JP6073744B2 - 金具付きホース及び金具付きホースの組み付け方法 - Google Patents

金具付きホース及び金具付きホースの組み付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、金具付きホース及び金具付きホースの組み付け方法に関する。
従来から、ホースの端部を加締加工によってニップルに固定した金具付きホースが知られている。
この金具付きホースは、家屋内の上水道の配管として使用される場合に、耐圧性を確保するために、例えば、補強層として錆による腐食に強いステンレス製ワイヤーが用いられているが、当該ホースは水回りに用いられるため、ステンレスワイヤーといえどもまったく錆の懸念が無いわけではない。
特に、ニップルに銅合金を使用した場合、口金具かしめ部内部にてニップルとステンレスワイヤーとが接触していると、結露水や家庭用洗剤の付着により、銅合金より相対的にイオン化傾向の大きいステンレスワイヤー中の鉄元素が鉄イオンとして溶出する現象が生じる。このステンレスワイヤーの電触による溶解現象によりワイヤーの腐食が急激に進行する。
ホース外周に外被を装着すると水分のワイヤーへの接触が防げるため腐食を防止することができるが、何らかの外傷により外被が損傷し内部に水分が浸透した場合にはやはり電触が発生する。
下記特許文献1には、ホースの先端部における金属製のワイヤーからなる補強層とニップルの縦壁との間に、ゴム製のOリングが配置された構成が開示されている。
特開2007−278378号公報
上記特許文献1に記載の金具付きホースでは、ホースの先端部の補強層とニップルの縦壁との間にゴム製のOリングを設けることで、補強層を構成するワイヤーの腐食を抑制することができる。しかし、Oリングがゴムにより形成されており、Oリングがニップルに対して滑りにくいため、Oリングをニップルの縦壁と接触する位置に装着しにくい。このため、ホースの先端部の内側にニップルを挿入する際に、ホースの先端部の補強層とニップルの縦壁との間にOリングを組み付けることが難しく、作用性の向上のためには改善の余地がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、補強層を構成するワイヤーの耐腐食性能に優れると共に、補強層と金具及びスリーブとの間にリング体を容易に組み付けることができる金具付きホース及び金具付きホースの組み付け方法を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る金具付きホースは、金属製のワイヤーからなる補強層を備えた可撓性のホースと、前記ホースの端部内側に挿入され、前記ホースの内周面を支持する支持部を備えた金具と、一端が前記金具に係止されると共に他端側が前記ホースの外側に沿って延在され、加締加工によって前記ホースを前記支持部の外周面に押圧する金属製のスリーブと、少なくとも前記ホースの端面と接触する縦壁部と、前記ホースの内周面と接触する横壁部とを備え非導電性のリング体と、を有し、前記縦壁部が前記ホースの端面と反対側で前記金具及び前記スリーブの最奥部と接触すると共に、前記横壁部が前記ホースの内周面と反対側で前記金具の前記支持部と接触するように配置され、前記補強層と前記金具及び前記スリーブとの接触を阻止する構成とされている。
請求項1に記載の発明によれば、金具の支持部がホースの端部内側に挿入されており、金属製のスリーブが加締加工によってホースを支持部の外周面に押圧している。非導電性のリング体が少なくとも縦壁部と横壁部とを備えており、縦壁部がホースの端面と接触すると共に、縦壁部がホースの端面と反対側で金具及びスリーブの最奥部と接触している。また、横壁部がホースの内周面と接触すると共に、横壁部がホースの内周面と反対側で金具の支持部と接触するように配置されている。このため、リング体によって、金属製のワイヤーからなる補強層と金具及びスリーブとの接触が阻止され、補強層と金具及びスリーブとを絶縁することができる。また、リング体の横壁部をホースの先端部の内側に差し込んだ状態で、ホースの先端部及びリング体を一体で金具の支持部とスリーブとの間に挿入することができる。このため、ホースの端面と金具とスリーブとの間にリング体を容易に組み付けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の金具付きホースにおいて、前記横壁部は、半径方向に沿った断面視にて先端側に向かって下り勾配となるような外周傾斜面が形成された三角形状とされている。
