JP6085950B2 - 基地局及びアンテナチルト角制御方法 - Google Patents

基地局及びアンテナチルト角制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局及びアンテナチルト角制御方法に関する。
移動体通信システムでは、一般に、1つの基地局が形成する通信エリアの大きさは、基地局の設置時に、設置場所の通信環境、設置場所の人口、及び、設置対象の基地局の周辺に存在する基地局の数等の条件を考慮して、固定的な大きさに決められることが多い。
特開2006−101442号公報 特開2010−283440号公報
基地局の通信エリア内で事故等の一時的なイベントが発生したときには、その通信エリア内に、基地局設置時の想定を一時的に大きく超える数の移動局が存在する事態が発生することがある。このような事態が発生すると、基地局では、基地局設置時の想定を超えた分の移動局をその通信エリアに収容しきれなくなることが想定される。そこで、このような事態の発生に備えて、平常時の収容数よりも多くの移動局を収容可能な通信エリアを有する基地局を予め設置することが考えられる。しかし、移動局の収容数が多くなるほど、基地局では、各移動局を管理するための処理量、及び、通信の処理量等が大きくなる。このため、自局の通信エリアに収容可能な移動局の数の上限値(以下では「収容可能上限値」と呼ばれることがある)が大きい基地局ほど、予め備えなければならない処理能力が高くなってしまう。すなわち、一時的なイベントの発生による移動局の一時的な増加を吸収可能な基地局は、平常時には、オーバスペックの基地局となってしまう。よって、基地局の設置時の収容可能上限値は、設置場所の平常時の移動局数を基準にして設定されるのが望ましい。しかし、平常時の移動局数を基準にして収容可能上限値を設定したのでは、上記のように、基地局が、通信エリア内にいる移動局を収容しきれなくなることがある。
一方で、移動局を収容しきれなくなった基地局の周辺の基地局では、現在収容されている移動局の数が、収容可能上限値より少ない場合もある。すなわち、基地局間で、互いの通信エリア内に存在する移動局の数にバラツキがあることがある。このようなバラツキの存在は、通信システム全体の処理効率を低下させる。よって、通信システム全体としては、各基地局の通信エリアに収容される移動局を基地局間で融通することにより、このようなバラツキをなくして、通信エリア内に存在するすべての移動局を収容できることが望ましい。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、移動局の収容数を複数の基地局間で平準化することを目的とする。
開示の態様では、自局の通信エリアに対応するアンテナであって、鉛直下方向と、前記アンテナの主ビームとのなす角度であるチルト角を制御可能な前記アンテナを備える基地局において、移動局から送信される信号の送信タイミングを調節するためのコマンドを送信し、前記コマンドを用いて、前記通信エリアの中に存在する移動局の数を監視し、前記移動局の数が前記通信エリアに収容可能な上限値を超えたときに、前記チルト角を減少させる。
開示の態様によれば、移動局の収容数を複数の基地局間で平準化することができる。
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施例1のセル構成の一例を示す図である。 図3は、実施例1のセクタ構成の一例を示す図である。 図4は、実施例1の通信エリア制御の説明に供する図である。 図5は、実施例1の通信エリア制御の説明に供する図である。 図6は、実施例1の基地局の一例を示す機能ブロック図である。 図7は、実施例1の移動局数テーブルの一例を示す図である。 図8は、実施例1のチルト角の説明に供する図である。 図9は、実施例1のチルト角テーブルの一例を示す図である。 図10は、実施例1の基地局の処理の説明に供するフローチャートである。 図11は、実施例1の通信システムの処理の説明に供するシーケンス図である。 図12は、実施例2のチルト角制御の説明に供する図である。 図13は、実施例2のチルト角制御の説明に供する図である。 図14は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する基地局及びアンテナチルト角制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する基地局及びアンテナチルト角制御方法が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
<通信システムの構成>
