JP6096080B2 - モータ駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを駆動制御するモータ駆動制御装置に関する。
モータ駆動制御装置として、ブラシレスモータを駆動する駆動回路、ブラシレスモータの各相のコイルと中性点との間に介装された半導体リレー、並びに、駆動回路及び半導体リレーを制御する制御回路を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる半導体リレーは、各相のコイルと駆動回路との間の通電ラインなどにおける地絡や相間短絡による意図しない閉回路の形成を遮断する遮断器として機能するため、ブラシレスモータが、例えば、電動パワーステアリング装置におけるアシストモータとして用いられた場合には、地絡や相間短絡が発生しても、これらに起因して形成される閉回路を開放して操舵力補助の継続を可能にしている。
ここで、半導体リレーが、その構造上、必然的に形成される寄生ダイオードを有するものである場合、半導体リレーのスイッチ動作を行うスイッチング部をオフにしても、寄生ダイオードの順方向に電流が流れてしまって閉回路の形成を回避できないケースがあり得るため、特許文献1には、各相において、2つの半導体リレーを寄生ダイオードの順方向が互いに逆となるように直列に接続してコイルと中性点との間に介挿したものが開示されている。
特開2007−295658号公報
しかしながら、各相において介装される半導体リレーの数が2つとなると、各相のインピーダンスが2倍となってモータ効率を低下させてしまうとともに、部品点数の増加によりモータの製品コストに影響を与えるおそれがある。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、半導体リレーの数を増加させることなく、地絡や相間短絡による閉回路の形成を回避するモータ駆動制御装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係るモータ駆動制御装置は、3相を有するモータを駆動する駆動回路と、モータの各相のコイルと中性点との間に1つずつ介挿された半導体スイッチング素子と、駆動回路及び半導体スイッチング素子を制御する制御回路と、を備えることを前提とする。かかるモータ駆動制御装置では、3相のうち少なくとも2相のコイルと中性点との間に介挿された半導体スイッチング素子が、夫々、その等価回路において、スイッチ動作を行う1つのスイッチング部と、スイッチング部をバイパスするバイパスラインで少なくとも2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部と、を備え、駆動回路と各相のコイルとを結ぶ通電ラインのうち、1相に対する通電ラインと電源とを接続する第1電圧安定化手段を設け、この1相以外の他の2相に対する通電ラインとグランドとを接続する第2電圧安定化手段を設けている。
本発明のモータ駆動制御装置によれば、半導体リレーの数を増加させることなく、地絡や相間短絡の発生に起因した閉回路の形成を回避することができる。
電動パワーステアリングシステムの一例を示す概略図である。 モータ駆動制御装置の第1実施形態を示す説明図である。 半導体リレーの一例を示す構造断面図である。 モータ故障診断処理を示すフローチャートである。 地絡による閉回路の発生を説明する説明図である。 相間短絡による閉回路の発生を説明する説明図である。 順方向が単一のダイオード部を有する半導体リレーを1つ介挿したブラシレスモータを示す説明図である。 順方向が単一のダイオード部を有する半導体リレーを2つ介挿したブラシレスモータを示す説明図である。 モータ駆動制御装置の第2実施形態を示す説明図である。 半導体リレーの故障診断処理を示すフローチャートである。 半導体リレーの組み合わせを示す説明図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための第1実施形態について詳述する。
図1は、電動パワーステアリングシステムの一例を示す。
電動パワーステアリングシステム10は、運転者による操舵操作が入力されるステアリングホイール12と、ステアリングホイール12に接続されるステアリングシャフト14と、ステアリングシャフト14と第1のユニバーサルジョイント16を介して接続される中間シャフト18と、中間シャフト18と第2のユニバーサルジョイント20を介して接続されるピニオンシャフト22と、ピニオンシャフト22と一体に回転するピニオンギア24と、ピニオンギア24と噛み合いピニオンギア24の回転運動を直線運動に変換するラックギア26と、ラックギア26の運動を操向輪28に伝達するタイロッド30と、を備えている。
