JP6094147B2 - 電気弦楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気弦楽器に関する。
従来、電気ギター(エレクトリックギター)、電気バイオリン等のように弦の振動を検出するピックアップ装置を備える電気弦楽器には、所定本数の弦を張設した細長い楽器本体の両側部(両側面)に、アコースティックギター等のアコースティック楽器のボディに相当する形状のフレームを設けたものがある。この種の電気弦楽器では、フレームがネジ止めや圧入等によって楽器本体に固定されることで、フレームが楽器本体に対して着脱可能に取り付けられる。これにより、フレームを楽器本体から取り外して電気弦楽器をコンパクトにまとめて持ち運んだり、電気弦楽器の保管スペースを小さく抑えたりすることが可能となる。
特開2003−157080号公報
しかしながら、上記従来の電気弦楽器の取り扱いは面倒である。例えば、フレームが楽器本体から分離してしまうため、フレームを楽器本体から取り外した後に、フレームだけを置き忘れたり、紛失したりする虞がある。また、電気弦楽器の演奏時にフレームが楽器本体から不意に外れてしまう虞もある。また、フレームを楽器本体に対して取り付けたり、取り外したりする作業が必要となるため、演奏前の準備や演奏後の片づけが面倒である、という問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、運搬時や保管時にはコンパクトにまとめることが可能でありながら、取り扱いの容易な電気弦楽器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電気弦楽器は、正面側に複数の弦が張られる楽器本体と、該楽器本体の両側面に配置可能な一対のフレームと、を備え、前記一対のフレームのうち一方のフレームが、前記楽器本体の長手方向を回転軸として前記楽器本体の側面から背面側に向けて回り込んで他方のフレームに重なり合うように、前記楽器本体に対して回転自在に連結された可動フレームであり、前記他方のフレームは、前記楽器本体の側面に移動不能に固定されていることを特徴とする。
上記電気弦楽器によれば、一対のフレームが重なり合うように電気弦楽器を折りたたむことで、一対のフレームを楽器本体の両側面に配した場合と比較して、電気弦楽器をコンパクトにまとめることができるため、電気弦楽器を容易に持ち運んだり、電気弦楽器の保管スペースを小さく抑えたりすることが可能となる。
さらに、上記電気弦楽器によれば、可動フレームが楽器本体に対して回転自在に連結されているため、楽器本体から分離することもない。したがって、従来のようなフレームの置忘れや紛失を防止できる。また、電気弦楽器の演奏時にフレームが不意に脱落することも防止できるため、電気弦楽器を容易に取り扱うことが可能となる。
また、上記電気弦楽器によれば、可動フレームが楽器本体の側面から背面側に回り込むように楽器本体に連結されているため、可動フレームが楽器本体の正面側に張られた弦に干渉することを防止できる。すなわち、可動フレームが弦に触れることで、弦の音高が不意に変化したり、弦にダメージを与えることを防止できる。
さらに、可動フレームが楽器本体の側面から背面側に回り込むため、電気弦楽器を折りたたんだ状態で弦の調律を行うことも可能となる。
そして、前記電気弦楽器は、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転不能に固定する固定機構を備え、該固定機構が、前記一対のフレームを前記楽器本体の両側面に各々配した状態で前記可動フレームを固定するとよい。
上記のように可動フレームが固定されていれば、演奏者が電気弦楽器を演奏する際に、可動フレームが演奏者の身体の一部分(腕や足、胸部、腹部など)に当っても、可動フレームの回転移動が固定機構によって規制される。したがって、演奏者は安定した状態で電気弦楽器を演奏することができる。
また、前記電気弦楽器では、前記固定機構が、前記一対のフレームを重ね合わせた状態で前記可動フレームを固定するとよい。
上記電気弦楽器によれば、電気弦楽器を折りたたんだ状態において電気弦楽器をさらに容易に持ち運ぶことができる。
さらに、前記電気弦楽器では、前記固定機構が、前記楽器本体に設けられて、該楽器本体に連結された前記可動フレームの連結端部を前記楽器本体の長手方向から挟み込んで固定する一対の狭持部を備えることが好ましい。
この構成では、一対の狭持部が配された位置まで可動フレームを回転移動させるだけで、可動フレームの連結端部が一対の狭持部によって挟み込まれるため、可動フレームを簡単に楽器本体に固定することができる。また、この固定状態から可動フレームを回転移動させるためには、一対の狭持部の狭持力よりも大きな力を可動フレームに作用させるだけでよい。したがって、短時間で演奏準備や片付けを行うことが可能となる。
また、前記電気弦楽器では、前記固定機構が、前記楽器本体の表面から該楽器本体の長手方向に窪むと共に前記回転軸の径方向に延在して形成され、前記楽器本体に連結されて前記回転軸から径方向に延在する前記可動フレームの連結端部を挿入可能な係止溝と、前記連結端部を前記係止溝に挿入する方向に付勢する付勢手段と、を備えるとよい。
