JP6096014B2 - 重量物支持機構及びこれを用いた重量物積載装置並びに重量物懸吊装置 - Google Patents

重量物支持機構及びこれを用いた重量物積載装置並びに重量物懸吊装置 Download PDF

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Description

本発明は重量物を積載支持するか或いは重量物を懸吊支持する重量物支持機構に係わり、重量物を所定の高さ位置に安定して保持する支持機構の改良に関する。
一般にこの種の装置は、重量物を積載する積載台と、装置を床面に設置する据付基盤と、この据付基盤と積載台を所定の高さ位置に連結する昇降機構とで構成され、重量物を所定の高さ位置に安定して設置する装置として知られている。
例えば特許文献1にはモニター装置を所定の高さ位置に位置決め保持する支持機構が開示されている。同文献にはモニターなどの重量物を積載する積載テーブルと、床面に支持する据付フレームとを積載テーブルの高さ位置を調整可能に昇降機構で連結し、その高さ位置をクサビ状のカム面と、このカム面を挟圧する一対の摩擦コロ部材と、左右のコロ部材を付勢する付勢スプリングで位置保持している。つまり据付フレームに積載テーブルを昇降可能に嵌合支持し、この積載テーブルに取り付けた一対の摩擦コロで据付フレームに設けたクサビ状のカム面を挟圧することによって摩擦コロとカム面との間の摩擦力で積載テーブルの高さ位置を調整している。
このように重量物を支持する積載台と据付フレームを高さ位置を調節可能に嵌合し、スプリングなどの付勢手段でカム面とカムフォロア部材(摩擦コロ)の摩擦力で重量物を支持する機構は種々のものが既に知られている。
特許文献1には、重量物を積載した積載台と据付フレームとの間に重量物が重力で落下方向に下降するのをブレーキ機構で規制して位置保持するする技術が開示されている。また、重量物を支持する支持部材と、付勢スプリングとの間にカム機構を介在させてバネ力を増減調整する機構も知られている。
特開2002−303304号公報
上述したように設置面に支持した積載台に重量物を載置して、その高さ位置を所定の高さに保持する機構は種々の方法が採られている。第1の方法は、据付台と積載台を予め設計した高さ位置で固定する置き台機構であり、第2の方法は据付台と積載台の高さ位置を自由に変えられるように昇降機構で連結し、ブレーキなどのロック機構で高さ位置を固定する昇降機構であり、第3の方法は据付台と積載台とをスプリングなどの付勢手段を介在させて重量物の重量とスプリングのバネ力をバランスさせて所定の高さ位置に保持するバランス機構である。
上述の第1の方法は、据付台に対する積載台の高さ位置を高低調整することができないため、使用する人の目線或いは作業高さなどに適合させることができない。また第2の方法はロック機構を操作することが面倒であり、例えば大容量の重量物をその高さ位置を保持しながらロック機構で固定する作業は面倒であると同時に困難である。
そこで、積載台に重量物を載置して、据付台との間に配置したスプリングのバネ力で所定の高さ位置に保持することが、比較的簡単に重量物を所定の位置に位置保持する機構として多用されている。
ところが、スプリングなどのバネ力で重量物を支持するとき、重量物の重さとバネ力がアンバランスとなると重量物の高さ位置が上下不安定となる。このアンバランスは重量物の重量が生産時の機体差によって異なると高さ位置が変化する問題とスプリングのバネ力はその変位量に比例して変化するため高さ位置が不安定となる問題が引き起こされる。
例えば特許文献1に提案されているように積載台の高さ位置をカム面と摩擦コロによる制動力で位置保持する機構にあっては装置が大型化する問題がある。前述したように同文献に提案されている機構は重量物の重力で上下動する方向に沿ってクサビ状のカム面を配置し、このカム面に摩擦コロをスプリングで圧接して両者間の摩擦力で重量物を支えている。従って、載置する重量物が大きくなると、クサビ状カム面を緩やかな傾斜面で形成するか、或いはカム面に摩擦コロを弾圧するスプリングのバネ力を大きくしなければならない。
そこで重力の作用方向に配置された傾斜カム面を緩やかな形状にすると装置は幅方向に大型化する。またスプリングのバネ力を大きく設定するとスプリングのバネ長さを長く設計することとなり装置の大型化をもたらす。このように特許文献1の装置に限らず従来の装置はスプリングのバネ力をカム面で調整して重量物を支持する積載部材に作用させているため重量物を安定した高さ位置に保持することと同時に重量物が大容量となると装置が大型化する問題が知られている。
