JP6092486B2 - アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤、免疫親和性カラム並びにその調製方法およびその応用 - Google Patents

アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤、免疫親和性カラム並びにその調製方法およびその応用 Download PDF

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Description

本発明は、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤、免疫親和性カラム並びにその調製方法およびその応用に関する。
アフラトキシンは、主にアスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus)及びアスペルギルス・パラシチクス(Aspergillus parasiticus)の分泌に由来する二次代謝産物であり、ヒトおよび動物に様々な害を引き起こす可能性のある天然毒性化合物である。アフラトキシンは、現在20種以上が発見され、主に、アフラトキシンB1(AFB)、B2(AFB)、AFG及び M1(AFM)などを含む。その中、AFBの毒性が最も強く、その毒性がシアン化カリウムの10倍であり、ヒ素の68倍である。早くも1993年に、アフラトキシンB1が、世界保健機関(WHO)のがん研究機関によって、最強の既知発癌化学物質の一つ、即ちI類発癌物質と区分された。我が国は、アフラトキシンの汚染が比較的にひどい区域であり、さまざまな食品および農産物、特にトウモロコシ、ピーナッツおよびそれらの製品は、アフラトキシンに汚染される可能性がある。よって、アフラトキシンの検出、特に快速測定を強化し、各種の食品や農産物の健康情報をタイムリーに理解および把握することは、我が国の食品安全性の保証に重要な意味を有する。
従来のアフラトキシンの検出方法として、薄層クロマトグラフィー、精密機器分析方法、および免疫学的分析方法が挙げられる。その中、薄層クロマトグラフィーは、アフラトキシンの検定に早くも用いられ、最も一般的に使用される検出方法であり、該方法は、特別な装置設備が不要で、通常の実験室内で行うことが可能だが、試薬の投与量が多く、操作が複雑であり、また、その他にも成分により深刻な干渉を齎すため、精度が悪くて、正確に定量することができず、且つ研究室の職員および周辺環境への汚染に大きな被害を齎すため、快速的なオンサイト検出に適用することができない。精密機器分析方法は、主に蛍光分光光度法および高速液体クロマトグラフィーを含む。それらの方法は、高感度、良好な精度であるが、アフラトキシンサンプルの浄化度が高く要求され、従来のサンプル前処理技術、例えば、液体−液体抽出、固相抽出、固相マイクロ抽出などは、処理プロセスが複雑であり、特異性は強くない。よって、快速かつ有効なサンプル前処理技術を確立することは、アフラトキシン検出分析において解決すべく主要なボトルネックとなっている。免疫親和性カラムは、新規かつ効率的なサンプル前処理技術であり、抗原−抗体の間の特異的可逆結合に基づいて、複雑なサンプルにおける標的物質に対する富化精製を達成する。免疫親和性カラムと液体クロマトグラフ、蛍光スペクトロスコピー、及びELISA法とを組み合わせて、農作物及び食品中のアフラトキシン検出に広く応用することができる。
現在、アフラトキシン免疫親和性カラムの調製は、主に伝統的な抗体(ポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体)をアガロースゲル、シリカマイクロスフィアなどとカップリングさせることによって調製し得る。伝統的な抗体は、使用中に活性の退化が速くて、市販の従来の免疫親和性カラムは、重複使用可能な回数が少なすぎるという技術課題を有する。一方、ナノ抗体は、ラクダ科の動物の体内に自然に存在する重鎖抗体であり、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤及び免疫親和性カラムに関する報道はまだない。
本発明は、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤、免疫親和性カラム並びにその調製方法およびその応用を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明で用いられる実施態様は、下記のとおりである。
固体ベクターと、該固体ベクターとカップリングするアフラトキシンに対するナノ抗体と、を含有し、前記アフラトキシンに対するナノ抗体は、アフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15であり、そのアミノ酸配列は、SEQ ID NO:7で表され、その遺伝子コード配列は、SEQ ID NO:8で表されることを特徴とするアフラトキシンに対するナノ抗体の免疫吸着剤。
