JP2018115706A - スリーブ、前記スリーブを備えた軸封装置および前記軸封装置を備えたポンプならびにスリーブの主軸に対する相対回転を防止する方法 - Google Patents

スリーブ、前記スリーブを備えた軸封装置および前記軸封装置を備えたポンプならびにスリーブの主軸に対する相対回転を防止する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スリーブの主軸に対する空転を防ぐため、スリーブ、主軸および/または羽根車にキー溝を設けることが知られている。キー溝を設けるためには、加工の手間が掛かるなどの課題がある。
【解決手段】羽根車110に接続される主軸101を挿入して用いるスリーブ130であって、スリーブは、主軸がスリーブに挿入され、かつ羽根車が主軸に接続された場合、羽根車と接触する端面を備え、スリーブの端面は、羽根車との間において摩擦力を生じさせるように構成され、スリーブは、摩擦力によって、主軸に対する空転を防止するように構成されることを特徴とするスリーブを提供する。
【選択図】図3

Description

本願は、スリーブ、前記スリーブを備えた軸封装置および前記軸封装置を備えたポンプならびにスリーブの主軸に対する相対回転を防止する方法に関する。
従来から、ケーシング内に設けられた羽根車を回転させて、流体などを移送または搬送するポンプが知られている。一般的に、この羽根車は主軸(main shaft)に接続されており、主軸はさらにモータに接続される。モータの回転が主軸を介して羽根車に伝わり、羽根車が回転する。
主軸をスムーズに回転させるためには、主軸と他の部品(たとえばケーシング)の間に、ある程度の隙間を設ける必要がある。ポンプに軸封装置を備え付けることで、移送すべき流体がこの隙間から流出することを防ぐことが可能となる。
一般的に用いられる軸封装置の方式として、メカニカルシール方式とグランドパッキン方式が存在する。いずれの方式の軸封装置においても、その構成の中には、使用中に主軸と摺動する部分または部品が存在する。摺動により主軸が摩耗した場合、主軸を交換することが望ましい。しかし、主軸の交換には大きな手間とコストが発生してしまう。
主軸の交換コストを抑制するため、主軸をスリーブに挿入する技術が知られている(特許文献1)。特許文献1におけるスリーブは、主軸に代わり他の部品と摺動することで、主軸の摩耗を防いでいる。
特開昭58−30500号公報
特許文献1には、スリーブ、主軸および/または羽根車にキー溝を設けることが開示されている。キー溝およびキーの嵌合によって、スリーブは主軸に対して空転(スリーブが主軸に対して回転してしまうこと)することがなくなる。しかし、キー溝を設けることによって、加工および組立の手間が掛かるという課題がある。
キー溝の種類によっては、スリーブに、長い噛み合わせ部分および/または工具の逃がし部分を設けることが好ましい場合がある。これによって、主軸のうち、小径部分の長さが長くなる傾向にある。小径部分の長さを短くすることができれば、主軸の強度または剛性を向上させうる。
そこで本願は、上述の課題のうち、少なくとも一部を解決することを目的とする。
本願は、一実施形態として、羽根車に接続される主軸を挿入して用いるスリーブであって、スリーブは、主軸がスリーブに挿入され、かつ羽根車が主軸に接続された場合、羽根車と接触する端面を備え、スリーブの端面は、羽根車との間において摩擦力を生じさせるように構成され、スリーブは、摩擦力によって、主軸に対する空転を防止するように構成
されることを特徴とするスリーブ、を開示する。
比較例にかかるスリーブ、軸封装置およびポンプの側断面図である。 比較例にかかるスリーブの正面図である。 比較例にかかるスリーブの側断面図である。 一実施形態にかかるスリーブ、軸封装置およびポンプの側断面図である。 一実施形態にかかるスリーブの正面図である。 一実施形態にかかるスリーブの側断面図である。 一実施形態にかかる、スリーブの変形例の側断面図である。 一実施形態にかかる、同心円状の凹凸形状を有するスリーブを示す正面図である。 一実施形態にかかる、渦巻き状の凹凸形状を有するスリーブを示す正面図である。 一実施形態にかかる、放射状の凹凸形状を有するスリーブを示す正面図である。 一実施形態にかかる、らせん状の凹凸形状を有するスリーブを示す正面図である。