そこで本発明者は、スプリングのバネ力を重量物を支持する積載支持部材に直接作用させることなく重力の作用方向と交差する方向に移動可能なフォロア部材を介して伝達し、このフォロア部材をカム面と、このカム面に付勢する付勢力で重力の作用方向に上下動するのと同時に交差方向に移動させることによって支持する重量物の重力とカム面とでスプリングのバネ力を均一化するとの着想に至った。
本発明は、支持フレームに支持した重量物をスプリング部材のバネ力で所定の高さ位置に支持する際に、比較的長いストローク範囲でほぼ均一なバネバランスを得ることが出来、以って重量物の高さ位置を自由に設定することが可能である重量物支持機構を簡単な構造で小型軽量に構成することをその課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、固定フレームと支持フレームとの間に配置したスプリング部材で重量物を支持する際に、スプリング部材のバネ力を支持フレームに伝達するフォロア部材と、このフォロア部材の運動を規制するカム面と、カム面にフォロア部材を圧接する付勢手段とを設け、このフォロア部材をスプリングの伸縮方向と交差する方向に移動可能にして、バネ力と付勢力によってカム面に沿ってスプリングの伸縮方向と同時にこれと交差する方向に移動しながら重力の作用方向に上下動させることを特徴としている。
さらに本発明を詳述すると、固定フレーム(1)と、固定フレームに対して相対的に接近及び離間可能に配置された支持フレーム(2)と、固定フレームと支持フレームとの間に配置され、支持フレームの移動方向に伸縮するスプリング部材(3)と、スプリング部材の伸縮方向と交差する方向に移動可能に配置されスプリング部材のバネ力を支持フレームに伝達するフォロア部材(7)と、スプリング部材から支持フレームに作用するバネ力を増減調整するカム面(9)を有するカム部材(8)と、カム面にフォロア部材を圧接する付勢手段とを備える。
そして上記フォロア部材を、スプリング部材から作用されるバネ力と付勢手段から作用される付勢力によって上記カム面に沿ってスプリング部材の伸縮方向と同時にこの伸縮方向と交差する方向に移動させる。
本発明は固定フレームと支持フレームとの間のスプリング部材で重量物を支持する際に、バネ力を重量物に作用させるフォロア部材を、バネ力を増減調整するカム面と、カム面に圧接する付勢力によって伸縮方向と同時に交差する方向に移動しながらカム面に沿って重力の作用方向に上下動させるものであるから以下の効果を奏する。
スプリング部材のバネ力はフォロア部材を介して重量物の支持フレームに伝達され、このフォロア部材はバネ力を増減調整するカム面に沿ってスプリングの伸縮方向と同時に交差する方向に移動しながらカム面に沿って上下動することとなる。これによってスプリング部材の伸縮方向と、カム手段のカム面は同一方向(重力方向)に配置され、装置を小型コンパクトに構成することができる。つまり従来の装置は、カム面とスプリングの伸縮方向を直交する方向に配置しているため、縦横に長いストロークの機構が配置され装置の大型化をもたらしているのに対し、本発明のカム面とスプリングの伸縮方向は同一方向に配置されているため小型化とコンパクト化が達成される。
スプリング部材のバネ力はフォロア部材を介して重量物を支持する支持フレームに伝達され、このフォロア部材はバネ力を調整するカム面に圧接しながらスプリングの伸縮方向と同時にこれと交差する方向に移動しながら重力方向に上下動するから、カム面の作用とこの面に沿って交差方向に移動する摩擦力の影響でバネ力が調整されるから上下動するストロークの比較的長い領域でバネ力は均一化され平滑化されることとなる。
従来のスプリングとカム面が直接係合してバネ力を調整する機構に対し、本発明はフォロア部材を介してバネ力を重量物に伝達するとともに、フォロア部材はスプリングの伸縮方向と交差する方向に移動しながらカム面に沿って上下動するのでカム面の影響と、重量物からの摩擦力でバネ力を+方向に作用する方向に作用させることができるので、より平滑化したバネバランスが得られる。
スプリングのバネ力を支持フレームに伝える際に、本発明はフォロア部材をカム面に沿って重力の作用方向及びこれと交差する方向に移動させながら上下動するものであるからフォロア部材を水平方向に移動させることによってカム面を上向き面と下向き面に形成することができ、上向き面ではバネ力と協働して荷重を支え、下向き面ではバネ力を抑制して荷重を支える。これによって重量物の高さ位置を上下に異ならせてもこれを支持するバネバランスを維持することができる。よってバネ力が伸び量による変化をカム面で調整することができ、所望の高さ位置に重量物を位置保持することが可能である。
