JP2006252015A - データ転送制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 データ転送性能の向上と、システム性能の向上を同時に実現可能なデータ転送制御装置を提供する。
【解決手段】 メモリコントロール回路12は、転送されるデータ量を監視し、その結果をデータ送信終了割込み値決定回路16及びデータ受信終了割込み値決定回路17へ通知する。同時に、演算回路14は、上位装置3への割込み発行及び上位装置3からのデータ転送開始命令受信をデータ送信終了割込み値決定回路16及びデータ受信終了割込み値決定回路17へ通知する。記憶回路15には、上位装置3からのデータ転送開始命令の実行に必要なデータが保存されている。データ送信終了割込み値決定回路16及びデータ受信終了割込み値決定回路17は、それら通知されたデータ量及び割込み発行から、次命令受信までの時間及び記憶回路15に格納された情報に基づいてデータ転送終了割込み間隔を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ転送制御装置に関し、特に、ネットワークと上位装置との間に接続され、データ転送性能の向上と、システム性能の向上の2つを同時に実現したデータ転送制御装置に関する。
近年、ネットワーク上を流れるデータ量は増大の一途を辿り、より高速に大容量のデータを転送可能な装置が求められている。しかし、一般的なコンピュータは、入出力データ制御の専用処理装置を備えていないため、コンピュータの中央処理装置がすべての制御及び演算を行っている。そのため、ネットワークの入出力制御に中央処理装置の処理能力を多く割り振ると、コンピュータ自身の処理能力が低下するという現象が発生している。逆に、コンピュータ自身の処理能力を上げるため、入出力制御に割り振る中央処理装置の能力を少なくすると、ネットワークの入出力データ処理能力が低下する。
以上のような問題を解決するため、ネットワークの入出力を制御する装置の高機能化が進んでいる。具体的には、入出力制御装置がデータ転送制御回路を備え、上位装置は、データの転送指示を発行後、データの転送終了割込みを待つだけで済むようになっている。これにより、コンピュータの中央処理装置は、処理能力の多くを他の処理に割り振ることが可能となり、装置全体の処理能力を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−32036号公報
上記特許文献等に記載のデータ転送制御装置においては、データ転送処理を行ったパケット数、すなわち上位装置であるコンピュータの主記憶装置からネットワーク上へ送信したデータの纏まり、又はネットワーク上からコンピュータの主記憶装置へ格納したデータの纏まりの個数と、割込みを発生させる時間とが予め所定の値に設定されている。そして、この割込みを発行する基準となるパケット個数及び時間は、基本的な構成を有する上位装置上で動作した場合を想定して決定されているが、実際にデータ転送制御装置が使用される上位装置構成及びネットワーク構成は無数に存在し、ネットワークの状態も一定ではないため、コンピュータシステムの処理能力及びネットワーク状態を考慮した値になっていないという問題があった。
また、割込み制御の基準となる上記値の取り得る範囲は非常に大きいとともに、パケット個数と時間という2つの値を設定する必要があるため、人手により最良な値を求めることが困難である。さらに、前述のように、ネットワークの状態は常に変化するため、さらに最良値を求めることが困難であるという問題があった。
また、従来のデータ転送制御装置においては、データ転送性能を向上させることを最大の目的とし、上記割込み制御に使用されるパケット数と時間の値として最小の値が選択された場合には、上位装置の中央処理装置に対する割込み回数が増大する。これにより、上位装置の中央処理装置の負荷が高くなり、システム全体としての処理能力の低下を引き起こすという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来のデータ転送制御装置における問題点に鑑みてなされたものであって、データ転送性能の向上と、システム性能の向上の2つを同時に実現することが可能なデータ転送制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ネットワークと上位装置との間に接続されたデータ転送制御装置において、前記ネットワークから前記上位装置へのデータの転送の終了、又は前記上位装置から前記ネットワークへのデータの転送の終了を前記上位装置へ通知する割込みを発生させる基準となる値を、リアルタイムに変更可能としたことを特徴とする。
