JP6071778B2 - 車両用電動機及び鉄道車両 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、車両用電動機及び鉄道車両に関する。
一般に、鉄道車両では、車体の床下に配置された台車に主電動機(以下、単に電動機という)を取り付け、この電動機の回転力を継手(カップリング)及び歯車装置(ギアボックス)を介して車輪に伝達することで、車両を走行させている。
従来、この種の電動機としては、回転鉄心と、この回転鉄心に埋め込まれた複数のロータバーと、各ロータバーのうち回転鉄心よりもロータシャフトの軸方向に張出している張出し部分を一体的に連結する短絡環と、を有するかご型回転子を具備する誘導電動機が主に採用されている。
誘導電動機は、上記ロータバーや、固定子を構成するコイル等が配置された電動機内部が外気と遮断されたいわゆる全閉構造とされている場合が多い。また、その場合における電動機の冷却方式としては、外気を電動機内部に取り込んで冷却を行うのではなく、ロータシャフトと共に回転する2つのファンを利用して、外気を電動機内部に取り込むことなく流動させることで冷却を行うものが知られている。
例えば、従来の誘導電動機では、ロータシャフトの両端部を回転自在に支持する一対の軸受と、回転鉄心を押さえる鉄心押さえとの間に、ロータシャフトと共に回転するファンがそれぞれ設けられている。これらファンのうち軸方向外側に向いた面には、複数の羽根が略放射状に形成されている。ファンの外周縁部は、電動機内部と外部とを仕切るブラケットに対して微小隙間をあけて対向しており、その間はラビリンスシール構造とされている。これにより、回転部分と固定部分とが仕切られ、上述したように電動機内部が外気と遮断されたいわゆる全閉構造をなしている。
また、ブラケットの一部はファンの軸方向外側を覆っており、この覆っている部分のうちカップリング側に位置する一方の軸受側には、該一方の軸受の近傍に入気口が形成されている。この入気口は、ブラケット内に形成された通風路を介して、固定子を構成する固定子鉄心を軸方向に貫通する通風路に連通している。
また、ファンの軸方向外側を覆っているブラケットのうち他方の軸受側には、該他方の軸受の近傍に入気口及び排気口がそれぞれ形成されている。
このような構成のもとロータシャフトが回転すると、それに伴ってファンが回転するので、該ファンに形成された羽根による吸引力により入気口から外気が取り込まれる。これにより、一方の軸受側においては、入気口から取り込まれた外気が冷却風としてブラケット内の通風路及び固定子鉄心内の通風路を順次流れた後に外部に放出される。そして、この過程において、一方の軸受の冷却と、固定子鉄心を介したコイルの冷却と、ファン、鉄心押さえ及び回転子鉄心を介したロータバーの冷却とを同時に行うことが可能とされる。
また、他方の軸受側においては、入気口から取り込まれた外気が冷却風として排気口に向かって流れた後に外部に放出される。そして、この過程において他方の軸受の冷却と、ファン、鉄心押さえ及び回転子鉄心を介したロータバーの冷却とを同時に行うことが可能とされる。
特開2010−220417号公報
ところで、ファンを利用して冷却を行う場合、取り込んだ外気を冷却風として利用した後に通風路又は排気口から外部に放出させるので騒音が生じ易い。このとき、車両が高速で走行する場合には、電動機の回転数も高くなるので騒音も生じ易くなる。特に、カップリングとは軸方向の反対側に配置された他方の軸受側のファンにおいては、該ファンの近傍に排気口が配置されているので、羽根の回転で発生する風切り音が排気口を通じて外部に直接的、且つ略扇形状に拡散するように放出されてしまい、騒音が大きくなり易い傾向がある。
そこで、他方の軸受側に配置されているファンからの騒音を小さくする対策として、例えば排気口の開口面積を小さくする、或いは排気口の位置を羽根から遠ざけることで、騒音の拡散角度を小さくすることが考えられる。しかしながら、これらの場合には、風量低下を招いてしまい十分な冷却効果が得られ難い場合があった。
特に、排気口の位置を羽根から遠ざける場合、例えばケーシングから軸方向の外側に向かって延びるようにガイドを突設させることで、冷却風の経路を長く確保し、且つ排気口を羽根から遠ざけることが可能となる。ところが、この場合には、予め設定された電動機の制約寸法内に電動機を収めることが難しくなってしまう。
一般的に、台車に取り付けられる電動機は、その形式に限られず予め厳しい寸法の制約が課せられている。
具体的には、電動機はロータシャフトの軸方向を車両の横幅方向に一致させた状態で台車に取り付けられるが、その際、左右の車輪の間に位置するように取り付けられる。そのため、車輪と電動機との間にはカップリング及びギアボックスが少なくとも配置される。従って、左右の車輪の間の限られたスペース内に、少なくとも電動機、カップリング及びギアボックスを密に配置する必要があり、電動機の軸方向寸法には厳しい制約が課せられる。加えて、電動機は、車両の前後方向において、台車と車軸との間に位置するように取り付けられるため、やはり電動機の径方向寸法にも厳しい制約が課せられている。
これらのことから電動機を設計する際、上述した厳しい制約寸法を満たすように設計することが必要とされる。特に、電動機の寸法は、その出力や性能に影響を与える重要項目であるので、その設計には経験や各種の技術を踏まえた上で行うことが求められる。つまり、限られた制約寸法内で、最大の出力及び性能を確保する技術や、電動機の構造を工夫する技術等を駆使しながら電動機の設計を行うことが必要不可欠となっている。
ところが、上述したようにケーシングにガイドを突設させてしまうと、その分寸法が大きくなってしまうため、予め設定された制約寸法内にそもそも収まり難くなってしまう。
上記を鑑みて各実施形態が解決する課題は、制約寸法に電動機を収めながら、電動機の出力性能を低下させることなく、低騒音化を図ることが可能な電動機を提供することである。
