JP6075511B2 - アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばHF帯の通信で用いられるアンテナ装置およびそれを備える電子機器に関する。
RFID(Radio Frequency Identifier)タグ用や、NFC(Near Field Communication)用のアンテナ装置として、従来、面状コイルアンテナが用いられている。一般に、面状コイルアンテナは、基材と、この基材に形成された矩形スパイラル状の導体パターンとで構成されている。
また、このような面状コイルアンテナのインダクタンスを所定値に調整・設定できるようにしたアンテナ装置が特許文献1に示されている。この特許文献1のアンテナ装置は、基材の両面に導体パターンが形成されたものであり、基材の表面に複数ターンのアンテナコイルが形成されていて、基材の裏面に、アンテナコイルの最外周と最内周が作る領域と略等しい形状の、一部を開放した1ターンコイルが形成されている。
特開平11−3411号公報
携帯通信端末等の電子機器にアンテナ装置が構成される場合に、近年の電子機器の小型化・薄型化に伴い、より小型のアンテナ装置で所定の利得が要求される。
特許文献1に示されているアンテナ装置では、アンテナコイルと1ターンコイルとの間に生じる容量によって、アンテナコイルの等価的インダクタンスがある範囲で定められるが、1ターンコイルは、それ自体では放射素子としては作用しない。すなわち、1ターンコイルに発生する電流は表面側のアンテナコイルとの磁界結合によって発生する誘導電流のみであり、この誘導電流は大きなものではない。そのため、誘導電流によって発生する磁界も大きくなく、1ターンコイルを放射素子として利用することは難しい。
また、特許文献1のアンテナ装置のように、基材の裏面に何らかの導体パターンが形成されている場合、基材に形成された矩形スパイラル状の導体パターンの内周端および外周端にRFIC等の給電回路を接続する際、内周端と給電回路とを接続するための線路を、矩形スパイラル状の導体パターンの形成面側で且つ矩形スパイラル状の導体パターンとは絶縁状態で形成する必要がある。そのため、導体パターンの構成および形成方法が複雑化し、さらに、上記矩形スパイラル状の導体パターンの内周端と給電回路とを接続するための線路(ジャンパー線)はアンテナ特性を劣化させる要因となる。
本発明の目的は、小型でありながら高利得を得られるようにしたアンテナ装置を提供することにある。また、本発明の目的は、面状コイルと給電端子との接続構造を簡素化して製造コストを低減できるようにしたアンテナ装置および電子機器を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、コイル開口の周囲に面状に導体が巻回された形状の面状コイルと、前記面状コイルと対向配置され、前記コイル開口に少なくとも一部が重なる切欠きが形成された面状導体と、平面視で前記面状コイルの形成領域の外側または前記コイル開口の内側に配置された第1給電端子および第2給電端子とを備え、
前記面状コイルは、第1導体パターン部と、第1導体パターン部の外周もしくは内周に沿った形状または平面視で重なる形状の第2導体パターン部とを含み、
前記第1給電端子は前記第1導体パターン部の第1端に導通し、前記第2給電端子は前記第1導体パターン部の第1端に近い側の、前記第2導体パターン部の第1端に導通し、
前記第1導体パターン部および前記第2導体パターン部のそれぞれの第2端が前記面状導体に接続されたことを特徴とする。
上記の構成により、面状コイルを構成する導体パターンを飛び越すジャンパー線が不要であり、構造が簡素化される。また、ジャンパー線を設けることによるアンテナ特性の劣化が回避できる。
(2)上記(1)において、前記切欠きは、導体開口および、前記導体開口の一部を前記面状導体の外縁に連接させるスリットから構成され、前記導体開口が前記コイル開口に重なるように前記面状コイルと前記面状導体とが配置されることが好ましい。この構造により、コイル開口と導体開口とを長い周長にわたって近接させることができる。そのことで、面状導体に効率よく電流が誘導される。
(3)上記(2)において、前記第1導体パターン部および前記第2導体パターン部のそれぞれの第2端は、前記スリットを跨がないように前記面状導体に接続されていることが好ましい。これにより、面状導体に流れる電流は、スリットを介して面状導体に流れる電流と、層間接続導体を介して面状コイルに流れる電流と、に分岐されることが無く、面状コイルと対向していない面状導体の面に流れる電流が大きいと考えられる。したがって、面状導体のアンテナとしての効果が高い。
