JP6079086B2 - コネクタの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はコネクタの製造方法に関する。
従来、片面、両面、多層の各種プリント配線板が産業機器あるいは民生機器の分野で広く使用されている。電子機器には1枚のプリント配線板だけが使用されていることは少なく、たとえば機能別に分けて複数のプリント配線板が使用されるのが一般的である。そして、複数の基板間は各種コネクタで接続される。
フレキシブル配線板は、ポリイミド等のベース材料、導体材料、接着剤、カバーレイを基本材料として構成され、電子機器の軽薄短小化に伴い、近年の携帯電話、ビデオカメラ、ノートパソコンに組み込まれている。フレキシブル配線板は剛性が無いために電子部品の搭載部分やコネクタ部分には補強用の部材(補強板)が貼り付けられ実装されている。
補強板としてはポリエステルフィルム、ステンレス板、アルミ板等の金属板、セラミックス、ガラスクロス基材エポキシ樹脂積層板などが使われているが、打ち抜き加工性の点で、耐熱性や加工性に優れる厚手のポリイミドフィルムが使われるようになり、コネクタ部分の補強用部材の主流となっている。補強板はコネクタ部分の回路面とは反対の面のポリイミド基材面に接着剤を介してポリイミドフィルムを貼り付けることで製造されている。(例えば非特許文献1を参照)。
エレクトロニクス実装学会紙2004年10月号
しかしながら、非特許文献1に記載されているようなコネクタでは、補強材を接着剤で張り合わせるため生産性に劣る問題があった。
これに対して、硬化膜を補強材として用いれば、補強材を接着剤で張り合わせる工程が必要なく、生産性の向上が期待される。
しかし、硬化膜を補強材として用いた場合、コネクタの抜き差しの繰り返しに対する耐性が必ずしも十分でないことが明らかとなった。
そこで、本発明の主な目的は、可撓性基材を補強する硬化膜を有するコネクタの耐久性の改善を図ることにある。
本発明は、相手側のコネクタに差し込まれて配線を接続するために用いられる差し込み側のコネクタの製造方法に関する。
本発明に係る方法は、例えば、一方の面側に配線端子が設けられている、又は配線端子が設けられる前の可撓性基材の他方の面上に液状組成物の層を形成させる工程と、液状組成物の層から硬化膜を形成させる工程と、硬化膜の一部を可撓性基材とは反対側の面側から除去して、硬化膜の厚みを所定の厚みまで減少させる工程と、を備える。この方法によれば、硬化膜の厚みを所定の厚みまで減少させる工程において、高い精度で厚みが制御された硬化膜を得ることができる。硬化膜の厚みを高い精度で制御することにより、コネクタの抜き差しに対する抵抗が減少して、耐久性が向上する。
液状組成物の層を印刷により形成させることができる。液状組成物は、シリカ粒子を含んでいてもよい。液状組成物がアクリル樹脂を含んでいてもよい。
本発明によれば、可撓性基材を補強する硬化膜を有するコネクタの耐久性を高めることができる。
バーコート、コンマコート、ロールコートなどの連続塗布やスクリーン印刷、メタルマスク印刷などの方法を採用して液状組成物を塗工することにより、可撓性基材の任意の部分に硬化膜を形成して、可撓性基材を部分的に剛性を高めることが可能となる。特に可撓性基材の終端部に適用することで、適度な剛性を有するコネクタを提供できる。
硬化膜は、ポリイミドフィルムに対して良好な密着性を示すことができる。硬化膜の厚みを切削、研磨などにより精度良く制御することにより、厚み仕様の異なる製品に適用可能である。硬化膜を印刷により製造することで特に高い生産性が得られる。
コネクタの製造方法の一実施形態を示す断面図である。 コネクタの耐久性試験の方法を示す模式図である。
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、コネクタの製造方法の一実施形態を示す断面図である。図1に示す実施形態において、可撓性基材2及び可撓性基材2上の所定の位置に形成された厚みtの硬化膜3を有する研磨前のコネクタ11(フレキシブル配線板のコネクタ部分)を、厚み調整用冶具15にセットする。この状態で、コネクタ11を矢印35の研磨方向に往復させて、耐水研磨紙17を巻きつけた棒状の研磨用冶具18により硬化膜3を研磨する。この研磨により、硬化膜3の一部を可撓性基材2とは反対側の面側から除去して、硬化膜3の厚みを所定の厚みtまで減少させる。この工程により、所定の厚みtを有する硬化膜3を備え、全体の厚みTのコネクタ10を得ることができる。
