JP6071197B2 - 多方向吸込ケーシングおよび遠心式流体機械 - Google Patents

多方向吸込ケーシングおよび遠心式流体機械 Download PDF

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Description

本発明は、遠心式のポンプなどとして使用される多方向吸込ケーシングおよび遠心式流体機械に関するものである。
従来、例えば、特許文献1に記載の吸込ケーシングは、羽根車の回転軸を中心とする円形状の吸込流路が形成されており、この吸込流路に対して吸込口が回転軸に直角の方向に開口する吸込管を有するとともに、吸込流路が中心部で羽根車の入口に向けて軸方向に向きが転換されたものにおいて、吸込口から吸込流路の範囲内に、吸込管に沿って整流板が設けられている。この吸込ケーシングは、整流板により吸込管の流路を分割することで、羽根車の入口の全周にわたって羽根車に流入する流れの均一化を図っている。
特開平3−138498号公報
上述した特許文献1に記載の吸込ケーシングは、吸込管が単一であり、この単一の吸込管の流路を整流板により分割したものであるが、吸込管が吸込流路の回りに複数接続されて多方向から流体を吸い込む多方向吸込ケーシングにおいては、各吸込管から吸い込まれた各方向からの流体が吸込流路内で合流する際の衝突により流体に圧力損失が生じることになる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失を低減することのできる多方向吸込ケーシングおよび遠心式流体機械を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第1の発明の多方向吸込ケーシングは、羽根車の回転の中央に設けられた吸入口に対向配置された供給口を有する中空形状の吸込ケーシング本体と、前記羽根車の回転軸に交差する多方向から前記吸込ケーシング本体にそれぞれ接続され、かつ前記供給口の中心を基準として等間隔に配置される多数の吸込管とを備える多方向吸込ケーシングであって、各前記吸込管が前記吸込ケーシング本体に接続される間で、前記吸込ケーシング本体内の外周壁側から前記供給口側に向けて延在する仕切部をそれぞれ配置したことを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、各吸込管に流入された流体は、吸込ケーシング本体内で合流しつつ供給口に至り、流入方向が供給口に向く流体は直接供給口から吸入口に吸入される。一方、各吸込管が吸込ケーシング本体に接続される間であって、吸込ケーシング本体内の外周壁側で、各方向からの流体が衝突することになるが、仕切部が設けられているため、各方向からの流体は、仕切部に沿って供給口側に向けて案内されることになる。この結果、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失を低減することができる。
また、第2の発明の多方向吸込ケーシングは、第1の発明において、各前記仕切部は、前記供給口の中心を基準として対称に設けられていることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、各方向からの流体が、供給口側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することができる。
また、第3の発明の多方向吸込ケーシングは、第2の発明において、各前記仕切部は、各前記吸込管が前記吸込ケーシング本体に接続される中央位置に配置されることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、各方向からの流体が、供給口側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することができる。
また、第4の発明の多方向吸込ケーシングは、第1または第2の発明において、各前記仕切部は、前記供給口の周方向に沿う旋回流を形成する態様で、各前記吸込管の間の中央に対して前記供給口の周方向に位相がずれて配置されることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、供給口の周方向に沿う旋回流を形成することで、各方向からの流体が、供給口の周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することができる。
また、第5の発明の多方向吸込ケーシングは、第1〜第3のいずれか一つの発明において、各前記仕切部は、前記供給口の周方向に沿う旋回流を形成する態様で、各前記吸込管の間の中央の位置で前記供給口の周方向に同方向で傾斜する傾斜面を有して形成されることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、供給口の周方向に沿う旋回流を形成することで、各方向からの流体が、供給口の周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することができる。
