JP6083650B2 - ギヤポンプ - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記サイドプレートの前記支持孔には、前記吐出口側に連なる流体溜り溝が軸方向に沿って形成されており、前記流体溜り溝は、前記支持孔を縦断面でみたときに、その溝幅の中心が流体の吸込口側に位置するとともに、その溝幅の中心と前記支持孔の中心とを結ぶ直線が流体の吸込方向に対して前記ギヤの回転方向に所定角度で傾斜するように配されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載において、前記ギヤ軸を軸支する軸受部を備え、前記軸受部は、前記ギヤ軸に取り付けられるアダプタと、その内周面が前記アダプタの外周面に接触して前記アダプタに取り付けられるベアリングと、を備え、前記アダプタの外周面及び前記ベアリングの内周面のそれぞれがテーパ状に形成されていることを要旨とする。
また、サイドプレートの支持孔には、吐出口側に連なる流体溜り溝が軸方向に沿って形成されており、流体溜り溝は、支持孔を縦断面でみたときに、その溝幅の中心が流体の吸込口側に位置するとともに、その溝幅の中心と支持孔の中心とを結ぶ直線が流体の吸込方向に対してギヤの回転方向に所定角度で傾斜するように配されている場合は、吐出口側の流体がサイドプレートの流体溜り溝内に送られ、その流体溜り溝内に溜められる流体圧力によりギヤ軸にかかる力がバランスされてギヤ軸の偏心が抑制される。その結果、低粘度流体であっても必要十分な吐出圧及び吐出量を確保して圧送することができる。
さらに、前記ギヤ軸を軸支する軸受部を備え、前記軸受部は、前記ギヤ軸に取り付けられるアダプタと、その内周面が前記アダプタの外周面に接触して前記アダプタに取り付けられるベアリングと、を備え、前記アダプタの外周面及び前記ベアリングの内周面のそれぞれが、テーパ状に形成されている場合は、アダプタの外周面に対してベアリングの内周面がくさび効果で強固に係止する。よって、ギヤ軸にかかるスラスト力が効果的に受けられてギヤ軸の軸方向へのずれが抑制される。
本実施形態に係るギヤポンプは、ケーシング(2)と、ケーシングに形成されたギヤ室(7a、7b)の側方に配されるサイドプレート(3a、3b)と、ギヤ室内に互いに噛み合うように収容されるとともにサイドプレートに形成された支持孔(11a、11b)内にギヤ軸(5a、5b)が支持される一対のギヤ(4a、4b)と、を備え、一対のギヤが所定方向(Ra、Rb)に回転することで流体を吸込口(8)側から吐出口(9)側に圧送するギヤポンプ(1)である(例えば、図1〜図3等参照)。そして、上記サイドプレート(3a、3b)の支持孔(11a、11b)には、吐出口(9)側に連なる流体溜り溝(15a、15b)が軸方向に沿って形成されており、流体溜り溝は、支持孔を縦断面でみたときに、その溝幅の中心が流体の吸込口(8)側に位置するとともに、その溝幅の中心と支持孔の中心とを結ぶ直線が流体の吸込方向(S)に対してギヤの回転方向(Ra、Rb)に所定角度(θ1a、θ1b)で傾斜するように配されている(例えば、図3〜図6等参照)。
本実施形態に係る他のギヤポンプは、ケーシング(2)と、ケーシングに形成されたギヤ室(7a、7b)の側方に配されるサイドプレート(3a、3b)と、ギヤ室内に互いに噛み合うように収容されるとともにサイドプレートに形成された支持孔(11a、11b)内にギヤ軸(5a、5b)が支持される一対のギヤ(4a、4b)と、を備え、一対のギヤが所定方向(Ra、Rb)に回転することで流体を吸込口(8)側から吐出口(9)側に圧送するギヤポンプ(1)である(例えば、図1〜図3等参照)。そして、上記ケーシング(2)のギヤ室(7a、7b)には、吐出口(9)側に連なる流体溜り溝(21a、21b)が軸方向に沿って形成されており、流体溜り溝は、ギヤ室を縦断面でみたときに、その溝幅の中心が流体の吸込口(8)側に位置するとともに、その溝幅の中心とギヤ室に収容されたギヤ(4a、4b)の軸心とを結ぶ直線が流体の吸込方向(S)に対してギヤの回転方向(Ra、Rb)に所定角度(θ2a、θ2b)で傾斜するように配されている(例えば、図2及び図7〜図9等参照)。なお、本実施形態に係る他のギヤポンプとしては、例えば、上述のギヤポンプの各構成を適用したものを挙げることができる。
