JP6095326B2 - 無線通信端末、方法、およびプログラム - Google Patents

無線通信端末、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ディスプレイに設けられたパネル部材が振動することにより音声を出力するパネルスピーカを備える無線通信端末に関し、特に、ユーザの利便性を向上させるための技術に関する。
近年、無線通信端末のディスプレイのフロントパネル自体が振動してスピーカの役割を果たすパネルスピーカを備える無線通信端末が普及している。パネルスピーカを備える無線通信端末は、例えば、ユーザが音声通話をする際に、ユーザがディスプレイに耳をかざすという容易な操作により、パネルスピーカから出力される音声を聞き取ることができる。
パネルスピーカから出力される音声の音圧はパネル上の位置によって異なり、音圧が高い位置ほどユーザにとっては音声を聞き取りやすい傾向がある。そのため、パネルスピーカのパネル上の音声出力を聞き取りやすい位置をユーザに通知するための様々な技術が知られている。例えば、特開2006−135858号公報(特許文献1)は、フラットパネルスピーカを搭載した携帯情報端末において、LCD(Liquid Crystal Display)の表示画面中の所定位置に、携帯情報端末を利用する利用者がLCDに対して耳を当てる位置を利用者に視認させるための画面表示をする技術を開示している。この特許文献1によると、ユーザは、例えば通話前において、LCDの表示内容を確認することで、ユーザの耳をLCDのどの位置に当てるべきかを視認することができる。
特開2006−135858号公報
特許文献1記載の技術によると、ユーザが耳を当てることが好ましい位置の画面がディスプレイに表示されている。しかし、例えば通話中などユーザがパネルを目視できない場合において、ユーザは、音声の聴取に最適な位置を知ることが困難である。
したがって、パネルスピーカを備える無線通信端末において、音響特性が優れた位置でユーザがパネルスピーカから音声を聴取することを容易にすることでユーザの利便性を向上させる技術が必要とされている。
そこで、本発明は、パネルスピーカを備える無線通信端末において、ユーザの利便性を向上させる技術を提供することを目的とする。
一実施形態に従う無線通信端末は、ディスプレイ上に配置される板状の部材により構成され、板状の部材の振動により音声を出力するパネルスピーカと、パネルスピーカに接触するユーザの接触部分を検出する検出部と、パネルスピーカの板状の部材において、音響特性が所定の基準を満たす領域を示すエリア情報を記憶する記憶部と、パネルスピーカによる音声の出力時に、検出部により検出されるユーザの接触部分と、エリア情報に示される領域とに基づいて、ユーザがパネルスピーカにより出力される音声の聴取に適した位置を示すための報知を行う制御部とを備える。
好ましくは、制御部は、検出部により検出されるユーザの接触部分がエリア情報に示される領域に含まれるか否かを判定する位置判定部と、位置判定部による判定結果に応じて、ユーザによる聴取に適した位置を示すための報知を行う報知制御部とを含み、報知制御部は、位置判定部によりユーザの接触部分がエリア情報に示される領域に含まれると判定される場合に、ユーザの接触部分がパネルスピーカから出力される音声の聴取に適した位置であることを示す報知を行うこととしてもよい。
好ましくは、制御部は、検出部により検出されるユーザの接触部分がエリア情報に示される領域に含まれるか否かを判定する位置判定部と、位置判定部による判定結果に応じて、ユーザによる聴取に適した位置を示すための報知を行う報知制御部とを含み、位置判定部は、ユーザの接触部分がエリア情報に示される領域に含まれないと判定する場合に、ユーザの接触部分と、エリア情報に示される領域に含まれる所定の座標との差分ベクトルを示す差分情報を算出し、報知制御部は、位置判定部によりユーザの接触部分がエリア情報に示される領域に含まれないと判定される場合に、位置判定部が算出する差分情報に基づいて、ユーザの接触部分とパネルスピーカから出力される音声の聴取に適した位置との差分を示すための報知を行うこととしてもよい。
好ましくは、報知制御部は、位置判定部が算出する差分情報に基づいて、ユーザの接触部分と、エリア情報に示される領域に含まれる所定の座標との距離を取得し、取得した距離の増減に応じて報知の方法を制御することとしてもよい。
好ましくは、位置判定部は、検出部により検出されるユーザの接触部分が、エリア情報に示される領域に含まれるか否かを逐次判定し、報知制御部は、位置判定部によりユーザの接触部分がエリア情報に示される領域に含まれると判定された期間が所定期間を超えるまで検出部によるユーザの接触部分の検出を行い、所定期間を超えた場合に、検出部によるユーザの接触部分の検出を抑止することとしてもよい。
別の実施形態に従うと、無線通信端末の報知を制御するための方法が提供される。無線通信端末は、ディスプレイ上に配置される板状の部材により構成されて板状の部材の振動により音声を出力するパネルスピーカと、パネルスピーカの板状の部材において、音響特性が所定の基準を満たす領域を示すエリア情報を記憶するメモリとを備える。この方法は、無線通信端末が、パネルスピーカに接触するユーザの接触部分を検出するステップと、無線通信端末が、パネルスピーカによる音声の出力時に、検出されるユーザの接触部分と、エリア情報に示される領域とに基づいて、ユーザがパネルスピーカにより出力される音声の聴取に適した位置を示すための報知を行うステップとを含む。
