JP6076771B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、マスクシートをクリーニングテープで洗浄する洗浄装置を備えたスクリーン印刷機に関するものである。
従来のこの種のスクリーン印刷機としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に開示されたスクリーン印刷機の洗浄装置は、洗浄液を染み込ませたクリーニングテープでマスクシートの下面を拭いて洗浄するものである。前記クリーニングテープは、送り機構によって順次繰り出されながら移動装置によってマスクシートに沿って平行移動させられる。
前記洗浄液は、タンクからポンプによって汲み上げられ、供給管を通してマスクシートに供給される。前記タンクは、印刷機ハウジングに固定されている。前記供給管は、可撓性を有するホースによって形成されている。
特開2007−307759号公報
特許文献1に記載されているスクリーン印刷機では、洗浄時にクリーニングテープがマスクシートに沿って移動すると、洗浄液をクリーニングテープに供給するための供給管が変形する。すなわち、供給管が洗浄毎に例えば屈曲して伸びるから疲労し易い。また、供給管が例えば他の部品に擦り付けられて摩耗するおそれもある。
このため、特許文献1記載のスクリーン印刷機においては、前記供給管として屈伸や摩擦に対する耐性が高い高価なものを使用しなければならないという問題があった。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、洗浄液をクリーニングテープに供給するための管部材が洗浄時に変形することがないスクリーン印刷機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係るスクリーン印刷機は、スクリーン印刷用マスクシートに接触させられるクリーニングテープと、可動部を有し、前記クリーニングテープを前記マスクシートに沿って移動させる移動装置と、前記可動部に支持された洗浄液貯留用タンクと、前記洗浄液貯留用タンクから、前記クリーニングテープに洗浄液を供給する洗浄液供給装置と、基台と、前記基台に固定され、前記移動装置の可動部が取付けられたガイドレールと、前記洗浄液貯留用タンクに洗浄液補充用通路を介して接続された洗浄液補充用タンクと、前記洗浄液補充用通路に取付けられ、前記洗浄液貯留用タンクと前記洗浄液補充用タンクとの間を接続及び分断するため、前記可動部の移動方向と平行な方向に着脱可能な継手とを備えたものである。
本発明は、前記発明において、前記継手は、接続状態で開くとともに分断状態で閉じる弁を備えていることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記移動装置を覆う印刷機カバーを更に備え、前記洗浄液補充用タンクは、前記印刷機カバーの側壁に取り付けられていることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記洗浄液補充用タンクは、前記側壁の内側に位置付けられていることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記洗浄液補充用タンクは、前記側壁の外側に位置付けられていることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記洗浄液補充用タンクに接続される外部タンクを有することを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記洗浄液貯留用タンクは、洗浄液の貯留量を検出するセンサを備え、前記移動装置は、前記センサによって検出された洗浄液の貯留量が予め定めた第1の量より少ない場合に前記継手が接続状態となるように可動部を移動させ、かつ前記センサによって検出された洗浄液の貯留量が前記第1の量より多い第2の量に達した場合に前記継手が分断状態となるように可動部を移動させるものであることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、さらに、前記移動装置を覆う印刷機カバーを備え、前記洗浄液補充用タンクは、前記印刷機カバーの外に露出する洗浄液注入口を有していることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記洗浄液補充用タンクは、このタンク内の洗浄液の貯留量が予め定めた残量より少ないときに警告装置に信号を送出するセンサを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、洗浄液貯留用タンクとポンプとを有する洗浄液供給装置が洗浄時にマスクシートに対してクリーニングテープと一体に移動する。このため、洗浄液を前記タンクからクリーニングテープに供給するための管部材が洗浄時に変形することはない。
