JP6123710B2 - 移動体 - Google Patents

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本発明は、移動体に関する。
この種の技術として、特許文献1は、室内を予め決められた計画線路に従って自走しながら掃除を行う自走掃除ロボットを開示している。この自走掃除ロボットは、床面の段差を検出することを目的として、互いに離れて配置された複数のフォトリフレクタを備えている。フォトリフレクタは、光学式の距離測定センサである。
特開2006−178664号公報
ところで、ロボット分野においては、フォトリフレクタのような距離測定センサからの出力値が異常となった場合、その距離測定センサが故障したものとみなして、ロボットの移動を停止させる制御が一般的に採用されている。距離測定センサからの出力値が異常となった場合とは、例えば、出力値がHI側又はLO側に張り付いた場合が挙げられる。
しかしながら、距離測定センサからの出力値が異常となるのは、距離測定センサ自体の故障が原因とは限らない。即ち、例えば床面がガラス面である場合、距離測定センサからの出力値が異常となることがある。そして、距離測定センサ自体が故障していないのであれば、ロボットの移動を再開させることが好ましい。
そこで、本発明の目的は、距離測定センサの出力値に異常が発生した原因が距離測定センサの故障であるか否かを判定する技術を提供することにある。
本願発明の第1の観点によれば、移動体本体と、床面の異なる領域を検出するように前記移動体本体に取り付けられた第1の距離測定センサ及び第2の距離測定センサと、を備え、前記第1の距離測定センサと前記第2の距離測定センサを用いて前記床面を検出しながら移動する移動体であって、前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が異常となった場合、前記第2の距離測定センサが故障したと判定する異常判定手段を更に備えた、移動体が提供される。以上の構成によれば、前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生したのは、前記第2の距離測定センサが故障したからだと判定することができる。
前記異常判定手段は、前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値が異常となった場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定する。以上の構成によれば、前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生したのは、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があるからだと判定することができる。
前記異常判定手段は、前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が正常であり、且つ、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値が正常である場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する。以上の構成によれば、前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生したのは、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したからだと判定することができる。
前記異常判定手段は、前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値である旋回後第1出力値を取得し、その後、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値である旋回後第2出力値を取得し、前記旋回後第1出力値が異常であった場合は、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定し、前記旋回後第2出力値が異常であった場合は、前記第2の距離測定センサが故障したと判定し、前記旋回後第1出力値が正常であり且つ前記旋回後第2出力値が正常であった場合は、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する。以上の構成によれば、前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した原因を包括的に判定できる。また、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定された場合、前記移動体は既に、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を回避するのに適した方角を向いていることになるので、前記移動体の回避動作がスムーズになる。
前記移動体は、前記床面の異なる領域を検出するように前記移動体本体に取り付けられた前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、第3の距離測定センサを備える。前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、前記第3の距離測定センサは、前記移動体本体の旋回方向においてこの順で前記移動体本体に取り付けられており、前記移動体は、前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、前記第3の距離測定センサを用いて前記床面を検出しながら移動するように構成されており、前記異常判定手段は、前記第1の距離測定センサの出力値及び前記第3の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出でき、且つ、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第3の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が異常となった場合、前記第2の距離測定センサが故障したと判定し、旋回後の前記第3の距離測定センサの出力値が異常となった場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定し、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が正常であり且つ旋回後の前記第3の距離測定センサの出力値が正常である場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する。以上の構成によれば、前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した原因を包括的に判定できる。また、その判定に要するサービスロボット1の旋回角の合計を小さくすることができる。
