JP6079661B2 - 倒立型移動体 - Google Patents

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本発明は、倒立状態を維持して走行する倒立型移動体に関するものである。
搭載された複数の同一センサから出力されるセンサ値を比較することで、各センサの故障を検知する倒立型移動体が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2012−068189号公報
上記倒立型移動体は、例えば、センサの故障を検知した場合、正常なセンサへの復帰処理を行う。このとき、倒立制御に使用されていた故障センサのセンサ値と、復帰処理で使用される正常センサのセンサ値と、の間の誤差が大きいと、そのセンサ値の切替時に倒立制御が不安定となる虞がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、各センサのセンサ値間の誤差を低減し安定的な倒立制御が継続できる倒立型移動体を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、同一検出対象の検出信号を出力する3つ以上のセンサと、前記各センサから出力される各センサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ値に基づいて、倒立制御を行う制御手段と、を備える倒立型移動体であって、 当該倒立型移動体の起動時又は停止状態において前記各センサから出力される各センサ値の絶対値が閾値以下であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記各センサのセンサ値の絶対値が閾値以下であると判定されたとき、前記起動時又は停止状態におけるセンサ中央値と前記各センサのセンサ値との差分の平均値を算出する平均算出手段と、前記各センサのセンサ値から、前記平均算出手段により算出された差分の平均値を減算又は加算することで、前記各センサのセンサ値を補正する補正手段と、を備える、ことを特徴とする倒立型移動体である。
本発明によれば、各センサのセンサ値間の誤差を低減し安定的な倒立制御が継続できる倒立型移動体を提供することができる。
実施の形態1に係る倒立型移動体の概略的構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る倒立型移動体の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る倒立型移動体の制御方法における制御処理フローを示すフローチャートである。 実施の形態2に係る倒立移動体の制御システム構成を示すブロック図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る倒立型移動体の概略的構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る倒立型移動体1は、搭乗者が搭乗する車両本体2と、車両本体2に回転可能に連結された左右一対の車輪3と、車両本体2に操作可能に設けられた操作ハンドル4と、を備えている。倒立型移動体1は、例えば、倒立状態を維持しつつ搭乗者の重心移動に応じて、前後進、左右旋回、加減速などの走行を行うことができる倒立二輪車として構成されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る倒立型移動体の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施の形態1に係る倒立型移動体1は、各車輪3を駆動する一対の車輪駆動ユニット5と、同一検出対象の検出信号を出力する第1乃至第3センサ6と、各車輪駆動ユニット5を制御する制御装置7と、を備えている。
各車輪駆動ユニット5は、制御装置7から出力された制御信号に基づいて各車輪3を駆動する。各車輪駆動ユニット5は、例えば、モータと、モータの回転軸に動力伝達可能に連結された減速ギアと、を有している。
第1乃至第3センサ6は、例えば、同一軸周りの検出を行うジャイロセンサであり冗長性を有している。第1乃至第3センサ6は、例えば、車両本体2に設けられており、車両本体2のピッチ方向、ロール方向、及びヨー方向の角速度を検出する。第1乃至第3センサ6は、検出したセンサ値を制御装置7に出力する。
制御装置7は、第1乃至第3センサ6から出力されたセンサ値に基づいて、車両本体2の姿勢を算出する。制御装置7は、算出した車両本体2の姿勢に基づいて、倒立状態を維持するため各車輪駆動ユニット5に対するトルク指令値を算出する。制御装置7は、算出したトルク指令値に応じた制御信号を各車輪駆動ユニット5に出力することで、上記倒立状態を維持する倒立制御を行う。
制御装置7は、例えば、制御処理、演算処理等と行うCPU(Central Processing Unit)、CPUによって実行される制御プログラム、演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)、処理データ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、等からなるマイクロコンピュータを中心にしてハードウェア構成されている。
ところで、従来、倒立型移動体は、いずれかのセンサ故障(例えば、センサ値のハイレベル及びローレベルの張付き、オフセット、発振など)を検知した場合、正常なセンサへの復帰処理(切替処理)を行う。また、一般に各センサのセンサ値間には誤差が存在している。したがって、倒立制御に使用されていた故障センサのセンサ値と、復帰処理で使用される正常センサのセンサ値と、の間の誤差が大きいと、そのセンサ値の切替時に大きくセンサ値が変化するため、倒立制御が不安定となる虞がある。