図1は、比較例にかかるスリーブ、軸封装置およびポンプの側断面図である。すなわち図1は、キー及びキー溝によって、主軸101に対する空転を防止するスリーブ130などを示す。
図1に示すポンプ100は、羽根車ケーシング112からの流体の漏出を防止するために、メカニカルシール120を備える。さらに、図1に示すポンプ100は、主軸101が他の部品と摺動し、摩耗することを防ぐために、スリーブ130を備える。
ここで、スリーブ130が空転すると、スリーブ130と主軸101とが摺動することとなる。スリーブ130の空転は、たとえばモータの回転数を変化させた際、移送する流体の性質が変化した際(たとえば、粘度の高い流体が突然流れ込んできた場合など)、および、ポンプ内部に詰まりが発生した際などに起こりうる。モータの回転数の変化は、停止していたモータを始動させた際、または動作中のモータを停止した際などに顕著である。スリーブ130と主軸101が摺動すると、主軸101の摩耗および/または主軸101とスリーブ130との接触部分からの流体の流出などが発生しうる。そこで、図1のポンプ100は、スリーブ130にキー溝を設け、キー溝とキー131を嵌合させることで、スリーブ130の空転を防止している。
図2に、比較例にかかるスリーブ130の概略図を示す。図2Aは比較例にかかるスリーブ130の正面図であり、図2Bは側断面図である。図2に示すスリーブ130は概略円筒形状である。スリーブ130は、第1の内径部233と、第1の内径部233の内径より大きい内径を持つ、第2の内径部234を有する。図2に示すスリーブ130を、図1に示した主軸101に取り付けた場合、第1の内径部233は羽根車110側に位置し、第2の内径部234はモータ側に位置する。図2に示すスリーブ130の、主軸101と垂直な端面235は、第1の内径部233の端面である。ここで、端面235には、キー溝232が掘り込まれている。図2に示すスリーブ130の、第1の内径部233には、キー溝232の加工の便宜のため、加工具の逃がし部分236が設けられている。
図2の比較例では、第1の内径部233に、逃がし部分236を設けるための長さが必要となる。よって、スリーブ130にキー溝232を設けない場合より、キー溝232を
設けた場合のほうが、第1の内径部233の長さが長くなる。それはすなわち、スリーブ130にキー溝を設けない場合より、キー溝を設けた場合のほうが、主軸101の小径部が長くなる(大径部が短くなる)ことを意味する。主軸101は、ポンプ100の運転中、羽根車ケーシング112内の流体の圧力差によって生じるラジアル荷重を受ける。ここで、主軸101の径の大小は、その強度または剛性に影響する。比較例より、主軸101の小径部を短くし(大径部を長くし)、主軸101の強度または剛性を向上させることができれば、ラジアル荷重による主軸101の撓みが起こりにくくなる。
また、スリーブ130にキー溝232を設け、そこにキー131を嵌合させることは、加工および組立の手間と、部品数の増大を招くこととなる。
そこで、以下の実施形態では、キー溝およびキーによらず空転を防止するスリーブと、そのスリーブを備えた軸封装置と、その軸封装置を備えたポンプと、スリーブの空転防止方法に関して説明する。
<第1実施形態>
図3は、本実施形態にかかるスリーブ、軸封装置およびポンプの側断面図である。なお、図1および図2で説明した要素と同等または類似の要素については同一の番号を付し、具体的な説明を省略する場合がある。
流体を移送するポンプ100は、図示しないモータに接続された主軸101、主軸101を回転可能に支持する軸受102、軸受102をさらに支持する軸受ケーシング103、軸受102のための軸受カバー104を備える。モータの回転が主軸101に伝わることにより、主軸101は回転する。一般的なポンプにおいては、モータおよび軸受102などは大気中に設置される。本明細書では、主軸101の回転の中心をシャフト中心軸105と称する。
ポンプ100はさらに、主軸101の一端に接続される、羽根車110を備える。羽根車110は、固定具111(たとえばナットなどを用いることができる)により生じる軸力により、主軸101に固定されている。換言すれば、羽根車110は、固定具111によって、紙面右方向への荷重を受けることとなる。羽根車110は羽根車ケーシング112に内包されている。羽根車ケーシング112はインレット113とアウトレット114を備える。ポンプ100の運転中は、羽根車ケーシング112は流体で満たされている。
