JP6076133B2 - 蛍光発光体の検査装置 - Google Patents

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蛍光発光体の蛍光発光強度及び蛍光発光波長の良否を検査する装置に関する。
蛍光(ルミネッセンス)特性を有する材料(つまり、蛍光発光体)、例えば、LEDチップの良否検査をする手法として、電気的プローブ検査や、レーザ光を照射するフォトルミネッセンス測定による検査が行われている(例えば、特許文献1)。
しかし、この手法によると、LEDチップ1つずつに対して逐次検査を行う必要がある。そのため、1枚の基板上に多数のLEDチップを配列した状態で検査したい場合、この手法では短時間に検査をすることができず、非常に長い時間を費やす必要があった。
また、発光色の異なる複数のLED(例えば、赤色LEDと緑色LED)について、それぞれの発光色のLEDの異常を検知する手法として、2系統のフィルタとセンサを用い、検出した輝度値の比率を先ず算出し、後に当該比率を判定用閾値と比較するといった検査が行われている(例えば、特許文献2)。
特許第3077781号公報 特開2002−195882号公報
例えば、白色のLED照明器具に着目すれば、白色LEDを構成する青色LEDの主波長が20nmずれただけで、青みがかって見えたり、黄色みがかって見えたりしてしまう。これは、LEDチップの主波長が僅かにずれると、人の目には異なる色に感じるためである。このため、発光強度はもちろん、発光波長の管理も品質管理上重要となる。
そこで、基板上に配列されたLEDチップを短時間で検査すべく、カラーカメラによる検査を試みた。このとき、LEDチップが多数配列された基板に向けて、UV照明を照射し、個々のLEDチップから蛍光発光する光をカラーカメラを用いて観察した。これによれば、短時間で画像取得することはできるが、個々のLEDチップの発光波長の良否を判別することは困難である。
概して、カラーカメラはR,G,Bのカラーフィルタや、補色フィルタを通して撮像するため、R,G,Bの複数の色の濃淡差により色味が変わる場合であれば、検査することが可能である。しかし、R,G,Bのいずれか単色の範囲中で、僅かな発光波長のずれに起因する良否を判定することは困難である。さらに、カラーカメラで撮像した画像に濃淡差があった場合に、発光波長のずれによる濃淡差なのか、発光強度の違いによる濃淡差なのか判別することがが困難である。
また、特許文献2に開示された検査手法では、単色発光するLEDチップの発光強度不良や発光波長不良の検知には適用できない。また、異なる発光色のLEDチップの検査をする場合であっても、異なる発光色のLEDが共に暗い場合、或いは共に明るすぎる場合、先に輝度値の比率を算出してしまうため、発光強度不良の判定ができず、良品としての適否を判定することが不可能である。また、この方法ではそれぞれの発光色のLEDチップの発光波長不良を検知する事も不可能である。
そこで本発明は、蛍光発光する蛍光発光体の発光状態を高精度かつ短時間に検査できる、蛍光発光体の検査装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
検査対象となる蛍光発光体に向けて照明光を照射する照明部と、
前記蛍光発光体から蛍光発光した光を観察する蛍光観察部を備え、
前記蛍光観察部には、第1観察部と、第2観察部と、第1フィルタ部と、第2フィルタ部とを備え、
前記第1観察部では前記第1フィルタ部を通過した光を観察し、
前記第2観察部では前記第2フィルタ部を通過した光を観察し、
前記第1フィルタ部は、前記蛍光発光した光のうち、正常発光の判定基準となる第1の波長よりも長い波長の光を透過させ、
前記第2フィルタ部は、前記蛍光発光した光のうち、正常発光の判定基準となる第2の波長よりも短い波長の光を透過させ、
前記第1の波長は、前記第2の波長よりも短く設定されており、
当該検査対象となる蛍光発光体の良否を判定する良否判定部をさらに備え、
前記良否判定部は、