また、第6の発明の多方向吸込ケーシングは、第1または第2の発明において、各前記仕切部は、前記供給口の周方向に沿う旋回流を形成する態様で、各前記吸込管の間の中央に対して前記供給口の周方向に位相がずれて配置され、かつ前記供給口の周方向に同方向で湾曲する湾曲面を有して形成されることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、供給口の周方向に沿う旋回流を形成することで、各方向からの流体が、供給口の周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することができる。
また、第7の発明の多方向吸込ケーシングは、第1〜第6のいずれか一つの発明において、各前記仕切部は、前記供給口に向けて窄まって形成されることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、供給口付近に対して吸込ケーシング本体内の外周壁付近での仕切部の体積が増し、吸込ケーシング本体内の外周壁と仕切部とがなす部分を埋めるため、当該部分での流体の極度な方向変化を抑えて二次流れを抑制することができる。この結果、各方向からの流体が、仕切部に沿って供給口側に向けてより円滑に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することができる。
また、第8の発明の多方向吸込ケーシングは、第4〜第7のいずれか一つの発明において、各前記仕切部は、形成する旋回流を前記羽根車の回転方向に合わせて配置されることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、各方向からの流体が、供給口の周方向に沿って案内されるとともに、羽根車の回転方向に合わせて案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することができる。
また、第9の発明の多方向吸込ケーシングは、第1〜第8のいずれか一つの発明において、各前記仕切部は、前記吸込ケーシング本体に対して着脱可能に設けられることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、仕切部を吸込ケーシング本体と別部品とすることができ、製造を容易にすることができる。しかも、必要に応じて他の構成の仕切部に変更することができる。
また、第10の発明の多方向吸込ケーシングは、第1〜第9のいずれか一つの発明において、各前記吸込管は、前記供給口の中心に対して自身の管の中心を外して前記吸込ケーシング本体に接続されることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、各吸込管が、供給口の中心に対して自身の管の中心を外して吸込ケーシング本体に接続されると、供給口の周方向に沿う旋回流が形成され易い構成となる。この結果、各方向からの流体が、供給口の周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することができる。
また、第11の発明の多方向吸込ケーシングは、第1〜第10のいずれか一つの発明において、前記羽根車が前記回転軸に沿って複数段配置され、前記回転軸に沿って各段の羽根車により段階的に流体を圧縮する構成において、2段目以降の前記羽根車に対して流体を供給する態様で、前記吸込ケーシング本体と、各前記吸込管と、各前記仕切部とを備えることを特徴とする。
この多方向吸込ケーシングによれば、段階的に流体を圧縮する際の圧力損失を低減し、圧縮性能を向上することができる。
上述の目的を達成するために、本発明の遠心式流体機械は、前記羽根車が前記回転軸に沿って複数段配置され、前記回転軸に沿って各段の羽根車により段階的に流体を圧縮する遠心式流体機械において、2段目以降の前記羽根車に対して流体を供給する態様で、第1〜第10のいずれか一つの発明の多方向吸込ケーシングが適用されることを特徴とする。
この遠心式流体機械によれば、段階的に流体を圧縮する際の圧力損失を低減し、圧縮性能を向上することができる。
本発明によれば、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失を低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングが適用される遠心式流体機械の側断面概略図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングであって図1におけるA−A矢視図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。
