JP2023019669A - 半導体層構造の検査方法及び半導体層構造の検査装置 - Google Patents
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Abstract
Description
[実施形態1]
本開示に係る実施形態1の検査方法は、照射強度の異なる検査光を照射して各照射で得られる蛍光画像においてそれぞれ発光部の良否を判定し、いずれの良否判定においても良品と判定された発光部を良品と判定する検査方法であり、以下の知見に基づきなされたものである。
上述した知見は、本発明者らが独自に見出した知見であり、本開示に係る実施形態1の検査方法は、本発明者らが独自に見出した上記知見に基づきなされたものである。
以下、実施形態1の検査方法及び検査装置について、詳細に説明する。
実施形態1の検査方法は、発光層を含む発光部を複数備える半導体層構造の良否を判定する検査方法であって、図1に示すように、1次判定ステップS510と2次判定ステップS520と、3次判定ステップS530と、を含む。ここで、特に、1次判定ステップS510は、発光層が発光する光よりも短波長の第1の検査光を第1照射強度で照射して、その照射による第1蛍光画像に基づいて発光部の良否を判定し、2次判定ステップS520は、発光層が発光する光よりも短波長の第2の検査光を第1照射強度より低い第2照射強度で照射して、その照射による第2蛍光画像に基づいて前記発光部の良否を判定する。
そして、3次判定ステップS530では、1次判定ステップS510と2次判定ステップS520のいずれの判定においても良品と判定された発光部を良品と判定する。
これにより、検査が効率よくでき、かつ検査品質の高い、光の照射による半導体層構造の検査方法を提供することができる。
1次判定ステップS510の第1照射ステップS511における第1の検査光、及び2次判定ステップS520の第2照射ステップS521における第2の検査光としては、発光層が発光する光よりも短波長の光が用いられる。例えば、発光層が発光する光が可視光である場合には、第1の検査光及び第2の検査光に可視光に近い波長の405nmに発光ピーク波長を有する光が用いられる。第1の検査光及び第2の検査光の波長は同一であってもよいし、異なっていてもよい。第1の検査光及び第2の検査光の波長は同一であれば、後述の検査装置における照射部の構成を簡略化できる。
半導体層構造とは、複数の半導体が層状あるもので、例えば発光素子の一部である。発光層は、半導体層構造のうち、発光する層のことを言う。半導体層構造は、具体的には、窒化物半導体が挙げられ、InxAlyGa1-x-yN(0≦X≦1、0≦Y≦1)である。発光層も同様である。
第1蛍光画像取得ステップS512で取得される第1蛍光画像は、第1の検査光の照射によって発光部が励起されて蛍光発光し、その光が半導体層構造から放出される際の半導体層構造から得られる画像である。例えば、第1蛍光画像は、蛍光発光の強度に対応する明るさ及び位置により変化する明るさの指標であるコントラストの情報を含む。同様に、第2蛍光画像取得ステップS52で取得される第2蛍光画像は、第2の検査光の照射によって発光部が励起されて発光する蛍光発光し、その光が半導体層構造から放出される際の半導体層構造から得られる画像である。例えば、第2蛍光画像は、蛍光発光の強度に対応する明るさ及び位置により変化する明るさの指標であるコントラストの情報を含む。
1次判定ステップS510の第1判定ステップS513は、第1蛍光画像における発光が第1基準強度より小さい発光部を不良品と判定することを含む。第1基準強度は、判定対象とする半導体層構造と同一の構成を有し、電流印加による良否判定により良品と認定された基準半導体層構造に第1の検査光を第1照射強度で照射したときの蛍光発光により得られる画像に基づき設定する。ここで、第1基準強度は、例えば、画像における最も高い明度に基づき算出した発光強度のピークの値、画像における明度の平均値に基づき算出した発光強度の平均値等である。第1基準強度は、発光強度のピークの値及び画像における明度の平均値に基づき算出した発光強度の平均値の両方を含むものであってもよい。
ここで、基準半導体層構造とは、従来の半導体層構造の検査であって、電流印加により良品と判断された半導体層構造のことをいう。あとで説明するように、この基準半導体層構造は電流印加による検査を行い、良品と判断したものを用いるが、あらかじめ基準半導体層構造を準備しておいてもよく、具体的には良品と判断された基準半導体層構造の購入品を準備しておいてもよい。
