JP6701839B2 - センサ設置支援装置、データ処理装置、センサ設置支援方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、センサ設置支援装置、データ処理装置、センサ設置支援方法及びプログラムに関する。
集中豪雨などによる土砂災害への対策が求められている。土砂災害の被害を予防するための技術として、例えば、土質力学等で用いられる斜面安定解析技術がある。また、斜面の安定性の解析に必要なデータを斜面に設置されたセンサによって取得する技術が知られている。例えば、特許文献1は、斜面に伸縮計、傾斜計、雨量計、地下水位計といった測定器を配設し、測定データに基づいて斜面崩壊の安全率を解析する技術を開示している。
特開2006−195650号公報
特許文献1には、上述の測定器がどのような場所に配設されるか具体的に記載されていない。このようなセンサは、概して、経験的又は感覚的に、斜面崩壊が発生しやすそうな場所に設けられるか、所定の間隔等で規則的に設けられる。しかし、このような設置方法には、センサの設置位置が必ずしも適切であるとはいえないという技術的な課題がある。
本発明の例示的な目的の一つは、上述の課題を解決することにある。
本発明の第1の態様に係るセンサ設置支援装置は、斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する安全率算出部と、前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する提示部とを有する。
本発明の第2の態様に係るデータ処理装置は、斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する安全率算出部と、前記算出された安全率に応じてデータを出力する出力部とを有する。
本発明の第3の態様に係るセンサ設置支援方法は、斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出し、前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する。
本発明の第4の態様に係るプログラムは、コンピュータに、斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する処理と、前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する処理とを実行させる。
本発明によれば、センサの適切な設置位置を知得することが可能である。
図1は、第1実施形態に係るセンサ設置支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係るセンサ設置支援装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、第2実施形態に係るセンサ設置支援装置の構成を示すブロック図である。 図4は、メッシュ及び各メッシュの水流方向を例示する図である。 図5は、第2実施形態に係るセンサ設置支援装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図6Aは、第2実施形態に係るセンサ設置支援装置による処理の実行結果の一例を示す図である。 図6Bは、第2実施形態に係るセンサ設置支援装置による処理の実行結果の一例を示す図である。 図6Cは、第2実施形態に係るセンサ設置支援装置による処理の実行結果の一例を示す図である。 図7は、第2実施形態の作用効果を説明するための図である。 図8は、第3実施形態に係るセンサ設置支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 図9は、コンピュータ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
[第1実施形態]
図1は、一実施形態に係るセンサ設置支援装置100の構成を示すブロック図である。センサ設置支援装置100は、斜面におけるセンサの設置を支援するための情報処理装置である。ここでいうセンサは、斜面の安定性の解析に必要なデータを取得するためのセンサである。センサによって取得されるデータは、特に限定されないが、例えば土中の水分量である。センサ設置支援装置100は、安全率算出部110と、提示部120とを有する。
安全率算出部110は、斜面の安全率を算出する。ここでいう安全率は、斜面に対する滑動力(滑ろうとする力)とその抵抗力の比をいい、所定の安定解析式により算出される。安全率を算出するための安定解析式は、フェレニウス法、修正フェレニウス法、ビショップ法、ヤンブ法など、周知のさまざまな式がある。安全率算出部110は、これらの安定解析式のほか、沖村らが提案している安定解析式(1985)、Nashによる安定解析式(1987)、Taylorらが提案している安定解析式(2007)、Rossiらが提案している安定解析式(2012)などを用いてもよい。一般に、安全率は、正の実数であり、「1.3」以下であれば斜面が不安定であり、「1.0」未満であれば斜面崩壊が理論上生じていることを意味する。