以下に、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施の形態に係る多方向吸込ケーシングが適用される遠心式流体機械の側断面概略図である。本実施の形態の遠心式流体機械1は、流体を圧送する遠心ポンプとして適用することができる。また、本願でいう「流体」とは液体でも気体でもよい。
遠心式流体機械1において、図1に示すように、ケーシング2は、中空形状をなし、中央部に回転軸3が図示しない軸受により回転自在に支持されている。この回転軸3は、その端部に図示しない駆動装置が連結されている。回転軸3は、外周部に羽根車(インペラ)4が固定されている。なお、符号Cは、回転軸3および羽根車4の回転の中心となる軸を示している。
羽根車4は、中央が開口された円環状の前シュラウド41と、円盤状の後シュラウド42と、この前シュラウド41と後シュラウド42との間に挟まれるように固定される複数の羽根43とにより構成されている。前シュラウド41と後シュラウド42とは、回転軸3の延在方向に沿って並設されている。
後シュラウド42は、径方向内側のボス部が回転軸3に固定され、当該ボス部から径方向外側に向けて延在して設けられている。後シュラウド42は、羽根43が設けられる前シュラウド41側の面が、回転軸3に近づくほど前シュラウド41側に漸次近づくように形成されている。
前シュラウド41は、羽根43を介して後シュラウド42に支持されるように設けられ、回転軸3から離れて配置されている。前シュラウド41は、羽根43が設けられる後シュラウド42側の面が、回転軸3に近づくほど後シュラウド42側から漸次遠ざかるように形成されている。そして、前シュラウド41と後シュラウド42との羽根43が設けられる対向する面は、回転軸3に近い側では回転軸3の延在方向である前シュラウド41側に向けて開放され、回転軸3から離れる側では回転軸3の径方向外側に向けて開放されている。
複数の羽根43は、後シュラウド42と前シュラウド41との間にて後シュラウド42および前シュラウド41の対向する各面に固定されているとともに、周方向に所定間隔をもって並設されている。従って、羽根車4は、回転軸3とともにケーシング2内で回転可能に支持されることとなる。そして、羽根車4は、回転軸3の回転に伴い、自身が回転することで、前シュラウド41側から流体を取り込み、当該流体を圧縮して外周側である径方向外側に圧送する。
この羽根車4は、前シュラウド41における中央の円形の開口部を吸入口44A(44B)として構成され、外周側の前シュラウド41と後シュラウド42との間を吐出口45として構成されている。
また、羽根車4は、回転軸3に沿って複数段(本実施の形態では2段)配置されている。具体的に、羽根車4は、第一段羽根車4Aと第二段羽根車4Bとが設けられている。これら第一段羽根車4Aと第二段羽根車4Bとは、相互の後シュラウド42が対向するように配置されている。
ケーシング2は、第一段羽根車4Aの軸方向に沿って流体が吸入される吸入通路2Aが形成されており、この吸入通路2Aを介して第一段羽根車4Aの吸入口44Aに流体を取り込み可能となっている。また、ケーシング2は、第一段羽根車4Aの外周側に沿って、第一段羽根車4Aで圧送された流体を排出するための排出通路2Bが形成されている。この排出通路2Bは、本実施の形態の多方向吸込ケーシング5が接続されている。詳細を後述するが、多方向吸込ケーシング5は、排出通路2Bに排出された流体を、第二段羽根車4Bの吸入口44Bに取り込み可能となっている。さらに、ケーシング2は、第二段羽根車4Bの外周側に沿って、第二段羽根車4Bで圧送された流体を排出するための排出通路2Cが形成されている。排出通路2Cは、その外周部に流体を吐出する図示しない吐出口が形成されている。なお、本実施の形態では、羽根車4が2段の第一段羽根車4Aおよび第二段羽根車4Bを設けた構成であるが、第二段羽根車4Bの後段にさらに第三段羽根車(図示せず)が設けられている場合、排出通路2Cは、本実施の形態の多方向吸込ケーシング5が接続され、排出通路2Cに排出された流体を、第三段羽根車の吸入口に取り込み可能に設けられる。
従って、図示しない駆動装置により回転軸3が回転すると、羽根車4(第一段羽根車4Aおよび第二段羽根車4B)が回転し、流体が吸入通路2Aを通してケーシング2内に吸い込まれる。すると、この流体は、回転する第一段羽根車4Aにおける吸入口44Aに吸入され、第一段羽根車4Aを流過する過程で昇圧された後、排出通路2Bに排出される。その後、排出通路2Bに排出された流体は、第二段羽根車4Bの回転により多方向吸込ケーシング5に吸い込まれる。すると、この流体は、回転する第二段羽根車4Bにおける吸入口44Bに吸入され、第二段羽根車4Bを流過する過程で昇圧された後、排出通路2Cに吐出され、排出通路2Cの吐出口から吐出される。
[実施の形態1]
図2は、本実施の形態に係る多方向吸込ケーシングであって図1におけるA−A矢視図である。多方向吸込ケーシング5は、吸込ケーシング本体51と、吸込管52と、仕切部53とを含んで構成されている。