そして、本発明によれば、データ転送終了の割込みを発生させる基準となる値を、リアルタイムに変更としたため、上位装置又はネットワークの状態の変化に対応してデータ転送を行うことが可能となり、データ転送性能の向上と、システム性能の向上の2つを同時に実現することができる。
前記データ転送制御装置において、データ送信処理終了割込みを前記上位装置へ発行してから、次のデータ送信命令を受信するまでの時間、又はデータ受信処理終了割込みを前記上位装置へ発行してから、次のデータ受信命令を受信するまでの時間を測定することにより、前記上位装置の負荷状態を数値化することができる。また、前記上位装置の負荷状態を履歴として記録することもできる。
前記データ転送制御装置において、前記履歴として複数記録した負荷状態を数値化した値を、最新の負荷状態を数値化した値と比較し、すべての履歴の値が最新の値より大きい場合には、上位装置の負荷状態が低くなったと判断し、すべての履歴の値が最新の値よりも小さい場合には、上位装置の負荷状態が高くなったと判断することができる。これによって、上位装置の負荷状態に合わせてデータ転送終了の割込みを発生させる基準となる値を変更することができる。
前記データ転送制御装置において、前記ネットワーク上を流れるデータトラフィック量を監視し、前記ネットワーク上のデータトラフィック量を数値化し、履歴として複数保持することができる。
また、前記履歴として複数記録したデータトラフィック量を数値化した値を、最新のデータトラフィック量を数値化した値と比較し、すべての履歴の値が最新の値より大きい場合には、ネットワークの負荷状態が低くなったと判断し、すべての履歴の値が最新の値よりも小さい場合には、ネットワークの負荷状態が高くなったと判断することができる。これによって、ネットワークの負荷状態に合わせてデータ転送終了の割込みを発生させる基準となる値を変更することができる。
さらに、前記データ転送制御装置において、前記上位装置の負荷状態及び前記ネットワークの負荷状態から、前記データ転送終了の割込み間隔の基準となる値を決定することができる。これによって、上位装置及びネットワークの両方の負荷状態に対応してデータ転送を行うことができる。
前記データ転送制御装置において、前記上位装置の負荷状態が高い場合には、前記データ転送終了の割込み間隔を大きくすることができる。これによって、上位装置の負荷を軽減することができる。
また、前記データ転送制御装置において、前記上位装置の負荷状態が低い場合には、前記上位装置の負荷状態及び前記ネットワークの負荷状態から決定した前記データ転送終了の割込み間隔の基準となる値を使用することができる。これによって、データ転送性能の向上を優先させることができる。
以上のように、本発明によれば、ネットワークと上位装置との間でデータ転送を行うにあたって、データ転送性能の向上と、システム性能の向上の2つを同時に実現することが可能なデータ転送制御装置を提供することができる。
図1は、本発明にかかるデータ転送処理装置の第1の実施の形態を示し、このデータ転送処理装置1は、外部ネットワーク2から転送される電気信号を変換し、変換されたデータを一時記憶回路11へ送信する変換回路10を有する。また、この変換回路10は、一時記憶回路11から送られてくるデータを電気信号へ変換し、外部ネットワーク2へ送信する機能も備えている。
一時記憶回路11は、変換回路10と、メモリコントロール回路12とに接続され、一時記録装置11と、変換回路10との間を流れるデータを一時的に保持する機能を有する。
メモリコントロール回路12は、演算回路14からの指示により、データ転送制御を行う機能を有する。また、このメモリコントロール回路12は、データ転送を監視し、転送されるデータ量を計測する機能も有する。
ブリッジ回路13は、上位装置3とのインタフェースを提供し、データ転送処理装置1を上位装置3に接続する機能を有する。
演算回路14は、上位装置3からのデータ転送開始命令を受信すると、メモリコントロール回路12へデータ転送指示を発行し、記憶回路15に格納されている値をデータ送信終了割込み、及びデータ受信終了割込みを発生させる基準として、上位装置3に対してデータ送信終了割込み及びデータ受信終了割込みを発行する機能を有する。
記憶回路15は、演算回路14がデータ転送制御に必要なデータを保存する機能を有する。
データ送信終了割込み値決定回路16は、演算回路14と、記憶回路15と、タイマ回路18からの情報に基づいて、演算回路14がデータ送信終了割込みを発行する基準となる値を記憶回路15へ格納する機能を有する。
データ受信終了割込み値決定回路17は、演算回路14と、記憶回路15と、メモリコントロール回路12と、タイマ回路18からの情報に基づいて、演算回路14がデータ受信終了割込みを発行する基準となる値を記憶回路15へ格納する機能を有する。
