JP6073537B1 - 表示制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、このような技術では、例えば、各系列において、基準値を超えているか等、大小関係を判別したい場合において、ユーザは、頭の中で、グラフの記憶、比較などの処理を行う必要があった。
これに対し、特許文献1には、3次元グラフに仮平面を表示することで、3次元グラフに表示した系列の大小関係を容易に把握できるようにする方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1に開示されているような技術では、例えば、膨大なパターンの中から重要な意義を有する特定のパターンを探索するためには、ユーザが頭の中で、グラフの記憶、部分抽出および比較などの処理を行う必要があるという課題があった。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る表示制御装置1の構成図である。
表示制御装置1は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、または、タブレットコンピュータなどを含むコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)またはGPU(Graphic Processing Unit)、ハードディスク等のメモリ、入出力インタフェースといった、標準的なコンピュータが備えているハードウェアと、これらのハードウェアを管理、または、制御するオペレーティングシステムで構成される。
ここでは、3次元座標空間とは、X軸,Y軸,Z軸の3つの直交する軸で定義された仮想の座標空間をいう。また、3次元グラフとは、仮想の3次元座標空間上に配置された仮想のグラフをいう。また、3次元グラフ領域とは、仮想の3次元座標空間のうち、仮想の3次元グラフを表示するための領域、すなわち、仮想の3次元グラフが配置された仮想の領域をいう。
ここでは、一例として、表示制御装置1は、表示装置3に、3次元グラフとして、複数のデータ系列を示すトレンドグラフを表示させるものとする。また、トレンドグラフについて、ここでは、表示制御装置1は、一例として、時間推移に応じてデータを表わすトレンドグラフを表示装置3に表示させるものとする。
この実施の形態1において、入力装置2は、例えば、マウス、タッチパネルまたはマイク等を備えた入力装置であり、操作者による操作内容を受け付け、図示しない通信部を介して表示制御装置1に当該操作者から受け付けた操作内容に関する指示情報を送信する。
また、この実施の形態1において、表示装置3は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶等の2次元の表示画面を持つディスプレイ装置であり、表示制御装置1の3次元グラフ描画処理部14が出力する描画データに基づいて画像を表示する。
入力受付部11は、入力装置2から送信された操作者による操作内容を、指示情報として受け付ける。
イベント処理部12は、図示しない通信部を介して処理内容定義ファイル4を参照し、入力受付部11が受け付けた指示情報を解析する。処理内容定義ファイル4には、指示情報に対応した具体的な指示内容が定義されている。
3次元グラフ描画処理部14は、データ格納ファイル5に蓄積されているデータと、データ処理部13が出力するデータに基づいて、3次元グラフ領域、3次元グラフ領域に配置されたトレンドグラフ、3次元グラフ領域を区切る仮平面等を2次元平面上に投影した画像を示す描画データを作成し、当該描画データに基づく画像を表示装置3に表示させる。なお、データ格納ファイル5には、トレンドグラフの描画を行うための各種データが蓄積されている。
また、3次元グラフ描画処理部14は、入力受付部11が受け付けた指示情報に基づき、3次元グラフ領域から、任意の範囲の3次元グラフ領域を抽出して、当該抽出した範囲の3次元グラフ領域内に配置された部分のトレンドグラフとともに表示装置3に表示させる。
3次元グラフ描画処理部14は、系列描画処理部141と、座標系描画処理部142と、平面描画処理部143と、描画制御部144とを備える。
系列描画処理部141は、トレンドグラフの各系列に関する描画データを作成する。
座標系描画処理部142は、3次元座標空間の各基準座標軸、すなわち、X軸,Y軸,Z軸と、基準平面、すなわち、XY軸,YZ軸,ZX軸の各平面についての描画データを作成する。
平面描画処理部143は、仮平面の描画データを作成する。また、平面描画処理部143は、操作者により、後述するスライダの操作があった場合には、当該スライダの操作に応じた仮平面の描画データを作成する。
描画制御部144は、系列描画処理部141、座標系描画処理部142、平面描画処理部143が作成した描画データに基づく画像を、表示装置3に表示させる。
以下、表示制御装置1内の処理によって、仮想の3次元座標空間に設定される平面、領域等については、2次元平面上に投影された画像として表示装置3に表示された平面、領域等と特に区別せずに説明を行う。
実際には、例えば、表示装置3上に表示された平面、領域等に対する操作によって、表示制御装置1内の仮想の3次元座標空間に設定された平面、領域等に対する処理も行われる。
図2は、実施の形態1において、データ格納ファイル5に格納されたデータを3次元のトレンドグラフとして表示装置3に表示させた一例を示す図である。
