JP6087252B2 - 電力系統設備計画支援装置及び電力系統設備配置決定方法 - Google Patents

電力系統設備計画支援装置及び電力系統設備配置決定方法 Download PDF

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本発明は、電力系統設備を最適に配置するための電力系統設備計画支援装置及び電力系統設備配置決定方法に関する。
近年、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを活用した小規模な分散型電源が普及している。これら分散型電源は、電力系統上に分散して配置されると共に、気象の変化などの外的要因に応じて発電量が変化するものである。このように、再生可能エネルギーによる分散型電源を連系した電力系統は、外的要因に応じて局所的な電圧上昇や電圧降下などが発生し、電力状態が不安定になり易い。その結果、供給する電力品質が低下する虞がある。電力状態を安定化させるため、電力系統の各地点に設置した計測装置にて電力状態を計測し、電力品質が低下しないように電力系統を制御することが必要になる。
例えば特許文献1には、電力系統において、計測器数が少なく計算誤差が最小となる計測器の設置位置を決定するために、計測器設置位置決定手段を有する構成が開示されている。該決定手段は、電力系統内に設置する複数の計測器の位置を仮設定して、対象電力系統電圧・潮流分布状態決定手段で得られたデータから系統状態を算出し、複数の計測器の設置場所を選定するものとなっている。
また、各計測装置で取得した計測値は、計測装置に備えられた通信機能により、中継局を経由して電力系統を制御する管理センターなどに送信される。その際の中継局の設置場所についても効率良く選定する必要がある。これに関連して特許文献2には、送信点と受信点間の電波伝搬特性を推定する技術が開示されている。
特開2008−72791号公報 特開2004−304400号公報
電力系統状態を計測する計測装置としては、電圧センサのような電気量を計測する機器と、自動電圧調整器(SVR=Step Voltage Regulator)のような電力系統の制御を行う機器とがある(これらを監視機器と呼ぶ)。これらの監視機器は、例えば特許文献1に記載された方法を用いれば、監視機器数が少なく計算誤差が最小となるように配置場所を決定することができる。一方、監視機器から計測値等を通信するための中継局(以下、基地局とも呼ぶ)の設置に関しては、例えば特許文献2に記載の技術を用いて通信可能なエリアを求め、基地局数が最小となるような配置場所を決定することができる。
しかしこれらの手順では、監視機器の配置場所を決定した後に、これに合わせて基地局の配置場所を決定する方法となっており、監視機器の位置は確定されたものとなっている。しかしながら、監視機器に要求される計測条件(例えば電圧値)には許容幅があることから、電力系統上の配置可能な場所は一地点ではなく、ある幅(自由度)を持っている。そのため、監視機器の配置場所の自由度を考慮しながら基地局の配置場所を決定すれば、基地局の総数をさらに削減できる可能性がある。前記特許文献等を含め従来技術では、監視機器の配置場所の自由度については考慮されておらず、改善の余地がある。
本発明の目的は、電力系統の監視制御を行う監視機器数を最小とし、かつ各監視機器との通信を中継する基地局数を最小とするように、監視機器と基地局の配置場所を決定する電力系統設備計画支援装置及び電力系統設備配置決定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明は、電力系統を監視する監視機器と、監視機器と通信する基地局の配置を決定する電力系統設備計画支援装置において、電力系統の構成に基づいて、監視機器の配置場所の候補を決定する監視機器候補決定部と、決定された監視機器の配置場所の候補と、基地局から通信可能な範囲を示す通信エリアデータから、基地局の配置場所を決定する基地局決定部と、監視機器の配置場所の候補と、決定された基地局の配置場所と、通信エリアデータから、監視機器の配置場所を決定する監視機器決定部と、を備え、基地局決定部は、配置する基地局で全ての監視機器のいずれかの配置場所候補と通信可能で、かつ、配置する基地局の総数が最小となるように基地局の配置場所を決定する。
また本発明は、電力系統を監視する監視機器と、監視機器と通信する基地局の配置を決定する電力系統設備配置決定方法において、電力系統の構成に基づいて、監視機器の配置場所の候補を決定する監視機器候補決定ステップと、決定された監視機器の配置場所の候補と、基地局から通信可能な範囲を示す通信エリアデータから、基地局の配置場所を決定する基地局決定ステップと、監視機器の配置場所の候補と、決定された基地局の配置場所と、通信エリアデータから、監視機器の配置場所を決定する監視機器決定ステップと、を備え、基地局決定ステップは、配置する基地局で全ての監視機器のいずれかの配置場所候補と通信可能で、かつ、配置する基地局の総数が最小となるように基地局の配置場所を決定する。
本発明によれば、電力系統の監視制御を行う監視機器数を最小とし、かつ各監視機器との通信を中継する基地局数を最小とするように、監視機器と基地局の配置場所を決定することができ、電力系統の監視制御システムの低コスト化を実現する。