次に、上記データ送信終了割込み値決定回路16と、データ受信終了割込み値決定回路17の詳細な構成について説明する。
まず、データ送信終了割込み値決定回路16の詳細な構成について、図2を参照しながら説明する。
送信負荷測定回路20は、タイマ回路18と、演算回路14とに接続され、データ送信終了割込みの発行からデータ送信開始命令の受信までの最長時間と、最短時間とを記録する。
送信平均負荷率判定回路21は、送信負荷測定回路20で測定された最長時間と、最短時間から平均時間を算出する。また、この送信平均負荷率判定回路21は、過去に計測された平均時間も保持し、それらの平均時間に基づいて、データ送信処理にかかる上位装置3の平均負荷率を算出する。
データ送信量割込み値決定回路22は、送信平均負荷率判定回路21からのデータ送信命令平均負荷率と、記憶回路15からの送信データ量とに基づいて、データ転送終了割込みを発行する基準となる転送済みデータ量の値を記憶回路15へ送信する。
データ送信時間割込み値決定回路23は、送信平均負荷率判定回路21からの平均負荷時間と、記憶回路15からの送信データ量とに基づいて、データ転送終了割込みを発行する基準となるデータ送信開始からの経過時間の値を記憶回路15へ送信する。
次に、データ受信終了割込み値決定回路17の詳細な構成について、図3を参照しながら説明する。
受信負荷測定回路30は、タイマ回路18と、演算回路14とに接続され、データ受信終了割込み発行からデータ受信命令受信までの最長時間と、最短時間とを記録する。
受信平均負荷率判定回路31は、受信負荷測定回路30で測定された最長時間と最短時間から平均時間を算出する。また、受信平均負荷率判定回路31は、過去に計測された平均時間も保持し、それらの平均時間に基づいて、データ受信処理にかかる上位装置3のデータ受信命令平均負荷率を算出する。
データ受信量測定回路32は、メモリコントロール回路12と、タイマ回路18と、記憶回路15とに接続され、1回のデータ受信転送開始命令で処理可能な最大受信処理可能データ量を受信するにあたって、必要な時間内に受信したデータ量を記録し、平均データ受信量を算出する。
データ受信量割込み値決定回路33は、受信データ量測定回路32と、受信平均負荷率判定回路31とに接続され、平均データ受信量に基づいて、データ受信終了割込みを発行する基準となるデータ受信転送開始命令開始からの受信データ量の値を記憶回路15へ送信する。
データ受信時間測定回路34は、メモリコントロール回路12と、タイマ回路18と、記憶回路15とに接続され、1回のデータ受信転送開始命令で処理可能な最大受信処理可能データ量に基づいて、平均データ受信時間を算出する。
データ受信時間割込み値決定回路35は、データ受信時間測定回路34と、受信平均負荷率判定回路31に接続され、データ受信命令平均負荷率と、平均データ受信時間からデータ受信終了割込みを発行する基準となるデータ受信転送開始命令開始からの経過時間を記憶回路15へ送信する。
次に、上記構成を有するデータ転送処理装置1の動作について、図面を参照しながら説明する。
通常のデータ転送では、上位装置3から演算回路14に対してデータの送信を行う場合には、データ送信開始命令が発行され、データの受信を行う場合には、データ受信開始命令が発行される。各命令発行時には、データ制御を行うために必要な情報が同時に送信され、記憶回路15へ格納される。
具体的には、記憶回路15へ格納されるのは、データ送信開始命令受信時は、データ送信元のデータが格納されている上位装置3上のメモリアドレス及びデータ送信を行うデータ量であり、データ受信開始命令受信時には、受信したデータを格納する上位装置3上のメモリアドレス及びデータを受信できる最大データ量である。
上位装置3よりデータ送信開始命令がデータ転送処理装置1へ発行されると、データ送信元のメモリアドレスと、転送データ量が記憶回路15へ格納され、演算回路14はメモリアドレス及び転送データ量に基づいて、データ転送開始命令の実行を開始する。このときのデータ送信終了割込み値決定回路16の動作について、図2及び図4を参照しながら説明する。
処理40において、データ送信終了割込みを上位装置3へ発行してから次のデータ送信開始命令を受信するまでの時間をタイマ回路18を使用して測定し、測定結果中最大の値をA値として保持する。また、処理41において、測定結果中最小の値をB値として保持する。
処理42において、送信平均負荷率判定回路21は、データ送信処理負荷基準値C値の過去の測定結果を2回分保持し、処理43において、A値及びB値に基づいて、「C値=(A値−B値)/2+B値」という計算式により、現在のデータ送信処理負荷基準値(C値)を求める。