本発明にかかわる重量物積載装置(第1実施形態)の説明図であり、(a)はその全体構成を、(b)はA−A線断面を示す。 図1の装置における重量物支持機構の説明図であり(a)はカム部材の全体構成を、(b)はカム面とフォロア部材の係合関係を示す説明図。 図2における重量物支持機構の動作状態と力の作用関係を示す説明図であり、(a)は、カム面に採用する力の関係を、(b)はフォロア部材が図示P2位置のとき(c)はフォロア部材は図示P4位置のときの力関係を示す。 本発明にかかわる重量物懸吊装置(第2実施形態)の全体構成を示す説明図であり、(a)はスプリング部材が伸張したときの力の関係を、(b)はスプリング部材が緊縮したときの力の関係を示す。 図4の装置と異なる重量物懸吊装置(第3実施形態)の全体構成を示す説明図であり、(a)はスプリング部材が伸張したときの力の関係を、(b)はスプリング部材が緊縮したときの力の関係を、(c)はフォロア部材とスプリングの連結構造を示す。 図5に示す第3実施形態のカム面とフォロア部材の関係を示し、スプリング部材が緊縮した(軽荷重)状態を示す。 図5に示す第3実施形態のカム面とフォロア部材の関係を示し、スプリング部材が伸張した(重荷重)状態を示す。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。
[第1実施形態]積載タイプ
図1は本発明を採用した重量物積載装置Aの一実施形態を示す。重量物積載装置Aは、固定フレーム1と支持フレーム2とスプリング部材3と支持機構で構成されている。
固定フレーム1は床、テーブル面などの設置面5にアンカーボルトなどで固定されるか、或いはキャスターなどで移動可能に載置されるなど構造物(建造物、機械装置など)の構造と用途に応じて適宜の構造で据え付けられる。図1の固定フレーム1は設置面5に載置して据付けられる設置部1aとバネ固定部1bと支持フレーム嵌合部1cで構成されている。
設置部1aは、床面に安定して載置されるように固定台構造に構成され、用途に応じて移動可能なキャスターが取り付けられる。バネ固定部1bは後述するコイルスプリングの固定端を固定する嵌合部(凹陥部)で構成される。また、嵌合部1cは後述する支持フレーム2を嵌合支持する筒形状に形成される。
そして固定フレーム1は床面などの設置面5に安定して載置され、内部にスプリング部材3を固定し、支持フレーム2を重力の作用方向に昇降可能に嵌合支持するように構成されている。図示の重量物積載装置Aはテレビモニタなどの載置台で構成しているため、床面などの設置面5から所定の高さHに支持フレーム2が位置するようになっている。
支持フレーム2は、固定フレーム1と相対的に接近及び離間可能に配置される。図示の実施形態では前述の固定フレーム1は設置面(床面)5に移動可能に載置され、この固定フレーム1に支持フレーム2が昇降可能(図1上下方向)に嵌合して支持されている。この他、支持フレームとしては固定フレームに固定することなく例えば建造物あるいは装置フレームなどに固定フレームとは分離した構造で昇降可能に支持する構造を採用しても良い。
支持フレーム2には、重量物6を積載支持する載置台2a(積載部)と、この載置台を重力の作用する方向(図1上下方向)に昇降可能に支持する嵌合部2bが設けられ、この嵌合部は前述の固定フレーム1の嵌合部1cに嵌合されている。つまり固定フレーム1と支持フレーム2とは、互いに筒形状で一方が内筒に、他方が外筒に形成され、互いに接近及び離間可能(伸縮するように)に嵌合されている。
スプリング部材3は、バネ力を有するコイルバネで構成され、第1実施形態では圧縮コイルバネで、後述する第2実施形態では引張コイルバネで、構成する場合を示している。このコイルバネは比較的製造が容易な線形スプリングを使用することが好ましいが非線形スプリングで構成しても良い。
スプリング部材3は、その一端部3aを固定端として固定フレーム1のバネ固定部1bに固定され、他端(図1上端部)の自由端3bは後述するキャップ部材4を介してフォロア部材(バネ力伝達部材)7に係合している。そして図示のスプリング部材3はバネ長Lを有し、重量物6の許容最大重量Wmaxを支持するバネ係数で設計されている。説明の都合上スプリング部材3は、変位量(σ)に比例するバネ係数(k)に構成されている場合を例示する。
スプリング部材3は固定端3aを固定フレーム1に支持され、自由端3bが支持フレーム2にバネ力を作用させる。図示のスプリング部材3には、その自由端3bにキャップ部材4が嵌合してある。このキャップ部材4はスプリング自由端の伸縮動作を下記のフォロア部材7に伝達するためであり、フォロア部材7との係合面4a(以下「バネ加圧面4a」という)を備えている。またキャップ部材4は、嵌合部4bを固定フレーム1に嵌合され、スプリング部材3の伸縮方動作を円滑にさせている。