実施例1における電力系統設備計画支援装置の論理構成図。 電力系統設備計画支援装置の物理構成図。 電力系統の構成と監視機器候補の配置例を示す図。 監視機器配置に応じた基地局配置の例を示す図。 監視機器候補決定規則135の例を示す図。 監視機器(電圧センサ)の配置候補を決定する説明図。 監視機器候補データ136の例を示す図。 基地局配置データ137の例を示す図。 監視機器配置データ138の例を示す図。 無線到達エリアデータ139の例を示す図。 電力系統構成データ140の例を示す図。 負荷量・PV発電量データ141の例を示す図。 電圧計算値データ142の例を示す図。 通信可能監視機器データ143の例を示す図。 監視機器候補決定処理を示すフローチャート。 基地局決定処理を示すフローチャート。 監視機器決定処理を示すフローチャート。 実施例2における監視機器候補決定規則135’の例を示す図。 監視機器(SVR)の配置候補を決定する説明図。 監視機器候補データ136’の例を示す図。 実施例3における監視機器候補決定規則135”の例を示す図。 監視機器候補データ136”の例を示す図。 通信条件データ144の例を示す図。 実施例3における基地局決定処理を示すフローチャート。 支援装置1とユーザ端末10を通信路500で接続した構成図。
電力系統を監視する設備には、通信機能の付いた電圧センサ、センサ付開閉器のような電気量を計測する機器と、SVRのような電力系統の制御を行う機器があるが、これらを総称して監視機器と呼ぶ。また、各監視機器からの情報は一旦無線基地局(以下、単に基地局と称す)などの通信設備に送信され、各通信設備から電力系統を管理する管理センターに伝送される。以下、図面を参照して本発明のいくつかの実施例を説明する。
図1は、実施例1における電力系統設備計画支援装置の論理構成図を示す。電力系統設備計画支援装置1(以下、単に支援装置と称す)は、電力系統の構成、地形情報、基地局候補、負荷量・太陽光(PV=PhotoVoltaics)発電量、通信条件などを入力データ21として、監視機器の配置、基地局の配置を出力データ22とするものである。(なお、入力データ21のうち通信条件は、実施例3にて使用する)。支援装置1の構成は、監視機器候補決定部16と、基地局決定部17と、監視機器決定部18と、無線到達エリア作成部19と、監視機器候補決定規則135と、監視機器候補データ136と、基地局配置データ137と、監視機器配置データ138と、無線到達エリアデータ139とを有する。
監視機器候補決定部16は、電力系統の構成と、負荷量・PV発電量を入力して、監視機器を配置する場所の複数の候補(以下、配置候補)を決定する。候補決定では、監視機器候補決定規則135を参照し、具体的な配置場所として、電力系統の電柱番号から選択する。決定した監視機器の配置候補リストは監視機器候補データ136に格納し、また配置候補の情報を基地局決定部17に通知する。監視機器候補決定部16の処理は、図15で詳細に説明する。監視機器候補決定規則135は、監視機器の配置候補を決定する際に利用する規則であり、その例を図5で説明する。また、決定した監視機器候補データ136の例を図7に示す。
無線到達エリア作成部19は、電力系統の構成、地形情報、基地局候補を入力として、基地局候補別に無線が到達するエリアを求め、そのエリア内に存在する電柱番号のリストを作成する。ここで基地局候補としては、電力系統の構成や地形情報を考慮して、基地局が配置可能な複数の地点を仮定する。基地局候補は、例えば地図上に描いた所定間隔のメッシュ点から与えても良い。無線到達エリア作成処理では、例えば特許文献2に記載された方法により基地局から無線が到達するエリアを求めることができる。作成したリストは無線到達エリアデータ139に格納する。無線到達エリアデータ139の例は図10で説明する。
基地局決定部17は、監視機器候補決定部16から通知された監視機器の配置候補と、無線到達エリアデータ139に格納された基地局候補別の無線到達エリアに基づいて、実際に基地局を配置する場所を決定する。この処理では、全ての監視機器と通信可能で、基地局数が最小となるように、基地局配置を決定する。決定した基地局配置の情報は基地局配置データ137に格納するとともに、監視機器決定部18に通知する。基地局決定部17の処理は、図16で詳細に説明する。また、基地局配置データ137の例は図8で説明する。
監視機器決定部18は、基地局決定部17から通知された基地局配置と、監視機器候補データ136に格納された監視機器配置候補リストに基づいて、実際に監視機器を配置する場所(電柱番号)を決定する。この処理では、監視機器配置候補の中から基地局と通信可能な1つの配置を選択する。決定した監視機器配置の情報は監視機器配置データ138に格納する。監視機器決定部18の処理は、図17で詳細に説明する。また、監視機器配置データ138の例は図9で説明する。
図2は、電力系統設備計画支援装置の物理構成図を示す。支援装置1の構成は、CPU11と、メモリ12と、記憶装置13と、出力装置14と、入力装置15を有する。
入力装置15は、例えばキーボードやマウスであり、入力データ(電力系統の構成、地形情報、負荷量・PV発電量、通信条件)を入力できる。出力装置14は、例えばディスプレイ装置や表示用ライトであり、入力装置15から入力した情報、各プログラムの出力情報、各データベースのデータを表示する。出力装置14は、例えば監視機器候補データ136の内容を表示することで、監視機器の配置の候補に挙がった電柱番号をユーザに示すことができる。