別の実施形態に従うと、無線通信端末の報知処理を制御するためのプログラムが提供される。無線通信端末は、ディスプレイ上に配置される板状の部材により構成されて板状の部材の振動により音声を出力するパネルスピーカと、プロセッサと、パネルスピーカの板状の部材において、音響特性が所定の基準を満たす領域を示すエリア情報を記憶するメモリとを備える。このプログラムは、プロセッサに、パネルスピーカに接触するユーザの接触部分を検出するステップと、パネルスピーカによる音声の出力時に、検出されるユーザの接触部分と、エリア情報に示される領域とに基づいて、ユーザがパネルスピーカにより出力される音声の聴取に適した位置を示すための報知を行うステップとを実行させる。
上記一実施形態によると、パネルスピーカを備える無線通信端末において、パネルから出力される音声をユーザが聴取するための好ましい聴取位置をユーザが容易に把握することができ、ユーザの利便性が向上する。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
無線通信端末100が備えるパネルスピーカ22から出力される音声をユーザがパネルスピーカ22に耳を当てて聞いている状態を示す図である。 無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。 無線通信端末100のパネルスピーカ22から音声が出力される面における各領域の位置を示す図である。 領域71、領域72、領域73、領域74、領域75の各領域の音響特性を示す図である。 パネルスピーカ22から出力される音声の聴取に好ましい領域(聴取エリア)と、ユーザの耳がパネルスピーカ22に接触している位置との関係を示す図である。 記憶部26に記憶される聴取エリア情報42を示す図である。 無線通信端末100がパネルスピーカ22によって音声出力を行うための動作を示す図である。 ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置と、パネルスピーカ22から出力される音声の聴取に適した領域とに基づいて、無線通信端末100がユーザに聴取に好ましい位置を報知する処理の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<パネルスピーカを備える無線通信端末の概略>
図1を参照して、本実施形態の無線通信端末100の概略を説明する。無線通信端末100は、タッチパネルディスプレイにパネルスピーカ22(パネルレシーバとも言う)を備える。図1は、無線通信端末100が備えるパネルスピーカ22から出力される音声をユーザがパネルスピーカ22に耳を当てて聞いている状態を示す図である。
図1に示すように、無線通信端末100は、パネルスピーカ22を含み、パネルスピーカ22から音声が出力される。パネルスピーカ22は、アクチュエータ等により駆動され、パネル全体から音声を出力する。パネルスピーカ22から出力される音声の音響特性は、無線通信端末100がパネルスピーカ22を備える面において、その面上の位置に応じて異なる。また、無線通信端末100は、操作部15(図1では操作部15A、操作部15B、操作部15Cの3つの操作部材を示している)を含み、操作部15によってユーザの入力操作を受け付ける。また、無線通信端末100は、タッチパネルディスプレイによってパネルスピーカ22へのユーザの接触位置を検出する。
本実施形態の無線通信端末100は、パネルスピーカ22のパネル上の音響特性が優れた位置(ユーザにとって好ましい聴取位置)をユーザに認識させるため音声や振動等による報知を行い、また、ユーザに対し、音響特性が優れた位置でパネルスピーカ22から音声を聴取するよう促すための報知を行う。
例えば、無線通信端末100が通話処理を行っている場合に、無線通信端末100は、ユーザがパネルスピーカ22に対して耳を当てている位置をタッチパネルによって検出する。無線通信端末100は、パネルスピーカ22へのユーザの耳の接触位置に応じて、音響特性が優れた位置へとユーザの耳の位置の移動を促す報知をパネルスピーカ22等によって行う。ユーザは、この無線通信端末100による報知に基づいて、無線通信端末100を手に把持して移動させること等によってパネルスピーカ22からの音声の聴取位置を調節する。無線通信端末100は、タッチパネルの検出結果に基づいて、パネルスピーカ22において音声が出力される面に対してユーザが最適な聴取位置へ耳を移動させたか否かを判定し、判定結果の報知を、無線通信端末100のバイブレータの振動等によって行う。
これにより、無線通信端末100は、ユーザに対しパネルスピーカ22の音響特性の優れた位置を認識させることができ、パネルスピーカ22の音響特性の優れた位置へユーザが耳を移動させることを容易にする。
<無線通信端末100の構成>
次に、図2を参照して無線通信端末100の構成について説明する。図2は、無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。無線通信端末100は、アンテナ11と、無線RF(Radio Frequency)部12と、電源13と、電源制御部14と、操作部15と、プロセッサ16と、近接センサ17と、照度センサ18と、調光制御部19と、音声信号処理部20と、パネルスピーカ駆動部21と、パネルスピーカ22と、ディスプレイドライバ23と、タッチパネル24と、コントローラ25と、記憶部26と、LCD(Liquid Crystal Display)27と、報知部28とを含む。無線通信端末100は、様々な通信規格に従って音声通話を行うことができる。例えば、無線通信端末100は、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11等の無線通信規格に対応している。無線通信端末100は、これら通信規格に従って無線通信することで、他の端末と音声通話をすることができる。
