JP6075518B1 - 通信処理装置及びネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

ネットワークシステム上の総トークン数が、トークン2000、2100がネットワークシステムを周回する周回所要時間を、ネットワークに接続された通信処理装置のうち最も処理時間が遅い通信処理装置の最大処理時間で除算した値以下で変動するネットワークシステム。または、自端末のトークン処理時間を計測するトークン処理所要時間計測部204を備え、自端末のトークン処理時間と、受信したトークン上の最大所要時間と比較し、自端末のトークン処理時間が大きければ、トークン上の最大所要時間を自端末のトークン処理時間で更新する通信処理装置。

Description

この発明は通信処理装置及びネットワークシステムに関するものである。
従来から、端末装置間で信号の送受信を行う際、トークンを利用した通信方式が利用されている。そして端末装置間の通信効率を高めるため、複数のトークンを利用したマルチトークン方式が提案されている。
マルチトークン方式を実現する方法としては、LAN内のフリートークン数を端末装置数に応じて定め、トークン管理装置がLAN内のフリートークン数と予め定められたフリートークン数を比較し、比較結果に応じて必要数のフリートークンを新たに送信または回収する方法が提案されている。(特許文献1)
また、マルチトークン方式を実現する別の方法としては、端末装置を監視する一つの監視トークンを伝送路上に送信し、伝送路を一巡して受信した監視トークンからフリートークン待ちの端末装置を読み出し、その情報から調整トークンを増減させ伝送路上に巡回させる方法が提案されている。(特許文献2)
特開2000−332803 特開平4−132343
しかし、従来のフリートークン数を端末装置数に応じて定める技術(特許文献1)では、端末装置数を増やし総トークン数が多くなった場合、ネットワーク内の端末装置の処理速度にばらつきがあると、トークン処理時間の長い端末装置にてトークンが滞留する、また、滞留したトークン数が該端末装置の処理能力を上回ると輻輳が発生するという課題があった。また、従来の監視トークン・調整トークンを用いた技術(特許文献2)においても、フリートークン待ちの端末装置が多くなった場合に総トークン数が増加し、前述の技術と同様に輻輳が発生するという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、各端末装置の処理速度にばらつきがあり、他の端末装置と比較して処理時間の長い端末装置が存在するネットワークにおいても、輻輳を抑制することができる通信処理装置及び通信処理システムを得ることを目的とする。
複数の通信処理装置がネットワークを通じて接続され、トークンの送受信により通信処理装置同士の通信を実現するネットワークシステムにおいて、ネットワークシステム上の総トークン数が、トークンがネットワークシステムを周回する周回所要時間を、ネットワークに接続された通信処理装置のうち最も処理時間が遅い通信処理装置の処理時間で除算した値以下とするものである。
本発明によれば、ネットワークシステム上の目標総トークン数を、ネットワークに接続された端末装置のうち最も処理時間が長い端末装置の処理時間、及びトークンがネットワークシステムを周回する周回所要時間に基づき算出するため、複数の端末装置が接続され、各端末装置の処理時間にばらつきがあるネットワークにおいても、トークンの滞留を回避し、処理時間の長い端末装置における輻輳を抑制する効果がある。
実施の形態1の通信処理システムの構成図である。 実施の形態1における通信処理システムにおけるトークン管理装置の構成図である。 実施の形態1の通信処理システムにおけるトークンのフォーマット例を示す図である。 実施の形態1におけるトークン情報管理部の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるトークン送出制御部の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態1における通信処理システムにおける端末装置の構成図である。 実施の形態1における端末装置の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態2における通信処理システムにおけるトークン管理装置の構成図である。 