JP6081821B2 - トルクロッド付き車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、パワープラントに小径ブッシュが取り付けられ、サブフレームに大径ブッシュが取り付けられ、大径ブッシュにロッド部が締結部材で連結されることによりパワープラントを支えるトルクロッド付き車体前部構造に関する。
トルクロッド付き車体前部構造のなかには、パワープラントがサブフレームの上方に設けられ、パワープラントおよびサブフレームがトルクロッドで連結されたものが知られている。トルクロッドは、一対のブッシュがロッド部で連結され、連結された一方のブッシュがゴム部材を介してサブフレームに取り付けられ、連結された他方のブッシュがゴム部材を介してパワープラントに取り付けられている。この状態で、トルクロッドが略水平に設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
パワープラントは、一例として、エンジンとトランスミッションとが一体に形成されたエンジン/トランスミッションユニットである。
特開2012−61918号公報
しかし、特許文献1のトルクロッド付き車体前部構造は、トルクロッドが略水平に設けられているため、車両前方から入力した衝撃荷重でトルクロッド(ロッド部)が変形し難い。よって、一対のブッシュに備えたゴム部材の弾性変形量分だけパワープラントが車両後方に移動する。
このため、パワープラントがゴム部材の弾性変形量分だけしか車両後方に移動しないので、パワープラントを車両後方に十分に移動させて衝撃荷重を吸収することが難しい。
本発明は、パワープラントを車両後方に移動させて衝撃荷重を吸収することができるトルクロッド付き車体前部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、パワープラントに第1締結部材で取り付けられる小径ブッシュと、パワープラントの下方に配置されたサブフレームに取り付けられる大径ブッシュと、前記大径ブッシュおよび前記小径ブッシュを連結し、かつ、車両前後方向に向けて延出されたロッド部と、からなるトルクロッドを含み、前記大径ブッシュは、第2締結部材が貫通可能な内筒と、該内筒の外側に配置された外筒と、前記内筒および前記外筒間に充填された弾性部材と、を備えたトルクロッド付き車体前部構造であって、前記ロッド部は、前記大径ブッシュに連結される端部が板状部に形成され、前記板状部に前記ロッド部の長手方向に延びる長孔が形成され、前記長孔に前記第2締結部材が貫通され、前記大径ブッシュが前記サブフレームの車幅方向に延びるクロスメンバの内部に設けられ、前記クロスメンバの前壁に、前記ロッド部が貫通する前開口部が形成され、前記クロスメンバの後壁のうち前記前開口部と対向する位置に、前記板状部が貫通する後開口部が形成されたことを特徴とする。
請求項は、前記内筒が前記板状部の上方に配置された上内筒部と、前記板状部の下方に配置された下内筒部とに分割され、前記外筒が前記板状部の上方に配置された上外筒部と、前記板状部の下方に配置された下外筒部とに分割され、前記上内筒部および前記下内筒部間に前記板状部が差し込まれ、かつ、前記上外筒部および前記下外筒部間に前記板状部が差し込まれることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、トルクロッドに備えたロッド部の端部を板状部に形成し、板状部に長孔を形成した。この長孔をロッド部の長手方向に延ばし、長孔に第2締結部材を貫通させた。
よって、トルクロッドに車両前方から衝撃荷重が入力した場合に、トルクロッドを長孔の長さ寸法分だけ車両後方に移動させることができる。これにより、パワープラントを車両後方に十分に移動させて衝撃荷重を吸収することができる。
また、クロスメンバの内部に大径ブッシュを設け、クロスメンバの後壁に後開口部を形成した。この後開口部に板状部を貫通させるようにした。
これにより、トルクロッドが車両後方に移動する際に、板状部を後開口部に貫通させることができるので、トルクロッドを車両後方に円滑に移動させることができる。
請求項に係る発明では、内筒を上下の内筒部に分割し、外筒を上下の外筒部に分割した。さらに、上内筒部および下内筒部間に板状部を差し込み、かつ、上外筒部および下外筒部間に板状部を差し込むようにした。
よって、トルクロッドに車両前方から衝撃荷重が入力した場合に、トルクロッドを長孔の長さ寸法分だけ車両後方に円滑に移動させることができる。
これにより、上下の内筒部間や上下の外筒部間に板状部を差し込むだけの簡単な構成で、トルクロッドを車両後方に移動させることができる。