アンテナ11は、無線通信端末100が送信する信号を電波として放射する。また、アンテナ11は、空間から電波を受信して受信信号を無線RF部12へ出力する。
無線RF部12は、アンテナ11から出力される高周波信号を受信して、無線通信端末100で処理できる周波数の信号へと変換する。また、無線RF部12は、増幅器等を含み、無線通信端末100が送信する信号を、アンテナ送信周波数へと変換する。
電源13は、無線通信端末100を構成する各部材に電力を供給するための供給源であり、例えばリチウムイオン二次電池等により実現される。
電源制御部14は、無線通信端末100の動作の状態に応じて無線通信端末100の各部材への電力の供給を制御する。例えば、電源制御部14は、無線通信端末100がユーザによって操作されていない待機状態において、無線通信端末100が間欠受信するため無線RF部12等への電力の供給を制御する。また、例えば電源制御部14は、タッチパネル24への電力の供給やLCD27のバックライトへの電力供給などを制御することで、無線通信端末100の消費電力を低くする。
操作部15は、ユーザによる入力操作を受け付けるための操作部材を含む。例えば、操作部15がユーザによる入力操作を受け付けることで、無線通信端末100は、メニュー画面等をLCD27に表示する。
プロセッサ16は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、無線通信端末100による無線通信処理、LCD27への表示処理、およびタッチパネル24により検出されるユーザの操作に応じた処理等を行って無線通信端末100の動作を制御する。プロセッサ16は、プログラムに従って動作することにより、位置判定部51と報知制御部52としての機能を発揮する。
位置判定部51は、無線通信端末100がパネルスピーカ22によって音声を出力している場合に、パネルスピーカ22から出力される音声をユーザが聴取している位置が、音声の聴取に適した聴取エリアに含まれているか否かを判定する。位置判定部51は、無線通信端末100がパネルスピーカ22によって音声を出力している場合に、ユーザがパネルスピーカ22に耳を接触させている場合のパネルスピーカ22との接触部分を、タッチパネル24によって検出する。位置判定部51は、この検出結果に示されるユーザの聴取位置が、パネルスピーカ22の所定の領域に含まれるか否かを判定する。
報知制御部52は、位置判定部51の判定結果に応じて、ユーザに対し、パネルスピーカ22からの音声出力の聴取に適した位置を示すための報知を制御する。報知制御部52は、パネルスピーカ22や報知部28の動作を制御することで、パネルスピーカ22からの音声出力の聴取に適した位置をユーザに報知してユーザの聴取位置の移動を促すための処理を行う。
近接センサ17は、例えば赤外線を出力する発光素子と、赤外線を受光する受光素子とを備え、人の顔や耳などの検出対象が近づいたか否か、検出対象が近くにあるか否かを非接触で検出し、検出結果を電気信号として出力する。
照度センサ18は、無線通信端末100の周辺の照度を検出するためのセンサであり、例えば人間の視感度の特性に応じた分光感度を有する。調光制御部19は、照度センサ18の検出結果に応じて、LCD27のバックライトの発光量を制御する。
音声信号処理部20は、パネルスピーカ22により音声を出力させるための復号処理等の音声信号処理を行う。パネルスピーカ駆動部21は、パネルスピーカ22が備えるアクチュエータ等の駆動を制御することによって、パネルスピーカ22による音声出力を制御する。パネルスピーカ22は、振動により音声を出力するためのパネルを含み、LCD27およびタッチパネル24の前面に配置される。
ディスプレイドライバ23は、無線通信端末100が表示すべき映像をLCD27に表示するため、表示すべき内容に従ってLCD27の駆動を制御する。タッチパネル24は、例えば静電容量方式によりユーザの接触を検出し、検出結果に基づいて電気信号を出力する。コントローラ25は、タッチパネル24がユーザの接触を検出するためのスキャン処理の開始および終了等のタッチパネル24の駆動を制御する。
記憶部26は、ROM、RAMなどのメモリ回路などにより構成され、無線通信端末100を動作させるためのプログラム、音声データ41および聴取エリア情報42等を記憶する。音声データ41は、無線通信端末100が音声通話等により取得した音声データであり、パネルスピーカ22等から音声データ41に基づく音声が出力される。聴取エリア情報42は、パネルスピーカ22において、パネルスピーカ22から出力される音声の音響特性が所定の音圧レベルを超えている領域であって、ユーザがパネルスピーカ22から音声を聴取する場合に音声の聴取に好ましい領域を示す。
LCD27は、液晶パネル、バックライト等を含み、ディスプレイドライバ23の制御に従って映像を表示する。また、LCD27は、調光制御部19の制御に従ってバックライトの発光量を調節する。