実施の形態2におけるトークン情報管理部の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態2におけるトークン送出制御部の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態3における通信処理システムにおけるトークン管理装置の構成図である。 実施の形態3の通信処理システムにおけるトークンのフォーマット例を示す図である。 実施の形態3におけるトークン情報管理部の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態3における端末装置の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態4の通信処理システムにおけるトークン管理装置の構成図である。 実施の形態4の通信処理システムにおけるトークンのフォーマット例を示す図である。 実施の形態4におけるトークン情報管理部の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態4の通信処理システムにおける端末装置の構成図である。 実施の形態4における端末装置の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態5の通信処理システムにおけるトークン管理装置の動作を示すフローチャート図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における通信処理システム10で、ネットワーク上を二つのトークンが巡回している場合の構成例を示すものである。図1において、1は各端末装置とEthernet(登録商標)等の有線ネットワークを介して情報の収集や制御を行うトークン管理装置、2A〜2GはEthernet等の有線ネットワークを介してセンサ情報や機器の制御データをトークン管理装置と送受信する端末装置、2000〜2100はネットワークを巡回するトークンである。本実施の形態では、これらの装置がリング型に接続されている。
トークン2000、2100は、トークン管理装置1によりネットワーク内に送出され、リング型のネットワーク上を決められた順序で巡回していく。トークン2000,2100を受信した端末装置2A〜2Gは任意のフレームの送信権が与えられる。トークン2000、2100を受信した送信したいフレームがある端末装置2A〜2Gは送信したいフレームを、送信先の端末装置宛てに送信後、トークンを次の端末装置へ送信する。トークンを受信した時点で送信したいフレームを持っていない端末装置がトークンを受信すると、トークンをそのまま次の端末装置へ送信する。トークン管理装置1はトークン2000、2100の総数と送信周期を制御する。ここで、本実施の形態では、リング型のネットワーク構成としたがこれに限られず、論理的にトークンが巡回する構成としたスター型やバス型のネットワーク構成でも良い。
図2は、この発明の実施の形態1の通信処理システム10におけるトークン管理装置1の構成図である。図2において、トークン管理装置1はデータ送信部101、データ受信部102、トークン送出制御部103、トークン周回時間計測部104、トークン処理最大所要時間計測部105、トークン情報管理部106、アプリデータ制御部107を備える。
データ送信部101では、トークン送出制御部103からのデータをEthernet等の有線ネットワークへ送信する。ここで、データはトークン及びトークン以外のフレームである。データ受信部102では、Ethernet等の有線ネットワークからデータを受信し、受信したデータに含まれるトークンをトークン周回時間計測部104、トークン処理最大所要時間計測部105、トークン送出制御部103に送信する。また、受信したデータのうち、トークン以外のフレームをアプリデータ制御部107に送信する。トークン周回時間計測部104では、トークンを受信した時刻をモニタし、受信したトークンの送信時刻と受信時刻との差分から、トークンが端末装置を全て巡回するのに要した時間を算出し、トークン情報管理部106に送信する。