図2において、3次元グラフ領域101aは、トレンドグラフが配置された領域である。また、系列102aは、データ格納ファイル5に蓄積されたデータに基づいて表示された3次元のトレンドグラフである。また、スライダ103,104は、仮平面105,106の表示位置を指示するための指針である。仮平面105,106は、3次元座標空間における基準平面の一つであるYZ平面に平行な平面であり、この実施の形態1において、3次元グラフ領域101aから、抽出される範囲を指定するための平面である。
図3は、操作者が、図2におけるスライダ103,104を、スライダ203,204の位置までスライドさせることにより、仮平面105,106の位置を図3における仮平面205,206の位置まで移動させた結果、仮平面205と仮平面206によって挟まれた3次元グラフ領域201aが抽出される範囲として指定された状態を示している。系列202aは、3次元グラフ領域201a内に配置されたトレンドグラフを示す。また、3次元グラフ領域201bは、抽出される3次元グラフ領域201a以外の3次元グラフ領域を示し、系列202bは、3次元グラフ領域201b内に配置されたトレンドグラフを示している。
図4において、3次元グラフ領域301aは、図3における3次元グラフ領域201aが抽出された状態の3次元グラフ領域である。また、3次元グラフ領域301bは、図3における3次元グラフ領域201aが抽出されたあとに残った3次元グラフ領域である。また、系列302aは、抽出された3次元グラフ領域301aに配置されたトレンドグラフであり、系列302bは、抽出されずに残った3次元グラフ領域301bに配置されたトレンドグラフである。また、スライダ303,304は、抽出された3次元グラフ領域301aの端面である仮平面305,306の位置を示す指針である。
図5は、この発明の実施の形態1に係る表示制御装置1の動作を説明するフローチャートである。
ここでは、一例として、図2に示したような、3次元グラフ領域101aに対して抽出される3次元グラフ領域が指定されていない状態と、図4に示したような、3次元グラフ領域301aが抽出された状態とが切り替えられるものとして以下説明する。なお、初期状態として、図2に示す状態が表示されているものとする。
そして、イベント処理部12は、図示しない通信部を介して処理内容定義ファイル4を参照し、入力受付部11が受け付けた指示情報に基づき、操作者の指示内容、すなわち、指示された処理内容を解析する(ステップST502)。
図6に示すように、処理内容定義ファイル4には、指示情報と、当該指示情報に対応する指示内容とが対応付けられ、定義されている。
例えば、操作者は、トレンドグラフの表示を開始したい場合には、入力装置2を操作して、表示装置3に表示されている「表示開始」ボタンをクリックすることにより、トレンドグラフの表示を開始する指示を入力する。入力装置2は、「表示開始」ボタンをクリックしたという情報を、表示開始ボタン押下を示す指示情報として入力受付部11へ送信する。入力受付部11は、指示情報を受け付けると、操作者による入力操作があったと判定し、当該指示情報をイベント処理部12に出力する。イベント処理部12は、処理内容定義ファイル4を参照し、表示開始ボタン押下を示す指示情報に対応する指示内容として、「データ格納ファイル5に基づきトレンドグラフを表示させる」処理であることを特定する。
なお、これは一例にすぎず、操作者は、その他の方法でトレンドグラフの表示を開始する指示を行うようにしてもよく、当該指示と具体的な指示内容とが対応付けられて処理内容定義ファイル4に定義されているようになっていればよい。
ステップST503において、トレンドグラフを表示させる指示であると判断した場合(ステップST503の“YES”の場合)、イベント処理部12は、入力受付部11が受け付けた指示情報を、データ処理部13へ出力し、トレンドグラフ表示処理へ進む(ステップST504)。トレンドグラフ表示処理の詳細な動作については後述する。
例えば、操作者は、表示装置3に表示されたトレンドグラフ(図2参照)から、一部を抽出して表示させたい場合、スライダ103,104をマウス操作でドラッグして仮平面105,106を移動させ、抽出したい範囲を指定した後(図3参照)、表示装置3に表示された「切り抜き」ボタンを押下する。入力装置2は、当該指定されたスライダ203,204および仮平面205,206の位置情報と、切り抜きボタンが押下された情報とを、指示情報として入力受付部11へ送信する。
イベント処理部12は、処理内容定義ファイル4(図6参照)を参照し、切り抜きボタン押下を示す指示情報から、「仮平面で囲われた領域とデータ系列を抽出して表示させる」指示内容であることを特定する。
例えば、操作者は、表示装置3に表示されたトレンドグラフの一部を抽出して表示させた状態(図4参照)から、トレンドグラフを抽出する前の状態(図2参照)に戻したい場合、表示装置3に表示させた「元に戻す」ボタンを押下する。入力装置2は、当該「元に戻す」ボタンが押下された旨の情報を、指示情報として入力受付部11へ送信する。
イベント処理部12は、処理内容定義ファイル4(図6参照)を参照し、元に戻すボタン押下を示す指示情報から、「抽出されたトレンドグラフを元に戻して表示させる」指示内容であることを特定する。
なお、これは一例にすぎず、操作者は、その他の方法でトレンドグラフを抽出する前の状態に戻す指示を行うようにしてもよく、当該指示と具体的な指示内容とが対応付けられて処理内容定義ファイル4に定義されているようになっていればよい。