研磨前の硬化膜3は、例えば、可撓性基材2上に液状組成物の層を形成させる工程と、液状組成物の層から硬化膜を形成させる工程とを経て、形成させることができる。
スクリーン印刷、メタルマスク印刷のほかバーコーターやディスペンサー、ディップなどにより可撓性基材に液状組成物を塗工して、液状組成物の層を形成することができる。
可撓性基材3のディップ法は液状組成物中に回路面を被覆保護したフレキシブル基板のコネクタを形成する部分を浸漬する方法であり、この方法によれば厚膜形成が可能である。
ディスペンサー法は圧力補正や時間補正によりノズルから液状組成物を定量塗布することができ、厚膜形成可能で任意の形状を塗布したり、重ね塗りすることができる。
印刷法はスクリーン印刷やメタルマスク印刷によりフレキシブル配線板の所定の部分に液状組成物を任意の形状に形成でき、複数のコネクタ部分や、個片に加工する前のシート状基板の複数の部分に一括で形成できる点で好ましい。
液状組成物の層(塗膜)を、必要により乾燥してから、硬化させることにより、硬化膜が形成される。乾燥温度は50〜150℃が好ましく、80〜130℃がより好ましく、100〜120℃がさらに好ましい。塗膜は、さらに高温で処理することにより硬化することができる。硬化温度は、150〜250℃が好ましく、160〜200℃がより好ましく、180℃〜190℃がさらに好ましい。
液状組成物の層の厚み(例えば、印刷厚み)はコネクタを挿入するソケットの厚みよりも厚くする。このため必要に応じて複数回、液状組成物の可撓性基材への塗工を繰り返すことができる。
液状組成物の層から形成された硬化膜を、コネクタを挿入するソケットの厚みに合わせて加工する。あるいは、以下に示す加工法によっては乾燥後の半硬化膜の状態で所定の厚みになるように加工した後、硬化処理することも可能である。
加工は切削や研磨により行うことができる。研磨の場合、例えば耐水研磨紙を用いて、硬化膜又は半硬化膜を研磨する。研磨は乾式、湿式のいずれも可能である。この際、設定以上の研磨量を防ぐために所定の厚みを有する金属製の冶具を用いることが好ましい。耐水研磨紙は特に限定するものではないが粒度は600〜2000が好ましく、加工精度、加工速度の点から800〜1500がより好ましい。砥粒研磨も用いることが可能である。砥粒はダイヤモンド、窒化珪素、アルミナなどがあげられ、砥粒の粒度は600〜2000が好ましく、加工精度、加工速度の点から800〜1500がより好ましい。
切削は剃刀状の薄刃で厚みを調整して硬化膜又は半硬化膜を削りこみ所定の厚みに加工する。
あるいは、レーザーによるアブレージョンを利用して不要な硬化膜を除去し所定の厚みに調整することも可能である。
本実施形態の製造方法で得られるコネクタ10は、導体層を配線端子として有する可撓性基材2と導体層と反対側の可撓性基材2上に硬化膜3とを有する。可撓性基材はポリエステルフィルムやポリイミドフィルムであり特にポリイミドフィルムが好ましい。硬化膜はシリカ粒子を含むことが好ましく、シリカ粒子を含む硬化膜の25℃における初期引張り弾性率は、例えば0.5〜2.5GPaである。ここで初期引張り弾性率は、樹脂の硬化物を短冊状にした試験片を引張り速度50mm/分で引っ張ったときに得られる応力−変位曲線の傾きから得られる初期弾性率である。液状組成物を単独で硬化したフィルムを作製することにより硬化した樹脂組成物の引張り弾性率を求めることができる。引張り弾性率は短冊状にした硬化膜を引張り速度50mm/分で25℃で引っ張ったときに得られる応力−変位曲線の傾きから得られる初期弾性率である。
配線端子は、硬化膜が形成される前に可撓性基材上に形成されていてもよいし、硬化膜が形成された後、配線端子が形成されてもよい。
硬化膜の厚みは50μm〜500μmであり、仕様により任意に設定することができる。厚みが50μm未満である場合にはコネクタとして十分な剛性が得られにくい可能性がある。硬化膜がシリカ粒子を含む場合、硬化膜はシリカ粒子を全体積のうち50〜70体積%含んでいてもよい。シリカ粒子の割合が50体積%未満であるとフレキシブル配線板の剛性を高めることが比較的困難となる可能性がある。シリカ粒子が70体積%を超えると、硬化膜の形成そのものが難しくなるだけでなく、得られる硬化膜が脆く、またポリイミド基材との接着性が低下し耐リフロー性が低下する傾向がある。