実施形態における車両用電動機は、軸線回りに回転するロータシャフトと、前記ロータシャフトに固定されたロータ鉄心と、前記ロータ鉄心の径方向外側に配置されたステータ鉄心と、前記ロータ鉄心及び前記ステータ鉄心を内部に収容すると共に、軸受を介して前記ロータシャフトの軸方向の両側を回転可能に支持するケーシングと、前記ケーシングのうち、前記軸受よりも径方向外側に位置する部分に形成された入気口と、前記ロータ鉄心と前記軸受との間において前記ロータシャフトと共に回転し、前記入気口を通じて外気を取り込むファンと、を備え、前記ケーシングのうち前記ファンの羽根よりも軸方向外側に位置する部分は、前記外気を放出する放出路を形成する第1ブラケット及び第2ブラケットとされ、前記第1ブラケットは、径方向外側に向かって延びる誘導壁を有し、前記第2ブラケットは、該第2ブラケットの他の部分よりも壁厚が薄く形成され、前記誘導壁よりも軸方向内側に配置されて、前記誘導壁との間で前記放出路を形成する壁薄部を有していることを特徴とする。
実施形態における鉄道車両は、前記車両用電動機と、前記車両用電動機が台車を介して床下に取り付けられた車体と、を備えることを特徴とする。
第1の実施形態における鉄道車両を示す図である。 図1に示す車体の床下に設置された台車の上面図である。 図2に示すB−B断面図である。 図2に示す電動機の縦断面図である。 図4に示す電動機を反駆動側から見た一部側面図である。 図4に示す電動機における放出路周辺を拡大した拡大断面図である。 図6に示す入気口及び放出路を反駆動側から見た側面図である。 図6に示す放出路における流入口の断面積と、放出口の断面積との関係を説明するための模式図である。 第2の実施形態における電動機の一部断面図であって、放出路周辺を拡大した拡大断面図である。 図9に示す入気口及び放出路を反駆動側から見た側面図である。 第3の実施形態における電動機の一部断面図であって、放出路周辺を拡大した拡大断面図である。 図11に示す入気口及び放出路を反駆動側から見た側面図である。 第4の実施形態における電動機の一部断面図であって、放出路周辺を拡大した拡大断面図である。 図13に示す入気口及び放出路を反駆動側から見た側面図である。 第4の実施形態の変形例を示す図であって、リブが設けられた放出路を反駆動側から見た側面図である。 第5の実施形態における電動機の一部断面図であって、放出路周辺を拡大した拡大断面図である。 図16に示す入気口及び放出路を反駆動側から見た側面図である。 第6の実施形態における電動機の一部断面図であって、反駆動側を拡大した拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
〔鉄道車両の構成〕
図1に示すように、本実施形態の鉄道車両1は、車体2と、この車体2の床下に台車3を介して設置された電動機(車両用電動機)4と、を備えている。
上記車体2には、図示しない車両用電力変換装置が例えば車体2の床下に取り付けられている。そして、この車両用電力変換装置が、架線5からパンタグラフ6を介して供給された直流電力、又は図示しない電力供給源から供給された直流電力を交流電力に変換し、電動機4や、車体2における図示しない各電気装備品(空調機等)に交流電力を供給している。
なお、本実施形態では、車体2の前方及び後方を結ぶ方向を「前後方向L1」、車体2の車幅方向を「左右方向L2」、車体2の高さ方向を「上下方向L3」という。
上記台車3は、例えば空気ばね等の緩衝装置7を介して車体2の床下に取り付けられている。そして、この台車3に左右の車輪8が軸支されると共に、車輪8の近傍に上記電動機4が位置するように取り付けられている。
具体的に説明する。図2及び図3に示すように、台車3は、左右方向L2に延びる梁部3aを有する平面視略H型の台車梁3bを備えている。梁部3aの上方には、左右方向L2に間隔をあけて上記緩衝装置7が配置されており、この2つの緩衝装置7を介して台車梁3bは車体2の床下に取り付けられている。
なお、台車梁3bの形状や緩衝装置7の個数、設置位置等については、この場合に限定されるものではない。
台車梁3bには、左右の車輪8を連結する2本の車軸10が梁部3aを挟んで前後方向L1に配置されており、台車梁3b内に設けられた軸箱3c(図1参照)を介してこれら車軸10が取り付けられている。そして、電動機4は、2本の車軸10と梁部3aとの間にそれぞれ配置された状態で梁部3aに固定されている。詳細には、電動機4の後述するケーシング40に一体的に取り付けられた上部側取付アーム11a及び下部側取付アーム11bを、図示しないボルト等の締結手段により梁部3a側に形成された取付座に固定している。これにより、2つの電動機4は、車軸10と梁部3aとの間に位置し、且つ左右の車輪8の間に位置するようにそれぞれ固定されている。
この際、各電動機4は後述するロータシャフト31が車軸10に対して平行になるように(左右方向L2に沿って配置されるように)固定されている。そして、各電動機4のロータシャフト31は、カップリング(継手)12を介してギアボックス(歯車装置)13から突出した駆動軸13aに連結されている。このギアボックス13内には、車軸10に機械的に連結されたギア13b、及び該ギア13bに噛合すると共に、上記駆動軸13aに機械的に連結されたピニオン13cが少なくとも配置されている。
これにより、電動機4は、供給された交流電力により回転駆動し、ギアボックス13を介して回転力を車軸10及び車輪8に伝達することで鉄道車両1の走行を可能とさせている。
なお、図示の例では、2つの電動機4が左右方向L2にずれ、ロータシャフト31の突出方向が互いに逆向きとなるように固定されている場合を例に挙げているが、この場合に限定されるものではない。
〔電動機の構成〕
上記電動機について、詳細に説明する。
図4に示すように、電動機4は車両駆動用主電動機であり、固定子20と、軸線O回りに回転するロータシャフト31を有する回転子30と、これら固定子20及び回転子30の周囲を覆うケーシング40と、を備え、固定子20を構成するステータコイル22及び回転子30を構成するロータバー35を少なくともケーシング40の内部に収容する全閉構造タイプの電動機とされている。
なお、本実施形態では、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。また、ロータシャフト31は車軸10に対して平行に配置されているので、該ロータシャフト31の軸方向は左右方向L2に一致する。なお、軸方向のうちロータシャフト31がカップリング12と連結する側を駆動側といい、その反対側を反駆動側という。
(固定子)
上記固定子20は、ステータ鉄心21及びステータコイル22を備えている。