図3のポンプ100は、モータの回転が主軸101を介して羽根車110に伝わるように構成されている。その結果、羽根車110が羽根車ケーシング112の内部で回転する。羽根車110の回転により、羽根車ケーシング112内の流体には、位置によって圧力差が生じることとなる。この圧力差が、インレット113から流体を吸入し、アウトレット114から流体を吐出すること、すなわち流体の移送を実現している。
図3のポンプ100は、羽根車ケーシング112からの流体の漏出を防止するために、軸封装置を備える。軸封装置の方式は、大別すると、メカニカルシール方式とグランドパッキン方式が存在する。本実施形態では、軸封装置としてメカニカルシール120を備えるものとして説明する。
グランドパッキン方式は、たとえば繊維糸を編み込んだ紐であるパッキンと、主軸との接触部分をシール面として、流体の漏出を防止する方式である。換言すれば、グランドパッキン方式では、パッキンと主軸が摺動する。この摺動は、主軸の摩耗を引き起こす。過度に摩耗した主軸は交換することが望ましいが、主軸の交換には多大な手間とコストが掛かりうる。
一方、メカニカルシール120は、主軸101とともに回転する回転環121と、羽根車ケーシング112に(メカニカルシールカバー124、羽根車ケーシングカバー115を介して)固定された固定環122とを有する。この方式では、スプリング123により、回転環121が固定環122に対して押圧されている。ポンプ100を運転している間は、回転環121と固定環122との間に流体が入り込む。流体が入り込むことによって、回転環121と固定環122との間に微小な隙間が形成される。この微小な隙間がシール面となって、流体の漏出を防止する。この方式では、ポンプ100の運転中、主軸101と固定環122とは直接接触していない。さらに上述の通り、主軸101と回転環121はともに回転する。よって、主軸101と回転環121との間に摺動する部分はないように思える。そのため、グランドパッキン方式と比較した場合、メカニカルシール方式における主軸の摩耗は少ないとも考えられる。
しかし、「回転型」と呼ばれるメカニカルシール120においては、スプリング123の伸縮・ねじれなどによって、主軸101上で回転環121が動きうる。回転型メカニカルシールでは、回転環121およびスプリング123が、主軸101とともに回転するように構成される。回転環121は、スプリング123が伸縮した場合、シャフト中心軸105の方向に動く。回転環121は、スプリング123がねじれた場合、主軸101の回転方向に動く。回転環121の動きはすなわち、回転環121(または、主軸101と回転環121の間に設けられた二次シール125など)と主軸101とが摺動しうることを意味する。この摺動は、主軸101の摩耗をもたらしうる。
そこで、図3に示すポンプ100は、主軸101を挿入して用いるスリーブ130を備える。メカニカルシール120の回転環121は、スリーブ130に取り付けられている。メカニカルシール120(の回転環121)は、スリーブ130を介して主軸101に取り付けられていると表現してもよい。この構成により、メカニカルシール120は主軸101ではなくスリーブ130と摺動することとなる。よって、主軸101が摩耗する可能性は低減される。スリーブ130の交換は、主軸101の交換より手間およびコストを必要としない。
なお、グランドパッキン方式において、主軸の摩耗を低減する必要がある場合は、パッキンとスリーブが摺動するよう、主軸にスリーブを取り付ける。この構成により、パッキンと主軸は接触しなくなり、パッキンとスリーブの接触部分がシール面となる。パッキンと主軸の接触がなくなるため、主軸が摩耗する可能性は低減される。
図3に示すポンプ100においては、スリーブ130の端面と、羽根車110との間において生じる摩擦力により、スリーブ130の空転を防止している。図3のポンプ100は、摩擦力を用いて空転を防止する点において、図1および図2の比較例と異なっている。