また、本発明の電気弦楽器は、正面側に複数の弦が張られる楽器本体と、該楽器本体の両側面に配置可能な一対のフレームと、を備え、前記一対のフレームの少なくとも一方が、前記楽器本体の長手方向を回転軸として前記楽器本体の側面から背面側に向けて回り込んで他方のフレームに重なり合うように、前記楽器本体に対して回転自在に連結された可動フレームであり、さらに、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転不能に固定する固定機構を備え、該固定機構が、前記一対のフレームを前記楽器本体の両側面に各々配した状態で前記可動フレームを固定し、前記固定機構が、前記楽器本体の表面から該楽器本体の長手方向に窪むと共に前記回転軸の径方向に延在して形成され、前記楽器本体に連結されて前記回転軸から径方向に延在する前記可動フレームの連結端部を挿入可能な係止溝と、前記連結端部を前記係止溝に挿入する方向に付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする。
この構成では、係止溝が形成された位置まで可動フレームを回転移動させるだけで、可動フレームの連結端部が付勢手段の付勢力によって係止溝に挿入される。この挿入状態では、連結端部及び係止溝の延在方向が一致するため、連結端部の回転移動が規制され、可動フレームが楽器本体に固定される。すなわち、可動フレームを簡単に楽器本体に固定することができる。また、この固定状態から可動フレームを回転移動させるためには、付勢手段の付勢力に抗って連結端部を係止溝から抜き出せばよい。したがって、短時間で演奏準備や片付けを行うことが可能となる。
さらに、前記電気弦楽器では、前記固定機構が、前記楽器本体にその長手方向にねじ込まれ、前記楽器本体に連結される前記可動フレームの連結端部を前記楽器本体に押し付ける押付用ねじを備え、該押付用ねじが、前記連結端部に挿通されて、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転自在に連結してもよい。
また、本発明の電気弦楽器は、正面側に複数の弦が張られる楽器本体と、該楽器本体の両側面に配置可能な一対のフレームと、を備え、前記一対のフレームの少なくとも一方が、前記楽器本体の長手方向を回転軸として前記楽器本体の側面から背面側に向けて回り込んで他方のフレームに重なり合うように、前記楽器本体に対して回転自在に連結された可動フレームであり、さらに、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転不能に固定する固定機構を備え、該固定機構が、前記一対のフレームを前記楽器本体の両側面に各々配した状態で前記可動フレームを固定し、前記固定機構が、前記楽器本体にその長手方向にねじ込まれ、前記楽器本体に連結される前記可動フレームの連結端部を前記楽器本体に押し付ける押付用ねじを備え、該押付用ねじが、前記連結端部に挿通されて、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転自在に連結していることを特徴とする。
この構成では、押付用ねじにより可動フレームの連結端部を楽器本体に押し付けるだけで、可動フレームを簡単に任意の回転位置に固定することができる。そして、演奏者の身体に当る可動フレームを任意の回転位置で固定できれば、演奏者は所望する様々な姿勢で電気弦楽器を演奏することが可能となる。すなわち、電気弦楽器による演奏の自由度向上を図ることができる。
さらに、上記構成では、押付用ねじが可動フレームを楽器本体に連結する機能も有するため、電気弦楽器の構成部品点数を削減して、その製造コストを低く抑えることも可能である。
また、前記電気弦楽器では、前記固定機構が、前記楽器本体に設けられて、該楽器本体に連結された前記可動フレームの連結端部を磁力によって吸着固定する磁力吸着部を備えてもよい。
この構成では、磁力吸着部が配された位置まで可動フレームを回転移動させるだけで、可動フレームの連結端部が磁力によって磁力吸着部に吸着されるため、可動フレームを簡単に楽器本体に固定することができる。また、この固定状態から可動フレームを回転移動させるためには、磁力吸着部と連結端部との間に作用する磁力よりも大きな力を可動フレームの回転方向に作用させればよい。したがって、短時間で演奏準備や片付けを行うことが可能となる。
さらに、前記電気弦楽器では、第一フレームのみが前記可動フレームであり、第二フレームが前記楽器本体の側面に固定されているとよい。
電気弦楽器が電気ギターである場合、演奏者が椅子等に座った状態で電気弦楽器を演奏する際には、一対のフレームの一方を楽器本体の下側に配置して演奏者の足部(太腿)上に載せることがある。
そこで、上記構成のように楽器本体に固定された第二フレームを演奏者の足部に載せれば、楽器本体が第二フレームを介して演奏者の足部上に安定して配される。このため、例え第一フレームが楽器本体に対して不意に回転移動したとしても、演奏を継続することができる。
本発明によれば、一対のフレームの少なくとも一方が楽器本体に対して回転自在に連結された可動フレームとなっているため、電気弦楽器をコンパクトにまとめることができると共に、フレームの置忘れや紛失、及び、電気弦楽器の演奏時におけるフレームの脱落を防止して、電気弦楽器を容易に取り扱うことができる。