ステータ鉄心21は、鉄心を複数枚積層することでリング状に形成されており、回転子30を構成するロータ鉄心32の径方向外側に配置されている。この際、ステータ鉄心21は、環状に形成された一対の鉄心押さえ23によって、左右方向L2の両側から挟まれるように固定されている。そして、ステータ鉄心21は、これら一対の鉄心押さえ23を介してケーシング40に支持されている。
ステータ鉄心21の外周面には、一対の鉄心押さえ23間を繋ぐ繋ぎ板24がステータ鉄心21を径方向の外側から覆うように取り付けられている。この繋ぎ板24は、ステータ鉄心21の全周を覆うように環状に形成されていても構わないし、ステータ鉄心21を部分的に覆うように周方向に間隔をあけて配置されていても構わない。
ステータ鉄心21の内周側には、左右方向L2に延びた図示しない溝部が周方向に沿って間隔をあけて複数形成されており、これら複数の溝部のそれぞれに上記ステータコイル22が埋め込まれている。この際、ステータコイル22のコイルエンド22aは、ステータ鉄心21よりも左右方向L2の外側に張り出すように突出している。
ステータ鉄心21の外周側には、該ステータ鉄心21を左右方向L2に貫通する通風路R1が形成されている。そして、一対の鉄心押さえ23には、この通風路R1に連通する連通孔23aが各鉄心押さえ23を貫通するようにそれぞれ形成されている。
(回転子)
上記回転子30は、固定子20よりも径方向の内側に配設されて軸線O回りに回転するインナーロータとされ、左右方向L2に延びる上記ロータシャフト31と、該ロータシャフト31に固定されたロータ鉄心32と、を備えている。
ロータシャフト31は、駆動側からケーシング40の内部に挿入されており、反駆動側に位置する一方の端部が軸受33Aによって軸支され、駆動側に位置する他方の端部が軸受33Bによって軸支されている。ロータシャフト31の他方の端部は、先に説明したようにカップリング12を介してギアボックス13の駆動軸13aに連結されている。
なお、図示の例では、ロータシャフト31は軸方向に径が適宜変化する多段軸とされている場合を例に挙げているが、この場合に限定されるものではない。
ロータ鉄心32は、リング状に形成され、ステータ鉄心21に対して径方向の内側に位置するようにロータシャフト31に固定されている。この際、ロータ鉄心32の外周面とステータ鉄心21の内周面との間には、所定のエアギャップ(空隙)が全周に亘って環状に確保されている。また、ロータ鉄心32は、環状に形成された一対のロータ鉄心押さえ34によって、左右方向L2の両側から挟まれるようにロータシャフト31に固定されている。
ロータ鉄心32の外周側には、左右方向L2に延びた図示しない溝部が周方向に沿って間隔をあけて複数形成されており、これら複数の溝部のそれぞれにロータバー35が埋め込まれている。この際、ロータバー35のバーエンド35aは、ロータ鉄心32よりも左右方向L2の外側に張り出すように突出している。そして、各ロータバー35のバーエンド35aは、環状の短絡環36によって一体的に連結されている。これにより、回転子30は誘導電動機としてのかご型回転子として機能する。
(ケーシング)
上記ケーシング40は、一対の軸受33A、33Bの径方向の外側にそれぞれ配置された環状の一対の軸受ブラケット41A、41Bと、ロータシャフト31を径方向の外側から囲繞するように円筒状に形成され、軸受ブラケット41A、41Bと鉄心押さえ23との間を接続する一対の繋ぎブラケット42A、42Bと、を備え、これら軸受ブラケット41A、41B及び繋ぎブラケット42A、42Bによって左右両端が閉塞された概略円筒状に形成され、軸受33A、33Bを介してロータシャフト31を回転自在に支持している。
軸受ブラケット41A、41Bと繋ぎブラケット42A、42Bとの間、及び繋ぎブラケット42A、42Bと鉄心押さえ23との間は、例えばボルト等の締結手段によって接続されている。但し、この場合に限られるものではなく、例えば嵌め合いによる固定や溶接等で接続されていても構わない。
なお、軸受ブラケット41A、41Bと繋ぎブラケット42A、42Bとは、別体構成ではなく、一体構成とされていても構わない。
なお、反駆動側に位置する軸受ブラケット41Aとロータシャフト31との間、及び駆動側に位置する軸受ブラケット41Bとロータシャフト31との間は、それぞれラビリンスシール構造によりシール性が確保されている。
また、一対の軸受ブラケット41A、41Bには、軸受33A、33Bよりも左右方向L2の外側に位置する部分にそれぞれ蓋体47、48が取り付けられている。
反駆動側に位置する蓋体47は、円板状に形成され、軸受33Aを左右方向L2の外側から塞ぐように軸受ブラケット41Aにボルト等の締結手段により固定されている。これにより、ロータシャフト31の一方の端部をケーシング40の内部に閉じ込めている。
一方、駆動側に位置する蓋体48は、環状に形成され、ロータシャフト31を径方向外側から囲繞するように、軸受ブラケット41Bにボルト等の締結手段により固定されている。
なお、図示の例では、一対の軸受33A、33Bを、内輪側がロータシャフト31に固定されると共に外輪側が軸受ブラケット41A、41Bに固定されて、両輪の間にボール等の転動体が配設された転がり軸受としている。
但し、転がり軸受に限定されるものではなく、ロータシャフト31を軸支できればどのようなタイプの軸受でも構わない。また、負荷する荷重の方向に応じて、ラジアル軸受やスラスト軸受等、適宜選択して構わない。
繋ぎブラケット42A、42Bの一部は、左右方向L2の内側に入り込み、後述するファン60と協働してステータコイル22及びロータバー35等を内部に閉じ込める仕切り壁50とされている。
また、駆動側に位置する繋ぎブラケット42Bには、ステータ鉄心21に形成された上記通風路R1に連通する通風路R2が形成されている。この通風路R2は、繋ぎブラケット42Bの内側(ロータシャフト31側)に位置する部分に形成されていると共に、仕切り壁50の外側に位置するように形成されている。一方、反駆動側に位置する繋ぎブラケット42Aには、鉄心押さえ23との接続部分において該鉄心押さえ23に形成された連通孔23aに連通すると共に外部に開口した排気口51が形成されている。
つまり、繋ぎブラケット42Bに形成された通風路R2と排気口51とは、ステータ鉄心21に形成された通風路R1、及び鉄心押さえ23に形成された連通孔23aを通じて連通している。