記憶装置13は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどであり、プログラムやデータなどの情報を記憶する装置である。ここに格納するプログラムには、監視機器候補決定プログラム131と、基地局決定プログラム132と、監視機器決定プログラム133と、無線到達エリア作成プログラム134を含む。また格納するデータベースとして、監視機器候補決定規則135と、監視機器候補データ136と、基地局配置データ137と、監視機器配置データ138と、無線到達エリアデータ139と、電力系統構成データ140と、負荷量・PV発電量データ141と、電圧計算値データ142と、通信可能監視機器データ143と、通信条件データ144を含む。(なお、通信条件データ144は、実施例3にて使用する)。
監視機器候補決定プログラム131は、CPU11によってメモリ12に読み込まれて実行されることにより、監視機器候補決定部16(図1参照)が具現化される。同様に、基地局決定プログラム132、監視機器決定プログラム133、無線到達エリアデータ作成プログラム134を実行することで、それぞれ基地局決定部17、監視機器決定部18、無線到達エリア作成部19が具現化される。
以上の処理の結果、監視機器の配置と基地局の配置を決定し、出力データ22として出力する。
まず、本実施例における監視機器と基地局の配置方法の概要について、図3と図4を用いて説明する。
図3は、電力系統の構成と監視機器候補の配置例を示す図である。
電力系統は、配電用変電所2と、これから敷設された配電用の線路3と、線路上に所定間隔で設けられた多数の電柱4と、線路3に接続された図示しない負荷やPV発電などから構成される。配電用変電所2は、図示しない上位系統の電圧をこの電力系統の電圧に変換して、線路3を経由して図示しない負荷に電力を供給する。また図示しないPV発電からも電力を供給する。線路3を支持する電柱4(□印で示す)には、それぞれを識別するための電柱番号#nが付与されており、電柱番号によりその位置が特定できるようになっている。
本実施例では、監視機器はいずれかの電柱4に取り付けて線路上の電力状態を監視する。ただし、監視機器は例えばある範囲内の線路電圧値を検出すれば良いから、どの電柱に取り付けるかについては自由度がある。そこで、ある監視機器を取り付ける電柱の候補として、複数の電柱番号を決定する。例えば、監視機器aに対する配置候補群4aとして3通りの自由度(電柱番号♯50〜♯52)が存在し、監視機器bの配置候補群4bとして2通りの自由度(電柱番号#40、#41)が存在する。この例では、5台の監視機器a〜eが必要であり、それらの配置候補群4a〜4eを示している。
図4は、監視機器配置に応じた基地局配置の例を示す図である。
電力系統監視システムでは、各監視機器で収集した情報は基地局を中継して管理センター(電力会社の営業所など)へ送信される。逆に、管理センターからの制御情報は基地局を中継して各監視装置に送信される。本実施例では、まず基地局の配置候補として複数の基地局候補5(○、◎印で示す)を仮定する。当然ながら、基地局の配置候補は線路3(電柱4)に沿った位置が好ましい。そして、各基地局候補から通信可能な無線到達エリアを求める。例えば基地局候補♯a(◎印)からの無線到達エリアは6aで示す範囲であり、基地局候補♯bからの無線到達エリアは6bで示す範囲である。そして、このエリアに含まれる監視機器の配置候補を抽出する。例えば、基地局候補♯aの無線到達エリア6aには、監視機器aの配置候補である電柱番号#50,51と、監視機器bの配置候補である電柱番号#40、・・・が含まれる。この場合、無線到達エリアに監視機器の少なくとも1つの配置候補が含まれれば、監視機器をその候補場所に配置することで通信が可能となる。
次に、実際の基地局配置は、全ての監視機器と通信可能であって、基地局の総数が最小となる条件で決定する。この例では、基地局を♯aの位置に配置すれば、全ての監視機器a〜eと通信可能となり、基地局数は1つである。一方、基地局を♯bの位置に配置すれば、監視機器a,bとの通信ができないため、これを補うために他の基地局を増設せねばならず、基地局数は2つ、またはそれ以上となる。よって、基地局数を最小とするには、基地局を♯aの位置に配置すれば良い。
最後に、実際の監視機器の配置を通信可能な配置候補の中から決定する。具体的には、通信性能を考慮して基地局から最短距離にある候補を選定するのが良い。これに従えば、監視機器aは電柱番号#50に、監視機器bは電柱番号#40に配置するよう決定する。このようにして、実際に配置する監視機器数を最小とするだけでなく、基地局数についても最小となるように、監視機器と基地局の最適配置を行うことができる。
次に、記憶装置13内に格納する各データベースの内容について説明する。
図5は、監視機器候補決定規則135の例を示す図である。監視機器候補決定規則135には、監視機器候補決定部16が監視機器の配置候補(具体的には電柱番号)を決定する際に利用する規則、すなわち監視対象の仕様が定義されている。決定規則をデータベースとして構成しているので、プログラムに組み込まれて構成されている場合に比べて柔軟に修正可能である。この例では、監視機器として電圧を計測する電圧センサを対象としている。電圧センサは線路の電圧が規定値かどうかを検出するものであるから、検出する線路の電圧の規定値を仕様値として定義している。
