JP6095518B2 - 複合材タンクのae試験装置と方法 - Google Patents

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Description

本発明は、容器を構成するライナと、ライナの外面を覆う繊維強化材とからなる複合材タンクのAE試験装置と方法に関する。
AE(アコースティックエミッション:音響発生)とは、材料の変形又は破損に伴い材料から発生する音波を意味する。また、AE信号とは、AEで発生した音波信号を意味し、AEセンサとはAE信号を受信又は検出するセンサを意味する。更にAE試験は、AE信号に基づき材料の変形又は破損の程度やその位置を特定する試験又は試験方法を意味する。
AE試験は、鋼溶接構造で製造された円筒形石油タンクや天然ガスタンクなどの圧力容器の腐食状況を評価する手段として規格化され利用されている(例えば非特許文献1、2)。また、ライナと呼ばれるタンク内壁とライナの周囲を繊維強化プラスティック(FRP)で補強した複合材タンクのAE検査方法についても非特許文献3に示すような技術指針がある。
かかる複合材タンクは、近年、ロケットの燃料タンクや燃料電池用の水素タンクとして採用されている(例えば非特許文献4、5)。ロケット用燃料タンクは再使用されることはほとんどなく、タンクとしての健全性は、使用前の検査のみで対応可能である。一方、燃料電池用水素タンクは、例えば、燃料電池車用に利用した場合、水素の充填と放出が数万回繰り返し行われる。
このように加圧流体(例えば水素)の充填と放出が繰り返えされる複合材タンクでは内部の流体が漏えいしないことを製造直後の初期検査はもちろんのこと、定期的もしくは継続的に検査もしくは監視を行う必要がある。
鋼溶接構造のタンクでも流体の充填と放出が繰り返し行われるが、一定容量の円筒形タンクでは内部の流体を全て取り出した後に、タンク底板の腐食状況を検査する開放検査の実施が法律により定められている。その開放検査においては、「人の目視では検査できない小さな傷」の検出のため浸透探傷検査(PT)、磁粉探傷検査(MT)、渦流探傷検査(ET)および超音波探傷検査(UT)などの非破壊検査手法が適用される。
しかし、上述した複合材タンクは、一般に、鋼溶接構造タンクよりも内部流体の圧力を高めて使用される。これは、できるだけ大量の流体をできるだけ軽い容器で運搬するためである。さらに、流体の高圧力に耐えうるようにするため、複合材タンクの断面形状は円形になることが一般的である。矩形形状では、辺と辺の接続部の補強が必要となることを避けるためである。また、複合材タンクの側面外径は平行部と呼ばれる円筒部と該円筒部の両側に先端に行くほど円形断面の直径が小さくなるドーム部を有する形状を有している。
複合材タンクのドーム部先端には内部流体の充填と放出のため口金部が設けられることが一般的である。口金部は内部流体と接触するライナと接続されている。複合材タンクの構造上、口金部の外径はできるだけ小さいことが望まれる。従って、高圧の流体を充填する複合材タンクにおいては、内部の流体を取り出したとしても、鋼溶接構造のタンクの開放検査のように、タンク内部、即ち、ライナ内面の洗浄と研磨を必要とする浸透探傷検査、磁粉探傷検査、渦流探傷検査および超音波探傷検査の前処理工程の作業を行うことが極めて困難である。
複合材タンクの内部面からの非破壊検査が困難であるのであれば、繊維強化材の外面から検査することが考えられる。超音波探傷による傷の検出は高周波数の超音波を用いるほど小さな傷を検出できる。これは、超音波の音速c、周波数fおよび波長をλとしたときc=fλの関係にあり、傷の検出はほぼ波長λと同等程度であるからである。繊維強化プラスティックの厚さが数ミリメートルであれば、超音波探傷検査の適用が可能である。
しかし、燃料電池用水素タンクにおける繊維強化材の厚さは1cmを超えるため、繊維強化材を伝播している間に超音波が減衰してしまい、ライナ内面の傷を探傷することが困難になる。これは、繊維強化材中の超音波の減衰が金属に比べて非常に大きいためである。
以上のような背景から、複合材タンクの非破壊検査方法として特許文献1が提案されている。