上記支持フレーム2とスプリング部材3との間にはスプリング部材のバネ力Fbを支持フレーム2に伝達するフォロア部材7(バネ力伝達手段)が配置される。このフォロア部材7は、断面円形状のロール部材、シャフト(ロッド)部材、ピン部材などで構成する。図示のフォロア部材7は、シャフト部材(以下「ロッド部材」と云う)で構成されている。本発明のフォロア部材7は、スプリング部材の伸縮方向/及びその伸縮方向と所定角度で交差する方向(図示のものは直交方向)に移動可能に支持されている。その支持構造は3点支持構造として後述する。
上記フォロア部材7は、スプリング部材3からバネ力を受け重量物を支持する支持フレーム2を所定の高さHに位置保持する。このときフォロア部材7にバネ力を増減調整するカム部材8が設けられている。これは(1)スプリング部材3は伸縮する変位量(δ)に比例してバネ力が変化すること、(2)支持フレーム2の載置台2aに一時的に外力が作用すると載置台の高さ位置が上下動を繰り返すなど不安定となること、(3)重量物6の質量が機体差で変化すること、などに原因にして重量物6を所定の高さ位置にスプリングのバネ力をバランスさせて位置保持するためには不安定な要素がある。このためスプリング部材3のバネ力を予め設定した長さ領域で均一化(平滑化)するためのカム作用が必要となる。
従来このバネ力の均一化は、スプリング側に配置したカム機構若しくは支持フレーム側に配置したカム機構で行っているが、これに原因してカム面の摩耗、スプリングのへたりなどに原因して経時的にバネ力が変化(減衰)して重量物の落下などの事故を引起こしている。
本発明は次の3点支持構造によって摩耗、ヘタリなどの問題を解決している。カム手段、付勢手段の順に説明する。
「カム手段」
スプリング部材3の伸縮方向(図1上下方向)にカム面9を有するカム部材8を配置する。図1のカム部材8は固定フレーム1に形成され、カム面9はスプリング部材3の伸縮動作で上下動するフォロア部材7が摺接する所定長さ(S)に形成されている。そしてカム面9はフォロア部材7をスプリングの伸縮方向(x)と交差する方向(図示のものは直交方向(y)に移動させる湾曲面(又は傾斜面)に形成されている。
「付勢手段」
前述のフォロア部材7をカム面9に圧接する付勢手段10を配置する。図1の実施形態では付勢手段10は支持フレーム2に一体形成された傾斜面10aで構成してあり、重量物の重量(W)でフォロア部材7をカム面9側に付勢している。このため傾斜面10aは、水平線基準に所定角度θ(0<θ<90度)傾斜させてあり、重力の方向(図1上下方向)に作用する重量物の重量でフォロア部材7がカム面9に圧接される角度方向に傾斜している。
以上の構成においてフォロア部材7の支持機構を図2及び図3に従って説明する。フォロア部材7は断面略円形状のロッド部材で構成され、スプリング部材3のバネ力Fbと、カム面9の抗力Nと、付勢手段10の付勢力Fwで異なる3方向から挟持されている。そしてフォロア部材7は、スプリングの伸縮方向(図3矢印x)と、この伸縮方向と交差する方向(図3矢印y)に変位しながらカム面9に沿って上限位置(Hmax)と下限位置(Hmin)との間で重力の作用方向(図1上下方向)に上下動する。
なお、図示のカム部材8は、固定フレーム1に形成した溝カムで構成され、カム面9aと、上限規制面9bと、下限規制面9cを有し、p1、p2、p3、p4、p5(図2参照)の順に上下動する。そしてカム面9は第1カム領域S1、第2カム領域S2、第3カム領域S3に形成されている。
第1カム領域S1は、バネ力Fbが荷重Fw(重量物の重量;以下同様)より小さいときに荷重Fwをバネ力と摩擦力(カム面とフォロア部材との間の摩擦力)で支えて力のバランス(均衡)を得る領域に設定されている。つまりフォロア部材7が図3(a)に示すp2位置のときには、フォロア部材7とカム面9aは角度α(接線角度)で係合し、フォロア部材7をカム面9aが押し上げる(迫り上げる)角度方向に支持している。
また第3カム領域S3は、バネ力Fbが荷重Fwより大きいときに摩擦力がバネ力Fbを抑制して荷重Fwとバネ力のバランスを得る領域に設定されている。つまりフォロア部材7が図3(a)に示すp4位置のときには、フォロア部材7とカム面9aは角度β(接線角度)で係合し、フォロア部材7をカム面9aが押し下げる(バネ力を抑制する)角度方向で支持している。なお、本発明にあたってフォロア部材7をカム面9に圧接する付勢手段は、キャップ部材4と一体形成された傾斜面であってもよい。
「フォロア部材に作用する力の関係」
図3に従ってカム面9aからフォロア部材7に作用する力の関係を説明する。
(1)スプリング部材3に蓄えられたエネルギーが小さいとき(積載部2aが高い位置の時 図3:p2位置)。