第1観察部で観察された画像に基づいて当該検査対象となる蛍光発光体の蛍光発光強度を基に良否候補を判定する第1判定部と、
第2観察部で観察された画像に基づいて当該検査対象となる蛍光発光体の蛍光発光強度を基に良否候補を判定する第2判定部と、
前記第1判定部と前記第2判定部の結果に基づいて当該検査対象となる蛍光発光体の良否を判定する第3判定部とを備えた
ことを特徴とする蛍光発光体の検査装置である。
この発明によれば、検査対象となる蛍光発光体の正常な蛍光発光波長をオーバーラップしつつ、長波長側の光を第1観察部で、短波長側の光を第2観察部で観察でき、第1観察部と第2観察部で観察した画像を比較することで、検査対象となる蛍光発光体が正常発光か、発光強度不良か、長波長側にシフトして発光しているか、短波長側にシフトして発光しているか、発光状態を直ぐに判定でき、判定精度も高められる。
請求項2に記載の発明は、
前記蛍光観察部には、前記蛍光発光した光の光束を分岐する分岐手段を備え、
前記第1観察部と前記第2観察部とが、前記検査対象となる蛍光発光体を同時に観察することを特徴とする、請求項1に記載の蛍光発光体の検査装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記検査対象となる蛍光発光体は、1枚の基板上に複数配置されており、
前記蛍光観察部は、検査対象となる複数の蛍光発光体を一度に観察できる視野サイズが同じに設定されている
ことを特徴とする、請求項2に記載の蛍光発光体の検査装置である。
請求項4に記載の発明は、
前記検査対象となる蛍光発光体が、フォトルミネッセンス特性を有するLEDチップであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のLEDチップの検査装置である。
本発明によれば、蛍光発光する蛍光発光体の発光状態を、高精度かつ短時間に検査できる。
本発明を具現化する形態の一例を示す側面図である。 本発明を具現化する形態で得られた判定結果の一例を示す概略図である。 本発明を具現化する形態の別の一例を示す側面図である。 本発明を具現化する形態のさらに別の一例を示すブロック図である。
以下、検査対象となる蛍光発光体として、LED照明の発光素子として用いられるLEDチップを例示し、本発明に係る蛍光発光体の検査装置として、当該LEDチップの検査装置を例示し、図を用いながら説明をする。ここでは、LEDチップは、波長450〜460nmで正常に発光するものを良品とし、それ以外の波長で発光若しくは、発光強度不良ものを不良品として判定する例について説明する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例を示す側面図である。
図1は、LEDチップ検査装置1を用いて、検査対象となるLEDチップCがパターニングされたウエハーWの表面を観察し、LEDチップCを検査をする様子を示している。さらに、このLEDチップCは、最終製品に組み込むために個片化される前の状態、つまり製造工程中の半完成状態ではあるが、フォトルミネッセンス特性を有する状態にある。
なお、図1において、ウエハーWの表面をX,Y方向とし、それに直交する厚み方向をZ方向とし、Z方向の矢印側を上方と表現する(以下、各図について同じ)。
本発明にかかるLEDチップ検査装置1は、照明部2と、蛍光観察部3を備えて構成されている。
照明部2は、検査対象となるLEDチップCに向けて照明光21を照射するものである。具体的には、照明部2として、LD(レーザダイオード)や、LED照明、白色照明とバンドパスフィルタを組み合わせたものが例示できる。また、照明部2は、蛍光観察部3に備える撮像素子がエリアセンサであれば面状の照明を、蛍光観察部3に備える撮像素子がラインセンサであればライトシート状の照明を選択する。このとき、照明光21の照射方向としては、ウエハーWの表面に対して垂直方向から照射する形態が例示できる。
蛍光観察部3は、照明光21がLEDチップCに照射されることで蛍光発光した光を観察するものである。蛍光観察部3は、第1観察部31と、第2観察部32と、第1フィルタ部31fと、第2フィルタ部32fとを備えている。