上記の実施態様において、前記アフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15の相補性決定領域のアミノ酸配列のそれぞれは、CDR1のアミノ酸配列がSEQ ID NO:1で表され、CDR2のアミノ酸配列がSEQ ID NO:2で表され、CDR3のアミノ酸配列がSEQ ID NO:3で表され、相補性決定領域の遺伝子コード配列のぞれぞれは、CDR1の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:4で表され、CDR2の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:5で表され、CDR3の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:6で表される。
上記の実施態様において、前記固体ベクターは、アガロースゲル、またはシリカマイクロスフィアである。
アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤の調製方法であって、
前記固体ベクターとしてシリカマイクロスフィアを用いる場合、
シリカマイクロスフィア1〜5gを秤量し、純水とpH6のリン酸緩衝液で交互に洗い流し、さらにpH6のリン酸緩衝液5〜25mLを量取し、シリカマイクロスフィアを溶解させ、シリカマイクロスフィアの全体がサスペンドするように攪拌し、シリカマイクロスフィアのサスペンションを獲得し、
そしてpH6のリン酸緩衝液1〜5mLを用いて2〜10mgのアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15を溶解させ、それをシリカマイクロスフィアのサスペンションに滴加し、
最後に、70〜350mgのカルボジイミドを秤量し、前記シリカマイクロスフィアのサスペンションに快速的に添加し、4℃で攪拌しながら18〜22h反応させた後に、シリカマイクロスフィアを固体ベクターとするアフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤を得ること、また、
前記固体ベクターとしてアガロースゲルを用いる場合、
0.3〜1gのアガロースゲルを秤量し、1mMのHCl溶液を用いて繰り返し洗い流し、そして、アガロースゲルを5〜15mLのカップリング緩衝液に溶解させ、さらに、0.6〜2mgのアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15を添加し、室温において1〜2h攪拌し反応させ、アガロースゲル溶液を得て、
アガロースゲル溶液中のアガロースゲルとカップリングしない抗体溶液を濾過してから、カップリング緩衝液を用いてアガロースゲルを洗い流し、そして、0.1MのpH8.0のTris−HCl緩衝液を添加し、室温下に2h反応させ、その後に、0.1M、pH8.0のTris−HCl緩衝液と0.1M、pH4.0のTris−HCl緩衝液によって交互に洗い流し、アガロースゲルを固体ベクターとするアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性吸着剤を得て、
前記カップリング緩衝液は、pH8.3の0.1M NaCOまたは0.5M NaClである。
上記アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤を搭載するアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラム。
上記アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムの調製方法であって、前記アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤を固相抽出管に入れ、pH 6、0.01Mのリン酸緩衝液を添加し自然に沈殿させ、その後、pH 6、0.01Mのリン酸緩衝液で洗浄してから、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するpH 6、0.01Mのリン酸緩衝液中に保存し、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムを得る。
上記アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムの応用であって、前記アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムを用いて、テスト機器に乗る前のサンプル抽出液を精製および濃縮する。具体的な操作は、下記のとおりである。まず、調製し得たアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムを純水で洗い流し、続いてサンプル抽出液を添加し、最後に、純水で溶離し、液体が流しきれてからメタノールで再度溶離し、溶離液を収集し、前記溶離液が、直接にテスト機器に乗せられる精製および濃縮したサンプル抽出液である。
本発明の有益な効果は、下記のとおりである。
(1)本発明に記載のアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15は、アフラトキシンB1に対する50%阻害濃度IC50が0.66ng/mLであり、アフラトキシンB2、G1、G2、M1に対する交叉反応率が、それぞれ22.6%、10.95%、32.1%及び26%である。調製し得たアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムは、そのカラム容量が500〜600ngであり、アフラトキシンB1に対する標準品の平均添加回収率が、80〜100wt%である。