安全率算出部110は、斜面を分割した区域毎に安全率を算出する。ここでいう区域は、分割斜面ともいい、例えば、50m四方の正方形である。ただし、各区域の形状や大きさは、特に限定されない。また、各区域の形状や大きさは、必ずしも全て同一でなくてもよい。
安全率算出部110は、各区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する。ここでいう降水量は、実測値及び予測値のいずれであってもよく、また、シミュレーションのために用意された適当なデータであってもよい。また、降水量は、近傍の複数の区域について同一の値が用いられてもよい。
ここでいう水流量は、ある区域に対して流入又は流出する水の総量である。ある区域の水流量は、当該区域に対する降水量のほか、周辺の他の区域からの流入量と当該他の区域への流出量に依存する。また、水の流出入は、地形、地質、植生などの影響を受ける可能性がある。
提示部120は、センサの設置位置を提示する。ここでいう提示とは、ユーザに情報を知覚させることをいう。提示の具体的な態様は、特に限定されないが、例えば、画像又は音声による知覚である。提示部120は、例えば、ディスプレイ、スピーカなどの出力機器を含んで構成される。
提示部120は、安全率算出部110により算出された区域毎の安全率に応じて、センサの設置位置として適当な位置を提示する。一の態様において、提示部120は、算出された安全率が所定の閾値以下である区域を提示する。別の態様において、提示部120は、算出された安全率が低い順に、所定の数の区域を提示する。例えば、設置すべきセンサの数があらかじめn個に決められている場合、提示部120は、安全率が低いものから順にnの区域をセンサの設置位置として提示する。
図2は、センサ設置支援装置100が実行する処理を示すフローチャートである。ステップS101において、安全率算出部110は、複数の区域のそれぞれについて安全率を算出する。安全率算出部110は、例えば、各区域の降水量を示すデータを取得し、降水量から水流量を推定することにより各区域の安全率を算出する。あるいは、安全率算出部110は、降水量に基づいて推定された水流量を示すデータを取得し、このデータに基づいて安全率を算出してもよい。この場合、降水量に基づく水流量の推定は、センサ設置支援装置100でない別の装置によって実行されてもよい。
ステップS102において、提示部120は、ステップS101において安全率算出部110により算出された安全率に基づき、センサの設置位置を提示する。一の態様において、提示部120は、センサが設置される斜面の地図を表示する。この場合において、提示部120は、センサの設置位置を識別できるように地図を表示する。例えば、提示部120は、センサの設置位置に相当する区域を、他の区域と異なる色で表示したり点滅表示したりする。
以上に説明されたように、センサ設置支援装置100は、斜面を分割した区域毎の安全率を降水量から推定される水流量に基づいて算出し、算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する構成を有する。この構成によれば、斜面全体のうちの降水に起因して変化する安全率が相対的に低い位置をユーザが把握することが可能である。ユーザは、センサ設置支援装置100により提示された設置位置を参考に、センサを設置することが可能である。
一般に、斜面の安定性を高精度に解析するためには、設置されるセンサの数が多い方が望ましい。しかし、センサの数を増やそうとすると、センサ自体のコストに加え、センサを設置するためのコストも増加する。つまり、解析の精度とセンサの数は、トレードオフの関係にあるといえる。
一方で、斜面崩壊が発生するおそれのある斜面は、その地形、地質、植生などが一様ではない。斜面をより細かい単位(区域)に区切った場合、土壌の状態や角度(すなわち勾配)は、区域毎に異なり得る。したがって、斜面における安全率も、区域毎に異なり得る。
降雨等による斜面崩壊の発生を予測し、避難活動等に活用するためには、斜面崩壊の兆候をいち早く検知する必要がある。そうすると、斜面の安定性の解析に必要なデータを計測するセンサの設置位置は、このような兆候をより先んじて検知できる場所、すなわち降雨等に起因して変化する安全率が相対的に低い場所である方が望ましいといえる。このような場所にセンサを設置することができれば、斜面の安定性をより効果的に解析することが可能である。
また、センサの設置位置を経験的又は規則的に決定する場合、その設置位置の適切さには理論的な根拠が存在しない。一方、本実施形態によれば、斜面全体のうちの相対的に危険な場所を定量的に把握することができるため、センサの設置位置を経験的又は規則的に決定する場合に比べ、設置位置の適切さに理論的な根拠が存在するといえる。
[第2実施形態]
図3は、別の実施形態に係るセンサ設置支援装置200の構成を示すブロック図である。センサ設置支援装置200は、シミュレータ部210と、安定解析部220と、最尤推定部230と、位置計算部240と、位置提示部250とを有する。
なお、本実施形態において、第1実施形態に記載された用語と同一の用語は、特に定義又は説明がある場合を除き、第1実施形態と同様の意味で用いられる。また、第1実施形態と同一の符号を付された構成要素は、第1実施形態と同様の構成を少なくとも有する。