監視機器候補決定規則135はレコードのフィールドとして、電圧上限規定値135a、電圧下限規定値135b、余裕量135cの項目を含む。電圧上限規定値135aは、電圧管理上の上限規定値であり、電圧下限規定値135bは、電圧管理上の下限規定値である。余裕量135cは、前記上限規定値、下限規定値からの電圧変動についての余裕量(許容量)である。
図6は、図5の監視機器候補決定規則135に従って監視機器の配置候補を決定する説明図である。監視機器(電圧センサ)を取り付ける候補となる各電柱位置4における電圧値を示す。規則135に従い、電圧値が、上限規定値135aの下側にある余裕量135cの範囲7aと、下限規定値135bの上側にある余裕量135cの範囲7bが仕様範囲であり、これらに含まれる電柱番号が、この場合の監視機器の配置候補となる。
図7は、監視機器候補データ136の例を示す図である。監視機器候補データ136は、監視機器候補決定部16が決定した監視機器の配置候補のデータを格納している。
監視機器候補データ136は、レコードのフィールドとして、監視機器の機器番号136a、機器種別136b、配置候補136cの項目を含む。機器番号136aは各監視機器を一意に識別する番号である。機器種別136bは監視機器の種別であり、ここでは電圧センサの場合である。配置候補136cは、監視機器の配置候補となる電柱番号を記載する。例えば機器番号001については、電柱番号#10〜14(レコード番号13600〜13604)が候補として挙げられている。
図8は、基地局配置データ137の例を示す図である。基地局配置データ137は、基地局決定部17が決定した基地局配置のデータを格納している。
基地局配置データ137は、レコードのフィールドとして、基地局番号137aの項目を含む。基地局はその仕様が同一であるから、基地局の位置を識別する番号のみで良い。この例では、基地局の配置を#a、#cに決定している。
図9は、監視機器配置データ138の例を示す図である。監視機器配置データ138は、監視機器決定部18が決定した監視機器の配置場所のデータを格納している。
監視機器配置データ138は、レコードのフィールドとして、監視機器の機器番号138a、機器種別138b、配置場所138c、接続先基地局138dの項目を含む。監視機器番号138aは各監視機器を一意に識別する番号であり、機器種別138bは監視機器の種別である。配置場所138cは、実際に監視機器を配置する電柱番号を記載する。接続先基地局138dは、監視機器が通信する基地局の番号を記載する。この例では、機器番号001の電圧センサは電柱番号#14に、機器番号002の電圧センサは電柱番号#22に配置することを示す。
次に、監視機器や基地局の配置を決定するために参照するデータベースについて説明する。
図10は、無線到達エリアデータ139の例を示す図である。無線到達エリアデータ139は、無線到達エリア作成部19により、基地局の候補別に無線が到達するエリアに存在する電柱のリストを作成したものである。このデータは、基地局決定部17が実際の基地局の配置場所を決定するために参照する。
無線到達エリアデータ139は、レコードのフィールドとして、基地局番号139a、無線到達エリア139bの項目を含む。基地局番号139aは、基地局(候補)の配置位置を識別する番号である。無線到達エリア139bは、基地局から発信される無線が到達し、通信が可能なエリアに存在する電柱番号を記載したものである。
図11は、電力系統構成データ140の例を示す図である。電力系統構成データ140は、電力系統の構成を示すデータであり、その情報は、ユーザにより入力装置15を介して入力されたものである。この例では電力系統の線路を隣り合う電柱で区分し、区分された各線路のデータを格納する。
電力系統構成データ140は、レコードのフィールドとして、親電柱番号140a、子電柱番号140b、線路抵抗140c、線路インダクタンス140dの項目を含む。親電柱番号140aは上流側(配電用変電所2側)の電柱番号を、子電柱番号140bは下流側(配電用変電所2の反対側)の電柱番号を示す。線路抵抗140cは、区分された線路(電線)の抵抗値を、線路インダクタンス140dは、区分された線路のインダクタンス値である。
図12は、負荷量・PV発電量データ141の例を示す図である。負荷量・PV発電量データ141は、図11の電力系統に接続する各電力需要家の負荷量、各PV発電器の発電量を示すデータであり、その情報は、ユーザにより入力装置15を介して入力されたものである。
負荷量・PV発電量データ141は、レコードのフィールドとして、電柱番号141a、有効電力量141b、無効電力量141cの項目を含む。電柱番号141aは電柱を識別する番号である。有効電力量141bは、電柱番号141aに接続される需要家の負荷量とPV発電量の合算値のうち有効電力量を、無効電力量141cは合算値のうち無効電力量を示す。なお、負荷量と発電量のいずれが大きいかで合算値の符号(正負)が決まる。
図13は、電圧計算値データ142の例を示す図である。電圧計算値データ142は、監視機器候補決定部16が潮流計算により算出した各電柱の電圧値を示す。電圧計算値データ142は、レコードのフィールドとして、電柱番号142a、電圧142bの項目を含む。電柱番号142aは電柱を識別する番号であり、電圧142bは各電柱番号142aの電柱の電圧値を示す。この例では、電柱番号#10〜14の電圧値が、レコード番号14200〜14204として記載されている。
図14は、通信可能監視機器データ143の例を示す図である。通信可能監視機器データ143は、基地局決定部17が基地局候補毎に通信可能な監視機器を抽出したリストである。