請求項2に記載の発明によれば、リング体の横壁部は、半径方向に沿った断面視にて先端側に向かって下り勾配となるような外周傾斜面が形成された三角形状とされており、リング体の横壁部をホースの内側に差し込みやすい。そして、横壁部の外周傾斜面をホースの内周面と接触させると共に、縦壁部をホースの端面と接触させる。この状態で、ホースの先端部及びリング体を一体で金具の支持部とスリーブとの間に挿入することで、リング体がホースの先端部から外れにくい。このため、ホースの端面と金具とスリーブとの間にリング体を容易に組み付けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の金具付きホースにおいて、前記外周傾斜面に、前記ホースの内周面との滑りを阻止する複数の凸部を備える。
請求項3に記載の発明によれば、リング体の外周傾斜面にホースの内周面との滑りを阻止する複数の凸部が形成されており、ホースの先端部及びリング体を金具の支持部とスリーブとの間に挿入するときに、リング体がホースの先端部からより一層外れにくくなる。
請求項4に記載の発明に係る金具付きホースの組み付け方法は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の金具付きホースの組み付け方法であって、前記ホースの先端部に前記リング体の前記横壁部を差し込み、前記横壁部を前記ホースの内周面に接触させると共に、前記縦壁部を前記ホースの端面に接触させる工程と、前記リング体の前記横壁部が差し込まれた前記ホースの先端部を前記金具の前記支持部と前記スリーブとの間に挿入し、前記横壁部を前記ホースの内周面と反対側で前記金具の前記支持部に接触させると共に、前記縦壁部を前記ホースの端面と反対側で前記金具及び前記スリーブの最奥部に接触させる工程と、前記スリーブの外側から加締加工を行って前記ホースを前記支持部の外周面に押圧する工程と、を有する。
請求項4に記載の発明によれば、ホースの先端部にリング体の横壁部を差し込み、横壁部をホースの内周面に接触させると共に、縦壁部をホースの端面に接触させる。次いで、リング体の横壁部が差し込まれたホースの先端部を金具の支持部とスリーブとの間に挿入し、横壁部をホースの内周面と反対側で金具の支持部に接触させると共に、縦壁部をホースの端面と反対側で金具及びスリーブの最奥部に接触させる。その際、リング体の横壁部をホースの先端部に差し込んで横壁部をホースの内周面に接触させると共に、縦壁部をホースの端面に接触させているため、ホースの先端部を金具の支持部とスリーブとの間に挿入するときに、リング体がホースの先端部から外れにくい。その後、スリーブの外側から加締加工を行ってホースを支持部の外周面に押圧して固定する。このため、非導電性のリング体により、ワイヤーからなる補強層と金具及びスリーブとを絶縁することができると共に、ホースの端面と金具とスリーブとの間にリング体を容易に組み付けることができる。
本願発明によれば、補強層を構成するワイヤーの耐腐食性能に優れると共に、補強層と金具及びスリーブとの間にリング体を容易に組み付けることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る金具付きホースを示す断面図である。 図2(A)はリング体を示す半裁断面図であり、図2(B)はリング体を示す平面図である。 図3(A)〜図3(C)は、ホースを金具に組み付ける工程を示す断面図である。 図4はリング体の変形例を示す半裁断面図である。 比較例の金具付きホースを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態である金具付きホース12が示されている。図1では、ホース口金具22とホース14とが接続された状態が示されている。図1に示されるように、金具付きホース12は、ホース14と、一端部側がホース14の内部に挿入される金具としてのホース口金具22と、ホース14とホース口金具22との重なり部34においてホース14の外側に配置される金属製のスリーブ20と、を備えている。
スリーブ20は、加締められることにより、後述するニップル24の外周面に対し、ホース14を押圧する作用を奏している。本実施形態では、スリーブ20は、例えば、ステンレスにより形成されている。スリーブ20は、スリーブ20の軸方向の一端部20Aを内側へ折り込み、ニップル24の外周に設けられた突起状の係止部32に引っ掛けることで、スリーブ20のホース口金具22からの外れが阻止されている。