(4)上記(2)において、前記第1導体パターン部および前記第2導体パターン部のそれぞれの第2端は、前記スリットを跨ぐように前記面状導体に接続されていてもよい。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記面状コイルは、前記コイル開口の周囲に複数回巻回された形状であることが好ましい。これにより、面状コイルと面状導体との結合が高まり、面状導体の放射体としての機能が向上する。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記面状コイルの少なくとも一部を覆う位置に磁性体シートが配置されていることが好ましい。これにより、必要なインダクタンスの面状コイルが、少ないターン数の導体パターンで構成されるので、コイル開口を相対的に大きくでき、その結果、通信相手側アンテナとの結合度を高めることができる。
(7)本発明の電子機器は、アンテナ装置と、筺体とを備え、
前記アンテナ装置は、
コイル開口の周囲に面状に導体が巻回された形状の面状コイルと、前記面状コイルと対向配置され、前記コイル開口に少なくとも一部が重なる切欠きが形成された面状導体と、平面視で前記面状コイルの形成領域の外側または前記コイル開口の内側に配置された第1給電端子および第2給電端子とを備え、
前記面状コイルは、第1導体パターン部と、第1導体パターン部の外周もしくは内周に沿った形状または平面視で重なる形状の第2導体パターン部とを含み、
前記第1給電端子は前記第1導体パターン部の第1端に導通し、前記第2給電端子は前記第1導体パターン部の第1端に近い側の、前記第2導体パターン部の第1端に導通し、
前記第1導体パターン部および前記第2導体パターン部のそれぞれの第2端が前記面状導体に接続されたことを特徴とする。
上記の構成により、面状コイルを構成する導体パターンを飛び越すジャンパー線が不要であり、構造が簡素化される。また、ジャンパー線を設けることによるアンテナ特性の劣化が回避できる。
(8)上記(7)において、前記筺体は導体部を有し、前記導体部が前記面状導体を構成していることが好ましい。これにより、筐体の導体部を面状導体に兼ねることができ、特別な専用の面状導体が不要となり、小型化、低コスト化に有利となる。また、電子機器の外面または外面に近い位置に面状導体が配置されるので、通信相手側アンテナに対しより近接させ易くなり、通性性能が高めやすい。
本発明によれば、面状コイルを構成する導体パターンを飛び越すジャンパー線が不要であり、構造が簡素化される。また、ジャンパー線を設けることによるアンテナ特性の劣化が回避できる。
図1は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図である。 図2はアンテナ装置101の分解斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係るアンテナ装置とその比較例に係るアンテナ装置について、それらの特性をシミュレーションするモデルの構成を示す平面図である。 図4は、図3に示した各アンテナ装置と通信相手であるリーダライタ側アンテナコイルとの配置関係を示す図である。 図5はModel1〜4のアンテナ装置周囲の磁界強度を示す図である。 図6はModel1〜4のアンテナ装置とリーダライタ側のアンテナコイル120との結合係数を示す図である。 図7はNFCの各規格への対応について示す図である。 図8は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の分解斜視図である。 図9は本実施形態のアンテナ装置102に相当するModel3−2および第1の実施形態のアンテナ装置101に相当するModel3について、リーダライタ側アンテナコイルとの結合係数を示す図である。 図10は第3の実施形態に係るアンテナ装置103の分解斜視図である。 図11(A)(B)は第4の実施形態に係るアンテナ装置の分解斜視図である。 図12(A)(B)は第4の実施形態に係るアンテナ装置の分解斜視図である。 図13は第5の実施形態に係るアンテナ装置105の斜視図である。 図14はアンテナ装置105の分解斜視図である。 図15は第6の実施形態に係るアンテナ装置106の平面図である。 図16は第7の実施形態に係るアンテナ装置107の平面図である。 図17は第8の実施形態に係るアンテナ装置108の平面図である。 図18は第9の実施形態に係る電子機器209の分解平面図である。 図19は第10の実施形態に係る電子機器210の分解平面図である。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図、図2はアンテナ装置101の分解斜視図である。