また、2次判定ステップS520の第2判定ステップS523は、第2蛍光画像において第2基準強度より大きい第3基準強度以上の発光が確認される発光部を不良品と判定することを含むことが好ましい。これにより、発光強度が弱い発光部を不良品と判定することに加え、異常に強く発光する強発光部を含む半導体層構造を不良品と判定することができる。強発光部とは、いわゆるピット構造に代表されるような半導体の欠陥部分への励起光照射により観測し得る発光部を指す。
また、第2基準蛍光画像は、第2の検査光と同一の光を良品と判定された複数の基準半導体層構造に一括して照射したときに得られる画像であってもよく、複数の基準半導体層構造の画像を含む第2基準蛍光画像を用いると、例えば、検査対象である複数の半導体層構造の画像を含む蛍光画像と比較して一括して効率よく良否判定をすることができる。
また、3次判定ステップは、1次判定ステップで良品と判定され、かつ2次判定ステップで良品と判定されたものを良品と判定する。1次判定ステップと2次判定ステップのいずれかで不良品と判定されたものは、3次判定ステップで不良品と判定される。
実施形態1の検査装置は、検査光を、発光層を含む発光部を複数備える半導体層構造に照射して発光部の良否を判定する検査装置100であって、照射強度が調整可能な検査光を半導体層構造に照射する照射部112と、発光層の発光する光よりも短波長の第1の検査光が第1照射強度で半導体層構造に照射されるように照射部112を制御し、発光層が発光する光よりも短波長の第2の検査光が第1照射強度より低い第2照射強度で半導体層構造に照射されるように照射部112を制御する照射制御部124と、第1の検査光の照射によって得られる半導体層構造の第1蛍光画像を取得し、第2の検査光の照射によって得られる半導体層構造の第2蛍光画像を取得する画像取得部111と、第1蛍光画像及び第2蛍光画像に基づいて各発光部の良否を判定する判定部121と、を含む。
ここで、照射部112は、照射強度に加え検査光の波長が調整可能であってもよい。
以下、より具体的に説明する。
照射部112は、例えば、検査対象である半導体層構造に検査光を照射する1又は2以上の光源を含む。光源は、例えば、一定の広がりをもつ光を支持部113に載置された半導体層構造全体に照射する発光ダイオード、レーザーダイオード、エキシマ光源等を用いることができる。光源の光は、例えば、発光層が発光する光が可視光である場合には、可視光に近い波長の405nmに発光ピーク波長を有する光を用いることができる。
2以上の照射部112を有する場合は、それぞれが異なる位置に設けられていてよい。照射部112は、それぞれ第1の検査光及び第2の検査光を切り替えて発光する複数の光源を含み、異なる方向から照射対象である半導体層構造に第1の検査光または第2の検査光を照射するようにしてよい。
また、第1の検査光と第2の検査光は同一波長の光であってよい。
照射制御部124は、光源の発光強度、光源と照射対象である半導体層構造との距離、光源から出射する配光特性、半導体層構造の表面に対する出射角等のいずれか1つ以上を制御することにより、検査光(第1又は第2の検査光)が所定の照射強度(第1又は第2照射強度)で半導体層構造に照射されるように照射部112から検査光を出射させる。また、検査対象がウエハ115である場合、例えば、ウエハ115の表面全体に検査光(第1又は第2の検査光)が所定の照射強度(第1又は第2照射強度)で、かつ照射むらを低減して照射されるように照射部112を制御する。
尚、照射制御部124による第1の検査光及び第2の検査光の照射制御は、同時ではなくずらして行うことは言うまでもない。第1の検査光又は第2の検査光の照射制御は、半導体層構造の発光部の蛍光特性を考慮して所定の間隔をおいて照射させることが好ましい。例えば、第1の検査光の照射を先に行う場合、第1の検査光の照射による蛍光がある程度、弱くなってから、第2の検査光の照射を行うことが好ましく、このようにすると品質の高い検査が可能になる。
例えば、判定部121は、例えば、第1蛍光画像において発光が第1基準強度より小さい発光部を不良品と判定(1次判定)し、第2蛍光画像において発光が第2基準強度より小さい発光部を不良品と判定(2次判定)する。判定部121は、第2蛍光画像において第2基準強度より大きい第3基準強度以上の発光が確認される発光部を不良品と判定することを2次判定に含むことが好ましく、これにより異常発光する発光部の不良判定が可能になる。そして、判定部121は、1次判定と2次判定に基づき、すなわち、1次判定及び2次判定においていずれも良品であると判定された半導体層構造を良品と判定することにより半導体層構造の良否を3次判定する。