通信可能監視機器データ143は、レコードのフィールドとして、基地局番号143a、監視機器番号143bの項目を含む。基地局番号143aは基地局(候補)を識別する番号である。監視機器番号143bには、基地局番号143aから発信される無線が到達するか否かを記載する。その際、監視機器の少なくとも1つの候補が基地局と通信可能であれば「○」、全ての候補が通信不可であれば「×」を記載する。
次に、監視機器と基地局の配置決定の手順を説明する。この決定処理のため、図15、16、17に示す各フローチャートを順に実施する。
図15は、監視機器候補決定処理を示すフローチャートである。以下のフローは監視機器候補決定部16により実行されるが、この機能は、CPU11が監視機器候補決定プログラム131を実行することによって具現化される。
ステップS1600で処理開始の指示を受ける。
ステップS1601において、監視機器候補決定部16は、電力系統構成データ140(図11)から電力系統の構成を、負荷量・PV発電量データ141(図12)から負荷量・PV発電量を読み取り、潮流計算を実施することで、電力系統の各電柱4における電圧値を算出する。
ステップS1602において、ステップS1601で計算した電圧値を電圧計算値データ142(図13)に書き出す。
ステップS1603において、電圧計算値データ142(図13)の中から、監視機器候補決定規則135(図5)に従い、これを満足する監視機器の配置候補を決定する。具体的には図6に示したように、電圧値が電圧上限規定値135a−余裕量135cの範囲7a、あるいは電圧下限規定値135b+余裕量135cの範囲7bに含まれる電柱4を抽出する。例えば図5の規則135によれば、電圧値の条件は6800〜6750V,6450〜6400Vであり、図13の電圧計算値データ142からこの範囲に含まれる電柱番号として、#10〜14(レコード番号14200〜14204)を抽出する。
ステップS1604において、ステップS1603で決定した監視機器の配置候補を監視機器候補データ136(図7)に登録する。例えば図13から抽出された電柱番号#10〜14が配置候補となり、図7における機器番号001に対するレコード番号13600〜13604として登録される。同様にして、機器番号002に対する配置候補として、電柱番号#20〜22(レコード番号13605〜13607)が登録される。
ステップS1605において、ステップS1603で決定した監視機器の配置候補(機器番号、機器種別、配置候補)を基地局決定部17に送信する。
図16は、基地局決定処理を示すフローチャートである。以下のフローは図15のステップS1605に続くもので、基地局決定部17により実行される。この機能は、CPU11が基地局決定プログラム132を実行することによって具現化される。
ステップS1700において、基地局決定部17は監視機器候補決定部16から、監視機器の配置候補の情報(機器番号、機器種別、配置候補)(図7)を受信する。
ステップS1701において、無線到達エリアデータ139(図10)における1つの基地局候補(例えば#a)に着目する。
ステップS1702において、無線到達エリアデータ139(図10)を参照し、図7の各監視機器の配置候補136cが、ステップS1701において着目した基地局候補の無線到達エリア内に存在するか否か(通信可能か否か)を判定する。例えば、図7における各配置候補#10〜14、20〜22、・・・が、図10における基地局番号#aの無線到達エリアに含まれるかどうかを判定する。この場合、候補#13,14,22・・・は含まれるが、他の候補#10,11,12,20,21は含まれないことになる。
ステップS1703において、ステップS1702で判定した結果を通信可能監視機器データ143(図14)に登録する。この登録においては、監視機器の候補毎ではなく監視機器(機器番号)毎に記載する。すなわち、ある監視機器に対する複数の候補のうち少なくとも1つの候補が注目する基地局の無線到達エリアに含まれる場合は、その監視機器は通信可能(○印)と判定し、複数の候補のいずれも基地局の無線到達エリアに含まれない場合は、その監視機器は通信不可(×印)と判定する。例えば図14の場合、監視機器番号001〜005は、いずれも基地局番号#aと通信可能であり、基地局番号#bに対しては、監視機器番号001〜003が通信可能であることを示す。
ステップS1704において、無線到達エリアデータ139(図10)に登録されている全ての基地局候補について終了したかどうかを判定する。未実施の基地局候補があれば(例えば#b)、S1701に戻り、基地局候補#bに着目して上記の処理を行う。全ての基地局候補について終了したら、ステップS1705へ進む。
ステップS1705において、通信可能監視機器データ143(図14)を参照し、基地局の最適な配置を決定する。この決定条件は、配置する基地局で全ての監視機器(配置候補のいずれか)と通信可能で、かつ、配置する基地局の総数が最小となることとする。そのためには、通信可能監視機器データ143において基地局番号143aの組み合わせを総探索し(基地局数=1,2・・・の順に探索)、全ての監視機器番号143bが通信可能(○印)でかつ、基地局の総数が最も少ないものを選択する。