図4に、本実施形態にかかるスリーブ130の概略図を示す。図4Aは本実施形態にかかるスリーブ130の正面図であり、図4Bは側断面図である。本実施形態では、スリーブ130は、概略円筒形状であり、スリーブ中心軸237を有する。ポンプ100が組み立てられたとき、スリーブ中心軸237は、シャフト中心軸105とほぼ一致する。そのため、スリーブ中心軸237は、シャフト中心軸105と読み替えてもよい。スリーブ130は、主軸101をスリーブ130に挿入した場合に、スリーブ中心軸237と垂直となる二つの端面を有する。スリーブ130は円筒形状であるので、スリーブ130は、円筒形状の長手方向に垂直となる二つの端面を有するとも表現できる。
スリーブ中心軸237と垂直となる二つの端面のうち、第1の端面435は、スリーブ
130を主軸101に取り付けた場合、羽根車110側に位置する端面である。他方の端面である第2の端面436は、スリーブ130を主軸101に取り付けた場合、モータ側に位置する端面である。さらにスリーブ130は、第1の内径部233と、第1の内径部233の内径より大きい内径を持つ、第2の内径部234を有する。第1の内径部233は、第1の端面435から延在する。第2の内径部234は、第2の端面436から延在する。すなわち、第1の端面435は、ポンプ100が組み立てられた際に、羽根車110と面接触するように構成されている。羽根車110の、スリーブ130の第1の端面435と接触する面を、接触面315と呼ぶ。
図5に、本実施形態にかかるスリーブ130の変形例の側断面図を示す。図5のスリーブ130は、羽根車側の端面(紙面左側の端面)が、円錐状に切り取られている。なお、本明細書では、切り取られた後の端面を第1の端面435とみなす。すなわち、端面が切り取られた後であっても、第1の内径部233は第1の端面435から延在する。図5に示すように、スリーブ130の端面は、必ずしもスリーブ中心軸237と垂直である必要はない。このほか一例として、たとえば第1の端面435が、円錐状に突出しているような形状のスリーブも使用可能である。これらの場合、羽根車110の接触面315は、第1の端面435と面同士で接触するような形状に構成される。
図1、2に示したスリーブ130と異なり、図3、4、5に示される実施形態のスリーブ130にはキー溝232が設けられていない。同様に、図3、4、5に示される実施形態のスリーブ130には、逃がし部分236も設けられていない。その結果、図3、4、5に示される実施形態の第1の内径部233は、図1、2に示した実施形態の第1の内径部233よりも短く構成されている。
前述の通り、羽根車110は固定具111による軸力を受けることとなる。この軸力は、第1の端面435と、羽根車110の接触面315との間に垂直抗力を生じさせる。換言すれば、第1の端面435と羽根車110の接触面315が互いに押し合うこととなる。この垂直抗力が、第1の端面435と羽根車110の接触面315との間の摩擦力を生む。摩擦力により、スリーブ130と羽根車110とが滑る可能性が低くなる。羽根車110は主軸101に固定されていることから、摩擦力により、スリーブ130の主軸101に対する空転を防ぐことができる。
摩擦力Fは、一般的かつ巨視的には、摩擦係数μと垂直抗力Nを用いて、F=μNと表すことができる。本実施形態では、たとえばキー溝及びキーのような、嵌合などによる力(F=μNで表現することができない力)によって、スリーブの空転を防止しているわけではない。
本実施形態では、キー溝およびキーが不要となったことで、加工および組立の手間と、部品数の削減が実現される。さらに、キー溝および逃がし部分が不要となったことで、スリーブ130の第1の内径部233の長さを短くすることが可能となる。よって、主軸101の小径部の長さを短くすることが可能となる。これは、主軸101の強度または剛性を向上させうるという利点がある。
スリーブ130にキー溝がないことは、「スリーブ130は、スリーブ中心軸237に対して軸対象な形状を有する」とも表現できる。これは、スリーブ中心軸237に対して垂直な切断面における、スリーブ130の断面形状が真円形であるとも表現できる。厳密に説明すれば、スリーブ中心軸237に対して垂直な任意の切断面におけるスリーブ130の断面形状は、すべての(任意の)自然数nに対してn回回転対称である。回転対称の中心は、スリーブ中心軸237である。スリーブ130がこのような回転対称の形状を有することにより、主軸101を任意の角度(任意の回転方向)でスリーブ130に挿入す
ることができる。
<第2実施形態>