例えば、判定部121は、半導体層構造の第1蛍光画像と、第1の検査光と同一の光を第1照射強度で良品と判定された基準半導体層構造に照射したときの第1基準蛍光画像とを、画像の明度、コントラスト等を比較することにより良否を判定する。また、判定部121は、半導体層構造の第2蛍光画像と、第2の検査光と同一の光を前記第2照射強度で良品と判定された基準半導体層構造に照射したときの第2基準蛍光画像とを、画像の明度、コントラスト等を比較することにより良否を判定する、
本開示に係る実施形態2の検査方法は、発光層を含む発光部を複数備える半導体層構造の良否を判定する検査方法であって、電流印加により発光部の良否判定をする際の電流値と、発光部が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度との相関関係を記憶したデータベースを準備するステップと、データベースを参照して、良否判定すべき印加電流値に対応する第1照射強度を取得する照射強度取得ステップと、検査光を、第1照射強度で前記半導体層構造に照射する照射ステップと、照射ステップにより得られた半導体層構造の蛍光画像に基づいて発光部の良否を判定する判定ステップと、を含む。
ここで、発光部の良否判定をする際の電流値と検査光の照射により良否判定をする際の照射強度との相関関係とは、電流印加による発光部の良否判定の結果と検査光の照射による良否判定の結果とが一致する電流値と照射強度のことをいう。
また、実施形態2の検査方法は、電流印加により発光部の良否判定をする際の電流値と、発光部が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度との相関関係に基づき発光部の良否を判定しているので、電流印加と同等の検出精度で発光部の良否を判定することができる。
以下、実施形態2に係る検査方法の各ステップについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
ここで、実施形態2の検査方法は、上述したように、図4のフローチャートに示す、データベース準備ステップS610と、照射強度取得ステップS620と、照射ステップS630と、判定ステップS640と、を含む。図5は、データベース準備ステップS610のフローチャートである。
データベース準備ステップS610では、上述したように、電流印加により発光部の良否判定をする際の電流値と、発光部が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度との相関関係を記憶したデータベースを準備する。
データベース準備ステップS610は、図5に示す、品種選定ステップS611と、電流印加測定ステップS612と、光励起測定ステップS613と、データ保存ステップS614を含む。
次に、電流印加測定ステップS612において、例えば、選定した半導体層構造の電流印加時の良否判定を行う。また、ウエハ上に設けられた複数の半導体層構造の電流印加時の良否判定を行う。複数の半導体層構造についてそれぞれ良否判定を行う場合には、プローブを移動させて電流印加する。例えば、半導体層構造に1mA以下もしくは品種毎に設定される定格電流の100分の1以下の一定電流を流し、それぞれの半導体層構造の電圧を測定する。そして、例えば、選定する半導体層構造に設けられる閾値電圧(一定の許容される幅があってよい)を満たすものを良品、閾値電圧以下のものを不良品と判定する。
照射強度取得ステップS620では、データベースを参照して、検査対象である半導体層構造の品種の良否を判定する際の印加電流値に対応する照射強度を取得する。
照射ステップS630では、検査光を、照射強度で半導体層構造に照射する。
判定ステップS640では、検査光の照射により得られた半導体層構造の蛍光画像を取得し、データベースを参照しながら、取得した半導体層構造の蛍光画像に基づいて発光部の良否を判定する。
例えば、判定ステップS640において、
(i)半導体層構造の蛍光画像と、
(ii)照射ステップにおいて照射する検査光と同一の光を電流印加により良品と判定された基準半導体層構造に照射したときの基準蛍光画像と、