シミュレータ部210は、センサによって取得されるデータのシミュレーションを実行する。シミュレータ部210は、あらかじめ決められた条件に従って所定の期間シミュレーションを実行する。本実施形態において、センサによって取得されるデータは、土中水分量であるとする。シミュレータ部210は、より詳細には、水位計算部211と、土中水分量計算部212とを含む。
水位計算部211は、センサが設置される斜面のメッシュ毎の水位を計算する。ここにおいて、メッシュとは、所定のサイズ(例えば50m四方の正方形)に分割された区域をいう。本実施形態において、水位計算部211は、各メッシュの降水量を示す降水量データを取得し、所定のモデルに基づいて各メッシュの水位を計算する。例えば、水位計算部211は、分布型流出モデルに基づいて各メッシュの水位を計算することが可能である。降水量データとしては、例えば日本国においては、気象庁により提供される降水短時間予報が利用可能である。
分布型流出モデルは、洪水流解析に用いられるモデルである。また、ここでいう水位とは、分布型流出モデルにおいてあらかじめ設定されている土層厚のパラメータを各メッシュの深さとみなし、各メッシュを3次元の立体と捉えた場合に、その立体中に含まれる水の体積を立体そのものの体積で除した数値をいう。
水位計算部211は、各メッシュの地形、地質及び植生の少なくともいずれかを用いてメッシュ間の水の流れを計算し、各メッシュの水位に反映させてもよい。一の態様において、水位計算部211は、各メッシュの地形(標高差など)を示す地形データに基づいて水が流れる方向(以下「水流方向」ともいう。)を決定し、当該方向への水流量を計算する。この場合、水位計算部211は、地形データに基づいて落水線を計算し、落水線に基づいて水流方向を決定する。水位計算部211は、例えば、等高線と直交し、かつ標高が低い方向に向かう有向線分を算出することによって落水線を計算することができる。
本実施形態において、水位計算部211は、水流方向を8方向(北、北東、東、南東、南、南西、西、北西)のいずれかとする。さらに、水位計算部211は、水流方向への勾配、地質及び植生の少なくともいずれかに基づいて水流方向への水流量を計算する。ただし、水流方向は、必ずしも8方向に限定されず、8方向より多くても少なくてもよい。
図4は、メッシュ及び各メッシュの水流方向を例示する図である。この例において、各メッシュの形状は正方形であり、水流方向は8方向のいずれかである。水流方向は、メッシュ内の矢印によって表されている。図4に示すように、水流方向を8方向のいずれかとすると、1つのメッシュの周囲にある8個のメッシュのいずれかに水が流れるものと仮定することができる。
なお、水位計算部211は、各メッシュの水位に適当な初期値を設定してもよい。水位の初期値は、センサが設置される斜面の土壌サンプルからあらかじめ推測されてもよいし、シミュレーション前の降水量から算出されてもよい。また、水位の初期値は、全てのメッシュについて同一の値が設定されてもよい。
土中水分量計算部212は、メッシュ毎の土中水分量を計算する。土中水分量計算部212は、水位計算部211により計算された各メッシュの水位に基づいて土中水分量を計算する。例えば、土中水分量計算部212は、水位計算部211により計算されたメッシュの水位を当該メッシュの土層厚を示す値で除することにより、当該メッシュの土中水分量を算出することができる。
安定解析部220は、斜面の安定性を解析する。安定解析部220は、シミュレータ部210により計算された各メッシュの土中水分量に基づいて各メッシュの安全率を計算することで、斜面の安定性を解析する。安定解析部220は、より詳細には、パラメータ計算部221と、安全率計算部222とを含む。
パラメータ計算部221は、安全率の算出に必要なパラメータを計算する。パラメータ計算部221は、所定の安定解析式において変数となるパラメータを各メッシュの土中水分量に基づいてメッシュ毎に計算する。パラメータは、安全率の算出に用いる安定解析式に応じて異なり得る。以下においては、パラメータ計算部221により計算されるパラメータのことを「土パラメータ」ともいう。
本実施形態の安定解析式は、修正フェレニウス法に基づく安定解析式であり、以下の式(1)で表される。ただし、
Fs:安全率
c:土塊の粘着力
l:スライス(斜面を垂直方向に分割した分割片)のすべり面の長さ
W:土塊の重量
u:間隙水圧
b:スライスの幅
α:傾斜勾配角
φ:内部摩擦角
である。
Figure 0006701839
本実施形態において、パラメータ計算部221は、粘着力c、重量W、間隙水圧u及び内部摩擦角φを算出する。すなわち、本実施形態の土パラメータは、これらの4つの変数である。なお、すべり面の長さl、スライスの幅b及び傾斜勾配角αは、それぞれのメッシュについてあらかじめ与えられる。
安全率計算部222は、式(1)を用いて安全率を計算する。安全率計算部222は、パラメータ計算部221により計算された土パラメータを式(1)に代入することによって、安全率Fsをメッシュ毎に計算する。この計算結果は、斜面における不安定箇所の分布を表す。この分布のことを、以下においては「不安定分布」ともいう。安全率計算部222は、第1実施形態における安全率算出部110の一例に相当する。