報知部28は、バイブレータ31を含み、プロセッサ16の制御に従ってバイブレータ31により無線通信端末100を振動させる。
<パネルスピーカの音響特性>
図3および図4を参照して、パネルスピーカ22の音響特性について説明する。パネルスピーカ22の音響特性は、無線通信端末100のパネルスピーカ22から音声が出力される面のそれぞれの箇所において異なり、音響特性が良好でユーザによる音声の聴取に好ましい箇所がある。図3は、無線通信端末100のパネルスピーカ22から音声が出力される面における各領域の位置を示す図である。図4は、各領域の音響特性を示す図である。
図3に示すように、無線通信端末100の筺体上側およびパネル上の各領域を、領域71、領域72、領域73、領域74、領域75とする。領域71は、筺体上側の端部(筺体の角)にある領域である。領域73は、筺体上側の中央部にある領域である。領域72は、筺体上側において、領域71と領域73の中間付近にある領域である。また、領域75は、無線通信端末100のパネルの中央付近にある領域である。領域74は、領域75と領域73との中間付近にある領域である。
図4は、領域71、領域72、領域73、領域74、領域75の各領域の音響特性を示す図である。図4は、パネルスピーカ22から音声を出力した際に、ユーザの聴取に好ましい音圧レベルの閾値として第1の閾値レベルL1と第2の閾値レベルL2とを示している。図3および図4に示す例では、領域73の音響特性が良好であり、第2の閾値レベルL2を超えている。また、領域72の音響特性も良好であり、第1の閾値レベルL1を超えている。
そのため、例えば、無線通信端末100は、音声着信時等においては領域72または領域73に示す領域へとユーザの聴取位置を移動させるようユーザに促すため報知する処理を行う。また、聴力が低下しているユーザに対しては、無線通信端末100は、領域73に示す領域へとユーザの聴取位置を移動させるようユーザに促すため報知する処理を行う。
なお、目安位置表示部76は、パネルスピーカ22の音響特性が良好な位置を示すための標章である。
<聴取エリア情報42>
図5および図6を参照して、記憶部26に記憶される聴取エリア情報42について説明する。聴取エリア情報42は、パネルスピーカ22において、パネルスピーカ22から出力される音声の音響特性が良好となる領域を管理するためのものである。この領域は、ユーザがパネルスピーカ22から出力される音声を聴取する場合に、聴取に好ましい領域である。図5および図6では、図4に示す第1の閾値レベルL1と第2の閾値レベルL2とに対応して、聴取に好ましい領域を2つ設定する場合の例を示している。
図5は、パネルスピーカ22から出力される音声の聴取に好ましい領域(聴取エリア)と、ユーザの耳がパネルスピーカ22に接触している位置との関係を示す図である。図5に示すように、無線通信端末100は、パネルスピーカ22から出力される音声の音響特性が良好となる領域として、高品質聴取エリア77と通常品質聴取エリア78とを設定として記憶している。高品質聴取エリア77は、図4に示す第2の閾値レベルL2を超えた音圧レベルにより出力される領域に対応し、通常品質聴取エリア78は、第1の閾値レベルL1を超えた音圧レベルにより出力される領域に対応するものとして説明する。位置判定部51は、タッチパネル24の検出結果を介してユーザがパネルスピーカ22に耳を接触させている位置を検出し、検出されたユーザの耳の位置が、高品質聴取エリア77または通常品質聴取エリア78に示す領域に含まれるか否かを判定する。報知制御部52は、位置判定部51の判定結果に基づいて、ユーザの聴取位置を高品質聴取エリア77または通常品質聴取エリア78へ移動させるよう促すための報知を実行する。
図6は、記憶部26に記憶される聴取エリア情報42を示す図である。図6に示すように、聴取エリア情報42の各レコードは、聴取モード43と、座標範囲44とから構成される。無線通信端末100は、ユーザの可聴音域等の個人差に対応して、パネルスピーカ22から出力される音声を聴取するためのモード(聴取モード)を複数備えている。聴取モード43は、聴取モードそれぞれに対応し、「高品質」および「通常品質」の2種類を図6において示している。座標範囲44は、パネルスピーカ22上の位置を、例えばx軸およびy軸による座標値によって示すこととした場合に、各聴取モードについて、パネルスピーカ22における聴取に好ましい領域を矩形領域としたときの対角線上の2点の座標値を示している。例えば、図5に示す高品質聴取エリア77は、図6の聴取モード「高品質」の座標範囲44に対応し、図5に示す通常品質聴取エリア78は、図6の聴取モード「通常品質」の座標範囲44に対応する。なお、パネルスピーカ22上の座標値の範囲は、例えばタッチパネル24が接触操作を検出できる精度に応じて定義することとしてもよい。
<動作>
次に、図7を参照して無線通信端末100の動作について説明する。図7は、無線通信端末100がパネルスピーカ22によって音声出力を行うための動作を示す図である。無線通信端末100は、例えば音声着信や音声データを再生する時などにパネルスピーカ22による音声出力を開始する。
ステップS1において、プロセッサ16は、近接センサ17による検出を開始する。
ステップS3において、プロセッサ16は、近接センサ17の出力結果に基づいて、近接センサ17が無線通信端末100の周囲の所定範囲内に近接する物体(人間の顔や耳など)を検出したか否かを判断する。プロセッサ16は、近接センサ17が無線通信端末100の周囲の所定範囲内に近接する物体を検出しない場合は(ステップS3においてNO)、ステップS4の処理を実行する。プロセッサ16は、近接センサ17が無線通信端末100に近接する物体を検出した場合は(ステップS3においてYES)、ステップS5の処理を実行する。
