JP6070622B2 - 自動車のドア構造 - Google Patents
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Description
さらに、上記フランジ部を幅広にして、広い面積で側突荷重を伝達しようとしても、当該フランジ部の板厚が薄い場合には、側突時にフランジ部が曲がるので、荷重伝達に対して不利となる。
しかも、該段部はドアインナパネルのドア内部空間側の面と離間しているので、側突時には当該段部を、ドアインナパネルに先当りさせることで、上記フランジ部が多少曲がっても当該フランジ部の縁部からも荷重伝達でき、荷重分散を図って、ドアインナパネルの局所的な変形を防止して、該ドアインナパネルの車室内への侵入を低減することができる。
上記補強部は、ビードなどの稜線を有するもので形成することができる。
また、側突初期には、インパクトバーレインフォースメントがドアインナパネルの車幅方向内側の縦壁におけるドア内部空間側の面に当接する前に、上記係合手段が車体側の係止手段と係合するので、衝突荷重の吸収量増加を図ることができる。
図面は自動車のドア構造を示し、図1は当該ドア構造を示す側面図、図2はドアアウタパネルを取外した状態で自動車のドア構造を示す側面図である。
上述のドア5は、図1に示すように、ドアアウタハンドル9と、ドアアウタパネル10のベルトラインBL近傍における前側部に開口形成されたドアミラー貫通孔11を用いてドアアウタパネル10の車幅方向外面に当接されたドアミラー12と、ドアウインドウガラス13と、クオータウインドウガラス14と、を備えている。
そして、上述の前辺部5Aにおけるドアインナパネル15のドア内部空間X(図3参照)側には、ヒンジレインフォースメント17を接合固定し、上述の後辺部5Cにおけるドアインナパネル15のドア内部空間X側には、インパクトバーレインフォースメント18を接合固定している。
上述のドアウインドウガラス13の前辺部13aは、ドア5のドア内部空間Xに設けられたガイドレール21でその昇降が案内されるように構成している。
上述のドアアウタパネル10(図1参照)とドアインナパネル15(図2参照)とを備えたドア本体5Dにおいて、前辺部5Aと後辺部5Cとの間には、車両前後方向に延び、かつ上下方向に離間する2本のインパクトバー25,26がスラント状に設けられている。
そして、前側に位置するフランジ部26cをヒンジレインフォースメント17の上下方向中間部およびドアインナパネル15に一体接合し、後側に位置するフランジ部26d,26eをインパクトバーレインフォースメント18の下部およびドアインナパネル15に一体接合し、インパクトバー26の後端がその前端に対して下方に位置するように後傾状に配置している。
ここで、上述のヒンジレインフォースメント17はドアヒンジブラケット16,16の配置箇所を補強すると共に、上側のインパクトバー25の前端部と、下側のインパクトバー26の前端部とを上下方向に連結する補強部材である。
上述のベルトラインレインアウタ19には、車幅方向外方に膨出し、かつ車両の前後方向に延びる直線状ビード19bと、この直線状ビード19bの前部から分岐して、ドアミラー12の基部後方へ斜め前方かつ上方に延びる枝状ビード19cと、上述の直線状ビード19bの前部から分岐して、ジャンクションプレート30の上側後部に向けて斜め前方かつ下方に延びる枝状ビード19dとが一体形成されている。
図3〜図5に示すように、上述のボディサイドパネル3は、ボディサイドインナパネル31とボディサイドアウタパネル32とで構成され、ドア開口部4と対応する部分においてボディサイドインナパネル31の前端フランジ部31aと、ボディサイドアウタパネル32の前端フランジ部32aとを、レインフォースメント33を介して一体に接合固定している。
上述のホイールハウス35は、ホイールハウスインナ36とホイールハウスアウタ37とを備えている。また、上述のレインフォースメント33の後端部と、ホイールハウスアウタ37における車幅方向中間部前面との間は、別のレインフォースメント38で前後方向に連結されている。
そして、上述のアール状の稜線部15bを、ボディサイドインナパネル31のアール状の稜線部31cと車幅方向に対向または略対向するように形成している。
図2,図6,図7に示すように、上述のインパクトバーレインフォースメント18はドアロック装置(図示せず)のレインフォースメントを兼用すべくドアインナパネル15の後辺部5Cにおいて上下方向に長く形成されている。
また、該段部40は図6,図7にも示すように、フランジ部18cの前縁部から車幅方向内方に延びる横段部40aと、この横段部40aの車幅方向内端部から上方または前方に延びる縦段部40bとを有し、これら横段部40aおよび縦段部40bをL字状に一体化したものである。