また、電動パワーステアリングシステム10は、運転者の操舵操作による操舵力を補助するために、操舵補助力の動力源であるアシストモータとしてのブラシレスモータ32と、ブラシレスモータ32の出力を減速してステアリングシャフト14に伝達する減速機34と、運転者の操舵操作による操舵トルクを検出するトルクセンサ36と、ブラシレスモータ32を駆動制御するモータ駆動制御装置(インバータ装置)38と、を備えている。
トルクセンサ36は、運手者がステアリングホイール12を回動させたとき、このステアリングホイール12からステアリングシャフト14を介してピニオンギア24に伝達されるトルクを検出し、このトルクに応じたトルク信号を出力する。トルクセンサ36は、例えば、ステアリングシャフト14に歪ゲージを取り付けてステアリングシャフト14の捩れ量を検出し、あるいは、ステアリングシャフト14の途中にトーションバーなどのねじれバネ機構を介挿してバネ機構の捩れ量を検出し、この捩れ量に基づいてトルクを演算する。
減速機34は、例えば、ねじ歯車(ウォーム)と、ステアリングシャフト14に同心に固定されたはす歯歯車(ウォームホイール)と、を組み合わせたウォームギアを含む減速機構、又は遊星ギアを含む減速機構などで実現され、減速機34にウォームギアを用いる場合には、ブラシレスモータ32の出力軸32aをウォームへ同心に接続することで、ブラシレスモータ32の出力は、ウォームと噛合するウォームホイールを介してステアリングシャフト14に伝達される。
図2は、ブラシレスモータ32及びモータ駆動制御装置38の内部構成の一例を示す。
ブラシレスモータ32は、3相の直流同期電動機であり、U相、V相、及びW相の3相のコイル32u,32v,32wを、図示省略した円筒状のステータ(固定子)に備え、各相のコイル32u,32v,32wの一端を互いに接続してスター結線を構成している。また、ステータの中央部に形成した空間に図示省略したロータ(永久磁石回転子)を回転可能に備え、前述したブラシレスモータ32の出力軸32aは、ロータの回転中心において外方、すなわち、減速機34へ向けて延設されてなる。
モータ駆動制御装置38は、ブラシレスモータ32を駆動する駆動回路(インバータ回路)40と、ロータの磁極位置を検出する磁極位置検出手段42と、駆動回路40を制御する制御器(制御回路)44と、を備えている。
駆動回路40は、スイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbが3相ブリッジ接続された回路を有し、この回路には、図示省略の電源回路から電圧Vbが供給されている。すなわち、上側スイッチング素子40ua,40va,40waの一端が電源回路と接続され、他端が下側スイッチング素子40ub,40vb,40wbの一端と接続され、下側スイッチング素子40ub,40vb,40wbの他端は、グランドに接続されている。
駆動回路40において、スイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbは、例えば、FET(Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、又はバイポーラトランジスタなど、スイッチ動作を行わせることができる半導体素子で構成され、逆並列のダイオード40uda,40udb,40vda,40vdb,40wda,40wdbを夫々含んでなる。スイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbの制御端子(ゲート端子)は、制御器44に接続され、スイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbのオン/オフは、後述のように、制御器44によるPWM(Pulse Width Modulation)動作で制御される。
また、駆動回路40において、グランドと下側スイッチング素子40ub,40vb,40wbとの間には、シャント抵抗46u,46v,46wが介挿されている。シャント抵抗46u,46v,46wのそれぞれの両端は、制御器44内の電流検出回路(図示省略)に接続され、電流検出回路において、シャント抵抗46u,46v,46wのそれぞれの両端における電圧に基づいてブラシレスモータ32に流れる電流が検出される。
磁極位置検出手段42は、レゾルバ、ホール素子、ホールIC、磁気抵抗素子、ロータリーエンコーダなど、接触式又は非接触式を問わず、様々なセンサを用いることが可能であり、ロータの磁極位置に応じた磁極位置信号を制御器44へ出力する。