図5のステップST503において、トレンドグラフを表示させる指示であると判断されると(ステップST503の“YES”の場合)、座標系描画処理部142は、3次元座標空間の各基準座標軸および各基準平面を表示装置3に表示するための描画データを作成する(ステップST701)。
具体的には、まず、表示させる3次元グラフの種類を示す変数、3次元座標空間の各基準座標軸、すなわち、X軸,Y軸,Z軸の表示のためなどに用いられる変数、各基準座標に対する目盛の間隔を示す変数、各種3次元グラフを描画する際に必要となる変数である。
これらの各変数の値は、例えば、表示装置3の表示画面の大きさや分解能等などを考慮し、見やすい表示となるよう、予め適宜設定可能である。
データ格納ファイル5には、例えば、過去30年間分の複数種類の果実の収穫量、過去50年間分の都道府県別の人口等、トレンドグラフで表示させるための各種データが格納されている。
例えば、データ格納ファイル5には、1965年〜2015年までの関東地方のA県、B県、C県、D県、E県の人口のデータが格納されているものとすると、系列描画処理部141は、データ格納ファイル5から、1965年〜2015年までのA県、B県、C県、D県、E県の人口のデータを取得し、当該取得したデータに基づき、トレンドグラフを表示するための描画データを作成する。このように、系列描画処理部141は、複数のデータ系列、すなわち、ここでいうA県、B県、C県、D県、E県毎のデータをトレンドグラフとして表示するための描画データを作成する。
すなわち、このステップST702において、系列描画処理部141は、複数のデータ系列を示すトレンドグラフを表示装置3に表示するための描画データを作成する。
ここでは、例えば、初期値として、スライダ103,104の位置を示す数値、すなわち仮平面105,106のYZ平面からの距離を示す数値である変数にはゼロが設定されているものとする。つまり、仮平面105,106はYZ平面を示す位置に表示されるものとする。
なお、ここでは、平面描画処理部143は、初期値として、仮平面105,106を、YZ平面を示す位置に表示するものとしたが、これに限らず、仮平面105,106をどの位置に表示するかは適宜設定可能である。
また、ここでは、平面描画処理部143は、仮平面105,106を、透過性を有する平面として描画するものとするが、これに限らず、仮平面105,106は、不透明な平面としてもよいし、透過性を有した平面の表示として網掛けを施した平面としてもよいし、斜線を施した平面としてもよい。
これにより、例えば、図2に示すような描画データに基づく画像が、表示装置3に表示される。
なお、ここでは、図2に示すX軸上のプラス側に向かって、データ格納ファイル5に格納された時系列のデータの新しいものが表示されるものとする。
また、ステップST704においては、データ処理部13は、ステップST701〜ステップST703において作成された描画データを、表示制御装置1の内部に一時的に保存しておいてもよい。
そして、図5のステップST501へ戻る。
なお、ここでは、図7を用いて説明したトレンドグラフ表示処理について、ステップST701〜ステップST703の順で処理を行うものとして説明したが、各描画データを作成する処理の順番はこれに限らずどのような順番で行ってもよい。
図8で説明するトレンドグラフ抽出処理は、データ処理部13からの指示に基づき、3次元グラフ描画処理部14が行う。
なお、この実施の形態1では、図8で説明するトレンドグラフ抽出処理の前に、図7で説明したトレンドグラフ表示処理において、表示装置3にはトレンドグラフが表示されている状態(図2参照)であることを前提とする。
そして、座標系描画処理部142は、ステップST801でデータ処理部13が設定した各変数に基づき、抽出する3次元グラフ領域、すなわち、図3で示す仮平面205,206で挟まれた3次元グラフ領域201aを、Z軸方向に予め決められた座標分だけ手前に表示するための描画データを作成する。予め決められた座標分は、適宜設定可能とする。
つまり、このステップST802において、座標系描画処理部142は、図4に示す3次元グラフ領域301aを表示するための描画データを作成する。この時、座標系描画処理部142は、あわせて、各軸の目盛に対応させて数字、文字を表示させるようにすることもできる。
また、座標系描画処理部142は、3次元グラフ領域201aが抽出されたあとに残る3次元グラフ領域、すなわち、図3で示す3次元グラフ領域201bはそのままの位置で、描画色を透過させた3次元グラフ領域301bとして表示するための描画データを作成する(ステップST803)。
そして、平面描画処理部143は、ステップST801でデータ処理部13が設定した各変数に基づき、スライダ203,204を、Z軸方向に予め決められた座標分だけ手前に表示するための描画データを作成する。つまり、このステップST804において、平面描画処理部143は、図4に示すスライダ303,304を表示するための描画データを作成する。
Z軸方向に予め決められた座標分とは、適宜設定可能であるが、ステップST802において座標系描画処理部142が3次元グラフ領域を手前に表示させる座標分と同じとする。
そして、平面描画処理部143は、ステップST801でデータ処理部13が設定した変数に基づく位置から、仮平面205,206を、Z軸方向に予め決められた座標分だけ手前に表示するための描画データを作成する。つまり、このステップST805において、平面描画処理部143は、図4に示す仮平面305,306を表示するための描画データを作成する。