このときフォロア部材7はスプリング部材3と摺動可能に係合(「バネ加圧面4a」と云う)されており、さらに積載部2aを有する支持フレーム2との間でも摺動可能に係合(「傾斜面10a」と云う)されている。
このとき傾斜面10aは、所定角度θ(0<θ<90度)で傾斜しているためフォロア部材7には図3左方向(カム面に圧接する方向)へ移動しようとする力が発生し、この力はW・tanθで表される。上記W・tanθの力でカム面9aの第1カム領域S1に押付けられたフォロア部材7は、カム面9aの傾斜(傾斜角度α)を駆け上がる方向に作用し、その上方向の力の成分はW・tanθ×(1/tanα)で表される。
従って積載部2aを備えた支持フレーム2に作用する力は以下のようになる。
[重量物積載部に作用する力]=[スプリング部材の弾発力]+[W・tanθ×(1/tanα)]
なおW;重量物の重さ、θ;フォロア部材と支持フレームの係合面の傾斜角度、α;フォロア部材に係合するカム面の接線方向角度。
(2)スプリング部材3に蓄えられたエネルギーが大きいとき(積載部2aが低い位置の時 図3:P4位置)
積載部2aが低い位置の時には、フォロア部材7の位置が移動してカム面9aとの当たり角度が変化する。図3中では水平に対して下側にβの角度(つまり先の角度αに対し角度βは異なる方向)で当たっている。従って、積載部2aが低い位置の時でも、高い時と同様に、フォロア部材7には左水平方向へ移動しようとする力;W・tanθでカム面9aに押付けられている。その押付け力は、カム面9aの傾斜(傾斜角β)を駆け下りる方向に作用し、その力の下方向の成分はW・tanθ×(1/tanβ)で表される。
従って積載部2aを備えた支持フレーム2に作用する力は以下のようになる。
[重量物積載部に作用する力]=[スプリング部材の弾発力]−[W・tanθ×(1/tanβ)]
なおW;重量物の重さ、θ;フォロア部材と支持フレームの係合面の傾斜角度、β;フォロア部材に係合するカム面の接線方向角度
以上の説明から明らかなように、本発明はスプリング部材3のバネ力をフォロア部材7を介して積載部2aを有する支持フレーム2に伝達する。このときカムフォロア部材7をバネ力を増減調整するカム面9に沿ってバネの伸縮方向と同時にこの伸縮方向と交差する方向に移動させて上下動させている。そしてカム面9aにはバネ力Fbを増大させる第1カム領域S1とバネ力を低減させる第3カム領域S3を形成し、第1カム領域S1ではカム面9aはフォロア部材7を迫り上げる角度方向で係合し、このカム面はバネ力の作用を協働してフォロア部材7の落下を阻止する。また第3カム領域S3ではカム面9aはフォロア部材7を押し下げる角度方向で係合し、このカム面はバネ力を抑制してフォロア部材7が上昇方向に移動するのを阻止する。
また、第2カム領域S2は領域S1と領域S3の中間に位置する変移点の近傍に設定され、この領域では実質的に重量物の荷重とスプリング部材3のバネ力が対峙する位置であり、外力が支持フレーム2を押し上げる方向に作用すると第1カム領域S1に、逆に押し下げる方向に外力が作用すると第3カム領域S3に移行する。
そして、第1カム領域S1では、スプリング部材3の伸張でバネ力が低減してもカム面9aの作用(図3:p2位置)でその位置に保持され、第3カム領域S3では、スプリング部材3の緊縮でバネ力が増大してもカム面の作用(図3:p4位置)でその位置に保持される。従ってカム面の形状、特に前述の角度αと角度βのカム曲線を設定することによって重量物任意の高さ位置に保持することが可能となる。
なお、本発明にあってスプリング部材3は重量物Wに作用する重力の方向(鉛直方向)に伸縮するコイルスプリングを配置する実施形態を説明したが、このスプリングは鉛直方向に対し所定角度傾斜させて伸縮するように配置しても良い。この場合にはコイルスプリングのバネ力の鉛直方向成分が重量物Wの重量とバランスする力関係に、水平方向成分がカム面にフォロア部材を圧接する力関係に設定することが効率的である。
[第2実施形態]
次に図4に示す重量物懸吊装置Bについて説明する。前述の第1実施形態は載置台2aに重量物を積載する場合を示したが、この第2実施形態は重量物Mを懸吊フックに吊り下げて支持する懸吊装置に関する。図4に示すように、建造物の天井、機械装置の天板などの据付面11に、固定フレーム12を固定する。固定フレーム12には連結フック13が設けられ、据付面の懸吊フック14aに連結されている。固定フレーム12は、中空筒形状のフレーム枠構造に構成され、嵌合部12aが設けられている。この嵌合部12aには、支持フレーム15の嵌合部15aが嵌合され、固定フレーム12と支持フレーム15は重力の作用方向(鉛直方向)に伸縮可能に構成されている。