制御器44は、マイクロコンピュータを有し、トルクセンサ36からのトルク信号、シャント抵抗46u,46v,46wにおける電流検出値、及び磁極位置検出手段42からの磁極位置信号に基づいて、モータ印加電圧を制御するためのモータ電圧指令値を演算し、そのモータ電圧指令値に対応したモータ電圧指令信号をPWM搬送波(三角波)で変調する。そして、制御器44は、幅が変調された6つのPWM信号に基づいて、各スイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbの制御端子に入力されるゲート駆動信号を生成し、スイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbの制御端子に夫々出力する。
ここで、モータ駆動制御装置38は、ブラシレスモータ32の各相のコイル32u,32v,32wと駆動回路40との間の通電ラインなどにおける地絡や相間短絡による意図しない閉回路を開放する半導体リレー48u,48v,48wを更に備え、半導体リレー48u,48v,48wは、ブラシレスモータ32における各相のコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間に1つずつ介挿され、制御器44により個別もしくは同時に制御される。
半導体リレー48u,48v,48wは、夫々、その等価回路において、スイッチ動作を行う1つのスイッチング部48us,48vs,48wsと、スイッチング部48us,48vs,48wsをバイパスするバイパスラインで2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部48ud,48vd,48wdと、を備えているものである。
半導体リレー48u,48v,48wは、例えば、その構造上、必然的に形成される寄生ダイオードに加え、ショットキバリアダイオード(以下、「SBD」という)を内蔵させたMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などの半導体スイッチング素子としてもよい。このような半導体スイッチング素子は、例えば、特開平7−15009号公報や特開2010−81536号公報などに開示されている公知のものである。
図3は、半導体リレー48u,48v,48wの一例として、Nチャネルの縦型MOSFETの構造断面図を示す。
半導体リレー48u,48v,48wに適用されるNチャネルの縦型MOSFETは、夫々、ドレイン領域100、ベース領域102、ソース領域104、ドレイン領域100に接続されたドレイン電極106、ソース領域104及びベース領域102に接続されたソース電極108、ドレイン領域100とソース領域104との間に露出するベース領域102の表面を覆うゲート絶縁膜110、及びゲート絶縁膜110の上に配置されたゲート電極112を有する。
ドレイン領域100は、第1ドレイン領域100aと第2ドレイン領域100bとの2つで構成され、第1ドレイン領域100aを構成するN型(N+)のシリコン基板の上に、第2ドレイン領域100bとしてN-型のエピタキシャル層が形成されてなる。
ベース領域102は、ドレイン領域100におけるエピタキシャル層の表面側にP型層を拡散させて形成され、さらに、このP型層の表面付近に、高濃度のN型(N+)層を二重拡散させることで、ソース領域104が形成されている。
ベース領域102はソース電極108との接合面の下方領域(ソース領域104,104に挟まれた領域)とそれ以外の領域において互いに別の拡散プロセスにより形成されており、それぞれの不純物濃度が異なっている。すなわち、ベース領域102においてソース電極108との接合面の下方領域はP型半導体の濃度を低く抑えて形成され、それ以外の領域に比べて不純物濃度が低く形成されている。また、拡散プロセスによりN+濃度領域となったソース領域104の表面に、N型不純物をさらにイオン注入することにより、ソース領域104のごく表面のN型不純物が高濃度となるようにしている。
ソース電極108は、ベース領域102及びソース領域104の露出した部分(ゲート絶縁膜110で覆われていない部分)、及びゲート電極112の上を覆うゲート絶縁膜110にアルミニウムなどの金属を蒸着して形成されるため、ソース電極108は、ベース領域102及びソース領域104の露出した部分に対して金属−半導体接合されている。
ソース領域104のごく表面はN型不純物が高濃度となっているため、ソース電極108とソース領域104との接合はオーミック接合となっているが、ベース領域102において接合面の下方領域はP型不純物濃度が低く形成されているため、ソース電極108とベース領域102との接合面における接合は、その接合面にショットキ障壁を形成するショットキ接合となっている。