ホース14は、内面層チューブ16と、その周囲に配置された補強層18と、この補強層18の外周を被覆する外皮19とで構成された3層構造とされている。本実施形態では、内面層チューブ16をゴム層で構成し、補強層18を編組みした金属製の補強ワイヤー(例えば、ステンレスワイヤー等)で構成している。また、外皮19をゴム層で構成している。これにより、内面層チューブ16の抵抗は∞で、補強層18の抵抗は0で、外皮19の抵抗は∞とされている。
ホース口金具22は、略円筒状に形成された支持部としての銅合金製のニップル24を備えている。ニップル24は、ホース14の内径D2よりも大きな外径D1を有している。
ニップル24の先端、すなわちホース14内への挿入端側には先細り部26が形成されており、ニップル24をホース14内へ容易に挿入できるようになっている。
ホース口金具22は、軸方向の中間部に半径方向外側に突出するように形成された略六角形状の拡径部28と、ニップル24の先細り部26と反対側の端部に形成された接続部30と、を備えている。接続部30には、軸方向の端部に半径方向外側に突出した突起部30Aが形成されている。接続部30の突起部30Aには、ナット38の軸方向の端部に半径方向内側に突出するように形成された係止部38Aが係止されている。
ナット38の内側には、環状のゴム製のシール材40が挿入されている。ナット38には、シール材40を介して他の配管等が接続されるようになっている。その際、略六角形状の拡径部28にスパナを掛けて固定することで、他の配管等の雄ねじ部をナット38の雌ねじ部38Bに容易に螺合しやすくなる。
拡径部28から先細り部26側に所定距離だけ離間した位置には、ニップル24を部分的に拡径したフランジ状の係止部32が形成されている。
ニップル24には、ホース14内への挿入状態でこれらが重なり合う重なり部34の一部に、外周が断面視にて鋸歯状とされた鋸歯部36が形成されている。鋸歯部36の歯の向きは、ニップル24がホース14内に挿入された状態で、ホース14の不用意な抜けに対して抵抗が生じる向きとされている。なお、このようにホース14の不用意な抜けを防止するためには、鋸歯部36に変えて、複数の環状の凹凸が形成されていてもよい。
また、スリーブ20には、ホース14との重なり部34の一部に、内周が断面視にて鋸歯状とされた鋸歯部20Bが形成されている。鋸歯部20Bの歯の向きは、スリーブ20の内側にホース14が挿入された状態で、ホース14の不用意な抜けに対して抵抗が生じる向きとされている。なお、このようにホース14の不用意な抜けを防止するためには、鋸歯部20Bに変えて、複数の環状の凹凸が形成されていてもよい。
ホース14の挿入方向の先端部14Aと、ホース14の挿入方向奥側のニップル24及びスリーブ20の奥側端部(最奥部)との間には、補強層18とニップル24及びスリーブ20との接触を阻止するリング体44が設けられている。リング体44は、非導電性又は絶縁性の材料で形成されている。例えば、リング体44としては、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂等の絶縁体高分子で形成されている。本実施形態では、リング体44は、フッ素樹脂で形成されている。
図2にも示されるように、リング体44は、半径方向に沿った断面視にて略L字状に形成されており、ホース14の端面と接触する縦壁部44Aと、ホース14の内周面と接触する横壁部44Bとを備えている。横壁部44Bは、半径方向に沿った断面視にて先端側に向かって下り勾配となるような外周傾斜面44Cが形成された略三角形状とされている。
本実施形態では、半径方向に沿った断面視にて、横壁部44Bの内面と外周傾斜面44Cとの角度はα(度)とされている。また、本実施形態では、縦壁部44Aの外径をD3、縦壁部44Aと外周傾斜面44Cとの境界部の径(直径)をD4としたとき、(D3−D4)/2は、ホース14の厚さ(肉厚)に近い値に設定されている。本実施形態では、(D3−D4)/2は、ホース14の厚さ(肉厚)より小さく設定されている。また、横壁部44Bの先端部(外周傾斜面44Cの下端部)の外径は、ホース14の内径D2(図1参照)より大きく形成されている(図1参照)。
また、リング体44の横壁部44Bの内径は、ニップル24の外径D1(図1参照)よりも僅かに大きく設定されており、ニップル24の外周側にリング体44の横壁部44Bが挿入可能とされている。
次に、金具付きホース12の組み付け方法について説明する。