本発明に係る実施例1のトルクロッド付き車体前部構造を示す斜視図である。 実施例1のトルクロッドおよびサブフレームを示す斜視図である。 図2の大径ブッシュがクロスメンバに設けられた状態を示す斜視図である。 実施例1のトルクロッド付き車体前部構造を示す側面図である。 実施例1のトルクロッドでパワープラントをサブフレームに連結した状態を示す斜視図である。 図5のトルクロッドを示す分解斜視図である。 図6のトルクロッドを示す断面図である。 図7の8部拡大図である。 実施例1のパワープラントを衝撃荷重で車両後方に移動する例を説明する図である。 本発明に係る実施例2のトルクロッドを示す断面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例1に係るトルクロッド付き車体前部構造12について説明する。
図1、図2に示すように、車両10は、車両10の前部を構成するトルクロッド付き車体前部構造12を備えている。
以下、トルクロッド付き車体前部構造12を車体前部構造12と略記して説明する。
車体前部構造12は、車両10の前部に設けられた左右のサイドフレーム13,14と、左右のサイドフレーム13,14の後端部13a,14aに設けられたダッシュボード15と、左右のサイドフレーム13,14の前端部13b,14bに設けられたフロントバルクヘッド16と、左右のサイドフレーム13,14の前端部13b,14bに左右の連結部材17(右連結部材17は図4参照)を介して連結されたフロントバンパー19とを備えている。
また、車体前部構造12は、左右のサイドフレーム13,14の下方に設けられたサブフレーム20と、サブフレーム20の前端部に設けられたステアリングギアボックス21と、ステアリングギアボックス21に連結されたステアリングホイール(図示せず)と、サブフレーム20の前端部に設けられたサポート部23とを備えている。
さらに、車体前部構造12は、サブフレーム20の上方に設けられたパワープラント24と、パワープラント24およびサブフレーム20を連結するトルクロッド25とを備えている。
図3に示すように、サブフレーム20は、パワープラント24(図1参照)の下方に配置され、一例として、アルミニウム合金で成形された鋳造部材である。
このサブフレーム20は、車両前後方向に延びる左右のサイドメンバ31,32と、左サイドメンバ31および右サイドメンバ32の各後端部31a,32aを連結するクロスメンバ33と、左サイドメンバ31および右サイドメンバ32の各前端部31b,32bに設けられた支持手段35とを含む。
このサブフレーム20は、左右のサイドメンバ31,32およびクロスメンバ33で平面視略コ字状に形成されている。
図3、図4に示すように、クロスメンバ33は、車幅方向に延出され、右端部33a寄りの部位33bにおいて、上部33cに上取付孔77が形成され、下部33dに下取付孔78が上取付孔77に対して同軸上に形成されている。
上取付孔77および下取付孔78にトルクロッド25の大径ブッシュ85(後述する)が圧入されることにより、大径ブッシュ85がクロスメンバ33に取り付けられている。
さらに、クロスメンバ33は、右端部33a寄りの部位33bにおいて、前壁33eに前開口部81が形成され、後壁33fに後開口部82が前開口部81と対向する位置に形成されている。
前開口部81は、後述するロッド部86(ロッド本体141や板状部145)が貫通可能に形成されている。
また、後開口部82は、板状部145が貫通可能に形成されている。
図2、図3に示すように、右サイドメンバ32の前端部32bがボルト44、右脚部43を介して右サイドフレーム14の中央部14cに連結されている。
同様に、左サイドメンバ31の前端部31bがボルト42、左脚部を介して左サイドフレーム13の中央部13c(図1参照)に連結されている。
また、右サイドメンバ32の後端部32aが右サイドフレーム14の後端部14aにボルト47で連結されている。同様に、左サイドメンバ31の後端部31aが左サイドフレーム13の後端部13a(図1参照)にボルト46で連結されている。
支持手段35は、左サイドメンバ31の前端部31bから車幅方向内側に延びる左支持部(左スティフナ)36と、右サイドメンバ32の前端部32bから車幅方向内側に延びる右支持部(右スティフナ)37とを含む。
左支持部36にステアリングギアボックス21の左端部21aが上ボルト51および下ボルト(図示せず)で取り付けられている。同様に、右支持部37にステアリングギアボックス21の右端部21bが上ボルト53および下ボルト54で取り付けられている。