したがって、半導体リレー48u,48v,48wは、ベース領域102と第2ドレイン領域100bとのPN接合により必然的に生じるPN接合ダイオード、すなわち寄生ダイオード114が存在する一方、ソース電極108とベース電極102との接合面でショットキ接合によるSBD116が形成される。
ゲート電極112にプラスの電圧が印加されると、ゲート電極112に対向するベース領域102の表面に反転層が生じてN型のチャネルが形成され、この部分がスイッチ動作を行うスイッチング部48us,48vs,48wsに相当するので、半導体リレー48u,48v,48wは、夫々、その等価回路において、スイッチング部48us,48vs,48wsをバイパスするバイパスラインで寄生ダイオード114及びSBD116を順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部48ud,48vd,48wdを備えている。
半導体リレー48u,48v,48wでは、ソース電極108とドレイン電極106との間に印加される電圧がいずれの方向であっても、スイッチング部48us,48vs,48wsと並列に接続された寄生ダイオード114及びSBD116を通るバイパスライン、すなわち、ダイオード部48ud,48vd,48wdには電流が流れないようになっている。
なお、駆動回路40におけるスイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbは、本実施形態において、内蔵するダイオードの特性という点で、地絡及び相間短絡による閉回路を開放する半導体リレー48u,48v,48wと異なる。
図3に示した前述のNチャネルの縦型MOSFETは半導体リレー48u,48v,48wの単なる一例にすぎず、半導体リレー48u,48v,48wは、その等価回路において、スイッチング部48us,48vs,48wsをバイパスするバイパスラインで2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部48ud,48vd,48wdが形成される半導体スイッチング素子であれば、いかなる形式のものであってもよい。したがって、前述のNチャネルの縦型MOSFETのように、プレーナ型、縦型構造、及びN型に限らず、半導体リレー48u,48v,48には、トレンチ型、横型構造、又はP型などを適宜選択することができる。
また、半導体リレー48u,48v,48wに内蔵されるダイオードとして、前述のように、ソース電極108とベース電極102との接合面でショットキ接合によるSBD116や、ベース領域102と第2ドレイン領域100bとのPN接合による寄生ダイオード114だけでなく、ソース領域108のN層を深くすることができれば、ベース領域102とソース領域104とのPN接合で形成される寄生ダイオードを利用してもよい。
要するに、半導体リレー48u,48v,48wは、夫々、その等価回路において、スイッチ動作を行う1つのスイッチング部48us,48vs,48wsと、スイッチング部48us,48vs,48wsをバイパスするバイパスラインで少なくとも2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部48ud,48vd,48wdと、を備えていればよい。
図4は、イグニッションキーがONとなったことを契機として、モータ駆動制御装置38によるブラシレスモータ32の駆動制御が開始される前に、制御器44により実行されるモータ故障診断処理の内容を示す。
ステップ1001(図では「S1001」と略記する。以下同様。)では、先ず、半導体リレー48u,48v,48wを全てONにして、各相のコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間を導通状態とする。
ステップ1002では、ブラシレスモータ32やモータ駆動制御装置38の駆動回路40に地絡や相間短絡などが発生しているか否かを、異常種別及び発生箇所の特定も含めて公知の診断方法により診断する。
地絡や相間短絡などが発生していないと診断された場合には、ブラシレスモータ32や駆動回路40は、閉回路が形成されていない正常状態にあるので、モータ駆動制御装置38による通常のブラシレスモータ32の駆動制御を行うべく、モータ故障診断処理を終了する(Yes)。すなわち、制御器44は、各相のコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間を全て導通状態に維持するように半導体リレー48u,48v,48wを制御しつつ、駆動回路40の制御を開始する。