ステップS4において、プロセッサ16は、音声通信などパネルスピーカ22による音声出力を伴う処理の実行状況に基づいて、パネルスピーカ22による音声出力を終了するか継続するかを判断する。例えば、プロセッサ16は、パネルスピーカ22による音声出力を停止する操作がなされたか否か、また、音声着信など音声出力処理を必要とする処理が終了したか否かに基づいて、パネルスピーカ22による音声出力を終了するか継続するかを判断する。プロセッサ16は、パネルスピーカ22による音声出力を継続する場合は(ステップS4においてNO)、再びステップS3の処理を実行する。プロセッサ16は、パネルスピーカ22による音声出力を終了する場合は(ステップS4においてYES)、処理を終了する。
ステップS5において、プロセッサ16は、コントローラ25に指示を出力してタッチパネル24のスキャン動作を開始させる。
例えば、プロセッサ16は、ユーザの耳がパネルスピーカ22に近接したことを近接センサ17によって検出することで(ステップS3においてYES)、ユーザの耳がパネルスピーカ22に接触している位置を検出するためにコントローラ25に指示を出力してタッチパネル24のスキャン動作を開始させる(ステップS5)。例えば、プロセッサ16は、10秒ごとにタッチパネル24にスキャン動作をさせてもよい。
ステップS7において、プロセッサ16は、タッチパネル24の出力結果に基づいて、ユーザの耳がパネルスピーカ22と接触している位置の座標値を算出する。例えば、タッチパネル24が複数箇所の接触を検出する場合、これら複数箇所の検出結果に示される各座標値の平均値を、ユーザの耳がパネルスピーカ22に接触している位置の座標値として算出する。プロセッサ16は、ユーザの耳がパネルスピーカ22に接触している位置の座標値を算出すると、聴取モード(本実施形態では、「高品質」または「通常品質」のいずれか)の設定に応じて、算出されたユーザの耳の座標値と、聴取エリア情報42に示される各聴取モードの各領域とを比較して、算出された座標値が聴取エリア情報42に示される各領域に含まれるか否かを判定する。例えば、無線通信端末100が聴取モード「高品質」に設定されている場合は、プロセッサ16は、聴取エリア情報42の「高品質」に対応して座標範囲44に示される領域に、算出された座標値が含まれるか否かを判定する。ステップS7において、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の座標値が、聴取エリア情報42に示される領域内でなければ(ステップS7においてNO)、ステップS9の処理を実行する。ステップS7において、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の座標値が、聴取エリア情報42に示される領域内であれば(ステップS7においてYES)、プロセッサ16は、ステップS15の処理を実行する。
ステップS9において、プロセッサ16は、ステップS7で算出したユーザの接触位置の座標値と、聴取モードに対応して座標範囲44に示される領域に含まれる任意の座標値との差分値(差分ベクトル)を算出する。例えば、プロセッサ16は、ユーザの接触位置の座標値と、聴取モードに対応して座標範囲44に示される領域の中心点の座標値との差分を上記差分ベクトルとして算出する。
ステップS11において、プロセッサ16は、ステップS9で算出した差分ベクトルに基づいて、ユーザに対し、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置と、座標範囲44に示される領域とのずれをバイブレータ31等によって報知する。例えば、プロセッサ16は、パネルスピーカ22による音声出力と、バイブレータ31の振動等によって、ユーザの耳がパネルスピーカ22に接触する位置と座標範囲44に示される領域とのずれを報知する。このプロセッサ16によるずれの報知の方法の例は、後述する。
ステップS13において、プロセッサ16は、音声通信などパネルスピーカ22による音声出力を伴う処理の実行状況に基づいて、パネルスピーカ22による音声出力を終了するか継続するかを判断する。プロセッサ16は、音声出力を継続する場合は(ステップS13においてNO)、再びステップS7の処理を実行する。プロセッサ16は、パネルスピーカ22による音声出力を終了する場合は(ステップS13においてYES)、処理を終了する。これらステップS9、ステップS11、ステップS13の処理は、例えば1秒ごとにループされる構成であってもよい。
ステップS15において、プロセッサ16は、ユーザに対し、パネルスピーカ22からの音声出力をユーザが聴取している聴取位置が聴取に好ましい位置であることをバイブレータ31等によって報知する。