処理44及び46では、現在のデータ送信処理負荷基準値が過去の値と比較して高負荷状態であるか低負荷状態であるかを判定する。比較の方法として、過去2回のデータ送信処理負荷基準値が最新の値以下であった場合をより高い負荷状態であると判断し、処理45において加減値Xに1を加算する。また、過去2回のデータ送信処理負荷基準値が最新の値より大きかった場合には、上位装置3が低負荷状態へ移行したと判断し、処理47において、加減値Xから1を減算する。
処理48において、データ送信処理負荷基準値(C値)及び加減値(X値)からデータ送信処理平均負荷時間を次式によって求める。
データ送信処理平均負荷時間(D値)=データ送信処理負荷基準値(C値)+加減値(X値)
処理49において、データ送信処理負荷基準値(C値)と、データ送信処理平均負荷時間(D値)との比較を行い、C値<D値の関係が成り立つ場合には、上位装置3が高負荷状態であると判断し、処理50において、データ送信終了割込み発行基準データ量の値として、最大の値であるデータ送信開始命令受信時に記憶回路15に格納された転送データ量の値を設定し、記憶回路15へ格納する。
また、C値≧D値の関係が成り立つ場合には、上位装置3が低負荷状態であると判断し、処理52において、記憶回路15に格納された転送データ量から(データ送信処理平均負荷時間(D値)÷10μs)を減算した値をデータ送信終了割込み発行基準データ量として設定し、記憶回路15へ格納する。
処理49において、データ送信処理負荷基準値(C値)と、データ送信処理平均負荷時間(D値)の比較を行い、C値<D値の関係が成り立つ場合には、上位装置3が高負荷状態であると判断し、処理51において、データ送信終了割込み発行基準時間の値として、最大の値であるデータ送信開始命令受信時に記憶回路15に格納された(転送データ量の値)×10μsの値を設定し、記憶回路15へ格納する。
また、C値≧D値の関係が成り立つ場合には、上位装置3が低負荷状態であると判断し、処理53において、記憶回路15に格納された(転送データ量)×10μsからデータ送信処理平均負荷時間(D値)を減算した値をデータ送信終了割込み発行基準時間として設定し、記憶回路15へ格納する。
次に、データ受信終了割込み値決定回路17の動作について、図3、図5及び図6を参照しながら説明する。
処理60において、データ受信終了割込みを上位装置3へ発行してから、次のデータ受信開始命令を受信するまでの時間をタイマ回路18を使用して測定し、測定結果中最大の値をJ値として保持する。また、処理61において、測定結果中最小の値をK値として保持する。
処理62において、データ受信処理負荷基準値(M値)の過去の測定結果を2回分保持し、処理63において、J値及びK値に基づいて、「M値=(J値−K値)/2+K値」という計算式により、現在のデータ受信処理負荷基準値(M値)を求める。
処理64及び66において、現在のデータ受信処理負荷基準値が過去の値と比較して高負荷状態であるか低負荷状態であるかを判定する。比較の方法として、過去2回のデータ受信処理負荷基準値が最新の値以下であった場合をより高い負荷状態であると判断し、処理65において加減値Vに1を加算する。また、過去2回のデータ受信処理負荷基準値が最新の値より大きかった場合には、上位装置3が低負荷状態へ移行したと判断し、処理67において、加減値Vから1を減算する。
処理68において、データ受信処理負荷基準値(M値)及び加減値(V値)からデータ受信処理平均負荷時間(N値)を次式によって求める。
データ送信処理平均負荷時間(N値)=データ送信処理負荷基準値(M値)+加減値(V値)
処理69において、上位装置3が演算回路14へデータ受信開始命令を発行した時に、記憶回路15に格納された1回の命令で受信可能な最大データ量(E値)を1/2にした値を、平均データ受信量(F値)として保持する。
処理70において、受信可能な最大データ量(E値)×10μsすることにより最大データ量を受信するために必要な時間(G値)を求める。処理71では、時間(G値)毎に受信したデータ量(H値)の過去2回分の値を保持する。
処理72において、現在の時間(G値)内で受信したデータ量をメモリコントロール回路12から受け取り、最新のデータ量(H値)を求める。処理73及び75では、現在の受信したデータ量(H値)を過去の値と比較して大小を判定する。比較の方法として、過去2回のデータ量(H値)が最新の値以下であった場合には、ネットワーク上を流れるデータ量が多いと判断し、処理74において加減値(Z値)に1を加算する。また、過去2回のデータ量(H値)が最新の値より大きかった場合には、ネットワーク上を流れるデータ量が少ないと判断し、処理76において、加減値(Z値)から1を減算する。