一方、地絡や相間短絡などが発生していると診断された場合には、ブラシレスモータ32や駆動回路40などに閉回路が形成されている異常状態であるため、異常時処理を行うべくステップ1003へ進む(No)。
ステップ1003では、地絡や相間短絡による閉回路を開放する異常時処理を行う。
具体的には、地絡や相間短絡の発生している箇所に応じて、各相のコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間のうち全てではなく一部が非導通状態となるように半導体リレー48u,48v,48wを制御する。
例えば、図5に示すように、駆動回路40とW相のコイル32wとを結ぶ通電ラインがグランドと相対的に低インピーダンスで接続される地絡を起こした場合、上側スイッチング素子40uaと下側スイッチング素子40vbとをオンにする通電モードでは、中性点32n→半導体リレー48v→V相コイル32v→スイッチング素子40vb→グランド→地絡箇所→W相コイル32w→半導体リレー48w→中性点32nという閉回路(図中の網掛け太線)が形成されてしまうが、W相コイル32wと中性点32nとの間が非導通状態となるように半導体リレー48wをオフにする制御を行うことにより、閉回路を開放することができる。
また、例えば、図6に示すように、駆動回路40とV相のコイル32vとを結ぶ通電ラインと、駆動回路40とW相のコイル32wとを結ぶ通電ラインと、が相間短絡を起こした場合、中性点32n→半導体リレー48v→V相コイル32v→相間短絡箇所→W相コイル32w→半導体リレー48w→中性点32nという閉回路(図中の網掛け太線)が形成されてしまうが、V相コイル32vと中性点32nとの間、又はW相コイル32wと中性点32nとの間のいずれか一方が非導通状態となるように、半導体リレー48vと半導体リレー48wのいずれか一方をオフにする制御を行うことで閉回路を開放することができる。
半導体リレー48v及び半導体リレー48wが、図7に示すように、順方向を単一方向にのみ、例えば、中性点32nにのみ向けているダイオード部48vd及びダイオード部48wdを有している場合、図5のような地絡、又は図6のような相間短絡が発生すると、半導体リレー48wのスイッチング部48wsをオフにしたとしても、ダイオード部48wdを介して閉回路が形成されたまま開放されないこともあり得る。しかし、本実施形態における半導体リレー48u,48v,48wは全て、スイッチング部48us,48vs,48wsをバイパスするバイパスラインで少なくとも2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部48ud,48vd,48wdを備えているものである。このため、ダイオード部48ud,48vd,48wdを電流が通過することができないので、半導体リレー48wのスイッチング部48wsをオフにすれば、W相コイル32wと中性点32nとの間が非導通状態となるので、閉回路の形成を確実に回避することが可能である。
前述のように、各相のコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間のうち全てではなく一部が非導通状態となるように半導体リレー48u,48v,48wを制御するのは、地絡や相間短絡などの異常が発生しても、異常が発生していない相を用いて、ブラシレスモータ32の駆動制御を継続することで、電動パワーステアリングシステム10による操舵力の補助を不完全ながらも続行すべきとのニーズがあるからである。ブラシレスモータ32の用途によっては、ブラシレスモータ32の停止を優先して、すべての半導体リレー48u,48v,48wをオフにするよう制御してもよい。
このようなモータ駆動制御装置38によれば、スイッチング部48us,48vs,48wsをバイパスするバイパスラインで少なくとも2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部48ud,48vd,48wdを備えている半導体リレー48u,48v,48wを、ブラシレスモータ32における各相のコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間に1つずつ介挿している。