Z軸方向に予め決められた座標分とは、適宜設定可能であるが、ステップST802において座標系描画処理部142が3次元グラフ領域を手前に表示させる座標分と同じとする。
また、系列描画処理部141は、現在の描画データにおけるトレンドグラフの各系列の値のうち、操作者により指定された仮平面205,206で挟まれている範囲の値について、Z軸方向に予め決められた座標分だけ手前に表示させる描画データを作成する(ステップST807)。具体的には、まず、データ処理部13が、表示装置3に表示させたトレンドグラフの抽出に関する今回の操作が行われる前に表示させていた系列202aの表示(図3参照)を無効化する、すなわち、系列202aを消去する。
そして、系列描画処理部141は、ステップST801でデータ処理部13が設定した各変数に基づき、系列202aを、Z軸方向に予め決められた座標分だけ手前に表示するための描画データを作成する。つまり、このステップST807において、系列描画処理部141は、図4に示す系列302aを表示するための描画データを作成する。
Z軸方向に予め決められた座標分とは、適宜設定可能であるが、ステップST802において座標系描画処理部142が3次元グラフ領域を手前に表示させる座標分と同じとする。
このように、操作者によってスライダ203,204の位置が指定され、これに伴い仮平面205,206の位置も指定されて、抽出される3次元グラフ領域およびトレンドグラフの範囲が指定され、当該指定された範囲の3次元グラフ領域201aをZ軸方向に予め決められた座標分手前に表示させるようにすることで、抽出された3次元グラフ領域301aが表示されるようになる。また、あわせて、3次元グラフ領域201aに配置されているトレンドグラフの系列202aも抽出されて、系列302aとして表示されるようになる。
なお、ここでは、図8を用いて説明したトレンドグラフ抽出処理について、ステップST802〜ステップST807の順で処理を行うものとして説明したが、各描画データを作成する処理の順番はこれに限らず、どのような順番で行ってもよい。
すなわち、図9で説明する抽出前状態復元処理の前に、図8で説明したトレンドグラフ抽出処理において、表示装置3にはトレンドグラフの一部が抽出されて表示されている状態(図4参照)であることを前提とする。
図9で説明する抽出前状態復元処理は、データ処理部13からの指示に基づき、3次元グラフ描画処理部14が行う。
ここでは、操作者は、トレンドグラフの一部を抽出して表示させた後、抽出前のトレンドグラフの表示へ戻したい場合、表示装置3に表示された元へ戻すボタンを押下するものとする。入力装置2は、当該元へ戻すボタンが押下された情報を、指示情報として入力受付部11へ送信する。
座標系描画処理部142は、図3に示した状態の3次元グラフ領域201aの描画データを、図4に示した抽出後の描画データを作成したあとも保存しておくようにし、当該保存した描画データを使用して、3次元グラフ領域301aをZ軸方向に後退させて表示させる描画データとするようにしてもよい。
平面描画処理部143は、図3に示した状態のスライダ203,204の描画データを、図4に示した抽出後の描画データを作成したあとも保存しておくようにし、当該保存した描画データを使用して、スライダ303,304をZ軸方向に後退させて表示させて表示させる描画データとするようにしてもよい。
平面描画処理部143は、図3に示した状態の仮平面205,206の描画データを、図4に示した抽出後の描画データを作成したあとも保存しておくようにし、当該保存した描画データを使用して、仮平面305,306をZ軸方向に後退させて表示させる描画データとするようにしてもよい。
系列描画処理部141は、図3に示した状態の系列202aの描画データを、図4に示した抽出後の描画データを作成したあとも保存しておくようにし、当該保存した描画データを使用して、系列302aをZ軸方向に後退させて表示させる描画データとするようにしてもよい。
なお、ここでは、図9を用いて説明した抽出前状態復元処理について、ステップST901〜ステップST906の順で処理を行うものとして説明したが、各描画データを作成する処理の順番はこれに限らず、どのような順番で行ってもよい。
また、データ処理部13は、図8のステップST808における表示装置3の表示を無効化し、3次元グラフ描画処理部14に対して、再度、図7で説明したようなトレンドグラフ表示処理を行わせるようにしてもよい。
なお、図10のステップST1001〜ステップST1008の動作は、図8を用いて説明したステップST801〜ステップST808の動作と同様であるため、重複した説明を省略する。ここでは、ステップST1001〜ステップST1008の動作で、例えば、図4に示すように、任意の範囲の3次元グラフ領域および当該3次元グラフ領域に配置されたトレンドグラフが抽出され、表示されているものとする。
ステップST1008において、描画制御部144が、任意の範囲の3次元グラフ領域が抽出された描画データに基づく画像を表示装置3に表示させると、入力受付部11は、操作者からの入力操作があるまで、すなわち、入力装置2から指示情報を受け付けるまで待機する(ステップST1009の“NO”の場合)。
入力受付部11が、入力装置2から指示情報を受け付けると(ステップST1009の“YES”の場合)、入力受付部11は、受け付けた指示情報をイベント処理部12に出力する。そして、イベント処理部12は、図示しない通信部を介して処理内容定義ファイル4を参照し、入力受付部11が受け付けた情報に基づき、操作者の指示内容を解析する(ステップST1010)。具体的な動作は、図5のステップST502と同様である。