本発明の第一実施形態に係る電気ギターであり、第一フレームを楽器本体の第一側面に配した状態を示す斜視図である。 図1の電気ギターにおいて、第一フレームを楽器本体の背面側に配した状態を示す斜視図である。 図1,2の電気ギターにおいて、第一フレームを楽器本体の第二側面に配した状態を示す斜視図である。 図2のA−A矢視断面図である。 図1〜3の電気ギターにおいて、第一側面に配された第一フレームと楽器本体との連結状態を楽器本体の背面側から見た拡大平面図である。 図5のB−B矢視断面図である。 図1〜3の電気ギターにおいて、第二側面に配された第一フレームと楽器本体との連結状態を楽器本体の背面側から見た拡大平面図である。 本発明の第二実施形態に係る電気ギターにおいて、第一側面に配された第一フレームと楽器本体との連結部分を楽器本体の背面側から見た拡大断面図である。 図8のC−C矢視断面図である。 図9,10の電気ギターにおいて、楽器本体の背面側に配された第一フレームと楽器本体との連結部分を示す拡大側断面図である。 本発明の第三実施形態に係る電気ギターにおいて、楽器本体と第一フレームとの連結部分を楽器本体の背面側から見た状態を示す拡大断面図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1〜7を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、この実施形態に係る電気ギター(電気弦楽器)1は、細長い楽器本体2と、楽器本体2の正面2a側に張られる複数の弦3と、楽器本体2の左右両側面2c,2dに配置可能な一対のフレーム4,5と、を備えている。
楽器本体2は、例えば木材からなり、細長い箱状の胴部11と、胴部11の長手方向の一端部21(以下、前端部21と呼ぶ。)から延びるネック部12と、を備えている。
胴部11の正面2aには、各弦3の一端を固定するテールピース13が設けられている。テールピース13は、胴部11の長手方向の中間部分に設けられている。また、胴部11の内部には、弦3の振動を検出して電気信号に変換するピックアップ装置(不図示)が設けられている。ピックアップ装置は、例えば後述する指板14に重ならない範囲で、胴部11の前端部21とテールピース13との間に配される。さらに、胴部11には、トーンコントロールを含むプリアンプや、プリアンプの出力を外部に取り出すジャック(いずれも不図示)等、一般的な電気ギターの各種構成部品も設けられている。
ネック部12は、その正面2aに多数のフレットを有する指板14を設けて構成されている。この指板14の長手方向の一部は、胴部11の前端部21まで延びている。また、ネック部12の延在方向先端には、各弦3の他端部を巻き取る糸巻装置15が設けられている。複数の弦3は、この糸巻装置15と前述のテールピース13との間に張られており、楽器本体2の幅方向に間隔をあけて配列されている。
各フレーム4,5は、合成樹脂、金属、木材等からなる帯状の板材を湾曲させた形状を呈している。本実施形態の各フレーム4,5は、一対のフレーム4,5が一般的なアコースティックギターのボディの外形形状と同様のひょうたん型の形状を呈するように、それぞれ湾曲した形状に形成されている。
各フレーム4,5の長手方向の両端部は、それぞれ胴部11の前端部21及び後端部22に取り付けられている。
一対のフレーム4,5のうち第一フレーム4は、胴部11の長手方向を回転軸32(図4等参照)として胴部11に対して回転自在に連結された可動フレームとなっている。本実施形態では、第一フレーム4の長手方向の両端部が胴部11に連結されている。そして、第一フレーム4の回転範囲は、図1〜3に示すように、胴部11の一方の側面2c(以下、第一側面2cと呼ぶ。)から背面2b側に回り込んで、胴部11の他方の側面2d(以下、第二側面2dと呼ぶ。)に至るまでの範囲である。すなわち、第一フレーム4の回転角度範囲は180度となっている。
なお、胴部11の第一側面2cは、両側面2c,2dのうち音程が最も低い第一弦3a側に位置する側面(演奏時に上に向く側面)であり、第二側面2dは、音程が最も高い弦3(例えば第六弦3f)側に位置する側面(演奏時に下に向く側面)である。
一方、第二フレーム5は、ネジ止め等により、胴部11の第二側面2dに移動不能に固定されている。
これにより、図1に示すように、第一フレーム4が第一側面2c(展開位置4A)に配された状態では、一対のフレーム4,5が、アコースティックギターのボディの外形形状と同様の瓢箪(ひょうたん)型の形状を呈する。また、図3に示すように、第一フレーム4が第二側面2d(折りたたみ位置4B)に配された状態では、一対のフレーム4,5が胴部11の厚さ方向に重なり合う。すなわち、第一フレーム4が回転自在であることで、電気ギター1が折りたたみ自在となっている。
次に、図4〜7を参照して、第一フレーム4の長手方向の一端部(以下、単に連結端部23と呼ぶ。)と胴部11の後端部22との連結構造について詳細に説明する。