トークン処理最大所要時間計測部105では、受信したトークン内の情報から端末装置におけるトークン処理の最大所要時間を読み出し、トークン情報管理部106に送信する。トークン情報管理部106は、後述のように目標総トークン数の算出を行い、トークン送出制御部103に目標総トークン数を送信する。アプリデータ制御部107では、データ受信部102からの入力に応じて、トークン以外のフレームを生成し、トークン送出制御部103にフレームを送信する。トークン送出制御部103は、データ受信部102からトークンを取得するとシステム上のトークン数を1デクリメントする。システム上のトークン数が目標総トークン数Nに満たない場合にトークンをデータ送信部101に送信する。トークンを送信する場合、システム上のトークン数を1インクリメントし、トークンを生成し、トークンに一意に識別可能なトークン番号の付与を行い、送信時刻とトークン番号をトークン周回時間計測部104に送信するとともに、トークンをデータ送信部101に送信する。送信時刻はトークン番号とともにトークン周回時間計測部104に記憶される。
なお、データ送信部101、データ受信部102は通信インターフェースにより実現される。トークン送出制御部103、トークン周回時間計測部104、トークン処理最大所要時間計測部104、トークン情報管理部106、アプリデータ制御部107はCPUが制御プログラムを実行し、ワーキングメモリを用いて演算されることで実現される。制御プログラムは図示しないメモリに記憶されている。
図3は、実施の形態1の通信処理システム10におけるトークンのフォーマット例を示す図である。宛先1001はフレームの送信先を、送信元1002はフレームの送信元を一意に示す。フレームデータ長1003は該フレーム全体のデータ長、チェックサム1004はフレームの破損チェック用コードである。トークン番号1005は、トークンが一意に識別可能な識別番号で、トークン送出制御部103により付与される。最大所要時間1006はトークン送信時には0で送信され、各端末装置がそれぞれのトークン処理所要時間を計測し、トークン受信時の最大所要時間1006と比較して、大きい方をトークン上の最大所要時間1006に上書きする。これによりトークン管理装置1は、トークンが一巡する間に最も処理に時間を要した端末装置の処理時間を把握できる。
図4は、実施の形態1の通信処理システムにおけるトークン管理装置1のトークン情報管理部106の動作を示すフローチャート図である。本動作は、トークン情報管理部106が行う。S101にてトークン周回時間T1をトークン周回時間計測部104より取得し、S102にてトークン処理最大所要時間T2をトークン処理最大所要時間計測部105より取得する。次に、S103にて以下の数式で算出される時間比率N1を算出する。
N1=T1/T2 ・・・(1)
実施の形態1では、時間比率N1を目標総トークン数Nとする。ここで、S101で取得するトークン周回所要時間は、ここでは最新のトークンが周回した時の所要時間としたがこれに限らず、これまでの所要時間の最大値でも良いし、一定回数の周回所要時間の平均値としても良い。なお、トークン周回所要時間は、各端末でのトークン処理に要する時間を含む。また、トークン処理最大所要時間は、ここでは最新のトークンが周回した時の所要時間としたがこれに限らず、これまでの所要時間の最大値でも良いし、一定回数の周回所要時間の平均値から求めても良い。また、目標総トークン数N算出を行うタイミングは、データ受信部102がトークンを受信した時でもよいし、一定周期毎でも良いし、一定のトークン巡回数毎でも良い。
図5は、この発明の実施の形態1の通信処理システムにおけるトークン送出制御部103の動作を示すフローチャート図である。
S200にて、トークン送出制御部103はシステム上のトークン数と目標トークン数を比較し、トークン送信要否を確認する。具体的には、システム上のトークン数<目標トークン数Nであれば送信要と判断し、システム上のトークン数≧目標トークン数Nであれば送信不要と判断する。送信要であればS207に移行し、送信不要であれば送信要となるまで判断を繰り返す。S207ではシステム上のトークン数をインクリメントする。なお、本実施の形態ではシステム上のトークン数>目標トークン数Nとなることは起こりえない。S201にてトークン送出制御部103は、アプリデータ制御部107より送信フレームを取得する。S202、S203では、取得したフレームを繰り返しデータ送信部101へ送信する。次に、S204にてトークンの生成処理を行う。具体的には、宛先1001、送信元1002、フレームデータ長1003をトークンに付与し、トークン番号に1を加算した値をトークン番号1005に付与し、最大所要時間1006をクリアする。