(2)本発明のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムは、安定性が高くて、耐高温、耐アルカリ性、及び耐有機試薬性が高いなどのメリットがあり、カラムの棚期間が長くて、また多数回繰り返し使用することができ、テスト機器に乗る前のサンプル抽出液の精製および濃縮に用いられる。
(3)本発明のアフラトキシンに対するナノ抗体は、遺伝子工程手段で生産され、コストが低く、製造に便利などのメリットを有し、よって、調製し得たアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムは、通常の抗体親和性カラムと比べて、さらに有利である。
(実施例1)
アフラトキシンに対するナノ抗体の遺伝子バンク構築およびナノ抗体の調製
1.動物免疫
2歳のオスのアルパカ1匹を購入して、アフラトキシンB1抗原(AFB1-BSA, Sigma公司)を免疫した。200μgアフラトキシンB1抗原を不完全フロイントアジュバントと乳化してから、アルパカに対して皮下に数点注射した。2週間あけて1回免疫を行って、毎回の免疫後7−10日にアルパカに対して静脈血を採って、間接ELISA法を用いて血清抗体価を測定して、抗体価が最も高い免疫後に、血10mLを採って、総RNAを抽出した。
2.cDNAバンクの構築
(1)総RNAの抽出
アルパカの血清抗体価の最も高い免疫を選んで、免疫後7−10日に、アルパカに対して静脈血10mLを採って、総RNAを抽出した。Life Technology社のLeukoLOCK総RNA分離試薬キットを用いて、アルパカ血液中の総RNAを抽出した。
(2)cDNAの合成
ステップ(1)で獲得した総RNAをテンプレートとして、oligo (dT) 15をプライマーとして、Promega社の逆転写酵素説明書に基づいて逆転写反応を起こして、合成cDNA第一の鎖を合成して、cDNAバンクを獲得した。
3.アフラトキシンに対するナノ抗体の遺伝子バンクの構築
(1)上記ステップ(2)で合成したcDNAをテンプレートとして、R1、FまたはR2、Fをプライマーとして、PCRの増幅を行ってアルパカ重鎖抗体の可変領域遺伝子、即ちVHH遺伝子を得た。cDNA2μl、10×PCR Buffer5μl、MgSO(50mM)2μl、dNTP(10mmol/L)1μl、Fプライマー(10μmol/L)1μl、R1(またはR2)プライマー(10μmol/L)1μl、DNA酵素0.1μl、無菌純水37.9μl乃至50μlのそれぞれを取って、渦巻きによって均一に混合させて、短時間の遠心分離の後、PCRによる増幅反応を行った。反応条件は、下記のとおりであった。94℃で2min変性させた。94℃で30s変性させて、そして、55℃で30sアニーリングして、さらに68℃で1min伸ばして、そのように30回循環させた。68℃で5min伸ばした。
R1:5−CGGCGCACCTGCGGCCGC ATGGGGGTCTTCGCTGTGGTGCG -3’、
R2:5’−CGGCGCACCTGCGGCCGC GTCTTGTGGTTTTGGTGTCTTGGG -3’、
F:5’−TCCTTTCTATGCGGCCCAGCCGGCCATGGCCC CAGKTGCAGCTCGTGGAGTC-3’。
その中、下線部分で表示したプライマー配列は、ベクターpCANTAB 5E(his)と相同遺伝子座であり、R1、Fをプライマーとして、4回のPCR増幅反応を行った後に、R2、Fをプライマーとしてさらに6回PCR増幅反応を行った。PCR産物は、0.7%のアガロースゲルによって電着分離した後に、試薬キット用いて450bpサイズのDNA断片を純化し回収した。
(2)pCANTAB 5E(his)ベクターの構築
pCANTAB5Eベクタープラスミドをテンプレートとして、上流プライマーであるp5E SfiI−F: 5’−ATGCGGCCCAGCCGGCC−3’(Sfi I)と、下流プライマーであるp5E N−P−H−R: 5’−GATCGGGCCCTGTGGTGGTGGTGGTGGTGTGCGGCCGCCCGTTTTC−3’によって、pCANTAB5EベクタープラスミドにおいてSfi IからNotIまでの間のDNA断片に対してPCR増幅を行って、p5E−his断片を得た。その後に、該p5E−his断片に対して、まずSfiIのシングルダイジェト(single enzyme digestion)処理を行って、そしてPspoMIのシングルダイジェト処理を行って、p5E−his(SfiI/PspoMI) 粘着末端を得た。pCANTAB5Eベクタープラスミドに対して、まずSfiIのシングルダイジェト処理を行って、そしてNot Iのシングルダイジェト処理を行って、p5E(SfiI/NotI)粘着末端を得た。最後に、p5E-his(SfiI/PspoMI) 粘着末端とp5E(SfiI/NotI)粘着末端を連結して、pCANTAB 5E(his)ベクターを得た。
(3)pCANTAB 5 E(his)のダブルダイジェト(double enzyme digestion)処理
