JP6075607B2 - ステアリングスイッチ、ステアリングホイール - Google Patents
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Description
また、特許文献1の技術では、配線が多いことから、回転により変形させられる配線の負荷も大きくなり、ステアリングスイッチの操作性が悪化するという問題があった。
図1は、本発明の第1実施形態によるステアリングスイッチ10を備えるステアリングホイール1を示す概略図である。図1では、ステアリングホイール1を、車両が直進する回転位置で示しており、以下、この位置を直進位置と呼ぶ。また、図1は、ステアリングスイッチ10の第1のタッチパネル11aを乗員側に露出した状態を示している。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本実施形態のステアリングスイッチ10は、図1及び図2に示すように、筐体11が回転して乗員側に露出する面を第1のタッチパネル11aとした状態(以下、表面操作状態と呼ぶ)と第2のタッチパネル11bを乗員側に露出する状態(以下、裏面操作状態と呼ぶ)とに切り換えることができる。
ステアリングスイッチ10の第1のタッチパネル11aは、エアコン110(図8参照)の操作が可能である。ステアリングスイッチ10の第1のタッチパネル11aには、表記領域101a〜101dが設けられている。
表記領域101aは、温度を上げるときにタッチ操作される領域である。
表記領域101bは、温度を下げるときにタッチ操作される領域である。
表記領域101cは、風量を上げるときにタッチ操作される領域である。
表記領域101dは、風量を下げるときにタッチ操作される領域である。
表記領域102aは、音量を上げるときにタッチ操作される領域である。
表記領域102bは、音量を下げるときにタッチ操作される領域である。
表記領域102cは、選曲を進めるときにタッチ操作される領域である。
表記領域102dは、選曲を戻すときにタッチ操作される領域である。
また、表記領域101a〜101d、及び、表記領域102a〜102dは、それぞれ、操作面フィルム101,102に印刷表記されている。この操作面フィルム101,102は、後述する筐体11の表面及び裏面に貼り付けられている。
図5は、表面操作状態におけるステアリングスイッチ10を示す図である。図5(a)は、表面操作状態におけるステアリングスイッチ10の第1のタッチパネル11a側を示す。図5(b)は、図5(a)中に示した矢印A−Aで切断した断面を示す。図5(c)は、表面操作状態におけるステアリングスイッチ10の第2のタッチパネル11b側を示す。
図6は、軸部材16を乗員側から見た図である。
図7は、裏面操作状態におけるステアリングスイッチ10を示す図である。図7(a)は、裏面操作状態におけるステアリングスイッチ10の第2のタッチパネル11b側を示す。図7(b)は、図7(a)中に示した矢印B−Bで切断した断面を示す。図7(c)は、裏面操作状態におけるステアリングスイッチ10の第1のタッチパネル11a側を示す。
なお、これら図4と、図5と、図7とでは、各電極の構成が見えるように、上述の表記領域101a〜101d、及び、表記領域102a〜102dを有する操作面フィルム101,102を省略して示している。
ステアリングスイッチ10は、筐体11と、タッチ用電極12a〜12dと、操作面検出用電極13,14と、筐体支持部材15と、軸部材16と、基準電位電極17,18とを備えている。
タッチ用電極12bは、表記領域101b及び表記領域102bへのタッチの検出を行う。
タッチ用電極12cは、表記領域101c及び表記領域102cへのタッチの検出を行う。
タッチ用電極12dは、表記領域101d及び表記領域102dへのタッチの検出を行う。
基準電位電極17は、表面操作状態において操作面検出用電極13と重なる位置に配置されている。一方の基準電位電極18は、裏面操作状態において操作面検出用電極14と重なる位置に配置されている。よって、筐体11が表面操作状態となると、基準電位電極17と操作面検出用電極13とが接近して静電容量の変化を操作面検出用電極13により検出でき、筐体11が表面操作状態にあることを検出できる。一方、筐体11が裏面操作状態となると、基準電位電極18と操作面検出用電極14とが接近して静電容量の変化を操作面検出用電極14により検出でき、筐体11が裏面操作状態にあることを検出できる。
ステアリングスイッチ10は、上述した構成の他に、ステアリングスイッチ制御部100を備えている。ステアリングスイッチ制御部100は、タッチ用電極12a〜12dによるタッチ検出結果により行われる操作指示の内容を検出部(操作面検出用電極13,14)の検出結果に基づいて変更するように制御する。すなわち、操作面検出用電極13が基準電位電極17に接近して静電容量の変化を検出すると、表面操作状態であると判断できる。よって、この場合、ステアリングスイッチ制御部100は、タッチ用電極12a〜12dによるタッチ検出結果を、エアコン110の操作指示であるとして、エアコン110へ操作指示内容を伝える。一方、操作面検出用電極14が基準電位電極18に接近して静電容量の変化を検出すると、裏面操作状態であると判断できる。よって、この場合、ステアリングスイッチ制御部100は、タッチ用電極12a〜12dによるタッチ検出結果を、オーディオ機器120の操作指示であるとして、オーディオ機器120へ操作指示内容を伝える。