ステップS17において、プロセッサ16は、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の算出結果に示される座標値が聴取エリア情報42に示される領域内に所定期間以上含まれているか否かを判定する。プロセッサ16は、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の座標値が聴取エリア情報42に示される領域に含まれている期間のカウントを開始し、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の座標値を、タッチパネル24によって逐次検出する。例えば、プロセッサ16は、1秒ごとにユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の座標値を算出する。プロセッサ16は、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の座標値が聴取エリア情報42に示される領域内に含まれている期間が所定期間(例えば、3秒程度)を超えるか否かを判断する。
ステップS17において、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の座標値が、カウントを開始してから所定期間に満たない間に聴取エリア情報42に示される領域の外部に移動した場合は(ステップS17においてNO)、プロセッサ16は、ステップS13の処理を実行する。
プロセッサ16は、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置の座標値が聴取エリア情報42に示される領域内に含まれている期間のカウントを開始してから所定期間を超えた場合は(ステップS17においてYES)、ステップS19の処理を実行する。
ステップS19において、プロセッサ16は、ユーザの聴取位置が好ましい位置に留まっているものとみなして、タッチパネル24によるユーザのパネルスピーカ22との接触位置の検出処理を終了する。例えば、電源制御部14がタッチパネル24への電源供給を制限することで、タッチパネル24によるユーザのパネルスピーカ22との接触位置の検出処理を終了する。
ステップS21において、プロセッサ16は、音声通信などパネルスピーカ22による音声出力を伴う処理の実行状況に基づいて、パネルスピーカ22による音声出力を終了するか継続するかを判断する。プロセッサ16は、パネルスピーカ22による音声出力を終了する処理があるまでパネルスピーカ22によって音声出力を継続し(ステップS21においてNO)、パネルスピーカ22による音声出力を終了する場合は(ステップS13においてYES)、処理を終了する。
上述のステップS11およびステップS15において、プロセッサ16は、ユーザに対し、ユーザの聴取位置がパネルスピーカ22からの音声出力の聴取に好ましい位置にあるか否かをバイブレータ31、パネルスピーカ22等により報知している。この報知をする処理の一例を具体的に図示して説明する。
図8は、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置と、パネルスピーカ22から出力される音声の聴取に適した領域とに基づいて、無線通信端末100がユーザに聴取に好ましい位置を報知する処理の例を示す図である。図8(A)は、図7のステップS11において、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置と、座標範囲44に示される領域とのずれをパネルスピーカ22等によって報知する処理の例を示している。図8(A)において、ユーザのパネルスピーカ22への接触位置の座標値をユーザ接触位置79として示す。この場合、プロセッサ16は、ステップS9で算出した差分ベクトルに基づいて、ユーザ接触位置79を高品質聴取エリア77または通常品質聴取エリア78に近づけることをユーザに促すための報知を行う。例えば、図8(A)に示すように、ユーザ接触位置79の上部に高品質聴取エリア77または通常品質聴取エリア78が存在する場合に、ユーザに対し、耳の位置を無線通信端末100の筺体の上部に移動させることを促すため、プロセッサ16は、「もう少し上が聞こえやすいです」等のメッセージをパネルスピーカ22によって音声出力する。
また、図8(B)は、図7のステップS15において、ユーザに対し、ユーザの聴取位置がパネルスピーカ22からの音声出力の聴取に好ましい位置にあることをパネルスピーカ22等によって報知する処理の例を示している。図8(B)において、ユーザ接触位置79が高品質聴取エリア77に含まれているため、ユーザの聴取位置は、パネルスピーカ22からの音声出力の聴取に好ましい位置である。この場合、プロセッサ16は、ユーザに対し、耳の位置を留めるよう「そこが一番聞こえやすいです」等のメッセージをパネルスピーカ22によって音声出力する。なお、プロセッサ16は、パネルスピーカ22による報知とともにバイブレータ31を振動させることによる報知をしてもよく、また、図8(A)と図8(B)とにおいて、バイブレータ31の振動パターンを異なるものとしてもよい。
<まとめ>
本実施形態の無線通信端末100は、上記の構成を備えて動作することにより、パネルスピーカ22(パネルレシーバ)の聴取に適した位置をユーザが認識できるようにするための報知を行う。無線通信端末100は、例えばユーザが通話中に、パネルスピーカからの音声出力が聞き取りやすい位置をユーザに認識させ、ユーザの耳がパネルスピーカからの音声の聞き取りに適した位置に移動した場合に、ユーザの耳の位置が聴取に好ましい位置であることをバイブレータ等によりユーザに知らせる。これにより、ユーザは、パネルスピーカの音響特性が優れた位置を容易に認識することができ、通話時等においてパネルスピーカを利用する場合に、パネルスピーカの音響特性が優れた箇所で通話することが可能となる。