例えば図14では、基地局番号143aの組み合わせは、「#a単独」、「#b単独」、「#a+#bの組み合わせ」の3通りある。そのうち、全ての監視機器番号143bが通信可能(○印)となる場合は、「#a」と「#a+#b」の2通りである。さらに、基地局の総数が最小となるのは「#a」(基地局数=1)であるので、「#a」を選択する。図14の例は1つの基地局で対応可能な簡単な場合としたが、実際には多数の監視機器を配置することから、複数の基地局を最適に組み合わせて配置することになる。
ステップS1706において、ステップS1705で決定した基地局の配置を基地局配置データ137(図8)に登録する。例えば図8では、#a、#cの基地局番号を登録している。
ステップS1707において、ステップS1705で決定した基地局配置情報(基地局番号)を監視機器決定部18に送信する。
図17は、監視機器決定処理を示すフローチャートである。以下のフローは図16のステップS1707に続くもので、監視機器決定部18により実行される。この機能は、CPU11が監視機器決定プログラム133を実行することによって具現化される。
ステップS1800において、監視機器決定部18は基地局決定部17から、基地局配置の情報(基地局番号)(図8)を受信する。
ステップS1801において、監視機器候補データ136(図7)から監視機器の配置候補を読み取る。
ステップS1802において、ステップS1800において取得した基地局番号と、ステップS1801で取得した監視機器の配置候補と、無線到達エリアデータ139(図10)から、監視機器の配置場所を決定する。
具体的には、監視機器の配置候補(電柱番号)136cのうち、配置を決定した基地局番号137aから無線到達エリア139bに存在するものを抽出する。抽出した候補が複数存在する場合は、基地局に最も近い位置に存在する電柱番号を選択する。上記処理を、監視機器番号136aごとに繰り返す。
例えば、図8の基地局番号が#aであり、図7の監視機器の配置候補がレコード13600〜13607である場合は、図10の無線到達エリア139bを参照して、監視機器番号001については電柱番号#13、14を、監視機器番号002については電柱番号#22を抽出する。そのうち、複数の候補が存在した監視機器番号001については、基地局#aに近い#14を配置場所として選択する(図4を参照)。
ステップS1803において、ステップS1802で決定した監視機器の配置情報(機器番号、機器種別、配置場所、接続先基地局)を監視機器配置データ138(図9)に登録する。
ステップS1804において、監視機器と基地局の配置決定処理を終了する。
このように本実施例の決定処理では、電力系統に配置する監視機器(電圧センサ)の配置可能な場所は自由度を持っていることに着目して、まず、監視機器の配置候補場所を決定する。次に、監視機器の配置候補場所と通信可能な基地局の配置を決定する。その際、配置する基地局で全ての監視機器(配置候補のいずれか)と通信可能で、かつ、配置する基地局の総数が最小となることを条件とする。そして最後に、決定した基地局と通信可能な監視機器の配置を、配置候補場所の中から1つ決定するようにした。これより、電力系統の監視制御を行う監視機器数を最小とし、かつ各監視機器との通信を中継する基地局数を最小とするように、監視機器と基地局の配置場所を決定することができる。
実施例1では、監視機器の種別として電圧センサを対象にした。これに対し実施例2では、監視機器の種別として自動電圧調整器(SVR)を対象とする場合を例とする。配電用変電所から遠く離れたところでは電圧降下が大きくなるため、SVRは、これを補償するために線路に挿入するものである。これに伴い、監視機器候補決定規則135の仕様を変更する。
図18は、実施例2における監視機器候補決定規則135’の例を示す図である。監視機器候補決定規則135’は、レコードのフィールドとして、電圧降下量最小135d、電圧降下量最大135eを項目に含む。電圧降下量最小135dは、配電用変電所2からの電圧降下量のうち最小量を示し、電圧降下量最大135eは、配電用変電所2からの電圧降下量のうち最大量を示す。このようにSVRの仕様では、電圧値が配電用変電所2からある一定量降下している場所に配置することになる。
図19は、図18の監視機器候補決定規則135’に従って監視機器(SVR)の配置候補を決定する説明図である。この例では、降下量最小135dと、降下量最大135eに挟まれた領域7aに存在する電柱4が配置候補となる。この場合、配電用変電所2の電圧として、配電用変電所2の隣に存在する電柱4sの電圧値を基準としても良い。例えば、配電用変電所2の隣の電柱4sの電圧値が6700Vであれば、図18に定められた降下量最小(200V)と降下量最大(240V)で決まる電圧範囲6500V〜6460Vから抽出する。また、SVRを複数台直列に設置する場合は、配電用変電所2側に存在するSVRから、ある一定量電圧が降下した場所に、次のSVRを配置する。
実施例2における監視機器候補決定処理は、実施例1(図15)のフローチャートとほぼ同様である。このうちステップS1603では、ステップS1601で計算した各電柱の電圧値から、図19で説明した方法に従って監視機器の配置候補を決定する。
図20は、実施例2における監視機器候補データ136’の例を示す図である。実施例1(図7)の形式と同様であるが、機器種別136bのフィールドには電圧センサに代えてSVRと記載されている。
その後の基地局と監視機器(SVR)の配置場所の決定処理は、実施例1と同様である。