具体的には、第1観察部31は、レンズ(不図示)などが組み込まれた鏡筒33aに取り付けられており、第1観察部31の観察光路中には第1フィルタ部31fが取り付けられている。また、第2観察部32は、レンズ(不図示)などが組み込まれた鏡筒33bに取り付けられており、第2観察部32の観察光路中には第2フィルタ部32fが取り付けられている。なお、第1観察部31及び第2観察部32としては、エリアセンサカメラや、ラインセンサカメラなどが例示できる。
そのため、第1観察部31では、蛍光発光した光35aが第1フィルタ部31fを通過した光37aとして観察される。また、第2観察部32では、蛍光発光した光35bが第2フィルタ部32fを通過した光37bとして観察される。
第1フィルタ部31fは、蛍光発光した光35aのうち、正常発光の判定基準となる第1の波長よりも長い波長の光を透過させるもの(いわゆる、ロングパスフィルタ)である。
第2フィルタ部32fは、蛍光発光した光35bのうち、正常発光の判定基準となる第2の波長よりも短い波長の光を透過させるもの(いわゆる、ショートパスフィルタ)である。
この場合、第1フィルタ部31fは、正常発光の判定基準となる第1の波長を450nmとし、それよりも長い波長の光を透過させるように構成する。より具体的には、第1フィルタ部31fは、透明ガラスや石英基板の表面に、波長450nmよりも長い波長の光が透過するような、多層膜コーティングを施しておく。
一方、第2フィルタ部32fは、正常発光の判定基準となる第2の波長を460nmとし、それよりも短い波長の光を透過させるように構成する。より具体的には、第2フィルタ部32fは、透明ガラスや石英基板の表面に、波長460nmよりも短い波長の光が透過するような、多層膜コーティングを施しておく。
図2は、本発明を具現化する形態で得られた判定結果の一例を示す概略図である。
図2(a)には、ウエハーW上に、検査対象となるLEDチップが複数配置された様子が示されいる。ウエハーWに配置されている各LEDチップは、外見上は良品/不良品の見分けが付かないが、説明のために、不良モード毎にハッチングをして示す。ここでは、検査対象となるLEDチップCのうち、B1,B2,B3,B4,B5,B6に示す部分は不良品であり、それ以外の部分は良品であることを示している。
なお、B1,B2に示す部分は、発光強度不良の不良品である。B3,B4に示す部分は、波長440〜450nmで(つまり、短波長側に波長ずれして)発光する不良品である。B5,B6に示す部分は、波長460〜470nmで(つまり、長波長側に波長ずれして発光する不良品である。
図2(b)には、第1観察部31で観察されたウエハーWの画像が示されいる。
ウエハーW上に配列された複数のLEDチップCを第1観察部31で観察した場合、B1,B2,B3,B4で示す部分は暗画像として写り、それ以外は明画像として写る。このとき、B1,B2,B3,B4で示す部分は、LEDチップCから蛍光発光した光が、第1観察部31の第1フィルタ41を通過していないことを意味する。つまり、LEDチップCが、短波長側にずれて発光しているか、発光強度不良であると判断できる。
図2(c)には、第2観察部32で観察されたウエハーWの画像が示されいる。
ウエハーW上に配列された複数のLEDチップCを第2観察部32で観察した場合、B1,B2,B5,B6で示す部分は暗画像として写り、それ以外は明画像として写る。このとき、B1,B2,B5,B6で示す部分は、LEDチップCから蛍光発光した光が、第2観察部32の第1フィルタ42を通過していないことを意味する。つまり、LEDチップCが、長波長側にずれて発光しているか、発光強度不良であると判断できる。
つまり、第1観察部31と第2観察部32で観察されたウエハーWの画像を見れば、B1,B2,B3,B4,B5,B6に示す部分が、不良品であると判断でき、さらに両画像を見比べることにより、より具体的な不良モードを判断できる。なお、不良モードとは、例えば、発光強度不良、短波長側に波長ずれして発光、長波長側に波長ずれして発光のいずれかである。