アンテナ装置101は、面状コイル10と、面状コイル10に絶縁層30を介して対向配置された面状導体20と、第1給電端子15と、第2給電端子16とを備える。面状コイル10は、面に沿ってコイル開口10Aの周囲に巻回された形状の、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12で構成されている。面状導体20には、コイル開口10Aに重なる導体開口20Aおよび、導体開口20Aの一部を外縁に連接させるスリット20Sによる切欠きが形成されている。面状導体20は、平面視で略C字形状を有する。第1給電端子15および第2給電端子16は、平面視で導体パターン11,12の形成領域の外側に配置されている。
面状導体20と面状コイル10の外形サイズは略等しい。また、絶縁層30の主要部のサイズも面状導体20および面状コイル10の外形サイズと略等しい。このことにより、面状導体20を備えながらも全体に小型のアンテナ装置が構成できる。
第1導体パターン部11は矩形の渦巻状であり、第2導体パターン部12は第1導体パターン部11の外周に沿った形状である。第1給電端子15は第1導体パターン部11の第1端111に導通していて、第2給電端子16は、第2導体パターン部12の第1端121(第1導体パターン部11の第1端111に近い側の端)に導通している。
第1導体パターン部11の第2端112は第1層間接続導体13を介して面状導体20に接続されている。また、第2導体パターン部12の第2端122は第2層間接続導体14を介して面状導体20に接続されている。第1導体パターン部11および第2導体パターン部12のそれぞれの第2端はスリット20Sを跨ぐように面状導体20に接続されている。すなわち、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12の第2端112,122は、それぞれ、略C字形状の面状導体20のスリット20Sを挟んだ両端部に接続されている。より詳細には、第1導体パターン部11の第2端112は、面状導体20のスリット20Sを挟む両端部のうち、該第2端112を基準とする第1導体パターン部11の延伸方向側に位置する端部に接続されている。第2導体パターン部12の第2端122は、面状導体20のスリット20Sを挟む両端部のうち、該第2端122を基準とする第2導体パターン部12の延伸方向側に位置する端部に接続されている。
アンテナ装置101の製造方法は次のとおりである。先ず、例えばPETフィルムの片面に銅箔をラミネートしたフレキシブル基板を基にし、層間接続導体を形成する位置を穿孔し、銅箔をパターンニングし、孔に導電性ペーストを埋設することで、面状導体10、給電端子15,16、層間接続導体13,14を形成する。また、銅箔をパンチングすることによって面状導体20を形成する。そして、面状コイル10を形成した上記フレキシブル基板に面状導体20を貼り付けることによりアンテナ装置101を構成する。このように、基材シートの片面に導体パターンを形成するだけでよいので、低コスト化できる。
なお、両面に銅箔を備えるフレキシブル基板を基にして、第1面の銅箔をパターンニングすることにより面状コイル10、給電端子15,16を形成し、第2面の銅箔をパターンニングすることにより面状導体20を形成し、ビアホールによって層間接続導体13,14を形成してもよい。
上述のとおり、本実施形態によれば、面状コイルを構成する導体パターンを飛び越すジャンパー線が不要であり、製造が容易である。
アンテナ装置101の動作は次のとおりであると考えられる。例えば送信アンテナとして作用する場合、面状コイル10に電流が流れると、面状導体20の第1面(面状コイルに対向している面)に、面状コイル10の電流方向とは逆方向の電流が誘導される。面状コイル10を流れる電流は途中、層間接続導体13,14および面状導体20を経由して流れると考えられる。この電流は面状導体を1ターンのコイルのように流れる。すなわち、面状コイル10を流れる方向とは逆方向に流れる。面状導体20に誘導される電流はスリット20S付近で面状導体20の第2面へ折り返すように流れると考えられる。面状導体20の第2面に流れる電流の方向は面状コイルに流れる電流の方向と同じであるため、面状導体20が面状コイル10とともにアンテナとして作用する。アンテナ装置101はアンテナの相反定理にしたがって受信アンテナとしても同様に作用する。
図3は、本実施形態に係るアンテナ装置とその比較例に係るアンテナ装置について、それらの特性をシミュレーションするためのモデルの構成を示す平面図である。Model1〜4のいずれも、絶縁層の上面に形成された第1導体パターン部11および第2導体パターン部12の平面図、および絶縁層の下面に形成された面状導体20の平面図である。但し、面状導体20を表す図は上面から(第1導体パターン部11および第2導体パターン部12の形成面側から)見た平面図である。