実施例1では、電力系統の構成、地形情報、負荷量・PV発電量、基地局候補を入力して、監視機器と基地局の配置場所を出力した。これに対して実施例3では、入力データに通信条件(通信速度、通信周期、遅延時間)を追加している。これにより、配置する基地局の通信能力(通信可能な監視機器数)を考慮しながら、監視機器と基地局の最適配置を決定するようにした。
実施例3の支援装置は実施例1と同様の構成となるが、論理構成図(図1)においては入力データ21内の「通信条件」を使用し、また物理構成図(図2)においては記憶装置13内の「通信条件データ144」を使用することに特徴がある。
図21は、実施例3における監視機器候補決定規則135”の例を示す図である。監視機器候補決定規則135”は、レコードのフィールドとして、電圧規定値の他にデータサイズ135dの項目に含んでいる。データサイズ135dには、本監視機器が通信するデータのサイズが格納される。この例では、監視機器(例えば電圧センサ)から送信されるデータサイズは156bitである。
図22は、実施例3における監視機器候補データ136”の例を示す図である。監視機器候補データ136”は、レコードのフィールドとして、監視機器の配置候補に加えて、データサイズ136dの項目を含む。データサイズ136dには、当該監視機器が通信するデータのサイズが格納される。
図23は、通信条件データ144の例を示す図である。通信条件データ144は、監視機器と管理センター(計算機)との間の通信条件、すなわち基地局の通信性能が定義されたデータベースである。この通信条件は、ユーザが入力装置15を介して入力した情報をもとにしている。
通信条件データ144は、レコードのフィールドとして、通信速度144a、遅延時間144b、通信周期144cの項目を含む。通信速度144aは、監視機器と管理センターの間の通信速度を示す。遅延時間144bは、監視機器と管理センターの間の通信時に発生する遅延時間を示す。通信周期144cは、監視機器と管理センターの間で通信する周期を示す。この例では、通信速度=100kbps、遅延時間=3sec、通信周期=60secである。
次に、実施例3における監視機器と基地局の配置決定手順を説明する。
まず、監視機器候補決定処理は、実施例1(図15)と同様である。このうち、ステップS1603においては、監視機器候補決定規則135”(図21)に従い監視機器の配置候補を決定する。ステップS1604においては、決定した監視機器の配置候補にデータサイズを追加して、監視機器候補データ136”(図22)に登録する。ステップS1605においては、決定した監視機器の配置候補とデータサイズの組み合わせを基地局決定部17に送信する。
図24は、実施例3における基地局決定処理を示すフローチャートである。ここでは、基地局の通信能力を考慮しながら基地局を配置する。対応する実施例1(図16)と同じステップには同一符号を付与し、処理の内容が異なるものについて説明する。
ステップS1700において、基地局決定部17は監視機器候補決定部16から、監視機器の配置候補とデータサイズの組み合わせを受信する。
ステップS1710(新たに追加)において、受信したデータサイズと通信条件144とから、各基地局5が通信可能な監視機器の最大数(通信可能台数)を計算する。ここではポーリング方式でデータを取得することを前提とし、下記計算式により求める。例えば、図22、図23に示す例では、通信可能台数は19台となる。
通信可能台数=(通信周期)/((データサイズ)/(通信速度)+(遅延時間))
=60÷(156÷100000+3)=19.9
ステップS1705において、通信可能監視機器データ143を参照し、基地局の最適な配置を決定する。この決定条件は、配置した基地局で全ての監視機器(配置候補のいずれか)と通信可能で、接続する監視機器数は各基地局の通信可能台数内で、かつ配置する基地局の総数が最小となること、とする。
他のステップは実施例1(図16)と同様である。また、これに続く監視機器決定処理は実施例1(図17)と同様である。
このように実施例3によれば、さらに基地局の通信能力(通信可能な監視機器数)を考慮しながら、監視機器と基地局の最適配置を決定することができる。
以上、本発明の実施例を具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような変更が可能である。
例えば、図16の基地局決定処理では、ステップS1705において、各監視機器が基地局5のどれか1つと通信可能であることを制約条件としたが、複数(2つ以上)の基地局5と通信可能であることを制約条件としてもよい。これは、通信断絶が許されず通信の二重系を構成する必要のある監視機器などが該当する。
また、ステップS1705では、基地局5の総数が最小となることを決定条件とした。これに代えて、図10の無線到達エリアデータ139において基地局番号139aごとの設置コストを見積もっておき、基地局設置のためのトータルコストが最小となる条件としてもよい。
例えば、図15の監視機器候補決定処理では、ステップS1603において決定した監視機器の配置候補に対し優先度を設定してもよい。これにより図17の監視機器決定処理では、ステップS1802において監視機器の配置を決定する際、候補が複数存在するとき優先度の高い配置候補を選択することで効率的に監視することができる。
また、図5の監視機器候補決定規則135において、監視する内容の優先度、すなわち対応する監視機器ごとに通信の優先度を設定してもよい。これにより図16の基地局決定処理では、ステップS1705において全ての監視機器が基地局と通信できない場合に、優先度の高い監視機器を選択し効率的に通信することができる。