上記固定フレーム12にはバネ固定部12bが設けられ、コイルスプリング16の固定端を固定してある。またコイルスプリング16の自由端(図4上端部)にはキャップ部材16cが嵌合してあり、このキャップ部材は固定フレーム内部に昇降可能に支持されている。
一方、支持フレーム15には懸吊フック14aを有する懸吊部14が設けられ、重量物Mを牽引して支持するようになっている。つまり、支持フレーム15に懸吊された重量物Mは、その重さとスプリング部材16のバネ力がバランスした状態で、その高さ位置に保持されるようになっている。
また、固定フレーム12にはスプリング16の伸縮方向(鉛直方向)にカム面17aを有するカム手段17が配置されている。このカム面17aはスプリング部材16で懸吊する重量物Mの高さ位置を安定化するため(その作用は前述の第1実施形態と同様)である。
上記カム面17aは、伸縮方向に第1カム領域S1と第2カム領域S2と第3カム領域S3で連続するカム曲線で形成され、後述するフォロア部材を介して重量物Mを懸吊するスプリング部材16のバネ力を強弱調整する。第1カム領域S1はスプリング部材16が伸張した状態で大きなバネ力が作用するカム面17aに形成され、第3カム領域S3はスプリング部材16が緊縮した状態で小さなバネ力が作用するカム面に設定されている。そして第2カム領域S2は第1カム領域S1と第3カム領域S3の中間に位置する変移点(点又は領域)に設定されている。
上記第1カム領域S1ではスプリング部材16によるバネ力をカム面17aが軽減し、第3カム領域S3ではスプリング部材16によるバネ力をカム面17aが増大させるように作用する。そして第2カム領域S2ではスプリング部材16によるバネ力と重量物Mによる重力が互いに対向して釣り合う状態を形成する。上記第1カム領域S1及び第3カム領域S3のカム面の作用は前述の第1実施形態と同一であるのでその説明を省く。
上記支持フレーム15には、スプリング16の伸縮方向(鉛直方向)と所定角度(θ)傾斜した傾斜面18aを有するガイド溝18が形成されている。このガイド溝18は後述するフォロア部材19をカム面17a側に圧接する角度方向(θ)に傾斜している。このようにガイド溝18は支持フレーム15に形成され、懸吊する重量物Mの荷重が傾斜面18aに作用するように形成されている。なお、図示の実施形態では支持フレーム15の嵌合部15aにガイド溝18を形成した関係で、固定フレーム12の嵌合部12aにもガイド溝18と同一口径若しくは大口径のガイド溝(開口溝;不図示)が形成してある。
上記ガイド溝18にはスプリング部材16のバネ力Fbを支持フレーム15に伝達するフォロア部材19が嵌合されている。このフォロア部材19は断面円形状のロール部材、シャフト(ロッド)部材、ピン部材などで構成され、ガイド溝18の傾斜面18aとカム面17aとスプリング部材16に嵌合されたキャップ部材16cのバネ係合面に支持されている。
以上の構成で支持フレーム15に吊り下げられた重量物Mは前述の第1実施形態と同様に、カム面17aに沿ってスプリング部材16の伸縮方向と同時に伸縮方向と交差(図示のものは直交)する水平方向に移動しながら、上下動することとなる。
[第3実施形態]
図5に示す重量物懸吊装置Cについて説明する。前述の第2実施形態は重量物Mを懸吊フックに吊り下げて支持する際に圧縮スプリングのバネ力で懸吊する場合を示したが、この第3実施形態は引っ張りスプリングで懸吊する機構に関する。前述の第2実施形態と同一の構成については同一符号を付して説明を省略する。
据付面11の連結フック13に固定フレーム12が連結フック13で連結されている。固定フレーム12は、中空筒形状のフレーム枠で嵌合部12aに支持フレーム15の嵌合部15aが嵌合され固定フレーム12と支持フレーム15は重力の作用方向(鉛直方向)に伸縮可能となっている。
上記固定フレーム12にはバネ固定部12xが固定ピンで形成され、コイルスプリングの一端(固定端16x)が連結してある。このコイルスプリングの他端(自由端)は後述するフォロア部材20に連結される。また、支持フレーム15には、懸吊フック14aを有する懸吊部14が設けられ、重量物Mを牽引して支持するようになっている。つまり、支持フレーム15に懸吊された重量物Mは、その重さとスプリング部材16のバネ力がバランスした状態で、その高さ位置に保持される。
また、固定フレーム12にはスプリング16の伸縮方向(鉛直方向)にカム面17aを有するカム手段17が配置されている。このカム面17aはスプリング部材16で懸吊する重量物Mの高さ位置を安定化するため(その作用は前述の第一実施形態と同様)である。