前記異常判定手段は、前記移動体本体を旋回させる際、その旋回方向を、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域が前記移動体の進行方向を見て右側にある場合は左旋回とし、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域が前記移動体の進行方向を見て左側にある場合は右旋回とする。以上の構成によれば、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定された場合、前記移動体は既に、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を回避するのに適した方角を向いていることになるので、前記移動体の回避動作がスムーズになる。
本願発明の第2の観点によれば、移動体本体と、床面の異なる領域を検出するように前記移動体本体に取り付けられた第1の距離測定センサ及び第2の距離測定センサと、を備え、前記第1の距離測定センサと前記第2の距離測定センサを用いて前記床面を検出しながら移動する移動体の制御方法であって、前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が異常となった場合、前記第2の距離測定センサが故障したと判定する、移動体の制御方法が提供される。
前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値が異常となった場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定する。
前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が正常であり、且つ、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値が正常である場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する。
前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値である旋回後第1出力値を取得し、その後、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値である旋回後第2出力値を取得し、前記旋回後第1出力値が異常であった場合は、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定し、前記旋回後第2出力値が異常であった場合は、前記第2の距離測定センサが故障したと判定し、前記旋回後第1出力値が正常であり且つ前記旋回後第2出力値が正常であった場合は、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する。
前記移動体は、前記床面の異なる領域を検出するように前記移動体本体に取り付けられた前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、第3の距離測定センサを備える。前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、前記第3の距離測定センサは、前記移動体本体の旋回方向においてこの順で前記移動体本体に取り付けられており、前記移動体は、前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、前記第3の距離測定センサを用いて前記床面を検出しながら移動するように構成されており、前記第1の距離測定センサの出力値及び前記第3の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出でき、且つ、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第3の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が異常となった場合、前記第2の距離測定センサが故障したと判定し、旋回後の前記第3の距離測定センサの出力値が異常となった場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定し、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が正常であり且つ旋回後の前記第3の距離測定センサの出力値が正常である場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する。
前記移動体本体を旋回させる際、その旋回方向を、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域が前記移動体の進行方向を見て右側にある場合は左旋回とし、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域が前記移動体の進行方向を見て左側にある場合は右旋回とする。
本願発明の第3の観点によれば、コンピュータに、上記の制御方法を実行させるための制御プログラムが提供される。
本発明によれば、距離測定センサの出力値に異常が発生した原因が距離測定センサの故障であるか否かを判定することができる。
移動ロボットの斜視図である。(第1実施形態) 移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 移動ロボットの機能ブロック図である。(第1実施形態) 移動ロボットの制御フローである。(第1実施形態) 移動ロボットの制御フローである。(第1実施形態) 移動ロボットの制御フローである。(第1実施形態) 異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 異常原因の一覧表を示す図である。(第1実施形態) 進行方向右側の床面に異常がある場合の、異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 進行方向右側の床面に異常がある場合の、異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 進行方向右側の床面に異常がある場合の、異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 誤検知の場合の、異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 誤検知の場合の、異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 誤検知の場合の、異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 誤検知の場合の、異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第1実施形態) 異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第2実施形態) 移動ロボットの制御フローである。(第2実施形態) 異常原因判定中の移動ロボットの平面図である。(第2実施形態)