硬化膜は、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂を含む熱硬化性樹脂を主成分とする低弾性率の樹脂組成物をマトリックスとし、そこに(球状)シリカ粒子を高充填化されたものであってもよい。
アクリル樹脂は市販のアクリルモノマの種々の組合せからその特性を広く、合わせこむことができ安価に製造できる点で好ましい。
アクリル樹脂は熱硬化性を有するグリシジル基を有することが好ましくグリシジルメタクリレートが0.5〜10%、好ましくは1〜8%、さらに好ましくは2〜5%共重合されていることが好ましい。またアクリル樹脂の重量平均分子量は30万〜180万が好ましく、40万〜120万がより好ましく、50万〜70万が特に好ましい。30万未満では熱硬化性樹脂を配合し、さらに無機フィラー(シリカ粒子)を配合して液状組成物としたときに粘度が低く、フィラーの分散安定性が低下したり、チキソ性を発現できないことがある。また180万を超えると溶剤への溶解性が著しく低下し、液状組成物としたときに固形分を上げることが難しくなることから塗工膜厚の制御や乾燥収縮による膜減りを考慮する必要が高くなる。
アクリル樹脂を製造する上で必要なモノマは特に限定されるものではなく例えば入手可能な具体例としては、アクリロニトリル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸ナフチル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸ペンチル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸オクタデシル、メタクリル酸ブトキシエチル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ナフチル等のメタクリル酸エステル類、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−フルオロスチレン、α−クロルスチレン、α−ブロモスチレン、フルオロスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、メチルスチレン、メトキシスチレン、スチレン等の芳香族ビニル化合物、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレイミド、N−i−プロピルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−i−ブチルマレイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−フェニルマレイミド等のN−置換マレイミド類、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸ノルボルニルメチル、アクリル酸トリシクロ[5.2.1.O2,6]デカ−8−イル、アクリル酸トリシクロ[5.2.1.O2,6]デカ−4−メチル、アクリル酸アダマンチル、メタクリル酸シクロペンチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸メチルシクロヘキシル、メタクリル酸トリシクロヘキシル、メタクリル酸ノルボルニル、メタクリル酸ノルボルニルメチル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸ボルニル、メタクリル酸メンチル、メタクリル酸アダマンチル、メタクリル酸トリシクロ[5.2.1.O2,6]デカ−8−イル、メタクリル酸トリシクロ[5.2.1.O2,6]デカー4−メチル、メタクリル酸シクロデシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸ノルボルニル、アクリル酸トリシクロヘキシル[5.2.1.O2,6]デカ−8−イル、アクリル酸トリシクロヘキシル[5.2.1.O2,6]デカ−4−メチル、アクリル酸アダマンチルなどがあげられる。