Sfi Iのシングルダイジェト処理
下記のように反応液を配合した。
pCANTAB 5 E(his) vector 30μl
Sfi I 1μl
10×M Buffer 10μl
ddHO 残量分 (全体100μl)
50℃の水浴で2h保温した後に、アガロースゲルDNA純化試薬キットを用いて回収した。
Not Iのダイジェト(enzyme digestion)処理
下記のように、反応液を配合した。
pCANTAB 5 E(his)の、Sfi Iシングルダイジェト処理産物 30μl
Not I I 1μl
10×H Buffer 10μl
ddHO 残量分 (全体100μl)
37℃の水浴で4h保温した後に、アガロースゲルDNA純化試薬キットを用いて回収した。
(4)VHH遺伝子と、ダブルダイジェト処理したpCANTAB 5 E(his)ベクターとの連結
下記のようにIn−Fusionの連結を行った。
Sfi I/Not Iダブルダイジェト処理したpCANTAB 5 E (his)vector 120ng
VHH遺伝子 40ng
5×In−Fusion buffer 2μl
In−Fusion Enzyme 1μl
ddHO残量分 (全体10μl)
37℃の水浴で15min保温した後に、50℃の水浴でさらに15min保温して、その直後に氷上に55min置いて、40μLのTE緩衝液を添加して、アガロースゲルDNA純化試薬キットを用いて回収して−20℃で保存し用意した。
(5)連結産物の電気変換
上記連結産物5μlを採って、50μlのE.coli TG1エレクトロポレーション−コンピテントセルにいれて、均一に混合させてから、あらかじめ冷却した0.1 cmの電気変換カップ (Bio−RAD)に入れて、氷上に10min放置した。その後、Bio−rad電気変換器上に電気変換させて、電気変換条件は、下記のとおりであった。1.8 kV、200 Ω、25 μF。電気変換の直後、電気変換カップに1mLの2YT液体培地を添加して吹き付けてから、滅菌したきれいな15mLのテストチューブに入れて、37℃でゆっくり振りながら1h回復させた。2μlの菌液を採って倍に希釈してからLBセファレキシンタブレットにコーティングして、37℃で1晩転置して、翌日にコロニー数を計数してバンク容量を計算した。
(6)アフラトキシンに対するナノ抗体遺伝子バンクの回収
上記電気変換を10回行って、回復後の菌液のすべてを200mLのSB培地に移して、37℃、250rpmでOD600値が0.5となるまでシェイキングして、そして、1mL、1×1012pfuの補助ファージM13KO7を添加して、37℃で1h静置した後に、続いて2hシェイキングして、最終濃度70μg/mLであるカナマイシンを添加して、さらに1晩シェイキングした。翌日に、1晩経過した菌を4℃、10000rpmで15min遠心分離して、上清を無菌の遠心分離ボトルにうつして、さらに1/4体積の5x PEG/NaClを添加して、氷上に2h静置した後に、4℃、10000rpmで20min遠心分離して、10mL無菌の再懸溶液(resuspension solution,1×プロテアーゼ阻害剤、0.02% NaN及び0.5% BSAのPBS緩衝液を含有する)で沈殿を溶解させて、ファージに回収したアフラトキシンに対するナノ抗体遺伝子バンクを得た。
4.アフラトキシンB1ナノ抗体のパンニング
AFB−BSA(1μg/ウェル)及び3%のBSA−PBS溶液(陰性対照組とする)でそれぞれELISAプレートをコーティングして、4℃で1晩コーティングした。翌日に、コーティングバッファーを捨てて、PBSTでプレートを3回洗浄して、そして、3%の脱脂粉乳−PBSで1h閉じた。PBSTでプレートを3回洗浄して、AFB−BSAをコーティングしているウェルに上記救たアフラトキシンに対するナノ抗体遺伝子バンク50μlを添加して、37で1h培養した。PBSTでプレートを10回洗浄して、各ウェルに100μl、100ng/mLのAFB溶液を添加して、室温(20℃〜30℃)で30minシェイキングしながら溶離した。溶離液を、AFB−BSAをコーティングしているウェルに移して、37℃で1h培養した(非特異的吸着の除去)。培養後に、上清を取って、2mLの対数増殖期まで成長したTG1菌液を感染成長して、37℃で20min感染成長した。そして、1μl、10μlを取って、それぞれLBセファレキシンタブレットにコーティングして、37℃の培養オーブンにて1晩静置して、翌日にタブレット上のコロニー数を数いて、溶離液中のファージの力価を確定した。また、残った感染成長したTG1菌液を6mLのSB培地に移して、100mg/mLのアンピシリンを1.5μl添加して、37で1hシェイキングした。そして、アンピシリンの最終濃度を50μg/mLまで調整して、さらに1hシェイキングして、1mLの補助ファージM13KO7(1×1012pfu/mL)を添加して、37℃で30min静置した。その後に、100mL のSB培地に移して、アンピシリン(100mg/mL)46μlを追加して、さらに2hシェイキングして、アンピシリンの最終濃度を70μg/mLまで調整して、37℃で1晩シェイキングした。翌日に、菌液を10000rpm、4℃で15min遠心分離して、上清を取り除いて、1/4体積のPEG/NaCl溶液を添加して、氷上で2h培養した。12000rpm、4℃で20min遠心分離して、1%のBSA-PBS溶液で沈殿を溶解させて、1回目パンニング増幅産物を得て、それを次回のパンニングに用いた。続いてのパンニングに、コーティング用抗原AFB-BSAの濃度は、それぞれ0.5μg/ウェル、0.1μg/ウェル、0.05μg/ウェルであって、溶離液は、それぞれ、500ng/mL、100ng/mL、50ng/mLのAFB溶液であった。