すなわち、左サイドメンバ31および右サイドメンバ32の各前端部31b,32bにステアリングギアボックス21が支持手段35を介して支持されている。
ここで、ステアリングギアボックス21は剛性の高い部材である。よって、ステアリングギアボックス21をサブフレーム20の前クロスメンバ33として兼用できる。
これにより、サブフレーム20から前クロスメンバを除去できるので車両10の軽量化を図ることができる。
ステアリングギアボックス21は、ステアリングギア(図示せず)などを収容する円筒状のケースである。
このステアリングギアボックス21から連結シャフト61が車両後方に向けて延出されている。連結シャフト61の後端部にステアリングシャフト63が連結されている。
ステアリングシャフト63の後端部にステアリングホイール(図示せず)が取り付けられている。
ステアリングギアボックス21の車幅方向略中央のうち車両前方側の部位に、電動モータなどのパワーアシスト機構64が設けられている。パワーアシスト機構64は、ステアリングホイールで操行操作する際に操作力を補助する機構である。
左支持部36および右支持部37にサポート部23が取り付けられている。
サポート部23は、左支持部36に後端部がボルト71で取り付けられた左連結アーム66と、右支持部37に後端部がボルト72で取り付けられた右連結アーム67と、左連結アーム66および右連結アーム67の各前端部を連結する連結メンバ68とを有する。
連結メンバ68は、ステアリングギアボックス21より車両前方側に配置された状態で車幅方向に(すなわち、ステアリングギアボックス21に沿って)延出されている。
右連結アーム67の前端部が右前脚部75を介して右サイドフレーム14の前端部14bに連結されている。同様に、左連結アーム66の前端部が左前脚部74を介して左サイドフレーム13の前端部13b(図1参照)に連結されている。
よって、サブフレーム20がサポート部23などを介して左サイドフレーム13および右サイドフレーム14に連結されている。
図1、図4に示すように、パワープラント24は、一例として、エンジン96およびトランスミッション97が一体に組み合わされ、左右のサイドフレーム13,14間に横向きに配置されたエンジン/トランスミッションユニットである。
横向きに配置されたパワープラント24が、左サイドフレーム13に左取付ブラケット(図示せず)を介して支持され、右サイドフレーム14に右取付ブラケット98を介して支持されている。
パワープラント24の右側下部24aがサブフレーム20(クロスメンバ33)にトルクロッド25で連結されている。
図5、図6に示すように、トルクロッド25は、パワープラント24の右側下部24aに取り付けられる小径ブッシュ84と、サブフレーム20(クロスメンバ33)に取り付けられる大径ブッシュ85と、小径ブッシュ84および大径ブッシュ85を連結するロッド部86とを含む。
小径ブッシュ84は、第1締結ボルト(第1締結部材)88が貫通可能な内筒91と、内筒91の外側に配置された外筒92と、内筒91および外筒92間に充填された(設けられた)弾性部材93とを備えている。
小径ブッシュ84がパワープラント24(右側下部24a)の取付部101に重ね合わされ、小径ブッシュ84に取付ブラケット102の後端部102aが重ね合わされている。この状態で、後端部102aの取付孔103および内筒91に第1締結ボルト88が差し込まれ、差し込まれた第1締結ボルト88が取付部101のねじ孔104にねじ結合されている。
これにより、小径ブッシュ84がパワープラント24(右側下部24a)に第1締結ボルト88で取り付けられている。
図6、図7に示すように、取付ブラケット102が一対のボルト106でパワープラント24(右側下部24a)の各ブラケット取付部107(一方のみ図示する)に取り付けられている。
これにより、小径ブッシュ84がパワープラント24の右側下部24aにより強固に取り付けられている。
図6、図8に示すように、大径ブッシュ85は、ロッド部86の上方に配置される上大径ブッシュ部111と、ロッド部86の下方に配置される下大径ブッシュ部112とに分割されている。
上大径ブッシュ部111は、内筒114の上半部を形成する上内筒部115と、外筒117の上半部を形成する上外筒部118と、上内筒部115および上外筒部118間に充填された上弾性部122とを備えている。
上弾性部122は、弾性部材121の上半部を形成する部位である。
また、下大径ブッシュ部112は、内筒114の下半部を形成する下内筒部116と、外筒117の下半部を形成する下外筒部119と、下内筒部116および下外筒部119間に充填された下弾性部123とを備えている。