特許文献1の「燃料電池用高圧タンク」は、タンク両端に設置した電極と、タンク構造体の静電容量分のインピーダンス検出手段と、インピーダンス情報をもとにタンクの強度、損傷状態を判断する監視手段とを備え、タンク構造体の静電容量分のインピーダンス増大を検出してタンクの損傷状態を判断するものである。
特開2012−82869号公報
ASME Boiler and Pressure Vessel Code, Section V, Article 12, "Acoustic Emission Examination of Metallic Vessels during Pressure testing", American Society for Mechanical Engineers, Latest edition 社団法人日本圧力技術協会編,"HPIS G 110 TR 2005, AE法による石油タンク底板の腐食損傷評価手法に関する技術指針",社団法人日本圧力技術協会(2005) ASME Boiler and Pressure Vessel Code, Section V, Article 11,"Acoustic Emission Examination of Fiber Reinforced Plastic Vessels ", American Society for Mechanical Engineers, Latest edition 佐野昇,木内重基,山田敏之,"H−IIAロケットの固体ブースタについて",日本宇宙航空学会誌,Vol.46,No.535,pp.23−26(1998)
特許文献1は繊維強化材として電気伝導性を有する炭素繊維を用いた炭素繊維強化プラスティック(CFRP)へ適用するものである。特許文献1の手段により補強材であるCFRPの損傷状態は検査可能であるが、ライナの損傷状態は検査できなかった。
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、容器を構成するライナと、ライナの外面を覆う繊維強化材とからなる複合材タンクのライナの損傷状態を検出することができる複合材タンクのAE試験装置と方法を提供することにある。
本発明によれば、容器を構成するライナと、前記ライナの外面を覆う繊維強化材とからなる複合材タンクのAE試験装置であって、
前記ライナと同一材料で一体的に形成され、前記繊維強化材の外側に露出した平面検査部と、
前記平面検査部に取り付けられたAEセンサと、
前記AEセンサのみで検出したAE信号のヒット発生頻度から前記ライナの損傷状態を検出する検査装置と、を備え
前記平面検査部は、前記AEセンサの検出面との間に介在する接触媒体を介して前記AEセンサにAE信号を伝達可能な取付平面を有し、該取付平面は平面である、ことを特徴とする複合材タンクのAE試験装置が提供される。
前記平面検査部は、前記繊維強化材の開口部を通して繊維強化材より外側まで延びる口金部、又は、前記繊維強化材の開口部を通して外側に露出するライナ外面に設けられている。
前記平面検査部は、AEセンサを取り付けるネジ穴を有する、ことが好ましい。
前記平面検査部に接着剤で固定された常磁性体の磁性板を有する、ことが好ましい。
また本発明によれば、容器を構成するライナと、前記ライナの外面を覆う繊維強化材とからなる複合材タンクのAE試験方法であって、
前記繊維強化材の外側に露出した平面検査部を前記ライナと同一材料で一体的に形成し、
前記平面検査部は、AEセンサの検出面との間に介在する接触媒体を介して前記AEセンサにAE信号を伝達可能な取付平面を有し、該取付平面は平面であり、
前記平面検査部に前記AEセンサを取り付け、
検査装置により前記AEセンサのみで検出したAE信号のヒット発生頻度から前記ライナの損傷状態を検出する、ことを特徴とする複合材タンクのAE試験方法が提供される。
前記繊維強化材の開口部を通して繊維強化材より外側まで延びる口金部、又は、前記繊維強化材の開口部を通して外側に露出するライナ外面に前記平面検査部を設ける。
前記平面検査部にAEセンサを取り付けるネジ穴を設け、前記平面検査部とAEセンサの間に接触媒質を塗布し、前記ネジ穴と螺合するボルトの締め付け力によりAEセンサを前記平面検査部に固定する、ことが好ましい。
前記平面検査部に常磁性体の磁性板を接着剤で固定する、ことが好ましい。