次に、S205にてデータ送信部101にトークンを送信する。データ送信部101はトークンをネットワークに送信する。S206では、トークン周回時間計測部104にトークンの送信時刻を送信し、トークン周回所要時間の計測を開始させる。なお、図5の一連の処理が実施されるタイミングは、任意であり、例えば予め決められた周期毎でもよいし、目標総トークン数となるまで連続してトークンを送信してもよい。要するに、ネットワークシステム上のトークン数が目標総トークン数Nを超えなければ、トークンが送信されるタイミングはいつでもよい。
図6は実施の形態1の通信処理システムにおける端末装置の構成図である。端末装置2はデータ送信部201、データ受信部202、トークン生成部203、トークン処理所要時間計測部204、アプリデータ制御部205を備える。
データ送信部201では、Ethernet等の有線ネットワークへデータを送信する。ここで、データとはトークン及びフレームである。データ受信部202では、Ethernet等の有線ネットワークからデータを受信し、トークン処理所要時間計測部204にトークンを送信し、アプリデータ制御部205には受信したデータのうちトークン以外のフレームを送信する。トークン処理所要時間計測部204では、データ受信部202からトークンを受信してからトークン生成部203がアプリデータ制御部205から送信が必要な任意のフレームを取得し終えるまでの所要時間を計測する。トークン処理所要時間計測部204は、計測した所要時間と合わせて、受信したトークンをトークン生成部203に送信する。アプリデータ制御部205では、受信したフレームに応じて送信が必要な任意のフレームを作成し、データ送信部201とトークン生成部203に作成したフレームを送信する。トークン生成部203は、受信したトークンからネットワークへ送信するトークンを生成しデータ送信部201へ送信する。データ送信部201は、トークン、その他のフレームをネットワークに送信する。
図7は実施の形態1の通信処理システムにおける端末装置2の動作を示すフローチャート図である。データ受信部202はS301にてトークンを受信し、トークン処理所要時間計測部204にトークンを送信する。S302にてトークン処理所要時間計測部204は処理所要時間の計測を開始する。アプリデータ制御部205はS303、S304にて送信の必要な任意のフレームを生成しデータ送信部201に送信し、データ送信部201は生成したフレームをネットワークに送信する。
S305では、トークン生成部203はトークン処理所要時間計測部204からトークン処理所要時間Aを取得し、トークン上の最大所要時間1006をトークン処理所要時間Aと比較して、大きい方の値でトークンの最大所要時間1006を上書きする。S306にて、トークン生成部203は、必要に応じて宛先1001、送信元1002、フレームデータ長1003を付与しトークンを生成する。S307にてトークン生成部203は、データ送信部201にトークンを送信し、データ送信部201からネットワークにトークンが送信される。
以上のように、ネットワーク上の総トークン数が、トークンがネットワークシステムを周回する周回所要時間を、ネットワークに接続された通信処理装置のうち最も処理時間が遅い通信処理装置の処理時間で除算した値以下とすることにより、複数の端末装置が接続され、各端末装置の処理時間にばらつきがあるネットワークにおいても、トークンの滞留を回避し、処理時間の長い端末装置における輻輳を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1に加え、目標総トークン数Nを一定周期で送信する。これにより、実施の形態1の効果に加え定時性の確保が可能となる。ここで定時性とは、一定の周期時間内において各端末装置が更新できることをいう。
図8は、実施の形態2における通信処理システムにおけるトークン管理装置の構成図である。図2と比べ、データ受信部102からトークン送出制御部103にトークンの送信が不要となっている。その他図2と同じ符号を付した箇所は実施の形態1と同様のため説明を省略する。トークン情報管理部301は、トークン周回時間計測部104と、トークン処理時間計測部105から受け取った情報からトークン送信周期DTを算出し、トークン送出制御部302に送信する。
