JP6083122B2 - 有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法 - Google Patents
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Description
印刷法を用いた有機EL素子は、大型基板でも高精細画素に対し、インクを均一量印刷形成することができるが、図5(a)に示すように、インクの乾燥過程において画素を区画する樹脂隔壁にインクが濡れあがる現象が生じるため、画素内の発光エリア102は狭くなり楕円状となる。
しかし実際には、樹脂隔壁を露光するマスクとTFT基板とのアライメントズレが生じるため、無機隔壁に対して樹脂隔壁の位置ズレが生じる。このような位置ズレがパネル面内で生じた場合、印刷版20に対して樹脂隔壁の相対位置がずれるため、図3に示すように、画素内のインクプロファイルが変化し、発光形状が変わる部分が生じることとなり、このような画素の集合体がパネルの発光ムラとして視認されるといった問題がある。
請求項3の発明は、前記段部が0.2μm以上1.0μm以下の高さで前記第二隔壁の側面に形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記第一凸部は、前記第二凸部よりも前記有機発光媒体層側に突出していることを特徴とする。
請求項6の発明は、前記段部が前記第一隔壁の側端部と重なるように前記第二隔壁の側面に形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、前記段部の高さが0.5μm以上であり、前記第二隔壁の高さが1,5μm以上であることを特徴とする。
請求項9の発明は、前記段部が、平面視で、前記第一電極の側端部と重なるように前記第二隔壁の側面に形成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、基板の上に形成された第一電極と、該第一電極の上に形成された有機発光媒体層と、該有機発光媒体層を介して前記第一電極と対向する第二電極と、前記第一電極を格子状に区画する格子状隔壁とを備え、該格子状隔壁が前記基板の上に形成された格子状の第一隔壁と、該第一隔壁の上に形成された第二隔壁とを含み、前記第一電極の表面上に有機発光媒体材料を印刷版により塗布して前記有機発光媒体層を形成するときに前記有機発光媒体材料の濡れ上がりを抑制する段部を前記第二隔壁が有し、前記第一電極側に形成された第一凸部と、前記第二電極側に形成され、前記第一凸部と対向して配置された第二凸部とを前記第一隔壁が有し、前記第一凸部の前記第二凸部側の面が前記第一電極の中央部分に向かって傾斜し、前記第二凸部の前記第一凸部側の面が前記第二電極の中央部分に向かって傾斜している有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法であって、前記基板の上に前記第一電極を形成する工程と、前記第一電極の端部を覆うように前記基板の上に前記第一隔壁を形成する工程と、前記第一隔壁の上に、平面視で一方向にライン状になるように前記第二隔壁を形成する工程と、前記第一電極の上に前記有機発光媒体層を、前記第二隔壁と平行に形成されたライン状凸版を用いた印刷法により形成する工程と、前記有機発光媒体層の上に前記第二電極を形成する工程とを有し、前記第二隔壁を形成するに際してハーフトーンマスクを用いて前記段部を形成することを特徴とする。
請求項11の発明は、前記有機発光媒体層を形成する前に、前記第二隔壁の表面を酸素プラズマ処理することにより前記第二隔壁を削ることを特徴とする。
請求項12の発明は、前記段部の側面を、前記第一電極に向かって傾斜した面とすることを特徴とする。
請求項13の発明は、前記段部を、平面視で、前記第一電極の側端部と重なるように前記第二隔壁の側面に形成することを特徴とする。
図1は本発明に係る有機EL素子の一実施形態を示す断面図であり、図1に示される有機EL素子10は基板11、第一電極12、有機発光媒体層14、第二電極15および格子状隔壁13を具備している。なお、図示はしていないが、有機発光媒体層14と第二電極15は、大気中の水分や酸素により劣化しやすいため、ガラス材やバリア膜、バリアフィルムなどを用いた既知の封止方法により密閉封止されている。
基板11は第一電極12等の支持体となるものであって、この基板11の材料としては、絶縁性を有し且つ寸法安定性に優れた材料を用いることができる。例えば、ガラスや石英からなるものの他に、ポリプロピレン、ポリエーテルサルフォン、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリアリレート、ポリアミド、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等からなるプラスチックフィルム、あるいは酸化珪素、酸化アルミニウム等の金属酸化物、弗化アルミニウム、弗化マグネシウム等の金属弗化物、窒化珪素、窒化アルミニウム等の金属窒化物、酸窒化珪素等の金属酸窒化物、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂等の高分子樹脂膜のいずれかを上記プラスチックフィルムの表面に単層もしくは複数層に形成した透光性基板、またはアルミニウム、ステンレス等の金属箔やアルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス等の金属膜を上記プラスチックフィルムの表面に積層させた非透光性基板などを基板11として用いることができる。