上記本発明の装置と方法によれば、前記ライナと同一材料で一体的に形成され繊維強化材の外側に露出した平面検査部にAEセンサが取り付けられている。従って、AEセンサは、ライナの外面を覆う繊維強化材の影響を受けずに、ライナだけからAE信号を受信することができ、ライナのみの損傷状態(例えば疲労損傷の度合)をAE信号のヒット発生頻度、エネルギー変化などのAE活性度変化から直接検出することができる。
本発明によるAE試験装置の第1実施形態図である。 本発明によるAE試験装置の第2実施形態図である。 図1のA部拡大図(A)とその部分断面図(B)である。 平面検査部の別の構成例を示す図である。 本発明によるAE試験装置の第3実施形態における図3と同様の拡大図(A)とその部分断面図(B)である。 使用した複合材タンクの模式図である。 加圧サイクルの繰り返し回数とAEセンサ全体の累積エネルギーとの関係図である。 図7のAの領域における、各AEセンサのエネルギー量を比較したものである。 ch14、ch22、ch23のAEセンサの繰り返し回数に対するAE信号のヒット数を示したものである。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明によるAE試験装置10の第1実施形態図である。
この図において、本発明のAE試験装置10は、容器を構成するライナ1と、ライナ1の外面を覆う繊維強化材2とからなる複合材タンク3を試験対象とする装置である。
ライナ1は、好ましくは樹脂、金属又はセラミックスからなる中空容器である。
繊維強化材2は、内圧に対するライナ1の強度を高め、かつ外側に耐衝撃性を確保するために、ライナ1の外面に巻き付けられた繊維(例えばCFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastic)の層である。
また、複合材タンク3は、例えば水素や天然ガスなどの燃料ガスを高圧で貯蔵する車載用高圧タンクである。ライナ1は好ましくはアルミニウム製であって両端部に半球部を有する円筒形タンクである。
複合材タンク3の全長は例えば0.5〜10m、直径は200〜1000mm程度である。
図1において、本発明のAE試験装置10は、平面検査部12、AEセンサ14、及び検査装置20を備える。
平面検査部12は、ライナ1と同一材料で一体的に形成され、繊維強化材2の外側に露出している。平面検査部12は、この図では2つであるが、1つでも3以上であってもよい。
AEセンサ14は、平面検査部12にそれぞれ取り付けられている。AEセンサ14は、この図では2つであるが、1つでも3以上であってもよい。
平面検査部12とAEセンサ14の組み合わせは、2組以上であることが好ましい。2組以上設けることで、仮に1組が高圧流体の充填と放出の際に検出されるノイズの影響を受けても、その他の組でノイズの影響の少ないAE信号を検出することができる。
また、2組以上、好ましくは3組以上設けることで、AE信号の累積エネルギーと共に、AE信号の受信時間の差からその発生位置を特定することができる。
この例において、図で左側の平面検査部12は、繊維強化材2の開口部2aを通して繊維強化材2より外側まで延びる口金部11に設けられている。また、図で右側の平面検査部12は、繊維強化材2の開口部2aを通して外側に露出するライナ1の外面に設けられている。
繊維強化材2の開口部2aは、ライナ1の外面に巻き付けられた繊維の巻きかたで形成するのが好ましい。
また、この例で、左側の口金部11は、複合材タンク3の中心軸上に設けられており、右側の平面検査部12は、口金部11と対向する反対側の複合材タンク3の中心軸上に位置するライナ1の外面に設けられている。
この例のように、少なくとも2つの平面検査部12は、複合材タンク3の中心軸上又はその近傍であって、互いに対向する位置に設けるのが好ましい。
AEセンサ14は、材料が変形する際、材料中に微小な亀裂などの損傷が生成する際、
或いは亀裂が成長して材料が破壊される際に発生するAE(アコースティックエミッション)を検出するセンサである。
AEセンサ14の検出面は好ましくは円形であり、検出面(円形)の直径は例えば10〜50mmであり、好ましくは25〜30mmである。