したがって、本発明によれば、前記管部材として安価なものを使用することができるから、洗浄装置の信頼性が高くかつ製造コストが低いスクリーン印刷機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態によるスクリーン印刷機の構成を示す断面図である。 本発明に係るスクリーン印刷機の要部のブロック図である。 プリント基板がクランプ位置に上昇した状態を示す断面図である。 プリント基板が印刷位置に上昇した状態を示す断面図である。 移動装置の構成を説明するための断面図である。 清掃時の状態を示す断面図である。 洗浄液貯留用タンクに洗浄液を補充するときの状態を示す断面図である。 洗浄液補充用タンクに洗浄液を補充するときの状態を示す断面図である。 洗浄液貯留用タンクに洗浄液を補充するときの動作を説明するためのフローチャートである。 洗浄液補充用タンクの残量が低下したときの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるスクリーン印刷機の構成を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係るスクリーン印刷機の一実施の形態を図1〜図10によって詳細に説明する。
図1に示すスクリーン印刷機1は、基台2と、この基台2の上に搭載された各種の装置と、前記基台2および前記各種の装置を側方および上方から覆う印刷機カバー3とを備えている。
前記基台2の上には、基板搬送用のコンベアユニット4が移動装置5を介して搭載されている。前記コンベアユニット4は、プリント基板6の両端部を支えて搬送する構造のものである。このコンベアユニット4の搬送方向は、図1の紙面とは直交する方向である。このコンベアユニット4の一側部には、後述するクリーニングユニット7が設けられている。この実施の形態によるコンベアユニット4は、コンベアユニット昇降装置と、後述するクランプ機構とを備えている。前記コンベアユニット昇降装置は、コンベアユニット4上のプリント基板6を図1に示す搬送位置と、図4に示す印刷位置との間で移動させるためのものである。前記印刷位置は、プリント基板6に半田ペースト(図示せず)が塗布されるときの位置である。
前記移動装置5は、図1および図5に示すように、基台2上を前記搬送方向とは直交する水平方向に延びるガイドレール11と、このガイドレール11に移動自在に支持されたスライダ12と、このスライダ12を駆動するボールねじ式の駆動装置13とを備えている。この実施の形態においては、前記スライダ12が請求項1記載の発明でいう「移動装置の可動部」に相当する。
前記駆動装置13は、前記スライダ12に固定されたボールねじナット12a(図5参照)と、このボールねじナット12aが螺合するボールねじ軸14と、このボールねじ軸14を回転させるモーター15(図2参照)とを備えている。このモーター15および前記コンベアユニット4は、図2に示すように、マシン制御部16に接続されている。マシン制御部16は、このスクリーン印刷機1に設けられている各種のモーター等のアクチュエータの動作を制御するためのもので、図示していないCPUを有するコンピュータによって構成されている。
前記スライダ12は、前記駆動装置13による駆動によって、前記ガイドレール11に沿って移動する。前記コンベアユニット4は、このスライダ12の上に設けられている。
コンベアユニット4に設けられている前記コンベアユニット昇降装置の上には、プリント基板用昇降装置22が設けられている。この昇降装置22は、図3に示すように、前記プリント基板6を図1に示す搬送位置と、コンベアユニット4において最も高くなるクランプ位置との間で昇降させるものである。プリント基板6がクランプ位置に上昇することにより、プリント基板6がコンベアユニット4の搬送路から上方に離間する。