を比較することにより前記発光部の良否を判定する。
データベースには、電流印加により半導体層構造の良否判定をする際の複数の電流値と、電流値にそれぞれ対応する複数の照射強度との相関関係が保存されている。そして、照射強度取得ステップと、照射ステップと、判定ステップとを、複数の照射強度で行ってもよい。例えば、第1の照射強度よりも小さい第2照射強度を用いて、検査光を、第2照射強度で半導体層構造に照射する照射ステップと、照射ステップにより得られた半導体層構造の蛍光画像に基づいて発光部の良否を判定する判定ステップと、を行ってもよい。また、第1の照射強度よりも大きい第2照射強度を用いて、検査光を、第2の照射強度で半導体層構造に照射する照射ステップと、照射ステップにより得られた半導体層構造の蛍光画像に基づいて発光部の良否を判定する判定ステップと、を行ってもよい。
また、実施形態2の検査方法によれば、電流印加により発光部の良否判定をする際の電流値と、発光部が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度との相関関係に基づき発光部の良否を判定しているので、電流印加と同等の検出精度で発光部の良否を判定することができる。
発光層を含む発光部を複数備える半導体層構造の良否を判定する検査装置200であって、
電流印加により発光部の良否判定をする際の電流値と、発光層が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度との相関関係を記憶したデータベース240と、
検査光を半導体層構造に照射する照射部112と、
テータベースを参照して、良否判定すべき印加電流値に対応する照射強度を取得し、取得した照射強度の検査光が半導体層構造に照射されるように検査光の出射強度を制御して、照射部から検査光を半導体層構造に照射させる照射制御部224と、
検査光の照射による半導体層構造の蛍光画像を取得する画像取得部111と、
取得した蛍光画像に基づいて半導体層構造の良否を判定し、該判定結果を印加電流値における半導体層構造の判定結果として出力する判定部221と、
を含む。
図6は、検査装置200の構成を示すブロック図であり、検査部110と、制御部220と、データベース240と、出力部130とを含む。
ここで、検査部及び出力部は、実施形態1の検査装置100の検査部110及び出力部130と同様に構成されており、それらについては、図6において図2と同一の符号を付して示している。また、図6においても、検査対象として複数の半導体層構造が設けられたウエハ115を図示している。
データベース240には、品種ごとに、電流印加により発光部の良否判定をする際の電流値と、その電流値による良否判定と結果が一致する、発光部が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度とが、基準蛍光画像とともに保存されている。
また、基準蛍光画像がウエハ上に設けられた複数の半導体層構造の蛍光画像を含む画像である場合には、データベース240には、品種ごとに、電流印加により発光部の良否判定をする際の電流値、その電流値による良否判定と結果が一致する、発光部が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度、基準蛍光画像に加え、ウエハ上の各半導体層構造の位置情報が保存されている。
照射制御部224は、検査対象である半導体層構造(発光素子)の品種に照射する検査光の照射強度をデータベース240から取得し、取得した照射強度で検査光が半導体層構造に照射されるように照射部112を制御する。例えば、照射制御部224は、光源の発光強度、光源と照射対象である半導体層構造との距離、光源から出射する配光特性、半導体層構造の表面に対する出射角等のいずれか1つ以上を制御することにより、検査光が所定の照射強度で半導体層構造に照射されるように照射部112から検査光を出射させる。また、検査対象がウエハ115である場合、例えば、ウエハ115の表面全体に検査光が所定の照射強度でかつ照射むらを低減して照射されるように照射部112を制御する。
検査装置200において、例えば、照射制御部224は、検査光を取得した照射強度で複数の半導体層構造に一括して照射するよう照射部112を制御し、照射部112は、検査光を取得した照射強度で複数の半導体層構造に一括して照射する。
画像取得部111は、検査光の一括照射により複数の半導体層構造がそれぞれ発する複数の蛍光を含む蛍光画像を取得する。