図3において、Model1に示すアンテナ装置は、面状導体を備えないで、第1導体パターン部11、第2導体パターン部12および接続用導体パターン17で、単なる矩形渦巻状の面状コイルを形成したものである。Model2に示すアンテナ装置は、面状導体20を備え、且つ、第1導体パターン部11、第2導体パターン部12および接続用導体パターン17で矩形渦巻状の面状コイルを形成したものである。Model3に示すアンテナ装置は本実施形態に係るアンテナ装置101に相当する。Model4に示すアンテナ装置は、面状導体20を備え、第1導体パターン部11、第2導体パターン部12および面状導体20の一部で矩形渦巻状の面状コイルを形成したものである。本実施形態に係るアンテナ装置101と異なり、スリット20Sを備えていない。Model1〜4のいずれも、面状コイルの外形寸法は30×30mm、コイル開口の寸法は22×22mmである。
図4は、図3に示した各アンテナ装置と通信相手であるリーダライタ側アンテナコイルとの配置関係を示す図である。図4に示すように、評価対象のアンテナ装置(例えば本実施形態のアンテナ装置101)は回路基板130の下面に配置されていている。リーダライタ側アンテナコイル120の外径は150mm、内径は100mmである。
図5は上記Model1〜4のアンテナ装置周囲の磁界強度を示す図である。アンテナ装置周囲の磁界強度はModel3>Model2>Model1>Model4の順に大きいことが分かる。これは、面状導体20が面状コイル10と磁界結合することで、面状導体20に誘導電流が発生するが、面状導体20に、導体開口20Aの一部を外縁に連接させるスリット20Sが形成されていることで渦電流が抑制され、面状導体20に流れる誘導電流が面状コイル10の電流とともにアンテナとして寄与するためであると考えられる。
図6は上記Model1〜4のアンテナ装置とリーダライタ側のアンテナコイル120との結合係数を示す図である。横軸は、Model1〜4のアンテナ装置の中心とリーダライタ側アンテナコイル120の中心とのずれ量、縦軸は結合係数である。図6から明らかなように、Model4はアンテナコイル120と全く結合しないが、Model1,2,3は結合する。このうち、本実施形態の係るアンテナ装置101に相当するModel3の結合係数が最も高い。
図7はNFCの各規格への対応について示す図である。例えばカードモードの規格ACRでは最短通信距離が25mmであり、リーダライタモードの1つの規格Type4A(DESFire)では最短通信距離が15mmである。本実施形態に係るアンテナ装置101に相当するModel3では図7から明らかなように、いずれの規格も満足している。
《第2の実施形態》
図8は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の分解斜視図である。アンテナ装置102は、面状コイル10と、面状コイル10に絶縁層30を介して対向配置された面状導体20と、第1給電端子15と、第2給電端子16とを備える。面状コイル10は、面に沿ってコイル開口10Aの周囲に巻回された形状の、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12で構成されている。面状導体20には、コイル開口10Aに重なる導体開口20Aおよび、導体開口20Aの一部を外縁に連接させるスリット20Sが形成されている。第1給電端子15および第2給電端子16は、平面視で導体パターン11,12の形成領域の外側に配置されている。
本実施形態のアンテナ装置102と、図2に示した第1の実施形態のアンテナ装置101とは、面状コイル10と面状導体20との位置関係の点で異なる。第2の実施形態では、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12のそれぞれの第2端は、スリット20Sを跨がないように面状導体20に接続されている。
アンテナ装置101の動作は次のとおりであると考えられる。先ず、面状コイル10に電流が流れると、面状導体20の第1面(面状コイルに対向している面)に面状コイル10の電流方向とは逆方向の電流が誘導される。面状コイル10を流れる電流は途中、層間接続導体13,14および面状導体20を経由して流れる。面状導体20に誘導される電流はスリット20Sを経由して面状導体20の第2面へ折り返すように流れる。面状導体20の第2面に流れる電流の方向は面状コイルに流れる電流の方向と同じであるため、面状導体20が面状コイル10とともにアンテナとして作用する。
第1の実施形態で示したアンテナ装置101では、面状導体20に流れる電流はスリット20Sを介して面状導体20に(面状コイル10と対向していない面に)流れる電流と層間接続導体13,14を介して面状コイル10に流れる電流とに分岐されると考えられる。しかし、本実施形態のアンテナ装置102では、上記分岐がないので、面状コイル10と対向していない面状導体20の面に流れる電流が大きいと考えられる。そのため、面状導体のアンテナとしての効果が高いと考えられる。