なお、固定子20には、上記した上部側取付アーム11a及び下部側取付アーム11b(図2及び図3参照)がそれぞれ上部側及び下部側から外方に突出するように取り付けられている。
(ケーシングの入気口)
ところで、ケーシング40には、軸受33A、33Bよりも径方向の外側に位置する部分に、入気口55、56がそれぞれ形成されている。
駆動側に位置する入気口55は、軸受ブラケット41Bを貫通するように形成されている。この際、入気口55は、例えば側面視円形状に開口すると共に、周方向に間隔をあけて間欠的に配置されるように複数形成されている。但し、この場合に限定されるものではなく、形状や個数等は適宜変更して構わない。
一方、反駆動側に位置する入気口56は、図4及び図5に示すように、軸受33Aよりも下方側(線路側)に位置する部分において、軸受ブラケット41A及び繋ぎブラケット42Aを連続して貫通すると共に周方向に沿って円弧状に延びるように形成されている。
(ファン)
上述のように構成されたケーシング40の内部には、図4に示すように、ロータ鉄心32と軸受33A、33Bとの間においてロータシャフト31と共に回転し、上記入気口55、56を通じて外気Aを取り込む一対のファン60が設けられている。
これらファン60は、内周縁部から外周縁部に向かうにつれて左右方向L2の外側に延びた円筒状の主板60aと、この主板60aの外面(軸受ブラケット41A、41Bに対向する面)に形成された羽根60bと、を備え、その全体の外形形状が概略円錐台状とされている。
ファン60の羽根60bは、入気口55、56よりも径方向の外側に位置しており、軸線Oを中心に放射状に形成されている。
駆動側に位置するファン60は、ロータ鉄心押さえ34に当接(密着)した状態で内周縁部がロータシャフト31に対して嵌着されている。一方、反駆動側に位置するファン60は、ロータ鉄心押さえ34に当接しながら内周縁部が該ロータ鉄心押さえ34に対して嵌着されている。これにより、いずれのファン60もロータ鉄心32と軸受33A、33Bとの間においてロータシャフト31と共に回転することが可能とされる。
但し、ファン60の固定位置は、上述した場合に限定されるものではない。
ファン60における主板60aの外周縁部は、繋ぎブラケット42A、42Bにおける仕切り壁50の内周端部に対してそれぞれ隙間をあけて対向配置されている。そして、主板60aの外周縁部と仕切り壁50の内周端部とは、協働して両者の間の隙間をシールするラビリンスシールを形成している。
これにより、ステータコイル22及びロータバー35は、仕切り壁50及びファン60の主板60aによって囲まれた内部空間R3に、ファン60によって取り込まれる外気Aとは遮断された状態で収容される。つまり、先に述べたようにいわゆる全閉構造とされている。
従って、ファン60によって取り込んだ外気Aを上記内部空間R3に進入させることなく、電動機4の冷却に利用することが可能とされる。
駆動側に位置するファン60によって取り込まれた外気Aは、繋ぎブラケット42Bに形成された通風路R2内に流れた後、最終的に排気口51を通じて外部に放出される。その過程において冷却を行うことができる。この点は、後に詳細に説明する。
(反駆動側での外気の放出構造)
一方、反駆動側に位置するファン60によって取り込まれた外気Aの放出について説明する。
図6に示すように、反駆動側に位置する繋ぎブラケット42Aのうち下部側(線路側)に位置し、且つファン60の羽根60bよりも左右方向L2の外側(軸方向外側)に位置する部分は、第1ブラケット65及び第2ブラケット66で構成されており、これら両ブラケット65、66の間に外気Aを放出する放出路70が形成されている。
第1ブラケット65は、軸受ブラケット41Aに接続されるブラケットであり、図6及び図7に示すように、下方に向かって(径方向外側に向かって)延びる誘導壁65aを有している。
この誘導壁65aは、根元部がファン60の羽根60bに対して左右方向L2の外側にほぼ位置し、その根元部から下向きに湾曲しながら延びた後、先端部はほぼ上下方向L3に沿って(軸線Oに対して直交する面内に沿って)ほぼ垂直に延びている。
第2ブラケット66は、図6に示すように鉄心押さえ23に接続されるブラケットであり、第1ブラケット65の誘導壁65aよりも左右方向L2の内側(軸方向内側)に配置され、誘導壁65aとの間で放出路70を形成する壁薄部66aを有している。
壁薄部66aは、第2ブラケット66の他の部分よりも壁厚が薄く形成された部分であり、仕切り壁50の外面側を凹ますように形成されている。壁薄部66aの形成範囲としては、例えばファン60の羽根60bの径方向外側に位置する地点から、誘導壁65aの先端部よりも下方に位置する地点に亘って形成されている。
なお、図示の例では、壁薄部66aの壁厚T1は、第2ブラケット66の他の部分の壁厚T2の略半分程度の厚みとされている。また、誘導壁65aの厚みT3は、壁薄部66aの壁厚T1と略同程度とされている。よって、誘導壁65aの厚みと壁薄部66aの厚みとを足した厚みは、第2ブラケット66の他の部分の厚みと同程度とされている。但し、この場合に限定されるものではなく、壁薄部66a及び誘導壁65aの厚みは適宜変更して構わない。
そして、誘導壁65aは、壁薄部66aによって壁厚が薄くなった分だけ、第2ブラケット66に近い位置に配置されている。従って、左右方向L2の外側への誘導壁65aの突出量を効果的に抑制することができ、誘導壁65aの先端部の位置と、反駆動側に位置する軸受33Aを左右方向L2の外側から覆っている蓋体47とは略同一面内に位置している。
また、誘導壁65a及び壁薄部66aは、入気口56と同様に、共に周方向に沿って円弧状に延びるように形成されている。そのため、誘導壁65aと壁薄部66aとの間に形成される放出路70についても、図5及び図7に示すように周方向に沿って円弧状に形成されている。
また、図6に示すように誘導壁65aと壁薄部66aとは、放出路70における流入口70aから放出口70bに向かうにしたがい接近するように配置されている。従って、放出路70において、流入口70aよりも放出口70bの方が誘導壁65aと壁薄部66aとの間が狭まっている。即ち、流入口70aにおける誘導壁65aと壁薄部66aとの間の最短距離G1と、放出口70bにおける誘導壁65aと壁薄部66aとの間の最短距離G2と、を比較すると、流入口70a側の最短距離G1よりも放出口70b側の最短距離G2の方が短くなるように形成されている。