5.陽性クローンの同定
4回パンニングした後に、2μlの溶離液を倍に希釈してから対数増殖期まで成長したTG1菌液を感染成長して、LBセファレキシンタブレットにコーティングして、37℃で1晩転置した。翌日に、30個のクローンをランダムに取り出して、それぞれ3mLのSB―アンピシリン培地において、37℃で6-8hシェイキングしながら培養して、OD600が0.6程度になったら、30μlの補助ファージM13KO7(1×1012pfu/mL)を添加して、37℃で30min静置した後に、続いて2hシェイキングして、最終濃度70μg/mLであるカナマイシンを添加して、さらに1晩シェイキングした。翌日に、菌液を4℃、10000rpmで15min遠心分離して、上清を得た。
コーティングバッファーで最終濃度0.2μg/mlとなるようにAFB-BSAを調製して、96ウェルのELISAプレートをコーティングして、ウェル毎に100μlとなって、また、別のELISAプレートを取って、その中の32ウェルについて3%のBSAでコーティングして、4℃で1晩コーティングした。翌日に、コーティングバッファーを捨てて、PBSTでプレートを3回洗浄して、そして、3%の脱脂粉乳−PBSで1h閉じて、AFBの標準原液を取り10%メタノール/PBSによって100ng/mL、0ng/mLの作動流体に調製して、AFB-BSA抗原をコーティングしているウェルに添加して、各ウェルにさらに50μlの上記菌液上清を添加して、入れずの作動流体について3回繰り返し操作した。また、対照組として、BSAがコーティングしているウェルに10%メタノール/PBSと50μlの上記菌液上清を添加して、プレートを軽くシェイキングして均一に混合させて、37℃のオーブンにおいて1h反応させた。PBSTでプレートを10回洗浄した後に、各ウェルに100μlのPBSによって1:5000の比率で希釈したHRP/ANTI-M13を添加して、37℃で1 h保温した。PBST でプレートを6回洗浄した後に、各ウェルに新たに調製したTMB基質溶液を添加して、37℃で15 min保温した。各ウェルに2mol/LのHSOを50μl添加し反応を中止させて、酵素標識装置によってそれぞれのOD450値を測定した。BSAに対して吸着せず、AFB-BSAに対して吸着して、且つアフラトキシンを添加した後に競合が存在しているのは、陽性ファージクローンであって、それに基づいてスクリーニングして、吸光度と感度の高いウェルをスクリーニングし得て、ファージによって表されたアフラトキシンB1ナノ抗体2014AFB−G15を得た。
間接競合ELISAを用いてアフラトキシンB1ナノ抗体2014AFB−G15の抗体特異性を測定して、具体的には、交差反応率で表示して、測定方法は、下記のとおりであった。AFB、AFB、AFG、AFG及びAFMの5種異なる標準原液を、10%メタノール/PBSで段階的に10つの異なる作動濃度に希釈して、同じ条件下に、間接競合ELISA方法で測定して、5種のアフラトキシンの競合ELISAグラフーを順番に描画して、各自の阻害率が50%となるときの標準品濃度を求めて、IC50と表示して、また、下記の計算式で交差反応率を計算した。交差反応率(%)=(AFBIC50/類似物IC50)×100%,前記類似物は、AFB、AFG、AFGまたAFMであった。計算の結果、アフラトキシンB1ナノ抗体2014AFB−G15のアフラトキシンB1に対する50%阻害濃度IC50 は、0.66ng/mLであって、アフラトキシンB2、G1、G2、M1に対する交差反応率は、それぞれ22.6%、10.95%、32.1%及び26%であった。よって、アフラトキシンB1ナノ抗体2014AFB−G15は、抗アフラトキシンB1の的特異性ナノ抗体であった。薬物耐性試験の結果によれば、アフラトキシンに対するナノ抗体2014AFB−G15は、常規ネズミ源と兎源抗体と比べて、耐有機溶媒性能が35%上がって、耐高温性能が、46%上がった。
同時に、スクリーニングし得たアフラトキシンB1ナノ抗体2014AFB−G15を含有するクローン菌液を、上海桑尼科技有限公司によって測定分析を行って、測定プライマーは、ファージベクターの通用プライマーR1:5’−CCA TGA TTA CGC CAA GCT TTG GAG CC-3’であった。得られたアフラトキシンB1ナノ抗体2014AFB−G15のアミノ酸配列は、SEQ ID NO:7で表されて、遺伝子コード配列は、SEQ ID NO:8で表された。その中、相補性決定領域のアミノ酸配列のそれぞれは、CDR1のアミノ酸配列がSEQ ID NO:1で表されて、CDR2のアミノ酸配列がSEQ ID NO:2で表されて、CDR3のアミノ酸配列がSEQ ID NO:3で表されて、相補性決定領域の遺伝子コード配列のぞれぞれは、CDR1の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:4で表されて、CDR2の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:5で表されて、CDR3の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:6で表された。