操作者は、表示装置3に表示されている3次元グラフ領域の抽出範囲を変更したい場合、マウス操作によりスライダ303,304をドラッグすることで、仮平面305,306の位置を変更し、変更後の抽出範囲を指定する。入力装置2は、当該スライダ303,304のドラッグ操作を受け付け、当該ドラッグ操作を受け付けた旨の情報を、スライダ303,304がドラッグされた方向、ドラッグされた距離の情報とともに入力受付部11に指示情報として送信する。
ステップST1001に戻ると、以降、ステップST1001〜ステップST1008の動作は、例えば、図7のステップST704で一時保存しておいた描画データに対して行われる。すなわち、操作者が変更した抽出範囲で、3次元グラフ領域およびトレンドグラフが抽出されて表示装置3に表示される。具体的には、3次元グラフ描画処理部14が、ステップST1009で入力受付部11が受け付けた指示情報に基づき、操作者によって指定された2つの仮平面によって挟まれた3次元グラフ領域を抽出して表示装置3に表示させる
なお、ここでは、操作者は、マウス操作によりスライダ303,304をドラッグすることで、変更後の抽出範囲を指定するものとしたが、これは一例に過ぎず、例えば、キーボードから抽出範囲を入力するようにしてもよいし、タッチパネルの操作、カメラを利用したジェスチャー入力、あるいは、マイク等の音声入力装置からの音声入力などの手段を用いるようにしてもよい。
この発明の実施の形態1において、イベント処理部12と、データ処理部13と、3次元グラフ描画処理部14の各機能は、処理回路1101により実現される。すなわち、表示制御装置1は、受け付けた操作内容に基づき、トレンドグラフの表示制御を行うための処理回路1101を備える。
処理回路1101は、図11Aに示すように専用のハードウェアであっても、図11Bに示すようにメモリ1103に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)1104であってもよい。
また、表示制御装置1は、入力装置2および表示装置3等の外部機器との通信を行う通信I/F装置1105を有する。
例えば、折れ線のトレンドグラフの波形から機器の状態を把握する監視業務においては、過去の波形と現在の波形の比較を行うため、任意の区間の波形を切り抜いて傾向を観察することで、比較効率が向上する。一方、トレンドグラフの波形は時系列の連続的な数値であるため、その波形の一部が重要な波形、すなわち、過去の重要なインシデントと同じ波形であっても、前後の波形に埋没して相関に気付き難いことがある。
この実施の形態1によれば、波形の一部を切り取って表示することにより、注目したい波形部分のみを観察することができ、連続的な波形の一部であっても、その形状を容易に把握することが可能となる。
この時、抽出した3次元グラフ領域の波形が見やすくなる。一方で、切り抜かれていない3次元グラフ領域を透過表示、すなわち、完全に消去しない表示として残すことにより、端面を動かして、切り抜いた3次元グラフ領域を拡張した時に、切り抜いた波形がどのように変化するかを、透過した波形から推定することができる。これにより、端面位置の調整効率が向上する。
例えば、図示しないデータ指定画面作成部が、データ格納ファイル5を参照し、データ格納ファイルに格納されている各種データの内容の一覧と、表示させるデータの範囲を入力するための入力部が表示されたデータ指定画面を作成し、表示装置3に表示させるようにし、操作者は、表示されたデータ指定画面を確認し、例えば、マウスをクリックする、あるいは、キーボードから情報を入力する等して、入力装置2から、抽出するデータの範囲を指定するようにしてもよい。また、この場合も、ジェスチャー入力や、音声入力などの入力手段を用いた指示の方法であってもよい。
また、この実施の形態1では、トレンドグラフの抽出指示を受け付けると、図3で示す仮平面205,206で挟まれた3次元グラフ領域201aと当該3次元グラフ領域201a内に配置された系列202aを、Z軸方向に予め決められた座標分だけ手前に表示するための描画データを作成するようにしたが、これに限らず、例えば、3次元グラフ領域201a、系列202a、仮平面205,206を、Z軸方向に予め決められた座標分だけ手前に表示されるようになるまで、複数回に分けて図8のステップST802〜ステップST808で説明したような動作を繰り返し、抽出される3次元グラフ領域201a、系列202a、仮平面205,206が、連続的に動いて、Z軸方向に手前に表示されるように、描画データを作成するようにすることもできる。
また、この実施の形態1では、図4に示すように、3次元グラフ領域301a、スライダ303,304、仮平面305,306、系列302aを表示するための描画データを作成する際、データ処理部13が、図3に示す3次元グラフ領域201a、スライダ203,204、仮平面205,206、系列202aを消去するようにしたが(図8のステップST802,ステップST804,ステップST805,ステップST807)、これに限らず、例えば、データ処理部13は座標系描画処理部142、平面描画処理部143、系列描画処理部141に対して、3次元グラフ領域201a、スライダ203,204、仮平面205,206、系列202aを透過させて表示するための描画データを作成させるようにし、3次元グラフ領域301a、スライダ303,304、仮平面305,306、系列302aが抽出された状態で表示されるようになった後も、3次元グラフ領域201a、スライダ203,204、仮平面205,206、系列202aが薄く表示されるようにしてもよい。