なお、上記最短距離とは、放出路70内を流れる外気Aの流線に対して直交する面内に沿った誘導壁65aと壁薄部66aとの間の最も短い距離である。
上記のように放出路70が形成されているので、反駆動側に位置するファン60によって取り込まれた外気Aは、流入口70aから放出路70内に流れた後、放出口70bを通じて外部に放出される。その過程において冷却を行うことができる。この点は、後に詳細に説明する。
〔作用効果〕
次に、上述したように構成された電動機4の作用について説明する。
鉄道車両1を走行させる場合、車両用電力変換装置から供給される交流電力をステータコイル22に通電する。これにより、回転磁界を作ることができ、この回転磁界の中に配置されている回転子30のロータバー35に電流が誘起され、その電流と回転磁界との相互作用によってトルクが発生して回転子30が軸線O回りに回転する。すると、この回転力はカップリング12を介してギアボックス13に伝わり、該ギアボックス13から車軸10及び車輪8に伝達される。その結果、車輪8を駆動でき、鉄道車両1を走行させることができる。
また、回転子30のロータシャフト31が回転すると、その回転に伴って一対のファン60が回転するので、図4に示すように、入気口55、56を通じて外気Aを取り込むことができる。
駆動側に位置するファン60によって取り込まれた外気Aは、ファン60の羽根60bの回転力により径方向外側に向けて流れの向きを変えて、繋ぎブラケット42Bに形成された通風路R2に流れ込んだ後、ステータ鉄心21に形成された通風路R1を続けて流れた後に、排気口51を通じて外部に放出される。
このとき、外気Aを取り込んでから放出されるまでの過程において、この外気Aを利用して軸受33B、回転子30及び固定子20を冷却することができる。
詳細には、取り込んだ外気Aを利用して、最初にファン60自体を冷却できると共に軸受33Bを冷却することができる。主にロータバー35で発生した回転子30の熱は、ロータ鉄心押さえ34を介してファン60に伝わるので、ファン60を冷却することで回転子30全体の冷却を行うことができる。よって最初に回転子30及び軸受33Bの冷却を行うことができる。
次に、外気Aがステータ鉄心21内の通風路R1を流れる際に、ステータ鉄心21を冷却することができる。ステータコイル22で発生した熱はステータ鉄心21に伝わるので、ステータ鉄心21を冷却することで、固定子20全体の冷却を行うことができる。
このように、駆動側に位置するファン60で取り込んだ外気Aを利用して、軸受33B、回転子30及び固定子20の冷却を行うことができる。
一方、反駆動側に位置するファン60によって取り込まれた外気Aは、図6及び図7に示すように、ファン60の羽根60bの回転力により径方向外側に向けて流れの向きを変えて、第1ブラケット65の誘導壁65aと第2ブラケット66の壁薄部66aとの間に形成された放出路70の流入口70aに流れ込んだ後、該放出路70を流れた後に放出口70bから外部に向けて側面視放射状に放出される。
このとき、外気Aを取り込んでから放出されるまでの過程において、この外気Aを利用して軸受33A及び回転子30を冷却することができる。この冷却については、上記と同様なので説明を省略する。
上述のように、一対のファン60によって取り込んだ外気Aを利用して、一対の軸受33A、33B、回転子30及び固定子20を冷却できるので、全閉構造の電動機4であっても、該電動機4の温度上昇を防止でき、設計通りの出力及び性能を発揮させることができる。また、軸受33A、33B及びこれらを潤滑する潤滑油の温度上昇についても防止できるので、軸受33A、33Bの寿命を延ばすことができるうえ、ロータシャフト31を安定に回転支持できるので、出力の安定化を図り易い。
ところで、図6に示すように、放出路70を形成している第1ブラケット65は下方に向かって延びる誘導壁65aを有しているので、この誘導壁65aで外気Aを誘導しながら放出でき、その放出方向を径方向の外側である下向きにすることができる。そのうえ、誘導壁65aの分、放出路70を長くすることができ、該放出路70の放出口70bの位置を羽根60bから遠ざけることができる。
これらのことから、外気Aを放出する際の拡散角度(放出角度)Dを小さくすることができ、外部に放出される羽根60bの風切り音を低減して低騒音化を図ることができる。
特に、第2ブラケット66の壁薄部66aが第1ブラケット65の誘導壁65aよりも左右方向L2の内側に対向配置されることで、誘導壁65aとの間で放出路70を形成しているので、放出口70bの断面積(外気Aの流線に対して直交する面)を十分に確保したうえで、壁薄部66aによって壁厚が薄くなった分だけ、誘導壁65aの位置を左右方向L2の内側に配置できる。
従って、良好な冷却効率の維持と低騒音化とを図りながら、誘導壁65aがケーシング40の他の部分よりも左右方向L2の外側に突出してしまうことを防止することができ、電動機4全体のサイズが大きくなることを抑制することができる。
具体的には、図2に示すように、電動機4は左右の車輪8の間に、ギアボックス13及びカップリング12と共に配置されるので、軸方向寸法S1には厳しい制約があり、該軸方向寸法S1は予め決められた制約寸法とされている。また、図2及び図3に示すように、電動機4は車軸10と台車3の梁部3aとの間に配置されるので、半径寸法S2にも厳しい制約があり、該半径寸法S2も同様に予め決められた制約寸法とされている。
このうち、本実施形態によれば、誘導壁65aの突出を抑制することができるので、図6に示すように、厳しい制約寸法である軸方向寸法S1内に電動機4を収めることが可能である。
加えて、放出路70を形成する誘導壁65aと壁薄部66aとは、流入口70aから放出口70bに向かうにしたがい接近しているので、放出口70bを流入口70aよりも狭めることができる。従って、上記拡散角度Dを効果的に小さくすることができ、低騒音化を図り易い。
ところで、誘導壁65aは周方向に沿って円弧状に延びているので、流入口70a側に位置する根元部よりも、放出口70b側に位置する先端部の方が軸線Oからの半径距離が当然に長い。そのため、図7に示すように、必然的に誘導壁65aにおける根元部の周方向長さW1よりも、先端部の周方向長さW2を長くすることができる。従って、その差分だけ、放出口70bにおける左右方向L2の長さを狭めたとしても、流入口70aにおける開口面積と、放出口70bにおける開口面積とを同程度の面積にすることができる。