また、第1の実施形態で示したアンテナ装置101では、スリット20S部で電流が集中するので、その部分での導体損失が大きいが、本実施形態のアンテナ装置102では、スリット20S部での電流集中が抑えられるので、低損失化できる。
図9は本実施形態のアンテナ装置102に相当するModel3−2および第1の実施形態のアンテナ装置101に相当するModel3について、リーダライタ側アンテナコイルとの結合係数を示す図である。シミュレーション条件は第1の実施形態で示した条件と同じである。
図9から明らかなように、Model3−2の方がModel3より結合係数が更に向上している。この原因は上述のとおりである。
なお、図8に示した例では、面状導体のスリット20Sを、層間接続導体13,14が接続される辺とは反対の(対向する)辺に形成したが、層間接続導体13,14がスリット20Sを跨がない位置関係であれば、上述と同様の作用効果を奏する。
《第3の実施形態》
図10は第3の実施形態に係るアンテナ装置103の分解斜視図である。アンテナ装置103は、面状コイル10と、面状コイル10に絶縁層30を介して対向配置された面状導体20と、第1給電端子15と、第2給電端子16とを備える。面状コイル10は、面に沿ってコイル開口10Aの周囲に巻回された形状の、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12で構成されている。
本実施形態のアンテナ装置103は、その面状コイル10の構成が第1の実施形態のアンテナ装置101や第2の実施形態のアンテナ装置102とは異なる。本実施形態のアンテナ装置103においては、第2導体パターン部12が第1導体パターン部11に対して平面視で重なる。
このように、第1導体パターン部11と第2導体パターン部12とが異なる層に形成されていることで、面状コイル10の外形を小さくでき、アンテナ装置を小型化できる。
《第4の実施形態》
図11(A)(B)、図12(A)(B)は第4の実施形態に係るアンテナ装置の分解斜視図である。これらの例は、第1の実施形態で示したアンテナ装置101に対して磁性体シート40,41,42を付加したものである。但し、図12(A)(B)においては、絶縁層30の図示を省略している。
図11(A)に示すアンテナ装置では、面状コイル10の導体パターンの全体に重なる形状の磁性体シート40を貼付している。図11(B)に示すアンテナ装置では、面状コイル10の導体パターンの一部に重なる形状の磁性体シート40を貼付している。このように、面状コイル10を覆うように磁性体を配置することによって、少ない巻回数の導体パターンで所定の大きなインダクタンスを得ることができる。換言すると、必要なインダクタンスの面状コイルが、少ないターン数の導体パターンで構成されるので、コイル開口を相対的に大きくでき、その結果、通信相手側アンテナとの結合度を高めることができる。
図11(B)に示すように、磁性体シート40を部分的に貼付すれば、磁性体シート40の集磁効果で、コイル開口10Aを抜ける磁束の向きを磁性体シート40側に偏らせることができ、そのことで指向性を制御することができる。
図12(A)に示すアンテナ装置では、面状コイル10の対向する第1辺と第2辺のうち第1辺の上面に磁性体シート40が位置し、面状コイル10の第2辺の下面に磁性体シート40が位置する。図12(B)に示すアンテナ装置では、面状コイル10の対向する第1辺と第2辺のうち第1辺の上面に磁性体シート41が位置し、面状コイル10の第2辺の下面に磁性体シート42が位置する。このように、面状コイルのコイル開口を磁性体シートが斜めに通るように、磁性体シート40,41,42を配置すれば、磁性体シート40の集磁効果で、コイル開口10Aを抜ける磁束の向きを磁性体シート40側に偏らせることができ、そのことで指向性を制御することができる。
以上に述べた作用効果以外に、本実施形態によれば、周囲部品との不要結合によるアンテナ特性の劣化が軽減される。また、例えば回路基板のグランド導体や筺体の面に形成されているような電磁シールド用導体、電池パックなど、大きな面積を有する導体の端部付近にアンテナ装置を近接配置すると、それら導体とアンテナ装置とが結合して、導体が放射体として機能するため、良好なアンテナ特性を得ることができる。特に、アンテナ装置に上記磁性体シートを有する場合に、磁性体によって指向性制御がなされるので、アンテナ装置と導体との結合を高めることができる。
《第5の実施形態》
図13は第5の実施形態に係るアンテナ装置105の斜視図、図14はアンテナ装置105の分解斜視図である。