吸込ケーシング本体51は、羽根車4において初段の第一段羽根車4Aの後段である第二段羽根車4Bの回転の中央に設けられた吸入口44Bを囲むように中空円形状に形成されている。この吸込ケーシング本体51は、吸入口44Bに対向配置された供給口51aを有している。供給口51aは、吸入口44Bとほぼ同じ内径を有して開口するもので、その中心が吸入口44Bの中心である回転軸3の軸Cに一致するように設けられている。すなわち、吸込ケーシング本体51は、供給口51aを介して第二段羽根車4Bの吸入口44Bに接続されている。
吸込管52は、多数設けられており、回転軸3の軸Cに交差する多方向から吸込ケーシング本体51にそれぞれ接続されている。図2において、吸込管52は、2つ設けられて2方向から吸込ケーシング本体51にそれぞれ接続されている。各吸込管52は、一例として、供給口51aの中心(軸C)を基準として周方向において等間隔に配置されており、図2において、供給口51aの中心(軸C)を基準として180°間隔で配置されている。また、各吸込管52は、第一段羽根車4Aに係る排出通路2Bに対し、回転軸3の軸Cに交差する方向から、軸Cを基準として等間隔(180°)に接続されている。なお、本実施の形態では、各吸込管52は、回転軸3の軸Cに直交する方向で吸込ケーシング本体51および排出通路2Bに接続されている。
仕切部53は、吸込ケーシング本体51に設けられている。この仕切部53は、各吸込管52が吸込ケーシング本体51に接続される間で、吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に向けて延在してそれぞれ配置されている。図2において、各仕切部53は、板状に形成され、各吸込管52が吸込ケーシング本体51に接続される間を、吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に向けて仕切るように設けられている。
このように構成された多方向吸込ケーシング5の作用について説明する。図1に示すように、第一段羽根車4Aで昇圧され排出通路2Bに排出された流体が、第二段羽根車4Bの回転により各吸込管52に流入されて吸込ケーシング本体51の供給口51aに至り、供給口51aから第二段羽根車4Bにおける吸入口44Bに吸入される。このとき、各吸込管52に流入された流体は、吸込ケーシング本体51内で合流しつつ供給口51aに至り、流入方向が供給口51aに向く流体は直接供給口51aから吸入口44Bに吸入される。一方、各吸込管52が吸込ケーシング本体51に接続される間であって、吸込ケーシング本体51内の外周壁側で、各方向からの流体が衝突することになるが、本実施の形態の多方向吸込ケーシング5では、吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に向けて仕切部53が設けられているため、各方向からの流体は、仕切部53に沿って供給口51a側に向けて案内されることになる。この結果、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失を低減することが可能になる。
なお、図2において、各仕切部53は、各吸込管52が吸込ケーシング本体51に接続される間を、吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に向けて仕切るように板状に形成されているが、板状の構成に限らない。例えば、図には明示しないが、各仕切部53は、多孔板や網目状部材として構成されていてもよい。この場合、流体の一部が仕切部53を境に流通されることで多方向から吸い込まれる流体の圧力の均衡を図ることが可能になる。
なお、図2において、吸込管52は2つ設けられた形態を示しているが、吸込管52は3つ以上設けられていてもよい。例えば、図3は、本実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。この図3において、吸込管52は、3つ設けられて、回転軸3の軸Cに交差する3方向から吸込ケーシング本体51にそれぞれ接続されている。各吸込管52は、供給口51aの中心(軸C)を基準として等間隔に配置されており、図3において、供給口51aの中心(軸C)を基準として120°間隔で配置されている。これら、各吸込管52は、第一段羽根車4Aに係る排出通路2Bに対し、軸Cを基準として等間隔(120°)に接続されている。また、各吸込管52は、第一段羽根車4Aに係る排出通路2Bに対し、回転軸3の軸Cに交差する方向から、軸Cを基準として等間隔(120°)に接続されている。このような図3に示す構成においても、吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に向けて各仕切部53を設けることで、各方向からの流体が、仕切部53に沿って供給口51a側に向けて案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失を低減することが可能になる。