また、硬化膜の耐熱性、接着性の点からアクリル樹脂は官能基含有モノマを含むことが好ましく、官能基含有モノマとは、分子内にカルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基及びエポキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基と、少なくとも1つの重合性の炭素−炭素2重結合を有するものをいう。官能基含有モノマの具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有モノマー、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、N−メチロールメタクリルアミド、(o−,m−,p−)ヒドロキシスチレン等のヒドロキシル基含有モノマー、無水マレイン酸等の酸無水物基含有モノマー、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等のアミノ基含有モノマー、アクリル酸グリシジル、α−エチルアクリル酸グリシジル、α−n−プロピルアクリル酸グリシジル、アクリル酸−3,4−エポキシブチル、メタクリル酸−3,4−エポキシブチル、アクリル酸−4,5−エポキシペンチル、アクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、メタクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、アクリル酸−3−メチル−4−エポキシブチル、メタクリル酸−3−メチル−3,4−エポキシブチル、アクリル酸−4−メチル−4,5−エポキシペンチル、メタクリル酸−4−メチル−4,5−エポキシペンチル、アクリル酸−5−メチル−5,6−エポキシヘキシル、アクリル酸−β−メチルグリシジル、メタクリル酸−β−メチルグリシジル、α−エチルアクリル酸−β−メチルグリシジル、アクリル酸−3−メチル−3,4−エポキシブチル、メタクリル酸−3−メチル−3,4−エポキシブチル、アクリル酸−4−メチル−4,5−エポキシペンチル、メタクリル酸−4−メチル−4,5−エポキシペンチル、アクリル酸−5−メチル、6−エポキシヘキシル、メタクリル酸−5−メチル−5,6−エポキシヘキシル等のエポキシ基含有モノマ等が挙げられる。これらは単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
これらの中で、保存安定性の点でエポキシ基含有モノマを含むことが好ましく、アクリル樹脂以外の架橋成分と反応することで耐熱性が上がる点でグリシジル基を有するアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルが好ましく、メタクリル酸グリシジルが特に好ましい。
これらは単独で、又は、2種以上を混合して用いることができる。
アクリル樹脂のTgは−50〜100℃であれば特に制限はなく、−45〜20℃が好ましく、−40℃〜5℃が特に好ましい。
ここで、ガラス転移温度(Tg)は、DSC(Differential scanning calorimetry)により測定できるが、n種のモノマーから構成されるアクリル樹脂のTgは、以下の計算式(FOX式)により算出することもできる。
Tg(℃)={1/(W/Tg+W/Tg+…+W/Tg+…+W/Tg)}−273
上記FOX式において、Tg(K)は、各モノマーのホモポリマーのガラス転移温度を示し、Wは、各モノマーの質量分率を示し、W+W+…+W+…W=1である。
例えば、グリシジルメタクリレートを5質量%、アクリロニトリルを5質量%、エチルアクリレートを85質量%、及びブチルアクリレート5質量%の割合で共重合して得られるアクリル樹脂のガラス転移温度(Tg)は以下のように算出される。
Tg={1/(0.05/319+0.05/498+0.85/251+0.05/219)}−273=−14.7℃
熱硬化性樹脂としては、グリシジル基を有する樹脂であることが好ましく、また可とう性や耐熱性の向上を目的に高分子量の樹脂成分を含むことも好ましい。熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂系、ポリイミド樹脂系、ポリアミドイミド樹脂系、トリアジン樹脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、ポリエステル樹脂系、シアネートエステル樹脂系、これら樹脂の変性系等が用いられる。また、これらの樹脂は2種類以上を併用してもよく、必要に応じて各種溶剤溶液としてもかまわない。
エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA、ノボラック型フェノール樹脂、オルトクレゾールノボラック型フェノール樹脂等の多価フェノール又は1,4−ブタンジオール等の多価アルコールとエピクロルヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエーテル、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸等の多塩基酸とエピクロルヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエステル、アミン、アミド又は複素環式窒素塩基を有する化合物のN−グリシジル誘導体、脂環式エポキシ樹脂などが挙げられる。これらの中でビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂はアクリル樹脂との相溶性が高く、好ましい。
フェノール樹脂はフェノール型、ビスフェノールA型、クレゾール型、アミノ変性トリアジンノボラック型が挙げられ、アクリル樹脂との相溶性の点からクレゾールノボラック型フェノール樹脂が特に好ましい。
しばしば、硬化反応を促進させる目的で促進剤が用いられる。促進剤の種類や配合量は特に限定するものではなく、例えばイミダゾール系化合物、有機リン系化合物、第3級アミン、第4級アンモニウム塩等が用いられ、2種類以上を併用してもよい。
アクリル樹脂とエポキシ樹脂、フェノール樹脂の配合量は重量比でアクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂の全量に対してアクリル樹脂が40〜90重量%、好ましくは50〜85重量%、さらに好ましくは60〜80重量%である。このときアクリル樹脂由来のグリシジル基とエポキシ樹脂の合計とフェノール樹脂の水酸基量が当量であることが好ましい。
シリカ粒子は特に限定はなく、例えば、ゾルゲル法により得られる球状シリカ、粉砕により微細化された破砕シリカ、乾式シリカ又は湿式シリカであってもよい。
球状シリカを用いた場合、印刷硬化後の、表面状態が平滑になりコネクタのソケットへの挿入が容易であることや磨耗が少ない点からコネクタとして好ましい。
球状シリカ粒子は、製法は特に限定されないが、大きさは平均粒子径で0.05〜50ミクロンであれば特に制限されないが、0.1〜50ミクロンが好ましく、0.2〜30ミクロンがさらに好ましく、0.5〜20ミクロンが特に好ましい。ここで平均粒子径とは、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope)により1000倍で観察した範囲内における算術平均としたものとする。球状シリカは粒子径の異なるものを数種類混合して用いることで空間充填率を高めることができる。
ここで、「球状」とは、ほぼ球に近い形状である(JIS Z2500:2000参照)。必ずしも真球状である必要はなく、粒子の長径(DL)と短径(DS)との比(DL)/(DS)(球状係数あるいは真球度と言うことがある)が1.0〜1.2の範囲にあるものが好ましい。
球状シリカとしてはMSR−2212、MSR−SC3、MSR−SC4、MSR−3512、MSR−FC208(株式会社龍森製商品名)、エクセリカ(株式会社トクヤマ製商品名)、SO−E1、SO−E2、SO−E3、SO−E5、SO−E6、SO−C1、SO−C2、SO−C3、SO−C5、SO−C6、SO−25R(アドマテックス株式会社製商品名)FB−5D、FB−12D、FB−20D、FB−105、FB−940、FB−9454、FB−950、FB−105FC、FB−870FC、FB−875FC、FB−9454FC、FB−950FC、FB−105FD、FB−970FD、FB−975FD、FB−950FD、FB−300FD、FB−300FD、FB−400FD、FB−400FE、FB−7SDC、FB−5SDC、FB−3SDC、(株式会社電化製商品名)などがあげられる。
