JP6087204B2 - 無線タグシステムおよびセンサデータ処理方法 - Google Patents
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図12(1) において、車両1に搭載されるリーダ10には、LF帯(低周波帯)の要求信号の送信に用いる電磁誘導用アンテナ11および応答信号の受信に用いる受信アンテナ12が接続される。車両1が走行する道路の下(地中)にマンホール5があり、マンホール5内に設置される無線タグ20には、LF帯の要求信号の受信に用いる電磁誘導用アンテナ21および応答信号の送信に用いる送信アンテナ22が接続される。
第5の発明は、対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダとを備えた無線タグシステムにおいて、無線タグは、センサを間欠動作させるタイミングを制御し、センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、要求信号を受信したときに、記憶部に記憶したセンサデータを送信する送受信制御手段とを備え、対象物は、マンホールの蓋枠であり、センサ制御手段は、加速度センサを用い、蓋枠を介して測定したマンホールの蓋のガタつきによる振動に伴う加速度データをセンサデータとして記憶部に記憶するとともに、センサが動作中に取得したセンサデータが所定の閾値を超え、かつ記憶部に記憶したセンサデータを上回る値を示すときに、該センサデータを記憶部に上書きする構成であり、センサデータ処理手段は、加速度センサを用いて測定した加速度データを収集し、該加速度データの経年変化による増加の傾向に基づいてマンホールの蓋の飛跳ねの可能性の増大を判断する構成である。
第7の発明は、対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダとを備えた無線タグシステムにおいて、無線タグは、センサを間欠動作させるタイミングを制御し、センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、要求信号を受信したときに、記憶部に記憶したセンサデータを送信する送受信制御手段とを備え、対象物は、ケーブルであり、センサ制御手段は、傾斜センサまたは加速度センサを用いて測定したケーブルの揺れに伴う傾きまたは加速度の時系列データをセンサデータとして記憶部に記憶するとともに、センサが動作中に取得したセンサデータが所定の閾値を超えたときに、該センサデータを記憶部に上書きする構成であり、センサデータ処理手段は、傾きまたは加速度の時系列データから揺れの周期を求め、さらに当該周期からケーブルの撓みの大きさを算出する構成である。
Da+Dc=((Vc/Va)0.19−1)×T’
T’=(T+273.15)/0.0065
Da−Du=((Vu/Va)0.19−1)×T’
T’=(T+273.15)/0.0065
Db−Dd=10×(Vd−Vb)/1013.25
[Vu/(Vd−101.325×(Dw−Dd))]0.19×T'−Dw=T'−Du
T’=(T+273.15)/0.0065
また、管路が浸水していない場合は、第2の圧力センサも浸水していない既知の位置(天井)に設置したものを用い、管路が浸水している場合は、第2の圧力センサもマンホール内で浸水している既知の位置(床面)に設置したものを用い用いることにより、気圧差または水圧差を標高差に換算し、既知の位置との関係から管路の深さを算出することができる。
また、マンホールの天井と床面に設置した圧力センサの圧力差を用いて、マンホールが浸水している場合の水位(地面から水面までの深さ)を算出することができる。
実施例1は、地面から所定の高さの気圧と管路内の気圧に基づいて、管路の地面からの深さを検出することを特徴とする。
図2において、無線タグ20aを構成する要求信号受信部23、制御部24、応答信号送信部25、センサ26の基本的部分は、図12に示すものと同等である。なお、電磁誘導用アンテナ21および送信アンテナ22と、電源部は省略している。また、センサ26は、実施例1では管路6内の気圧を測定する圧力センサとなる。
h=((P0/P)1/5.257−1)×(T+273.15)/0.0065 …(1)
により与えられる。この式(1) は、1/5.257 ≒0.19としたときに、
h=((P0/P)0.19 −1)×T’ …(1')
T’=(T+273.15)/0.0065
と近似される。この式は、海面と現在地の気圧の違い(P0/P)を、海面と現在地の標高差、すなわち現在地の高さ(標高)h[m] に換算するものである。
Da+Dc=((Vc/Va)0.19−1)×T’ …(2)
と近似することができる。
車両1の高さ :Dc =+0.5 [m]
車両1内の気圧:Vc =1005.00 [hPa]
管路6内の気圧:Va =1005.22 [hPa]