なお、本実施の形態の多方向吸込ケーシング5では、図2および図3に示すように、各仕切部53は、供給口51aの中心(軸C)を基準として対称に設けられていることが好ましい。この多方向吸込ケーシング5によれば、各方向からの流体が、供給口51a側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
また、本実施の形態の多方向吸込ケーシング5では、図2および図3に示すように、各仕切部53は、各吸込管52が吸込ケーシング本体51に接続される中央位置に配置されることが好ましい。この多方向吸込ケーシング5によれば、各方向からの流体が、供給口51a側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
また、図2および図3に示す多方向吸込ケーシング5では、各仕切部53は、吸込ケーシング本体51に対して着脱可能に設けられている。具体的に、各仕切部53は、吸込ケーシング本体51に対して、嵌め込みやネジなどによって着脱可能に設けることができる。この多方向吸込ケーシング5によれば、仕切部53を吸込ケーシング本体51と別部品とすることができ、製造を容易にすることが可能になる。
[実施の形態2]
図4および図5は、本実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。本実施の形態において、上述した実施の形態1と同様の構成には、同一符号を付して説明を省略する。なお、図4および図5では、吸込管52が2つ設けられた形態を示しているが、例えば、図3に例示するように、吸込管52は3つ以上設けられていてもよい。
図4および図5に示す多方向吸込ケーシング5では、各仕切部53は、供給口51aに向けて窄まって形成されている。
具体的に、図4では、仕切部53は、吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に向けて細く窄まるように、各吸込管52側に向く面が吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に拡がって傾斜する斜面として形成されている。
また、図5では、仕切部53は、吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に向けて細く窄まるように、各吸込管52側に向く面が吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に拡がって湾曲する曲面として形成されている。
この多方向吸込ケーシング5によれば、各仕切部53が、供給口51aに向けて窄まって形成されていることにより、供給口51a付近に対して吸込ケーシング本体51内の外周壁付近での仕切部53の体積が増し、吸込ケーシング本体51内の外周壁と仕切部53とがなす部分を埋めるため、当該部分での流体の極度な方向変化を抑えて二次流れを抑制することが可能になる。この結果、各方向からの流体が、仕切部53に沿って供給口51a側に向けてより円滑に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図4および図5においては、供給口51aに向けて仕切部53が窄まって形成されている形態として、回転軸3の軸Cに交差する方向での形態を示しており、この場合、回転軸3の軸Cに交差する方向に流れる流体の二次流れを抑制する。その他、回転軸3の軸Cに沿う方向においても、供給口51aに向けて仕切部53の断面積が漸次減少して形成されていてもよく、この場合、回転軸3の軸Cに沿う方向に流れる流体の二次流れを抑制することになる。
なお、図4および図5に示すように、各仕切部53は、供給口51aの中心(軸C)を基準として対称に設けられていることが好ましい。この多方向吸込ケーシング5によれば、各方向からの流体が、供給口51a側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図4および図5に示すように、各仕切部53は、各吸込管52が吸込ケーシング本体51に接続される中央位置に配置されることが好ましい。この多方向吸込ケーシング5によれば、各方向からの流体が、供給口51a側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
また、図4および図5に示す多方向吸込ケーシング5では、各仕切部53は、吸込ケーシング本体51に対して着脱可能に設けられている。具体的に、各仕切部53は、吸込ケーシング本体51に対して、嵌め込みやネジなどによって着脱可能に設けることができる。この多方向吸込ケーシング5によれば、仕切部53を吸込ケーシング本体51と別部品とすることができ、製造を容易にすることが可能になる。しかも、この多方向吸込ケーシング5によれば、必要に応じて他の構成の仕切部53に変更することが可能になる。
[実施の形態3]