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図1には、一例として、LTE(Long Term Evolution)方式の通信システムを示す。図1に示すように、基地局BS1は、自局の通信エリアであるセル1を形成し、セル1内に存在する複数の移動局MSとの通信が可能である。同様に、基地局BS2は、自局の通信エリアであるセル2を形成し、セル2内に存在する複数の移動局MSとの通信が可能である。基地局BS1と基地局BS2とは、有線伝送路であるX2インタフェースによって直接接続される。また、各基地局とコアネットワークとは有線伝送路であるS1インタフェースによって接続される。このため、基地局BS1と基地局BS2とは、S1インタフェース及びコアネットワークを介して接続される。
<セル構成>
図2は、実施例1のセル構成の一例を示す図である。図2に示すように、基地局BS1〜BS4の各々は、それぞれの通信エリアであるセル1〜4を形成する。基地局BS1〜BS4は互いに隣接して設置されるため、互いのセル端が接するか、または、セル端において互いの通信エリアがオーバラップする。図2には、互いのセル端が接している場合を示す。以下の説明において、ある基地局から、その基地局が形成するセルのセル端までの距離を「セル半径」と呼ぶ。
<セクタ構成>
図3は、実施例1のセクタ構成の一例を示す図である。1基地局あたりの移動局収容数を増加させるための技術として、1つの基地局が複数の指向性アンテナを備え、1つのセルをそれら複数の指向性アンテナのそれぞれに対応する複数の通信エリアに分割するものがある。分割された各通信エリアは「セクタ」と呼ばれる。図3には、基地局BSが6つの指向性アンテナAT1〜AT6を備え、1つのセルが6つのセクタ1〜6に分割される場合を一例として示す。すなわち、基地局BSは、アンテナAT1〜AT6を用いて、セクタ1〜6を形成する。
<通信エリア制御>
図4及び図5は、実施例1の通信エリア制御の説明に供する図である。図4及び図5には、基地局BS1と基地局BS2の2つの基地局が隣接し、かつ、互いのセクタ端が接している場合を示す。以下の説明において、ある基地局から、その基地局が形成するセクタ端までの距離を「セクタ長」と呼ぶ。
図4に示すように、基地局BS1が形成するセクタ1−1の中には、7つの移動局MSが存在する。一方で、基地局BS2が形成するセクタ2−1の中には、3つの移動局MSが存在する。つまり、基地局間で、互いのセクタ内に存在する移動局の数にバラツキがある。ここで、各基地局の1セクタあたりの収容可能上限値を「5」とすると、基地局BS1が収容できない移動局の数は「2」となる一方で、基地局BS2には、まだ2つの移動局を収容可能である。そこで、基地局BS1は、図5に示すように、セクタ1−1の中に存在する移動局MSの数が「5」になるまでセクタ1−1を縮小する。これにより、基地局BS1では、セクタ1−1の中に存在する移動局の数を収容可能上限値以下にすることができる。また、基地局BS2では、セクタ1−1の外に存在することになった2つの移動局MSを引き受けるために、セクタ2−1のセクタ端がセクタ1−1のセクタ端に接するまで、セクタ2−1を拡大する。これにより、セクタ1−1及びセクタ2−1の各々の中に存在する移動局の数が共に「5」となって、収容可能上限値以下になるとともに、移動局の収容数を基地局BS1と基地局BS2との間で平準化することができる。なお、セクタの縮小及び拡大は、以下に説明するように、アンテナのチルト角を制御することにより行われる。チルト角制御の詳細は後述する。
<基地局の構成>
図6は、実施例1の基地局の一例を示す機能ブロック図である。なお、1つのセルが複数のセクタに分割される場合には、1つの基地局が、図6に示す構成を、セクタの数だけ有する。例えば、図3に示すような6つのセクタを形成する基地局は、図6に示す構成を6つ備える。複数のセクタ各々での処理は同一となるため、実施例1の以下の説明では、1つのセクタを対象として説明する。
図6において、基地局10は、アンテナ11と、RACH(Random Access Channel)受信部12と、TA(Timing Advance)コマンド生成部13と、TAコマンド送信部14と、移動局数監視部15と、チルト角制御部16と、有線通信部17とを有する。
RACH受信部12は、自局のセクタ内に存在する移動局から送信されるランダムアクセス信号をアンテナ11を介して受信し、受信したランダムアクセス信号をTAコマンド生成部13に出力する。ランダムアクセス信号は、自局への収容を希望する複数の移動局から送信される。すなわち、ランダムアクセス信号は、自局が形成するセクタ内に移動してきた移動局と自局との間の初期アクセス時に使用されるものである。ランダムアクセス信号には、各移動局に固有の識別子(以下では「移動局識別子」と呼ばれることがある)が含まれているため、ランダムアクセス信号と移動局とを一対一で対応づけることができる。よって、基地局10では、ランダムアクセス信号を用いて、自局のセクタ内に存在する移動局の数を把握することができる。なお、ランダムアクセス信号は、「RACHプリアンブル」と呼ばれることもある。