活性層の形成方法としては、例えば、アモルファスシリコンをプラズマCVD法により形成した後、イオンドーピングして活性層を形成する方法、SiH4ガスを用いてアモルファスシリコンをLPCVD法により形成し、固相成長法によりアモルファスシリコンを結晶化してポリシリコンを得た後、イオン打ち込み法によりイオンドーピングして活性層を形成する方法、Si2H6ガスまたはSiH4ガスを用いてアモルファスシリコンをLPCVD法またはPECVD法により形成した後、エキシマレーザー等のレーザーによりアニールし、アモルファスシリコンを結晶化してポリシリコンを得た後、イオンドーピング法によりイオンドーピングして活性層を形成する方法(低温プロセス)、減圧CVD法又はLPCVD法によりポリシリコンを積層し、1000℃以上で熱酸化してゲート絶縁膜を形成し、その上にn+ポリシリコンのゲート電極を形成した後、イオン打ち込み法によりイオンドーピングして活性層を形成する方法(高温プロセス)などが挙げられる。
ゲート電極としては、通常、ゲート電極として使用されているものを用いることができ、例えば、アルミ、銅等の金属、チタン、タンタル、タングステン等の高融点金属、ポリシリコン、高融点金属のシリサイド、ポリサイド等が挙げられる。
薄膜トランジスタの構造としては、シングルゲート構造、ダブルゲート構造、ゲート電極が3つ以上のマルチゲート構造のいずれであってもよい。また、LDD構造、オフセット構造を有していてもよい。さらに、1つの画素中に2つ以上の薄膜トランジスタが配置されていてもよい。
第一電極12は有機EL素子10の画素電極を形成するものであって、基板11の上に形成されている。この第一電極12としては、ITO(インジウムスズ複合酸化物)やインジウム亜鉛複合酸化物、亜鉛アルミニウム複合酸化物などの金属複合酸化物あるいは金、白金などの金属材料からなる微粒子をエポキシ樹脂やアクリル樹脂などに分散した微粒子分散膜を単層もしくは積層したものを使用することができる。
有機発光媒体層14は、有機発光材料を含む単層膜または多層膜の形態で第一電極12の上に形成されている。この有機発光媒体層14を多層膜で形成する場合の構成例としては、正孔輸送層、電子輸送性発光層または正孔輸送性発光層、電子輸送層からなる2層構成や正孔輸送層、有機発光媒体層、電子輸送層からなる3層構成、さらには、必要に応じて正孔又は電子注入機能と正孔又は電子輸送機能を分けたり、正孔又は電子の輸送をブロックする層などを挿入することにより、さらに多層形成することがより好ましい。なお、有機発光媒体層14は、全ての層が有機材料であることを意味するものではなく、少なくとも有機発光媒体層を有し、その他機能層を無機材料に置き換えてもよい。また、ここでいう有機発光媒体層とは有機発光材料を含む層を指し、電荷輸送層とは正孔輸送層等それ以外の発光効率を上げるために形成されている層を指す。
有機発光媒体層14の膜厚は、単層または積層により形成する場合においても1000nm以下であり、好ましくは50〜200nmである。特に、有機EL素子の正孔輸送材料は、基板や第一電極の表面突起を覆う効果が大きく、50〜100nm程度厚い膜を成膜することがより好ましい。
第二電極15は有機EL素子10の対向電極を形成するものであって、有機発光媒体層14を介して第一電極12と対向している。この第二電極15の材料としては、例えばMg、Al、Yb等の金属材料を用いることができ、有機発光媒体層14と接する界面にはLi、酸化Li、LiF、NaF、Ba、BaO等からなる化合物層を1nm程度の高さで介在させ、その上に安定性や導電性の高い金属(例えばAl、Cu、Ag等)からなる金属層を積層してもよい。
格子状隔壁13は第一電極12を格子状に区画するものであって、第一電極12の端部を覆うように基板11の上に形成された格子状の第一隔壁131と、この第一隔壁131の上に形成された第二隔壁132とからなる。
第一隔壁131は無機材料からなり、この第一隔壁131の形成方法としては、従来と同様、基板11の上に窒化珪素膜のような無機膜を一様に形成し、レジストでマスキングした後、ドライエッチングを行う方法で形成することができる。
第二隔壁132の側面から突出する段部16の突出量は、アライメントズレに対応できるように、少なくとも2μm以上であることが好ましい。
第二隔壁132の高さが少なくとも1.5μm以上であれば、印刷による混色がおきない範囲で適宜設定すれば良いが、あまり高すぎると凸版印刷版20により画素領域101へインクが転写されにくくなるため、1.5μm以上5μm以下が好ましい。この場合、段部16の高さは0.5μm以上であることがより好ましい。
また、第二隔壁132の表面を酸素プラズマ処理し濡れ性を向上することにより、アライメントズレにより印刷版20の位置ズレに起因した画素両端部でのインク量に多少バラツキがあっても、第二隔壁132の下段部と、上段部側面でのインク濡れ上がりが安定するため、第一隔壁内でのインクプロファイルに影響を与えにくくなるので好ましい。