図6〜図8は、本実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。本実施の形態において、上述した実施の形態1と同様の構成には、同一符号を付して説明を省略する。なお、図6〜図8では、吸込管52が2つ設けられた形態を示しているが、例えば、図3に例示するように、吸込管52は3つ以上設けられていてもよい。
図6〜図8に示す多方向吸込ケーシング5では、各仕切部53は、供給口51aの周方向に沿う旋回流を形成する態様で設けられている。
具体的に、図6では、各仕切部53は、各吸込管52の間の中央に対して供給口51aの周方向に位相がずれて配置されている。図6に示す形態では、仕切部53は、各吸込管52の間の中央に対して供給口51aの周方向に位相が45°ずれて配置されている例を示している。この位相がずれる範囲は、各吸込管52の間での吸込ケーシング本体51の外周壁を有する範囲であればよい。
図6に示すように、各仕切部53が、各吸込管52の間の中央に対して供給口51aの周方向に位相がずれて配置されていることにより、供給口51aの周方向に沿う旋回流を形成することが可能になる。この結果、各方向からの流体が、供給口51aの周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図6に示すように、各仕切部53は、供給口51aの中心(軸C)を基準として対称に設けられていることが好ましい。この多方向吸込ケーシング5によれば、各方向からの流体が、供給口51a側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図6において、仕切部53は、図2および図3に示す形態と同様に示しており、板状に形成されているが、多孔板や網目状部材として構成されていてもよい。また、図6において、仕切部53は、図4および図5に示すように、二次流れを抑制する態様で供給口51aに向けて窄まって形成されていてもよい。
また、図7では、各仕切部53は、各吸込管52の間の中央の位置で供給口51aの周方向に同方向で傾斜する傾斜面を有して形成されている。図7に示す形態では、仕切部53は、供給口51aの周方向に同方向で30°傾斜する傾斜面を有して形成されている。傾斜面の角度は、吸込管52の延在方向に平行とならない範囲で0°を超えていればよい。
図7に示すように、各仕切部53が、各吸込管52の間の中央の位置で供給口51aの周方向に同方向で傾斜する傾斜面を有して形成されていることにより、供給口51aの周方向に沿う旋回流を形成することが可能になる。この結果、各方向からの流体が、供給口51aの周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図7に示すように、各仕切部53は、供給口51aの中心(軸C)を基準として対称に設けられていることが好ましい。この多方向吸込ケーシング5によれば、各方向からの流体が、供給口51a側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図7において、仕切部53は、図2および図3に示す形態と同様に示しており、板状に形成されているが、多孔板や網目状部材として構成されていてもよい。また、図7において、仕切部53は、図4および図5に示すように、二次流れを抑制する態様で供給口51aに向けて窄まって形成されていてもよい。
また、図8では、各仕切部53は、各吸込管52の間の中央に対して供給口51aの周方向に位相がずれて配置され、かつ供給口51aの周方向に同方向で湾曲する湾曲面を有して形成されている。
図8に示すように、各仕切部53が、各吸込管52の間の中央に対して供給口51aの周方向に位相がずれて配置され、かつ供給口51aの周方向に同方向で湾曲する湾曲面を有して形成されていることにより、供給口51aの周方向に沿う旋回流を形成することが可能になる。この結果、各方向からの流体が、供給口51aの周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図8に示すように、各仕切部53は、供給口51aの中心(軸C)を基準として対称に設けられていることが好ましい。この多方向吸込ケーシング5によれば、各方向からの流体が、供給口51a側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図8において、仕切部53は、図2および図3に示す形態と同様に板状に形成されていてもよく、この場合、多孔板や網目状部材として構成されていてもよい。また、図8において、仕切部53は、図4および図5に示すように、二次流れを抑制する態様で供給口51aに向けて窄まって形成されている。
ところで、図6〜図8に示す多方向吸込ケーシング5のように、供給口51aの周方向に沿う旋回流を形成する場合、各仕切部53は、形成する旋回流を羽根車4の回転方向CDに合わせて配置されることが好ましい。この結果、各方向からの流体が、供給口51aの周方向に沿って案内されるとともに、羽根車4の回転方向CDに合わせて案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