下弾性部123は、弾性部材121の下半部を形成する部位である。
このように、内筒114が上内筒部115と、下内筒部116とに分割されている。また、外筒117が上外筒部118と、下外筒部119とに分割されている。さらに、弾性部材121が上弾性部122と、下弾性部123とに分割されている。
すなわち、大径ブッシュ85は、内筒114と、内筒114の外側に配置された外筒117と、内筒114および外筒117間に充填された弾性部材121とを備えている。
内筒114は、第2締結ボルト(第2締結部材)125が貫通可能な筒部材である。
上内筒部115は、下内筒部116に対向する端部115aが平坦に形成されている。また、下内筒部116は、上内筒部115に対向する端部116aが平坦に形成されている。
一方、上外筒部118は、下外筒部119に対向する端部118aのうち、車両前方側の部位に前上凹部128が形成され、車両後方側の部位に後上凹部132が形成されている。
同様に、下外筒部119は、上外筒部118に対向する端部119aのうち、車両前方側の部位に前下凹部129が形成され、車両後方側の部位に後下凹部133が形成されている。
上外筒部118がクロスメンバ33の上取付孔77に圧入されることにより、クロスメンバ33の上部33cに上大径ブッシュ部111が取り付けられている。
また、下外筒部119がクロスメンバ33の下取付孔78に圧入されることにより、クロスメンバ33の下部33dに下大径ブッシュ部112が取り付けられている。
このように、上取付孔77に上外筒部118が圧入され、下取付孔78に下外筒部119が圧入されることにより、大径ブッシュ85がクロスメンバ33の内部135に設けられている。
大径ブッシュ85がクロスメンバ33の内部135に設けられることにより、上外筒部118の端部118aおよび下外筒部119の端部119aが当接されている。
この状態において、前上凹部128および前下凹部129で前ブッシュ開口部127が形成され、後上凹部132および後下凹部133で後ブッシュ開口部131が形成されている。
前ブッシュ開口部127は、ロッド部86(ロッド本体141や板状部145)が貫通可能に形成されている。
また、後ブッシュ開口部131は、板状部145が貫通可能に形成されている。
さらに、内筒114は、上内筒部115(端部115a)および下内筒部116(端部116a)間の隙間に板状部145が貫通可能に形成されている。
加えて、大径ブッシュ85がクロスメンバ33の内部135に設けられた状態で、上弾性部122の車体前方側の部位および下弾性部123の車体前方側の部位で前弾性開口部137が形成されている。
前弾性開口部137は、ロッド部86(ロッド本体141や板状部145)が貫通可能に形成されている。
同様に、上弾性部122の車両後方側の部位および下弾性部123の車両後方側の部位で後弾性開口部138が形成されている。
また、後弾性開口部138は、板状部145が貫通可能に形成されている。
図6、図7に戻って、大径ブッシュ85に第2締結ボルト125を介してロッド部86が連結されている。
ロッド部86は、前端部141aが小径ブッシュ84の外筒92に一体に連結(成形)されたロッド本体141と、ロッド本体141の後端部141bから車両後方に向けて突出された板状部145とを有する。
すなわち、ロッド部86の後端部(端部)で板状部145が形成されている。
ロッド本体141は、上部142、下部143および縦壁144で断面略I字状に形成されている。さらに、ロッド本体141は、後端部141bにおいて上部142および下部143が車両後方に向けて側面視先細状に形成されている。
ロッド本体141の後端部141bを側面視先細状に形成することにより、ロッド本体141を前開口部81に円滑に貫通させることができる。
図6、図8に示すように、側面視先細状の後端部141bから板状部145が車両後方に向けて突出されている。
板状部145は、平面視略矩形状に形成され、クロスメンバ33の前開口部81および後開口部82に貫通可能に形成されている。
さらに、板状部145は、上大径ブッシュ部111と下大径ブッシュ部112との間に貫通可能に形成されている。
具体的には、上大径ブッシュ部111および下大径ブッシュ部112で形成される開口部、すなわち、前ブッシュ開口部127、後ブッシュ開口部131、前弾性開口部137、および後弾性開口部138に板状部145が貫通可能に形成されている。
さらに、内筒114の上内筒部115および下内筒部116間に板状部145が貫通可能に形成されている。