上述の実施形態で説明したとおり、第1の端面435と羽根車110の接触面315との間で生じる摩擦力は、固定具111による軸力(による垂直抗力)によって生じている。よって、固定具111がたとえばナットである場合は、ナットを強く締結することで軸力が増大し、ひいては垂直抗力Nが増大し、摩擦力も大きくなり、スリーブ130はより一層空転しづらくなる。
しかし、軸力を増大させることには限界が存在する。固定具111がたとえばナットである場合、ナットにある一定以上のトルクを掛けると、ナットまたはその他の部品に破断・剪断その他の破損が生じてしまう。破損を防止するためには、ナットまたはナットの受け部分等の材質を変更することが考えられる。しかし、加工性、コスト、流体との反応性などを原因として、材質を変更することは容易ではない。
破損を防止するため、ナットまたはその他の部分の大きさを変更することも考えられる。しかし、組立性、コスト、配管抵抗(管路抵抗)、流体の流れへの影響などを原因として、大きさを変更することも容易ではない。
摩擦力Fを向上させるため、羽根車110またはスリーブ130の材質を変更することで、μを増加させることも考えられる。しかし上述のように、加工性、コスト、流体との反応性などを原因として、材質を変更することは容易ではない。
上記の課題に鑑み、本実施形態では、材質または大きさの変更によらず、摩擦力を向上させるスリーブなどを説明する。ただし、本実施形態の構成に加え、材質や大きさを変更したスリーブなどを排除するものではない。
図6に、本実施形態にかかるスリーブ130の正面図を示す。本実施形態にかかるスリーブ130の第1の端面435の表面には、凹凸加工がなされている。以下では、この凹凸加工がなされた面を、第1の凹凸面637と称する。図6では、第1の端面435の全面が第1の凹凸面637となっている。しかし、第1の端面435の一部のみが第1の凹凸面637であってもよい。
第1の凹凸面637は、セレーション加工、ローレット加工、ブラスト加工、レーザ加工およびエッチング加工のうち少なくとも一つにより加工されてよい。もちろん、その他の加工によって第1の凹凸面637を得てもよい。たとえば、人間がヤスリによって加工した面などであってもよい。ここでは、第1の凹凸面637が、スリーブ中心軸237を中心とした同心円状の凹凸形状638を持つ例が示されている。第1の凹凸面637が、羽根車110の接触面315と接触し、摩擦力を生じさせるように構成される。
本願発明者の知見によれば、第1の端面435が第1の凹凸面637を有することにより、摩擦係数μが上昇し、スリーブの空転をよりいっそう防止できることがわかった。これは、第1の凹凸面637の凸部によって、スリーブ130と羽根車110の間のアンカー効果および/または凝着効果(以下では単にアンカー効果と呼ぶ)がもたらされるためだと考えられる。
さらに、本願発明者の知見によれば、第1の凹凸面637の算術平均粗さRa(マイクロメートル)が3.2以上であるときに、スリーブの空転をよりいっそう防止できることがわかった。Raがあまりに大きい場合は、第1の凹凸面637の平坦度が保ちにくくなる。よって、Raは、おおよそ12.5以下であることが好ましい。加工のしやすさなど
の観点からも、Raは、おおよそ12.5以下であることが好ましい。
なお、たとえば第1の凹凸面637がセレーション加工によって加工された場合、第1の凹凸面637は、周期的な凹凸形状を有することが可能である。周期的な成分を「うねり成分」として扱い、うねり成分を除去して(一定値以上の波長成分をカットオフして)Raを測定する手法も存在するが、本実施例におけるRaはうねり成分を含んだ値とする。
本願発明者の知見によれば、第1の端面435が第1の凹凸面637を持たない場合であっても、第1の端面435のRaが3.2以上12.5以下程度であることが好ましいことがわかった。第1の端面435および/または第1の凹凸面637の一部の領域のみが、3.2〜12.5のRaを有してもよい。