フィラーは表面処理を施すことが好ましい。表面処理剤はシランカップリング剤を用いる。シランカップリング剤としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、n−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシランリエトキシシラン、n−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、n−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(ビニルベンジル)−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランの塩酸塩、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3−イソシアネ―トプロピルトリエトキシシラン、ジメチルシランの重縮合物、ジフェニルシランの重縮合物、ジメチルシランとジフェニルシランの共重縮合物などが上げられる。これらの中でもアクリル樹脂との相溶性の点からN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランが好ましい。
無機フィラーは予め、表面処理剤を含む有機溶媒に分散してスラリー化しておくことが好ましい。スラリーの固形分濃度は特に限定されないが50〜90重量%が好ましく、60〜85重量%が好ましく、65〜80重量%が特に好ましい。
以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[液状組成物の製造]
製造例
シクロヘキサノン129gにN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランKBM573(信越シリコ−ン株式会社製商品名)3.0gを溶解したのち、球状シリカ粒子としてアドマファインSO−25R(アドマテック株式会社製商品名)300gを撹拌しながら加え、全量を加えた後さらに室温で1時間撹拌した。そこに、エポキシ樹脂としてNC−3000H(日本化薬株式会社製商品名)のシクロヘキサノン溶液(固形分50%)27.6g、フェノール樹脂としてLA−3018(大日本インキ株式会社製商品名)のプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液(固形分60質量%)18.7g、2−エチル−4−メチルイミダゾール2E4MZ(四国化成株式会社製商品名)0.42gを加えて、さらに30分撹拌したのち、アクリル樹脂としてグリシジルメタクリレート(GMA)、アクリロニトリル(AN)、エチルメタクリレート(EA)、及びブチルアクリレート(BA)の共重合体(モノマーの配合割合:GMA/AN/EA/BA=5/5/85/5(質量比)、Tg:−14.7℃、重量平均分子量61万、エポキシ当量2869)のシクロヘキサノン溶液(固形分24.9質量%)301gを加えてボールミルで12時間撹拌、混合し樹脂組成物溶液を液状組成物として得た。
尚、アクリル樹脂の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、標準ポリスチレンを用いた検量線から換算した。検量線は、標準ポリスチレンの5サンプルセット(PStQuick MP−H、PStQuick B[東ソー(株)製、商品名])を用いて3次式で近似した。GPCの条件は、以下に示す。
装置:(ポンプ:L−2130型[(株)日立ハイテクノロジーズ製])、
(検出器:L−2490型RI[(株)日立ハイテクノロジーズ製])、
(カラムオーブン:L−2350[(株)日立ハイテクノロジーズ製])
カラム:Gelpack GL−A100M(日立化成工業(株)製、商品名)
カラムサイズ:10.7mmI.D×300mm
溶離液:テトラヒドロフラン
試料濃度:10mg/mL
注入量:100μL
流量:1.0mL/分
測定温度:25℃
(実施例1)
ポリイミド厚み25μm/銅厚み18μmのエスパネックス(新日鐵化学株式会社製商品名)及びポリイミド厚み50μm/銅厚み18μmのエスパネックスの銅をフォトリソ加工して配線端子のパターンを形成した(導体層+基材の厚み=43μm)。ポリイミド基板上の端子パターンとは反対面に、メタルマスクを用い、製造例1の液状組成物を、印刷後の厚みが90μmとなるように印刷し、印刷した液状組成物を130℃で10分の加熱により乾燥した。その後、再度、同じ液状組成物を、印刷後の厚みが90μmとなるように印刷し、印刷された液状組成物を130℃で10分の加熱により乾燥した。次いで、さらに185℃で60分の加熱により液状組成物を硬化して、180μmの硬化膜を形成させ、硬化膜を有する試験片を得た(全厚み223μm)。
試験片を#1000の耐水研磨紙(RTCA−S−1000、日本研紙株式会社製商品名)で研磨し、全厚みが200μmのコネクタ試験片を得た。
(実施例2)