また、図6〜図8に示す多方向吸込ケーシング5では、各仕切部53は、吸込ケーシング本体51に対して着脱可能に設けられている。具体的に、各仕切部53は、吸込ケーシング本体51に対して、嵌め込みやネジなどによって着脱可能に設けることができる。この多方向吸込ケーシング5によれば、仕切部53を吸込ケーシング本体51と別部品とすることができ、製造を容易にすることが可能になる。しかも、この多方向吸込ケーシング5によれば、必要に応じて他の構成の仕切部53に変更することが可能になる。
[実施の形態4]
図9および図10は、本実施の形態に係る多方向吸込ケーシングの他の例であって図1におけるA−A矢視図である。本実施の形態において、上述した実施の形態1と同様の構成には、同一符号を付して説明を省略する。なお、図9および図10では、吸込管52が2つ設けられた形態を示しているが、例えば、図3に例示するように、吸込管52は3つ以上設けられていてもよい。
図9および図10に示す多方向吸込ケーシング5では、各吸込管52は、供給口51aの中心(軸C)に対して自身の管の中心52aを外すように、供給口51aの中心(軸C)から供給口51aの径方向に所定間隔を空けて自身の管の中心52aを配置して吸込ケーシング本体51に接続されている。
そして、図9に示す多方向吸込ケーシング5は、各仕切部53が、各吸込管52が吸込ケーシング本体51に接続される間で、吸込ケーシング本体51内の外周壁側から供給口51a側に向けて延在してそれぞれ配置されている。
図9に示すように、各吸込管52が、供給口51aの中心(軸C)に対して自身の管の中心52aを外すように、供給口51aの中心(軸C)から供給口51aの径方向に所定間隔を空けて自身の管の中心52aを配置して吸込ケーシング本体51に接続されていることにより、供給口51aの周方向に沿う旋回流が形成され易い構成となる。この結果、各方向からの流体が、供給口51aの周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
さらに、図9に示す多方向吸込ケーシング5は、各仕切部53が、供給口51aの周方向に沿う旋回流を形成する態様で、各吸込管52の間の中央に対して供給口51aの周方向に位相がずれて配置され、かつ供給口51aの周方向に同方向で湾曲する湾曲面を有して形成されている。このように、仕切部53により供給口51aの周方向に沿う旋回流を形成するようにすれば、各方向からの流体が、供給口51aの周方向に沿って案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図9に示すように、各仕切部53は、供給口51aの中心(軸C)を基準として対称に設けられていることが好ましい。この多方向吸込ケーシング5によれば、各方向からの流体が、供給口51a側に向けて均等に案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
なお、図9において、仕切部53は、図2および図3に示す形態と同様に板状に形成されていてもよく、この場合、多孔板や網目状部材として構成されていてもよい。また、図9において、仕切部53は、図4および図5に示すように、二次流れを抑制する態様で供給口51aに向けて窄まって形成されている。
なお、図9に示す多方向吸込ケーシング5では、各仕切部53は、吸込ケーシング本体51に対して着脱可能に設けられている。具体的に、各仕切部53は、吸込ケーシング本体51に対して、嵌め込みやネジなどによって着脱可能に設けることができる。この多方向吸込ケーシング5によれば、仕切部53を吸込ケーシング本体51と別部品とすることができ、製造を容易にすることが可能になる。しかも、この多方向吸込ケーシング5によれば、必要に応じて他の構成の仕切部53に変更することが可能になる。
また、図10に示す多方向吸込ケーシング5は、図9における各仕切部53の湾曲面を、吸込ケーシング本体51の外周壁で形成したものである。このように構成することで、製造を容易にすることが可能になる。
ところで、図9および図10に示す多方向吸込ケーシング5のように、各吸込管52の配置により供給口51aの周方向に沿う旋回流を形成する場合、各吸込管52は、形成する旋回流を羽根車4の回転方向CDに合わせて配置されることが好ましい。この結果、各方向からの流体が、供給口51aの周方向に沿って案内されるとともに、羽根車4の回転方向CDに合わせて案内されるため、多方向から吸い込まれる流体の圧力損失をより低減することが可能になる。
上述した各実施の形態の多方向吸込ケーシング5は、上述したように羽根車4が回転軸3に沿って複数段配置され、回転軸3に沿って各段の羽根車4により段階的に流体を圧縮する構成である遠心式流体機械1において適用されることが望ましい。すなわち、上述した遠心式流体機械1に各実施の形態の多方向吸込ケーシング5を適用することで、段階的に流体を圧縮する際の圧力損失を低減し、遠心式流体機械1の圧縮性能を向上することが可能である。