最尤推定部230は、所定の方法で最尤推定を実行する。具体的には、最尤推定部230は、最尤推定法を用いて混合要素の平均を計算する。最尤推定部230は、より詳細には、座標処理部231と平均計算部232とを含む。
座標処理部231は、安全率の不安定分布に対して適当な2次元の座標系を定義する。この座標系の原点は、計算に適した位置であればよく、特定の位置に限定されない。同様に、座標系の座標軸の方向も、特定の方向に限定されない。座標処理部231は、安全率が所定の閾値(例えば「1.3」)以下であるメッシュの所定の位置(例えば、メッシュの中心点)に対して、上述の座標系による座標を付与する。
平均計算部232は、座標処理部231により座標が与えられたメッシュがある混合分布に従って生成されたと仮定して最尤推定を実行する。このとき用いられる混合分布は、斜面に設置されるセンサの数と同じ数の混合要素を有するものとする。また、それぞれの混合要素は、パラメータとして平均の概念を有する確率分布に従うものとする。このような確率分布としては、例えば、正規分布、ロジスティック分布、ラプラス分布などの連続型の確率分布を用いることができる。平均計算部232は、この混合要素の平均に相当する座標を出力する。
なお、平均計算部232は、K平均法などを用いたクラスタ分析により平均を算出してもよい。この場合、平均計算部232は、クラスタ数がセンサの数と同じであるとして各クラスタの平均を算出する。このようにして算出されたクラスタの平均は、上述された混合要素の平均に対応する。
位置計算部240は、最尤推定部230により出力された座標に対応するメッシュの位置を計算する。一の態様において、位置計算部240は、最尤推定部230により出力された座標が含まれるメッシュを特定する。あるいは、位置計算部240は、最尤推定部230により出力された座標と各メッシュの所定の位置(例えば、メッシュの中心点)との距離を算出し、算出された距離が最も短いメッシュを当該座標に対応するメッシュとしてもよい。
位置提示部250は、位置計算部240により計算されたメッシュを提示する。具体的には、位置提示部250は、位置計算部240により計算されたメッシュの位置をユーザが認識できる形式で出力する。位置提示部250により提示される位置は、センサの設置位置として推奨される位置である。位置提示部250は、第1実施形態における提示部120の一例に相当する。
図5は、センサ設置支援装置200が実行する処理を示すフローチャートである。例えば、センサ設置支援装置200は、ユーザによる所定の操作に応じて、同図に示される一連の処理を実行する。あるいは、センサ設置支援装置200は、降水量データの取得を契機として、同図に示される一連の処理を実行してもよい。
ステップS201において、水位計算部211は、あるメッシュの水位を当該メッシュの降水量データに基づいて計算する。ステップS202において、土中水分量計算部212は、ステップS201において算出された水位に基づいてメッシュの土中水分量を計算する。シミュレータ部210は、斜面を構成する全てのメッシュについて、ステップS201、S202の計算を順次実行する。
ステップS203において、シミュレータ部210は、斜面を構成する全てのメッシュについて土中水分量が計算されたか判断する。シミュレータ部210は、土中水分量が計算されていないメッシュがあれば(ステップS203:NO)、当該メッシュについてステップS201、S202の処理を実行する。一方、シミュレータ部210は、全てのメッシュについて土中水分量が計算されたら(ステップS203:YES)、ステップS201、S202の処理を終了する。
ステップS204において、パラメータ計算部221は、ステップS202において計算された土中水分量に基づいて土パラメータを計算する。ステップS205において、安全率計算部222は、ステップS204において計算された土パラメータに基づいて安全率を計算する。安定解析部220は、斜面を構成する全てのメッシュについて、ステップS204、S205の計算を順次実行する。
ステップS206において、安定解析部220は、斜面を構成する全てのメッシュについて安全率が計算されたか判断する。安定解析部220は、安全率が計算されていないメッシュがあれば(ステップS206:NO)、当該メッシュについてステップS204、S205の処理を実行する。一方、安定解析部220は、全てのメッシュについて安全率が計算されたら(ステップS206:YES)、ステップS204、S205の処理を終了する。全てのメッシュについて安全率が計算されることにより、不安定分布が得られる。
ステップS207において、平均計算部232は、ステップS204、S205の処理の繰り返しにより生成された不安定分布に基づいて、混合要素の平均に相当する座標を計算する。ステップS208において、位置計算部240は、ステップS207において計算された座標に対応するメッシュを特定する。ステップS209において、位置提示部250は、ステップS208において特定されたメッシュをセンサの設置位置として提示する。