図8に示す模式図を参照して説明すると、放出路70における流入口70aが軸線Oから半径Raの地点に位置し、放出口70bが半径Rbの地点に位置している場合、流入口70aの周方向長さよりも放出口70bの周方向長さの方が長くなる。従って、その差分だけ流入口70aの軸方向長さD1よりも放出口70bの軸方向長さD2の方を短くしたとしても、流入口70aの断面積Saと放出口70bの断面積Sbとを同じ面積とすることができる。
従って、図6に示すように、放出路70の放出口70bを左右方向L2に狭めたとしても、外気Aの放出量を低下(冷却効率を低下)させることなく、風切り音の拡散角度Dだけを小さくすることが可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、厳しい制約寸法である軸方向寸法S1内に電動機4を収めながら、低騒音化を図りつつ、十分な冷却を行って出力及び性能の安定化を図ることができる。そのため、例えば限られた制約寸法内で最大の出力及び性能を発揮するような理想的な電動機4とすることが可能であり、鉄道車両1の走行性能の向上化に繋げることができる。
〔第1の実施形態の変形例〕
上述した第1の実施形態では、反駆動側に位置する入気口56及び放出路70を、軸受33Aよりも下方側に設けた場合を例に挙げて説明したが、この場合に限定されるものではなく、例えば軸受33Aよりも上方側(車体2側)に設けても構わないし、軸方向33Aの右側や、左側に設けても良い。このように、その設置位置は限定されるものではなく、適宜変更して構わない。但し、入気口56及び放出路70をケーシング40の下部側(線路側)に配置することで、塵埃や水分等が侵入し難くなるのでより好ましい。
また、入気口56及び放出路70の数は、それぞれ1つ限定されるものではなく、例えば、入気口56及び放出路70をそれぞれ周方向に間隔をあけて複数形成し、間欠的に配置しても構わない。
また、上述した第1の実施形態では、反駆動側に位置する入気口56を、軸受ブラケット41A及び繋ぎブラケット42Aを連続して貫通することで形成したが、この場合に限定されるものではない。例えば、繋ぎブラケット42Aだけを貫通することで入気口56を形成しても良い。この場合には、例えば軸受ブラケット41Aに入気口56を避ける逃げ部(切欠き部)を形成し、入気口56の入口側を塞がないように構成すれば良い。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態との異なる点は、第1ブラケット65の誘導壁65aと第2ブラケット66の壁薄部66aとがリブを介して接続されている点である。
なお、この第2の実施形態においては、第1の実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
〔電動機の構成〕
図9及び図10に示すように、本実施形態の電動機80では、第1ブラケット65の誘導壁65aと第2ブラケット66の壁薄部66aとの間に、両者を接続する複数のリブ81が設けられている。
これら複数のリブ81は、径方向に沿って延びていると共に、軸線Oを中心として放射状に配置された縦リブであり、図示の例では周方向に間隔をあけて3つ配置されている。但し、この場合に限定されるものではなく、1つ又は2つ、或いは4つ以上配置されていても構わない。
〔作用効果〕
本実施形態の電動機80によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を奏功することができることに加え、複数のリブ81を介して誘導壁65aと壁薄部66aとが一体的に接続されるので、両者の剛性を高めることができる。従って、誘導壁65a及び壁薄部66aに、例えば反りや撓み等の不正変形が生じることを効果的に防止できる。特に、誘導壁65a及び壁薄部66aが周方向に長いほど、その効果を顕著に奏功することができる。
従って、長期に亘って放出路70の形状を安定に維持でき、安定して低騒音化を図ることができる。また、複数のリブ81は放射状に配置されているので、放出路70内を流れて放射状に放出される外気Aの流れを妨げ難い。よって、風量低下を招くことがなく、冷却効率を低下させ難い。
〔第2の実施形態の変形例〕
上述した第2の実施形態では、複数のリブ81を放射状に配置したが、この配置に限定されるものではない。外気Aの流れを妨げるものでなければ、リブ81の形状や配置を適宜変更して構わない。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態との異なる点は、第1ブラケット65の誘導壁65a及び第2ブラケット66の壁薄部66aがさらに下方に向かって延びている点である。
なお、この第3の実施形態においては、第1の実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
〔電動機の構成〕
図11及び図12に示すように、本実施形態の電動機90では、第1ブラケット65の誘導壁65a及び第2ブラケット66の壁薄部66aが、上下方向L3に沿って同じ長さだけさらに下方に向けて延びており、図示の例ではステータコイル22の左右方向L2の外側に誘導壁65aの先端部が位置する程度まで延びている。
〔作用効果〕
本実施形態の電動機90によれば、第1の実施形態よりも放出路70を長く形成でき、放出口70bの位置をファン60の羽根60bから遠ざけることができるので、風切り音の拡散角度Dをさらに小さく、又は零に近づけることができる。従って、羽根60bからの直接的な風切り音をほとんどなくすことができるので、より一層低騒音化を図ることができる。
なお、本実施形態においても、第2の実施形態と同様に、誘導壁65aと壁薄部66aとの間にリブ81を設け、リブ81を介して一体的に接続しても構わない。
<第4の実施形態>
次に、本発明に係る第4の実施形態について説明する。
第3の実施形態との異なる点は、第1ブラケット65の誘導壁65a及び第2ブラケット66の壁薄部66aがケーシング40の最外径部まで延びている点である。
なお、この第4の実施形態においては、第3の実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
〔電動機100の構成〕