1 遠心式流体機械
2 ケーシング
2A 吸入通路
2B 排出通路
2C 排出通路
3 回転軸
4 羽根車
41 前シュラウド
42 後シュラウド
43 羽根
44A,44B 吸入口
45 吐出口
4A 第一段羽根車
4B 第二段羽根車
5 多方向吸込ケーシング
51 吸込ケーシング本体
51a 供給口
52 吸込管
53 仕切部
C 軸
CD 回転方向

Claims (12)

  1. 羽根車が回転軸に沿って複数段配置され、前記回転軸に沿って各段の前記羽根車により段階的に流体を圧縮し前記回転軸の延在方向で隣接する各前記羽根車が前記回転軸の延在方向において相反する方向に向けて配置され2段目以降の前記羽根車に対して流体を供給する遠心式流体機械の多方向吸込ケーシングであって、
    前記羽根車の回転の中央に設けられた吸入口に対向配置された供給口を有する中空形状の吸込ケーシング本体と、前記羽根車の前記回転軸に交差する多方向から前記吸込ケーシング本体にそれぞれ接続され、かつ前記供給口の中心を基準として等間隔に配置される多数の吸込管とを備え
    各前記吸込管が前記吸込ケーシング本体に接続される間で、前記吸込ケーシング本体内の外周壁側から前記供給口側に向けて延在する仕切部をそれぞれ配置し、
    各前記仕切部は、前記供給口に向けて窄まって形成され、かつ前記羽根車の回転軸に沿う方向において前記供給口に向けて断面積が漸次減少して形成されることを特徴とする多方向吸込ケーシング。
  2. 各前記仕切部は、前記供給口の中心を基準として対称に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の多方向吸込ケーシング。
  3. 各前記仕切部は、各前記吸込管が前記吸込ケーシング本体に接続される中央位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の多方向吸込ケーシング。
  4. 各前記仕切部は、前記供給口の周方向に沿う旋回流を形成する態様で、各前記吸込管の間の中央に対して前記供給口の周方向に位相がずれて配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の多方向吸込ケーシング。
  5. 各前記仕切部は、前記供給口の周方向に沿う旋回流を形成する態様で、各前記吸込管の間の中央の位置で前記供給口の周方向に同方向で傾斜する傾斜面を有して形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の多方向吸込ケーシング。
  6. 各前記仕切部は、前記傾斜面が前記羽根車の回転方向に沿わせて配置され、形成する旋回流を前記羽根車の回転方向に合わせることを特徴とする請求項5に記載の多方向吸込ケーシング。
  7. 各前記仕切部は、前記供給口の周方向に沿う旋回流を形成する態様で、各前記吸込管の間の中央に対して前記供給口の周方向に位相がずれて配置され、かつ前記供給口の周方向に同方向で湾曲する湾曲面を有して形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の多方向吸込ケーシング。
  8. 各前記仕切部は、前記湾曲面が前記羽根車の回転方向に沿わせて配置され、形成する旋回流を前記羽根車の回転方向に合わせることを特徴とする請求項7に記載の多方向吸込ケーシング。
  9. 各前記仕切部は、前記吸込ケーシング本体に対して着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の多方向吸込ケーシング。
  10. 各前記吸込管は、前記供給口の中心に対して自身の管の中心を外して前記吸込ケーシング本体に接続されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の多方向吸込ケーシング。
  11. 前記羽根車が前記回転軸に沿って複数段配置され、前記回転軸に沿って各段の羽根車により段階的に流体を圧縮する構成において、2段目以降の前記羽根車に対して流体を供給する態様で、前記吸込ケーシング本体と、各前記吸込管と、各前記仕切部とを備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の多方向吸込ケーシング。
  12. 前記羽根車が前記回転軸に沿って複数段配置され、前記回転軸に沿って各段の羽根車により段階的に流体を圧縮し前記回転軸の延在方向で隣接する各前記羽根車が前記回転軸の延在方向において相反する方向に向けて配置された遠心式流体機械において、
    2段目以降の前記羽根車に対して流体を供給する態様で、請求項1〜10のいずれか一つに記載の多方向吸込ケーシングが適用されることを特徴とする遠心式流体機械。
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