリケーションが端末装置1_未インストールアプリケーションであって重要なアプリケーションであることを認識し易くできる。重要なアプリケーションとして、例えば、災害時等に使用される緊急性の高いアプリケーションが挙げられる。
以上がホーム画面構成方法の例1の説明である。
(ホーム画面構成方法の例2)
ホーム画面構成部21は、ホーム画面構成情報記録データ40にアイコン位置情報が存在するアイコンであって端末装置1で起動することが制限されたアプリケーションのアイコンである第1のアイコンと端末装置1_インストール済みアプリケーションのアイコンであってホーム画面構成情報記録データ40にアイコン位置情報が存在しないアイコンである第2のアイコンを対応付けた第3のアイコンをさらに配置したホーム画面を構成する。
差分情報ファイル34bにおいて供給可否情報が供給不可能であることを示す端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDに対応する端末装置1_未インストールアプリケーションは、端末装置1で起動することが制限されたアプリケーションである。ホーム画面構成部21は、差分情報ファイル34bにおいて供給可否情報が供給不可能であることを示す端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDのアイコンを、第1のアイコンであると判断する。
以下、差分情報ファイル34bにおいて供給可否情報が供給不可能を示す情報であるアイコンを第1のアイコンとも記載する。
ホーム画面構成部21は、インストール済みアプリケーション情報ファイル34aに含まれる端末装置1_インストール済みアプリケーション_アプリケーションIDのうち、ホーム画面構成情報記録データ40にアイコン位置情報が存在しないアプリケーションIDのアイコンを、第2のアイコンであると判断する。
本実施形態では、第3のアイコンの例として、フォルダのアイコンを使用する。ここでは、説明の便宜上、第3のアイコンが示すフォルダの名称を「その他フォルダ」とする。ホーム画面構成部21は、第2のアイコンをその他フォルダのアイコンに対応付ける。例えば、第2のアイコンは、その他フォルダに格納されてもよい。ホーム画面構成部21は、その他フォルダのアイコンをホーム画面に配置する。第2のアイコンがその他フォルダに格納された場合、表示制御部26は、その他フォルダのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、その他フォルダに格納されている第2のアイコンを、表示部15の表示画面に表示させる。
以上がホーム画面構成方法の例2の説明である。
(ステップS15)削除部27は、ステップS14の(ホーム画面構成方法の例1)、又は(ホーム画面構成方法の例2)において、ホーム画面構成部21によって配置されたアイコンのうち、第1のアイコンをホーム画面から削除する。以下に、第1のアイコンの削除例を説明する。
(第1のアイコンの削除方法の例1;削除フォルダに格納)
削除部27は、差分情報ファイル34bにおいて、供給可否情報が供給不可能であることを示す端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDの第1のアイコンを、第4のアイコンに格納する。
本実施形態では、第4のアイコンの例として、フォルダのアイコンを使用する。ここでは、説明の便宜上、第4のアイコンが示すフォルダの名称を「削除フォルダ」とする。ホーム画面構成部21は、第1のアイコンを削除フォルダのアイコンに対応付ける。例えば、第1のアイコンが削除フォルダに格納されてもよい。ホーム画面構成部21は、その他フォルダのアイコンをホーム画面に配置する。第1のアイコンが削除フォルダに格納された場合、表示制御部26は、削除フォルダのアイコンが指定されたことを示すアイコン指定信号に基づいて、削除フォルダに格納されている第1のアイコンを、表示部15の表示画面に表示させる。
以上が第1のアイコンの削除方法の例1の説明である。
(第1のアイコンの削除方法の例2;一括削除)
表示制御部26は、差分情報ファイル34bにおいて、供給可否情報が供給不可能であることを示す端末装置1_未インストールアプリケーション_アプリケーションIDの第1のアイコンを、一括で削除するか否かを利用者が選択操作する画面を表示画面に表示する。利用者が表示画面に表示された画面に基づいて、第1のアイコンを一括で削除する選択をした場合、削除部27は、利用者の操作に応じて、第1のアイコンと、第1のアイコンを格納する削除フォルダとを合わせて削除する。
以上が第1のアイコンの削除方法の例2の説明である。
[ステップS15の削除方法の詳細]
ステップS15では、上述の削除方法の例1、又は削除方法の例2によってホーム画面から削除する。
以下、図12を参照してステップS15の削除方法の詳細について説明する。図12は、本発明の一実施形態に係る未インストールアプリケーションの削除方法のフローチャートである。
(ステップS500)削除部27は、表示画面に第1のアイコンが存在するか否かを判断する。
(ステップS510)削除部27の判断の結果、表示画面に第1のアイコンが存在する場合には、ステップS520に進む。一方、表示画面に第1のアイコンが存在しない場合には、ステップS15の処理を終了する。
(ステップS520)表示制御部26は、表示画面にエラーメッセージを出力する。エラーメッセージには、第1アプリケーション提供サーバ4、及び第2アプリケーション提供サーバ5から取得できないアプリケーションが存在することを利用者に通知する内容が含まれる。また、表示制御部26は、表示画面に第1のアイコンを削除する方法を選択する画面を出力する。この選択には、上述の削除方法の例1の選択肢と、削除方法の例2選択肢と、削除しない選択肢とを通知する内容が含まれる。