上述の様に、青色LEDの良否判定を行う場合、上記構成のLEDチップ検査装置1を用いれば、検査対象となるLEDチップCの発光波長が450nm〜460nmであれば良品とし、それ以外の波長で発光若しくは発光強度不良による不良品と判断することができる。つまり、検査対象となる蛍光発光体の正常な蛍光発光波長をオーバーラップしつつ、長波長側の光を第1観察部で、短波長側の光を第2観察部で観察でき、第1観察部と第2観察部で観察した画像を比較することで、検査対象となる蛍光発光体が正常発光か、発光強度不良か、長波長側にシフトして発光しているか、短波長側にシフトして発光しているか、発光状態を直ぐに判定でき、判定精度も高められる。よって、本発明にかかるLEDチップ検査装置は、検査対象となるLEDチップの発光状態を、高精度かつ短時間に検査できる。
なお、上述で設定した波長は、説明のために例示したものであり、他の色のLEDの良否判定であれば、適宜他の波長に設定すれば良い。また、良品とする波長の範囲も、適宜設定すれば良い。また、LEDチップ検査装置1には、適宜、ウエハーWを載置する載置台Sと、載置台SをXY方向の任意の位置に移動させ静止させるXYテーブル機構(不図示)を備え、検査をさらに迅速に行える構成としても良い。
[別の形態]
図3は、本発明を具現化する形態の別の一例を示す側面図である。
図3は、図1を用いて上述したLEDチップ検査装置1の別の形態である、LEDチップ検査装置1bについて示したものである。
本発明にかかるLEDチップ検査装置1bは、LEDチップ検査装置1とは一部構成が異なり、照明部2bと、蛍光観察部3bを備えて構成されている。以下、相異点について説明を行う。
照明部2bは、ウエハーWの表面にパターニングされたLEDチップCに対して、斜め方向から照明光21bが照射するものである。LEDチップCは、照明光21bが照射されることにより、蛍光発光した光35cを発する。
蛍光観察部3bは、蛍光発光した光35cを観察するためのものである。
蛍光観察部3bには、蛍光発光した光35cの光束を分岐する分岐手段34が備えられている。分岐手段34は、蛍光発光した光35cの一部を、分岐した光36aとして透過させつつ、残りの光を分岐した光36bとし反射させるものである。分岐手段34としては、ハーフミラーや、ビームスプリッタ等と呼ばれる光学素子を例示することができる。
具体的には、蛍光観察部3bの第1観察部31と第2観察部32とは、レンズ(不図示)などが組み込まれた鏡筒33に取り付けられている。さらに、鏡筒33には、分岐手段34が取り付けられており、第1観察部31と第2観察部32とによって、LEDチップCから発せられる蛍光発光した光35cを同時に観察できるように構成されている。
また、第1観察部31の観察光路中には第1フィルタ部31fが取り付けられており、第2観察部32の観察光路中には第2フィルタ部32fが取り付けられている。第1フィルタ部31fは、分岐した光36aを通過させて、第1フィルタ部31fを通過した光37aとして第1観察部31で観察するためのものである。同様に、第2フィルタ部32fは、分岐した光36bを通過させて、第2フィルタ部32fを通過した光37bとして第2観察部32で観察するためのものである。
なお、図3では、蛍光発光した光35cが垂直上方に発せられた状態について例示したが、これに限定されず、斜め方向に発せられた状態であっても良く、観察対象とする蛍光発光した光35cの方向に合わせて、鏡筒33を配置すれば良い。
LEDチップ検査装置1bは、このような構成をしているため、検査対象となるLEDチップCを検査する際に、第1観察部31と第2観察部32を用いて、蛍光発光した光35cを分岐させて同時に観察することができる。そして、双方の画像を見比べることで、上述した不良モードを迅速に判断できるようになるため、より好ましい。
[別の形態]
