JP6089578B2 - リニアガイド装置の案内レール取付方法及びダミーベアリング - Google Patents
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Description
案内レールは、1つの部材で構成されている場合もあるが、長尺な場合には、一直線状に接続された複数のレール部品で構成される。その場合には、複数のレール部品を一直線状に且つレール部品同士の接続部分に段差が生じないように接続して、案内レールを構成する必要がある。
また、特許文献1に開示のレール継ぎ治具は、2つのレール部品の芯出しを簡単且つ正確に行うためのころ押し部材を備えているため、リニアガイド装置の寸法、仕様等が異なる場合には、それぞれに適したレール継ぎ治具を設計、製作する必要がある。よって、レール継ぎ治具の製作には、時間や手間を要していた。また、レール継ぎ治具は複数の部品で構成されているため、高コストであった。
さらに、中予圧以上の予圧を付与して前記ダミーベアリングを前記レール部品に組み付けてもよい。
また、軸方向長さは、前記レール部品の貫通孔同士の間隔の2倍以上としてもよい。
また、本発明のダミーベアリングは、複数のレール部品からなる案内レールを多くの労力を要することなく被取付部に取り付けることができるとともに、製作が容易で安価である。
さらにまた、スライダ2は、スライダ本体2Aの左右両腕部6,6の肉厚部分の上部及び下部に、転動体転動路14と平行をなして軸方向に貫通する貫通孔からなる直線路13,13,13,13を備えている。
まず、ダミーベアリング30を用意する。ダミーベアリング30は、スライダ2と略同一形状を有するダミースライダ30Aと、転動体3と略同一形状を有するダミー転動体と、を備えている。そして、ダミーベアリング30は、ダミー転動体の転動を介してレール部品20に軸方向に相対移動可能に組み付け可能とされている。つまり、ダミーベアリング30は、スライダ2とほぼ同様の構成を有する部品である。
基台100に取り付けられたレール部品20に対して、上記と同様にダミーベアリング30を用いて新たに別のレール部品20を接続し基台100に取り付ける作業を繰り返せば、所望の長さの案内レール1を形成することができる。そして、完成した案内レール1にスライダ2を組み付ければ、リニアガイド装置を得ることができる。
また、ダミーベアリング30を組み付けるのみで、2つのレール部品20,20の外縁がほぼ完全に一致した状態とすることができるので、レール部品20等に対して、同状態とするための加工等を施す必要がない。よって、リニアガイド装置を容易に製造することができる。
このように、ダミーベアリング30をレール部品20に組み付けた状態でボルトを回して、レール部品20を基台100に取り付けることができるので、複数のレール部品20からなる案内レール1を、多くの労力を要することなく基台100に取り付けることができる。
例えば、ダミーベアリング30の軸方向長さは特に限定されるものではないが、通常のリニアガイド装置の長型タイプの製品スライダよりも軸方向長さが長いことが好ましく、レール部品20の貫通孔21同士の間隔Fの2倍以上であることがより好ましい。そうすれば、2つのレール部品20の位置決めがより正確になされるため、2つのレール部品20,20の接続部分に段差がより生じにくい。
さらに、レール部品20は、全て同一形状のものを用いることが好ましいが、断面の形状及び大きさが同一であれば、軸方向長さは異なっていてもよい。
さらに、本実施形態のリニアガイド装置においては、転動体転動溝10は、案内レール1の上面1bと左右両側面1a,1aとが交差する稜部と、案内レール1の左右両側面1a,1aの上下方向略中間位置に形成されていたが、案内レール1の上面1bと左右両側面1a,1aとに形成されていてもよいし、案内レール1の左右両側面1a,1aのみに形成されていてもよい。その場合には、スライダ2の転動体転動溝11は、スライダ2の内面における、案内レール1の転動体転動溝10に対向する位置に形成される。
2 スライダ
3 転動体
10 転動体転動溝
11 転動体転動溝
14 転動体転動路
20 レール部品
21 貫通孔
30 ダミーベアリング
30A ダミースライダ
31 貫通孔
40 六角レンチ
100 基台
Claims (5)