アンテナ装置105は、面状コイル10と、面状コイル10に絶縁層30を介して対向配置された面状導体20と、第1給電端子15と、第2給電端子16とを備える。面状コイル10は、面に沿ってコイル開口10Aの周囲に巻回された形状の、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12で構成されている。面状導体20には、コイル開口10Aに重なる導体開口20Aおよび、導体開口20Aの一部を外縁に連接させるスリット20Sが形成されている。
第1導体パターン部11は矩形の渦巻状であり、第2導体パターン部12は第1導体パターン部11の内周に沿った形状である。第1給電端子15は第1導体パターン部11の第1端に導通していて、第2給電端子16は第2導体パターン部12の第1端に導通している。
第1給電端子15および第2給電端子16は、平面視で導体パターン11,12の形成領域の内側に配置されている。
このように、第1給電端子15および第2給電端子16は、平面視で導体パターン11,12の形成領域の内側に配置されていてもよい。これにより、アンテナ装置の外形を小型化できる。
なお、以上に示した各実施形態では、導体開口20Aがコイル開口10Aに平面視で重なるように、面状コイル10におけるコイル開口10Aの位置と、面状導体20における導体開口20Aの位置関係を定め、また、面状コイル10と面状導体20との配置位置を定めたが、導体開口20Aはコイル開口10Aに少なくとも一部が重なっている関係であってもよい。
《第6の実施形態》
第6の実施形態では、既に示した実施形態とは面状導体の切欠き形状が異なる例を示す。
図15は第6の実施形態に係るアンテナ装置106の平面図である。アンテナ装置106は、面状コイル10と、面状コイル10に絶縁層を介して対向配置された面状導体20と、第1給電端子15と、第2給電端子16とを備える。面状コイル10は、面に沿ってコイル開口の周囲に巻回された形状の、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12で構成されている。面状導体20には、コイル開口に重なるスリット20Sが形成されている。第1給電端子15および第2給電端子16は、平面視で導体パターン11,12の形成領域の外側に配置されている。
面状導体10の構成は第1の実施形態で示したものと同じである。第1の実施形態で図1、図2に示したアンテナ装置101では、スリット20Sおよび導体開口20Aを備えたが、本実施形態のように、面状導体20にスリット20Sだけで切欠き部が形成されてもよい。面状導体20の裏面に流れる電流の方向は面状コイル10を流れる電流の方向と同じであるため、面状導体20が面状コイル10とともにアンテナとして作用する。
《第7の実施形態》
第7の実施形態では、既に示した実施形態とは面状導体の切欠き形状が異なる例を示す。
図16は第7の実施形態に係るアンテナ装置107の平面図である。アンテナ装置107は、面状コイル10と、面状コイル10に絶縁層を介して対向配置された面状導体20と、第1給電端子15と、第2給電端子16とを備える。面状コイル10は、面に沿ってコイル開口の周囲に巻回された形状の、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12で構成されている。面状導体20には、コイル開口に重なる導体開口20Aが形成されている。第1給電端子15および第2給電端子16は、平面視で導体パターン11,12の形成領域の外側に配置されている。
面状導体10の構成は第1の実施形態で示したものと同じである。第1の実施形態で図1、図2に示したアンテナ装置101では、スリット20Sおよび導体開口20Aを備えたが、本実施形態のように、面状導体20に導体開口20Aだけで切欠き部が形成されてもよい。面状導体20の裏面に流れる電流の方向は面状コイル10を流れる電流の方向と同じであるため、面状導体20が面状コイル10とともにアンテナとして作用する。
《第8の実施形態》
第8の実施形態では、既に示した実施形態とは面状導体の大きさが異なる例を示す。
図17は第8の実施形態に係るアンテナ装置108の平面図である。アンテナ装置108は、面状コイル10、および面状コイル10に絶縁層を介して対向配置された面状導体20を備える。面状コイル10は、第1導体パターン部11および第2導体パターン部12で構成されている。面状導体20には、スリット20Sと、コイル開口に重なる導体開口20Aとが形成されている。
本実施形態のように、面状導体20の大きさは面状コイル10の大きさに合っている必要はない。本実施形態のように、面状導体20の外形は面状コイル10の外形より大きくてもよい。この場合でも、面状導体20の裏面に流れる電流の方向は面状コイル10を流れる電流の方向と同じであるため、面状導体20が面状コイル10とともにアンテナとして作用する。また、面状導体20の外縁に電流が流れて磁束が広がるという効果も奏する。
《第9の実施形態》