TAコマンド生成部13は、ランダムアクセス信号を用いてTAコマンドを生成し、生成したTAコマンドをTAコマンド送信部14及び移動局数監視部15に出力する。ここで、TAコマンドとは、複数の移動局それぞれから送信された信号の基地局10での受信タイミングが一致するように、各移動局から送信される信号の送信タイミングを調節するために用いられるものである。よって、基地局と移動局との間の距離(以下では、「基地局−移動局間距離」と呼ばれることがある)に応じて、TAコマンドの値の大きさは異なる。すなわち、基地局での受信タイミングを一致させるためには、基地局との距離が長い移動局ほど、より早く送信を開始する必要があるため、TAコマンド値はより大きくなる。よって、TAコマンド値の大きさは、基地局−移動局間距離の大きさを示す指標となる。移動局は、TAコマンドに対応する時間だけ基準タイミングから早いタイミングでデータ送信を開始する。また、TAコマンドには、その宛先の移動局を識別するために、移動局識別子が含まれる。すなわち、TAコマンド生成部13によって生成されるTAコマンドには、そのTAコマンドの生成に用いられたランダムアクセス信号に含まれていた移動局識別子と同一のものが含まれる。なお、TAコマンドは、移動局の送信タイミングの調節用として、従来の通信システムにおいても用いられている。
例えばLTE方式では、ランダムアクセス信号として、Zadoff-Chu系列が使用される。Zadoff-Chu系列をサイクリックシフトさせて生成した複数の系列間では、相互相関が小さくなるという特徴がある。このため、1つのZadoff-Chu系列から、複数のランダムアクセス信号を生成することができる。TAコマンド生成部13は、各移動局から送信されたランダムアクセス信号とZadoff-Chu系列との相関演算を行い、基準タイミングから相関ピークまでの遅延時間を求める。そして、TAコマンド生成部13は、遅延時間に対応するTAコマンドを生成する。例えば、LTE方式では、TAコマンド値が「T=0,1,2,…,1282」の1283個のTAコマンドが用いられ、1Tは0.52μsと定められている。つまり、1283個のTAコマンドにより、0〜666.64μsの時間を離散的に表すことができる。
TAコマンド送信部14は、自局のセクタ内に存在する移動局に、アンテナ11を介してTAコマンドを送信する。
移動局数監視部15は、TAコマンドを用いて、自局のセクタの中に存在する移動局の数を監視し、監視結果をチルト角制御部16に出力する。移動局数監視部15の処理の詳細は後述する。
チルト角制御部16は、移動局数監視部15での監視結果、すなわち、自局のセクタの中に存在する移動局の数に基づいて、アンテナ11のチルト角を制御する。また、チルト角制御部16は、自局のセクタの縮小に伴って自局のセクタの外に存在することになる移動局の引き受けを自局に隣接する他の基地局(以下では「隣接基地局」と呼ばれることがある)に要求するためのメッセージ(以下では「要求メッセージ」と呼ばれることがある)を有線通信部17に出力する。また、チルト角制御部16は、隣接基地局からの要求メッセージに対する応答内容を示す応答メッセージを生成し、生成した応答メッセージを有線通信部17に出力する。チルト角制御部16の処理の詳細は後述する。
有線通信部17は、S1インタフェース及びX2インタフェースと接続され、チルト角制御部16から入力される要求メッセージを、S1インタフェースまたはX2インタフェースを介して、隣接基地局に送信する。また、有線通信部17は、自局からの要求メッセージに対する応答内容を示す応答メッセージをS1インタフェースまたはX2インタフェースを介して受信し、受信した応答メッセージをチルト角制御部16に出力する。また、有線通信部17は、隣接基地局からS1インタフェースまたはX2インタフェースを介して、隣接基地局の要求メッセージを受信し、受信した要求メッセージをチルト角制御部16に出力する。
<移動局数監視部及びチルト角制御部の処理>
ここでは、図4及び図5に示すように、互いに隣接する基地局BS1と基地局BS2の2つの基地局の互いのセクタ端が接している場合の処理を一例として説明する。
上記のように、TAコマンド値の大きさは、基地局−移動局間距離の大きさを示す指標となる。具体的には、基地局−移動局間距離は次式(1)により求めることができる。
基地局−移動局間距離[m]