検査装置20は、例えば記憶装置と演算装置を備えたコンピュータ(PC)であり、複数のAEセンサ14で検出したAE信号のヒット発生頻度、エネルギー変化などのAE活性度変化からライナ1の損傷状態を検出する。
複合材タンク3を、燃料ガスを高圧で貯蔵する車載用高圧タンクとして繰り返し使用した場合、高圧流体の充填と放出の繰り返しにより、ライナ1は疲労損傷を受ける。この疲労損傷の度合(すなわち損傷状態)は、損傷部で発生するAE信号のヒット発生頻度、エネルギー変化などのAE活性度変化から判断することができる。
従って、AE信号のヒット発生頻度、エネルギー変化などのAE活性度変化を予め設定した閾値と比較することにより、ライナ1の損傷状態(例えば疲労損傷の度合)を検出することができる。
図2は、本発明によるAE試験装置10の第2実施形態図である。
この例において、左右の平面検査部12は、それぞれ繊維強化材2の開口部2aを通して繊維強化材2より外側まで延びる口金部11に設けられている。
また、この例で、2つの口金部11は、複合材タンク3の中心軸上であって、互いに対向する位置に設けられている。
この例のように、少なくとも2つの平面検査部12は、複合材タンク3の中心軸上又はその近傍であって、互いに対向する位置に設けるのが好ましい。
図3は、図1のA部拡大図(A)とその部分断面図(B)である。
図3(A)(B)に示すように、平面検査部12は、AEセンサ14を取り付けるための取付平面13を有する。取付平面13は、AEセンサ14の検出面との間に介在する接触媒体(図示せず)を介してAEセンサ14にAE信号を伝達可能な限りで、完全な平面でなく、起伏は凹凸があってもよい。
また、取付平面13は、平面に限定されず、AEセンサ14の検出面との間に介在する接触媒体(図示せず)を介してAEセンサ14にAE信号を伝達可能な限りで、円形断面のAEセンサ14との接触部が点接触や線接触とならない形状、例えば凸面、凹面又は凹凸面であってもよい。
接触媒体は、例えばグリセリンやシリコングリスである。このような接触媒体を用いた場合、AEセンサ14の取付平面13(平面、凸面、凹面又は凹凸面)とAEセンサ14の検出面との隙間は、好ましくは10mm以内であり、更に好ましくは3mm以内である。
図3(B)において、平面検査部12の取付平面13は、口金部11の外径より外側に突出している。このような突出部は、口金部11と一体成形することが好ましいが、肉盛り溶接等によって形成してもよい。
図4は、平面検査部12の別の構成例を示す図である。
図4(A)において、平面検査部12の取付平面13は、口金部11の外径より内側に設けられている。このような取付平面13は、口金部11と一体成形することが好ましいが、追加工によって形成してもよい。
図4(B)において、平面検査部12は、AEセンサ14を取り付けるネジ穴12aを有する。このネジ穴12aと螺合するボルト16の締め付け力によりAEセンサ14又はAEセンサホルダ17を平面検査部12に安定して固定して、AEセンサ14と平面検査部12との間の接触状態の再現性を高めることができる。
図4(C)において、平面検査部12に接着剤(図示せず)で固定された常磁性体(例えば鉄)の磁性板15を有する。この磁性板15にマグネティックホルダー18(マグネット式のAEセンサホルダ)を用いてAEセンサ14を平面検査部12に安定して固定して、AEセンサ14と取付平面13との間の接触状態の再現性を高めることができる。
図1のB部は、平面検査部12が、繊維強化材2の開口部2aを通して外側に露出するライナ1の外面に設けられている点で、図1のA部と相違する。しかし、その他の点では、A部と同様である。
すなわち、B部の平面検査部12も、AEセンサ14を取り付けるための取付平面13(図示せず)を有する。この取付平面13は、図3と同様に、AEセンサ14の検出面との間に介在する接触媒体(図示せず)を介してAEセンサ14にAE信号を伝達可能な限りで、完全な平面でなく、起伏は凹凸があってもよい。また、取付平面13は平面に限定されず、円形断面のAEセンサ14との接触部が点接触や線接触とならない形状、例えば凸面、凹面又は凹凸面であってもよい。