このため、閉回路の形成を確実に回避するために、図8に示すように、各相において、コイル32u,32v,32wと中性点32nとの間に、半導体リレー200uと半導体リレー200u´、半導体リレー200vと半導体リレー200v´、及び半導体リレー200wと半導体リレー200w´を夫々介挿して、各相における2つの半導体リレーを、寄生ダイオード200udと寄生ダイオード200ud´、寄生ダイオード200vdと寄生ダイオード200vd´、及び寄生ダイオード200wdと寄生ダイオード200wd´のそれぞれについて互いの順方向が逆となるように直列に接続する必要がなく、半導体リレーの数を増加させることがない。
したがって、閉回路の形成を確実に回避するために、各相のインピーダンス増大によるモータ効率の低下を招くことがなく、また、部品点数の増加ひいては製品コストの上昇を抑えることもできる。
次に、本発明を実施するための第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付すことでその説明を省略又は簡潔にする。
図9は、ブラシレスモータ32及びモータ駆動制御装置38の内部構成の一例を示す。
本実施形態のモータ駆動制御装置38は、第1実施形態と比べて、半導体リレー48u,48v,48wが故障しているか否かを診断するために用いられる電圧安定化手段50を更に備えている点で異なる。
電圧安定化手段50は、第1電圧安定化手段としてのプルアップ抵抗50a、及び第2電圧安定化手段としてのプルダウン抵抗50b,50cで構成される。プルアップ抵抗50aは、駆動回路40と各相のコイル32u,32v,32wとを結ぶ3つの通電ラインのうち、U相コイル32uに対する通電ラインと電圧Vbを供給する電源回路(図示省略)とを接続し、プルダウン抵抗50b,50cは、夫々、V相コイル32vに対する通電ラインとグランドとの間、及びW相コイル32wに対する通電ラインとグランドとの間を接続する。なお、プルアップ抵抗50aは、U相コイル32uに対する通電ラインと電圧Vbを供給する電源回路とを接続するものに限定されず、V相コイル32vあるいはW相コイル32wに対する通電ラインと電圧Vbを供給する電源回路とを接続するものであってもよく、この場合、プルダウン抵抗50b,50cは、プルアップ抵抗50aが接続された通電ライン以外の通電ラインに接続される。
また、制御器44は、U相コイル32uと駆動回路40とを結ぶ通電ライン、V相コイル32vと駆動回路40とを結ぶ通電ライン、及びW相コイル32wと駆動回路40とを結ぶ通電ラインに接続され、制御器44内の電圧検出回路(図示省略)によりブラシレスモータ32の各相の端子電圧を検出できるように構成されている。
図10は、イグニッションキーがONとなったことを契機として、モータ駆動制御装置38によるブラシレスモータ32の駆動制御が開始される前に、制御器44により実行される半導体リレー48u,48v,48wの故障診断処理を示す。なお、本故障診断処理による半導体リレー48u,48v,48wの故障有無を診断することにより、前述の第1実施形態におけるモータ故障診断処理の実行可否を早期に判断すべく、本故障診断処理をモータ故障診断処理の前に実行してもよい。
ステップ2001では、駆動回路40のスイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbを全てオフ(OFF)にする。
図8に示すように、各相において、半導体リレー200uと半導体リレー200u´との間、半導体リレー200vと半導体リレー200v´との間、及び半導体リレー200wと半導体リレー200w´との間を、夫々、内蔵する寄生ダイオードの順方向が互いに逆となるように直列に接続してコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間にそれぞれ介挿した場合、各相の2つの半導体リレーの故障を診断するためには、駆動回路40のスイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbを制御して各相に流れる電流の方向を切り換える必要があった。しかし、本実施形態のモータ駆動制御装置38では、後述のように、駆動回路40を用いずに半導体リレー48u,48v,48wの故障診断を行うことができるため、駆動回路40のスイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbを全てオフ(OFF)にしている。
ステップ2002では、U相の半導体リレー48uをオン(ON)にするとともに、V相の半導体リレー48v、及びW相の半導体リレー48wをオフ(OFF)にする。
ステップ2003では、V相及びW相の端子電圧が正常であるか否かを判定する。