前記昇降装置22は、基板支持用のピン22aまたは治具(図示せず)を備えている。これらのピン22aまたは治具は、上昇することによりプリント基板6の下面を下方から支えるものである。昇降装置22によって前記クランプ位置に上昇させられたプリント基板6は、前記ピン22aまたは治具によって支えられた状態で、コンベアユニット4のクランプ機構によってその位置に固定される。クランプ機構は、マシン奥側のコンベアレール4aをマシン外側のコンベアレール4bに向けて押して移動させ、前記マシン奥側コンベアレール4aとマシン外側のコンベアレール4bとによってプリント基板6を挟んで固定する。
前記プリント基板用昇降装置22は、コンベアユニット4の上述したコンベアユニット昇降装置による駆動によって、プリント基板6と一体に昇降する。
前記コンベアユニット4上のプリント基板6は、半田ペーストが塗布されるときは前記昇降装置22によってクランプ位置に移動させられた後、コンベアユニット4によって上述した印刷位置まで上昇させられる。プリント基板6は、前記印刷位置に上昇することにより、図4に示すように、後述するマスクシート21に下方から押し付けられる。
前記マスクシート21は、スキージ支持用フレーム23の下部に取付けられており、このスキージ支持用フレーム23を介して前記基台2に支持されている。スキージ支持用フレーム23は、図示していない脚部材によって基台2の上方に保持されている。
スキージ支持用フレーム23の上には、スキージヘッド24が前記スライダ12と同方向に移動可能に支持されている。
スキージヘッド24は、スキージ25を備えているとともに、ボールねじ式の駆動装置26に接続されている。スキージヘッド24およびスキージ25は、前記駆動装置26による駆動によって、コンベアユニット4の搬送方向とは直交する水平方向に移動する。前記スキージ25は、マスクシート21の上面に半田ペーストを塗布するためのものである。
前記クリーニングユニット7は、前記マスクシート21をクリーニングテープ31(図1参照)で拭いて洗浄するものである。このクリーニングユニット7は、前記コンベアユニット4を介して前記スライダ12に支持されている。このクリーニングユニット7の最上部には、クリーニングテープ31をマスクシート21に押し付けるためのクリーニングヘッド32が設けられている。
このクリーニングヘッド32は、昇降用シリンダ33に支持されており、図1に示す下降位置と、クリーニングテープ31がマスクシート21に下方から押し付けられる上昇位置(図6参照)との間で移動する。このクリーニングヘッド32には、後述するテープ供給装置34によってクリーニングテープ31が供給されるとともに、後述する洗浄液供給装置35によって洗浄液が供給される。
前記テープ供給装置34は、図1に示すように、未使用のクリーニングテープ31が巻かれた供給用リール34aと、この供給用リール34aからクリーニングテープ31を引き出して前記クリーニングヘッド32を通してから巻取る巻取用リール34bとを備えている。
前記洗浄液供給装置35は、図1および図2に示すように、クリーニングユニット7の底部に設けられた洗浄液貯留用タンク41(以下、単にメインタンクという)を備えている。このメインタンク41内には、洗浄液42が貯留される。この実施の形態によるメインタンク41は、洗浄液42を前記クリーニングヘッド32に送るためのポンプ43を備えている。このポンプ43の吐出口は、供給管44を介して前記クリーニングヘッド32に接続されている。
メインタンク41内の洗浄液42は、前記供給管44を介してクリーニングヘッド32に送られ、このクリーニングヘッド32を横切るクリーニングテープ31に染み込む。クリーニングテープ31は、クリーニングヘッド32が上昇することによってマスクシート21の下面に接触させられる。前記クリーニングテープ31は、マスクシート21に接触する以前または接触後に前記テープ供給装置34によって予め定めた長さだけ繰り出される。そして、クリーニングテープ31は、前記スライダ12とともに移動することによって、マスクシート21の下面を拭いて洗浄する。
メインタンク41の底部には、このメインタンク41に洗浄液42を補充するための洗浄液補充用通路45の一部を構成する下流側継手46が取付けられている。前記洗浄液補充用通路45は、前記下流側継手46と、この下流側継手46と対向する上流側継手47(図1および図7参照)と、この上流側継手47に接続された連通管48とによって構成されている。前記上流側継手47は、印刷機カバー3の側壁3aに移動することがないように支持されている。前記連通管48は、前記印刷機カバー3の側壁3aに取付けられた洗浄液補充用タンク51(以下、単にサブタンクという)の底部と前記上流側継手47とを接続している。