処理77において、平均データ受信量(F値)及び加減値(Z値)からデータ受信処理平均受信量(L値)を次式によって求める。
データ受信処理平均受信量(L値)=平均データ受信量(F値)+加減値(Z値)
受信データ量測定回路32と同様に、処理70においては、受信可能な最大データ量(E値)×10μsすることにより最大データ量を受信するために必要な時間(G値)を求める。
処理71では、時間(G値)毎に受信したデータ量(H値)の過去2回分の値を保持し、処理72において、現在の時間(G値)内で受信したデータ量をメモリコントロール回路12から受け取り、最新のデータ量(H値)を求める。
処理78及び80では、現在の受信したデータ量(H値)を過去の値と比較し、大小を判定する。比較の方法として、過去2回のデータ量(H値)が最新の値以下であった場合には、ネットワーク上を流れるデータ量が多いと判断し、処理79において加減値(W値)に10μsを加算する。また、過去2回のデータ量(H値)が最新の値より大きかった場合には、ネットワーク上を流れるデータ量が少ないと判断し、処理81において、加減値(W値)から10μsを減算する。
処理82において、平均データ受信量(F値)及び加減値(W値)からデータ受信処理平均受信時間(P値)を次式によって求める。
データ受信処理平均受信量(P値)=平均データ受信量(F値)×10μs+加減値(W値)
処理83において、データ受信処理負荷基準値(M値)とデータ受信処理平均負荷時間(N値)の比較を行い、M値<N値の関係が成り立つ場合には、上位装置3が高負荷状態であると判断し、処理86において、データ受信終了割込み発行基準データ量の値として、最大の値であるデータ受信開始命令受信時に記憶回路15に格納された受信可能な最大データ量の値(E値)を設定し、記憶回路15へ格納する。
また、M値≧N値の関係が成り立つ場合には、上位装置3が低負荷状態であると判断し、処理84において、記憶回路15に格納された受信データ量からデータ受信処理平均受信量(L値)をデータ受信終了割込み発行基準データ量として設定し、記憶回路15へ格納する。
処理83において、データ受信処理負荷基準値(M値)とデータ受信処理平均負荷時間(N値)の比較を行い、M値<N値の関係が成り立つ場合には、上位装置3が高負荷状態であると判断し、処理87において、データ受信終了割込み発行基準時間の値として、最大の値であるデータ送信開始命令受信時に記憶回路15に格納された(受信データ量(E値))×10μsの値を設定し、記憶回路15へ格納する。また、M値≧N値の関係が成り立つ場合には、上位装置3が低負荷状態であると判断し、処理85において、データ受信処理平均受信時間(P値)をデータ送信終了割込み発行基準時間として設定し、記憶回路15へ格納する。
次に、本発明にかかるデータ転送制御装置の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施の形態では、データ送信処理平均負荷時間(D値)を求めるため、過去2回分のデータ送信処理負荷を算出する基準値(C値)と最新のC値を使用しているが、本発明では、過去のC値の数は2回分に限定されることはない。
例えば、過去1回分のC値と最新のC値のみを使用した場合には、上位装置3の一時的なシステム負荷の変動に影響されやすくなるが、上位装置3の負荷状態を迅速にD値に反映させることが可能となる。また、過去のC値の値を3回分以上使用することも可能であり、この場合には、上位装置3の負荷状態をD値に反映させることは遅くなるが、一時的なシステム負荷の変動に左右され難く、上位装置3の負荷状態を正確に判定することが可能となる。
また、データ受信処理平均時間(N値)とデータ受信処理平均受信量(L値)・データ受信処理平均受信時間(P値)を求める場合にも、第1の実施の形態においては、各々過去2回分のデータ受信処理負荷を算出する基準値(M値)と、単位時間あたりの受信データ量(H値)とを使用しているが、上記C値の算出値と同様、使用する過去の値は2回分に限定されることはない。
次に、本発明にかかるデータ転送処理装置の第3の実施の形態について、図6を参照しながら説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態におけるデータ送信終了割込み値決定回路16と、データ受信終了割込み値決定回路17が削除され、代わりに、ソフトウェアROM回路19が追加されている。
ソフトウェアROM回路19は、演算回路14と記憶回路15とに接続されている。このソフトウェアROM回路19には、データ送信終了割込み値決定回路16とデータ受信終了割込み値決定回路17の機能をソフトウェアで実現したソースコードが格納されている。