実施の形態1では、複数の仮平面に基づいて3次元グラフ領域の一部を抽出してトレンドグラフを表示させる実施の形態について説明したが、この実施の形態2では、3次元グラフ領域の一部を抽出してトレンドグラフを表示し、さらに、抽出した3次元グラフ領域について、抽出した3次元グラフ領域の表示角度を変更させ、仮平面の正面方向から見たトレンドグラフを表示させるように切り替えることを可能とする実施の形態について説明する。
この発明の実施の形態2に係る表示制御装置1の動作は、実施の形態1における図5のステップST506の動作、すなわち、図8を用いて説明した、トレンドグラフ抽出処理の内容が異なるのみであるので、同様の動作については重複した説明を省略し、実施の形態1に係る表示制御装置1とは異なる動作についてのみ説明する。
図12のステップST1201〜ステップST1208の動作は、実施の形態1で図8を用いて説明したステップST801〜ステップST808の動作と同様であるので、重複した説明を省略し、ステップST1209以降の処理について説明する。
ここでは、例えば、ステップST1208において、図4で示したように、3次元グラフ領域の一部と当該3次元グラフ領域内に配置されたトレンドグラフが抽出され表示されているものとする。
入力受付部11は、入力装置2から、プラス側からの平面表示ボタン押下、あるいは、マイナス側からの平面表示ボタン押下を示す指示情報を受け付ける。
そして、イベント処理部12は、入力装置2が受け付けた指示情報に基づき、操作者の入力内容を解析する。具体的な動作は、図5のステップST502と同様である。
ステップST1211において、仮平面視点への切替指示であると判断された場合(ステップST1211の“YES”の場合)、データ処理部13は、現在表示させている画像の描画データを一時的に保存し、当該表示を無効化する(ステップST1212)。
なお、仮平面305,306のいずれの正面から見た描画データを作成するかは、データ処理部13が、指示情報に基づき、平面描画処理部143へ指示する。
平面描画処理部143は、データ処理部13からの指示に従い、仮平面305,306を正面から見た描画データを作成する。
この時、座標系描画処理部142は、系列302aについて、時系列の過去の方向にいくほど、すなわち、X軸のマイナス方向へいくほど、透過度を高めて表示する描画データとする。よって、トレンドグラフにおける古い時間のデータほど、表示色が薄くなる。
図13は、図4に示すように、3次元グラフ領域301aが抽出された状態から、操作者の指示に従い、仮平面306の正面から見た描画データに基づく画像の表示へと切り替えた状態を示している。
すなわち、系列302aを、X軸のプラス側からマイナス側の向きで見た表示である。
図13に示すような視点を、仮平面視点ということとする。また、図4に示すような、3次元グラフを斜視する視点を、3次元視点ということとする。
この時、系列302aは、時系列に見て新しい値ほど濃く表示され、古い値ほど薄く表示される。
この実施の形態2においては、操作者は、ステップST1215で仮平面305,306の正面から見た描画データの表示へと切り替えて表示装置3に表示させた後、再び3次元のトレンドグラフの表示、すなわち、図4で示すような表示へと戻すことができる。具体的には、操作者は、例えば、表示装置3に表示されている「平面表示終了」ボタンを押下することで、3次元のトレンドグラフの表示、すなわち、3次元視点へと戻る指示を行う。入力装置2は、当該「平面表示終了」ボタンの押下を受け付け、当該「平面表示終了」ボタンが押下された情報を、指示情報として、入力受付部11へ送信する。
具体的には、データ処理部13は、描画制御部144に、ステップST1212において一時的に保存した描画データに基づく画像を表示装置3に表示させるようにする。
また、ここでは、操作者は、仮平面視点から3次元視点へと戻る指示を行うと、3次元グラフ領域が抽出されて表示された状態(図4参照)へと戻るものとしたが、これに限らず、仮平面視点から、3次元グラフ領域が抽出される前の状態(図2参照)へと戻るようにしてもよいし、操作者は、3次元グラフ領域が抽出されて表示された状態と、3次元グラフ領域が抽出される前の状態のいずれに戻るかを選択できるようにしてもよい。
また、時系列で新しい値ほど濃く、古い値ほど薄く表示することで、各系列の値の推移、すなわち、時間による値の変化を把握することが可能となる。これにより、各系列302aのグラフ線を直線として圧縮表示することで発生する、Z軸に平行な向きや3次元視点で表示したグラフ線に比べて値の推移を読み取りやすくすることができる。
また、この実施の形態2では、3次元視点と仮平面視点とを切り替えるものとしたが、これに限らず、抽出された3次元グラフ領域が3次元視点で表示された状態から、任意の角度に回転させて表示させるようすることもできる。例えば、操作者は、図4に示すように表示装置3に表示されている、抽出された3次元グラフ領域301a上をマウス操作でドラッグし、表示角度を回転させる。この時、操作者は、仮平面305,306のいずれの仮平面の方向に表示角度を回転させるのかを指示する。例えば、操作者は、図4上、右方向にマウスを操作することで、X軸上のプラス側の任意の角度まで3次元グラフ領域301aを回転させる指示を行う。また、例えば、操作者は、図4上、左方向にマウスを操作することで、X軸上のマイナス側の任意の角度まで3次元グラフ領域301aを回転させる指示を行う。