前記下流側継手46と前記上流側継手47は、前記スライダ12の移動方向と平行な方向(図1においては左右方向)に互いに接近することによって接続し、この接続方向とは逆方向に分断できるものである。すなわち、洗浄液補充用通路45は、前記下流側継手46を有するメインタンク41側と、上流側継手47を有するサブタンク51側とに分割可能に形成されている。これらの下流側継手46および上流側継手47は、電気信号により遠隔操作可能な弁46a,47aを備えている。これらの弁46a,47aの動作は、前記マシン制御部16によって制御される。この実施の形態においては、前記下流側継手46と上流側継手47とによって、請求項記載の発明でいう「継手」が構成されている。
前記メインタンク41は、このメインタンク41内の洗浄液42の貯留量を検出する液量センサ52を備えている。この液量センサ52は、検出データを前記マシン制御部16に送る。マシン制御部16は、この液量センサ52によって検出された洗浄液42の貯留量が予め定めた第1の量より少ない場合と、前記貯留量が前記第1の量より多い第2の量に達した場合において、前記移動装置5を後述するように動作させる。前記第1の量は、洗浄液42の補充が必要な量であり、前記第2の量は、メインタンク41内が洗浄液42で満たされる量である。
マシン制御部16は、前記貯留量が前記第1の量より少ない場合、マスクシート21の洗浄を実施する以前に、前記下流側継手46が上流側継手47に接続されるように前記スライダ12を移動させ(図7参照)る。そして、マシン制御部16は、下流側継手46が上流側継手47に接続された後に前記弁46a,47aを開く。一方、マシン制御部16は、前記貯留量が前記第2の量に達した場合は、前記弁46a,47aを閉じ、下流側継手46が上流側継手47から離れるように(継手が分断状態となるように)前記スライダ12を移動させる。このスクリーン印刷機1は、このように洗浄液42の補充が終了した後、マスクシート21の洗浄を含むスクリーン印刷を実施する。
前記サブタンク51は、前記メインタンク41に補充する洗浄液42を貯留するもので、印刷機カバー3の側壁3aを介して前記基台2に支持されている。このサブタンク51は、前記側壁3aに沿って上下方向に延びるように形成されており、前記メインタンク41より高い位置に配置されている。すなわち、サブタンク51内の洗浄液42は、重力で前記連通管48と上流側継手47および下流側継手46を通ってメインタンク41内に流入する。
サブタンク51の上端部には、洗浄液注入用継手53が設けられている。この洗浄液注入用継手53は、前記印刷機カバー3の側壁3aを貫通して印刷機カバー3の外に露出している。この洗浄液注入用継手53は、図8に示すように、外部タンク54の接続用継手54aを手動で着脱できるものである。この実施の形態においては、この洗浄液注入用継手53が請求項記載の発明でいう「洗浄液注入口」に相当する。
前記外部タンク54は、洗浄液42をサブタンク51に補充するためのもので、洗浄液42が貯留された状態で操作者が運搬できるように形成されている。
この外部タンク54は、洗浄液42が貯留され、操作者(図示せず)によって手動で前記洗浄液注入用継手53に接続される。この外部タンク54をサブタンク51に接続するにあたっては、スクリーン印刷機1の運転状況に制約を受けることがなく、任意の時期に行うことが可能である。
前記サブタンク51の下端部には、図1および図7に示すように、このサブタンク51内の洗浄液42の貯留量を検出する液量センサ55が設けられている。この液量センサ55は、検出データを前記マシン制御部16に送る。
マシン制御部16には、図2に示すように、表示モニタ56と、シグナルタワー57と、ブザー58とを備えている。表示モニタ56は、このスクリーン印刷機1の動作状況を表示するものである。前記シグナルタワー57は、操作者が気付くようにランプ(図示せず)を点灯させるものである。前記ブザー58は、警報を発生させるものである。
マシン制御部16は、サブタンク51の液量センサ55によって検出された貯留量が予め定めた残量より少ないときに、前記表示モニタ56に洗浄液42が不足していることを示す文字や画像を表示させるとともに、シグナルタワー57とブザー58とを動作させる。この実施の形態においては、前記マシン制御部16と、前記表示モニタ56と、前記シグナルタワー57と、前記ブザー58とによって、請求項記載の発明でいう「警告装置」が構成されている。