データ転送回路4が起動されると、ソフトウェアROM回路19からソフトウェアコードが記憶回路15へ転送され、ソフトウェアが実行可能となり、各種のデータ転送割込み値を決定する基準値をソフトウェアにより作成することが可能となる。本発明の第3の形態は、第1の形態の効果に加えて、ハードウェア量を少なくすることができるという効果も有する。
本発明にかかるデータ転送制御装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。 図1のデータ送信終了割込み値決定回路のブロック図である。 図1のデータ受信終了割込み値決定回路のブロック図である。 図2のデータ送信終了割込み値決定回路の動作を示すフローチャートである。 図3のデータ受信終了割込み値決定回路の動作を示すフローチャートである。 図3のデータ受信終了割込み値決定回路の動作を示すフローチャートである。 本発明にかかるデータ転送制御装置の第3の実施の形態を示すブロック図である。
符号の説明
1 データ転送処理装置
2 外部ネットワーク
3 上位装置
4 データ転送処理装置
10 変換回路
11 一時記憶回路
12 メモリコントロール回路
13 ブリッジ回路
14 演算回路
15 記憶回路
16 データ送信終了割込み値決定回路
17 データ受信終了割込み値決定回路
18 タイマ回路
19 ソフトウェアROM回路
20 送信負荷測定回路
21 送信平均負荷率判定回路
22 データ送信量割込み値決定回路
23 データ送信時間割込み値決定回路
30 受信負荷測定回路
31 受信平均負荷率判定回路
32 受信データ量測定回路
33 データ受信量割込み値決定回路
34 データ受信時間測定回路
35 データ受信時間割込み値決定回路
40−53 データ送信終了割込み値決定回路の処理フロー
60−87 データ送信終了割込み値決定回路の処理フロー

Claims (9)

  1. ネットワークと上位装置との間に接続されたデータ転送制御装置において、
    前記ネットワークから前記上位装置へのデータの転送の終了、又は前記上位装置から前記ネットワークへのデータの転送の終了を前記上位装置へ通知する割込みを発生させる基準となる値を、リアルタイムに変更可能としたことを特徴とするデータ転送処理装置。
  2. データ送信処理終了割込みを前記上位装置へ発行してから、次のデータ送信命令を受信するまでの時間、又はデータ受信処理終了割込みを前記上位装置へ発行してから、次のデータ受信命令を受信するまでの時間を測定することにより、前記上位装置の負荷状態を数値化することを特徴とする請求項1に記載のデータ転送処理装置。
  3. 前記上位装置の負荷状態を履歴として記録することを特徴とする請求項2に記載のデータ転送処理装置。
  4. 前記履歴として複数記録した負荷状態を数値化した値を、最新の負荷状態を数値化した値と比較し、すべての履歴の値が最新の値より大きい場合には、上位装置の負荷状態が低くなったと判断し、すべての履歴の値が最新の値よりも小さい場合には、上位装置の負荷状態が高くなったと判断することを特徴とする請求項3に記載のデータ転送処理装置。
  5. 前記ネットワーク上を流れるデータトラフィック量を監視し、前記ネットワーク上のデータトラフィック量を数値化し、履歴として複数保持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデータ転送処理装置。
  6. 前記履歴として複数記録したデータトラフィック量を数値化した値を、最新のデータトラフィック量を数値化した値と比較し、すべての履歴の値が最新の値より大きい場合には、ネットワークの負荷状態が低くなったと判断し、すべての履歴の値が最新の値よりも小さい場合には、ネットワークの負荷状態が高くなったと判断することを特徴とする請求項5に記載のデータ転送処理装置。
  7. 前記上位装置の負荷状態及び前記ネットワークの負荷状態から、前記データ転送終了の割込み間隔の基準となる値を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のデータ転送処理装置。
  8. 前記上位装置の負荷状態が高い場合には、前記データ転送終了の割込み間隔を大きくすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のデータ転送処理装置。
  9. 前記上位装置の負荷状態が低い場合には、前記上位装置の負荷状態及び前記ネットワークの負荷状態から決定した前記データ転送終了の割込み間隔の基準となる値を使用することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のデータ転送処理装置。
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