図4〜7に示すように、胴部11の後端部22には、胴部11の背面2bから窪むと共に胴部11の幅方向に延びる有底の収容溝31が形成されている。収容溝31の延在方向の両端は、胴部11の両側面2c,2dにそれぞれ開口している。胴部11の後端部22に位置する第一フレーム4の連結端部23は、この収容溝31内に収容される。
収容溝31内には、胴部11の長手方向に延びる回転軸32が配されている。回転軸32は、胴部11の長手方向に直交する収容溝31の両内側面31b,31cの間に架け渡されている。なお、図示例では、回転軸32が胴部11の幅方向の中間位置に配されているが、例えば中間位置から第一側面2c側あるいは第二側面2d側にずらした位置に配されていてもよい。
そして、本実施形態の回転軸32は、胴部11の後端面2eから長手方向にねじ込まれる連結用ねじ33によって構成されている。連結用ねじ33は、回転軸32をなす雄ねじ部33Aと、雄ねじ部33Aの軸方向一端に設けられたストラップ保持部33Bと、を備えている。
雄ねじ部33Aは、胴部11の後端面2eから胴部11内にねじ込まれている。なお、雄ねじ部33Aをねじ込む胴部11のネジ孔は、収容溝31をその幅方向に貫通するように形成されている。一方、ストラップ保持部33Bは、連結用ねじ33を胴部11に取り付けた状態で胴部11の後端面2eに配され、電気ギター1用のストラップ(不図示)を係止する部分である。すなわち、本実施形態の連結用ねじ33は、電気ギター1のエンドピンとしても機能している。
一方、胴部11の後端部22に位置する第一フレーム4の連結端部23は、収容溝31に挿入された状態で回転軸32を挿通させるように構成されている。これにより、第一フレーム4の連結端部23が、楽器本体2に対して回転軸32を中心に回転自在となっている。
なお、第一フレーム4の他端部(連結端部23)と胴部11の前端部21との連結構造は、回転軸32をなす連結用ねじ33が胴部11の前端面(不図示)から胴部11の長手方向にねじ込まれる点を除いて、上述した第一フレーム4の一端部(連結端部23)と胴部11の後端部22との連結構造と同一である。すなわち、第一フレーム4の他端部は、第一フレーム4の一端部と同様に、胴部11の前端部21に形成された収容溝31(図2,3参照)に収容されると共に、エンドピンを兼用する連結用ねじ33の雄ねじ部33A(回転軸32)に挿通されている。
そして、以上のように楽器本体2に連結される第一フレーム4が、図1,5に示すように、胴部11の第一側面2cに配された状態、及び、図3,7に示すように、胴部11の第二側面2dに配された状態では、第一フレーム4の連結端部23が収容溝31の底部31aによって、第一フレーム4の胴部11の正面2a側への回り込みが規制されている。すなわち、第一フレーム4の回転角度範囲は、収容溝31の底部31aによって180度に設定されている。
さらに、本実施形態の電気ギター1は、図5〜7に示すように、展開位置4A及び折りたたみ位置4Bに配された第一フレーム4を楽器本体2に対して回転不能に固定する固定機構を備えている。本実施形態の固定機構は、収容溝31内に設けられて第一フレーム4の連結端部23を固定する狭持部材35を備えている。
狭持部材35は、弾性変形可能な金属等の板材に折り曲げ加工を施して形成され、ベース板部36と、ベース板部36の両端からベース板部36の厚さ方向に延出する一対の狭持部37,37と、を備えている。ベース板部36は、固定用ねじ38によって収容溝31の底部31aに固定されている。
各狭持部37,37は、収容溝31の各内側面31b,31cに沿って底部31aから胴部11の背面2b側に向けて延在している。これにより、一対の狭持部37,37は互いに胴部11の長手方向に対向している。また、一対の狭持部37,37は、互いに離れる方向に弾性変形可能となっている。さらに、各狭持部37,37には、互いに近づく方向に突出する爪部39,39が形成されている。各爪部39,39は、各狭持部37,37に折り曲げ加工を施すことで形成されている。
以上のように構成される狭持部材35は、収容溝31の底部31aのうち、回転軸32と第一側面2cとの間、及び、回転軸32と第二側面2dとの間に、一つずつ配されている。このため、例えば図5,7に示すように、第一フレーム4が展開位置4Aあるいは折りたたみ位置4Bに至るまで回転移動すると、図6に示すように、第一フレーム4の連結端部23が一対の狭持部37,37の間に入り込む。この際、一対の狭持部37,37は互いに離れるように弾性変形するため、一対の狭持部37,37により連結端部23を挟み込む力が生じ、これにより、第一フレーム4が展開位置4Aや折りたたみ位置4Bに固定される。
また、本実施形態の連結端部23には、一対の狭持部37,37に各々対向する面から窪む凹部24が形成されている。そして、第一フレーム4が展開位置4Aや折りたたみ位置4Bに配された状態では、凹部24に狭持部37の爪部39が入り込み、これによって、連結端部23が展開位置4Aや折りたたみ位置4Bから回転移動しないように一対の狭持部37,37に係止される。すなわち、本実施形態では、展開位置4Aや折りたたみ位置4Bに配された第一フレーム4の連結端部23が、一対の狭持部37,37に挟み込まれると共に係止されることで、第一フレーム4の回転移動が規制されている。
このように固定された第一フレーム4を展開位置4Aや折りたたみ位置4Bから回転移動させるためには、一対の狭持部37,37の狭持力よりも大きな力を第一フレーム4に作用させればよい。