検査対象となるLEDチップCが1枚の基板上に複数配置されていれば、蛍光観察部3の第1観察部31と、第2観察部32とは、検査対象となる複数のLEDチップを一度に観察できる視野サイズが同じに設定されている形態とすることが好ましい。具体的には、分岐手段34は、鏡筒33に、ハーフミラーや、ビームスプリッタ等と呼ばれる光学素子を備えて構成する。そして、分岐手段34から第1観察部31,第2観察部32までの光路長は同じにし、その間にレンズ等が配置されていれば、観察倍率が同じになるようにしておく。
このような形態とすれば、検査対象となるLEDチップCを検査する際に、第1観察部31と第2観察部32とで、一度に観察する視野サイズが同じであり、双方の画像を見比べて不良モードを判断することが、より迅速にできるようになるため、より好ましい。
[別の形態]
図4は、本発明を具現化する形態の別の一例を示すブロック図である。
図4は、上述したLEDチップ検査装置1,1bのさらに別の形態である、LEDチップ検査装置1cについて示したものである。
LEDチップ検査装置1cは、LEDチップ検査装置1の構成に加えて、検査対象となるLEDチップの良否を判定する良否判定部7をさらに備えており、このような形態とすることがより好ましい。
良否判定部7は、第1判定部71と、第2判定部72と、第3判定部73を備えている。第1判定部71は、第1観察部31で観察された画像に基づいて、検査対象となるLEDチップCの蛍光発光強度を基に良否候補を判定するものである。
第2判定部72は、第2観察部32で観察された画像に基づいて、検査対象となるLEDチップCの蛍光発光強度を基に良否候補を判定するものである。
第3判定部73は、第1判定部71で判定された結果と、第2判定部72で判定された結果に基づいて、検査対象となるLEDチップCの良否を判定するものである。
具体的には、第1判定部71と、第2判定部72と、第3判定部73とは、画像処理ユニットとその実行プログラムによって構成することができる。
この場合、第1判定部71は、第1観察部31から出力されて画像処理ユニットに入力された画像データに対して、実行プログラムに基づく処理を行い、検査対象となるLEDチップC部分の明るさ情報を取得する。そして、当該明るさ情報と、予め設定された第1閾値情報に基づいて、検査対象となるLEDチップC部分の蛍光発光の良否候補を判定する。つまり、当該明るさ情報が、予め設定された第1閾値情報よりも明るい(明画像)と判断されれば、当該部分を良品と判定し、逆に暗い(暗画像)と判断されれば、当該部分を不良と判定する。
さらに、第2判定部72は、第2観察部32から出力されて画像処理ユニットに入力された画像データに対して、実行プログラムに基づく処理を行い、検査対象となるLEDチップC部分の明るさ情報を取得する。そして、当該明るさ情報と、予め設定された第2閾値情報に基づいて、検査対象となるLEDチップC部分の蛍光発光の良否候補を判定する。つまり、当該明るさ情報が、予め設定された第2閾値情報よりも明るい(明画像)と判断されれば、当該部分を良品候補と判定し、逆に暗い(暗画像)と判断されれば、当該部分を不良候補と判定する。
さらに、第3判定部73は、第1判定部71と第2判定部72から出力された判定結果
を取得し、それらの判定結果に対して論理演算して判定結果を出力する。つまり、検査対象となるLEDチップC部分について、第1判定部71と第2判定部72との判定結果が双方とも良品候補判定であれば、第3判定部73は、論理演算により良品として判定結果を出力する。一方、第1判定部71と第2判定部72との判定結果のいずれかが不良品候補判定であれば、第3判定部73は、論理演算により不良品として判定結果を出力する。この不良品判定はより具体的な不良モードを判断することができる。不良モードとは、例えば、発光強度不良、短波長側に波長ずれして発光、長波長側に波長ずれして発光のいずれかである。
LEDチップ検査装置1cは、このような構成をしているため、検査対象となるLEDチップCの良否判定を自動的に行うことができる。
なお、上述の中で、発光強度不良とは、発光強度が不足している状態を前提に説明した。しかし、本発明を適用して検査を行う場合、発行強度量不足に限らず、第1閾値及び第2閾値に上限を設け、いずれかの上限値以上で発光している場合も発光強度不良とする様にしても良い。