また、マシン制御部16は、サブタンク51からメインタンク41に洗浄液42を補充している途中でサブタンク51内の洗浄液42の量が前記予め定めた残量より少なくなった場合、前記両継手46,47の弁46a,47aを閉じ、下流側継手46が上流側継手47から分断されるように前記スライダ12を移動させる。
次にこの実施の形態によるマシン制御部16の動作を図9および図10に示すフローチャートを用いて説明する。図9のフローチャートは、メインタンク41に洗浄液42を補充するときの動作を示している。図10のフローチャートは、サブタンク51内の洗浄液42の残量が低下したときの動作を示している。
マシン制御部16は、図9に示すフローチャートのステップS1において、メインタンク41の液量センサ52から送られた検出データに基づいてメインタンク41内の洗浄液42の残量を検出する。
そして、マシン制御部16は、ステップS2において、前記残量が予め定めた第1の量以下であるか否かを判別する。前記残量が第1の量以下である場合は、ステップS3に進み、前記残量が前記第1の量より多い場合は、洗浄液42の補充を行うことなく次の印刷動作を実施する(ステップS4)。
前記ステップS3において、マシン制御部16は、前記下流側継手46が前記上流側継手47に接続される位置(サブタンク接続位置)に向けてクリーニングユニット7(スライダ12)を移動させる。マシン制御部16は、下流側継手46が上流側継手47に接続された後、ステップS5においてこれら両継手46,47の弁46a,47aを開き、メインタンク41とサブタンク51とを洗浄液補充用通路45によって接続する。
その後、マシン制御部16は、ステップS6において、メインタンク41内の洗浄液42の量が前記第2の量に達したか否かを判別する。メインタンク41内の洗浄液42の量が前記第2の量より少ない場合は、ステップS7において、サブタンク51内の洗浄液42の残量が充分であるか否か(前記予め定めた残量より多いか否か)を判別する。サブタンク51に洗浄液42が充分残存している場合は、ステップS6に戻る。
ステップS6においてメインタンク41内が洗浄液42で満たされた(洗浄液42の量が前記第2の量に達した)と判別された場合と、ステップS7においてサブタンク51内の残量が少ないと判別された場合、マシン制御部16は、ステップS8において、メインタンク41とサブタンク51との接続を解除する。すなわち、マシン制御部16は、ステップS7において、前記弁46a,47aを閉じ、下流側継手46が上流側継手47から分断されるようにスライダ12を移動させる。その後、マシン制御部16は、ステップS4において、次の印刷が行われるように各アクチュエータを動作させる。
マシン制御部16は、図10のフローチャートのステップP1に示すように、スクリーン印刷機1の運転中にサブタンク51の液量センサ55から送られた検出データに基づいてサブタンク51内の洗浄液42の貯留量を検出する。そして、マシン制御部16は、ステップP2において、前記貯留量が予め定めた残量以下であるか否かを判別する。
前記貯留量が予め定めた残量より少ない場合、マシン制御部16は、ステップP3において、洗浄液補充指示を行う。この洗浄液補充指示とは、前記表示モニタ56に洗浄液42の補充を促すような文字や画像を表示させるとともに、シグナルタワー57とブザー58とを動作させることをいう。
そして、マシン制御部16は、ステップP4〜P5に示すように、液量センサ55の検出データに基づいてサブタンク51に洗浄液42が補充されたか否かを判別し(ステップP4)、洗浄液42が補充された後に前記洗浄液補充指示を停止する。その後、マシン制御部16は、前記ステップP1に戻り、サブタンク51内の洗浄液42の残量を検出する残量監視動作を継続して実施する。
この実施の形態によるスクリーン印刷機1は、スクリーン印刷用マスクシート21に接触させられるクリーニングテープ31と、可動部(スライダ12)を有し、前記クリーニングテープ31を前記マスクシート21に沿って移動させる移動装置5と、前記可動部に支持された洗浄液貯留用タンク(メインタンク41)と、前記洗浄液貯留用タンクから前記クリーニングテープ31に洗浄液を供給する洗浄液供給装置35とを備えている。