なお、ステップS207において、平均計算部232は、1個の特定のメッシュに含まれる2つ(又はそれ以上)の座標を算出する可能性がある。このような場合、位置計算部240は、2つの座標を特定のメッシュに対応付けてもよい。この場合、位置提示部250は、特定のメッシュに2個のセンサを設置することを推奨するように情報を提示する。あるいは、位置計算部240は、算出された2つの座標のうちの一方を特定のメッシュに対応付け、他方の座標を当該特定のメッシュの周囲のメッシュのうち当該座標からの距離が最も短いメッシュに対応付けてもよい。
図6A〜図6Cは、センサ設置支援装置200による処理の実行結果の一例を示す図である。なお、この例において、センサの設置数は「5」であるとする。図6Aは、安全率が所定の閾値以下のメッシュをハッチングによって示す図である。図6Bは、図6Aに示される不安定分布に基づいて平均計算部232により計算される座標を×印によって示す図である。図6Cは、図6Bに示される座標に基づいて特定されるセンサの設置位置をハッチングによって示す図である。
以上に説明されたように、センサ設置支援装置200は、第1実施形態のセンサ設置支援装置100と同様の構成を有することにより、センサ設置支援装置100と同様の作用効果を奏する。加えて、センサ設置支援装置200は、安全率の分布(より詳細には、安全率が所定の閾値以下である区域の分布)に基づいて特定数の設置位置を特定する構成を有する。この構成によれば、斜面に設置されるセンサの数があらかじめ決められている場合であっても、設置位置を特定のエリアに集中させることなく、適切に配置することが可能である。
図7は、本実施形態の作用効果を説明するための図である。図7は、図6Aにおいてハッチングを付して示されたメッシュの安全率を例示する。この例において、例えば、センサの設置位置を安全率が低い順に決定した場合、センサの設置位置はエリアA1に集中する。一方、本実施形態によれば、最尤推定部230により実行される最尤推定により、図6Cに示されるような設置位置を提示することが可能である。
[第3実施形態]
図8は、さらに別の実施形態に係るセンサ設置支援システム300の構成を示すブロック図である。センサ設置支援システム300は、センサ設置支援装置310と、表示装置320とを有する。センサ設置支援装置310及び表示装置320は、有線又は無線により互いに接続されている。センサ設置支援装置310及び表示装置320は、インターネット等のネットワークを介して接続されていてもよい。センサ設置支援システム300におけるセンサ設置支援装置310及び表示装置320の数は、特に限定されない。
なお、本実施形態において、上述された実施形態に記載された用語と同一の用語は、特に定義又は説明がある場合を除き、上述された実施形態と同様の意味で用いられる。また、上述された実施形態と同一の符号を付された構成要素は、上述された実施形態と同様の構成を少なくとも有する。
センサ設置支援装置310は、安全率算出部311と、出力部312とを備える。安全率算出部311は、第1実施形態の安全率算出部110又は第2実施形態のシミュレータ部210、安定解析部220、最尤推定部230及び位置計算部240と同様の構成を有する。
出力部312は、表示装置320による情報の表示に必要な情報を出力する。一の態様において、出力部312は、位置計算部240により計算された設置位置を示す座標データを出力する。別の態様において、出力部312は、位置計算部240により計算された設置位置を地図上に示した画像データを出力する。なお、出力部312は、各メッシュの安全率、座標などを出力してもよく、各メッシュの安全率の算出に用いられたデータ(降水量、水位、土中水分量、勾配、流入量、流出量など)を出力してもよい。
表示装置320は、センサ設置支援装置310から出力された情報に応じた画像を表示する。表示装置320は、例えば、液晶素子等の表示素子とその駆動回路とを備える。表示装置320は、パーソナルコンピュータやスマートフォンであってもよい。また、表示装置320は、各種データを記憶する記憶装置を含んで構成されてもよい。表示装置320は、第1実施形態の提示部120の一例に相当する。
表示装置320は、センサの設置位置を表示するためのアプリケーションプログラムを記憶及び実行してもよい。このアプリケーションプログラムは、例えば、センサ設置支援装置310により定義された座標系で記述された座標を緯度及び経度に変換する座標変換機能や、メッシュ及びセンサの設置位置を地図に重畳させて表示する表示機能を有してもよい。また、このアプリケーションプログラムは、各メッシュの安全率や安全率の算出に用いられたデータなどを表示する機能を有してもよい。安全率や安全率の算出に用いられたデータが表示されることにより、ユーザは、センサの設置位置として提示されるメッシュが選択された根拠を知ることが可能になる。
センサ設置支援システム300は、上述された実施形態と同様の作用効果を奏する。また、センサ設置支援システム300は、表示装置320をセンサ設置支援装置310と別体に構成することにより、ユーザ(エンドユーザ)が使用する表示装置320に安全率を算出する機能を設ける必要がなくなる。また、センサ設置支援装置310は、複数の表示装置320からのアクセスを受け付けることも可能である。