半導体リレー48u,48v,48wが正常である場合には、U相のコイル32uと中性点32nとの間が導通状態であるが、V相コイル32vと中性点32nとの間、及びW相コイル32wと中性点32nとの間が非導通状態であるので、検出されるV相及びW相の端子電圧は0レベルとなる。このため、V相及びW相の端子電圧が0レベルとなっているか否か、より詳しくは、V相及びW相の端子電圧が、(0+α)未満となっているか否かを判定する。ここで、αは、例えば、V相コイル32vと駆動回路40とを結ぶ通電ラインや、W相コイル32wと駆動回路とを結ぶ通電ラインに、プルダウン抵抗50b,50cにより軽減されるものの、わずかに重畳するノイズの影響など、半導体リレー48u,48v,48wの故障に関連しない端子電圧の上昇を、半導体リレー48u,48v,48wの故障によるものとする誤診断を回避するための誤差である。
V相及びW相の端子電圧が(0+α)未満である場合、V相及びW相の半導体リレー48v,48wは短絡故障を起こしていないと認められるので、引き続き、U相の半導体リレー48uの故障診断を行うべく、ステップ2004へ進む(Yes)。
V相又はW相の端子電圧が(0+α)以上である場合、U相の半導体リレー48uに短絡故障が発生しているか否かを診断することはできないが、少なくとも、端子電圧が(0+α)となったV相又はW相の半導体リレー48v,48wは、スイッチ動作をオフにするようにとの制御器44の制御指令に反してオンとなり、短絡故障が発生していると認められるので、ステップ2006に進み(No)、V相又はW相の半導体リレー48v,48wの故障発生を確定する。
ステップ2004では、U相の半導体リレー48uをオフ(OFF)にするとともに、V相の半導体リレー48v、及びW相の半導体リレー48wをオン(ON)にする。
ステップ2005では、U相の端子電圧が正常であるか否かを判定する。
半導体リレー48u,48v,48wが正常である場合には、V相コイル32vと中性点32nとの間、及びW相コイル32wと中性点32nとの間が導通状態であるが、U相のコイル32uと中性点32nとの間が非導通状態であるので、検出されるU相の端子電圧はVbレベルとなる。このため、U相の端子電圧がVbレベルとなっているか否か、より詳しくは、U相の端子電圧が(Vb−β)以上となっているか否かを判定する。ここで、βは、前述のαと同様の理由で設けられた誤差である。
U相の端子電圧が(Vb−β)以上である場合、U相の半導体リレー48uは短絡故障を起こしていないと認められるので、半導体リレー48u,48v,48wは全て短絡故障を起こしていないものと診断して、本故障診断を終了する(Yes)。
U相の端子電圧が(Vb−β)未満である場合、U相の半導体リレー48uは、スイッチ動作をオフにするようにとの制御器44の制御指令に反してオンとなり、短絡故障が発生していると認められるので、ステップ2007に進み(No)、U相の半導体リレー48uの故障発生を確定する。
このような第2実施形態のモータ駆動制御装置38によれば、第1実施形態で説明されるように、順方向が逆向きのダイオードを内蔵する半導体リレー48u,48v,48wを、夫々、各相のコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間に1つずつ介挿するとともに、各相の通電ラインにプルアップ抵抗50aとプルダウン抵抗50b,50cを接続している。
このため、第2実施形態のモータ駆動制御装置38では、図8に示すように、各相において、半導体リレー200uと半導体リレー200u´との間、半導体リレー200vと半導体リレー200v´との間、及び半導体リレー200wと半導体リレー200w´との間を、夫々、内蔵する寄生ダイオードの順方向が互いに逆となるように直列に接続してコイル32u,32v,32wと中性点32nとの間にそれぞれ介挿した場合のように、各相の2つの半導体リレーの故障を個別に診断するために、駆動回路40のスイッチング素子40ua,40ub,40va,40vb,40wa,40wbを制御して各相に流れる電流の方向を切り換える必要がない。
したがって、本実施形態のモータ駆動制御装置38では、駆動回路40を用いることなく、半導体リレー48u,48v,48wの故障診断を簡易に行うことができる。
前述の第1実施形態及び第2実施形態において、半導体リレー48u,48v,48wはいずれも、その等価回路で、スイッチング部48us,48vs,48wsをバイパスするバイパスラインで少なくとも2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部48ud,48vd,48wdを有していた。しかし、図11に示すように、例えば、駆動回路40からV相コイル32vを通る通電ラインが絶縁されている場合には、W相の半導体リレー48w´を、その等価回路で、スイッチング部48ws´をバイパスするバイパスラインに順方向が単一のダイオード特性を有するダイオード部48wd´を備えたものにしてもよい。