また、各実施例において、基地局を介した監視機器と管理センターとの間の通信は、無線通信を利用する方式としたが、有線通信を利用する方式も可能である。その場合には、通信ケーブルの設置コストが最小となるように基地局の配置を決定すればよい。
さらには、各実施例において、支援装置はスタンドアロンで動作するものとしたが、ユーザ端末と接続して構成することもできる。
図25は、支援装置1とユーザ端末10を通信路500で接続した構成図である。ユーザ端末10には、CPU101、メモリ102、出力装置103、入力装置104、通信インタフェース105を備える。これにより、ユーザは、ユーザ端末10の通信インタフェース105からネットワーク500を介して、支援装置1の通信インタフェース16に情報を送信することができる。あるいは逆に、支援装置1で生成した情報をネットワーク500を介しユーザが利用することができる。
1:電力系統設備計画支援装置(支援装置)、
16:監視機器候補決定部、
17:基地局決定部、
18:監視機器決定部、
19:無線到達エリア作成部、
135:監視機器候補決定規則、
136:監視機器候補データ、
137:基地局配置データ、
138:監視機器配置データ、
139:無線到達エリアデータ、
144:通信条件データ。

Claims (8)

  1. 電力系統を監視する監視機器と、該監視機器と通信する基地局の配置を決定する電力系統設備計画支援装置において、
    前記電力系統の構成に基づいて、前記監視機器の配置場所の候補を決定する監視機器候補決定部と、
    前記決定された監視機器の配置場所の候補と、前記基地局から通信可能な範囲を示す通信エリアデータから、前記基地局の配置場所を決定する基地局決定部と、
    前記監視機器の配置場所の候補と、前記決定された基地局の配置場所と、前記通信エリアデータから、前記監視機器の配置場所を決定する監視機器決定部と、を備え、
    前記基地局決定部は、配置する基地局で全ての監視機器のいずれかの配置場所候補と通信可能で、かつ、配置する基地局の総数が最小となるように基地局の配置場所を決定することを特徴とする電力系統設備計画支援装置。
  2. 請求項1に記載の電力系統設備計画支援装置において、
    前記監視機器候補決定部は、前記電力系統の構成と負荷量・太陽光発電量から、潮流計算により前記電力系統の各電柱における電圧値を算出し、前記監視機器の仕様を定めた監視機器候補決定規則に従い、これを満足する前記監視機器の配置場所の候補を決定することを特徴とする電力系統設備計画支援装置。
  3. 請求項1に記載の電力系統設備計画支援装置において、
    前記監視機器決定部は、前記監視機器の配置場所の候補のうち、前記決定された基地局の配置場所から最も近くに存在する配置場所を選択することを特徴とする電力系統設備計画支援装置。
  4. 請求項1に記載の電力系統設備計画支援装置において、
    前記基地局決定部は、さらに、前記監視機器が通信するデータサイズと前記基地局の通信性能データから、前記基地局で通信可能な監視機器の最大数を算出し、前記基地局に接続する監視機器数が前記基地局で通信可能な最大数以内となるように基地局の配置場所を決定することを特徴とする電力系統設備計画支援装置。
  5. 電力系統を監視する監視機器と、該監視機器と通信する基地局の配置を決定する電力系統設備配置決定方法において、
    前記電力系統の構成に基づいて、前記監視機器の配置場所の候補を決定する監視機器候補決定ステップと、
    前記決定された監視機器の配置場所の候補と、前記基地局から通信可能な範囲を示す通信エリアデータから、前記基地局の配置場所を決定する基地局決定ステップと、
    前記監視機器の配置場所の候補と、前記決定された基地局の配置場所と、前記通信エリアデータから、前記監視機器の配置場所を決定する監視機器決定ステップと、を備え、
    前記基地局決定ステップは、配置する基地局で全ての監視機器のいずれかの配置場所候補と通信可能で、かつ、配置する基地局の総数が最小となるように基地局の配置場所を決定することを特徴とする電力系統設備配置決定方法。
  6. 請求項5に記載の電力系統設備配置決定方法において、
    前記監視機器候補決定ステップは、
    前記電力系統の構成と負荷量・太陽光発電量から、潮流計算により前記電力系統の各電柱における電圧値を算出するステップと、
    前記監視機器の仕様を定めた監視機器候補決定規則に従い、これを満足する前記監視機器の配置場所の候補を決定するステップ、を含むことを特徴とする電力系統設備配置決定方法。
  7. 請求項5に記載の電力系統設備配置決定方法において、
    前記監視機器決定ステップは、前記監視機器の配置場所の候補のうち、前記決定された基地局の配置場所から最も近くに存在する配置場所を選択することを特徴とする電力系統設備配置決定方法。
  8. 請求項5に記載の電力系統設備配置決定方法において、
    前記基地局決定ステップは、さらに、
    前記監視機器が通信するデータサイズと前記基地局の通信性能データから、前記基地局で通信可能な監視機器の最大数を算出するステップと、
    前記基地局に接続する監視機器数が前記基地局で通信可能な最大数以内となるように基地局の配置場所を決定するステップを含む、ことを特徴とする電力系統設備配置決定方法。
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