実施例1で作製した研磨前の試験片(全厚み223μm)をアランダムA#1000(アルミナ研磨液、株式会社マルトー製商品名)を用いて研磨し、全厚みが200μmのコネクタ試験片を得た。
(評価)
(硬化膜とポリイミドフィルムとの接着性)
ポリイミドフィルム(ユーピレックス50S)に、バーコータを用い、乾燥後の厚みが125μmになるように液状組成物を塗布し、塗布した液状組成物を130℃で10分間の加熱により乾燥した。その後、185℃で30分間の加熱により膜を硬化させて、硬化膜を有する試料を得た。カッターナイフにより2mm幅に10本、これと直角に交差するように2mm幅で10本の碁盤目の切り込みを硬化膜に入れた。そこにセロテープ(登録商標)を張った後これを引き剥がし、そのときの硬化膜の剥がれの有無を確認した。
(硬化膜の機械特性)
離型処理PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムに、バーコータを用い、乾燥後の厚みが125μmになるように液状組成物を塗布し、塗布された液状組成物を130℃で10分間の加熱により、乾燥した後、185℃で30分間、硬化し、硬化物(硬化膜)を離型処理PETフィルムからはがし、試料とした。試料を幅10mm、長さ100mmに打ち抜き、EZテスター(株式会社島津製作所製オートグラフEZ-S)を用いて引張り速度50mm/分で長さ方向に引っ張り、応力−変位曲線を測定した。立ち上がり初期の傾きから引張り弾性率を求めた。
(折り曲げ性)
幅10mmの試験片を天秤に押し付け、50gfの荷重を掛けたときに試験片が屈曲しなかったものを○、試験片が屈曲したり、樹脂層が破断したものを×とした。
(耐リフロー性)
ポリイミドフィルム及びこれに積層された硬化膜を有する試料を2枚の金網の間に挟み、コンベア型リフロー試験として、1.2m/分の速度で移動させながら、基板表面温度の最高温度が260℃であり、この温度で10秒加熱する加熱プロファイルで3回、処理した。処理後、外観の目視によりポリイミド/硬化膜間のふくれやはがれの有無を確認した。
(コネクタの耐久性試験)
デジタルマイクロメータ20(ミツトヨ製MDC−25SB)の測定部分21,22に厚さ1mmの鏡面仕上げアルミニウム板31,32を接着剤で固定し抜き差し耐久性評価用の治具とした(図2)。2枚のアルミニウム板31,32の間にデジタルマイクロメータ20により所定の隙間を設定した。隙間の間隔は試験片の厚みと同等、−15ミクロン、+15ミクロンの3点とした。アルミニウム板に対して平行な向きAに沿って試験片を約10mm挿入した後、引き抜きこれを最大30回繰り返した。試験片の異常を目視により観察し、剥がれ、割れ、折れなどの異常が発生するまでの回数を評価した。
(結果)
各実施例の硬化膜とポリイミドフィルムとの接着性は良好であり、耐リフロー性も問題なかった。実施例1、2の硬化膜の引張り弾性率は1.7GPaであった。折り曲げ性の評価では、50gfの荷重に対して試験片が屈曲することはなかった。コネクタの抜き差しに対する耐久性の評価において、30回抜き差しを繰り返した後も異常は見られなかった。
2…可撓性基材、3…硬化膜、10…コネクタ、11…研磨前のコネクタ、15…厚み調整用冶具、17…耐水研磨紙、18…研磨用冶具。

Claims (3)

  1. 相手側のコネクタに差し込まれて配線を接続するために用いられる差し込み側のコネクタの製造方法であって、
    一方の面側に配線端子が設けられている、又は配線端子が設けられる前の可撓性基材の他方の面上に液状組成物の層を形成させる工程と、
    前記液状組成物の層から硬化膜又は半硬化膜を形成させる工程と、
    前記硬化膜又は前記半硬化膜の一部を前記可撓性基材とは反対側の面側から除去して、前記硬化膜又は前記半硬化膜の厚みを所定の厚みまで減少させる工程と、
    を備え、
    前記液状組成物が球状シリカ粒子を含み、
    前記硬化膜又前記半硬化膜が前記球状シリカ粒子を全体積のうち50〜70体積%含む、
    製造方法。
  2. 前記液状組成物の層を印刷により形成させる、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記液状組成物がアクリル樹脂を含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
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