(ステップS530)利用者は、表示画面に出力された第1のアイコンを削除する方法を選択する画面に基づいて削除方法を選択し、操作部14に入力する。操作部14は、利用者が選択した削除方法を示す情報を取得する。
(ステップS550)上述のステップS530において操作部14が取得した削除方法を示す情報が、削除方法の例1である第1のアイコンを一括で削除フォルダへ格納することを示す場合には、ステップS560に進む。一方、削除方法を示す情報が、削除方法の例2である第1のアイコンを一括削除することを示す場合には、ステップS570に進む。
(ステップS560)削除部27は、第1のアイコンを、削除フォルダに格納する。
(ステップS570)削除部27は、第1のアイコンと、削除フォルダとを削除する。
図13は、従来の技術に係るホーム画面の復元の例の説明図である。図13において、端末装置1の表示部15は表示画面200を備える。表示画面200は、例えばタッチパネルの表示画面である。表示画面200には、ホーム画面210が表示される。ホーム画面210は、一つ又は複数の画面から構成される。ホーム画面210が複数の画面から構成される場合、ホーム画面210を構成する各画面は、画面スクロールによって、表示画面200に表示される。ホーム画面210にはアイコンGが配置される。なお、図13中のアイコンGの中には、説明の便宜上、該アイコンGのアプリケーションのアプリケーションIDを記している。
元端末装置のホーム画面構成情報記録データ40が記録され、該ホーム画面構成情報記録データ40が端末装置1に取得された。該ホーム画面構成情報記録データ40は、図13に示される元端末装置のホーム画面110の画面構成情報の記録データである。図13に示される元端末装置のホーム画面110には、11個のアイコンGが配置されている。該11個のアイコンGのアプリケーションIDは、ID_1〜11である。
端末装置1は、取得したホーム画面構成情報記録データ40に基づいて、ホーム画面210を構成する。この結果として、図13に示されるホーム画面210が構成された。元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_1、ID_2、ID_3、ID_4、ID_5、ID_6、及びID_9のアイコンGのアプリケーションは、ホーム画面構成情報記録データ40に基づいたホーム画面210の構成前に既に端末装置1にインストールされていたアプリケーションである。
端末装置1_インストール済みアプリケーションのうちID_12、ID_13、ID_14、およびID_15のアプリケーションは、ホーム画面構成情報記録データ40の中にアイコン位置情報が無かった。このため、ID_12、ID_13、ID_14、およびID_15のアイコンGはその他フォルダに格納された。図13に示すホーム画面210には、その他フォルダのアイコンGが配置された。
元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_7、ID_8、ID_10、及びID_11のアイコンGのアプリケーションは、ホーム画面構成情報記録データ40に基づいたホーム画面210の構成時において、端末装置1にインストールされていない端末装置1_未インストールアプリケーションであった。また、ID_7、ID_8、ID_10、及びID_11のアイコンGのアプリケーションは、第1アプリケーション提供サーバ4、及び第2アプリケーション提供サーバ5から取得できない端末装置1_未インストールアプリケーションであった。
このため、端末装置1は、ID_7、ID_8、ID_10、及びID_11のアプリケーションの取得を試みた。この結果、端末装置1は、ID_ID_7、ID_8、ID_10、及びID_11のアプリケーションを第1アプリケーション提供サーバ4、及び第2アプリケーション提供サーバ5から取得できなかった。これにより、図13に示す従来の技術では、ホーム画面210において、ID_7、ID_8、ID_10、及びID_11のアイコンGが、元端末装置のホーム画面110における位置に対応する位置に、画像の透過度が50%で配置された。つまり、従来の技術によるホーム画面210には、第1のアイコンであるID_7、ID_8、ID_10、及びID_11が配置される。
図14は、本発明の一実施形態に係る第1のアイコンの削除の例の説明図である。図14(a)は、上述の削除方法の例1である第1のアイコンを一括で削除フォルダへ格納することを示す図である。また、図14(b)は、上述の削除方法の例2である第1のアイコンを一括削除することを示す図である。
図13における各アイコンGと、図14における各アイコンGとは同一の符号を付してその説明を省略する。
図14(a)において、端末装置1の表示部15は表示画面200を備える。表示画面200は、例えばタッチパネルの表示画面である。表示画面200には、ホーム画面220が表示される。端末装置1は、取得したホーム画面構成情報記録データ40に基づいて、ホーム画面220を構成する。
元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_7、ID_8、ID_10、及びID_11のアイコンGのアプリケーションは、上述の削除方法の例1に基づいて、削除フォルダに格納された。図14に示すホーム画面220には、削除フォルダのアイコンGが配置された。