図13及び図14に示すように、本実施形態の電動機100では、第2ブラケット66の壁薄部66aがさらに下方に向けて延びており、ケーシング40の最外径部まで達している。一方、第1ブラケット65の誘導壁65aも同様に、さらに下方に向けて壁薄部66aと平行に延びており、壁薄部66aを左右方向L2の外側から覆うようにケーシング40の最外径部まで達している。
なお、本実施形態の誘導壁65aは、先端部が前後方向L1に沿って真っ直ぐに延びるように形成されている。そのため、図示の例では、誘導壁65aの先端部のうち周方向の両側に位置する部分が壁薄部66aに対向しておらず、誘導壁65aのみで外気Aを誘導している。但し、この場合に限定されるものではなく、例えば第2ブラケット66側に、対向壁部を下方に向けて突設させ、誘導壁65aの先端部のうち周方向の両側に位置する部分に対向壁部を対向させても構わない。
〔作用効果〕
本実施形態の電動機100によれば、第3の実施形態よりも放出路70をさらに長くすることができるので、放出口70bの位置をファン60の羽根60bからより遠ざけることができ、風切り音の拡散角度Dをほぼ零にすることができる。しかも、外気Aの放出方向を真下に向けることができる。これらのことから、さらなる低騒音化を図ることができ、理想な低騒音状態に近づけることができる。
なお、本実施形態の場合であっても、放出路70における放出口70bの断面積を流入口70aの断面積と同程度に確保することができる。特に、誘導壁65a及び壁薄部66aをケーシング40の最外径部まで延ばしているので、それぞれ周方向長さを長くできる。その分、誘導壁65aと壁薄部66aとを左右方向L2に接近させたとしても、放出口70bの断面積を上述したように流入口70aの断面積と同程度まで十分に確保することが可能である。
〔第4の実施形態の変形例〕
上述した第4の実施形態において、図15に示すように誘導壁65aと壁薄部66aとの間に両者を接続する複数のリブ101を設けても良い。これら複数のリブ101は、第2の実施形態と同様に、径方向に延びると共に軸線Oを中心として放射状に配置された縦リブであり、図示の例では周方向に間隔をあけて3つ配置されている。但し、この場合に限定されるものではなく、1つ又は2つ、或いは4つ以上配置されていても構わない。
このように複数のリブ101を設けることで、第2の実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。特に、誘導壁65a及び壁薄部66aがケーシング40の最外径部まで長く伸びているので、複数のリブ101を設けることがより好ましい。
<第5の実施形態>
次に、本発明に係る第5の実施形態について説明する。
第4の実施形態との異なる点は、誘導壁65aに外気Aを外部に放出する開放孔が形成されている点である。
なお、この第5の実施形態においては、第4の実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
〔電動機110の構成〕
図16に示すように、本実施形態の電動機110では、第1ブラケット65の誘導壁65aに、放出路70内に流入した外気Aを放出口70bに達する途中で外部に放出する複数の開放孔(補助開口)111が形成されている。
〔作用効果〕
本実施形態の電動機110によれば、第4の実施形態と同様の作用効果を奏功することができることに加え、開放孔111を通じて外気Aを途中で外部に放出できるので、外気Aの抜けを良くして、風量を増やすことができる。従って、低騒音化を維持したまま冷却効果をさらに高めることができる。
なお、開放孔111の形成位置としては、例えば図17に示すように、放射状に沿ってできるだけ並ばないように配置して、放射状に流れる外気Aの流れを妨げないようにすることが好ましい。加えて、誘導壁65aと壁薄部66aとを接続するリブ112、113を設けた場合には、これらリブ112、113を避ける位置に形成することが好ましい。
なお、図示の例では、入気口56に近い位置に4つのリブ112を周方向に間隔をあけて配置し、それよりも径方向の外側に位置する部分に、リブ112よりも径方向に長い3つのリブ113を周方向に間隔をあけて配置した場合を例にしている。但し、この場合に限定されるものではない。
このように、外気Aが流れる方向とリブ112、113の位置とを考慮して、開放孔111の形成位置及び配置方向を決定すると良い。特に、放出される外気Aの拡散角度Dが零に近づく位置(ファン60の羽根60bの形状やサイズ等の要因によって決定される)よりも、径方向の外側に開放孔111を形成することが好ましい。このようにすることで、開放孔111を通じて羽根60bの風切り音が外部に漏れることを防止することができる。
<第6の実施形態>
次に、本発明に係る第6の実施形態について説明する。
第1の実施形態との異なる点は、反駆動側に形成される入気口56の位置が異なる点である。
なお、この第6の実施形態においては、第1の実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
〔電動機の構成〕
図18に示すように、本実施形態の電動機120では、放出路70が軸受33Aよりも下方側(線路側)に位置するように形成されているのに対して、入気口56が軸受33Aよりも上方側(車体2側)に位置するように形成されている。つまり、入気口56と放出路70とは、軸受33Aを挟んで径方向の反対側に位置するように配置されている。
〔作用効果〕
本実施形態の電動機120によれば、ファン60の回転によって取り込んだ外気Aを放出路70に向けて流動させる間、外気Aをファン60における主板60aの外面全体に当てながらファン60を効率良く冷却できるうえ、同時に軸受33Aの全体を効率良く冷却することができる。従って、軸受33A及び回転子30をより効果的に冷却することができる。
〔第6の実施形態の変形例〕
上述した第6の実施形態では、軸受33Aの上方側に入気口56が位置し、軸受33Aの下方側に放出路70が位置する場合を例に挙げて説明したが、この場合に限定されるものではなく、入気口56と放出路70とが軸受33Aを挟んで反対側に位置していれば良い。
例えば、軸方向寸法S1が影響する部分に入気口56を形成し、軸方向寸法S1に若干の余裕寸法がある部分(S1+α部分)に、放出路70を形成するといったことも可能である。この場合には、より効果的に台車3内での設置スペースを有効活用することができ、さらに高出力の電動機を設計することが可能となる。