なお、出力部312による情報の出力先は、表示装置320に限定されない。出力部312は、センサ設置支援装置310が有し、又はセンサ設置支援装置310に着脱可能な記録媒体に情報を出力するように構成されてもよい。また、出力部312は、複数の装置に情報を出力するように構成されてもよい。
[変形例]
本開示は、上述された第1実施形態〜第3実施形態に限定されない。本開示は、当業者が把握し得る変形又は応用を適用した形態を含み得る。例えば、本開示は、以下に記載される変形例を含む。また、本開示は、本明細書に記載された事項を必要に応じて適宜に組み合わせた形態を含み得る。例えば、特定の実施形態を用いて説明された事項は、矛盾を生じない範囲において、他の実施形態に対しても適用され得る。
(変形例1)
センサ設置支援装置200は、安全率が所定の閾値以下であるメッシュが所定の数を上回るか否かによって処理を異ならせてもよい。例えば、センサ設置支援装置200は、安全率が所定の閾値以下であるメッシュが所定の数を上回る場合にのみ、最尤推定等を用いた安全率の分布に基づく設置位置の特定(図5参照)を実行してもよい。この場合、センサ設置支援装置200は、安全率が所定の閾値以下であるメッシュが所定の数以下であれば、例えば、センサの設置位置を安全率が低い順に選択してもよい。このようにすれば、安全率が所定の閾値以下であるメッシュが所定の数以下の場合にも図5に示される処理を実行する場合に比べ、最尤推定等の計算量を少なくすることが可能である。
(変形例2)
センサ設置支援装置200は、センサの設置位置をメッシュ単位で提示しなくてもよい。例えば、センサ設置支援装置200は、メッシュに代えて、ステップS207において計算された座標、すなわち図6Bにおいて×印で示された位置をセンサの設置位置として提示してもよい。
(変形例3)
本開示に係る各装置(センサ設置支援装置100、200、310及び表示装置320)の具体的なハードウェア構成は、さまざまなバリエーションが含まれ、特定の構成に限定されない。例えば、各装置は、ソフトウェアを用いて実現されてもよく、複数のハードウェアを用いて各種処理を分担するように構成されてもよい。
図9は、各装置を実現するコンピュータ装置400のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。コンピュータ装置400は、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM(Read Only Memory)402と、RAM(Random Access Memory)403と、記憶装置404と、ドライブ装置405と、通信インタフェース406と、入出力インタフェース407とを備える。本開示に係る各装置は、図9に示される構成(又はその一部)によって実現され得る。
CPU401は、RAM403を用いてプログラム408を実行する。プログラム408は、ROM402に記憶されていてもよい。また、プログラム408は、メモリカード等の記録媒体409に記録され、ドライブ装置405によって読み出されてもよいし、外部装置からネットワーク410を介して送信されてもよい。通信インタフェース406は、ネットワーク410を介して外部装置とデータをやり取りする。入出力インタフェース407は、周辺機器(入力装置、表示装置など)とデータをやり取りする。通信インタフェース406及び入出力インタフェース407は、データを取得又は出力する手段として機能することができる。
なお、各装置の構成要素は、単一の回路(プロセッサ等)によって構成されてもよいし、複数の回路の組み合わせによって構成されてもよい。ここでいう回路(circuitry)は、専用又は汎用のいずれであってもよい。
上述された実施形態において単体の装置として説明された構成は、複数の装置に分散して設けられてもよい。例えば、センサ設置支援装置100、200又は310は、クラウドコンピューティング技術などを用いて、複数のコンピュータ装置によって実現されてもよい。
100、200、310 センサ設置支援装置
110、311 安全率算出部
120 提示部
210 シミュレータ部
220 安定解析部
230 最尤推定部
240 位置計算部
250 位置提示部
300 センサ設置支援システム
312 出力部
320 表示装置
400 コンピュータ装置

Claims (13)

  1. 斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する安全率算出部と、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する提示部と
    を備え
    前記提示部は、前記安全率が閾値以下である前記区域が所定の数を上回る場合、前記斜面における前記安全率の分布に基づき前記設置位置を提示する
    センサ設置支援装置。
  2. 斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する安全率算出部と、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する提示部と
    を備え