そして、判定部221は、複数の蛍光を含む蛍光画像に基づいて複数の半導体層構造の良否を判定する。
110 検査部
111 画像取得部
112 照射部
113 支持部
115 ウエハ
120、220 制御部
121、221 判定部
122、222 画像取得制御部
123 記憶部
124、224 照射制御部
130 出力部
240 データベース
Claims (21)
- 発光層を含む発光部を複数備える半導体層構造の良否を判定する検査方法であって、
前記発光層が発光する光よりも短波長の第1の検査光を第1照射強度で前記半導体層構造に照射して、前記第1の検査光の照射によって取得される前記半導体層構造の第1蛍光画像に基づいて前記発光部の良否を1次判定する1次判定ステップと、
前記発光層が発光する光よりも短波長の第2の検査光を、第1照射強度より低い第2照射強度で前記半導体層構造に照射して、前記第2の検査光の照射によって取得される前記半導体層構造の第2蛍光画像に基づいて前記発光部の良否を2次判定する2次判定ステップと、
前記1次判定と前記2次判定とに基づいて各発光部の良否を判定する3次判定ステップと、
を含む半導体層構造の検査方法。 - 前記1次判定ステップの1次判定は、前記第1蛍光画像における発光が第1基準強度より小さい発光部を不良品と判定することを含み、
前記2次判定ステップの2次判定は、前記第2蛍光画像における発光が第1基準強度と異なる第2基準強度より小さい発光部を不良品と判定することを含む請求項1に記載の半導体層構造の検査方法。 - 前記2次判定ステップの2次判定は、前記第2蛍光画像において前記第2基準強度より大きい第3基準強度以上の発光が確認される発光部を不良品と判定することを含む請求項2に記載の半導体層構造の検査方法。
- 前記1次判定ステップにおいて、
(i)前記半導体層構造の前記第1蛍光画像と、
(ii)前記第1の検査光と同一の光を前記第1照射強度で、良品と判定された基準半導体層構造に照射したときの第1基準蛍光画像と、
を比較することにより良否を判定し、
前記2次判定ステップにおいて、
(i)前記半導体層構造の前記第2蛍光画像と、
(ii)前記第2の検査光と同一の光を前記第2照射強度で、良品と判定された前記基準半導体層構造に照射したときの第2基準蛍光画像と、
を比較することにより良否を判定する、
請求項1~3のいずれか1つに記載の半導体層構造の検査方法。 - 第1基準蛍光画像は、前記第1の検査光と同一の光を良品と判定された複数の基準半導体層構造に一括して照射したときに得られる画像である、
請求項4に記載の半導体層構造の検査方法。 - 検査光を、発光層を含む発光部を複数備える半導体層構造に照射して前記発光部の良否を判定する検査装置であって、
照射強度が調整可能な検査光を前記半導体層構造に照射する照射部と、
前記発光層の発光する光よりも短波長の第1の検査光が第1照射強度で前記半導体層構造に照射されるように前記照射部を制御し、前記発光層が発光する光よりも短波長の第2の検査光が第1照射強度より低い第2照射強度で前記半導体層構造に照射されるように前記照射部を制御する照射制御部と、
前記第1の検査光の照射によって得られる前記半導体層構造の第1蛍光画像を取得し、前記第2の検査光の照射によって得られる前記半導体層構造の第2蛍光画像を取得する画像取得部と、
前記第1蛍光画像及び前記第2蛍光画像に基づいて各発光部の良否を判定する判定部と、
を含む半導体層構造の検査装置。 - 前記判定部は、前記第1蛍光画像において発光が第1基準強度より小さい発光部を不良品と判定することと、
前記第2蛍光画像において発光が第2基準強度より小さい発光部を不良品と判定することを含む請求項6に記載の半導体層構造の検査装置。 - 前記第2蛍光画像において前記第2基準強度より大きい第3基準強度以上の発光が確認される発光部を不良品と判定することを含む請求項7に記載の半導体層構造の検査装置。
- 前記判定部は、
前記半導体層構造の第1蛍光画像と、
前記第1の検査光と同一の光を前記第1照射強度で、良品と判定された基準半導体層構造に照射したときの第1基準蛍光画像と、
を比較することにより良否を判定し、
前記半導体層構造の第2蛍光画像と、
前記第2の検査光と同一の光を前記第2照射強度で、良品と判定された基準半導体層構造に照射したときの第2基準蛍光画像と、
を比較することにより良否を判定する、
