JP6083744B2 - 救命用浮輪 - Google Patents

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Description

本考案は救命用浮輪に関するものである。
救命用浮輪の基本的な形態は、例えばナイロン等の基布に防水加工を施して成る所謂浮き輪状のもので、膨張時には筒状かつ環状となる。
そして、本体の外周に係止部を設け、その穴等を利用してロープを環状に取り付けてあり、ロープは、操作、手掛け、牽引等に用いるためのものである。
また、本体の外周面の一部には蛍光反射材等を貼り付けて、落水した際などの所在確認を容易にしているものもある。
実開平04−046998号公報では、浮輪本体の外周囲に沿って輪状又は湾曲した把持部材を連結固定したものが開示されている。
また、特開平2000−95188号公報では、中央に開口部を有するドーナツ型の浮輪本体と、該浮輪本体の内側の縁または外側の縁のいずれか一方の縁に口が取り付けられ、防水性のシート材を用い、人が入り得る程の大きさに作られた袋部とを備えたものが開示されている。
特開平2000−95188号公報 実開平04−046998号公報 実開平04−069300号公報 実用新案登録第3094613号公報
上記の様に従来の救命用浮輪は、救助を待つ間、海上に浮遊していることを目的にするため、早く遭難者を発見してもらうことが必要である。
しかし、広い海上では捜索が困難で、特に夜間等で暗くなってしまうと視認での発見が極めて難しくなるのである。
また、救命用浮輪に繋がって助けを待っている場合は、長時間の係止を続けるには体力的にも限界がある。
そこで、本発明は夜間等の暗くなった場合でも救命用浮輪が光って、救助者の存在場所を視認し易くすること、及び救命用浮輪に長時間に亘って意識的に把持等して繋がっている苦痛から開放できる救命用浮輪を提供せんとするものである。
本発明に係る請求項1の救命用浮輪の発明は、本体に、蓄光顔料を含有した発光する紐が巻着されていること、前記畜光顔料は、輝度を高めるため透過光線に励起してなること、前記紐は、本体との間へ人の手が圧入可能な状態で全体に緩く巻着されていることを特徴とするものである。
本発明に係る請求項2の救命用浮輪の発明は、請求項1に記載の発明において、発光する紐は、発光する紐は、蓄光顔料を含有したゴム製紐を光透過性糸で伸縮可能に被覆してなることを特徴とするものである。
本発明に係る請求項3の救命用浮輪の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、畜光顔料がアルミナに賦活材としてストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、ジスプロチウム(Dy)、ユウロピウム(Eu)を配合したものを焼成した酸化物系蛍光体であることを特徴とするものである。
本発明に係る請求項4の救命用浮輪の発明は、本体に、請求項1乃至3の何れかに記載の発光する紐を心材、組目に隙間を有する組紐で被覆した紐体が巻着されており、当該組紐の組目の隙間から発光する紐に、直接光線が当たるようにしてなることを特徴とするものである。
本発明に係る請求項5の救命用浮輪の発明は、請求項4に記載の発明において、組紐を、光透過性糸又は再帰反射糸を用いて編んでなることを特徴とするものである。
本発明に係る請求項6の救命用浮輪の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、本体に巻着した紐体の一方の端部を、他方の端部近傍の組目から組紐内へ挿入された両端部を係止してなることを特徴とするものである。
請求項1の救命用浮輪の発明は、本体に、蓄光顔料を含有した発光する紐を巻着し、畜光顔料に透過する光線が当たることにより畜光顔料が励起して輝度を高め、暗所において速やかに且つ長時間の発光を期待できるものであるから、夜間等に発光し救命用浮輪の存在を目視し易くする効果を発揮するものである。
また、紐を全体に緩く本体に巻着し、巻着した紐と本体との間へ人の手が圧入可能にしたため、浮輪と手との係止方法が多様となり、また圧入後の擦り抜けの阻止効果も期待できるものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、発光する紐は、蓄光顔料を含有したゴム製紐を光透過性糸で伸縮可能に被覆したものであるから、紐は伸縮性を有するため本体への巻着が容易となる効果がある。