また、図4(B)(C)と同様に、AEセンサ14を取り付けるネジ穴12aを設けてもよく、或いは平面検査部12に接着剤(図示せず)で固定された常磁性体の磁性板15を設けてもよい。
図5は、本発明によるAE試験装置10の第3実施形態における図3と同様の拡大図(A)とその部分断面図(B)である。
図5(A)(B)において、平面検査部12は、口金部11の外面より半径方向外側に張り出したフランジ部であり、平面検査部12は、AEセンサ14を取り付けるための取付平面13を有する。この取付平面13は、口金部11の軸線に垂直である。
平面検査部12すなわちフランジ部は、この例では、口金部11と同心の中空円板であるが、口金部11の外面より部分的に張り出した耳状又は舌状であってもよい。
AEセンサ14は、この例では、1つの平面検査部12すなわちフランジ部に2つ設けられているが、1つでも3以上であってもよい。
図5の取付平面13は、図3と同様に、AEセンサ14の検出面との間に介在する接触媒体(図示せず)を介してAEセンサ14にAE信号を伝達可能な限りで、完全な平面でなく、起伏は凹凸があってもよい。また、取付平面13は、平面に限定されず、円形断面のAEセンサ14との接触部が点接触や線接触とならない形状、例えば凸面、凹面又は凹凸面であってもよい。
また、図4(B)(C)と同様に、AEセンサ14を取り付けるネジ穴12aを設けてもよく、或いは平面検査部12に接着剤(図示せず)で固定された常磁性体の磁性板15を設けてもよい。
次に、本発明によるAE試験方法を説明する。
本発明のAE試験方法は、容器を構成するライナ1と、ライナ1の外面を覆う繊維強化材2とからなる複合材タンク3の試験方法である。
本発明のAE試験方法は、S1〜S3の各ステップ(工程)からなる。
S1では、繊維強化材2の外側に露出した平面検査部12をライナ1と同一材料で一体的に形成する。平面検査部12は、好ましくは2以上であるが、1つでも、3以上であってもよい。
図1の例のように、少なくとも2つの平面検査部12は、複合材タンク3の中心軸上又はその近傍であって、互いに対向する位置に設けるのが好ましい。
繊維強化材2の開口部2aを通して繊維強化材2より外側まで延びる口金部11、又は、繊維強化材2の開口部2aを通して外側に露出するライナ外面に平面検査部12を設けることが好ましい。
また、平面検査部12に、AEセンサ14の検出面との間に介在する接触媒体を介してAEセンサ14にAE信号を伝達可能な取付平面13(平面、凸面、凹面又は凹凸面)を設ける。
S2では、各平面検査部12にAEセンサ14を取り付ける。AEセンサ14は、少なくとも2つであるが、3以上であってもよい。
また、平面検査部12にAEセンサ14を取り付けるネジ穴12aを設け、平面検査部12とAEセンサ14の間に接触媒質を塗布し、ネジ穴12aと螺合するボルト16の締め付け力によりAEセンサ14又はAEセンサホルダ17を平面検査部12に固定する、ことが好ましい。
また、平面検査部12に常磁性体の磁性板15を接着剤で固定し、マグネティックホルダー18に固定したAEセンサ14を永久磁石又は電磁石で平面検査部12に固定する、ことが好ましい。
S3では、検査装置20によりAEセンサ14で検出したAE信号のヒット発生頻度、エネルギー変化などのAE活性度変化からライナ1の損傷状態を検出する。
検査装置20は、例えば記憶装置と演算装置を備えたコンピュータ(PC)であり、疲労損傷の度合(損傷状態)は、損傷部で発生するAE信号のヒット発生頻度、エネルギー変化などのAE活性度変化から判断することができる。
従って、AE信号のヒット発生頻度、エネルギー変化などのAE活性度変化を予め設定した閾値と比較することにより、ライナ1の損傷状態を検出することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
図6は、使用した複合材タンク3の模式図であり、(A)は側面図、(B)はA部断面、(C)はB部断面である。なお、ライナ1と繊維強化材2は図示を省略している。
この複合材タンク3は、外径400mm、長さ3800mmであり、両端部に半球部を有する円筒形タンクである。また、ライナ1はアルミニウム製であり、繊維強化材2は炭素繊維強化プラスティック(CFRP)である。