本実施形態の金具付きホース12では、図3に示す工程によりホース口金具22をホース14に組み付ける。図3(A)に示されるように、ホース14をホース口金具22に挿入する前に、ホース14の先端部14Aにリング体44の横壁部44Bを差し込む。横壁部44Bの先端部(外周傾斜面44Cの下端部)の外径は、ホース14の内径D2(図1参照)より大きく形成されている。その際、リング体44の横壁部44Bは、先端側に向かって下り勾配となるような外周傾斜面44Cが形成された略三角形状とされており、ホース14の先端部14Aの内側にリング体44の横壁部44Bを差し込みやすい。そして、ホース14の先端部14Aの内周面をリング体44の外周傾斜面44Cに接触させた状態で、ホース14の先端部14Aの端面をリング体44の縦壁部44Aの側面に接触させる。
次いで、図3(B)に示されるように、ホース14の先端部14Aの内側にリング体44の横壁部44Bを差し込んだ状態で、ホース14及びリング体44を一体でホース口金具22のニップル24とスリーブ20との間に挿入する。その挿入途中でホース14の内周面が先細り部26に接触するが、さらにニップル24に挿入すると、ホース14の内周面は先細り部26によって外側に押し広げられる。
さらに、ホース14及びリング体44を挿入し、ホース14の先端部14Aに差し込まれたリング体44をニップル24の奥側の係止部32とスリーブ20の奥側の壁部に接触させる。その際、係止部32の縦面が、リング体44の位置を固定する役目も果たすため、リング体44の縦壁部44Aが係止部32とホース14の先端部14Aとの間で押圧され、両者に密着した状態で固定される。
本実施形態では、予めホース14の先端部14Aの内側にリング体44の横壁部44Bを差し込んでいるため、ホース14及びリング体44をホース口金具22のニップル24とスリーブ20との間に挿入するときに、ホース14の先端部14Aからリング体44が外れにくい。これによって、組付け時にホース14の先端部14Aからのリング体44の抜けが防止される。
その後、図3(C)に示されるように、スリーブ20が外周側から加締められることにより、ホース14がニップル24の外周面に押圧され、ホース14にホース口金具22が固定される。その際、スリーブ20が、加締により、ホース14のゴム製の外皮19を突き破らない構造とされている。
このような金具付きホース12では、ホース14の補強層18を構成する金属製のワイヤー(本実施形態では、ステンレスワイヤー)とニップル24の係止部32とスリーブ20とはリング体44により絶縁されると共に非接触な状態となるため、電腐の発生を防止することができる。
また、本実施形態では、ホース14の先端部14Aの内側に予めリング体44の横壁部44Bを差し込むことで、ホース14の先端部14Aの端面をリング体44の縦壁部44Aの側面に接触させ、ホース14の先端部14Aの内周面をリング体44の外周傾斜面44Cに接触させている。この状態で、ホース14及びリング体44を一体でホース口金具22のニップル24とスリーブ20との間に挿入するため、ホース14の先端部14Aからのリング体44の抜けが防止され、ホース14の補強層18とニップル24の係止部32とスリーブ20とをより確実に絶縁することができる。
さらに、本実施形態では、リング体44がフッ素樹脂等の高分子で形成されているため、ホース14の先端部14Aに装着されたリング体44をホース口金具22のニップル24とスリーブ20との間に挿入しやすく、組付け時の作業性が向上する。
図5には、比較例の金具付きホース100が示されている。図5に示されるように、金具付きホース100では、ホース14の先端部14Aに本実施形態のようなリング体44が設けられていない。このような構成では、ホース14の先端部14Aの端面とニップル24の係止部32とが接触する。このため、ホース14の補強層18とニップル24の係止部32とが接触する可能性が高く、電腐の発生を防止又は抑制することが難しい。
一方、特開2007−278378号公報(特許文献1)に記載されるように、ホース14の先端部14Aとニップル24の係止部32との間に、非導電性の材料からなるゴム製のOリングを設けることもできる。これによって、ゴム製のOリングによりホース14の補強層18とニップル24の係止部32とが接触することを抑制することができる。しかし、この構成では、ニップル24の先細り部26側から、まずゴム製のOリングを挿入し、次いでニップル24をホース14内に挿入する必要がある。ゴム製のOリングはニップル24の外周面に対して滑りにくいため、Oリングがホース14の先端部14Aの端面から外れやすく、Oリングをホース14の先端部14Aの端面とニップル24の係止部32との間に組み付ける際の作業が煩雑となる。