としたときに、管路6の深さDa は、式(2) を用いてDa ≒−2.38 [m]と求められる。
実施例2は、マンホール内の所定の位置の気圧と管路内の気圧に基づいて、管路の地面からの深さを検出することを特徴とする。
Da−Du=((Vu/Va)0.19−1)×T’ …(3)
と近似することができる。
マンホール5の天井の深さ:Du =−0.9 [m]
マンホール5の天井の気圧:Vu =1005.05 [hPa]
管路6内の気圧 :Va =1005.22 [hPa]
としたときに、管路6の深さDa は、式(3) を用いてDa ≒−2.35 [m]と求められる。
図5において、実施例3ではマンホール5の所定の位置(ここでは床面)に水圧を測定する圧力センサを含む無線タグ20dを設置する。管路6内には、管路6内の水圧を測定する圧力センサを含む無線タグ20bを設置する。無線タグ20dおよび20bは、それぞれマンホール5の床面の水圧の測定値および管路6内の水圧の測定値をリーダ10に送信する。
Db−Dd=10×(Vd−Vb)/1013.25 …(4)
と表すことができる。
マンホール5の床面の深さ:Dd =−2.8 [m]
マンホール5の床面の水圧:Vd =1106.59 [hPa]
管路6内の水圧 :Vb =1045.80 [hPa]
としたときに、管路の深さDb は、式(4) を用いてDb ≒−2.20 [m]と求められる。
図6において、マンホール5の天井に圧力センサを含む無線タグ20uを設置する。マンホール5の天井の地面からの深さDu [m] は既知である。マンホール5の床面に圧力センサを含む無線タグ20dを設置する。マンホール5の床面の地面からの深さDd [m] は既知である。
Dw−Du=((Vu/Vw)0.19−1)×T’ …(5)
と表すことができる。
と表すことができる。
[Vu/(Vd−101.325×(Dw−Dd))]0.19×T'−Dw=T'−Du …(7)
となり、無線タグ20uおよび無線タグ20dの各圧力センサで測定されるマンホール5の天井の気圧Vu および床面の水圧Vd から、マンホール5内の水位Dw を算出することができることがわかる。
マンホール5の天井の深さ:Du =−1.0 [m]
マンホール5の天井の気圧:Vu =1005.17 [hPa]
マンホール5の床面の深さ:Dd =−3.0 [m]
マンホール5の床面の水圧:Vd =1056.01 [hPa]
としたときに、水位Dw は、式(7) を用いてDw ≒−2.5 [m]と求められる。
図7において、横軸が水位Dw [m] であり、縦軸が式(7) の左辺の値である。マンホール5の天井の深さDu [m] および気圧Vu [hPa] 、床面の深さDd [m] および水圧Vd [hPa] をパラメータとした式(7) の左辺のグラフは、マンホール5の水位Dw [m] を求めようとする範囲(−3<Dw <−2)で単調増加となっている。この単調増加のグラフにおいて、式(7) の右辺の値は、マンホール5の天井の深さDu [m] を代入して求まっているので(上記の例では45101)、この値の式(7) の左辺となるグラフの縦軸に着目する。この縦軸の値から矢印に従って、横軸の値である水位Dw [m] が求められる。ここで、グラフの縦軸が 45100から 45200または 45000になると、横軸は−2.5 [m] から大凡−2.6 [m] または−2.4 [m] となっているので、式(7) の右辺の値(マンホール5の天井の深さDu )に誤差が±1含まれていても、水位Dw は、0.1 [m] の1/100 である±1[mm]の誤差範囲で求められる。
実施例5の無線タグ20の構成は、図2に示す実施例1の無線タグ20aと同様であり、制御部24の処理部241がタイマ242,243を用いてセンサ(加速度センサ)26を間欠動作させ、取得したセンサデータ(加速度)を記憶部244に記憶し、要求信号に応じて記憶部244からセンサデータを読み出し、応答信号を生成して送信する。
T=2π(r/g)1/2
で表される。したがって、ケーブル9が一定周期で揺れる共振状態であれば、周期Tから揺れの支点とケーブル9との間の距離r、すなわちケーブル9の撓み(垂れ下がり)が求まる。
実施例6の無線タグ20の構成は、図2に示す実施例1の無線タグ20aと同様であり、制御部24の処理部241がタイマ242,243を用いてセンサ(傾斜センサ)26を間欠動作させ、取得したセンサデータ(傾きθの時系列情報)を記憶部244に記憶し、要求信号に応じて記憶部244からセンサデータを読み出し、応答信号を生成して送信する。
5 マンホール
6 管路
7 マンホールの蓋
8 蓋枠
9 ケーブル
10 リーダ
11 電磁誘導用アンテナ(送信用)
12 受信アンテナ
13 要求信号送信部
14 応答信号受信部
20,20a,20b,20u,20d 無線タグ
21 電磁誘導用アンテナ(受信用)
22 送信アンテナ
23 要求信号受信部
24 制御部
25 応答信号送信部
26 センサ