<変形例>
上記実施形態の無線通信端末100を、以下のように構成することもできる。本実施形態において、無線通信端末100は、聴取モードを「高品質」と「通常品質」のうちのいずれかに設定して、高品質聴取エリア77または通常品質聴取エリア78の領域にユーザの耳を導くよう報知を行うものとして説明した。無線通信端末100は、パネルスピーカ22による音声出力を利用する場合に、パネルスピーカ22とユーザの耳との接触位置の履歴を保持し、履歴に応じて、高品質聴取エリア77や通常品質聴取エリア78など複数の領域のうち利用頻度の高い領域に対応する聴取モードを優先して設定することとしてもよい。これにより、ユーザの可聴音域の個人差等に応じて聴取モードを設定することができる。
また、無線通信端末100は、パネルスピーカ22が音声出力中の状態で、操作部15への入力操作を受け付けることにより、聴取モードを切り替えることとしてもよい。これにより、ユーザの通話の内容や通話時の状況に応じて聴取モードを切り替えることができる。また、無線通信端末100を利用するユーザのID等、ユーザを識別する情報に基づいて、聴取モードを設定してもよい。例えば、音声を聞き取るための可聴音域は個人差があるため、各ユーザに適した聴取モードを予め対応づけて設定してもよい。
また、上記実施形態の説明において、プロセッサ16は、ステップS9で算出した差分ベクトルに基づいて、ステップS11において、ユーザに対し、ユーザがパネルスピーカ22に接触している位置と、座標範囲44に示される領域とのずれをバイブレータ31等によって報知することとして説明したが、これに限らず、プロセッサ16は、差分ベクトルに基づいて、ユーザのパネルスピーカ22への接触位置と、座標範囲44に示される領域との距離の増減に応じて報知方法を変化させることとしてもよい。例えば、プロセッサ16は、ユーザの耳の位置と座標範囲44に示される領域との距離の履歴を参照し、距離が徐々に小さくなっている場合は、ユーザの耳の位置が座標範囲44に示される領域に近づいているとみなして報知方法を変化させることとしてもよい。
また、無線通信端末100は、パネルスピーカ22による音声出力を利用するか否かを操作部15への入力操作を受け付けることにより切り替えることとしてもよい。例えば、無線通信端末100は、例えば音声着信や音声データを再生する時などにおいて操作部15への入力操作を受け付けて、パネルスピーカ22による音声出力を利用すると設定された場合に図7に示す処理を行うこととしてもよい。
また、上記の実施形態の説明では、ステップS11、ステップS15において、プロセッサ16は、パネルスピーカ22とバイブレータ31とにより報知を行うこととして説明したが、ユーザの聴取位置が好ましい位置にあるか否かについてはバイブレータ31によって報知し、パネルスピーカ22による音声出力による報知を行わないこととしてもよい。
本発明の無線通信端末は、プロセッサと、その上で実行されるプログラムにより実現される。本発明を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 アンテナ、12 無線RF部、13 電源、14 電源制御部、15 操作部、16 プロセッサ、17 近接センサ、18 照度センサ、19 調光制御部、20 音声信号処理部、21 パネルスピーカ駆動部、22 パネルスピーカ、23 ディスプレイドライバ、24 タッチパネル、25 コントローラ、26 記憶部、27 LCD、28 報知部、31 バイブレータ、41 音声データ、42 聴取エリア情報、51 位置判定部、52 報知制御部、71 領域、72 領域、73 領域、74 領域、75 領域、76 目安位置表示部、77 高品質聴取エリア、78 通常品質聴取エリア、79 ユーザ接触位置、100 無線通信端末。

Claims (7)

  1. ィスプレイ上に配置される板状の部材により構成され、当該板状の部材の振動により音声を出力するパネルスピーカと、
    前記パネルスピーカに接触するユーザの接触部分を検出する検出部と、
    前記パネルスピーカの前記板状の部材において、音響特性が所定の基準を満たす領域を示すエリア情報を前記基準ごとに記憶する記憶部と、
    複数の前記エリア情報の中から特定のエリア情報を選択するための設定操作を受け付ける操作部と、
    前記パネルスピーカによる音声の出力時に、前記検出部により検出されるユーザの接触部分と、前記選択されたエリア情報に示される領域とに基づいて、ユーザが前記パネルスピーカにより出力される音声の聴取に適した位置を示すための報知を行う制御部とを備える、
    無線通信端末。
  2. 前記制御部は、
    前記検出部により検出されるユーザの接触部分が前記選択されたエリア情報に示される領域に含まれるか否かを判定する位置判定部と、
    前記位置判定部による判定結果に応じて、前記ユーザによる聴取に適した位置を示すための報知を行う報知制御部とを含み、
    前記報知制御部は、前記位置判定部により前記ユーザの接触部分が前記選択されたエリア情報に示される領域に含まれると判定される場合に、前記ユーザの接触部分が前記パネルスピーカから出力される音声の聴取に適した位置であることを示す報知を行う、
    請求項1記載の無線通信端末。
  3. 無線通信端末であって、
    ディスプレイ上に配置される板状の部材により構成され、当該板状の部材の振動により音声を出力するパネルスピーカと、
    前記パネルスピーカに接触するユーザの接触部分を検出する検出部と、