請求項6~8のいずれか1つに記載の半導体層構造の検査装置。 - 第1基準蛍光画像は、前記第1の検査光と同一の光を良品と判定された複数の基準半導体層構造に一括して照射したときに得られる画像である、
請求項9に記載の半導体層構造の検査装置。 - 前記照射部は、異なる位置に設けられ、それぞれ前記第1の検査光及び前記第2の検査光を切り替えて発光する複数の光源を含み、異なる方向から照射対象である半導体層構造に前記第1の検査光または前記第2の検査光を照射する、
請求項6~10のうちのいずれか1つに記載の半導体層構造の検査装置。 - 前記第1の検査光と第2の検査光は同一波長である、
請求項6~11のうちのいずれか1つに記載の半導体層構造の検査装置。 - 発光層を含む発光部を複数備える半導体層構造の良否を判定する検査方法であって、
電流印加により前記発光部の良否判定をする際の電流値と、前記発光部が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度との相関関係を記憶したデータベースを準備するステップと、
前記データベースを参照して、良否判定すべき印加電流値に対応する第1照射強度を取得する照射強度取得ステップと、
前記検査光を、前記第1照射強度で前記半導体層構造に照射する照射ステップと、
前記照射ステップにより得られた半導体層構造の蛍光画像に基づいて前記発光部の良否を判定する判定ステップと、
を含む、
半導体層構造の検査方法。 - 前記判定ステップにおいて、
(i)前記半導体層構造の前記蛍光画像と、
(ii)照射ステップにおいて照射する検査光と同一の光を電流印加により良品と判定された基準半導体層構造に照射したときの基準蛍光画像と、
を比較することにより前記発光部の良否を判定する、
請求項13に記載の半導体層構造の検査方法。 - 前記照射強度取得ステップと、照射ステップと、判定ステップとを、複数の照射強度で行うことを含む、
請求項13または14に記載の半導体層構造の検査方法。 - 前記基準蛍光画像は、前記照射ステップにおいて照射する検査光と同一の光を電流印加により良品と判定された複数の基準半導体層構造に一括して照射したときに得られる画像である、
請求項14に記載の半導体層構造の検査方法。 - 発光層を含む発光部を複数備える半導体層構造の良否を判定する検査装置であって、
電流印加により発光部の良否判定をする際の電流値と、前記発光層が発光する光よりも短波長の検査光の照射により良否判定をする際の照射強度との相関関係を記憶したデータベースと、
前記検査光を前記半導体層構造に照射する照射部と、
前記データベースを参照して、良否判定すべき印加電流値に対応する照射強度を取得し、取得した照射強度の検査光が前記半導体層構造に照射されるように検査光の出射強度を制御して、前記照射部から前記検査光を前記半導体層構造に照射させる照射制御部と、
前記検査光の照射による前記半導体層構造の蛍光画像を取得する画像取得部と、
取得した蛍光画像に基づいて前記半導体層構造の良否を判定し、前記印加電流値における半導体層構造の判定結果を出力する判定部と、
を含む、
半導体層構造の検査装置。 - 前記データベースには、前記照射部が照射する検査光と同一の光を電流印加により良品と判定された基準半導体層構造に照射したときの基準蛍光画像が保存されており、
前記判定部において、前記半導体層構造の蛍光画像と前記基準蛍光画像とを比較することにより前記半導体層構造の良否を判定する請求項17記載の半導体層構造の検査装置。 - 前記判定部は、前記複数の電流値における半導体層構造の判定結果を出力する、
請求項17または18に記載の半導体層構造の検査装置。 - 前記照射部は、前記検査光を取得した照射強度で複数の前記半導体層構造に一括して照射し、
前記画像取得部は、前記検査光の一括照射により前記複数の半導体層構造がそれぞれ発する複数の蛍光を含む蛍光画像を取得し、
前記判定部は、前記複数の蛍光を含む蛍光画像に基づいて複数の前記半導体層構造の良否を判定する、
請求項17~19のうちのいずれか1つに記載の半導体層構造の検査装置。 - 前記判定部において、
前記複数の蛍光を含む蛍光画像と、
前記照射部から照射する検査光と同一の光を電流印加により良品と判定された複数の基準半導体層構造に一括して照射したときに、前記複数の基準半導体層構造が発する蛍光を含む基準蛍光画像と、
を比較することにより前記複数の半導体層構造の良否を判定する、
請求項20に記載の半導体層構造の検査装置。
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