(第1実施形態)
以下、図1〜図17を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
第1実施形態のサービスロボット1(移動体)を図1及び図2に示している。サービスロボット1は、ロボット本体2(移動体本体)と、右測距センサ3、中測距センサ4、左測距センサ5、制御部6(制御手段)、4つの車輪7、を備えている。
4つの車輪7は、ロボット本体2に回転自在に取り付けられている。サービスロボット1は、4つの車輪7を有することで、前後進運動及び各種の旋回運動を行えるようになっている。各種の旋回運動とは、右前方旋回運動、左前方旋回運動、右後方旋回運動、左後方旋回運動、その場旋回運動(pivot turn、超信地旋回)を含む。サービスロボット1は、その場旋回運動する際の回転軸Cを有する。
右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5は、例えば赤外線を用いた距離測定センサである。右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5は、サービスロボット1が走行する床面Gの異なる領域を検出するようにロボット本体2に取り付けられている。図2に示すように、右測距センサ3は、サービスロボット1の右斜め前方の領域を検出する。中測距センサ4は、サービスロボット1の前方の領域を検出する。左測距センサ5は、サービスロボット1の左斜め前方の領域を検出する。
図3に示すように、制御部6は、中央演算処理器としてのCPU8(Central Processing Unit)と、読み書き自由のRAM9(Random Access Memory)、読み出し専用のROM10(Read Only Memory)を備えている。そして、CPU8がROM10に記憶されている制御プログラムを読み出して実行することで、制御プログラムは、CPU8などのハードウェアを、地図情報記憶部11、目的地情報記憶部12、経路生成部13、経路記憶部13a、自律移動制御部14、異常原因判定部15(異常判定手段)、異常発生時測距データ記憶部16、旋回後測距データ記憶部17、として機能させる。
地図情報記憶部11は、サービスロボット1がサービスを行う環境の地図に関する地図情報が記憶されている。地図情報には、サービスロボット1の進入が禁止される領域に関する進入禁止領域情報が含まれている。
目的地情報記憶部12は、サービスロボット1の目的地に関する目的地情報が記憶されている。目的地情報は、サービスロボット1が提供するサービスに応じて制御部6が自動的に生成する。
経路生成部13は、地図情報記憶部11に記憶されている地図情報と、目的地情報記憶部12に記憶されている目的地情報と、に基づいて、サービスロボット1の移動経路に関する移動経路情報を生成する。経路生成部13は、生成した移動経路情報を経路記憶部13aに記憶する。
自律移動制御部14は、経路記憶部13aに記憶されている移動経路情報に基づいて、サービスロボット1の自律的な移動を制御する。自律移動制御部14は、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5からの出力値を取得する。自律移動制御部14は、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5からの出力値に基づいて、サービスロボット1の進行方向に段差が存在しないか逐次確認しながら、サービスロボット1の自律的な移動を制御する。自律移動制御部14は、サービスロボット1の進行方向に段差が存在していると判定した場合は、その段差を迂回するようにサービスロボット1の移動を制御する。
異常原因判定部15は、右測距センサ3又は中測距センサ4、左測距センサ5のうち何れか1つの出力値に異常が発生した場合、その異常発生の原因を判定する。異常原因判定部15は、異常の原因を判定するために、サービスロボット1の自律移動を停止させたり、サービスロボット1にその場旋回運動をさせたりする。
異常発生時測距データ記憶部16は、右測距センサ3又は中測距センサ4、左測距センサ5のうち何れか1つの出力値に異常が発生した際の、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5の出力値を記憶する。
旋回後測距データ記憶部17は、異常原因判定部15がサービスロボット1にその場旋回運動をさせた後の、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5の出力値を記憶する。
次に、図4〜図6を参照して、サービスロボット1の動作を説明する。
先ず、制御部6が、サービスロボット1が提供するサービスに応じて目的地情報を生成し(S100)、生成した目的地情報を目的地情報記憶部12に記憶させる。
次に、経路生成部13は、地図情報記憶部11に記憶されている地図情報と、目的地情報記憶部12に記憶されている目的地情報と、に基づいて、サービスロボット1の移動経路に関する移動経路情報を生成し(S110)、生成した移動経路情報を経路記憶部13aに記憶させる。
次に、自律移動制御部14は、経路記憶部13aに記憶されている移動経路情報に基づいて、サービスロボット1の自律移動の制御を開始する(S120)。具体的には、先ず、自律移動制御部14は、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5からの出力値を取得する(S130)。次に、自律移動制御部14は、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5からの出力値が何れも正常か判定する(S140)。ここで、「出力値が正常である」とは、出力値がHI側やLO側に張り付いていない状態を意味し、「出力値が異常である」とは、出力値がHI側やLO側に張り付いている状態を意味する。右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5からの出力値が何れも正常であると判定した場合は(S140:YES)、自律移動制御部14は、目的地情報記憶部12に記憶されている目的地情報を参照して、サービスロボット1が目的地に到達したか判定する(S150)。サービスロボット1が目的地に到達していないと判定した場合は(S150:NO)、自律移動制御部14は、処理をS130に戻す。一方、サービスロボット1が目的地に到達したと判定した場合は(S150:YES)、自律移動制御部14は、サービスロボット1の自律移動の制御を終了する(S160)。
S140で、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5からの出力値の何れかが正常でないと判定した場合は(S140:NO)、自律移動制御部14は、図5に示すように、サービスロボット1の自律移動の制御を停止する(S200)。以下、説明の便宜上、右測距センサ3の出力値に異常が発生したものとする。自律移動制御部14がサービスロボット1の自律移動の制御を停止したら(S200)、異常原因判定部15は、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を判定する(S210)。