図9は、実施の形態2におけるトークン情報管理部301の動作を示すフローチャートである。実施の形態1の場合の図4に比べ、S104が追加となっている。S104では、トークン周回所要時間T1をS103で算出した時間比率N1で除算することで、トークン送信周期DTを算出し、トークン送出制御部302に送信する。なお、本実施の形態の場合、トークン送信周期DTはトークン処理最大所要時間T2となる。
図10は、実施の形態2におけるトークン送出制御部302の動作を示すフローチャート図である。実施の形態1の場合に比べ、S200,S207が削除され、S208、S209が追加となっている。S208ではトークン送出制御部302は、トークン情報管理部301からトークン送信周期DTを取得する。S209では、トークン送信タイミングを待ち、トークン送信周期DT毎にトークンを送信する。
端末装置は実施の形態1と同様のため説明を省略する。以上の構成により本実施の形態では、実施の形態1と同様、複数の端末装置が接続され、各端末装置の処理時間にばらつきがあるネットワークにおいても、トークンの滞留を回避し、処理時間の長い端末装置における輻輳を抑制することができるという効果に加え、定時性の確保が可能となるという効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1に加え、目標総トークン数Nを端末装置数N2と時間比率N1との小さい方で決定する。これにより、実施の形態1の効果に加えさらに精度よく輻輳を抑制することができる。以下、実施の形態1に対し異なる箇所のみ説明する。
図11は、この発明の実施の形態3の通信処理システム10におけるトークン管理装置4の構成図である。実施の形態1のトークン管理装置1に対し、端末装置数計数部401が追加された構成となっている。ここでは、実施の形態1のトークン管理装置1と同じ構成の箇所については説明を省略する。
端末装置数計数部401では、受信したトークン内の情報からネットワーク内の端末装置数を読み出し、トークン情報管理部402に送信する。
図12は、この発明の実施の形態3の通信処理システム10におけるトークン30のフォーマット例を示す図である。実施の形態1のトークン20に対し、端末装置数カウンタ1007が追加となっている。端末装置数カウンタ1007はトークン送信時には0で送信され、端末装置がトークンを送信する毎に1が加算され、トークンがネットワークを1周してトークン管理装置4に戻ってくるまでカウントを続ける。これによりトークン管理装置4は、ネットワークに接続された端末装置数を把握できる。
図13は、実施の形態3におけるトークン情報管理部402の動作を示すフローチャート図である。実施の形態2の場合に比べ、S401〜S402が追加された処理となっている。S401にて、トークン情報管理部4は端末装置数計数部401より端末装置数N2を取得し、S402にて時間比率N1と端末装置数N2を比較し、値の小さい方を目標総トークン数Nに決定する。
実施の形態3における端末装置の構成例は、実施の形態1の図6と同様のため省略する。図14は、実施の形態3における端末装置の動作を示すフローチャート図である。実施の形態1の場合に比べS501が追加となっている。S501では、トークン生成部203がトークンの端末装置数カウンタ1007をインクリメントする。トークンの送信タイミングについては実施の形態1と同様に任意であり、例えば予め決められた周期毎でもよいし、目標総トークン数となるまで連続してトークンを送信してもよい。要するに、ネットワークシステム上のトークン数が目標総トークン数Nを超えなければ、トークンが送信されるタイミングはいつでもよい。
以上のように、トークン情報管理部402がS401で端末装置数N2を取得し、S402で時間比率N1と端末装置数N2の小さい方を目標総トークン数Nとすることにより、ネットワーク上に端末装置数が少ない場合にも、実施の形態1に比べさらに精度よく輻輳を抑制することができる。
なお、トークン管理装置4から目標総トークン数Nのトークンを送出する際、送出周期を以下で求まるトークン送信周期DTにすれば、実施の形態1に比べさらに精度よく輻輳を抑制することができる輻輳の抑制だけでなく、定時性の確保が可能となる。
DT=T1/N ・・・(2)
本実施の形態の目標総トークン数Nは、実施の形態2の目標総トークン数Nよりも小さいため、DTは、実施の形態2の送信周期DT(=トークン処理最大所要時間T2)以上の値となる。
実施の形態4.