なお、図示例では、胴部11の後端部22に狭持部材35を設けた構成が記載されているが、胴部11の前端部21にも同様の狭持部材35が設けられていてよい。
以上説明したように、第一実施形態に係る電気ギター1によれば、図3に示すように、一対のフレーム4,5が重なり合うように電気ギター1を折りたたむことで、一対のフレーム4,5を楽器本体2の両側面2c,2dに配した場合と比較して、電気ギター1をコンパクトにまとめることができるため、電気ギター1を容易に持ち運んだり、電気ギター1の保管スペースを小さく抑えたりすることが可能となる。
また、第一フレーム4が楽器本体2に対して回転自在に連結されているため、楽器本体2から分離することもない。したがって、フレーム4,5の置忘れや紛失を防止できる。また、電気ギター1の演奏時にフレーム4,5が不意に脱落することも防止できるため、電気ギター1を容易に取り扱うことが可能となる。
さらに、第一フレーム4が楽器本体2の側面2c,2dから背面2b側に回り込むように楽器本体2に連結されているため、第一フレーム4が楽器本体2の正面2a側に張られた弦3に干渉することを防止できる。すなわち、第一フレーム4が弦3に触れることで、弦3の音高が不意に変化したり、弦3にダメージを与えることを防止できる。また、電気ギター1を折りたたんだ状態で弦3の調律を行うことも可能となる。
また、本実施形態の電気ギター1では、第一フレーム4が固定機構によって展開位置4Aに固定されるため、演奏者が電気ギター1を演奏する際に、第一フレーム4が演奏者の身体の一部分(腕や足、胸部、腹部など)に当っても、第一フレーム4は楽器本体2に対して回転移動しない。したがって、演奏者は安定した状態で電気ギター1を演奏することができる。
さらに、第一フレーム4は固定機構によって折りたたみ位置4Bにも固定されるため、電気ギター1を折りたたんだ状態で容易に持ち運ぶことができる。
また、本実施形態では、上記固定機構が、第一フレーム4の連結端部23を楽器本体2の長手方向から挟み込む狭持部材35によって構成されるため、第一フレーム4を展開位置4Aや折りたたみ位置4Bまで移動させるだけで、楽器本体2と第一フレーム4との間に指を挟むことなく、第一フレーム4を安全かつ簡単に楽器本体2に固定することができる。さらに、この固定状態から第一フレーム4を回転移動させるためには、一対の狭持部37,37の狭持力よりも大きな力を第一フレーム4に作用させるだけでよい。したがって、短時間で演奏の準備や片づけを行うことが可能となる。
さらに、本実施形態では、連結用ねじ33が第一フレーム4用の回転軸32及び電気ギター1のエンドピンを兼用しているため、電気ギター1の構成部品点数の削減を図ることもできる。
さらに、演奏者が椅子等に座った状態で本実施形態の電気ギター1を演奏する場合には、楽器本体2に固定された第二フレーム5が楽器本体2の下側に配されて、演奏者の足部(太腿)上に載せられる。このため、楽器本体2が第二フレーム5を介して演奏者の足部上に安定して配されることになる。したがって、本実施形態の電気ギター1によれば、例え第一フレーム4が楽器本体2に対して不意に回転移動したとしても、演奏を継続することができる。
なお、上記第一実施形態において、電気ギター1の安定した演奏のみを考慮する場合、固定機構は、少なくとも第一フレーム4を展開位置4Aに固定するように構成されればよい。具体的には、固定機構を構成する狭持部材35が、収容溝31の底部31aのうち回転軸32と胴部11の第一側面2cとの間にのみ設けられていればよい。
また、連結端部23を狭持する一対の狭持部37,37は、弾性変形可能な板材によって一体に形成されることに限らず、例えば別個に形成されてもよい。この場合、一対の狭持部37,37は、互いに対向するように収容溝31の各内側面31b,31cに設けられればよい。また、この場合には、一対の狭持部37,37を配置する自由度が高くなり、例えば、一対の狭持部37,37によって折りたたみ位置4Bや展開位置4Aを除く所定の回転位置(例えば90度の位置)において第一フレーム4を固定することも可能となる。
〔第二実施形態〕
次に、図8〜10を参照して本発明の第二実施形態について説明する。
この実施形態では、第一実施形態の電気ギター1と比較して、固定機構の構成のみが異なっており、その他の構成については第一実施形態と同様である。本実施形態では、第一実施形態と同一の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図8,9に示すように、本実施形態の電気ギターに備える固定機構は、楽器本体2の胴部11に形成されて第一フレーム4の連結端部23を挿入可能な係止溝41と、回転軸32に取り付けられたコイルばね(付勢手段)42とを有している。
係止溝41は、収容溝31の内側面(表面)から胴部11の長手方向に窪むと共に、回転軸32の径方向に延在して形成されている。