ここで、右測距センサ3の出力値に異常が発生する原因として、第1に、右測距センサ3の故障が挙げられる。なぜなら、右測距センサ3が故障したら、右測距センサ3の出力値が異常になるからである。第2に、右測距センサ3の誤作動が挙げられる。なぜなら、右測距センサ3は、故障していなくても稀に誤作動する場合があり、この場合、右測距センサ3の出力値が異常になるからである。第3に、異常発生時に右測距センサ3が検出していた領域が異常だった場合が挙げられる。なぜなら、床面が鏡面やガラス面だったために右測距センサ3から出射した赤外線が全反射又は乱反射すると、右測距センサ3が正常に機能しなくなり、右測距センサ3の出力値が異常になるからである。
図5に戻り、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因が右測距センサ3の故障であると異常原因判定部15が判定した場合(S220:YES)、制御部6は、サービスロボット1の自律移動の制御を中止する(S225)。一方、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因が右測距センサ3の故障ではなく(S220:NO)、異常発生時に右測距センサ3が検出していた領域が異常だったからだと異常原因判定部15が判定した場合は(S230:YES)、異常発生時に右測距センサ3が検出していた領域では仮に段差があってもその段差を検出できないので、制御部6は、異常発生時に右測距センサ3が検出していた領域を進入禁止領域に追加すうように地図情報記憶部11を更新し(S240)、処理を図4のS110に戻す。一方、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因が右測距センサ3の故障ではなく(S220:NO)、異常発生時に右測距センサ3が検出していた領域が異常だったからでもないと異常原因判定部15が判定した場合は(S230:NO)、制御部6は、処理を図4のS120に戻す。
(異常原因判定処理)
次に、図6〜図10を参照して、異常原因判定部15による異常原因判定処理を詳しく説明する。
図7には、右測距センサ3の出力値に異常が発生したので(S140:NO)、自律移動制御部14が、サービスロボット1の自律移動の制御を停止した状態(S200)を示している。図7において、異常発生時に右測距センサ3が検出していた領域を右領域23、異常発生時に中測距センサ4が検出していた領域を中領域24、異常発生時に左測距センサ5が検出していた領域を左領域25とする。
先ず、異常原因判定部15は、右測距センサ3の出力値に異常が発生した図7の状態で、異常発生時の中測距センサ4の出力値を異常発生時測距データ記憶部16に記憶する(S400)。
次に、異常原因判定部15は、中測距センサ4が右領域23を検出できるようにサービスロボット1を平面視で時計回りにその場旋回させる(S410)。その場旋回後の状態を図8に示す。図8の状態で、異常原因判定部15は、旋回後の中測距センサ4の出力値を取得し(S420)、旋回後測距データ記憶部17に記憶する。
次に、異常原因判定部15は、右測距センサ3が中領域24を検出できるようにサービスロボット1を平面視で反時計回りにその場旋回させる(S430)。その場旋回後の状態を図9に示す。図9の状態で、異常原因判定部15は、旋回後の右測距センサ3の出力値を取得し(S440)、旋回後測距データ記憶部17に記憶する。
そして、異常原因判定部15は、異常発生時の中測距センサ4の出力値と、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値と、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値と、に基づいて、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を判定する(S450)。
図10には、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値と、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値と、がどのような場合にどのような異常原因が対応するかをまとめた表を掲載した。異常原因は、パターンA〜パターンCに分類される。パターンAは、右測距センサ3が故障したことを原因とするものである。パターンBは、右領域23が異常であることを原因とするものである。パターンCは、異常発生時に右測距センサ3が誤作動したことを原因とするものである。表中に示すように、右測距センサ3で右領域23を検出した際の右測距センサ3の出力値に異常が発生した際、中測距センサ4の出力値も、左測距センサ5の出力値も、正常となっている。
パターンAでは、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値は異常であり、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値は正常である。ここで、「右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値は異常である」とは、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値がHI側又はLO側に張り付いている場合と、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値と、右測距センサ3の出力値に異常が発生した際の中測距センサ4の出力値と、の差分値が所定値以上である場合と、を含む。
パターンBでは、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値は正常であり、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値は異常である。ここで、「中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値は異常である」とは、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値がHI側又はLO側に張り付いている場合を含む。
パターンCでは、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値も、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値も、正常である。
従って、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値は異常となり、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値は正常となった場合、異常原因判定部15は、図7の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右測距センサ3の故障であると判定する。