第9の実施形態では、アンテナ装置109が設けられた電子機器209の例を示す。
図18は、いわゆるスマートフォン等の電子機器209の分解平面図である。この電子機器209の上部筐体91の内部には、回路基板61,62、バッテリーパック90、カメラモジュール76等が収められている。回路基板61には通信回路を備えたRFIC50、共振用のキャパシタ51等が実装されている。回路基板61にはスプリングピンによる接続導体55,56が設けられている。また、回路基板61,62には、いずれも定在波型のUHF帯またはSHF帯のアンテナ81,82等が設けられている。アンテナ装置81,82は例えばセルラー通信用、無線LAN用、Bluetooth(登録商標)用、GPS用等のアンテナである。アンテナ装置81は例えばメインアンテナ、アンテナ装置82はサブアンテナとして機能する。
下部筐体92にはカメラ用穴77が形成されている。下部筐体92は絶縁性樹脂の成型体であり、その内面にはアンテナ装置109が貼付されている。このアンテナ装置109は、第1の実施形態で示したアンテナ装置101の線対称形である。アンテナ装置109は、上記線対称形であることを除けば第1の実施形態で示したアンテナ装置101と同一の構造である。
上部筐体91と下部筐体92とが組み立てられた状態で、接続導体55,56はアンテナ装置109の給電端子15,16に当接して電気的に導通する。
《第10の実施形態》
第10の実施形態では、アンテナ装置110が設けられた電子機器210の例を示す。
図19はいわゆるスマートフォン等の電子機器210の分解平面図である。この電子機器210の上部筐体91の内部には回路基板60、バッテリーパック90、カメラモジュール76等が収められている。回路基板60には通信回路を備えたRFIC50、共振用のキャパシタ51等が実装されている。回路基板60にはスプリングピンによる接続導体55,56が設けられている。
上部筐体91は金属部83,84を備える。上部筐体91の金属部83,84はいずれもUHF帯またはSHF帯のアンテナとして設けられている。金属部83の給電点には給電用ケーブル78の第1端が接続されている。ケーブル78の第2端は給電回路に接続されている。金属部84についても同様に、その給電点に給電用ケーブルの第1端が接続され、その第2端は給電回路に接続されている。金属部83,84によるアンテナ装置は例えばセルラー通信用、無線LAN用、Bluetooth(登録商標)用、GPS用等のアンテナである。金属部83は例えばメインアンテナ、金属部84はサブアンテナとして機能する。
下部筐体92は金属部86,87,88を備える。下部筐体92の金属部87には、カメラ用穴を兼ねる導体開口20A、およびスリット20Sが形成されている。また、金属部87の内面にはアンテナ装置110が貼付されている。アンテナ装置110は、面状コイルの導体パターンがスパイラル状であることを除けば、第1の実施形態で示したアンテナ装置101と同一の構造である。アンテナ装置110は、そのコイル開口が導体開口20Aに少なくとも一部が重なるように配置されている。
上部筐体91と下部筐体92とが組み立てられた状態で、接続導体55,56はアンテナ装置110の給電端子15,16に当接して電気的に導通する。
金属部87は、第8の実施形態で図17に示した面状導体20と同様に作用する。したがって、アンテナ装置110および金属部87によってHF帯のアンテナが構成される。このように、筐体の金属部が面状導体を構成すれば、特別な専用の面状導体が不要となり、小型化、低コスト化に有利である。また、電子機器の外面または外面に近い位置に面状導体が配置されるので、通信相手側アンテナに対しより近接させ易くなり、通性性能が高めやすい。
なお、本実施形態では筐体の金属部を面状導体とした例を示したが、「金属部」以外に、カーボンやグラファイト等の「導体部」であってもよい。
上記金属部83,84,86,87,88は、例えば樹脂成型体の表面に対する導体箔の貼付や金属メッキ等で構成されるか、金属板の成形や削りだした金属体により構成される。また、上記金属部83,86および金属部84,88は一体として構成されていてもよい。さらに、上記面状導体として作用する部分は、筐体の金属部以外に回路基板のグランドパターンやシールド導体等であってもよい。
導体開口20Aはカメラ用穴以外に、ボタン、フラッシュ、スピーカー等のデバイス用に形成された穴であってもよい。
第9、第10の実施形態では、いわゆるスマートフォンを例示したが、その他に、携帯電話端末、タブレットPC、ノートPC、腕時計を含むウェアラブル端末等に、同様に適用できる。
また、以上に示した各実施形態では、面状導体と面状コイルの外形状が同じ矩形である例を示したが、面状導体と面状コイルの外形状は異なっていてもよい。すなわち非相似形であってもよい。また、面状コイル10は角または全体に丸みをもった渦巻状の導体パターンで構成されていてもよい。