また、光透過性糸で伸縮可能に被覆しているから耐久性を高めると共に、光を透過して畜光顔料に光線が当たるから畜光作用及び発光作用に支障が無い等の効果を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明の効果に加えて、畜光顔料が焼成した酸化物系蛍光体であるため、化学的に安定しており、安全性及び加工性にも優れ、紫外線等による劣化の虞もなく、基本的に寿命は半永久的で耐候性は十分に有しており、その間何回でも光の吸収・発光を繰り返す効果を発揮する。
請求項4の発明は、本体に、請求項1乃至3の何れかに記載の発光する紐を心材とし、組目に隙間を有する組紐で被覆した紐体を巻着し、当該組紐の組目の隙間から発光する紐に、直接光線が当たるようにしたものであるから、組紐で被覆して耐久性を更に高めると共に、組紐の組目の隙間から発光する紐に直接光線が当たり、畜光作用及び発光作用に支障が無い等の効果を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の発明の効果に加えて、組紐を、光透過性糸又は再帰反射糸を用いて編んだため、組紐の光透過性糸からも光を透過して蓄光顔料が受光及び発光する効果がある。
また、再帰反射糸を使用すれば、該糸による被覆部分においても照射を受けて光を発射して目印になる効果も得られる。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の発明の効果に加えて、本体に巻着した紐体の一方の端部を、他方の端部近傍の組目から組紐内へ挿入して両端部を極めて容易に係止できる効果を発揮し、互いの組目の凹凸部が嵌着して離脱を防止する効果も有する。
本発明の一実施の形態を示す正面図である。 本発明の他の実施の形態を示す紐の正面図である。 本発明の他の実施の形態を示す紐体の正面図である。 本発明の一実施の形態を示す要部正面図である。
本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施の形態を示す救命用浮輪の正面図であり、本体1に、蓄光顔料3を含有した発光する紐2を巻着し、畜光顔料3に透過する光線が当たることにより畜光顔料3が励起して輝度を高めて光エネルギーを蓄え、暗所において蓄えた光エネルギーをゆっくり光として放出するものである。
紐2の素材にはゴム製紐が適し、その伸縮性により本体1への巻着が容易となる。
ゴムは伸縮性に優れた高分子材料であり、木の樹液(ラテックス)によって作られる天然ゴムと、人工的に合成される合成ゴムがあり、任意に選択して用いることが可能である。
合成ゴムにはスチレン系、ポリブタジエン系、ニトリル系、クロロプレン系、シリコン系、フッ素系等がある。
また、含有する蓄光顔料3は、自然の光(太陽光、月光)や、人工の光(照明等等)などを励起することから光エネルギーを蓄える性質を持ち、蓄えた光エネルギーをゆっくり光として放出し、元の状態に戻る特性を持つものであり、ストロンチウム化合物やアルミニウム化合物を主原料とし、他の酸化物と希土類元素などが結合され、有害物質を含まない材料であり、公知の各種の蓄光顔料3を使用することができる。
蓄光顔料3の具体例としては、アルミナに賦活材としてストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、ジスプロチウム(Dy)、ユウロピウム(Eu)等を配合したものを焼成した酸化物系蛍光体が用いられる。
この酸化物系蛍光体自体は無機物で焼成されており、高温によって焼成されているので通常の使用において化学的に安定しており、安全性及び加工性にも優れ、紫外線等による劣化の虞もなく、基本的に寿命は半永久的で耐候性は十分に有しており、その間何回でも光の吸収・発光を繰り返す。
含有形態としては、蓄光顔料3をゴム製紐の表面に散在させて被着した構成とするものや、ゴム製紐の製造過程で蓄光顔料3を混合して成形する等が考えられる。
何れにしても、蓄光顔料3がゴム製紐の表面又は表面近くに埋設され、受光可能で且つ発光が外部からが認められる状態であることが好ましい。