これに対し、本実施の形態1に係る制御装置7は、各センサ6のセンサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値と各センサ6のセンサ値との差分の平均値を算出し、各センサ6のセンサ値からその差分の平均値を夫々減算することで、各センサ6のセンサ値の誤差を補正する。そして、制御装置7は、補正した各センサ6のセンサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値に基づいて倒立制御を行う。これにより、各センサ6のセンサ値間の誤差を低減し安定的な倒立制御が継続できる。
本実施の形態1に係る制御装置7は、倒立制御を行う倒立制御部71と、センサ値を判定するセンサ判定部72と、センサ値の平均値を算出する平均算出部73と、センサ値を補正する補正部74と、を有している。
倒立制御部71は、制御手段の一具体例であり、同一検出対象の検出信号を出力する3つ以上のセンサから出力される各センサ値を降順又は昇順に並べた際に、中央に位置するセンサ値(以下、中央センサ値と称す)に基づいて倒立制御を行う。常時正常となる中央に位置する中央センサ値に基づいて倒立制御を行うことで、より信頼性の高い倒立制御を行うことができる。
センサ判定部72は、判定手段の一具体例であり、倒立型移動体1の起動時において各センサ6から出力されるセンサ値の絶対値が閾値以下であるか否かを判定する。各センサ6のセンサ値が異常に大きい、あるいは小さい場合、倒立型移動体1の起動時における初期化エラーとなる。例えば、起動時に倒立型移動体1の車両本体2又は操作ハンドル4が大きく傾斜している場合、車両本体2、操作ハンドル4が揺さぶられ大きく搖動している場合など、初期化エラーとなる。
センサ判定部72は、各センサ6から出力されるセンサ値の絶対値が閾値以下であるとき、各センサ6のセンサ値(初期化処理)が正常であると判定する。センサ判定部72は、各センサ6のセンサ値が正常であることを示す信号(以下、正常信号)を平均算出部73に出力する。
一方、センサ判定部72は、各センサ6から出力されるセンサ値の絶対値が閾値より大きいとき、各センサ6のセンサ値(初期化処理)が異常であると判定する。センサ判定部72は、例えば、各センサ6のセンサ値が異常(初期化処理の失敗)である旨をユーザに警告する。センサ判定部72は、例えば、初期化エラーとして再起動を行う旨の警告をユーザに対して行う。
センサ判定部72は、倒立型移動体1の停止状態において各センサ6から出力されるセンサ値の絶対値が閾値以下であるか否かを判定してもよい。倒立型移動体1の停止状態とは、倒立型移動体1の移動速度が実質的に0となる状態であり、車両本体2の傾斜角と傾斜角速度が実質的に等しくなる状態、走行状態から随時停止する停止状態を含むものとする。
平均算出部73は、平均算出手段の一具体例であり、センサ判定部72から出力される正常信号に応じて、起動時又は停止状態における各センサ6のセンサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値を抽出する。
ここで、センサ数が奇数個の場合、平均算出部73は、中央センサ値を、そのまま抽出できる。一方、センサ数が偶数個の場合、中央センサ値は2つ存在する。例えば、センサ数が4つの場合、中央センサ値は、降順あるいは昇順で2及び3番目のセンサ値となる。このため、平均算出部73は、2つの中央センサ値のうち一方(予め設定された順位の高い又は低いセンサ値)、あるいは2つのセンサ値の平均値を、中央センサ値として抽出する。
平均算出部73は、センサ中央値と各センサ6のセンサ値との差分の平均値を算出する。平均算出部73は、算出した差分の平均値を補正部74に出力する。なお、平均算出部73は、センサ中央値と全センサ6のセンサ値との差分の平均値を算出しているが、これに限らず、センサ中央値と、予め設定した代表の各センサ6のセンサ値との差分の平均値を算出してもよい。
補正部74は、補正手段の一具体例であり、各センサ6のセンサ値から、平均算出部73により算出された差分の平均値を夫々減算又は加算することで、各センサ6のセンサ値を補正する。これにより、各センサのセンサ値間に存在する誤差が低減される。
このように、同種センサのセンサ値のみを用いて各センサ6のセンサ値を補正することから処理が簡略化される。併せて、各センサ6は冗長系のセンサであり各センサ6の出力変化が類似しているため、補正を行う際の厳密な基準点が不要となる。したがって、補正を行う際の水平検出処理などが不要となるため処理が簡略化される。
また、常時正常となる中央に位置する中央センサ値に基づいて誤差補正を行うことで、より信頼性の高い誤差補正を行うことができる。さらに、一般に、センサのセンサ値の誤差は温度に依存している。一方で、倒立型移動体1は、一回の充電で走行できる範囲は限られているため、その周辺の温度環境は大きく変化しない。したがって、起動時又は停止状態における中央センサ値を用いて各センサ6のセンサ値を安定的に補正することができる。
補正部74は、補正した各センサ6のセンサ値を倒立制御部71に出力する。
倒立制御部71は、補正部74により補正された各センサ6のセンサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置する、又は各センサ6のセンサ値の平均値である、センサ中央値に基づいて倒立制御を行う。