=光速[m/s]×(TAコマンド値に対応する時間[s]/2) …(1)
例えばLTE方式では、1Tは0.52μsと定められているため、T=1は78m、T=2は156m、T=3は234m、…、T=50は2904mに相当する。つまり、TAコマンド値が「1」増加するごとに、基地局−移動局間距離は78mだけ段階的に増加する。
そこで、移動局数監視部15は、TAコマンド生成部13から入力されるTAコマンドを用いて、自局のセクタの中に存在する移動局の数を監視する。より具体的には、移動局数監視部15は、TAコマンド生成部13から入力されるTAコマンドを集計して、図7に示す移動局数テーブルを作成する。図7は、実施例1の移動局数テーブルの一例を示す図である。移動局数テーブルでは、TAコマンド値:Tと、基地局−移動局間距離と、移動局数とが対応付けられている。移動局数監視部15は、入力されるTAコマンドから、TAコマンド値と、移動局識別子とを取得し、複数段階の基地局−移動局間距離毎に、移動局数を集計する。この集計より、移動局数監視部15は、自局のセクタ内の移動局数を監視する。異なる移動局識別子を持つ複数のTAコマンドは異なる移動局に送信され、同一の移動局識別子を持つ複数のTAコマンドは同一の移動局に送信される。このため、移動局数監視部15は、TAコマンドに含まれる移動局識別子を取得することにより移動局数を把握することができる。また、移動局数監視部15は、TAコマンド値を取得することにより、自局からTAコマンドの宛先の移動局までの距離、すなわち、基地局―移動局間距離を把握することができる。図7の具体例では、T=0(0m)に移動局数=0が、T=1(78m)に移動局数=10が、T=2(156m)に移動局数=2が、T=3(234m)に移動局数=9が、T=4(312m)に移動局数=4が、T=5(390m)に移動局数=5がそれぞれ集計されている。つまり、図7の具体例では、基地局10の設置位置から390m付近までの範囲に存在する移動局の数が「30」であることが示されている。移動局数監視部15は、複数段階の基地局−移動局間距離毎に集計した移動局数を、監視結果としてチルト角制御部16に出力する。
チルト角制御部16は、移動局数監視部15から入力される監視結果に基づいて、アンテナ11のチルト角を制御する。ここで、指向性アンテナにおいて、チルト角:θと、アンテナの高さ:hと、セクタ長:Lとの関係は図8に示すものになる。図8は、実施例1のチルト角の説明に供する図である。チルト角:θは次式(2)により求められる。つまり、本願の開示において「チルト角」とは、「鉛直下方向と、アンテナの主ビームとのなす角度」である。よって、本願の開示における「チルト角の制御」は、「アンテナの垂直面指向性制御」に相当する。
チルト角:θ=tan-1(L/h) …(2)
よって、チルト角が増加するとセクタ長が増加してセクタが拡大する。つまり、チルト角は、セクタの大きさを定めるものである。また、チルト角制御部16は、アンテナ11の高さを予め知っている。そこで、チルト角制御部16は、上式(2)に従って求められたチルト角テーブルを有する。図9は、実施例1のチルト角テーブルの一例を示す図である。チルト角テーブルでは、セクタ長:Lと、チルト角:θとが対応付けられている。また、チルト角制御部16には、1セクタあたりの収容可能上限値:Uthが設定されている。
なお、図7及び図9には、セクタ長の最大値が約3900mである場合を一例として示す。つまり、図7の各距離毎に集計された移動局数の合計値が、自局のセクタ内に現在存在する移動局の数となる。
以下、基地局10が、図4及び図5に示す基地局BS1に相当する場合と、図4及び図5に示す基地局BS2に相当する場合とに分けて、チルト角制御部16の処理を説明する。基地局BS1は自局のセクタを縮小する基地局であり、基地局BS2は、基地局BS1のセクタの縮小に伴って、自局のセクタを拡大する基地局である。また、基地局BS1及び基地局BS2は、共に図6に示す構成を有する。また、以下では、互いに隣接する基地局BS1と基地局BS2の2つの基地局の互いのセクタ端が接している場合の処理を一例として説明する。
<基地局10が基地局BS1に相当する場合>
チルト角制御部16は、自局のセクタの中に存在する移動局の数がUthを超えたときに、セクタ内に存在する移動局の数がUth以下になるセクタ長:Lthを求める。よって、Lthは、基地局BS1の変更予定のセクタ長に相当する。例えば、「Uth=20」である場合、図7に示す具体例では、セクタ内に存在する移動局の数は、収容可能上限値を超えている。また、「Uth=20」であるため、Lthは「156m」となる。なお、チルト角の制御を頻繁に実施させないために、「Uth×α(α<1、例えばα=0.9)」をチルト角制御部16に設定してもよい。