そして、表示制御装置1は、「3次元グラフ領域上をマウス操作でドラッグ」を示す指示情報を入力装置2から受け付け、受け付けた指示情報に基づき、仮平面306の正面方向から見た平面図となるまで、X軸上のプラス側の任意の角度に3次元グラフ領域301aを回転させて表示するための描画データを作成し、作成した描画データに基づく画像を表示装置3に表示させる。あるいは、表示制御装置1は、受け付けた指示情報に基づき、仮平面305の正面方向から見た平面図となるまで、X軸上のマイナス側の任意の角度に3次元グラフ領域301aを回転させて表示するための描画データを作成し、作成した描画データに基づく画像を表示装置3に表示させる。表示制御装置1は、仮平面306の正面方向から見た平面図となる位置、あるいは、仮平面305の正面方向から見た平面図となる位置まで3次元グラフ領域301aを回転させると、当該3次元グラフ領域301aに配置される系列302aについて、時系列の過去の方向にいくほど、すなわち、X軸のマイナス方向へいくほど、透過度を高めて表示する描画データとする。よって、トレンドグラフにおける古い時間のデータほど、表示色が薄くなる。
また、系列302aを透過させなくてもデータの推移を把握できる場合等、透過させないものとしてもよい。
実施の形態1では、複数の仮平面に基づいて3次元グラフ領域の一部を抽出してトレンドグラフを表示させる実施の形態について説明したが、この実施の形態3では、3次元グラフ領域の一部を抽出してトレンドグラフを表示し、さらに、抽出した3次元グラフ領域について、仮平面で区切り、当該仮平面で区切られた複数の3次元グラフ領域ごとに、配置されているトレンドグラフを異なる透過度で表示させる実施の形態について説明する。
この発明の実施の形態3に係る表示制御装置1の動作は、実施の形態1における図5のステップST506の動作、すなわち、図8を用いて説明した、表示装置3に表示させているトレンドグラフの一部を抽出する処理の内容が異なるのみであるので、同様の動作については重複した説明を省略し、実施の形態1に係る表示制御装置1とは異なる動作についてのみ説明する。
図14のステップST1401〜ステップST1403,ステップST1406〜ステップST1408の動作は、実施の形態1で図8を用いて説明したステップST801〜ステップST803,ステップST806〜ステップST808の動作と同様であるので、重複した説明を省略する。
よって、ここでは、例えば、ステップST1408において、図15に示すように、表示装置3には、3次元グラフ領域および当該3次元グラフ領域に配置されるトレンドグラフの一部が抽出されたデータとともに、XZ平面と平行な仮平面404、および、当該仮平面404を移動させる指針となる縦方向のスライダ403が表示される。
なお、ここでは、例えば、初期値として、縦方向のスライダ403の位置を示す数値、すなわち仮平面404のXZ平面からの距離を示す数値である変数にはゼロが設定されているものとする。つまり、仮平面404はXZ平面を示す位置に表示されるものとするが、これに限らず、仮平面404をどの位置に表示するかは適宜設定可能である。
この実施の形態3においては、操作者は、トレンドグラフを表示する3次元グラフ領域の一部を抽出して表示させた後(図15参照)、さらに、抽出した3次元グラフ領域について、例えば、マウスのドラッグ操作により、縦方向のスライダ403をスライドさせ、抽出された3次元グラフ領域を区切る仮平面404の表示位置を指定することができる。
入力受付部11は、入力装置2から、マウスのドラッグ操作があった旨の情報を、指定された仮平面404の位置情報とともに、指示情報として受け付ける。
そして、イベント処理部12は、入力装置2が受け付けた指示情報に基づき、操作者の入力内容を解析する。具体的な動作は、図5のステップST502と同様である。
そして、平面描画処理部143は、ステップST1412でデータ処理部13が設定した変数に基づく位置に、XZ平面に平行な仮平面404を表示するための描画データを作成する。
ステップST1415において、表示させているトレンドグラフの各系列302aの値のうち、スライダ403の表示位置よりも小さい値がない場合、すなわち、表示させているトレンドグラフの各系列302aの値全てがスライダ403の表示位置よりも大きい場合(ステップST1415の“NO”の場合)、ステップST1416をスキップしてステップST1417に進む。
図16上、トレンドグラフの系列302aについて、仮平面404で区切られた値よりも下の3次元グラフ領域301cに配置された系列302cの値のみ薄く表示される。すなわち、3次元グラフ領域301aを区切る仮平面404で区切られた複数の3次元グラフ領域301c,301dごとに、系列302c,302dが異なる透過度で、表示装置3に表示される。
なお、ここでは、図16上、仮平面404で区切られた値よりも下の3次元グラフ領域301cに配置された系列302cの値を薄く表示するものとしたが、これに限らず、仮平面404で区切られた値よりも上の3次元グラフ領域301dに配置された系列302dの値を薄く表示するようにしてもよく、3次元グラフ描画処理部14は、仮平面404で区切られた3次元グラフ領域301c,301dごとに、系列302c,302dを異なる透過度で表示させるようにすることができる。