このように構成されたスクリーン印刷機1において、マスクシート21の洗浄は、図6に示すように、クリーニングテープ31がマスクシート21に接触している状態でスライダ12を移動させて行われる。このとき、メインタンク41とポンプ43とを有する洗浄液供給装置35がマスクシート21に対してクリーニングテープ31と一体に移動する。このため、洗浄液42をメインタンク41からクリーニングテープ31に供給するための供給管44が洗浄時に変形することはない。
したがって、この実施の形態によれば、前記供給管44として安価なものを使用することができるから、クリーニングユニット7の信頼性が高くかつ製造コストが低いスクリーン印刷機1を提供することができる。
この実施の形態によるスクリーン印刷機1は、前記メインタンク41に洗浄液補充用通路45を介して接続されたサブタンク51を有している。前記サブタンク51は、前記移動装置5の固定部(ガイドレール11)を支持する基台2に取付けられている。前記洗浄液補充用通路45は、前記移動装置5の可動部(スライダ12)の移動方向と平行な方向に接続、分断可能な下流側継手46と上流側継手47とによってメインタンク41側とサブタンク51側とに分割可能に形成されている。前記下流側継手46と上流側継手47は、接続状態で開くとともに分断状態で閉じる弁46a,47aを備えている。
このため、前記可動部が移動することによって、前記下流側継手46と上流側継手47とが接続されたり分断されるから、洗浄液42をメインタンク41にサブタンク51から短時間で補充することができる。また、サブタンク51に洗浄液42を補充することによって、スクリーン印刷機1の運転状態に影響されることなくメインタンク41に洗浄液42を補充できる。従来のスクリーン印刷機のようにメインタンクが内部に固定されていると、洗浄液の補充時にスクリーン印刷機のカバーを開ける必要があり、スクリーン印刷機の運転を停止させなければならない。しかし、この実施の形態を採ることにより、メインタンク41への洗浄液の補充が自動的に行われるから、洗浄液を補充するためにスクリーン印刷機1の運転を停止しなくてもよい。
したがって、この実施の形態によれば、洗浄液42の補充を短時間にかつ運転状態に影響を与えることなく行うことができるから、生産性が高いスクリーン印刷機を提供することができる。特に、この実施の形態によれば、サブタンク51内に常に洗浄液42が貯留されている状態に保つことによって、洗浄液42が不足してスクリーン印刷機1が停止するようなことを防ぐことができるから、動作の信頼性が高いスクリーン印刷機を提供することができる。
この実施の形態による前記メインタンク41は、洗浄液42の貯留量を検出する液量センサ52を備えている。前記移動装置5は、前記液量センサ52によって検出された洗浄液42の貯留量が予め定めた第1の量より少ない場合に前記下流側継手46と上流側継手47とが接続状態となるように可動部(スライダ12)を移動させる。また、前記移動装置5は、前記液量センサ52によって検出された洗浄液42の貯留量が前記第1の量より多い第2の量に達した場合に前記下流側継手46と上流側継手47とが分断状態となるように前記可動部を移動させる。
このため、この実施の形態によれば、メインタンク41に洗浄液42が自動で補充されるスクリーン印刷機を提供することができる。
この実施の形態によるスクリーン印刷機1は、前記移動装置5を覆う印刷機カバー3を備えている。前記サブタンク51は、前記印刷機カバー3の外に露出する洗浄液注入口(洗浄液注入用継手53)を有している。
このため、前記印刷機カバー3の外で洗浄液注入口に洗浄液42を注入し、サブタンク51に洗浄液42を補充することができる。したがって、この実施の形態によれば、印刷動作に影響を及ぼすことなくサブタンク51に洗浄液42を補充可能なスクリーン印刷機を提供することができる。
この実施の形態による前記サブタンク51は、このサブタンク51内の洗浄液42の貯留量が予め定めた残量より少ないときに警告装置に信号を送出する液量センサ55を備えている。
このため、この実施の形態によれば、サブタンク51内の洗浄液42の貯留量が前記残量より少なくなったことを操作者に知らせることが可能になる。
(第2の実施の形態)
サブタンクは図11に示すように構成することができる。図11において、前記図1〜図10によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図11に示すサブタンク51は、印刷機カバー3の外であって、メインタンク41より高い位置に設けられている。このサブタンク51の下端部に接続された連通管48は、印刷機カバー3の側壁3aを貫通して印刷機カバー3内に導かれている。