- 同軸且つ一直線状に配置された複数のレール部品からなり且つ軸方向に延びる転動体軌道面を有する案内レールと、前記案内レールの転動体軌道面に対向する転動体軌道面を有するスライダと、前記案内レールの転動体軌道面及び前記スライダの転動体軌道面の間に形成される転動体転動路内に転動自在に配された複数の転動体と、を備え、前記スライダが前記転動体の転動を介して軸方向に相対移動可能に前記案内レールに組み付けられているリニアガイド装置の前記案内レールを、被取付部に取り付ける方法であって、
前記スライダと略同一形状を有するダミースライダと、前記転動体と略同一形状を有するダミー転動体と、を備え、前記ダミー転動体の転動を介して前記レール部品に軸方向に相対移動可能に組み付け可能なダミーベアリングを用い、
2つの前記レール部品を同軸且つ一直線状に配置し、前記ダミーベアリングを前記2つのレール部品に跨るように前記2つのレール部品の境界部分に組み付け、前記ダミーベアリングの組み付けにより前記2つのレール部品の位置決めをした上で前記被取付部に取り付ける工程を備え、
前記レール部品には、互いに対向する2面を貫通する貫通孔が、ボルトを挿通して前記レール部品を前記被取付部に取り付けるための取付穴として形成され、一定の間隔を空けて軸方向に複数個並んで配置されており、
前記ダミーベアリングには、前記レール部品に組み付けた状態で前記レール部品の貫通孔と連通しうる貫通孔が形成されており、
前記レール部品の貫通孔の一方の開口を前記被取付部に対向させて前記レール部品を前記被取付部上に配し、前記ダミーベアリングの貫通孔と前記レール部品の貫通孔とが連通するように、前記2つのレール部品の境界部分に前記ダミーベアリングを組み付け、前記レール部品の貫通孔内に挿通されたボルトを、前記ダミーベアリングの貫通孔の開口から挿入した治具で回して、前記レール部品を前記被取付部に取り付けることを特徴とするリニアガイド装置の案内レール取付方法。 - 前記ダミーベアリングの軸方向長さが、前記レール部品の貫通孔同士の間隔の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載のリニアガイド装置の案内レール取付方法。
- 中予圧以上の予圧を付与して前記ダミーベアリングを前記レール部品に組み付けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリニアガイド装置の案内レール取付方法。
- 同軸且つ一直線状に配置された複数のレール部品からなり且つ軸方向に延びる転動体軌道面を有する案内レールと、前記案内レールの転動体軌道面に対向する転動体軌道面を有するスライダと、前記案内レールの転動体軌道面及び前記スライダの転動体軌道面の間に形成される転動体転動路内に転動自在に配された複数の転動体と、を備え、前記スライダが前記転動体の転動を介して軸方向に相対移動可能に前記案内レールに組み付けられているリニアガイド装置の前記案内レールを、被取付部に取り付ける際に使用され、
前記スライダと略同一形状を有するダミースライダと、前記転動体と略同一形状を有するダミー転動体と、を備え、前記ダミー転動体の転動を介して前記レール部品に軸方向に相対移動可能に組み付け可能となっており、
前記レール部品には、互いに対向する2面を貫通する貫通孔が、ボルトを挿通して前記レール部品を前記被取付部に取り付けるための取付穴として形成され、一定の間隔を空けて軸方向に複数個並んで配置されており、
前記レール部品に組み付けた状態で前記レール部品の貫通孔と連通しうる貫通孔が形成されていることを特徴とするダミーベアリング。 - 軸方向長さが、前記レール部品の貫通孔同士の間隔の2倍以上であることを特徴とする請求項4に記載のダミーベアリング。
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JP2012233164A JP6089578B2 (ja) | 2012-10-22 | 2012-10-22 | リニアガイド装置の案内レール取付方法及びダミーベアリング |
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2012
- 2012-10-22 JP JP2012233164A patent/JP6089578B2/ja active Active
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