上述の説明では、蛍光発光体の一類型として、半完成品状態ではあるがフォトルミネッセンス特性を有するLEDチップを例示し、当該LEDチップの蛍光発光波長及び蛍光発光強度に基づいた良否判定を行うことで、検査を行うことについて詳細を説明した。そのため、本発明を適用させることで、蛍光発光する半完成品状態のLEDチップの検査においても、当該LEDチップに対して、高精度かつ短時間に検査できる。また、本発明は、当該フォトルミネッセンス特性を有するLEDチップがウエハーなどの1枚の基板上に複数配置されていれば、一度に複数のLEDチップを検査対象としてLEDチップの製造工程中の半完成品状態でより短時間に検査できるので、より好ましいと言える。
なお、本発明の検査対象となる蛍光発光体は、上述の半完成状態のLEDチップに限らず、有機EL・無機ELに用いられる蛍光発光材料や、他の蛍光発光素子を含めることができ、それらの蛍光発光波長及び蛍光発光強度を検査するために本発明を適用することができる。
1 LEDチップ検査装置
1b LEDチップ検査装置
1c LEDチップ検査装置
2 照明部
2b 照明部
3 蛍光観察部
3b 蛍光観察部
7 良否判定部
21 照明光
21b 照明光
31 第1観察部
32 第2観察部
31f 第1フィルタ部
32f 第2フィルタ部
33 鏡筒
34 分岐手段
35a 蛍光発光した光
35b 蛍光発光した光
35c 蛍光発光した光
36a 分岐した光
36b 分岐した光
37a 第1フィルタ部を通過した光
37b 第2フィルタ部を通過した光
71 第1判定部
72 第2判定部
73 第3判定部
C LEDチップ
S 載置台
W ウエハー

Claims (4)

  1. 検査対象となる蛍光発光体に向けて照明光を照射する照明部と、
    前記蛍光発光体から蛍光発光した光を観察する蛍光観察部を備え、
    前記蛍光観察部には、第1観察部と、第2観察部と、第1フィルタ部と、第2フィルタ部とを備え、
    前記第1観察部では前記第1フィルタ部を通過した光を観察し、
    前記第2観察部では前記第2フィルタ部を通過した光を観察し、
    前記第1フィルタ部は、前記蛍光発光した光のうち、正常発光の判定基準となる第1の波長よりも長い波長の光を透過させ、
    前記第2フィルタ部は、前記蛍光発光した光のうち、正常発光の判定基準となる第2の波長よりも短い波長の光を透過させ、
    前記第1の波長は、前記第2の波長よりも短く設定されており、
    当該検査対象となる蛍光発光体の良否を判定する良否判定部をさらに備え、
    前記良否判定部は、
    第1観察部で観察された画像に基づいて当該検査対象となる蛍光発光体の蛍光発光強度を基に良否候補を判定する第1判定部と、
    第2観察部で観察された画像に基づいて当該検査対象となる蛍光発光体の蛍光発光強度を基に良否候補を判定する第2判定部と、
    前記第1判定部と前記第2判定部の結果に基づいて当該検査対象となる蛍光発光体の良否を判定する第3判定部とを備えた
    ことを特徴とする蛍光発光体の検査装置。
  2. 前記蛍光観察部には、前記蛍光発光した光の光束を分岐する分岐手段を備え、
    前記第1観察部と前記第2観察部とが、前記検査対象となる蛍光発光体を同時に観察することを特徴とする、請求項1に記載の蛍光発光体の検査装置。
  3. 前記検査対象となる蛍光発光体は、1枚の基板上に複数配置されており、
    前記蛍光観察部は、検査対象となる複数の蛍光発光体を一度に観察できる視野サイズが同じに設定されている
    ことを特徴とする、請求項2に記載の蛍光発光体の検査装置。
  4. 前記検査対象となる蛍光発光体が、フォトルミネッセンス特性を有するLEDチップであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のLEDチップの検査装置。
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