実施の形態4では、実施の形態3に加えネットワーク上の総送信データを目標総トークン数を算出する際に考慮することで、ネットワーク上に存在する総トークン数を極力抑制しつつ、ネットワークの輻輳の抑制をさらに高精度に実現する。
図15は実施の形態4の通信処理システムにおけるトークン管理装置の構成図である。本実施の形態のトークン管理装置5は、実施の形態3の図11で示したトークン管理装置の構成に総送信データ量計測部501を追加している。実施の形態3と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。総送信データ量計測部501は、データ受信部102からトークンを受信し、トークン内の情報から送信データ量を読み出し、トークン情報管理部502に送信する。ここで本実施の形態では、送信データ量はトークンから読み出すようにしたが、これに限られず、トークン以外のフレームから計測してもよいし、トークン管理装置5に予め送信データ量を設定してもよい。
図16は、本実施の形態におけるトークンのフォーマット例である。実施の形態3に対し、送信データ量1008を追加している。
図17は、実施の形態4の通信処理システムにおけるトークン情報管理部502の動作を示すフローチャート図である。図17は、実施の形態3の図13で示したフローチャート図に対し、S402の代わりにS601〜S604を追加している。実施の形態3と同様の機能を有する箇所は、実施の形態3と同一の符号を付して重複する説明を省略し、実施の形態3と異なる箇所を説明する。
トークン情報管理部502は、S601にて総送信データ量計測部501よりトークンが1周する間に送信した総送信データ量Bを取得する。S602にて以下の数式により、1トークンあたりの単位時間送信データ量BTを算出する。
BT=B/T1 ・・・(3)
次にS603にて以下の数式により、データ量比率N3を算出する。
N3=BMAX/BT ・・・(4)
ここで、BMAXは単位時間あたりの許容送信データ量であり、物理媒体の仕様に合わせてもよいし、物理媒体の仕様に一定の帯域使用率を乗算したものでもよいし、マージンを加算した値としても良い。
S604にて、時間比率N1、端末装置数N2、データ量比率N3のうち最も小さいものを目標総トークン数Nに決定する。トークンの送信タイミングについては実施の形態1と同様に任意であり、例えば予め決められた周期毎でもよいし、目標総トークン数となるまで連続してトークンを送信してもよい。要するに、ネットワークシステム上のトークン数が目標総トークン数Nを超えなければ、トークンが送信されるタイミングはいつでもよい。
図18は、実施の形態4の通信処理システムにおける端末装置6の構成図である。本実施の形態の端末装置6は、実施の形態1の図6で示した端末装置2の構成に送信データ量計測部501を追加している。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
送信データ量計測部501では、データ受信部202からトークンを受信し、アプリデータ制御部205から生成したフレームを受信する。受信したフレームのデータ量を計測し、トークン生成部203に計測したデータ量と受信したトークンを送信する。トークン生成部203では、受信したトークンの送信データ量1008と、受信した計測データ量とを加算し、トークンの送信データ量1008を上書きする。
図19は、実施の形態4の通信システムにおける端末装置の動作を示すフローチャート図である。図19は、実施の形態3の図14で示したフローチャート図にS701〜S703を追加している。実施の形態3と同様の機能を有する箇所は、実施の形態3と同一の符号を付して重複する説明を省略し、実施の形態3と異なる箇所を中心に説明する。
送信データ量計測部501はS701にてデータ受信部202からトークンを受信し、トークンに付与されている送信データ量1008を読み取り、自端末における送信データ量の計測を開始する。S702にて、送信データ量計測部501は、アプリデータ制御部205が図14のS304にてフレームを送信する毎に送信データ量を加算する。S703は、トークン生成部203が送信データ量計測部501から取得した送信データ量を、トークンの送信データ量1008に加算して上書きする。
このように、本実施の形態では、実施の形態3の構成に加え、目標総トークン数Nを、単位時間あたりの許容送信データ量及び総送信データ量に基づき算出している。このため、実施の形態3の効果に加え、受信した端末装置の処理能力では処理に時間を多く要するほど容量の大きなデータを処理することによるトークンの滞留や輻輳をさらに精度よく抑制することができる。なお、トークン管理装置6から目標総トークン数Nのトークンを送出する際、送出周期を数式(2)で求まるトークン送信周期DTにすれば、実施の形態1に比べさらに精度よく輻輳を抑制することができる輻輳の抑制だけでなく、定時性の確保が可能となる。
実施の形態5.