同様に、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値は正常となり、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値は異常となった場合は、異常原因判定部15は、図7の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右領域23が異常であるからと判定する。
同様に、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値も、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値も、正常となった場合は、異常原因判定部15は、図7の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、異常発生時の右測距センサ3の誤作動であると判定する。
なお、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値も、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値も、異常になる可能性は限りなく低い。従って、異常原因判定部15は、以下のように、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を判定してもよい。
即ち、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値が異常となったら、異常原因判定部15は、図7の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右測距センサ3の故障であると判定してもよい。
同様に、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値は異常となった場合は、異常原因判定部15は、図7の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右領域23が異常であるからと判定してもよい。
次に、異常原因判定部15による異常原因判定処理を具体例を用いて更に詳細に説明する。
(第1具体例)
図11〜図13には、第1具体例を示している。第1具体例では、サービスロボット1の右斜め前方の領域pがガラス面となっている。従って、サービスロボット1は、領域p内に存在する段差を検出することができない。
図11には、右測距センサ3の出力値に異常が発生したので(S140:NO)、自律移動制御部14が、サービスロボット1の自律移動の制御を停止した状態(S200)を示している。
先ず、異常原因判定部15は、右測距センサ3の出力値に異常が発生した図11の状態で、異常発生時の中測距センサ4の出力値を異常発生時測距データ記憶部16に記憶する(S400)。
次に、異常原因判定部15は、中測距センサ4が右領域23を検出できるようにサービスロボット1を平面視で時計回りにその場旋回させる(S410)。その場旋回後の状態を図12に示す。図12の状態で、異常原因判定部15は、旋回後の中測距センサ4の出力値を取得し(S420)、旋回後測距データ記憶部17に記憶する。
次に、異常原因判定部15は、右測距センサ3が中領域24を検出できるようにサービスロボット1を平面視で反時計回りにその場旋回させる(S430)。その場旋回後の状態を図13に示す。図13の状態で、異常原因判定部15は、旋回後の右測距センサ3の出力値を取得し(S440)、旋回後測距データ記憶部17に記憶する。
そして、異常原因判定部15は、異常発生時の中測距センサ4の出力値と、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値と、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値と、に基づいて、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を判定する(S450)。
第1具体例では、領域pの存在により、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値は正常であり、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値は異常となるパターンBに当てはまる。従って、異常原因判定部15は、図11の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右領域23が異常であるからと判定する。そして、右領域23が異常だと異常原因判定部15が判定したから(S230:YES)、右領域23では仮に段差があってもその段差を検出できないので、制御部6は、右領域23を進入禁止領域に追加すうように地図情報記憶部11を更新し(S240)、処理を図4のS110に戻す。
そして、経路生成部13は、更新された地図情報と、目的地情報記憶部12に記憶されている目的地情報と、に基づいて、サービスロボット1の移動経路に関する移動経路情報を再度、生成し(S110)、生成した移動経路情報を経路記憶部13aに記憶させる。
次に、自律移動制御部14は、経路記憶部13aに記憶されている移動経路情報に基づいて、サービスロボット1の自律移動の制御を再開する(S120)。ここで、図13に示すように、サービスロボット1が既に領域pを回避するのに適した方角を向いているので、サービスロボット1の自律移動がスムーズに再開される。
このように、サービスロボット1は、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を精度良く判定できるので、右測距センサ3が実際には故障していないにも拘わらずサービスロボット1の自律移動を中止させてしまうようなことがなく、右測距センサ3が故障していない場合は、サービスロボット1によるサービスを継続して提供することができるようになる。
(第2具体例)
図14〜図17には、第2具体例を示している。
図14には、右測距センサ3の出力値に異常が発生したので(S140:NO)、自律移動制御部14が、サービスロボット1の自律移動の制御を停止した状態(S200)を示している。
先ず、異常原因判定部15は、右測距センサ3の出力値に異常が発生した図14の状態で、異常発生時の中測距センサ4の出力値を異常発生時測距データ記憶部16に記憶する(S400)。
次に、異常原因判定部15は、中測距センサ4が右領域23を検出できるようにサービスロボット1を平面視で時計回りにその場旋回させる(S410)。その場旋回後の状態を図15に示す。図15の状態で、異常原因判定部15は、旋回後の中測距センサ4の出力値を取得し(S420)、旋回後測距データ記憶部17に記憶する。