31 圧力センサ
Claims (11)
- 対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、
前記無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて前記無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して前記対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダと
を備えた無線タグシステムにおいて、
前記無線タグは、
前記センサを間欠動作させるタイミングを制御し、前記センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、
前記要求信号を受信したときに、前記記憶部に記憶した前記センサデータを送信する送受信制御手段と
を備え、
前記対象物は、マンホール間に設置された管路であり、
前記センサ制御手段は、第1の圧力センサを用いて測定した前記管路の内部の気圧データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶する構成であり、
前記センサデータ処理手段は、前記無線タグから送信された前記管路の内部の気圧データと、第2の圧力センサを用いて測定した前記リーダの位置の気圧データとを用い、前記管路の地面からの深さを算出する構成である
ことを特徴とする無線タグシステム。 - 対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、
前記無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて前記無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して前記対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダと
を備えた無線タグシステムにおいて、
前記無線タグは、
前記センサを間欠動作させるタイミングを制御し、前記センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、
前記要求信号を受信したときに、前記記憶部に記憶した前記センサデータを送信する送受信制御手段と
を備え、
前記対象物は、マンホールおよびマンホール間に設置された管路であり、
第1の無線タグの前記センサ制御手段は、第1の圧力センサを用いて測定した前記管路の内部の圧力データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶する構成であり、
第2の無線タグの前記センサ制御手段は、第2の圧力センサを用いて測定した前記マンホールの所定の位置の圧力データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶する構成であり、
前記センサデータ処理手段は、前記第1の無線タグから送信された前記管路の内部の圧力データと、前記第2の無線タグから送信された前記マンホールの所定の位置の圧力データとを用い、前記管路の地面からの深さを算出する構成である
ことを特徴とする無線タグシステム。 - 対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、
前記無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて前記無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して前記対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダと
を備えた無線タグシステムにおいて、
前記無線タグは、
前記センサを間欠動作させるタイミングを制御し、前記センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、
前記要求信号を受信したときに、前記記憶部に記憶した前記センサデータを送信する送受信制御手段と
を備え、
前記対象物は、マンホールであり、
第1の無線タグの前記センサ制御手段は、第1の圧力センサを用いて測定した前記マンホールの天井の位置の圧力データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶する構成であり、
第2の無線タグの前記センサ制御手段は、第2の圧力センサを用いて測定した前記マンホールの床面の位置の圧力データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶する構成であり、
前記センサデータ処理手段は、前記第1の無線タグから送信された前記マンホールの天井の位置の圧力データと、前記第2の無線タグから送信された前記マンホールの床面の位置の圧力データとを用い、前記マンホールの水位を算出する構成である