この実施の形態を採る場合であっても、上述した第1の実施の形態を採るときと同じ効果が得られる。
上述した第1、第2の実施の形態においては、クリーニングユニット7をコンベアユニット4に支持させる例を示した。しかし、クリーニングユニット7は、移動装置5のスライダ12に直接支持させることができるし、コンベアユニット4を移動させる移動装置5とは異なる他の移動装置(図示せず)に支持させることができる。
1…スクリーン印刷機、2…基台、3…印刷機カバー、5…移動装置、11…ガイドレール(固定部)、12…スライダ(可動部)、16…マシン制御部、21…マスクシート、31…クリーニングテープ、35…洗浄液供給装置、41…メインタンク(洗浄液貯留用タンク)、45…洗浄液補充用通路、46…下流側継手(継手)、47…上流側継手(継手)、46a,47a…弁、51…サブタンク(洗浄液補充用タンク)、52,55…液量センサ、53…洗浄液注入用継手(洗浄液注入口)、56…表示モニタ、57…シグナルタワー、58…ブザー。

Claims (9)

  1. スクリーン印刷用マスクシートに接触させられるクリーニングテープと、
    可動部を有し、前記クリーニングテープを前記マスクシートに沿って移動させる移動装置と、
    前記可動部に支持された洗浄液貯留用タンクと、
    前記洗浄液貯留用タンクから、前記クリーニングテープに洗浄液を供給する洗浄液供給装置と
    基台と、
    前記基台に固定され、前記移動装置の可動部が取付けられたガイドレールと、
    前記洗浄液貯留用タンクに洗浄液補充用通路を介して接続された洗浄液補充用タンクと、
    前記洗浄液補充用通路に取付けられ、前記洗浄液貯留用タンクと前記洗浄液補充用タンクとの間を接続及び分断するため、前記可動部の移動方向と平行な方向に着脱可能な継手とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 請求項記載のスクリーン印刷機において、
    前記継手は、接続状態で開くとともに分断状態で閉じる弁を備えていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  3. 請求項記載のスクリーン印刷機において、
    前記移動装置を覆う印刷機カバーを更に備え、
    前記洗浄液補充用タンクは、前記印刷機カバーの側壁に取り付けられていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  4. 請求項記載のスクリーン印刷機において、
    前記洗浄液補充用タンクは、前記側壁の内側に位置付けられていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  5. 請求項記載のスクリーン印刷機において、
    前記洗浄液補充用タンクは、前記側壁の外側に位置付けられていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  6. 請求項または請求項記載のスクリーン印刷機において、
    前記洗浄液補充用タンクに接続される外部タンクを有することを特徴とするスクリーン印刷機。
  7. 請求項または請求項記載のスクリーン印刷機において、
    前記洗浄液貯留用タンクは、洗浄液の貯留量を検出するセンサを備え、
    前記移動装置は、前記センサによって検出された洗浄液の貯留量が予め定めた第1の量より少ない場合に前記継手が接続状態となるように可動部を移動させ、かつ前記センサによって検出された洗浄液の貯留量が前記第1の量より多い第2の量に達した場合に前記継手が分断状態となるように可動部を移動させるものであることを特徴とするスクリーン印刷機。
  8. 請求項または請求項記載のスクリーン印刷機において、前記移動装置を覆う印刷機カバーを更に備え、
    前記洗浄液補充用タンクは、前記印刷機カバーの外に露出する洗浄液注入口を有していることを特徴とするスクリーン印刷機。
  9. 請求項ないし請求項のうちいずれか一つに記載のスクリーン印刷機において、前記洗浄液補充用タンクは、このタンク内の洗浄液の貯留量が予め定めた残量より少ないときに警告装置に信号を送出するセンサを備えていることを特徴とするスクリーン印刷機。
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