次に、異常原因判定部15は、右測距センサ3が中領域24を検出できるようにサービスロボット1を平面視で反時計回りにその場旋回させる(S430)。その場旋回後の状態を図16に示す。図16の状態で、異常原因判定部15は、旋回後の右測距センサ3の出力値を取得し(S440)、旋回後測距データ記憶部17に記憶する。
そして、異常原因判定部15は、異常発生時の中測距センサ4の出力値と、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値と、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値と、に基づいて、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を判定する(S450)。
第2具体例では、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値も、中測距センサ4が右領域23を検出した際の中測距センサ4の出力値も、正常となるパターンCに当てはまる。従って、異常原因判定部15は、図14の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、異常発生時に右測距センサ3が誤作動したからと判定する。そして、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因が右測距センサ3の故障ではなく(S220:NO)、異常発生時に右測距センサ3が検出していた領域が異常ではなかったと異常原因判定部15が判定したから(S230:NO)、制御部6は、処理を図4のS120に戻す。
次に、自律移動制御部14は、異常原因判定部15による異常判定処理前の元の移動経路情報に基づいて、サービスロボット1の自律移動の制御を再開する(S120)。
この場合、自律移動制御部14は、サービスロボット1の向きを、図17に示すように異常原因判定部15による異常判定処理前の向きに戻し、サービスロボット1の自律移動の制御を再開することになる(S120)。
このように、サービスロボット1は、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を精度良く判定できるので、右測距センサ3が実際には故障していないにも拘わらずサービスロボット1の自律移動を中止させてしまうようなことがなく、右測距センサ3が故障していない場合は、サービスロボット1によるサービスを継続して提供することができるようになる。
以上に、第1実施形態を説明したが、上記第1実施形態は、以下の特長を有する。
(1)サービスロボット1(移動体)は、ロボット本体2(移動体本体)と、床面Gの異なる領域を検出するようにロボット本体2に取り付けられた中測距センサ4(第1の距離測定センサ)及び右測距センサ3(第2の距離測定センサ)と、を備える。サービスロボット1は、中測距センサ4と右測距センサ3を用いて床面Gを検出しながら移動する。サービスロボット1は、異常原因判定部15を有する。異常原因判定部15は、中測距センサ4の出力値は正常であるものの右測距センサ3の出力値に異常が発生した場合、中領域24を右測距センサ3が検出できるようにロボット本体2を旋回させ、旋回後の右測距センサ3の出力値が異常となった場合、右測距センサ3が故障したと判定する。以上の構成によれば、右測距センサ3の出力値に異常が発生したのは、右測距センサ3が故障したからだと判定することができる。
(2)異常原因判定部15は、中測距センサ4の出力値は正常であるものの右測距センサ3の出力値に異常が発生した場合、右領域23を中測距センサ4が検出できるようにロボット本体2を旋回させ、旋回後の中測距センサ4の出力値が異常となった場合、右領域23に異常があると判定する。以上の構成によれば、右測距センサ3の出力値に異常が発生したのは、右領域23に異常があるからだと判定することができる。
(3)異常原因判定部15は、中測距センサ4の出力値は正常であるものの右測距センサ3の出力値に異常が発生した場合、中領域24を右測距センサ3が検出できるようにロボット本体2を旋回させ、旋回後の右測距センサ3の出力値が正常であり、且つ、右領域23を中測距センサ4が検出できるようにロボット本体2を旋回させ、旋回後の中測距センサ4の出力値が正常である場合、異常発生時に右測距センサ3が誤作動したと判定する。以上の構成によれば、右測距センサ3の出力値に異常が発生したのは、異常発生時に右測距センサ3が誤作動したからだと判定することができる。
(4)異常原因判定部15は、中測距センサ4の出力値は正常であるものの右測距センサ3の出力値に異常が発生した場合、右領域23を中測距センサ4が検出できるようにロボット本体2を旋回させ、旋回後の中測距センサ4の出力値である旋回後第1出力値を取得し、その後、中領域24を右測距センサ3が検出できるようにロボット本体2を旋回させ、旋回後の右測距センサ3の出力値である旋回後第2出力値を取得し、旋回後第1出力値が異常であった場合は、右領域23に異常があると判定し、旋回後第2出力値が異常であった場合は、右測距センサ3が故障したと判定し、旋回後第1出力値が正常であり且つ旋回後第2出力値が正常であった場合は、異常発生時に右測距センサ3が誤作動したと判定する。以上の構成によれば、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を包括的に判定できる。また、右領域23に異常があると判定された場合、サービスロボット1は既に、右領域23を回避するのに適した方角を向いていることになるので、サービスロボット1の回避動作がスムーズになる。
(第2実施形態)
次に、図18〜図20を参照して、第2実施形態を説明する。以下、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
第2実施形態のサービスロボット1を図18に示している。サービスロボット1は、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5に加えて、右端測距センサ30と左端測距センサ31を有する。
右端測距センサ30及び左端測距センサ31は、例えば赤外線を用いた距離測定センサである。右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5、右端測距センサ30、左端測距センサ31は、サービスロボット1が走行する床面Gの異なる領域を検出するようにロボット本体2に取り付けられている。図18に示すように、右端測距センサ30は、サービスロボット1の右方の領域を検出する。左端測距センサ31は、サービスロボット1の左方の領域を検出する。
自律移動制御部14は、経路記憶部13aに記憶されている移動経路情報に基づいて、サービスロボット1の自律的な移動を制御する。自律移動制御部14は、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5、右端測距センサ30、左端測距センサ31からの出力値を取得する。自律移動制御部14は、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5、右端測距センサ30、左端測距センサ31からの出力値に基づいて、サービスロボット1の進行方向に段差が存在しないか逐次確認しながら、サービスロボット1の自律的な移動を制御する。自律移動制御部14は、サービスロボット1の進行方向に段差が存在していると判定した場合は、その段差を迂回するようにサービスロボット1の移動を制御する。