6.アフラトキシンに対するナノ抗体2014AFB−G15の調製と純化
(1)アフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15を分泌できるTG1菌液を採って、QiagenのDNA少量抽出試薬キットでプラスミドを抽出して、HB2151コンピテントセル中に変換し、そして、LBセファレキシンタブレットにコーティングした。
(2)アフラトキシンB1ナノ抗体2014AFB−G15プラスミドを含有するHB2151コロニーを選択して、100mLのSBアミノベンジル液体培地に入れて、250 rpm、37℃でOD600=0.5-0.8まで培養して、200μlの0.5M IPTG溶液を添加して1晩誘導した。
(3)4℃、10000 rpmで、15 min冷凍遠心分離した。無菌コンソールで注意深く上清を取り除いて、菌体沈殿物に対して、浸透ショック法を用いて可溶性蛋白の抽出を行って、上清のタンパク質を得た。該上清のタンパク質が0.22μmの濾膜を通して、平衡緩衝液(50mMリン酸塩、300mM塩化ナトリウム、20mMイミダゾール;pH 7.4)を用いて1晩透析した。
(4)His60のニッケルカラム(Clontech Technology)を用いて抗体を純化する。まず、カラム体積10倍分の平衡緩衝液を用いてニッケルカラムを洗い流して、ステップ(3)中の透析後の上清のタンパク質をHis60ニッケルカラム(Clontech Technology)に乗せて抗体を純化して、そして、カラム体積10倍分の洗い流す用緩衝液(50mMのリン酸塩、300mMの塩化ナトリウム、40mMのイミダゾール、pH 7.4)でカラムを洗浄した。最後に、カラム体積10倍分の溶離緩衝液(50mMのリン酸塩、300mMの塩化ナトリウム、300mMのイミダゾール、pH 7.4)で抗体2014AFB−G15を溶離して、溶離液を収集して透析袋にいれて、0.01M、pH 7.4のリン酸緩衝液で2−3日透析した後に濃縮して、小分けして−20℃で保存し備用した。
(実施例2)
アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性吸着剤と免疫親和性カラムを調製
本実施例の免疫親和性吸着剤は、固体ベクター(シリカマイクロスフィア)と、該固体ベクターとカップリングするアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15とを含有し、その調製方法は、下記のとおりであった。1gのアクリルアミドシリカマイクロスフィアを秤量してコニカル瓶に入れて、純水とpH6のリン酸緩衝液で該マイクロスフィアを交互に洗い流して、そして、pH6のリン酸緩衝液5mLを量取しシリカマイクロスフィアを溶解させて、シリカマイクロスフィアの溶液を得た。該シリカマイクロスフィアの溶液を攪拌カップに移して、攪拌機をオンにして、シリカマイクロスフィアの全体をサスペンドさせて、そしてpH6のリン酸緩衝液1mLを用いて2mgのアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15を溶解させて、それを上記シリカマイクロスフィアの溶液に滴加した。続いて、70mg のEDCを量って、素早く上記攪拌カップに導入して、4℃で、攪拌しながら18−22h反応させた後に、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性吸着剤を得た。
アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムの調製
上記のように調製した免疫親和性吸着剤(0.2mL)を固相抽出管に入れて、pH 6、0.01Mのリン酸緩衝液を添加して自然に沈殿させた後に、pH 6、0.01Mのリン酸緩衝液で洗浄して、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するpH 6、0.01Mのリン酸緩衝液中に保存して、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムを得て、4℃で保存した。
(実施例3)
アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性吸着剤と免疫親和性カラムを調製