これに対して、本実施形態では、図3(A)に示されるように、ホース14の先端部14Aの内側に予めリング体44の横壁部44Bを差し込むことで、ホース14の先端部14Aの端面をリング体44の縦壁部44Aの側面に接触させ、ホース14の先端部14Aの内周面をリング体44の外周傾斜面44Cに接触される。この状態で、図3(B)に示されるように、ホース14及びリング体44を一体でホース口金具22のニップル24とスリーブ20との間に挿入するため、ホース14の先端部14Aからのリング体44の抜けが防止される。このため、リング体44をホース14の先端部14Aの端面とニップル24の係止部32との組み付ける際の作業性が改善され、金具付きホース12の生産性を向上させることができる。
図4には、本発明の金具付きホースに用いられるリング体の変形例が示されている。
図4に示されるように、リング体60には、半径方向に沿った断面視にて、横壁部44Bに先端側に向かって下り勾配となるように外周傾斜面60Aが形成されている。外周傾斜面60Aの軸方向の途中には、半径方向外側に突出する複数の細かいねじ山状の凸部60Bが形成されている。
このようなリング体60は、横壁部44Bをホース14の先端部14A(図1参照)に差し込んだときに、複数の凸部60Bがホース14の先端部14Aの内周面に食い込む。これにより、ホース14及びリング体60を一体でホース口金具22のニップル24とスリーブ20との間に挿入するときに、複数の凸部60Bによりリング体60とホース14の内周面との滑りが抑制され、リング体60のホース14からの抜けを防止することができる。
なお、上記実施形態では、凸部60Bは3個形成されているが、これに限定されず、凸部60Bを他の個数に設定してもよい。また、凸部60Bの高さはこれに限定されず、変更可能である。
12 金具付きホース
14 ホース
14A 先端部
18 補強層
20 スリーブ
22 ホース口金具(金具)
24 ニップル(支持部)
26 先細り部
28 拡径部
44 リング体
44A 縦壁部
44B 横壁部
44C 外周傾斜面
60 リング体
60A 外周傾斜面
60B 凸部

Claims (4)

  1. 金属製のワイヤーからなる補強層を備えた可撓性のホースと、
    前記ホースの端部内側に挿入され、前記ホースの内周面を支持する支持部を備えた金具と、
    一端が前記金具に係止されると共に他端側が前記ホースの外側に沿って延在され、加締加工によって前記ホースを前記支持部の外周面に押圧する金属製のスリーブと、
    少なくとも前記ホースの端面と接触する縦壁部と、前記ホースの内周面と接触する横壁部とを備え非導電性のリング体と、
    を有し、
    前記縦壁部が前記ホースの端面と反対側で前記金具及び前記スリーブの最奥部と接触すると共に、前記横壁部が前記ホースの内周面と反対側で前記金具の前記支持部と接触するように配置され、前記補強層と前記金具及び前記スリーブとの接触を阻止する構成とされた金具付きホース。
  2. 前記横壁部は、半径方向に沿った断面視にて先端側に向かって下り勾配となるような外周傾斜面が形成された三角形状とされている請求項1に記載の金具付きホース。
  3. 前記外周傾斜面に、前記ホースの内周面との滑りを阻止する複数の凸部を備える請求項2に記載の金具付きホース。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の金具付きホースの組み付け方法であって、
    前記ホースの先端部に前記リング体の前記横壁部を差し込み、前記横壁部を前記ホースの内周面に接触させると共に、前記縦壁部を前記ホースの端面に接触させる工程と、
    前記リング体の前記横壁部が差し込まれた前記ホースの先端部を前記金具の前記支持部と前記スリーブとの間に挿入し、前記横壁部を前記ホースの内周面と反対側で前記金具の前記支持部に接触させると共に、前記縦壁部を前記ホースの端面と反対側で前記金具及び前記スリーブの最奥部に接触させる工程と、
    前記スリーブの外側から加締加工を行って前記ホースを前記支持部の外周面に押圧する工程と、
    を有する金具付きホースの組み付け方法。
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