異常原因判定部15は、右測距センサ3又は中測距センサ4、左測距センサ5、右端測距センサ30、左端測距センサ31のうち何れか1つの出力値に異常が発生した場合、その異常発生の原因を判定する。異常原因判定部15は、異常の原因を判定するために、サービスロボット1の自律移動を停止させたり、サービスロボット1にその場旋回運動をさせたりする。
異常発生時測距データ記憶部16は、右測距センサ3又は中測距センサ4、左測距センサ5、右端測距センサ30、左端測距センサ31のうち何れか1つの出力値に異常が発生した際の、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5、右端測距センサ30、左端測距センサ31の出力値を記憶する。
旋回後測距データ記憶部17は、異常原因判定部15がサービスロボット1にその場旋回運動をさせた後の、右測距センサ3及び中測距センサ4、左測距センサ5、右端測距センサ30、左端測距センサ31の出力値を記憶する。
(異常原因判定処理)
次に、図18〜図20を参照して、異常原因判定部15による異常原因判定処理を詳しく説明する。
図18には、右測距センサ3の出力値に異常が発生したので(S140:NO)、自律移動制御部14が、サービスロボット1の自律移動の制御を停止した状態(S200)を示している。図18において、異常発生時に右端測距センサ30が検出していた領域を右端領域22、異常発生時に左端測距センサ31が検出していた領域を左端領域26とする。
先ず、異常原因判定部15は、右測距センサ3の出力値に異常が発生した図18の状態で、異常発生時の中測距センサ4の出力値を異常発生時測距データ記憶部16に記憶する(S500)。
次に、異常原因判定部15は、右測距センサ3が中領域24を検出し、且つ、右端測距センサ30が右領域23を検出できるようにサービスロボット1を平面視で反時計回りにその場旋回させる(S510)。その場旋回後の状態を図20に示す。図20の状態で、異常原因判定部15は、右測距センサ3及び右端測距センサ30の出力値を取得し(S520)、旋回後測距データ記憶部17に記憶する。
そして、異常原因判定部15は、異常発生時の中測距センサ4の出力値と、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値と、右端測距センサ30が右領域23を検出した際の右端測距センサ30の出力値と、に基づいて、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を判定する(S530)。
具体的には、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値は異常となり、右端測距センサ30が右領域23を検出した際の右端測距センサ30の出力値が正常となった場合、異常原因判定部15は、図18の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右測距センサ3の故障であると判定する。
同様に、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値は正常となり、右端測距センサ30が右領域23を検出した際の右端測距センサ30の出力値が異常となった場合は、異常原因判定部15は、図18の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右領域23が異常だったからと判定する。
同様に、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値も、右端測距センサ30が右領域23を検出した際の右端測距センサ30の出力値も、正常となった場合は、図18の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、異常発生時の右測距センサ3の誤作動であると判定する。
なお、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値も、右端測距センサ30が右領域23を検出した際の右端測距センサ30の出力値も、異常になる可能性は限りなく低い。従って、異常原因判定部15は、以下のように、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を判定してもよい。
即ち、右測距センサ3が中領域24を検出した際の右測距センサ3の出力値が異常となったら、異常原因判定部15は、図18の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右測距センサ3の故障であると判定してもよい。
同様に、右端測距センサ30が右領域23を検出した際の右端測距センサ30の出力値が異常となったら、異常原因判定部15は、図18の状態で右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因は、右領域23が異常であるからと判定してもよい。
このように、サービスロボット1が測距センサを少なくとも3つ以上有し、その中央の測距センサの出力値に異常が発生した場合は、1回の旋回で、その異常発生の原因を判定することができる。
好ましくは、図18において、右端領域22、右領域23、中領域24、左領域25、左端領域26は、回転軸Cを中心とした同一円周上にこの順で、且つ、この円周上で等間隔となるように位置するとよい。この場合、回転軸Cをその場旋回の旋回中心としてロボット本体2をその場旋回させるだけで、右測距センサ3は中領域24を検出でき、右端測距センサ30は右領域23を検出できるようになる。
以上に、本願発明の第2実施形態を説明したが、上記第2実施形態は、以下の特長を有する。
(5)サービスロボット1は、床面Gの異なる領域を検出するようにロボット本体2に取り付けられた中測距センサ4(第1の距離測定センサ)及び右測距センサ3(第2の距離測定センサ)、右端測距センサ30(第3の距離測定センサ)を備える。中測距センサ4及び右測距センサ3、右端測距センサ30は、ロボット本体2の旋回方向においてこの順でロボット本体2に取り付けられている。サービスロボット1は、中測距センサ4及び右測距センサ3、右端測距センサ30を用いて床面Gを検出しながら移動するように構成されている。異常原因判定部15は、中測距センサ4の出力値及び右端測距センサ30の出力値は正常であるものの右測距センサ3の出力値に異常が発生した場合、中領域24を右測距センサ3が検出でき、且つ、右領域23を右端測距センサ30が検出できるようにロボット本体2を旋回させ、旋回後の右測距センサ3の出力値が異常となった場合、右測距センサ3が故障したと判定し、旋回後の右端測距センサ30の出力値が異常となった場合、右領域23に異常があると判定し、旋回後の右測距センサ3の出力値が正常であり且つ旋回後の右端測距センサ30の出力値が正常である場合、異常発生時に右測距センサ3が誤作動したと判定する。以上の構成によれば、右測距センサ3の出力値に異常が発生した原因を包括的に判定できる。また、その判定に要するサービスロボット1の旋回角の合計を小さくすることができる。なぜなら、中領域24を右測距センサ3が検出できるようにロボット本体2を旋回させる方向と、右領域23を右端測距センサ30が検出できるようにロボット本体2を旋回させる方向と、が同じ方向だからである。