また、チルト角制御部16は、チルト角の減少に伴って自局のセクタの外に存在することになる移動局の数、すなわち、隣接基地局に引き受けてもらいたい移動局の数:U_conferを求める。U_conferは、自局のセクタ内に現在存在する移動局の数から、Lthの範囲に存在する移動局の数を減じたものになる。
チルト角制御部16は、求めたLth及びU_conferを含む要求メッセージを有線通信部17に出力する。この要求メッセージは、有線通信部17によって、隣接基地局である基地局BS2に送信される。
そして、この要求メッセージに対する応答メッセージが基地局BS2により送信され、有線通信部17によって受信され、チルト角制御部16に入力される。なお、要求メッセージを受信した隣接基地局は、要求メッセージに含まれるU_conferに示される数の移動局を引き受け可能な場合には「OK」の応答メッセージを、引き受け不可能な場合には「NG」の応答メッセージを送信する。
チルト角制御部16は、応答メッセージが「OK」である場合には、チルト角テーブルを参照し、Lthに対応する角度まで、アンテナ11のチルト角を減少させる。一方で、チルト角制御部16は、応答メッセージが「NG」である場合には、アンテナ11のチルト角を変更しない。
<基地局10が基地局BS2に相当する場合>
隣接基地局である基地局BS1から送信された要求メッセージは、有線通信部17により受信され、チルト角制御部16に入力される。
チルト角制御部16は、要求メッセージに含まれるLth及びU_conferを取得する。チルト角制御部16は、移動局数監視部15から入力される監視結果より、自局のセクタ内に現在存在する移動局の数を確認し、自局のセクタ内に現在存在する移動局の数とU_conferとの合計値を求める。チルト角制御部16は、求めた合計値とUthとを比較することにより、U_conferに示される数の移動局を自局によって引き受け可能か否か判定する。なお、移動局数の変動分のマージンを確保するために、チルト角制御部16は、U_confer×β(β>1、例えばβ=1.2)として合計値を求めてもよい。
チルト角制御部16は、求めた合計値がUth以下の場合には、U_conferに示される数の移動局を引き受け可能であると判定して、「OK」の応答メッセージを生成し、生成した応答メッセージを有線通信部17に出力する。またこの場合、チルト角制御部16は、Lth、自局の現在のセクタ長:X、及び、自局と基地局BS1との間の距離:Wから、次式(3)により、自局のセクタ長の増加量:L_conferを求める。そして、チルト角制御部16は、チルト角テーブルを参照し、「X+L_confer」に対応する角度まで、アンテナ11のチルト角を増加させる。
L_confer=W−Lth−X …(3)
一方で、チルト角制御部16は、求めた合計値がUthを超える場合には、U_conferに示される数の移動局を引き受け不可能であると判定して、「NG」の応答メッセージを生成し、生成した応答メッセージを有線通信部17に出力する。また、この場合には、チルト角制御部16は、アンテナ11のチルト角を変更しない。
なお、上記説明では、基地局BS1と基地局BS2の2つの基地局の互いのセクタ端が接している場合を一例に挙げて説明した。しかし、基地局BS1と基地局BS2の2つの基地局の互いのセクタがオーバラップする場合もある。互いのセクタがオーバラップする場合には、移動局の引き受けを要求された基地局BS2は、移動局を引き受けるにあたり、自局のセクタを拡大しなくてもよい場合がある。基地局BS2が自局のセクタを拡大しなくてもよい場合とは、基地局BS1のセクタ長がLthに減少されても、未だ、互いのセクタがオーバラップするか、または、互いのセクタ端が接する場合である。この場合には、上式(3)において「L_confer≦0」になる。そこで、基地局BS2のチルト角制御部16は、自局のセクタ内に現在存在する移動局の数とU_conferとの合計値がUth以下となり、かつ、L_confer≦0となる場合には、「OK」の応答メッセージを生成する一方で、アンテナ11のチルト角を変更しない。
<基地局の処理>
図10は、実施例1の基地局の処理の説明に供するフローチャートである。基地局10は、ステップS21〜S26の処理を、新たなTAコマンドを送信する度に行う。
移動局数監視部15は、TAコマンド生成部13から入力されるTAコマンドを集計して移動局数テーブルを作成することにより、TAコマンドの統計をとる(ステップS21)。
チルト角制御部16は、自局のセクタの中に存在する移動局の数が収容可能上限値:Uthを超えているか否か判定する(ステップS22)。