本実施例の免疫親和性吸着剤は、固体ベクター(アガロース)と、該固体ベクターとカップリングするアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15とを含有し、その調製方法は、下記のとおりであった。0.3gのアガロースを秤量して、1mMの HCl溶液を用いて繰り返し洗い流して、そして、アガロースを5mLのカップリング緩衝液(0.1MのNaCOまたは0.5MのNaCl,pH8.3)に溶解させて、さらに、0.6mgのアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15を添加して、室温において150rpmの速度で攪拌しながら1h反応させて、アガロースゲル溶液を得た。そして、該アガロースゲル溶液を砂コア漏斗にうつして、カップリングされていなかった抗体を含有する溶液を流せた。そして、アガロースゲル溶液の体積5倍分のカップリング緩衝液でアガロースゲルを洗い流して、アガロースゲル溶液の体積2倍分の閉鎖緩衝液(0.1M Tris−HCl緩衝液、pH8.0)をさらに添加して室温で2h反応させた。その後、高pH緩衝液(0.1M のTris−HCl緩衝液、pH8.0)と低pH緩衝液(0.1M のTris−HCl緩衝液、pH4.0)で3回交互にゲルを洗い流して、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性吸着剤を得た。
アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムの調製:上記のように調製しえた免疫親和性吸着剤(0.2mL)を固相抽出管に入れて、pH 6、0.01Mのリン酸緩衝液を添加して自然に沈殿させた後に、pH 6、0.01Mのリン酸緩衝液で洗浄して、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するpH 6、0.01Mのリン酸緩衝液中に保存して、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムを得た。4℃で保存した。
(実施例4)
アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムのカラム容量の測定
実施例2または実施例3で調製し得た免疫親和性カラムを10mLの純水で洗い流して、10mLの10%メタノール/PBSで溶解したアフラトキシンB1の標準品溶液(濃度:100ng/mL、アフラトキシンB1の含有量総計:1mg)をカラムに通して、結合されていないアフラトキシンを除去するように10mLの純水でカラムを洗い流して、最後に、5mLのメタノール溶液で溶離して、1mL/管となるように管に分けて収集して、液体クロマトグラフ法を用いて溶離液中のアフラトキシンの含有量を測定する。測定結果に表されるように、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムのカラム容量は、500〜600ngであった。該免疫親和性カラムを5回繰り返し使用後に、再度そのカラム容量を測定した結果、依然として480ngまで達成した。その結果に表されるように、該免疫親和性カラムを繰り返し使用することができる。また、交叉反応の測定結果に表されるように、本発明に記載のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムは、同時にアフラトキシンB1、B2、G1、G2、及びM1と特異的に結合することができ、ゼアラレノン、嘔吐毒素、オクラトキシンなど他の真菌毒素と結合することがない。
(実施例5)
アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムの標準品添加回収率の測定
アフラトキシンを含有しないブランクサンプルであるピーナッツ、トウモロコシ、植物油、飼料のそれぞれ、各3部を秤量して、各部毎は5gであって、その中にそれぞれアフラトキシンB1の標準物質50ng、250ng、500ngを添加して、下記のように通常の方法によってサンプル抽出液を抽出した。15mLの70%メタノール溶液(4%のNaClを含有する)を用いて、50℃で10分間超音波抽出を行って、その抽出液を濾紙で濾過した。4mLの濾過液を取って、その中に2mLの石油エーテルを添加して、渦巻きによって均一に混合させて、静置によって分層させた。下層の3mLを取って、8mLの純水を添加して、0.45μmの有機膜で濾過して、サンプル抽出液である濾過液を得た。実施例2または実施例3で調製し得た免疫親和性カラムを10mLの純水で洗い流して、その中、8mLの上記サンプル抽出液を添加して、最後に10mLの純水でで溶離し、液体が流しきれた後に、1mLのメタノールで再度に溶離して、溶離液を収集して高速液体クロマトグラフィーに乗せて、溶離液中のアフラトキシン含有量を測定して、そして、回収率を計算した。結果に表されるように、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムは、アフラトキシンB1に対する平均回収率が80〜100wt%であった。

Claims (8)

  1. 固体ベクターと、
    該固体ベクターとカップリングするアフラトキシンに対するナノ抗体と、を含有し、
    前記アフラトキシンに対するナノ抗体は、アフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15であり、そのアミノ酸配列は、SEQ ID NO:7で表され、その遺伝子コード配列は、SEQ ID NO:8で表されることを特徴とするアフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤。
  2. 前記アフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15の相補性決定領域のアミノ酸配列のそれぞれは、CDR1のアミノ酸配列がSEQ ID NO:1で表され、CDR2のアミノ酸配列がSEQ ID NO:2で表され、CDR3のアミノ酸配列がSEQ ID NO:3で表され、