(6)異常原因判定部15は、ロボット本体2を旋回させる際、その旋回方向を、右領域23がサービスロボット1の進行方向を見て右側にある場合は左旋回とし、右領域23がサービスロボット1の進行方向を見て左側にある場合は右旋回とする。以上の構成によれば、右領域23に異常があると判定された場合、サービスロボット1は既に、右領域23を回避するのに適した方角を向いていることになるので、サービスロボット1の回避動作がスムーズになる。
上述の例において、制御プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、制御プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 サービスロボット
2 ロボット本体
3 右測距センサ
4 中測距センサ
5 左測距センサ
6 制御部
7 車輪
11 地図情報記憶部
12 目的地情報記憶部
13 経路生成部
13a 経路記憶部
14 自律移動制御部
15 異常原因判定部
16 異常発生時測距データ記憶部
17 旋回後測距データ記憶部
22 右端領域
23 右領域
24 中領域
25 左領域
26 左端領域
30 右端測距センサ
31 左端測距センサ
C 回転軸
G 床面
p 領域

Claims (6)

  1. 移動体本体と、
    床面の異なる領域を検出するように前記移動体本体に取り付けられた第1の距離測定センサ及び第2の距離測定センサと、
    を備え、
    前記第1の距離測定センサと前記第2の距離測定センサを用いて前記床面を検出しながら移動する移動体であって、
    前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が異常となった場合、前記第2の距離測定センサが故障したと判定する異常判定手段を更に備えた、
    移動体。
  2. 請求項1に記載の移動体であって、
    前記異常判定手段は、前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値が異常となった場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定する、
    移動体。
  3. 請求項1に記載の移動体であって、
    前記異常判定手段は、前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が正常であり、且つ、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値が正常である場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する、
    移動体。
  4. 請求項1に記載の移動体であって、
    前記異常判定手段は、前記第1の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第1の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第1の距離測定センサの出力値である旋回後第1出力値を取得し、その後、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値である旋回後第2出力値を取得し、
    前記旋回後第1出力値が異常であった場合は、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定し、
    前記旋回後第2出力値が異常であった場合は、前記第2の距離測定センサが故障したと判定し、
    前記旋回後第1出力値が正常であり且つ前記旋回後第2出力値が正常であった場合は、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する、
    移動体。
  5. 請求項1に記載の移動体であって、
    前記床面の異なる領域を検出するように前記移動体本体に取り付けられた前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、第3の距離測定センサを備え、
    前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、前記第3の距離測定センサは、前記移動体本体の旋回方向においてこの順で前記移動体本体に取り付けられており、
    前記移動体は、前記第1の距離測定センサ及び前記第2の距離測定センサ、前記第3の距離測定センサを用いて前記床面を検出しながら移動するように構成されており、
    前記異常判定手段は、
    前記第1の距離測定センサの出力値及び前記第3の距離測定センサの出力値は正常であるものの前記第2の距離測定センサの出力値に異常が発生した場合、異常発生時に前記第1の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第2の距離測定センサが検出でき、且つ、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域を前記第3の距離測定センサが検出できるように前記移動体本体を旋回させ、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が異常となった場合、前記第2の距離測定センサが故障したと判定し、旋回後の前記第3の距離測定センサの出力値が異常となった場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域に異常があると判定し、旋回後の前記第2の距離測定センサの出力値が正常であり且つ旋回後の前記第3の距離測定センサの出力値が正常である場合、異常発生時に前記第2の距離測定センサが誤作動したと判定する、
    移動体。
  6. 請求項5に記載の移動体であって、
    前記異常判定手段は、
    前記移動体本体を旋回させる際、その旋回方向を、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域が前記移動体の進行方向を見て右側にある場合は左旋回とし、異常発生時に前記第2の距離測定センサが検出していた前記床面の領域が前記移動体の進行方向を見て左側にある場合は右旋回とする、
    移動体。
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