図14(b)において、端末装置1の表示部15は表示画面200を備える。表示画面200は、例えばタッチパネルの表示画面である。表示画面200には、ホーム画面230が表示される。端末装置1は、取得したホーム画面構成情報記録データ40に基づいて、ホーム画面230を構成する。
元端末装置のホーム画面110に配置されていたID_7、ID_8、ID_10、及びID_11のアイコンGは、上述の削除方法の例2に基づいて、一括で削除された。そのため、図14(b)に示すホーム画面230には、ID_7、ID_8、ID_10、及びID_11のアイコンGの配置がされない。
上述した実施形態によれば、元端末装置のホーム画面110と見た目に類似するホーム画面210を端末装置1で復元した際に、取得することが不可能なアプリケーションのアイコンを一括でホーム画面から削除することができる。これにより、端末装置1に表示されるホーム画面を復元した際に、取得することが不可能なアプリケーションのアイコンを削除する手間を低減する効果が得られる。
また、優先度判定部251は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる対象未インストールアプリケーションの起動回数情報に基づいて優先度が判定されたが、異なる方法で判定してもよい。例えば、ホーム画面構成情報記録データ40には、起動回数情報に代わって対象未インストールアプリケーションの起動時間を示す起動時間情報が含まれていてもよい。また、優先度判定部251は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる対象未インストールアプリケーションの起動時間が所定の閾値より長い場合に、優先度が高いと判定してもよい。
また、ホーム画面構成情報記録データ40には、対象未インストールアプリケーションの使用状態に関する情報が含まれていてもよい。使用状態に関する情報とは、例えば、アプリケーション内の情報が閲覧されたか否かを示す閲覧状態情報である。閲覧状態情報が閲覧されたことを示す場合、アプリケーション内の情報が既読であることを示す。また、閲覧状態情報が閲覧されていないことを示す場合、アプリケーション内の情報が未読であることを示す。
すなわち、ホーム画面構成情報記録データ40には、対象未インストールアプリケーションの閲覧状態情報が含まれていてもよい。また、優先度判定部251は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる対象未インストールアプリケーションの閲覧状態情報に基づいて、優先度を判定してもよい。例えば、優先度判定部251は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる対象未インストールアプリケーションの閲覧状態情報が閲覧されていないことを示す場合、優先度が高いと判定してもよい。
また、ホーム画面構成情報記録データ40には、対象未インストールアプリケーションの更新に関する情報が含まれていてもよい。更新に関する情報とは、例えば、対象未インストールアプリケーションがアップデート可能な状態であるか否かを示す更新可否情報である。更新可否情報がアップデート可能な状態を示す場合、対象未インストールアプリケーションより新しいバージョンのアプリケーションをサーバからダウンロード可能な状態であることを示す。また、更新可否情報がアップデート不可能な状態を示す場合、対象未インストールアプリケーションが既に最新のアプリケーションであることを示す。
すなわち、ホーム画面構成情報記録データ40には、対象未インストールアプリケーションの更新可否情報が含まれていてもよい。また、優先度判定部251は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる対象未インストールアプリケーションの更新可否情報に基づいて、優先度を判定してもよい。例えば、優先度判定部251は、ホーム画面構成情報記録データ40に含まれる対象未インストールアプリケーションの更新可否情報がアップデート可能な状態を示す場合、優先度が高いと判定してもよい。
また、ホーム画面構成情報記録データ40には、ホーム画面構成情報記録データ40が生成された時刻に、元端末装置において動作中であった対象未インストールアプリケーションに関する情報が含まれていてもよい。優先度判定部251は、ホーム画面構成情報記録データ40が生成された時刻に、端末装置1において動作中であった対象未インストールアプリケーションの優先度が高いと判定してもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態では、端末装置1は、無線通信ネットワーク2を介して他の装置と通信を行うが、これに限定されない。端末装置1は、無線又は有線の通信ネットワークを介して他の装置と通信を行うものであってもよい。この場合、端末装置1は、無線又は有線の通信ネットワークを介して、利用者情報管理サーバ3、第1アプリケーション提供サーバ4及び第2アプリケーション提供サーバ5にアクセスする。
また、上述の実施形態では、ホーム画面構成情報記録データ40はアイコン画像データを含むが、アイコン画像データをホーム画面構成情報記録データ40に含めず、端末装置1がアプリケーションIDに基づいてアイコン画像データを取得してもよい。例えば、端末装置1は、第1アプリケーション提供サーバ4又は第2アプリケーション提供サーバ5からアイコン画像データを取得してもよい。又は、端末装置1が、予め、アイコン画像データを初期データファイルに保持してもよい。
また、上述した端末装置1の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。