本実施形態における第1の端面435と羽根車110の接触面315との間の接触面積は、巨視的に観察すれば、第1の端面435の面積そのものである(以下では「見かけ上の接触面積(巨視的な接触面積)」と呼ぶ)。しかし、微視的に観察すれば、第1の端面435のすべての部分が接触面315と接触しているわけではなく、その一部のみが接触面315と接触している。第1の端面(第1の凹凸面637を含む)のうち、実際に接触面315に接している部分の面積の総和を「真の接触面積(微視的な接触面積)」と呼ぶ。本実施形態では、第1の端面435および/または第1の凹凸面637が所定のRaを有する。これにより、スリーブ130と羽根車110の真の接触面積は、スリーブ130と羽根車110の見かけ上の接触面積に比して小さくなる。真の接触面積の大小は、見かけ上の接触面積の大小によらない。真の接触面積がRa3.2〜12.5程度の表面粗さからもたらされるとき、スリーブ130と羽根車110の間のアンカー効果が増大すると考えられる。その結果、スリーブ130と羽根車110の間の摩擦係数μが上昇すると考えられることがわかった。
セレーション加工などにより第1の凹凸面637を得ること、ならびに、第1の端面435および/または第1の凹凸面637のRaを3.2〜12.5とすることは、一般的にはキー溝の加工より容易であることから利点である。
上記のようなスリーブ、そのスリーブを備えた軸封装置、そしてその軸封装置を備えたポンプは、これまでの実施形態の効果に加え、さらに効果的にスリーブの空転を防止することができる。
また、第1の凹凸面637は、スリーブ中心軸237を中心とした同心円状に限らない。たとえば、図7に示すスリーブ130のように、第1の凹凸面637が、スリーブ中心軸237を中心とした渦巻き状の凹凸形状738を有してもよい。また、図8に示すスリーブ130のように、第1の凹凸面637が、スリーブ中心軸237を中心とした放射状の凹凸形状838を有してもよい。図9に示すスリーブ130のように、スリーブ中心軸237を中心としたらせん状の凹凸形状938も採用することができる。図9では、らせん状の凹凸形状938は1筋の凹部または凸部を持つものとして図示したが、2筋以上の凹部または凸部を有してもよい。同心円状、渦巻き状、放射状またはらせん状その他の形状の組み合わせであってもよい。このような凹凸形状は、強いアンカー効果を発揮することが期待される。
また、第1の端面435と接触する、羽根車110の接触面315が、第2の凹凸面316を有してもよい。第2の凹凸面316の加工領域、加工方法およびRaに関しては、第1の凹凸面と同様である。互いの面が他方の面に対してアンカー効果を有することによって、摩擦力がより一層強くなることが期待される。
以上、いくつかの本発明の実施形態について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
また、ポンプ100によって移送される流体は代表的には水であるが、たとえば油、化学液、海水等の任意の流体であってもよい。ここではポンプ100の方式は横型ポンプとしたが、立型ポンプであってもよい。ポンプ100は軸封装置として、メカニカルシール120を備えるものとしたが、グランドパッキン方式の軸封装置を用いてもよい。ポンプ100は遠心ポンプとして図示したが、たとえば斜流ポンプまたは軸流ポンプであってもよく、その他の型式のポンプでも本発明の実施形態を適用可能である。メカニカルシール120は回転型として図示したが、たとえば静止型であってもよい。その他、バランス型・アンバランス型、インサイド型・アウトサイド型、シングル型・ダブル型など、種々の型式のメカニカルシールに、本発明の実施形態を適用可能である。
モータは「大気側に」設けられる、すなわち羽根車ケーシング112の外部は大気であるとして説明したが、これは説明の便宜のためである。羽根車ケーシング112の外部は大気である必要はない。羽根車ケーシング112の外側は、大気以外のガスや、液体であってもよい。
本願は、一実施形態として、羽根車に接続される主軸を挿入して用いるスリーブであって、スリーブは、主軸がスリーブに挿入され、かつ羽根車が主軸に接続された場合、羽根車と接触する端面を備え、スリーブの端面は、羽根車との間において摩擦力を生じさせるように構成され、スリーブは、摩擦力によって、主軸に対する空転を防止するように構成されることを特徴とするスリーブ、を開示する。
このスリーブは、キー溝加工を有さずとも、主軸に対する空転を防止することが可能であるという効果を、一例として奏する。また、ポンプにこのスリーブを適用した場合、主軸の強度または剛性を向上させうるという効果を、一例として奏する。
さらに本願は、スリーブであって、スリーブの端面は、第1の凹凸面を有することを特徴とするスリーブを開示する。