上大径ブッシュ部111と下大径ブッシュ部112との間に板状部145が貫通された状態において、上内筒部115の端部115aが板状部145の上面145aに当接され、下内筒部116の端部116aが板状部145の下面145bに当接される。
この板状部145に長孔147が形成されている。
長孔147は、第2締結ボルト125が貫通可能で、かつ、ロッド部86の長手方向に延びるように長さ寸法L1に形成されている。
第2締結ボルト125が長孔147に貫通された状態で、第2締結ボルト125の外周(一部)が長孔147の内壁に接触されている。
大径ブッシュ85の内筒114に第2締結ボルト125が貫通されるとともに、板状部145の長孔147に第2締結ボルト125が貫通され、締結ボルト125のねじ部125aにナット126がねじ結合される。
この状態で、第2締結ボルト125に回止部材148が嵌入され、回止部材148の突片148aが係止溝(図示せず)に係止されている。
第2締結ボルト125に回止部材148を取り付けることにより、ねじ部125aにナット126をねじ結合する際に、第2締結ボルト125の回転が抑えられる。
ねじ部125aにナット126をねじ結合することにより、板状部145が第2締結ボルト125を介して大径ブッシュ85に連結されている。
この状態において、外筒117の上外筒部118が板状部145の上方に配置され、外筒117の下外筒部119が板状部145の下方に配置されている。
また、内筒114の上内筒部115が板状部145の上方に配置され、内筒114の下内筒部116が板状部145の下方に配置されている。
さらに、板状部145の上面145aが上内筒部115の端部115aで押圧され、板状部145の下面145bが下内筒部116の端部116aで押圧されている。これにより、板状部145が上内筒部115および下内筒部116で挟持(保持)されている。
この状態において、板状部145(上面145a)および上内筒部115(端面115a)間に上摩擦力が発生する。同様に、板状部145(下面145b)および下内筒部116(端面116a)間に下摩擦力が発生する。
さらに、第2締結ボルト125(外周)および長孔147(内壁)間にボルト摩擦力が発生する。
以下、上摩擦力、下摩擦力およびボルト摩擦力を合わせた摩擦力を、板状部145を保持する「保持摩擦力」として説明する。
加えて、上外筒部118および下外筒部119間に形成された前ブッシュ開口部127に板状部145が差し込まれ、上弾性部122および下弾性部123間に形成された前弾性開口部137に板状部145が差し込まれている。
図7に示すように、ロッド部86(ロッド本体141)の前端部141aが小径ブッシュ84の外筒92に一体に連結(形成)され、板状部145が大径ブッシュ85に連結されている。
さらに、小径ブッシュ84が取付部101に第1締結ボルト88で取り付けられ、大径ブッシュ85がクロスメンバ33に取り付けられることにより、ロッド部86が車両前後方向に向けて延出された状態に配置されている。
この状態で、パワープラント24がトルクロッド25を介してサブフレーム20に支持されている。
図8に戻って、内筒114を分割した上下の内筒部115,116間に板状部145が差し込まれ、かつ、外筒117を分割した上下の外筒部118,119間に板状部145が差し込まれている。
よって、トルクロッド25に車両前方から衝撃荷重F1が入力した場合に、トルクロッド25を長孔147の長さ寸法L1分だけ車両後方に円滑に移動させることができる。
これにより、上下の内筒部115,116間や上下の外筒部118,119間に板状部145を差し込むだけの簡単な構成で、トルクロッド25を車両後方に移動させることができる。
つぎに、車両前方側から入力する衝撃荷重でパワープラント24を車両後方に向けて移動する例を図9に基づいて説明する。
図9(a)に示すように、パワープラント24がトルクロッド25を介してサブフレーム20に支持された状態において、パワープラント24に車両前方側から衝撃荷重F2が作用する。
衝撃荷重F2の一部が第1締結ボルト88や小径ブッシュ84などを経てロッド部86に荷重F3として伝えられる。
ここで、板状部145が上内筒部115および下内筒部116で挟持(保持)されている。よって、ロッド部86に伝えられた荷重F3が、上内筒部115および下内筒部116(内筒)に分岐して荷重F4として伝えられる。
これにより、上弾性部122の車両後方側の部位が上内筒部115で車両後方側に圧縮される。同時に、下弾性部123の車両後方側の部位が下内筒部116で車両後方側に圧縮される。