本実施形態の係止溝41は、収容溝31の二つの内側面31b,31cのうち胴部11の後端部22側(後端面2eに近い側)の内側面31bに形成されている。また、本実施形態の係止溝41は、主に回転軸32から胴部11の第一側面2cに至るまで胴部11の幅方向に沿って延在し、第一側面2cから外部に開口しているが、胴部11の背面2bには開口しない。また、本実施形態における係止溝41の延在方向の寸法は、展開位置4Aに配された第一フレーム4の連結端部23のうち、収容される部分の寸法と等しいあるいは若干大きく設定されている。これにより、第一フレーム4の連結端部23は、第一フレーム4が展開位置4Aに配された状態でのみ、係止溝41に挿入可能となっている。
なお、図示例における収容溝31の内側面31bから窪む係止溝41の深さ寸法は、連結端部23の一部のみが係止溝41内に挿入されるように設定されているが、例えば連結端部23全体が係止溝41内に挿入されるように設定されてもよい。
コイルばね42は、収容溝31内に配された連結端部23を係止溝41に向けて胴部11の長手方向に付勢するように配されている。以下、コイルばね42の配置について具体的に説明する。
係止溝41を形成した内側面31bに相対する他方の内側面31cには、回転軸32と同心で回転軸32よりも径寸法の大きい収容孔43が形成されている。コイルばね42は、回転軸32に挿通された状態で収容孔43に挿入されている。また、コイルばね42は、連結端部23よりも胴部11の前端部21側に配され、これによって、連結端部23を胴部11の後端部22側に付勢している。
なお、図示例では、胴部11の後端部22に係止溝41及びコイルばね42を設けた構成が記載されているが、例えば胴部11の前端部21にも同様の係止溝41及びコイルばね42が設けられていてよい。また、コイルばね42は、胴部11の前端部21及び後端部22のいずれか一方のみに設けられていてもよい。
以上のように構成される本実施形態の固定機構の作用について説明する。
第一フレーム4が、例えば図10に示すように、展開位置4A以外の回転位置に配されている状態では、連結端部23がコイルばね42の付勢力によって一方の内側面31bに押し付けられる。そして、第一フレーム4が上述した位置から展開位置4Aまで回転移動すると、図8,9に示すように、連結端部23がコイルばね42の付勢力によって係止溝41に挿入される。この挿入状態では、連結端部23及び係止溝41の延在方向が一致しているため、連結端部23の回転移動が規制され、第一フレーム4が楽器本体2に固定される。
すなわち、第二実施形態に係る電気ギターによれば、第一フレーム4を展開位置4Aまで回転移動させるだけで、楽器本体2と第一フレーム4との間に指を挟むことなく、第一フレーム4を安全かつ簡単に楽器本体2に固定することができる。また、この固定状態から第一フレーム4を回転移動させるためには、コイルばね42の付勢力に抗って連結端部23を係止溝41から抜き出せばよい。したがって、短時間で演奏の準備や片づけを行うことが可能となる。
また、第二実施形態に係る電気ギターによれば、前述した第一実施形態と同様の効果も奏する。
なお、上記第二実施形態では、第一フレーム4が展開位置4Aに配された状態でのみ楽器本体2に固定されるが、これに加えて、例えば折りたたみ位置4B等の所定の回転位置で固定してもよい。例えば、第一フレーム4を展開位置4A及び折りたたみ位置4Bの両方で固定するためには、係止溝41が第一側面2c及び第二側面2dの両方に開口するように胴部11の幅方向に沿って延在していればよい。
また、コイルばね42は常に連結端部23を付勢するように配されているが、少なくとも連結端部23を係止溝41に挿入可能な位置において付勢するように配されていればよい。さらに、連結端部23を付勢する付勢手段は、コイルばね42に限らず、例えば板バネやゴム等であってもよい。
さらに、上記第二実施形態の固定機構は、第一実施形態の固定機構と組み合わせてもよい。例えば第一フレーム4を展開位置4Aに固定するように係止溝41及びコイルばね42を設けると共に、第一フレーム4を折りたたみ位置4Bに固定するように狭持部材35を設けてもよい。
〔第三実施形態〕
次に、図11を参照して本発明の第三実施形態について説明する。
この実施形態では、第一、第二実施形態の電気ギター1と比較して、固定機構の構成のみが異なっており、その他の構成については第一実施形態と同様である。本実施形態では、第一、第二実施形態と同一の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態の電気ギターに備える固定機構は、第一フレーム4の連結端部23を楽器本体2に押し付けて固定する押付用ねじ51を有している。
押付用ねじ51は、胴部11の後端面2eから胴部11の長手方向にねじ込まれるものであり、雄ねじ部51Aと、雄ねじ部51Aの軸方向一端に設けられたストラップ保持部51Bと、軸方向他端に設けられた挿通部51Cとを備えている。なお、ストラップ保持部51Bは、第一、第二実施形態の連結用ねじ33のストラップ保持部33Bと同様のものである。
また、挿通部51Cは、第一、第二実施形態の連結用ねじ33の雄ねじ部33Aと同様に、第一フレーム4の連結端部23に挿通されるものであり、本実施形態における回転軸をなしている。すなわち、本実施形態では、押付用ねじ51によって、第一フレーム4が楽器本体2に対して回転自在に連結されている。