図中の×印は、AEセンサ14の取り付け部であり、図にAとBで示す繊維強化材2の表面に3箇所ずつ、合計21箇所にAEセンサ14を取り付けた。繊維強化材2に取り付けた21箇所のAEセンサ14を以下ch1〜ch21と呼ぶ。
また、複合材タンク3の軸線上の両端には口金部11(図示せず)があり、口金部11の側面にそれぞれにAEセンサ14(計2箇所)を取り付けた。口金部11に取り付けた2箇所のAEセンサ14を以下ch22、ch23と呼ぶ。
AEセンサ14は、接触媒体(シリコングリス)を介して各位置に直接取り付けた。また、各AEセンサ14の出力は、AE計測ユニットに入力し、それぞれのAE信号を計測した。
複合材タンク3の常用圧力は82MPaであり、口金部11から常用圧力の加圧水の充填と放出を繰り返す加圧サイクルを実施し、その際に発生する各AEセンサ14のエネルギーを計測した。
図7は、加圧サイクルの繰り返し回数とAEセンサ全体の累積エネルギーとの関係図である。この図において、横軸は加圧サイクルの繰り返し回数、縦軸は、23箇所のAEセンサ全体の累積エネルギーである。
この図において、繰り返し回数が1.3×10〜1.4×10の範囲(図でA領域)で累積エネルギーが急上昇しており、このとき複合材タンク3の疲労損傷が急増したことが確認された。
図8は、図7のAの領域(繰り返し回数が1.3×10〜1.4×10の範囲)における、各AEセンサ14のエネルギー量を比較したものである。繊維強化材2に取り付けたch1〜ch21のAEセンサ14は特定のAEセンサ14(例えばch2、ch14、ch19)のみが信号を発している。一方、口金部11に取り付けた2箇所のAEセンサ14(ch22、ch23)からはエネルギーはほとんど発生していない。
図9は、繊維強化材2に取り付けたch14のAEセンサ14と、口金部11に取り付けたch22、ch23のAEセンサ14の繰り返し回数(サイクル数)に対するAE信号のヒット数を示したものである。
(A)は繊維強化材2に取り付けたch14、(B)は口金部11に取り付けたch22、(C)は口金部11に取り付けたch23のAEセンサ14である。また各図において、横軸は繰り返し回数、縦軸はAE信号のヒット数である。
図9(A)と図9(B)(C)の比較から、口金部11のAEセンサ14(ch22、ch23)は、図7のAEセンサ14全体のエネルギー累積にはほとんど寄与していない。しかし、口金部11のAEセンサ14(ch22、ch23)のAE信号のヒット数が13,000サイクル直前から急増している。これは、ライナ1に発生した疲労亀裂による振幅の小さなAE信号(ヒット)が、減衰せずに口金部11で検知できたことを示すものである。これは、累積エネルギーのみに着目せず、口金部11のAE信号のヒット発生頻度を監視することによりライナ1の損傷を監視できることを意味する。
図8、図9の比較から、複合材タンク3の繰り返し試験において、繊維強化材2から発生するAE信号は、エネルギー自体は大きいがライナ1の疲労損傷との関連性は低いことがわかった。
また、ライナ1の疲労損傷は、ライナ1と同一材料で一体的に形成された部分(この例では口金部11)に取り付けたAEセンサ14のみから、検出できることがわかった。
複合材タンク3において、ライナ1を金属やセラミックスとした場合、ライナ1の疲労損傷が繊維強化材2の損傷よりも、加圧サイクルの繰り返しの早い段階で生じる。従って、AE試験により複合材タンク3の健全性を判断するには、ライナ1の損傷程度をできるだけ早く、確実に知ることが必要である。
しかし、ライナ1と同一材料で一体的に形成された部分から検出されるAE信号は超音波領域の微小な弾性波であり、AEセンサ14の検査対象への取付手段や、センサ単体毎の感度差の影響により、AEセンサ14の振幅やヒット数と呼ばれるAE信号の数に差異が生じてしまう。
本発明はかかる新規の知見に基づくものである。
上述した本発明の装置と方法によれば、ライナ1と同一材料で一体的に形成され繊維強化材2の外側に露出した平面検査部12にAEセンサ14が取り付けられている。従って、AEセンサ14は、ライナ1の外面を覆う繊維強化材2の影響を受けずに、ライナ1だけからAE信号を受信することができ、ライナ1のみの損傷状態(疲労損傷の度合)をAE信号のヒット発生頻度、エネルギー変化などのAE活性度変化から直接検出することができる。