上弾性部122および下弾性部123が車両後方側に圧縮されることにより、内筒114(すなわち、トルクロッド25)が車両後方に矢印Aの如く移動する。よって、パワープラント24が車両後方に向けて距離L2だけ矢印Bの如く移動する。
上弾性部122および下弾性部123の圧縮が完了することにより、内筒114の車両後方への移動が停止する。
図9(b)に示すように、板状部145に長孔147が形成され、長孔147に第2締結ボルト125が貫通されている。
よって、内筒114の車両後方への移動が停止することにより、トルクロッド25に作用する荷重F3が板状部145を保持する保持摩擦力より大きくなる。
これにより、上内筒部115や下内筒部116を静止させた状態で、板状部145(すなわち、トルクロッド25)を長孔147の長さ寸法L1分だけ車両後方に矢印Aの如く継続して移動させることができる。
トルクロッド25が車両後方に移動することにより、パワープラント24が長孔147の長さ寸法L1分だけ車両後方に向けて矢印Bの如く継続して移動する。
したがって、パワープラント24を車両後方に向けて距離(L1+L2)分だけ十分に移動させることができるので、パワープラント24に入力した衝撃荷重F2を好適に吸収することができる。
ここで、クロスメンバ33の後壁33fに後開口部82が形成されている。
よって、トルクロッド25が車両後方に向けて移動する際に、板状部145を後開口部82に貫通させることができる。これにより、トルクロッド25を車両後方に向けて円滑に移動させることができるので、パワープラント24を車両後方に向けて円滑に移動させることができる。
つぎに、実施例2のトルクロッドを図10に基づいて説明する。なお、実施例2において実施例1のトルクロッド25と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
実施例2に係るトルクロッド160について説明する。
図10に示すように、トルクロッド160は、実施例1の大径ブッシュ85およびロッド部86を大径ブッシュ161およびロッド部166に代えたもので、その他の構成は実施例1のトルクロッド25と同様である。
大径ブッシュ161は、第2締結ボルト(第2締結部材)171が貫通可能な内筒162と、内筒162の外側に配置された外筒163と、内筒162および外筒163間に充填された弾性部材164とを備えている。
外筒163がクロスメンバ33の取付孔165に圧入されることにより、大径ブッシュ161がクロスメンバ33の内部135に取り付けられている。
ロッド部166は、前端部167aが小径ブッシュ84の外筒92に一体に連結(成形)されたロッド本体167と、ロッド本体167の後端部167bから車両後方に向けて分岐(突出)された上板状部(板状部)168および下板状部(板状部)169とを有する。
すなわち、ロッド部166の後端部(端部)で上下の板状部168,169が形成されている。
上板状部168および下板状部169は、ロッド本体167の後端部167bから車両後方に向けて大径ブッシュ161の上端部161a側と下端部161b側とに分岐されている。
上板状部168は、平面視略矩形状に形成され、この上板状部168に上長孔(長孔)173が形成されている。上長孔173は、第2締結ボルト171が貫通可能で、かつ、ロッド部166の長手方向に延びるように長さ寸法L3に形成されている。
下板状部169は、上板状部168と同様に平面視略矩形状に形成され、この下板状部169に下長孔(長孔)174が形成されている。下長孔174は、上長孔173と同様に、第2締結ボルト171が貫通可能で、かつ、ロッド部166の長手方向に延びるように長さ寸法L3に形成されている。
このように、上板状部168および下板状部169を大径ブッシュ161の上端部161a側と下端部161b側とに分岐させ、大径ブッシュ161に第2締結ボルト171で連結させた。
よって、大径ブッシュ161を上ブッシュ部と下ブッシュ部とに分割することなく、トルクロッド160を車両後方に移動させることができる。これにより、大径ブッシュ161の部品点数を減らして構成を簡素化することができる。
なお、本発明に係る車両前部構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1および実施例2では、トルクロッド25,160の大径ブッシュ85,161をクロスメンバ33に圧入した例について説明したが、これに限らないで、大径ブッシュ85,161をクロスメンバ33に他の手段で取り付けることも可能である。
例えば、大径ブッシュ85,161の上下の端部から複数の張出部を張り出し、張出部をクロスメンバ33の上下の面に重ね合わせ、重ね合わせた張出部をボルトで締結することにより、クロスメンバ33に大径ブッシュ85,161を取り付けることも可能である。