自局のセクタの中に存在する移動局の数がUthを超えているときは(ステップS22:Yes)、チルト角制御部16は、セクタ内に存在する移動局の数がUth以下になるセクタ長:Lth、及び、隣接基地局に引き受けてもらいたい移動局の数:U_conferを算出する(ステップS23)。
チルト角制御部16は、Lth及びU_conferを含む要求メッセージを隣接基地局に送信することにより、U_conferに示される数の移動局を隣接基地局が引き受け可能か否かを隣接基地局に問い合わせる(ステップS24)。
チルト角制御部16は、要求メッセージに対して隣接基地局から送信される応答メッセージが「OK」のときは(ステップS25:Yes)、アンテナ11のチルト角を減少させる(ステップS26)。
一方、自局のセクタの中に存在する移動局の数がUthを超えていないとき(ステップS22:No)、または、応答メッセージが「NG」のときは(ステップS25:No)、チルト角制御部16は、アンテナ11のチルト角を変更しない。
<通信システムの処理>
図11は、実施例1の通信システムの処理の説明に供するシーケンス図である。ここでは、X2インタフェースを用いて基地局間のメッセージをやり取りする場合を一例として説明する。
基地局BS1は、自局のセクタの中に存在する移動局の数がUthを超えたと判断すると(ステップS301)、Lth及びU_conferを算出する(ステップS302)。基地局BS1は、Lth及びU_conferを含む要求メッセージを、X2−AP(X2 Application Protocol)に従って、基地局BS2に送信する(ステップS303)。
要求メッセージを受信した基地局BS2は、U_conferの数の移動局を引き受け可能か否か判定する(ステップS304)。基地局BS2は、判定結果を示す応答メッセージを、X2−APに従って、基地局BS1に送信する(ステップS305)。また、基地局BS2は、移動局の引き受けが可能で判定結果が「OK」となる場合、L_conferを算出し(ステップS307)、自局のアンテナのチルト角をX+L_conferに対応する角度まで増加させる(ステップS308)。
応答メッセージを受信した基地局BS1は、応答メッセージが「OK」の場合、自局のアンテナのチルト角をLthに対応する角度まで減少させる(ステップS306)。
移動局MSは、基地局BS1から送信される報知信号の受信レベルを測定し、測定結果を基地局BS1に報告する(ステップS309)。
基地局BS1のアンテナのチルト角が減少した結果、基地局BS1のセクタの外に存在することになった移動局MSでは、基地局BS1からの報知信号の受信レベルが低下する。そこで、基地局BS1は、報知信号の受信レベルが閾値未満となる移動局MSをハンドオーバ対象の移動局と決定する(ステップS310)。そして、基地局BS1は、ハンドオーバ対象の移動局の識別子を含むハンドオーバ要求を、X2−APに従って、基地局BS2に送信する(ステップS311)。
基地局BS2では、ハンドオーバ要求に応じて、ハンドオーバ対象の移動局を自局にハンドオーバさせる。ハンドオーバが実施されることにより、基地局BS1のセクタに収容される移動局の数はUth以下になる。
[実施例2]
実施例2は、3つの基地局の各セルが互いにオーバラップする場合のアンテナチルト角制御に関する。
図12及び図13は、実施例2のチルト角制御の説明に供する図である。図12に示すように、基地局BS1は、セクタ1−1〜1−4を形成する。また、セクタ1−1〜1−4によりセル1が形成される。基地局BS2はセル2を形成し、基地局BS3はセル3を形成する。
図12において、基地局BS1は、セクタ1−3の中に存在する移動局の数が1セクタあたりのUthを超えたと判断すると、セクタ1−3におけるLth及びU_conferを算出する。基地局BS1は、Lth及びU_conferを含む要求メッセージを、基地局BS2及び基地局BS3に送信する。
要求メッセージを受信した基地局BS2及び基地局BS3はそれぞれ、U_conferの数の移動局を引き受け可能か否か判定する。そして、基地局BS2及び基地局BS3はそれぞれ、判定結果を示す応答メッセージを基地局BS1に送信する。
基地局BS2は、U_conferの数の移動局を引き受け可能な場合、「OK」の応答メッセージを基地局BS1に送信する。また、基地局BS2は、U_conferの数の移動局を引き受け可能な場合、Lth、自局の現在のセル半径:X2、及び、自局と基地局BS1との間の距離:W2から、次式(4)により、自局のセル半径の増加量:L_confer_2を求める。一方で、基地局BS2は、U_conferの数の移動局を引き受け不可能な場合、「NG」の応答メッセージを基地局BS1に送信する。
L_confer_2=W2−Lth−X2 …(4)