実施の形態5では、実施の形態4に加え、目標総トークン数を現在の総トークン数に応じて修正する。これにより、総トークン数の急激な変化があった場合にも、実施の形態1〜実施の形態4に比べ、さらに精度よく輻輳を抑制することができる。
図20は、実施の形態5の通信処理システムにおけるトークン管理装置の動作を示すフローチャート図である。
図20は、実施の形態5の通信処理システムにおけるトークン管理装置の動作を示すフローチャート図である。実施の形態4の図17で示したフローチャート図にS801〜S804を追加している。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態4と同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、トークン管理装置の構成図は図15と変わらない。S801〜S804の処理は図15のトークン情報管理部502で行う。
トークン情報管理部502は、S604にて目標総トークン数Nを算出後、S801にてトークン情報管理部502が保持している現在の総トークン数N0と目標総トークン数Nを比較する。N0>N+Aであれば、S802にて以下の数式にて目標総トークン数を修正する。
N=N0−Α ・・・(5)
N=N0の場合はS803に進み、目標総トークン数の修正は不要とする。N0<N―BであればS804に進み、以下の数式にて目標総トークン数を修正する。
N=N0+Β ・・・(6)
ここで、Α、Βは予め決められた正の値の固定値である。基本的には輻輳の回避のため、トークンを増加させるのは緩やかに(例えばB=1)、トークンを減少させるのは迅速に(例えばA=N)行うのが好ましい。ただし、AをNに近づけ、Bを小さい値にすると、同時に送信できるデータ量が減少し定時性の確保が難しくなる。この点を踏まえシステムの使用状況に応じてA,Bの値を決定する必要がある。
その後の処理は実施の形態4と同様である。トークンの送信タイミングについては実施の形態1と同様に任意であり、例えば予め決められた周期毎でもよいし、目標総トークン数となるまで連続してトークンを送信してもよい。要するに、ネットワークシステム上のトークン数が目標総トークン数Nを超えなければ、トークンが送信されるタイミングはいつでもよい。
このように、現在の総トークン数N0から目標総トークン数Nに緩やかに近づくよう目標総トークン数を修正したので、総トークン数の急激な変化が必要な場合にも輻輳を抑制することができる。なお、本実施の形態では、Α、Βを設定することにより、目標総トークン数を修正したが、目標総トークン数Nを目標値としたP制御や、PI制御や、PID制御でもよい。いずれにしても現在の総トークン数N0から目標総トークン数Nに緩やかに近づくことができ、本実施の形態と同様の効果が得られる。なお、トークン管理装置から目標総トークン数Nのトークンを送出する際、送出周期を数式(2)で求まるトークン送信周期T4にすれば、総トークン数の急激な変化が必要な場合にも輻輳を抑制することができる効果に加え、定時性の確保が可能となる。
1.トークン管理装置、2A〜2G.端末装置、10.通信処理システム、2000、2100.トークン、204.トークン処理所要時間計測部

Claims (4)

  1. 複数の通信処理装置がネットワークを通じて接続され、トークンの送受信により前記通信処理装置同士の通信を実現するネットワークシステムにおいて、ネットワークシステム上の総トークン数が、トークンが前記ネットワークシステムを周回する周回所要時間を、前記ネットワークに接続された通信処理装置のうち最も処理時間が遅い通信処理装置の処理時間で除算した値以下であることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムを構成する通信処理装置であって、
    一定周期でトークンを送信する通信処理装置。
  3. 複数の他の通信処理装置とネットワークを通じて接続され、前記ネットワークにトークンを送信する通信処理装置であって、
    前記トークンの送信周期が、前記複数の他の通信処理装置のうち、最も処理時間が遅い通信処理装置の処理時間以上であることを特徴とする通信処理装置。
  4. 自端末のトークン処理時間を計測するトークン処理所要時間計測部を備え、
    前記自端末のトークン処理時間と、受信したトークン上の最大所要時間と比較し、前記自端末のトークン処理時間が大きければ前記最大所要時間を前記自端末のトークン処理時間で更新する通信処理装置。
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