例えば、図2及び図3に示す領域Zは、電動機の背面に位置しているにも関わらず、車輪8の外径から外れているので、電動機の構成として利用できる空間となる。つまり、この領域Zは、制約寸法よりも余裕がある上記した(S1+α部分)に相当する。よって、この領域Zに放出口70bが位置するように放出路70を形成し、領域を有効に活用するといったことが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記各実施形態では、全閉型電動機を例に挙げて説明したが、この場合に限定されるものではなく、羽根60b付きのファン60を具備する開放型電動機であっても良い。また、上記各実施形態では、フレームレス構造で説明したが、フレーム付きの電動機であっても良い。
また、上記各実施形態では、放出路70を反駆動側に配置した場合を例に挙げて説明したが、これとは逆に駆動側に配置しても構わないし、駆動側及び反駆動側にそれぞれ配置しても構わない。
特に、誘導電動機に比べて温度上昇に余裕のある永久磁石式の同期電動機の場合には、ステータ鉄心21に通風路R1を形成せずに、繋ぎブラケット42Bの通風路R2を流れた外気Aを直接外部に放出する場合があり、このような場合には駆動側に放出路70を配置することが適している。
従って、電動機の種類としては、誘導電動機に限定されるものではなく、永久磁石式等、各種形式の電動機に適用することが可能である。
A…外気
D…拡散角度(放出角度)
O…軸線
Z…領域
D1…流入口の軸方向長さ
D2…放出口の軸方向長さ
G1…流入口における誘導壁と壁薄部との間の最短距離
G2…放出口における誘導壁と壁薄部との間の最短距離
L1…前後方向
L2…左右方向
L3…上下方向
R1、R2…通風路
R3…内部空間
S1…電動機の軸方向寸法
S2…電動機の半径寸法
Sa…流入口の断面積
Sb…放出口の断面積
T1…壁薄部の壁厚
T2…第2ブラケットの他の部分の壁厚
T3…誘導壁aの厚み
W1…誘導壁における根元部の周方向長さ
W2…誘導壁における先端部の周方向長さ
1…鉄道車両
2…車体
3…台車
3a…梁部
3b…台車梁
3c…軸箱
4、80、90、110、110、120…電動機(車両用電動機)
5…架線
6…パンタグラフ
7…緩衝装置
8…車輪
10…車軸
11a…上部側取付アーム
11b…下部側取付アーム
12…カップリング(継手)
13…ギアボックス(歯車装置)
13a…駆動軸
13b…ギア
13c…ピニオン
20…固定子
21…ステータ鉄心
22…ステータコイル
22a…コイルエンド
23…鉄心押さえ
23a…連通孔
24…繋ぎ板
30…回転子
31…ロータシャフト
32…ロータ鉄心
33A、33B…軸受
34…ロータ鉄心押さえ
35…ロータバー
35a…バーエンド
36…短絡環
40…ケーシング
41A、41B…軸受ブラケット
42A、42B…繋ぎブラケット
47、48…蓋体
50…仕切り壁
51…排気口
55、56…入気口
60…ファン
60a…主板
60b…羽根
65…第1ブラケット
65a…誘導壁
66…第2ブラケット
66a…壁薄部
70…放出路
70a…流入口
70b…放出口
81、101、112、113…リブ
111…開放孔(補助開口)

Claims (8)

  1. 軸線回りに回転するロータシャフトと、
    前記ロータシャフトに固定されたロータ鉄心と、
    前記ロータ鉄心の径方向外側に配置されたステータ鉄心と、
    前記ロータ鉄心及び前記ステータ鉄心を内部に収容すると共に、軸受を介して前記ロータシャフトの軸方向の両側を回転可能に支持するケーシングと、
    前記ケーシングのうち、前記軸受よりも径方向外側に位置する部分に形成された入気口と、
    前記ロータ鉄心と前記軸受との間において前記ロータシャフトと共に回転し、前記入気口を通じて外気を取り込むファンと、を備え、
    前記ケーシングのうち前記ファンの羽根よりも軸方向外側に位置する部分は、前記外気を放出する放出路を形成する第1ブラケット及び第2ブラケットとされ、
    前記第1ブラケットは、径方向外側に向かって延びる誘導壁を有し、
    前記第2ブラケットは、該第2ブラケットの他の部分よりも壁厚が薄く形成され、前記誘導壁よりも軸方向内側に配置されて、前記誘導壁との間で前記放出路を形成する壁薄部を有していることを特徴とする車両用電動機。
  2. 請求項1に記載の車両用電動機において、
    前記誘導壁と前記壁薄部との間には、両者を接続するリブが設けられていることを特徴とする車両用電動機。
  3. 請求項2に記載の車両用電動機において、
    前記リブは、前記軸線を中心として放射状に配置されていることを特徴とする車両用電動機。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用電動機において、
    前記誘導壁及び前記壁薄部は、前記放出路が周方向に沿って延びるように、共に周方向に沿って形成され、
    前記誘導壁と前記壁薄部とは、前記放出路における流入口から放出口に向かうにしたがい接近していることを特徴とする車両用電動機。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用電動機において、
    前記壁薄部は、前記ケーシングの最外径部まで延びるように形成され、
    前記誘導壁は、前記壁薄部を軸方向外側から覆うように、前記ケーシングの最外径部まで延びるように形成されていることを特徴とする車両用電動機。
  6. 請求項5に記載の車両用電動機において、
    前記誘導壁には、前記放出路内に流入した前記外気を外部に放出する補助開口が形成されていることを特徴とする車両用電動機。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用電動機において、
    前記入気口と前記放出路とは、前記軸受を挟んで反対側に位置するように配置されていることを特徴とする車両用電動機。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用電動機と、
    前記車両用電動機が台車を介して床下に取り付けられた車体と、を備えることを特徴とする鉄道車両。
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