    相補性決定領域の遺伝子コード配列のぞれぞれは、CDR1の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:4で表され、CDR2の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:5で表され、CDR3の遺伝子コード配列がSEQ ID NO:6で表されることを特徴とする請求項1に記載のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤。
  3. 前記固体ベクターは、アガロースゲル、またはシリカマイクロスフィアであることを特徴とする請求項1に記載のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤の調製方法であって、
    前記固体ベクターとしてシリカマイクロスフィアを用いる場合、
    シリカマイクロスフィア1〜5gを秤量し、純水とpH6のリン酸緩衝液で交互に洗い流し、さらにpH6のリン酸緩衝液5〜25mLを量取しシリカマイクロスフィアを溶解させ、シリカマイクロスフィアの全体がサスペンドするように攪拌し、シリカマイクロスフィアのサスペンションを獲得し、
    そしてpH6のリン酸緩衝液1〜5mLを用いて2〜10mgのアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15を溶解させ、それをシリカマイクロスフィアのサスペンションに滴加し、
    最後に、70〜350mgのカルボジイミドを秤量し、前記シリカマイクロスフィアのサスペンションに快速的に添加し、4℃で攪拌しながら18〜22h反応させた後に、シリカマイクロスフィアを固体ベクターとするアフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤を得ること、また、
    前記固体ベクターとしてアガロースゲルを用いる場合、
    0.3〜1gのアガロースを秤量し、1mMのHCl溶液を用いて繰り返し洗い流し、そして、アガロースゲルを5〜15mLのカップリング緩衝液に溶解させ、さらに、0.6〜2mgのアフラトキシンB1のナノ抗体2014AFB−G15を添加し、室温において1〜2h攪拌し反応させ、アガロースゲル溶液を得て、
    アガロースゲル溶液中のアガロースゲルとカップリングしない抗体溶液を濾過してから、カップリング緩衝液を用いてアガロースゲルを洗い流し、そして、0.1MのpH8.0のTris−HCl緩衝液を添加し、室温下に2h反応させ、その後に、0.1M、pH8.0のTris−HCl緩衝液と0.1M、pH4.0のTris−HCl緩衝液によって交互に洗い流し、アガロースゲルを固体ベクターとするアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性吸着剤を得て、
    前記カップリング緩衝液は、pH8.3の0.1M NaCOまたは0.5M NaClであること、
    を特徴とするアフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤の調製方法。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤を搭載するアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラム。
  6. アフラトキシンに対するナノ抗体免疫吸着剤を固相抽出管に入れ、pH 6、0.01Mのリン酸緩衝液を添加し自然に沈殿させ、その後、pH 6、0.01Mのリン酸緩衝液で洗浄してから、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するpH 6、0.01Mのリン酸緩衝液中に保存し、アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムを得ることを特徴とする請求項5に記載のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムの調製方法。
  7. 前記アフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムを用いて、テスト機器に乗る前のサンプル抽出液を精製および濃縮することを特徴とする請求項5に記載のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムの応用。
  8. まず、調製し得たアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムを純水で洗い流し、続いてサンプル抽出液を添加し、最後に、純水で溶離し、液体が流しきれてからメタノールで再度溶離し、溶離液を収集し、前記溶離液が、直接にテスト機器に乗せられる精製および濃縮したサンプル抽出液であることを特徴とする請求項7に記載のアフラトキシンに対するナノ抗体免疫親和性カラムの応用。
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