また、AEセンサ14の取り付けのために平面検査部12を口金部11等に設けることで、AEセンサ14とライナ1との間の接触状態を再現性のよいものとすることができる。
また、AEセンサ14をネジ留によるAEセンサホルダ17又はマグネティックホルダー18を使用できるようにすることにより、AEセンサ14の取付状態を安定させることができる。
さらに、平面検査部12とAEセンサ14の組み合わせを2組以上設けることで、仮に1組が高圧流体の充填と放出の際に検出されるノイズの影響を受けても、その他の組でノイズの影響の少ないAE信号を検出することができる。
また、平面検査部12とAEセンサ14の組み合わせを2組以上、好ましくは3組以上設けることで、AE信号の累積エネルギーと共に、AE信号の受信時間の差からその発生位置を特定することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 ライナ
2 繊維強化材
2a 開口部
3 複合材タンク
10 AE試験装置
11 口金部
12 平面検査部
12a ネジ穴
13 取付平面
14 AEセンサ
15 磁性板
16 ボルト
17 AEセンサホルダ
18 マグネティックホルダー
20 検査装置

Claims (8)

  1. 容器を構成するライナと、前記ライナの外面を覆う繊維強化材とからなる複合材タンクのAE試験装置であって、
    前記ライナと同一材料で一体的に形成され、前記繊維強化材の外側に露出した平面検査部と、
    前記平面検査部に取り付けられたAEセンサと、
    前記AEセンサのみで検出したAE信号のヒット発生頻度から前記ライナの損傷状態を検出する検査装置と、を備え
    前記平面検査部は、前記AEセンサの検出面との間に介在する接触媒体を介して前記AEセンサにAE信号を伝達可能な取付平面を有し、該取付平面は平面である、ことを特徴とする複合材タンクのAE試験装置。
  2. 前記平面検査部は、前記繊維強化材の開口部を通して前記繊維強化材より外側まで延びる口金部、又は、前記繊維強化材の開口部を通して外側に露出するライナ外面に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の複合材タンクのAE試験装置。
  3. 前記平面検査部は、前記AEセンサを取り付けるネジ穴を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の複合材タンクのAE試験装置。
  4. 前記平面検査部に接着剤で固定された常磁性体の磁性板を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の複合材タンクのAE試験装置。
  5. 容器を構成するライナと、前記ライナの外面を覆う繊維強化材とからなる複合材タンクのAE試験方法であって、
    前記繊維強化材の外側に露出した平面検査部を前記ライナと同一材料で一体的に形成し、
    前記平面検査部は、AEセンサの検出面との間に介在する接触媒体を介して前記AEセンサにAE信号を伝達可能な取付平面を有し、該取付平面は平面であり、
    前記平面検査部に前記AEセンサを取り付け、
    検査装置により前記AEセンサのみで検出したAE信号のヒット発生頻度から前記ライナの損傷状態を検出する、ことを特徴とする複合材タンクのAE試験方法。
  6. 前記繊維強化材の開口部を通して前記繊維強化材より外側まで延びる口金部、又は、前記繊維強化材の開口部を通して外側に露出するライナ外面に前記平面検査部を設ける、ことを特徴とする請求項に記載の複合材タンクのAE試験方法。
  7. 前記平面検査部に前記AEセンサを取り付けるネジ穴を設け、前記平面検査部と前記AEセンサの間に接触媒質を塗布し、前記ネジ穴と螺合するボルトの締め付け力により前記AEセンサを前記平面検査部に固定する、ことを特徴とする請求項に記載の複合材タンクのAE試験方法。
  8. 前記平面検査部に常磁性体の磁性板を接着剤で固定する、ことを特徴とする請求項に記載の複合材タンクのAE試験方法。
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