例えば、入力装置2をキーボードとし、操作者は、キーボードを用いて数値や方向を入力し、3次元グラフ領域の抽出範囲を指定してもよいし、タッチパネルの操作、カメラを利用したジェスチャー入力、あるいは、マイク等の音声入力装置からの音声入力などの手段を用いて、抽出する3次元グラフ領域を指定してもよい。このように、操作者は、適宜、抽出する3次元グラフ領域の抽出範囲や3次元グラフ領域の表示角度を指定することができる。なお、処理内容定義ファイル4には、操作者による指定方法に応じて、指示情報と具体的な指示内容とが対応付けられて定義されているようにする。
また、以上の実施の形態3では、仮平面404の表示方向を、XZ平面に平行に表示するものとしたが、これに限らず、仮平面404の表示方向は、仮平面105,106,205,206,305,306の表示方向にあわせて、適宜設定可能である。
また、以上の実施の形態1〜3では、2つの仮平面で囲んだ3次元グラフ領域と系列を抽出して表示するための描画データを作成する際、すなわち、表示させている3次元グラフ領域から任意の範囲の3次元グラフ領域を切り取って表示するための描画データを作成する際、表示制御装置1は、Z軸方向に予め決められた座標分だけ手前に表示するための描画データを作成するようにした。しかしながら、表示制御装置1は、2つの仮平面で囲んだ領域の3次元グラフ領域と系列を抽出して表示するための描画データを、Y軸方向に予め決められた座標分だけずらして表示するようにしてもよいし、その他の方向に抽出して表示するための描画データが作成されるものであってもよく、抽出前に表示されていた位置から離れて表示されるような描画データを作成するものであればよい。
また、表示制御装置1は、抽出して表示するための描画データを作成する際、3次元グラフ領域と系列の色を変更した描画データとするようにしてもよいし、3次元グラフ領域と系列の縮尺を変更した描画データとするようにしてもよい。
Claims (6)
- 表示装置に表示させている、3次元グラフが配置された3次元グラフ領域の、前記3次元グラフ領域を区切る2つの仮平面によって指定される任意の範囲が指定された指示情報を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部が受け付けた指示情報に基づき、前記3次元グラフ領域から、前記任意の範囲の3次元グラフ領域を抽出して、当該抽出された3次元グラフ領域内に配置された部分の3次元グラフとともに前記表示装置に表示させるための描画データを作成する3次元グラフ描画処理部とを備え、
前記入力受付部は、前記3次元グラフ描画処理部が抽出した3次元グラフ領域の表示角度を変更させる指示情報を受け付け、
前記3次元グラフ描画処理部は、前記抽出した3次元グラフ領域の表示角度を変更させる指示情報に基づき、前記2つの仮平面によって挟まれた3次元グラフ領域、および、当該3次元グラフ領域内に配置された部分の3次元グラフを、前記2つの仮平面のうちのいずれかの一方の正面から見た平面図として前記表示装置に表示させるための描画データを作成する
ことを特徴とする表示制御装置。 - 前記3次元グラフ描画処理部は、
前記3次元グラフ領域を抽出する際、当該抽出する3次元グラフ領域を、他の3次元グラフ領域よりも表示上手前に見えるように前記描画データを作成する
ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記3次元グラフ描画処理部は、
前記任意の範囲の3次元グラフ領域を抽出したあとに残る前記表示させている3次元グラフ領域、および、当該3次元グラフ領域内に配置された部分の3次元グラフを透過させて前記表示装置に表示させるための描画データを作成する
ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記入力受付部は、前記3次元グラフ描画処理部が抽出した3次元グラフ領域の範囲が変更された指示情報を受け付け、
前記3次元グラフ描画処理部は、前記抽出した3次元グラフ領域の範囲が変更された指示情報に基づき、前記抽出した3次元グラフ領域の範囲を変更した3次元グラフ領域を、当該3次元グラフ領域内に配置された部分の3次元グラフとともに前記表示装置に表示させるための描画データを作成する
ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記3次元グラフは、時間推移に応じてデータを表わすトレンドグラフであり、
前記3次元グラフ描画処理部は、
前記2つの仮平面によって挟まれた3次元グラフ領域内に配置された部分の3次元グラフの透過度を、時系列に応じて変化させて、前記表示装置に表示させるための描画データを作成する
ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記入力受付部は、前記3次元グラフ描画処理部が抽出した3次元グラフ領域を区切る仮平面が指定された指示情報を受け付け、
前記3次元グラフ描画処理部は、前記3次元グラフ領域を区切る仮平面で区切られた複数の3次元グラフ領域ごとに、前記3次元グラフを異なる透過度で、前記表示装置に表示させるための描画データを作成する
ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
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