上記カム面17aは、伸縮方向に第1カム領域S1と第2カム領域S2と第3カム領域S3で連続するカム曲線で形成され、後述するフォロア部材20を介して重量物Mを懸吊するスプリング部材16のバネ力を強弱調整する。第1カム領域S1はスプリング部材16が伸張した状態で大きなバネ力が作用するかカム面17aに形成され、第3カム領域S3はスプリング部材16が緊縮した状態で小さなバネ力が作用するカム面に設定されている。そして第2カム領域S2は第1カム領域S1と第3カム領域S3の中間に位置する変移点(点又は領域)に設定されている。
上記第1カム領域S1ではスプリング部材16によるバネ力をカム面17aが軽減し、第3カム領域ではスプリング部材16によるバネ力をカム面17aが増大させるように作用する。そして第2カム領域S2ではスプリング部材16によるバネ力と重量物Mによる重力が互いに対向して釣り合う状態を形成する。上記第1カム領域S1及び第3カム領域S3のカム面の作用は後述する。
上記支持フレーム15には、スプリング16の伸縮方向(鉛直方向)と所定角度(θ)傾斜した傾斜面18aを有するガイド溝18が形成されている。このガイド溝18は後述するフォロア部材20をカム面17a側に圧接する角度方向に傾斜している。このようにガイド溝18は支持フレーム15に形成され、懸吊する重量物Mの荷重が傾斜面18aに作用するように形成されている。なお、図示の実施形態では支持フレーム15の嵌合部15aにガイド溝18を形成した関係で、固定フレーム12の嵌合部12aにもガイド溝18と同一口径若しくは大口径のガイド溝(開口溝;不図示)が形成してある。
上記ガイド溝18にはスプリング部材16のバネ力Fbを支持フレーム15に伝達するフォロア部材20が嵌合されている。このフォロア部材は断面円形状のロール部材、シャフト(ロッド)部材、ピン部材などで構成され、ガイド溝18の傾斜面18aとカム面17aとスプリング部材16の自由端に形成されたフック21に連結されている。これと共にスプリング部材16は固定端16xと自由端(フック21)とは重力の採用する鉛直方向と所定角度γ(0<γ<90度)だけ傾斜させてある。これはバネの張力を鉛直方向成分と水平方向成分に分力させるためである。
(1)スプリング部材16に蓄えられたエネルギーが小さいとき(重量物懸吊部14が高い位置の時)
図6に従って説明すると、フォロア部材20は固定フレーム12に摺動可能に接続されており、さらに重量物懸吊部14との間でもカム面18aと摺動可能に接続されている。カム面18aは重量物懸吊部14の移動方向(鉛直方向)に対して所定角度θ(0<θ<90度)に傾けてある。また、フォロア部材20には図5左方向(カム面と圧接する方向)へ移動しようとする力が発生する。
また、スプリング部材16は重量物懸吊部14の移動方向(鉛直方向)に対して平行ではなく、所定角度(γ)傾けている。これはスプリング部材バネ力を鉛直方向成分と水平方向成分(カム面と圧接する方向)に区分するためである。これによりフォロア部材20には同図左方向へ移動しようとする力が発生する。この力(左に移動しょうとする力)の合計は(W・tanθ+Fs・sinγ)で表される。
上記(W・tanθ+Fs・sinγ)の力でカム面に押付けられたフォロア部材20は、カム面bの傾斜(傾斜角α)を駆け上がる方向に作用し、その上方向の力の成分は(W・tanθ+Fs・sinγ)×(1/tanα)で表される。
よって、重量物懸吊部の発生する力は以下のようになる。
懸吊部に作用する力=Fs・cosγ+(W・tanθ+Fs・sinγ)×(1/tanα)・・・(式1)
(2)スプリング部材16に蓄えられたエネルギーが大きい時(重量物懸吊部が低い位置の時)
図7に従って説明すると、重量物懸吊部14が低い位置の時には、フォロア部材20の位置が移動してカム面17bとの係合角度β(水平線方向と接線方向の間の角度)が変化する(先のα角度は懸吊物の落下を抑制する角度方向であるのに対し、β角度は懸吊物14が上昇するのを抑制する角度方向)。一方、支持フレーム15の懸吊部が低い位置の時でも、先の高い時と同様に、フォロア部材20には図中左方向(カム面に圧接する方向)へ移動しようとする力が発生し、その力は、[W・tanθ+Fl・sinδ]でカム面17bに押付けられている。その押付け力は、カム面17bの傾斜(傾斜角β)を駆け下りる方向に移動しようとする力が働き、その力の下方向の成分はW・tanθ×(1/tanβ)で表される。
よって、出力台の発生する力は以下のようになる。
懸吊部14に作用する力=Fl・cosδ−(W・tanθ+Fl・sinδ)×(1/tanβ)・・・(式2)
A 重量物積載装置
1 固定フレーム
1a 設置部
1b バネ固定部
1c 嵌合部
2 支持フレーム
2a 載置台
2b 嵌合部
3 スプリング部材
3a 固定端