例えば、センサ判定部72は、第1乃至第3ジャイロセンサ6から出力された第1乃至第3角速度V1〜V3の絶対値が閾値Th以下(|V1〜V3|≦Th)であるか否かを判定する。
センサ判定部72は、第1乃至第3ジャイロセンサ6から出力される第1乃至第3角速度V1〜V3の絶対値が閾値以下であるとき、正常信号を平均算出部73に出力する。
平均算出部73は、センサ判定部72から出力される正常信号に応じて、起動時又は停止状態における第1乃至第3ジャイロセンサ6から出力された第1乃至第3角速度V1〜V3を降順(例えば、V1>V2>V3)に並べた際に中央に位置する第2角速度V2を中央センサ値として抽出する。平均算出部73は、センサ中央値V2と第1乃至第3ジャイロセンサ6の第1乃至第3角速度V1〜V3との差分の平均値X1〜X3を算出し、算出した差分の平均値X1〜X3を補正部74に出力する。
補正部74は、例えば、第1乃至第3ジャイロセンサ6の第1乃至第3角速度V1〜V3から差分の平均値Xを夫々減算し、補正した第1乃至第3ジャイロセンサ6の第1乃至第3角速度Va1〜Va3を算出する。
倒立制御部71は、補正部74により補正された第1乃至第3ジャイロセンサ6の第1乃至第3角速度Va1〜Va3を降順(例えば、Va1>Va2>Va3)に並べた際に中央に位置する第2角速度Va2を抽出する。倒立制御部71は、抽出した中央の第2角速度Va2に基づいて倒立制御を実行する。
なお、上記実施の形態においては、センサとして、ジャイロセンサを適用しているが、これに限られない。センサとして、例えば、角度センサ、加速度センサ、回転センサ、磁気センサ(方位センサ)などを適用してもよく、倒立型移動体1に搭載される任意のセンサに適用できる。また、上記実施の形態において、3つのジャイロセンサを用いた構成が適用されているが、これに限られない。同一検出対象の検出信号を出力する4つ以上のセンサを用いた構成にも適用可能である。
図3は、本実施の形態1に係る倒立型移動体の制御方法における制御処理フローを示すフローチャートである。なお、図3に示す制御処理は、所定の微小時間毎に繰返し実行される。
倒立型移動体1の電源がオン状態になり倒立型移動体1は起動する(ステップS101)。倒立型移動体1が起動すると、各センサ6は検出したセンサ値を制御装置7のセンサ判定部72に出力する(ステップS102)。
センサ判定部72は、倒立型移動体1の起動時において各センサ6から出力されるセンサ値の絶対値が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS103)。
センサ判定部72は、各センサ6から出力されるセンサ値の絶対値が閾値以下であるとき(ステップS103のYES)、各センサ6のセンサ値が正常であると判定し、正常信号を平均算出部73に出力する。
平均算出部73は、センサ判定部72から出力される正常信号に応じて、起動時における各センサ6のセンサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値を抽出する(ステップS104)。そして、平均算出部73は、センサ中央値と各センサ6のセンサ値との差分の平均値を算出し(ステップS105)、算出した差分の平均値を補正部74に出力する。
補正部74は、各センサ6のセンサ値から、平均算出部73により算出された差分の平均値を夫々減算することで、各センサ6のセンサ値を補正し(ステップS106)、補正した各センサ6のセンサ値を倒立制御部71に出力する。
倒立制御部71は、補正部74により補正された各センサ6のセンサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値に基づいて倒立制御を行う(ステップS107)。
センサ判定部72は、各センサ6から出力されるセンサ値の絶対値が閾値より大きいとき(ステップS103のNO)、各センサ6のセンサ値が異常であると判定する(ステップS108)。センサ判定部72は、各センサ6のセンサ値が異常である旨をユーザに警告する(ステップS109)。
以上、本実施の形態1に係る倒立型移動体1において、各センサ6のセンサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値と各センサ6のセンサ値との差分の平均値を算出し、算出された差分の平均値に基づいて各センサ6のセンサ値を補正する。これにより、各センサ6のセンサ値間の誤差を低減し安定的な倒立制御が継続できる。
実施の形態2
上記実施の形態1に係る倒立型移動体1は、1重系の制御システムとして構成されているが、本実施の形態2に係る倒立型移動体1は、2重系の制御システムとして構成されている点を特徴とする。図4は、本実施の形態2に係る倒立移動体の制御システム構成を示すブロック図である。本実施の形態2に係る倒立型移動体1は、信頼性向上を目的として2重系システムとして構成されており、第1及び第2システム10、20を備えている。これにより、センサ情報及び制御信号を伝達する通信、制御、及び電源を各システムで分離できるため、一方のシステムに異常が生じても他方の正常なシステムで制御を継続できる。
第1システム10は、各車輪駆動ユニット5を制御する第1制御装置7と、第1及び第2ジャイロセンサ6と、を有している。第2システム20は、第2制御装置7と、第3ジャイロセンサ6と、を有している。
第1及び第2制御装置7は、CAN通信などを行い、相互にセンサ情報などのデータ送受信を行なっている。第1及び第2制御装置7は、上記実施の形態1に係る制御装置7と同様の中央センサ値に基づいた倒立制御を独立して行う。