さらに本願は、スリーブであって、スリーブは、スリーブ中心軸を有する円筒形状であり、第1の凹凸面は、スリーブ中心軸を中心とした同心円状、渦巻き状、放射状またはらせん状に形成された凹凸形状を有することを特徴とするスリーブを開示する。
さらに本願は、スリーブであって、スリーブの端面および/または第1の凹凸面のRaが、3.2以上12.5以下であることを特徴とするスリーブを開示する。
さらに本願は、スリーブであって、スリーブは、羽根車を主軸に固定するための軸力の垂直抗力により、摩擦力を生じさせるように構成されることを特徴とするスリーブを開示する。
これらのスリーブは、主軸に対する空転を、より効果的に防止することができるという効果を、一例として奏する。
さらに本願は、スリーブであって、スリーブは、スリーブ中心軸を有する円筒形状であり、スリーブ中心軸に対して垂直な任意の切断面における、スリーブの断面形状は、すべての自然数nに対してn回回転対称であることを特徴とするスリーブを開示する。
このスリーブは、キー溝を有さなくてもよいという効果を、一例として奏する。また、このスリーブは、主軸101を任意の角度(任意の回転方向)でスリーブ130に挿入することができるという効果を、一例として奏する。
さらに本願は、上述のスリーブを備えた軸封装置を開示する。
さらに本願は、羽根車と、主軸と、上述の軸封装置を備えたことを特徴とするポンプを開示する。
さらに本願は、ポンプであって、羽根車は、スリーブの端面と接触する接触面を有し、接触面は、第2の凹凸面を有することを特徴とするポンプを開示する。
さらに本願は、ポンプであって、ポンプは、軸力により羽根車を主軸に固定する固定具を備え、摩擦力は、軸力の垂直抗力により生じることを特徴とするポンプを開示する。
これらの軸封装置またはポンプは、キー溝加工を有さずとも、主軸に対する空転を防止することが可能なスリーブを有することができるという効果を、一例として奏する。また、これらの軸封装置またはポンプは、主軸の強度または剛性を向上させうるという効果を、一例として奏する。
また、本願は、羽根車に接続される主軸を挿入して用いるスリーブの、主軸に対する空転を防止する方法であって、スリーブは、主軸がスリーブに挿入され、かつ羽根車が主軸に接続された場合、羽根車と接触する端面を備え、スリーブの端面と、羽根車との間において生じる摩擦力により、スリーブの主軸に対する空転を防止する方法を開示する。
また、本願は、スリーブの主軸に対する空転を防止する方法であって、摩擦力は、羽根車を主軸に固定するための軸力の垂直抗力により生じることを特徴とする方法を開示する。
これらの方法は、キー溝加工を有さずとも、スリーブの主軸に対する空転を防止することが可能であるという効果を、一例として奏する。
また、本願は、羽根車に接続される主軸を挿入して用いるスリーブであって、スリーブは円筒形状であり、スリーブは、第1の端面と、第2の端面と、スリーブの第1の端面から延在する第1の内径部と、スリーブの第2の端面から延在する第2の内径部と、を有し、第2の内径部の内径は、第1の内径部の内径より大きく、第1の端面は、第1の凹凸面を有することを特徴とするスリーブを開示する。
さらに本願は、スリーブであって、第1の端面および第1の凹凸面は、羽根車と接触する面であり、スリーブは、第1の端面および第1の凹凸面と、羽根車との間において生じる摩擦力により、スリーブの主軸に対する空転を防止するように構成されることを特徴とするスリーブを開示する。
これらのスリーブは、キー溝加工を有さずとも、スリーブの主軸に対する空転を防止することが可能であるという効果を、一例として奏する。
100…ポンプ
101…主軸
102…軸受
103…軸受ケーシング
104…軸受カバー
105…シャフト中心軸
110…羽根車
111…固定具
112…羽根車ケーシング
113…インレット
114…アウトレット
115…羽根車ケーシングカバー
120…メカニカルシール
121…回転環
122…固定環
123…スプリング
124…メカニカルシールカバー
125…二次シール
130…スリーブ
131…キー
232…キー溝
233…第1の内径部
234…第2の内径部
235…端面
236…逃がし部分
237…スリーブ中心軸
315…接触面
316…第2の凹凸面
435…第1の端面
436…第2の端面
637…第1の凹凸面
638…同心円状の凹凸形状
738…渦巻き状の凹凸形状