3b 自由端

Claims (9)

  1. 重量物を支持する支持フレームと固定フレームとの間に配置されたスプリング部材のバネ力で重量物を支持する機構であって、
    固定フレームと、
    前記固定フレームに対して相対的に接近及び離間可能に配置された支持フレームと、
    前記固定フレームと支持フレームとの間に配置され、支持フレームの移動方向に伸縮するスプリング部材と、
    前記スプリング部材の伸縮方向と交差する方向に移動可能に配置されスプリング部材のバネ力を前記支持フレームに伝達するフォロア部材と、
    前記スプリング部材から前記支持フレームに作用するバネ力を増減調整するカム面を有するカム部材と、
    前記カム面に前記フォロア部材を圧接する付勢手段と、
    を備え、
    前記フォロア部材は、
    前記スプリング部材から作用されるバネ力と前記付勢手段から作用される付勢力によって前記カム面に沿って前記スプリング部材の伸縮方向と同時にこの伸縮方向と交差する方向に移動することを特徴とする重量物支持機構。
  2. 前記カム部材のカム面は、
    前記スプリング部材の伸縮方向と所定角度で交差する方向に配置されていると共に、
    前記フォロア部材に作用するバネ力を低減させる第1の係合領域と
    前記フォロア部材に作用するバネ力を増大させる第2の係合領域と
    を有し、
    前記付勢手段は、
    前記第2の係合領域に沿って前記フォロア部材を押し上げる方向の力を、
    前記第1の係合領域に沿って前記フォロア部材を押し下げる方向の力を、
    及ぼすことを特徴とする請求項1に記載の重量物支持機構。
  3. 前記カム部材のカム面は、
    前記第1の係合領域でフォロア部材に係合する接線方向角度と、
    前記第2の係合領域でフォロア部材に係合する接線方向角度と、
    は水平方向を基準に異なる角度方向に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の重量物支持機構。
  4. 前記カム面は、前記スプリング部材の伸縮方向にバネ力を低減させる第1の係合領域と、バネ力を増大させる第2係合領域との順に配置され、
    前記フォロア部材に作用するスプリング部材のバネ力を平滑化することを特徴とする請求項2に記載の重量物支持機構。
  5. 前記カム部材は、前記固定フレームに配置され、
    このカム部材には、前記スプリング部材の伸縮方向に前記カム面を有する溝カムが形成され、
    この溝カムには、前記フォロア部材に伝達するバネ力の作用を低減させる係合領域と、バネ力を増大させる係合領域を有するカム面が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の重量物支持機構。
  6. 前記付勢手段は、
    前記支持フレームに設けられた前記フォロア部材と係合する係合面で構成され、
    この係合面は、前記支持フレームに作用する荷重によって前記フォロア部材を前記カム面に向けて圧接するように前記スプリング部材の伸縮方向に対して所定角度傾斜していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の重量物支持機構。
  7. 前記固定フレームには、前記スプリング部材を固定するバネ固定部が、
    前記支持フレームには、重量物を積載支持若しくは重量物を懸吊する重量支持部が、
    それぞれ形成され、
    前記固定フレームと前記支持フレームとは互いに摺動可能に嵌合する嵌合部で連結されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の重量物支持機構。
  8. 重量物を積載支持する重量支持部材と、
    前記重量支持部材をスプリング部材のバネ力で所定の高さ位置に支持する重量物支持機構と、
    で構成され、
    前記重量物支持機構は請求項1から7のいずれか1項に記載の重量物支持機構で構成され、
    前記スプリング部材は重量物に作用する重力方向に伸縮可能に配置されていることを特徴とする重量物積載装置。
  9. 重量物を懸吊する重量支持部材と、
    前記重量支持部材をスプリング部材のバネ力で所定の高さ位置に懸吊支持する重量物支持機構と、
    で構成され、
    前記重量物支持機構は請求項1から8のいずれか1項に記載の重量物支持機構で構成され、
    前記スプリング部材は重量物に作用する重力方向に伸縮可能に配置されていることを特徴とする重量懸吊装置。
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