第1制御装置7は、システム起動時、自システム系の第1及び第2ジャイロセンサ6から出力された角速度、および、他システム系の第2制御装置7から送信された第3ジャイロセンサ6の角速度の絶対値が閾値以下であるかを判定する。
第1制御装置7は、第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度が閾値以下であると判定したとき、各第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値を抽出する。そして、第1制御装置7は、センサ中央値と第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度との差分の平均値を算出する。
第1制御装置7は、第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度から、算出した差分の平均値を夫々減算することで、第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度を補正する。第1制御装置7は、補正した第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値に基づいて、倒立状態を維持するためのトルク指令値を算出する。第1制御装置7は、算出したそのトルク指令値に応じた制御信号を各車輪駆動ユニット5に出力する。
同時に、第2制御装置7は、システム起動時、自システム系の第3ジャイロセンサ6から出力された角速度、および、他システム系の第1制御装置7から送信された第1及び第2ジャイロセンサ6から出力された角速度、の絶対値が閾値以下であるかを判定する。
第2制御装置7は、第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度が閾値以下であると判定したとき、各第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値を抽出する。そして、第2制御装置7は、センサ中央値と第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度との差分の平均値を算出する。
第2制御装置7は、第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度から、算出した差分の平均値を夫々減算することで、第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度を補正する。第2制御装置7は、補正した第1乃至第3ジャイロセンサ6の角速度を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値に基づいて、倒立状態を維持するためのトルク指令値を算出する。第2制御装置7は、算出したそのトルク指令値に応じた制御信号を各車輪駆動ユニット5に出力する。
各車輪駆動ユニット5は、第1及び第2制御装置7から出力された制御信号を合成し、合成した制御信号に応じて各車輪3を駆動する。
本実施の形態2に係る自律移動体1によれば、各ジャイロセンサ6の角速度を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ中央値と各ジャイロセンサ6の角速度との差分の平均値を算出し、算出された差分の平均値に基づいて各ジャイロセンサ6の角速度を補正する。これにより、各ジャイロセンサ6のセンサ値間の誤差を低減し安定的な倒立制御が継続できる。さらに、2重系システムとして構成されているため、第1及び第2システム10、20のいずれか一方に異常が生じた場合でも、倒立制御を安定的に継続できる。このため、倒立制御の信頼性を大幅に向上させることができる。
本実施の形態2において、他の構成は上記実施の形態1と同様であるため、同一部分に同一符号を付して詳細な説明は省略する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
本発明は、例えば、図3に示す処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAMを含む。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 倒立型移動体、2 車両本体、3 車輪、4 操作ハンドル、5 車輪駆動ユニット、6 第1乃至第3ジャイロセンサ、7 制御装置、71 倒立制御部、72 センサ判定部、73 平均算出部、74 補正部

Claims (1)

  1. 同一検出対象の検出信号を出力する3つ以上のセンサと、
    前記各センサから出力される各センサ値を降順又は昇順に並べた際に中央に位置するセンサ値に基づいて、倒立制御を行う制御手段と、を備える倒立型移動体であって、
    当該倒立型移動体の起動時又は停止状態において前記各センサから出力される各センサ値の絶対値が閾値以下であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記各センサのセンサ値の絶対値が閾値以下であると判定されたとき、前記起動時又は停止状態におけるセンサ中央値と前記各センサのセンサ値との差分の平均値を算出する平均算出手段と、
    前記各センサのセンサ値から、前記平均算出手段により算出された差分の平均値を減算又は加算することで、前記各センサのセンサ値を補正する補正手段と、を備える、ことを特徴とする倒立型移動体。
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