一方、雄ねじ部51Aは、その径寸法が挿通部51Cよりも大きく、連結端部23に挿通されない。本実施形態では、雄ねじ部51Aが、一方の内側面31bから収容溝31内に突出するように配されている。このため、押付用ねじ51が胴部11の後端部22から前端部21に向けて進行するように回転すると、連結端部23が雄ねじ部51Aによって他方の内側面31cに押し付けられることになる。すなわち、雄ねじ部51Aは、連結端部23を楽器本体2に押し付ける押付部となっている。
なお、図示例では、胴部11の後端部22に押付用ねじ51を設けた構成が記載されているが、例えば胴部11の前端部21にも同様の押付用ねじ51が設けられていてよい。この場合、押付用ねじ51は胴部11の前端面(不図示)から胴部11の長手方向にねじ込まれればよい。
以上説明したように、第三実施形態に係る電気ギターによれば、前述した第一実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本実施形態のギターでは、押付用ねじ51により第一フレーム4の連結端部23を楽器本体2に押し付けるだけで、第一フレーム4を簡単に任意の回転位置(展開位置4A・折りたたみ位置4Bを含む)に固定することが可能である。そして、演奏者の身体に当る第一フレーム4を任意の回転位置で固定できれば、演奏者は所望する様々な姿勢で電気ギターを演奏することが可能となる。すなわち、電気ギターによる演奏の自由度向上を図ることができる。
また、押付用ねじ51は、第一フレーム4を楽器本体2に連結する機能も有するため、電気ギターの構成部品点数を削減して、その製造コストを低く抑えることも可能である。
なお、上記第三実施形態の固定機構は、第一、第二実施形態の固定機構と適宜組み合わせることが可能である。この場合、第一、第二実施形態の構成において、連結用ねじ33の代わりに本実施形態の押付用ねじ51を用いればよい。
以上、三つの実施形態により本発明について詳細に説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第一フレーム4を楽器本体2に固定する固定機構は、磁力を利用したものであってもよく、例えば、楽器本体2に設けられて、連結端部23を磁力によって吸着固定する磁力吸着部を備えていてもよい。この磁力吸着部が磁石である場合には、連結端部23に鉄等の磁性体あるいは磁石を固定したり、連結端部23あるいは第一フレーム4自体を鉄等の磁性体によって形成すればよい。また、連結端部23に磁石を固定した場合、磁力吸着部は鉄等の磁性体であってもよい。
そして、磁力吸着部により第一フレーム4を展開位置4Aや折りたたみ位置4Bに固定する場合には、例えば第一実施形態の狭持部材35と同様に、磁力吸着部を収容溝31の底部31aに設置してもよいし、例えば収容溝31の内側面31b,31cに設置してもよい。なお、磁力吸着部を収容溝31の内側面31b,31cに設置すれば、第一フレーム4を展開位置4Aや折りたたみ位置4Bを除く所定の回転位置に第一フレーム4を固定することもできる。
なお、この固定機構は、上述した三つの実施形態の固定機構と適宜組み合わせ可能である。
上記のように固定機構が磁力を利用した構成であっても、第一、第二実施形態の固定機構と同様の効果を奏する。すなわち、磁力吸着部が配された位置まで第一フレーム4を回転移動させるだけで、連結端部23が磁力によって磁力吸着部に吸着されるため、楽器本体2と第一フレーム4との間に指を挟むことなく、第一フレーム4を安全かつ簡単に楽器本体2に固定することができる。また、この固定状態から第一フレーム4を回転移動させるためには、磁力吸着部と連結端部23との間に作用する磁力よりも大きな力を第一フレーム4の回転方向に作用させればよい。したがって、短時間で演奏準備や片付けを行うことが可能となる。
また、第一フレーム4を楽器本体2に連結する回転軸は、前述した全ての実施形態のように、ストラップを係止するエンドピンと一体に形成されることに限らず、例えばエンドピンと別個の連結用ねじや押付用ねじ等によって構成されてもよい。
さらに、第一フレーム4の連結端部23は、胴部11の収容溝31内に収容されることに限らず、例えば、胴部11の前端面や後端面2eに配されてもよい。
また、全ての実施形態では、第一フレーム4のみが可動フレームとなっているが、例えば第一フレーム4及び第二フレーム5の両方が可動フレームとなっていてもよい。この場合、第二フレーム5の回転軸は、例えば第一フレーム4の回転軸と共通していてもよいが、例えば第一フレーム4の回転軸と別個に設けられて、第一フレーム4の回転軸からずらした位置に配されてもよい。
また、一対のフレーム4,5の折りたたみ位置4Bは、楽器本体2の第一側面2cから背面2bに回りこんで第二側面2dに至る任意の回転位置であってよく、例えば背面2b側であってもよい。すなわち、各フレーム4,5の回転角度範囲は、二つのフレーム4,5の回転角度範囲を足し合わせたものが180度となるように設定されていればよく、例えば90度ずつに設定されてもよい。
そして、本発明の電気弦楽器は、上記実施形態のような電気ギター1に限らず、少なくとも複数の弦3が張られる楽器本体2と、楽器本体2の両側面2c,2dに配される一対のフレーム4,5とを備える電気弦楽器に適用することが可能であり、例えば電気バイオリン等の他の種類の電気弦楽器にも適用できる。