図9は、第2実施形態のステアリングスイッチ20を示す概略斜視図である。図9(a)は、第1のタッチパネル21aが乗員側を向いた状態を示し、図9(b)は、第2のタッチパネル21bが乗員側を向いた状態を示している。
なお、第2実施形態のステアリングスイッチ20は、筐体21の回転する形態が異なる他は、第1実施形態のステアリングスイッチ10と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図10は、第3実施形態のステアリングスイッチ30を第1のタッチパネル11a側から見た概略斜視図である。
図11は、ステアリングスイッチ30の制御回路の概略を示すブロック図である。
第3実施形態のステアリングスイッチ30は、第1実施形態のステアリングスイッチ10において検出部として機能している操作面検出用電極13,14と、基準電位電極17,18とが設けられていない。また、第3実施形態のステアリングスイッチ30は、第1実施形態のステアリングスイッチ10における検出部(13,14)の代わりに、操作判定部130を備えている。以上の点が異なる他は、第3実施形態のステアリングスイッチ30は、第1実施形態のステアリングスイッチ10と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
ステアリングスイッチ制御部100は、操作判定部130の判定結果を用いて、操作対象がエアコン110であるのか、オーディオ機器120であるのかを判定する。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
1a,1b,1c スポーク部
10 ステアリングスイッチ
11 筐体
11a 第1のタッチパネル
11b 第2のタッチパネル
12a,12b,12c,12d タッチ用電極
13,14 操作面検出用電極
15 筐体支持部材
16 軸部材
16b,16c 棚部
17,18 基準電位電極
20 ステアリングスイッチ
21 筐体
21a 第1のタッチパネル
21b 第2のタッチパネル
26 軸部材
100 ステアリングスイッチ制御部
101 操作面フィルム
101a,101b,101c,101d 表記領域
102 操作面フィルム
102a,102b,102c,102d 表記領域
110 エアコン
120 オーディオ機器
30 ステアリングスイッチ
130 操作判定部
Claims (5)
- ステアリングホイールに取り付けられ、操作入力を受け付けるステアリングスイッチであって、
第1のタッチパネルと、
前記第1のタッチパネルとは異なる操作を行うことができる第2のタッチパネルと、
前記第1のタッチパネル及び前記第2のタッチパネルを支持する筐体と、
を備え、
前記第1のタッチパネルと前記第2のタッチパネルとは、背面同士を合わせて一体化されており、前記筐体が回転して操作面を変更できるようにステアリングホイールに対して取り付けられており、
前記第1のタッチパネルのタッチを検出するタッチ用電極は、前記第2のタッチパネルのタッチを検出する電極を兼ね、
前記タッチ用電極を前記第1のタッチパネル又は前記第2のタッチパネルの表面に設け、前記筐体は所定の厚さを有し、
前記タッチ用電極によるタッチ検出結果により行われる操作指示が前記第1のタッチパネルの操作であるのか、又は、前記第2のタッチパネルの操作であるかを、検知電圧の違いにより判定する操作判定部を備えること、
を特徴とするステアリングスイッチ。 - 請求項1に記載のステアリングスイッチにおいて、
前記第1のタッチパネルと前記第2のタッチパネルとのいずれを操作面とするのかを検出する検出部を備えること、
を特徴とするステアリングスイッチ。 - 請求項2に記載のステアリングスイッチにおいて、
前記タッチ用電極は、静電容量式センサとして構成されており、
前記検出部は、前記タッチ用電極と同様な静電式容量センサとして形成された操作面検出用電極を有すること、
を特徴とするステアリングスイッチ。 - 請求項2又は請求項3に記載のステアリングスイッチにおいて、
前記タッチ用電極によるタッチ検出結果により行われる操作指示の内容を前記検出部の検出結果に基づいて変更するように制御するステアリングスイッチ制御部を備えること、
を特徴とするステアリングスイッチ。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のステアリングスイッチを有するステアリングホイール。
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