また、前述の第1実施形態及び第2実施形態において、モータ駆動制御装置38は、3相のブラシレスモータ32を駆動制御していたが、N相(N≧2)を有するあらゆるブラシレスモータにも適用可能である。この場合、半導体リレーによる閉回路の開放や、半導体リレーの故障診断を行うために、N相のうち少なくとも(N−1)相のコイルと中性点との間に介挿された半導体リレーは、その等価回路において、スイッチング部をバイパスするバイパスラインで少なくとも2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部を備えている必要がある。
さらに、前述の第1実施形態及び第2実施形態において、ブラシレスモータ32は、磁極位置検出手段からの磁極位置信号に基づいて駆動されるものに限定されず、センサレス駆動で動作するものであってもよい。
前述の第1〜3実施形態における電動パワーステアリングシステム10は、ブラシレスモータ32が操舵補助力を伝達する部分がステアリングシャフト14であるコラムアシスト方式であるが、操舵補助力を伝達する部分をステアリングシャフト14に限定するものではなく、いわゆるピニオンアシスト方式やラックアシスト方式の電動パワーステアリングシステムであってもよい。
また、前述の第1〜3実施形態のように、アシストモータの回転で直接に操舵力を補助する電動パワーステアリングシステム10に限らず、アシストモータの動力により発生させた油圧で操舵力を補助する、いわゆる電動油圧式パワーステアリングシステムであってもよい。
以上、本発明者にとってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることはいうまでもない。
10…電動パワーステアリングシステム、32…ブラシレスモータ、32n…中性点、32u…U相コイル、32v…V相コイル、32w…W相コイル、38…モータ駆動制御装置、40…駆動回路、40ua…U相上側スイッチング素子、40ub…U相下側スイッチング素子、40va…V相上側スイッチング素子、40vb…V相下側スイッチング素子、40wa…W相上側スイッチング素子、40wb…W相下側スイッチング素子、44…制御、48u…U相半導体リレー、48v…V相半導体リレー、48w,48w´…W相半導体リレー、48us…U相半導体リレーのスイッチング部、48vs…V相半導体リレーのスイッチング部、48ws,48ws´…W相半導体リレーのスイッチング部、48ud…U相半導体リレーのダイオード部、48vd…V相半導体リレーのスイッチング部、48wd,48wd´…W相半導体リレーのダイオード部、50…電圧安定化手段、50a…プルアップ抵抗、50b,50c…プルダウン抵抗、114…寄生ダイオード、116…ショットキバリアダイオード(SBD)

Claims (2)

  1. 3相を有するモータを駆動する駆動回路と、
    前記モータの各相のコイルと中性点との間に1つずつ介挿された半導体スイッチング素子と、
    前記駆動回路及び前記半導体スイッチング素子を制御する制御回路と、
    を備えたモータ駆動制御装置であって、
    3相のうち少なくとも2相のコイルと中性点との間に介挿された半導体スイッチング素子は、夫々、その等価回路において、スイッチ動作を行う1つのスイッチング部と、前記スイッチング部をバイパスするバイパスラインで少なくとも2つのダイオードを順方向が逆向きとなるように直列接続したダイオード部と、を備え、
    前記駆動回路と前記各相のコイルとを結ぶ通電ラインのうち、1相に対する通電ラインと電源とを接続する第1電圧安定化手段を設け、前記1相以外の他の2相に対する通電ラインとグランドとを接続する第2電圧安定化手段を設けたことを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記駆動回路の動作を停止させた状態で、前記1相のコイルと中性点との間に介挿された半導体スイッチング素子をオンにし、前記他の2相のコイルと中性点との間に介挿された半導体スイッチング素子をオフにした場合に、前記他の2相に対する通電ラインに生じる電圧に基づいて、前記他の2相の半導体スイッチング素子の故障を診断することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
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