1…電気ギター(電気弦楽器)、2…楽器本体、2a…正面、2b…背面、2c…第一側面、2d…第二側面、3…弦、4…第一フレーム(可動フレーム)、4A…展開位置、4B…折りたたみ位置、5…第二フレーム、23…連結端部、31…収容溝、31a…底部、31b,31c…内側面、32…回転軸、33…連結用ねじ、35…狭持部材、37…狭持部、41…係止溝、42…コイルばね(付勢手段)、51…押付用ねじ、51A…雄ねじ部(押付部)、51C…挿通部(回転軸)

Claims (8)

  1. 正面側に複数の弦が張られる楽器本体と、該楽器本体の両側面に配置可能な一対のフレームと、を備え、
    前記一対のフレームのうち一方のフレームが、前記楽器本体の長手方向を回転軸として前記楽器本体の側面から背面側に向けて回り込んで他方のフレームに重なり合うように、前記楽器本体に対して回転自在に連結された可動フレームであり、
    前記他方のフレームは、前記楽器本体の側面に移動不能に固定されていることを特徴とする電気弦楽器。
  2. 前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転不能に固定する固定機構を備え、
    該固定機構が、前記一対のフレームを前記楽器本体の両側面に各々配した状態で前記可動フレームを固定することを特徴とする請求項1に記載の電気弦楽器。
  3. 前記固定機構が、前記楽器本体の表面から該楽器本体の長手方向に窪むと共に前記回転軸の径方向に延在して形成され、前記楽器本体に連結されて前記回転軸から径方向に延在する前記可動フレームの連結端部を挿入可能な係止溝と、前記連結端部を前記係止溝に挿入する方向に付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の電気弦楽器。
  4. 正面側に複数の弦が張られる楽器本体と、該楽器本体の両側面に配置可能な一対のフレームと、を備え、
    前記一対のフレームの少なくとも一方が、前記楽器本体の長手方向を回転軸として前記楽器本体の側面から背面側に向けて回り込んで他方のフレームに重なり合うように、前記楽器本体に対して回転自在に連結された可動フレームであり、
    さらに、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転不能に固定する固定機構を備え、
    該固定機構が、前記一対のフレームを前記楽器本体の両側面に各々配した状態で前記可動フレームを固定し、
    前記固定機構が、前記楽器本体の表面から該楽器本体の長手方向に窪むと共に前記回転軸の径方向に延在して形成され、前記楽器本体に連結されて前記回転軸から径方向に延在する前記可動フレームの連結端部を挿入可能な係止溝と、前記連結端部を前記係止溝に挿入する方向に付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする電気弦楽器。
  5. 前記固定機構が、前記楽器本体にその長手方向にねじ込まれ、前記楽器本体に連結される前記可動フレームの連結端部を前記楽器本体に押し付ける押付用ねじを備え、
    該押付用ねじが、前記連結端部に挿通されて、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転自在に連結していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電気弦楽器。
  6. 正面側に複数の弦が張られる楽器本体と、該楽器本体の両側面に配置可能な一対のフレームと、を備え、
    前記一対のフレームの少なくとも一方が、前記楽器本体の長手方向を回転軸として前記楽器本体の側面から背面側に向けて回り込んで他方のフレームに重なり合うように、前記楽器本体に対して回転自在に連結された可動フレームであり、
    さらに、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転不能に固定する固定機構を備え、
    該固定機構が、前記一対のフレームを前記楽器本体の両側面に各々配した状態で前記可動フレームを固定し、
    前記固定機構が、前記楽器本体にその長手方向にねじ込まれ、前記楽器本体に連結される前記可動フレームの連結端部を前記楽器本体に押し付ける押付用ねじを備え、
    該押付用ねじが、前記連結端部に挿通されて、前記可動フレームを前記楽器本体に対して回転自在に連結していることを特徴とする電気弦楽器。
  7. 前記固定機構が、前記一対のフレームを重ね合わせた状態で前記可動フレームを固定することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の電気弦楽器。
  8. 前記固定機構が、前記楽器本体に設けられて、該楽器本体に連結された前記可動フレームの連結端部を前記楽器本体の長手方向から挟み込んで固定する一対の狭持部を備えることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の電気弦楽器。
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