上述の係止部材50は、合成樹脂によりダブテール51を受けるブロック形状に形成されており、この係止部材50は、ボルト52およびナット53を用いて、ボディサイドアウタパネル32に締結固定されている。
また上述のダブテール51は、ドアインナパネル15の後面部15cと、インパクトバーレインフォースメント18の本体部18aとに貫通形成されるボルト挿通孔54(図6,図7参照)に挿通される上下一対のボルト55とナット56とを用いて、ドアインナパネル15およびインパクトバーレインフォースメント18に共締め固定されている。
この吸引把持部18hの形成により、上述の段部40を3次元的な屈曲形状と成している。
同様に、下側のインパクトバー26の後部における下側のフランジ部26eと、インパクトバーレインフォースメント18の折曲げ片18bと、ドアインナパネル15の中間縦壁15eと、は3枚重合わせてスポット溶接されている(図5参照)。
図3〜図5に示すように、インパクトバーレインフォースメント18のフランジ部18cの縁部には車幅方向内側へ突出する段部40を形成し、この段部40にて上記フランジ部18cの縁部剛性を高めているので、通常の車両走行時にインパクトバーレインフォースメント18のフランジ部18cが振動するのを防止することができる。
上述のフランジ部18cが図8に示すように、多少曲がっても当該フランジ部18cの縁部、つまり段部40からも荷重伝達でき、荷重分散を図ることができるので、ドアインナパネル15の局所的な変形を防止して、該ドアインナパネル15の車室内への侵入を低減することができるものである。
しかも、該段部40はドアインナパネル15のドア内部空間X側の面15xと離間しているので、側突時には当該段部40を、ドアインナパネル15に先当りさせることで、上記フランジ部18cが多少曲がっても当該フランジ部18cの縁部からも荷重伝達でき、荷重分散を図って、ドアインナパネル15の局所的な変形を防止して、該ドアインナパネル15の車室内への侵入を低減することができる。
また、側突初期には、インパクトバーレインフォースメント18がドアインナパネル15の車幅方向内側の縦壁15aにおけるドア内部空間X側の面15xに当接する前に、上記係合手段(ダブテール51)が車体側の係止手段(係止部材50)と係合するので、衝突荷重の吸収量増加を図ることができる。
この発明のインパクトバー後部の接合フランジ部は、実施例のフランジ部26d,26eに対応し、
以下同様に、
補強部は、ビード部18f,18gに対応し、
係止手段は、係止部材50に対応し、
係合手段は、ダブテール51に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては自動車のドア構造をフロントドアに適用した構造について説明したが、本発明の自動車のドア構造をリヤドアに適用してもよいことは云うまでもない。
5C…後辺部
5D…ドア本体
10…ドアアウタパネル
15…ドアインナパネル
15a…縦壁(車幅方向内側の縦壁)
15x…面(ドア内部空間側の面)
18…インパクトバーレインフォースメント
18c…フランジ部
18f,18g…ビード部(補強部)
26…インパクトバー
26d,26e…フランジ部(接合フランジ部)
32…ボディサイドアウタパネル
32b…稜線部
40…段部
50…係止部材(係止手段)
51…ダブテール(係合手段)
X…ドア内部空間
Claims (4)
- ドアアウタパネルとドアインナパネルとを備えたドア本体の内部に車両前後方向に延びるインパクトバーを設け、
上記インパクトバーの後部と対応して上記ドアインナパネルの後辺部にインパクトバーレインフォースメントを備えた
自動車のドア構造であって、
上記インパクトバーレインフォースメントには、上記ドアインナパネルの車幅方向内側の縦壁におけるドア内部空間側の面と離間対向するフランジ部を設け、
該フランジ部の縁部に車幅方向内側へ突出する段部を形成し、
該段部を上記ドアインナパネルの上記ドア内部空間側の面と離間させた
自動車のドア構造。 - 上記段部の少なくとも一部が車体側のドア開口部におけるボディサイドアウタパネルの稜線部と対向するように形成された
請求項1記載の自動車のドア構造。 - 上記インパクトバーレインフォースメントには、上記インパクトバー後部の接合フランジ部と対応する位置において車幅方向に延びる上下一対の補強部が設けられており、
該上下一対の補強部の間にわたって上記段部が形成された
請求項1または2記載の自動車のドア構造。 - 上記上下一対の補強部の間における上記インパクトバーレインフォースメントには、車体側の係止手段と係合する係合手段が設けられた
請求項3記載の自動車のドア構造。
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