    前記パネルスピーカの前記板状の部材において、音響特性が所定の基準を満たす領域を示すエリア情報を記憶する記憶部と、
    前記パネルスピーカによる音声の出力時に、前記検出部により検出されるユーザの接触部分と、前記エリア情報に示される領域とに基づいて、ユーザが前記パネルスピーカにより出力される音声の聴取に適した位置を示すための報知を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記検出部により検出されるユーザの接触部分が前記エリア情報に示される領域に含まれるか否かを判定する位置判定部と、
    前記位置判定部による判定結果に応じて、前記ユーザによる聴取に適した位置を示すための報知を行う報知制御部とを含み、
    前記位置判定部は、前記ユーザの接触部分が前記エリア情報に示される領域に含まれないと判定する場合に、前記ユーザの接触部分と、前記エリア情報に示される領域に含まれる所定の座標との差分ベクトルを示す差分情報を算出し、
    前記報知制御部は、前記位置判定部により前記ユーザの接触部分が前記エリア情報に示される領域に含まれないと判定される場合に、前記位置判定部が算出する差分情報に基づいて、前記ユーザの接触部分と前記パネルスピーカから出力される音声の聴取に適した位置との差分を示すための報知を行う、
    無線通信端末。
  4. 前記報知制御部は、前記位置判定部が算出する差分情報に基づいて、前記ユーザの接触部分と、前記エリア情報に示される領域に含まれる所定の座標との距離を取得し、前記取得した距離の増減に応じて前記報知の方法を制御する、
    請求項3記載の無線通信端末。
  5. 無線通信端末であって、
    ディスプレイ上に配置される板状の部材により構成され、当該板状の部材の振動により音声を出力するパネルスピーカと、
    前記パネルスピーカに接触するユーザの接触部分を検出する検出部と、
    前記パネルスピーカの前記板状の部材において、音響特性が所定の基準を満たす領域を示すエリア情報を記憶する記憶部と、
    前記パネルスピーカによる音声の出力時に、前記検出部により検出されるユーザの接触部分と、前記エリア情報に示される領域とに基づいて、ユーザが前記パネルスピーカにより出力される音声の聴取に適した位置を示すための報知を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記検出部により検出されるユーザの接触部分が、前記エリア情報に示される領域に含まれるか否かを逐次判定する位置判定部と、
    前記位置判定部による判定結果に応じて、前記ユーザによる聴取に適した位置を示すための報知を行う報知制御部とを含み、
    前記報知制御部は、
    前記位置判定部により前記ユーザの接触部分が前記エリア情報に示される領域に含まれると判定される場合に、前記ユーザの接触部分が前記パネルスピーカから出力される音声の聴取に適した位置であることを示す報知を行い、
    前記位置判定部により前記ユーザの接触部分が前記エリア情報に示される領域に含まれると判定された期間が所定期間を超えるまで前記検出部による前記ユーザの接触部分の検出を行い、前記所定期間を超えた場合に、前記検出部による前記ユーザの接触部分の検出を抑止する、
    無線通信端末。
  6. 無線通信端末の報知を制御するための方法であって、
    前記無線通信端末は、ディスプレイ上に配置される板状の部材により構成されて当該板状の部材の振動により音声を出力するパネルスピーカと、前記パネルスピーカの前記板状の部材において、音響特性が所定の基準を満たす領域を示すエリア情報を前記基準ごとに記憶するメモリとを備え、
    前記方法は、
    前記無線通信端末が、複数の前記エリア情報の中から特定のエリア情報を選択するための設定操作を受け付けるステップと、
    前記無線通信端末が、前記パネルスピーカに接触するユーザの接触部分を検出するステップと、
    前記無線通信端末が、前記パネルスピーカによる音声の出力時に、前記検出されるユーザの接触部分と、前記選択されたエリア情報に示される領域とに基づいて、ユーザが前記パネルスピーカにより出力される音声の聴取に適した位置を示すための報知を行うステップとを含む、
    方法。
  7. 無線通信端末の報知処理を制御するためのプログラムであって、前記無線通信端末は、ディスプレイ上に配置される板状の部材により構成されて当該板状の部材の振動により音声を出力するパネルスピーカと、プロセッサと、前記パネルスピーカの前記板状の部材において、音響特性が所定の基準を満たす領域を示すエリア情報を前記基準ごとに記憶するメモリとを備えており、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    複数の前記エリア情報の中から特定のエリア情報を選択するための設定操作を受け付けるステップと、
    前記パネルスピーカに接触するユーザの接触部分を検出するステップと、
    前記パネルスピーカによる音声の出力時に、前記検出されるユーザの接触部分と、前記選択されたエリア情報に示される領域とに基づいて、ユーザが前記パネルスピーカにより出力される音声の聴取に適した位置を示すための報知を行うステップとを実行させる、
    プログラム。
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