ことを特徴とする無線タグシステム。 - 対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、
前記無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて前記無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して前記対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダと
を備えた無線タグシステムにおいて、
前記無線タグは、
前記センサを間欠動作させるタイミングを制御し、前記センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、
前記要求信号を受信したときに、前記記憶部に記憶した前記センサデータを送信する送受信制御手段と
を備え、
前記対象物は、マンホールの蓋枠であり、
前記センサ制御手段は、加速度センサを用い、前記蓋枠を介して測定した前記マンホールの蓋のガタつきによる振動に伴う加速度データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶するとともに、前記センサが動作中に取得したセンサデータが所定の閾値を超えたときに、前記センサの動作時間を延長する制御を行う構成であり、
前記センサデータ処理手段は、前記加速度センサを用いて測定した加速度データを収集し、該加速度データの経年変化による増加の傾向に基づいて前記マンホールの蓋の飛跳ねの可能性の増大を判断する構成である
ことを特徴とする無線タグシステム。 - 対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、
前記無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて前記無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して前記対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダと
を備えた無線タグシステムにおいて、
前記無線タグは、
前記センサを間欠動作させるタイミングを制御し、前記センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、
前記要求信号を受信したときに、前記記憶部に記憶した前記センサデータを送信する送受信制御手段と
を備え、
前記対象物は、マンホールの蓋枠であり、
前記センサ制御手段は、加速度センサを用い、前記蓋枠を介して測定した前記マンホールの蓋のガタつきによる振動に伴う加速度データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶するとともに、前記センサが動作中に取得したセンサデータが所定の閾値を超え、かつ前記記憶部に記憶したセンサデータを上回る値を示すときに、該センサデータを前記記憶部に上書きする構成であり、
前記センサデータ処理手段は、前記加速度センサを用いて測定した加速度データを収集し、該加速度データの経年変化による増加の傾向に基づいて前記マンホールの蓋の飛跳ねの可能性の増大を判断する構成である
ことを特徴とする無線タグシステム。 - 対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、
前記無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて前記無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して前記対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダと
を備えた無線タグシステムにおいて、
前記無線タグは、
前記センサを間欠動作させるタイミングを制御し、前記センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、
前記要求信号を受信したときに、前記記憶部に記憶した前記センサデータを送信する送受信制御手段と
を備え、
前記対象物は、ケーブルであり、
前記センサ制御手段は、傾斜センサまたは加速度センサを用いて測定した前記ケーブルの揺れに伴う傾きまたは加速度の時系列データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶するとともに、前記センサが動作中に取得したセンサデータが所定の閾値を超えたときに、前記センサの動作時間を延長する制御を行う構成であり、
前記センサデータ処理手段は、前記傾きまたは加速度の時系列データから揺れの周期を求め、さらに当該周期から前記ケーブルの撓みの大きさを算出する構成である