図2は、蓄光顔料3を含有した前記ゴム製紐を光透過性糸4で伸縮可能に被覆した紐2を示すものである。
伸縮可能に被覆する方法としては、ゴム製紐に光透過性糸4をカバリングすることで容易に行なえる。
光透過性糸4を用いることで、被覆しても光が透過して蓄光顔料に光が当たって励起作用が生じ、暗所において発光作用を促すものであり、発する光の障害にもならない。
透明糸に限らず半透明な糸でも良く、透明糸としてはナイロン糸が最も一般的である。
図3は、発光する紐2を心材とし、組目に隙間を有する組紐5で被覆した紐体6を示すものである。
紐体6を本体1へ巻着し、当該組紐5の組目の隙間から発光する紐2に、直接光線が当たるようにしている。
紐2を被覆する組紐5は組目が広く開口する編成が好ましいく、組目の変形に伴う伸縮性も有するものとなる。
組紐6は袋状に、組紐を芯材に編むように編成していくことで被覆することができ、その具体的な組織については限定されず、また、レピア織機、ニードル織機、製紐機等各種の機種も自由に選択して編成できる。
また、光透過性糸3を用いることで、被覆した組紐自体の組織からも光が透過して蓄光顔料に光による励起作用が生じ、暗所において発光作用を促すものであり、透明糸に限らず半透明な糸でも良く、透明糸としてはナイロン糸が最も一般的である。
さらに、再帰反射糸を使用すれば、該糸による被覆部分においても照射を受けて光を反射する作用を奏する。
図4は、前記の発光する紐2を心材とし、組目に隙間を有する組紐5で被覆した紐体6を本体1に巻着した実施例を示すものであり、巻着した紐体6の一方の端部61を、他方の端部62の近傍の組目から組紐5内へ挿入して両端部を係止したものである。
光線の通過領域を広くするため組目が大きく形成してあることを利用して、紐体6の一方の端部61を、他方の端部62の近傍の組目から組紐5内へ挿入が可能となり、抜ける方向へ互いに引っ張られると組目が引かれる方向に狭くなり、互いの組目の凹凸部が嵌着して離脱を防止するものであり、極めて容易に係止できるものである。
紐2又は紐体6を全体に緩く本体1に巻着し、巻着した紐と本体との間へ人の手が圧入可能にしたため、浮輪と手との係止方法が多様となり、また圧入後の擦り抜けの阻止作用も期待できるものである。
本体1へ巻着した紐2又は紐体6は、本体1の外周に設けられた係止部7や、その穴を利用して環設したロープ8により、90度の範囲内での摺動が予想されるけれど、互いに干渉しあって極端な偏りに成ることは阻止されるものである。
以上、本発明を実施の形態を図面に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の思想を逸脱することない範囲の他の実施の形態にも適用可能である。
1 本体
2 紐
3 蓄光顔料
4 光透過性を有する糸
5 組紐
6 紐体
7 係止部
8 ロープ
61,62 紐体の端部

Claims (6)

  1. 本体に、蓄光顔料を含有した発光する紐が巻着されていること、前記畜光顔料は、輝度を高めるため透過光線に励起してなること、前記紐は、本体との間へ人の手が圧入可能な状態で全体に緩く巻着されていることを特徴とする救命用浮輪。
  2. 発光する紐は、蓄光顔料を含有したゴム製紐を光透過性糸で伸縮可能に被覆してなることを特徴とする請求項1記載の救命用浮輪。
  3. 畜光顔料がアルミナに賦活材としてストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、ジスプロチウム(Dy)、ユウロピウム(Eu)を配合したものを焼成した酸化物系蛍光体であることを特徴とする請求項1又は2記載の救命用浮輪。
  4. 本体に、請求項1乃至3の何れかに記載の発光する紐を心材、組目に隙間を有する組紐で被覆した紐体が巻着されており、当該組紐の組目の隙間から発光する紐に、直接光線が当たるようにしてなることを特徴とする救命用浮輪。
  5. 組紐を、光透過性糸又は再帰反射糸を用いて編んでなることを特徴とする請求項4記載の救命用浮輪。
  6. 本体に巻着した紐体の一方の端部を、他方の端部近傍の組目から組紐内へ挿入された両端部を係止してなることを特徴とする請求項4又は5記載の救命用浮輪。
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