同様に、基地局BS3は、U_conferの数の移動局を引き受け可能な場合、「OK」の応答メッセージを基地局BS1に送信する。また、基地局BS3は、U_conferの数の移動局を引き受け可能な場合、Lth、自局の現在のセル半径:X3、及び、自局と基地局BS1との間の距離:W3から、次式(5)により、自局のセル半径の増加量:L_confer_3を求める。一方で、基地局BS3は、U_conferの数の移動局を引き受け不可能な場合、「NG」の応答メッセージを基地局BS1に送信する。
L_confer_3=W3−Lth−X3 …(5)
基地局BS1は、基地局BS2から送信された応答メッセージ及び基地局BS3から送信された応答メッセージの双方が「OK」の場合に、Lthに対応する角度まで、セクタ1−3に対応するアンテナのチルト角を減少させる。一方で、基地局BS1は、基地局BS2から送信された応答メッセージ、または、基地局BS3から送信された応答メッセージのどちらか一方でも「NG」である場合には、セクタ1−3に対応するアンテナのチルト角を変更しない。
ここでは、基地局BS2及び基地局BS3の双方の応答メッセージが「OK」で、かつ、「L_confer_2≦0」及び「L_confer_3≦0」となる場合を想定する。このため、双方の応答メッセージが「OK」の場合でも、基地局BS2及び基地局BS3の双方において、アンテナのチルト角は変更されない。一方で、双方の応答メッセージが「OK」であるので、基地局BS1のセクタ1−3に対応するアンテナのチルト角がLthに対応する角度まで減少される。よって、アンテナチルト角制御後の通信エリアの状態は、例えば図13に示すようになる。
以上のように、実施例1及び2によれば、基地局10は、自局のセクタに対応するアンテナ11であって、そのセクタの大きさを定めるチルト角を制御可能なアンテナ11を有する。TAコマンド送信部14は、移動局から送信される信号の送信タイミングを調節するためのTAコマンドを送信する。移動局数監視部15は、TAコマンドを用いて、自局のセクタの中に存在する移動局の数を監視する。チルト角制御部16は、自局のセクタの中に存在する移動局の数が収容可能上限値を超えたときに、アンテナ11のチルト角を減少させる。これにより、自局のセクタに収容しきれない移動局の隣接基地局へのハンドオーバを促せるため、移動局の収容数を複数の基地局間で平準化することができる。
また、移動局数監視部15は、自局のセクタにおいて、自局からの複数段階の距離ごとに移動局の数を監視する。チルト角制御部16は、複数段階の距離のうち、自局のセクタに収容する移動局の数が収容可能上限値以下になる距離に対応する角度までアンテナ11のチルト角を減少させる。これにより、基地局10は、収容可能上限値までの数の移動局を収容することが可能になるため、ハンドオーバ対象となる移動局の数を最低限に抑えることができ、ハンドオーバに係る処理負荷の増加を抑えることができる。
また、チルト角制御部16は、アンテナ11のチルト角の減少に伴って自局のセクタの外に存在することになる移動局を、隣接基地局のセクタに収容可能なときに、アンテナ11のチルト角を減少させる。これにより、基地局10のセクタの外に存在することになる移動局は、隣接基地局に確実にハンドオーバすることができる。よって、アンテナ11のチルト角の減少に伴って基地局10のセクタの外に存在することになる移動局の通信が途絶えることを防止できる。
また、チルト角制御部16は、アンテナ11のチルト角の減少に伴って自局のセクタの外に存在することになる移動局の引き受けを隣接基地局に要求し、引き受けの対象となる移動局を隣接基地局が引き受け可能であることを示す応答が隣接基地局からあったときに、アンテナ11のチルト角を減少させる。これにより、基地局10は、自局のセクタの外に存在することになる移動局の引き受けが隣接基地局によって可能なことを確実に把握することができる。
[他の実施例]
[1]実施例1の基地局10は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図14は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。図14に示すように、基地局10は、ハードウェアの構成要素として、チルト角を制御可能なアンテナ10aと、RF(Radio Frequency)回路10bと、DSP(Digital Signal Processor)10cと、CPU(Central Processing Unit)10dと、メモリ10eと、インタフェース回路10fとを有する。メモリ10eの一例として、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。アンテナ11は、アンテナ10aにより実現される。RACH受信部12と、TAコマンド送信部14とは、RF回路10b及びDSP10cにより実現される。TAコマンド生成部13は、CPU10dにより実現される。移動局数監視部15と、チルト角制御部16とは、CPU10d及びメモリ10eにより実現される。有線通信部17は、インタフェース回路10fにより実現される。