    前記提示部は、前記安全率が閾値以下である前記区域が所定の数以下である場合に、前記設置位置として前記区域を前記安全率が低い順に提示し、前記安全率が閾値以下である前記区域が前記所定の数を上回る場合に、前記斜面における前記安全率の分布に基づき前記設置位置を提示する
    センサ設置支援装置。
  3. 前記提示部は、前記安全率が前記閾値以下である前記区域が前記所定の数を上回る場合、最尤推定法を用いて特定された前記設置位置を提示する
    請求項又は請求項に記載のセンサ設置支援装置。
  4. 前記提示部は、前記安全率が前記閾値以下である前記区域が前記所定の数を上回る場合、クラスタ分析を用いて特定された前記設置位置を提示する
    請求項又は請求項に記載のセンサ設置支援装置。
  5. 前記安全率算出部は、前記斜面の地形、地質及び植生の少なくともいずれかに基づき決定された前記区域の水流量に基づき、当該区域における前記安全率を算出する
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のセンサ設置支援装置。
  6. 斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する安全率算出部と、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する提示部と
    を備え
    前記安全率算出部は、前記斜面の地形、地質及び植生の少なくともいずれかに基づき決定された前記区域の水流量に基づき、当該区域における前記安全率を算出する
    センサ設置支援装置。
  7. 前記提示部は、前記設置位置として前記区域を前記安全率が低い順に提示する
    請求項に記載のセンサ設置支援装置。
  8. 斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出し、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示し、
    前記提示をするときに、前記安全率が閾値以下である前記区域が所定の数を上回る場合、前記斜面における前記安全率の分布に基づき前記設置位置を提示する
    センサ設置支援方法。
  9. 斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出し、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示し、
    前記提示をするときに、前記安全率が閾値以下である前記区域が所定の数以下である場合に、前記設置位置として前記区域を前記安全率が低い順に提示し、前記安全率が閾値以下である前記区域が前記所定の数を上回る場合に、前記斜面における前記安全率の分布に基づき前記設置位置を提示する
    センサ設置支援方法。
  10. 斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出し、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示し、
    前記算出をするときに、前記斜面の地形、地質及び植生の少なくともいずれかに基づき決定された前記区域の水流量に基づき、当該区域における前記安全率を算出する
    センサ設置支援方法。
  11. コンピュータに、
    斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する処理と、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する処理と
    を実行させ
    前記提示する処理で、前記安全率が閾値以下である前記区域が所定の数を上回る場合、前記斜面における前記安全率の分布に基づき前記設置位置を提示させる
    ためのプログラム。
  12. コンピュータに、
    斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する処理と、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する処理と
    を実行させ
    前記提示する処理で、前記安全率が閾値以下である前記区域が所定の数以下である場合に、前記設置位置として前記区域を前記安全率が低い順に提示させ、前記安全率が閾値以下である前記区域が前記所定の数を上回る場合に、前記斜面における前記安全率の分布に基づき前記設置位置を提示させる
    ためのプログラム。
  13. コンピュータに、
    斜面を分割した区域に対応する降水量から推定された当該区域の水流量に基づき、当該区域における安全率を算出する処理と、
    前記算出された安全率に応じてセンサの設置位置を提示する処理と
    を実行させ
    前記安全率を算出する処理で、前記斜面の地形、地質及び植生の少なくともいずれかに基づき決定された前記区域の水流量に基づき、当該区域における前記安全率を算出させる
    ためのプログラム。
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