ことを特徴とする無線タグシステム。 - 対象物に設置したセンサにより取得したセンサデータを送信する無線タグと、
前記無線タグに要求信号を送信し、該要求信号に応じて前記無線タグから送信されたセンサデータを受信し、該センサデータを処理して前記対象物の状態を検出するセンサデータ処理手段を含むリーダと
を備えた無線タグシステムにおいて、
前記無線タグは、
前記センサを間欠動作させるタイミングを制御し、前記センサが動作中に取得したセンサデータを記憶部に記憶するセンサ制御手段と、
前記要求信号を受信したときに、前記記憶部に記憶した前記センサデータを送信する送受信制御手段と
を備え、
前記対象物は、ケーブルであり、
前記センサ制御手段は、傾斜センサまたは加速度センサを用いて測定した前記ケーブルの揺れに伴う傾きまたは加速度の時系列データを前記センサデータとして前記記憶部に記憶するとともに、前記センサが動作中に取得したセンサデータが所定の閾値を超えたときに、該センサデータを前記記憶部に上書きする構成であり、
前記センサデータ処理手段は、前記傾きまたは加速度の時系列データから揺れの周期を求め、さらに当該周期から前記ケーブルの撓みの大きさを算出する構成である
ことを特徴とする無線タグシステム。 - 請求項1に記載の無線タグシステムのセンサデータ処理方法において、
前記第1の圧力センサは、前記管路の内部の気圧を測定し、
前記第2の圧力センサは、地面からの高さDc [m] の前記リーダの位置の気圧を測定し、
前記センサデータ処理手段は、前記管路の地面からの深さDa [m] を検出するときに、前記第1の圧力センサの測定値Va [hPa] と、前記第2の圧力センサの測定値Vc [hPa] とを取得し、前記第1の圧力センサおよび前記第2の圧力センサの各位置における温度T [℃] を設定し、その気圧差を標高差に換算し、該標高差と前記第2の圧力センサの地面からの高さDc [m] から、次式に基づいて前記管路の地面からの深さDa [m] を算出する
Da+Dc=((Vc/Va)0.19−1)×T’
T’=(T+273.15)/0.0065
ことを特徴とするセンサデータ処理方法。 - 請求項2に記載の無線タグシステムのセンサデータ処理方法において、
前記第1の圧力センサは、前記管路の内部の気圧を測定し、
前記第2の圧力センサは、前記マンホールの地面からの深さDu [m] の位置の気圧を測定し、
前記センサデータ処理手段は、前記管路の地面からの深さDa [m] を検出するときに、前記第1の圧力センサの測定値Va [hPa] と、前記第2の圧力センサの測定値Vu [hPa] とを取得し、前記第1の圧力センサおよび前記第2の圧力センサの各位置における温度T [℃] を設定し、その圧力差を標高差に換算し、該標高差と前記第2の圧力センサの地面からの深さDu [m] から、次式に基づいて前記管路の地面からの深さDa [m] を算出する
Da−Du=((Vu/Va)0.19−1)×T’
T’=(T+273.15)/0.0065
ことを特徴とするセンサデータ処理方法。 - 請求項2に記載の無線タグシステムのセンサデータ処理方法において、
前記対象物である前記マンホールおよび前記管路が浸水しているときに、
前記第1の圧力センサは、前記管路の内部の水圧を測定し、
前記第2の圧力センサは、前記マンホールの地面からの深さDd [m] の位置の水圧を測定し、
前記センサデータ処理手段は、前記管路の地面からの深さDb [m] を検出するときに、前記第1の圧力センサの測定値Vb [hPa] と、前記第2の圧力センサの測定値Vd [hPa] とを取得し、その圧力差を標高差に換算し、該標高差と前記第2の圧力センサの地面からの深さDd [m] から、次式に基づいて前記管路の地面からの深さDb [m] を算出する
Db−Dd=10×(Vd−Vb)/1013.25
ことを特徴とするセンサデータ処理方法。 - 請求項3に記載の無線タグシステムのセンサデータ処理方法において、
前記第1の圧力センサは、地面からの深さがDu [m] の前記マンホールの天井の位置の気圧または水圧を測定し、
前記第2の圧力センサは、地面からの深さがDd [m] の前記マンホールの床面の位置の気圧または水圧を測定し、
前記センサデータ処理手段は、前記マンホール内に浸水したときの地面から水面までの深さとして示される水位Dw [m] を検出するときに、前記第1の圧力センサの測定値Vu [hPa] と、前記第2の圧力センサの測定値Vd [hPa] とを取得し、前記マンホール内の温度T [℃] を設定し、次式に基づいて前記マンホールの水位Dw [m] を算出する
[Vu/(Vd−101.325×(Dw−Dd))]0.19×T'−Dw=T'−Du
T’=(T+273.15)/0.0065
ことを特徴とするセンサデータ処理方法。
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