[2]上記説明における各種の処理は、予め用意されたプログラムをCPUに実行させることによっても実現できる。例えば、TAコマンド生成部13と、移動局数監視部15と、チルト角制御部16とによって実行される各処理に対応するプログラムが予めメモリに記憶され、各プログラムがCPUへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また、各プログラムは、必ずしも予めメモリに記憶される必要はない。すなわち、例えば、基地局10に接続可能なフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード、メモリカード等の可搬の記録媒体に各プログラムが予め記録され、各プログラムがCPUへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また例えば、インターネット、LAN、WAN等を介して無線または有線により基地局10に接続されるコンピュータまたはサーバ等に各プログラムが予め記憶され、各プログラムがCPUへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。
[3]上記の「通信エリア」は「セクタ」に限定されず、「セル」であってもよい。また、上記の「通信エリア」の具体的な呼称は、「セル」及び「セクタ」に限定されない。
10 基地局
11 アンテナ
12 RACH受信部
13 TAコマンド生成部
14 TAコマンド送信部
15 移動局数監視部
16 チルト角制御部
17 有線通信部

Claims (3)

  1. 自局の通信エリアに対応するアンテナであって、鉛直下方向と、前記アンテナの主ビームとのなす角度であるチルト角を制御可能な前記アンテナと、
    移動局から送信される信号の送信タイミングを調節するためのコマンドを送信する送信部と、
    前記コマンドを用いて、前記通信エリアの中に存在する移動局の数を監視する監視部と、
    前記移動局の数が前記通信エリアに収容可能な第一の上限値を超えたときに、前記チルト角を減少させることにより前記通信エリアの外に存在することになる移動局の引き受けを自局に隣接する他の基地局に要求し、
    自局の現在の前記通信エリアに存在する移動局の数から、自局の変更後の前記通信エリアに存在する移動局の予定数を減じた数よりも所定の割合だけ大きい値と、前記他の基地局の通信エリアに現存する移動局の数との合計値が、前記他の基地局の前記通信エリアに収容可能な第二の上限値以下の場合に前記他の基地局から自局に返信される応答が前記他の基地局からあったときに、前記チルト角を減少させる制御部と、
    を具備する基地局。
  2. 前記監視部は、前記通信エリアにおいて、自局からの複数段階の距離ごとに移動局の数を監視し、
    前記制御部は、前記複数段階の距離のうち、前記通信エリアに収容する移動局の数が前記第一の上限値以下になる距離に対応する角度まで前記チルト角を減少させる、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 自局の通信エリアに対応するアンテナであって、鉛直下方向と、前記アンテナの主ビームとのなす角度であるチルト角を制御可能な前記アンテナを備える基地局におけるアンテナチルト角制御方法であって、
    移動局から送信される信号の送信タイミングを調節するためのコマンドを送信し、
    前記コマンドを用いて、前記通信エリアの中に存在する移動局の数を監視し、
    前記移動局の数が前記通信エリアに収容可能な上限値を超えたときに、前記チルト角を減少させることにより前記通信エリアの外に存在することになる移動局の引き受けを自局に隣接する他の基地局に要求し
    自局の現在の前記通信エリアに存在する移動局の数から、自局の変更後の前記通信エリアに存在する移動局の予定数を減じた数よりも所定の割合だけ大きい値と、前記他の基地局の通信エリアに現存する移動局の数との合計値が、前記他の基地局の前記通信エリアに収容可能な上限値以下の場合に前記他の基地局から自局に返信される応答が前記他の基地局からあったときに、前記チルト角を減少させる、
    アンテナチルト角制御方法。
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