838…放射状の凹凸形状
938…らせん状の凹凸形状

Claims (14)

  1. 羽根車に接続される主軸を挿入して用いるスリーブであって、
    前記スリーブは、前記主軸が前記スリーブに挿入され、かつ前記羽根車が前記主軸に接続された場合、前記羽根車と接触する端面を備え、
    前記スリーブの前記端面は、前記羽根車との間において摩擦力を生じさせるように構成され、
    前記スリーブは、前記摩擦力によって、前記主軸に対する空転を防止するように構成されることを特徴とするスリーブ。
  2. 請求項1に記載のスリーブであって、
    前記スリーブの前記端面は、第1の凹凸面を有することを特徴とするスリーブ。
  3. 請求項2に記載のスリーブであって、
    前記スリーブは、スリーブ中心軸を有する円筒形状であり、
    前記第1の凹凸面は、前記スリーブ中心軸を中心とした同心円状、渦巻き状、放射状またはらせん状に形成された凹凸形状を有することを特徴とするスリーブ。
  4. 請求項2または3に記載のスリーブであって、
    前記スリーブの前記端面および/または前記第1の凹凸面のRaが、3.2以上12.5以下であることを特徴とするスリーブ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のスリーブであって、
    前記スリーブは、前記羽根車を前記主軸に固定するための軸力の垂直抗力により、前記摩擦力を生じさせるように構成されることを特徴とするスリーブ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のスリーブであって、
    前記スリーブは、スリーブ中心軸を有する円筒形状であり、
    前記スリーブ中心軸に対して垂直な任意の切断面における、前記スリーブの断面形状は、すべての自然数nに対してn回回転対称であることを特徴とするスリーブ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のスリーブを備えた軸封装置。
  8. 前記羽根車と、
    前記主軸と、
    請求項7に記載の軸封装置を備えたことを特徴とするポンプ。
  9. 請求項8に記載のポンプであって、
    前記羽根車は、前記スリーブの前記端面と接触する接触面を有し、
    前記接触面は、第2の凹凸面を有することを特徴とするポンプ。
  10. 請求項8または9に記載のポンプであって、
    前記ポンプは、軸力により前記羽根車を前記主軸に固定する固定具を備え、
    前記摩擦力は、前記軸力の垂直抗力により生じることを特徴とするポンプ。
  11. 羽根車に接続される主軸を挿入して用いるスリーブの、前記主軸に対する空転を防止する方法であって、
    前記スリーブは、前記主軸が前記スリーブに挿入され、かつ前記羽根車が前記主軸に接続された場合、前記羽根車と接触する端面を備え、
    前記スリーブの前記端面と、前記羽根車との間において生じる摩擦力により、前記スリ
    ーブの前記主軸に対する空転を防止する方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、
    前記摩擦力は、前記羽根車を前記主軸に固定するための軸力の垂直抗力により生じることを特徴とする方法。
  13. 羽根車に接続される主軸を挿入して用いるスリーブであって、
    前記スリーブは円筒形状であり、
    前記スリーブは、
    第1の端面と、
    第2の端面と、
    前記スリーブの前記第1の端面から延在する第1の内径部と、
    前記スリーブの前記第2の端面から延在する第2の内径部と、を有し、
    前記第2の内径部の内径は、前記第1の内径部の内径より大きく、
    前記第1の端面は、第1の凹凸面を有することを特徴とするスリーブ。
  14. 請求項13に記載のスリーブであって、
    前記第1の端面および前記第1の凹凸面は、前記羽根車と接触する面であり、
    前記スリーブは、前記第1の端面および前記第1の凹凸面と、前記羽根車との間において生じる摩擦力により、前記スリーブの前記主軸に対する空転を防止するように構成されることを特徴とするスリーブ。
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