また、クロスメンバ33を左右に分割し、分割したクロスメンバ33で大径ブッシュ85,161を挟持することにより、クロスメンバ33に大径ブッシュ85,161を取り付けることも可能である。
さらに、大径ブッシュ85,161を取り付ける部位をクロスメンバ33から分割し、分割した部位に大径ブッシュ85,161の弾性部材121,164を直接焼き付け、弾性部材121,164を焼き付けた部位をクロスメンバ33に締結部材や接着で接合することも可能である。
分割した部位に弾性部材121,164を直接焼き付けることにより、大径ブッシュ85,161から外筒117,163を除去することができ、構成の簡素化を図ることができる。
また、前記実施例1および実施例2では、ロッド部86,166の後端部を板状部とした例について説明したが、これに限らないで、ロッド部86,166の前端部を板状部とすることも可能である。
ロッド部86,166前端部の板状部に小径ブッシュを連結することにより同様の効果を得ることができる。
さらに、前記実施例1および実施例2では、第1締結部材および第2締結部材として締結ボルトを例示したが、これに限らないで、リベットなどの他の締結部材を用いることも可能である。
また、前記実施例1および実施例2で示した車両、トルクロッド付き車体前部構造、サブフレーム、パワープラント、トルクロッド、クロスメンバ、前後の開口部、小径ブッシュ、大径ブッシュ、ロッド部、第1、第2の締結ボルト、内筒、上内筒部、下内筒部、外筒、上外筒部、下外筒部、弾性部材、板状部、長孔、上下の板状部および上下の長孔などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、サブフレームに設けた大径ブッシュにロッド部を締結部材で連結することによりパワープラントを支えるトルクロッド付き自動車への適用に好適である。
10…車両、12…トルクロッド付き車体前部構造(車体前部構造)、20…サブフレーム、24…パワープラント、25,160…トルクロッド、33…クロスメンバ、33e…クロスメンバの前壁、33f…クロスメンバの後壁、81…前開口部、82…後開口部、84…小径ブッシュ、85,161…大径ブッシュ、86,166…ロッド部、88…第1締結ボルト(第1締結部材)、114,162…内筒、115…上内筒部、116…下内筒部、117,163…外筒、118…上外筒部、119…下外筒部、121,164…弾性部材、125,171…第2締結ボルト(第2締結部材)、135…クロスメンバの内部、145…板状部(ロッド部の後端部、ロッド部の端部)、147…長孔、161a…大径ブッシュの上端部、161b…大径ブッシュの下端部、168…上板状部(板状部)、169…下板状部(板状部)、173…上長孔(長孔)、174…下長孔(長孔)。

Claims (2)

  1. パワープラントに第1締結部材で取り付けられる小径ブッシュと、パワープラントの下方に配置されたサブフレームに取り付けられる大径ブッシュと、前記大径ブッシュおよび前記小径ブッシュを連結し、かつ、車両前後方向に向けて延出されたロッド部と、からなるトルクロッドを含み、
    前記大径ブッシュは、第2締結部材が貫通可能な内筒と、該内筒の外側に配置された外筒と、前記内筒および前記外筒間に充填された弾性部材と、を備えたトルクロッド付き車体前部構造であって、
    前記ロッド部は、
    前記大径ブッシュに連結される端部が板状部に形成され、
    前記板状部に前記ロッド部の長手方向に延びる長孔が形成され、
    前記長孔に前記第2締結部材が貫通され
    前記大径ブッシュが前記サブフレームの車幅方向に延びるクロスメンバの内部に設けられ、
    前記クロスメンバの前壁に、前記ロッド部が貫通する前開口部が形成され、
    前記クロスメンバの後壁のうち前記前開口部と対向する位置に、前記板状部が貫通する後開口部が形成されたことを特徴とするトルクロッド付き車体前部構造。
  2. 前記内筒が前記板状部の上方に配置された上内筒部と、前記板状部の下方に配置された下内筒部とに分割され、
    前記外筒が前記板状部の上方に配置された上外筒部と、前記板状部の下方に配置された下外筒部とに分割され、
    前記上内筒部および前記下内筒部間に前記板状部が差し込まれ、かつ、前記上外筒部および前記下外筒部間に前記板状部が差し込まれることを特徴とする請求項1記載のトルクロッド付き車体前部構造。
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