また、以上に示した各実施形態では、面状コイルおよび面状導体が平面に沿って形成された形態を例示したが、本発明はこれに限定されず、面状コイルおよび面状導体の一部が折れ曲がっていてもよいし、全体として曲面形状であってもよい。
また、以上に示した各実施形態では、面状コイル10と面状導体20とが絶縁層30によって絶縁された例を示したが、本発明はこれに限定されず、面状コイル10と面状導体20とが単に離間配置された形態であってもよい。
10…面状コイル
10A…コイル開口
11…第1導体パターン部
12…第2導体パターン部
13…第1層間接続導体
14…第2層間接続導体
15…第1給電端子
16…第2給電端子
17…接続用導体パターン
20…面状導体
20A…導体開口
20S…スリット
30…絶縁層
40,41,42…磁性体シート
50…RFIC
51…キャパシタ
55,56…接続導体
60,61,62…回路基板
76…カメラモジュール
77…カメラ用穴
78…ケーブル
81…UHF帯用アンテナ
82…UHF帯用アンテナ
83,84,86,87,88…金属部
90…バッテリーパック
91…上部筐体
92…下部筐体
101〜103,105〜110…アンテナ装置
111…第1導体パターン部の第1端
112…第1導体パターン部の第2端
121…第2導体パターン部の第1端
122…第2導体パターン部の第2端
120…リーダライタ側アンテナコイル
130…回路基板

Claims (8)

  1. コイル開口の周囲に面状に導体が巻回された形状の面状コイルと、前記面状コイルと対向配置され、前記コイル開口に少なくとも一部が重なる切欠きが形成された面状導体と、平面視で前記面状コイルの形成領域の外側または前記コイル開口の内側に配置された第1給電端子および第2給電端子とを備え、
    前記面状コイルは、第1導体パターン部と、第1導体パターン部の外周もしくは内周に沿った形状または平面視で重なる形状の第2導体パターン部とを含み、
    前記第1給電端子は前記第1導体パターン部の第1端に導通し、前記第2給電端子は前記第1導体パターン部の第1端に近い側の、前記第2導体パターン部の第1端に導通し、
    前記第1導体パターン部および前記第2導体パターン部のそれぞれの第2端が前記面状導体に接続されたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記切欠きは、導体開口および、前記導体開口の一部を前記面状導体の外縁に連接させるスリットから構成され、前記導体開口が前記コイル開口に重なるように前記面状コイルと前記面状導体とが配置される、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1導体パターン部および前記第2導体パターン部のそれぞれの第2端は、前記スリットを跨がないように前記面状導体に接続された、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1導体パターン部および前記第2導体パターン部のそれぞれの第2端は、前記スリットを跨ぐように前記面状導体に接続された、請求項2に記載のアンテナ装置。
  5. 前記面状コイルは、前記コイル開口の周囲に複数回巻回された形状である、請求項1から4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記面状コイルの少なくとも一部を覆う位置に磁性体シートを配置した、請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. アンテナ装置と、筺体とを備えた電子機器であって、
    前記アンテナ装置は、
    コイル開口の周囲に面状に導体が巻回された形状の面状コイルと、前記面状コイルと対向配置され、前記コイル開口に少なくとも一部が重なる切欠きが形成された面状導体と、平面視で前記面状コイルの形成領域の外側または前記コイル開口の内側に配置された第1給電端子および第2給電端子とを備え、
    前記面状コイルは、第1導体パターン部と、第1導体パターン部の外周もしくは内周に沿った形状または平面視で重なる形状の第2導体パターン部とを含み、
    前記第1給電端子は前記第1導体パターン部の第1端に導通し、前記第2給電端子は前記第1導体パターン部の第1端に近い側の、前記第2導体パターン部の第1端に導通し、
    前記第1導体パターン部および前記第2導体パターン部のそれぞれの第2端が前記面状導体に接続されたことを特徴とする、電子機器。
  8. 前記筺体は導体部を有し、前記導体部が前記面状導体を構成している、請求項7に記載の電子機器。
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