本発明で好ましく用いることのできる印刷法である凸版印刷法について詳細に説明する。有機機能性薄膜の形成に用いることのできる凸版としては水現像タイプの樹脂凸版を用いることが好ましい。このような樹脂版を構成する水現像タイプの感光性樹脂としては、例えば親水性のポリマーと不飽和結合を含むモノマーいわゆる架橋性モノマー及び光重合開始剤を構成要素とするタイプが挙げられる。このタイプでは、親水性ポリマーとしてポリアミド、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体等が用いられる。また、架橋性モノマーとしては、例えばビニル結合を有するメタクリレート類が挙げられ、光重合開始剤としては例えば芳香族カルボニル化合物が挙げられる。中でも、印刷適性の面からポリアミド系の水現像タイプの感光性樹脂が好適である。
有機EL素子は大気中の水分や酸素によって、有機発光媒体層14や第二電極15が容易に劣化してしまうため、大気から遮断するための封止体を設ける必要がある。図示はしていないが、既知の封止法を用いることができる。たとえば、封止ガラスの周辺部に接着層でシールしても良く、アルミナ、窒化ケイ素などのバリア膜を形成してもよく、プラスチック基材の両面にSiOxをCVD法で形成したバリアフィルムで被覆しても良い。
次に、本発明の一実施例を具体的に説明するが、本発明はこれに限るものではない。
基板11としてはガラス基板を用い、この上に第一電極12としてITO電極を150nmスパッタ形成した後にフォトリソ・エッチング法にてパターニングした。次に、格子状隔壁13として、窒化珪素膜をCVD形成した膜(0.5μm)をドライエッチングでパターン形成し、逆テーパ形状の格子状の第一隔壁131を形成した。次に、その上に感光性ポリイミド樹脂をスリットコート法により2.0μmコーティング形成した後に、ハーフトーンマスクを用いて露光し、現像することにより断面が凸形状で格子状の第二隔壁132を形成した。ここで、段部16の高さは0.5μm(第二隔壁132の高さは2.5μm)、第二隔壁132の側面から突出する段部16の幅wを2.5μmとした。最後に酸素ブラズマ処理を行った。
次に、有機発光媒体層14の上に、第二電極15として蒸着法によりBaを5nm、Alを200nm積層し、最後にキャップ封止した。
以上の工程で完成した有機エレクトロルミネッセンス素子は、画素開口部に対して85%の領域で発光した。また、パネル面内において、第二隔壁132が設計位置から1〜2μm程度ずれた画素があったが画素開口部に対する発光領域の割合に変化は見られなかった。これにより、7インチのパネル内の面内輝度バラツキ(MIN/MAX)は85%以上であり、第二隔壁132の形成バラツキに起因した印刷ムラも視認できなかった。
比較例1では、実施例1における窒化珪素からなる第一隔壁131を順テーパ形状として有機EL素子を作製した。その結果、画素開口部に対して80%の発光領域となった。また、パネル面内において、第二隔壁132が設計位置から1〜2μm程度ずれた画素については、画素開口部に対する発光領域の割合が75%程度となった。7インチパネル内の面内輝度バラツキ(MIN/MAX)は85%以上、輝度半減寿命も実施例1と同等、第二隔壁の形成バラツキに起因した印刷ムラについても視認できなかった。
比較例2では、実施例1のように、第二隔壁132に段部16を設けずに有機EL素子を作製した。その結果、第二隔壁132の側面にインクが濡れあがることにより第一隔壁131内のインクプロファイルに影響が生じ、画素開口部に対して50%以下の領域しか発光しなかった。また、パネル面内において第二隔壁132が設計位置から1〜2μm程度ずれた画素については、画素両端での第二隔壁132へのインク濡れ上がりに差が生じたため、発光領域が片側に偏った上に画素開口部に対して20〜50%程度の領域しか発光しなかった。これにより7インチのパネル内の面内輝度バラツキは50%程度となり、実施例1のパネルと比較して輝度半減寿命も3割程度となった。
比較例3では、段部16の幅を1μmとして有機EL素子を作製した。その結果、設計値通りの画素については画素開口部に対して85%の発光領域となったものの、第二隔壁132が設計位置から1〜2μm程度ずれた画素については、画素両端での第二隔壁へのインク濡れ上がりに差が生じてしまい、発光領域が片側に偏った上に画素開口部に対して50〜70%程度の領域しか発光しなかった。これにより7インチのパネル内の面内輝度バラツキは70%程度となり、実施例1のパネルと比較して輝度半減寿命も6割程度となった。
比較例4では、段部16の高さを1.5μm、第二隔壁132の高さを2.5μmとして有機EL素子を作製した。その結果、第二隔壁132の側面にインクが濡れあがることにより第一隔壁131内のインクプロファイルに影響が生じ、画素開口部に対して50%以下の領域しか発光しなかった。また、パネル面内において第二隔壁132が設計位置から1〜2μm程度ずれた画素については、画素両端での第二隔壁132へのインク濡れ上がりに差が生じたため、発光領域が片側に偏った上に画素開口部に対して20〜50%程度の領域しか発光しなかった。これにより7インチのパネル内の面内輝度バラツキは50%程度となり、実施例1のパネルと比較して輝度半減寿命も3割程度となった。
11・・・基板
12・・・第一電極
13・・・格子状隔壁
131・・・第一隔壁
132・・・第二隔壁
14・・・有機発光媒体層
15・・・第二電極
16・・・段部
20・・・凸版印刷版
101・・・画素開口部