本実施例に係るギヤポンプ1は、図1〜図3に示すように、ケーシング2、サイドプレート3a、3b、一対のギヤ4a、4b及び軸受部6を備えている。このケーシング2には、互いに連なるギヤ室7a、7bが形成されている。このギヤ室7aには、駆動側のギヤ4aが収容され、ギヤ室7bには、従動側のギヤ4bが収容されている。また、ケーシング2には、各ギヤ室7a、7bに連なる吸込口8及び吐出口9が形成されている(図2参照)。
次に、上記構成のギヤポンプ1の作用について説明する。図2に示すように、駆動モータ(図示省略)によりギヤ軸5aを回転駆動させると、一対のギヤ4a、4bが互いに噛み合って所定方向Ra、Rbに回転することで流体を吸込口8側から吐出口9側に圧送する。このとき、吐出口9側の流体が吸込口8側の流体より圧力が高くなっており、ギヤ軸5a、5bには吸込方向Sに対してギヤ4a、4bの回転方向Ra、Rbに所定角度(例えば、約45度)で傾斜して力Fa、Fbがかかる。また、図3に示すように、ケーシング2の吐出口9側の流体は、サイドプレート3a、3bの切欠部17、細孔18及び連絡溝16を通って流体溜り溝15a、15b内に送られる。さらに、図2に示すように、ケーシング2の連絡溝22を通って流体溜り溝21a、21b内に送られる。そして、これら流体溜り溝内15a、15b、21a、21bに溜められる流体圧力によりギヤ軸5a、5bにかかる力Fa、Fbがバランスされる。
以上より、本実施例のギヤポンプ1によると、サイドプレート3a、3bの支持孔11a、11bには、吐出口9側に連なる流体溜り溝15a、15bが軸方向に沿って形成されており、流体溜り溝15a、15bは、支持孔11a、11bを縦断面でみたときに、その溝幅の中心が流体の吸込口8側に位置するとともに、その溝幅の中心と支持孔11a、11bの中心とを結ぶ直線が流体の吸込方向Sに対してギヤの回転方向Ra、Rbに所定角度θ1a、θ1bで傾斜するように配されている。これにより、吐出口9側の流体がサイドプレート3a、3bの流体溜り溝15a、15b内に送られ、その流体溜り溝15a、15b内に溜められる流体圧力によりギヤ軸5a、5bにかかる力Fa、Fbがバランスされてギヤ軸5a、5bの偏心が抑制される。その結果、低粘度流体であっても必要十分な吐出圧及び吐出量を確保して圧送することができる。
Claims (3)
- ケーシングと、前記ケーシングに形成されたギヤ室の側方に配されるサイドプレートと、前記ギヤ室内に互いに噛み合うように収容されるとともに前記サイドプレートに形成された支持孔内にギヤ軸が支持される一対のギヤと、を備え、前記一対のギヤが所定方向に回転することで流体を吸込口側から吐出口側に圧送するギヤポンプであって、
前記ケーシングの前記ギヤ室には、前記吐出口側に連なる流体溜り溝が軸方向に沿って形成されており、前記流体溜り溝は、前記ギヤ室を縦断面でみたときに、その溝幅の中心が流体の吸込口側に位置するとともに、その溝幅の中心と前記ギヤ室に収容された前記ギヤの軸心とを結ぶ直線が流体の吸込方向に対して前記ギヤの回転方向に所定角度で傾斜するように配されていることを特徴とするギヤポンプ。 - 前記サイドプレートの前記支持孔には、前記吐出口側に連なる流体溜り溝が軸方向に沿って形成されており、前記流体溜り溝は、前記支持孔を縦断面でみたときに、その溝幅の中心が流体の吸込口側に位置するとともに、その溝幅の中心と前記支持孔の中心とを結ぶ直線が流体の吸込方向に対して前記ギヤの回転方向に所定角度で傾斜するように配されている請求項1記載のギヤポンプ。
- 前記ギヤ軸を軸支する軸受部を備え、前記軸受部は、前記ギヤ軸に取り付けられるアダプタと、その内周面が前記アダプタの外周面に接触して前記アダプタに取り付けられるベアリングと、を備え、前記アダプタの外周面及び前記ベアリングの内周面のそれぞれがテーパ状に形成されている請求項1又は2に記載のギヤポンプ。
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