102・・・発光領域
Claims (13)
- 基板の上に形成された第一電極と、該第一電極の上に形成された有機発光媒体層と、該有機発光媒体層を介して前記第一電極と対向する第二電極と、前記第一電極を格子状に区画する格子状隔壁とを備え、該格子状隔壁が前記基板の上に形成された格子状の第一隔壁と、該第一隔壁の上に形成された第二隔壁とを含む有機エレクトロルミネッセンス素子であって、
前記第一電極の表面上に有機発光媒体材料を印刷版により塗布して前記有機発光媒体層を形成するときに前記有機発光媒体材料の濡れ上がりを抑制する段部を前記第二隔壁が有しており、
前記第二隔壁は、平面視で、一方向にライン状に形成されており、
前記第一隔壁は、前記第一電極側に形成された第一凸部と、前記第二電極側に形成され、前記第一凸部と対向して配置された第二凸部とを備え、
前記第一凸部の前記第二凸部側の面は、前記第一電極の中央部分に向かって傾斜し、
前記第二凸部の前記第一凸部側の面は、前記第二電極の中央部分に向かって傾斜していることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記段部が2μm以上の幅で前記第二隔壁の側面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記段部が0.2μm以上1.0μm以下の高さで前記第二隔壁の側面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記第一凸部は、前記第二凸部よりも前記有機発光媒体層側に突出していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記第一隔壁は、前記第一電極と重なる部分と、前記第一電極と重ならない部分とを有し、
前記第一隔壁の前記第一電極と重なる部分は、前記第一隔壁の前記第一電極と重ならない部分よりも隆起しており、
前記段部は、前記第一隔壁の前記隆起した部分と重なることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記段部が前記第一隔壁の側端部と重なるように前記第二隔壁の側面に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記段部の高さが0.5μm以上であり、前記第二隔壁の高さが1.5μm以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記段部の側面が前記第一電極に向かって傾斜した面であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記段部が、平面視で、前記第一電極の側端部と重なるように前記第二隔壁の側面に形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 基板の上に形成された第一電極と、該第一電極の上に形成された有機発光媒体層と、該有機発光媒体層を介して前記第一電極と対向する第二電極と、前記第一電極を格子状に区画する格子状隔壁とを備え、該格子状隔壁が前記基板の上に形成された格子状の第一隔壁と、該第一隔壁の上に形成された第二隔壁とを含み、前記第一電極の表面上に有機発光媒体材料を印刷版により塗布して前記有機発光媒体層を形成するときに前記有機発光媒体材料の濡れ上がりを抑制する段部を前記第二隔壁が有し、前記第一電極側に形成された第一凸部と、前記第二電極側に形成され、前記第一凸部と対向して配置された第二凸部とを前記第一隔壁が有し、前記第一凸部の前記第二凸部側の面が前記第一電極の中央部分に向かって傾斜し、前記第二凸部の前記第一凸部側の面が前記第二電極の中央部分に向かって傾斜している有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法であって、
前記基板の上に前記第一電極を形成する工程と、前記第一電極の端部を覆うように前記基板の上に前記第一隔壁を形成する工程と、前記第一隔壁の上に、平面視で一方向にライン状になるように前記第二隔壁を形成する工程と、前記第一電極の上に前記有機発光媒体層を、前記第二隔壁と平行に形成されたライン状凸版を用いた印刷法により形成する工程と、前記有機発光媒体層の上に前記第二電極を形成する工程とを有し、前記第二隔壁を形成するに際してハーフトーンマスクを用いて前記段部を形成することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。 - 前記有機発光媒体層を形成する前に、前記第二隔壁の表面を酸素プラズマ処理することにより前記第二隔壁を削ることを特徴とする請求項10に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
- 前記段部の側面を、前記第一電極に向かって傾斜した面とすることを特徴とする請求項10または11に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
- 前記段部を、平面視で、前記第一電極の側端部と重なるように前記第二隔壁の側面に形成することを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
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