JP6070052B2 - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
ズーム環の操作範囲を制限するロック部を設けたレンズ鏡筒がある(特許文献1参照)。
[特許文献1] 特開2010−286789号公報
ロック部の操作方向がズーム環の操作と無関係な場合、ロック部を操作しながらズーム環を操作することが難くなる。
本発明の第一態様においては、光学部材を保持する保持部材と、保持部材を光学部材の光軸方向に移動可能に支持する第一筒と、第一筒に対して回転し、保持部材に駆動力を与える第二筒と、保持部材が沈胴状態であるときに第二筒の第一筒に対する回転移動を規制する規制部と、第二筒と一体的に回転し、外部からの操作により第二筒の径方向の成分を含む第一方向に変位する操作部と、操作部および規制部を連結し、操作部の変位を、光学部材の光軸に平行な方向の成分を含む第二方向の変位に変換して、規制部による規制を解除する連結部とを備え、第一筒の規制部側に面した端面に第二方向に凹んだ凹部が設けられ、規制部は、沈胴状態であるときに第二方向に移動し凹部に嵌るロック部を有するレンズ鏡筒が提供される。
本発明の第二態様においては、上記レンズ鏡筒を備える撮像装置が提供される。
上記発明の概要は、この発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
カメラシステム100の模式的断面図である。 レンズユニット200の部分的な断面図である。 レンズユニット200の部分的な断面図である。 ロック機構400の部分的な斜視図である。 ロック機構400の部分的な斜視図である。 ロック機構400の部分的な斜視図である。 ロックボタン430の斜視図である。 ロック機構400の部分的な斜視図である。 ロック機構400の部分的な斜視図である。 ロック機構400の断面図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。下記の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。下記の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、カメラシステム100の模式的断面図である。カメラシステム100は、レンズユニット200およびカメラボディ300を含む。なお、記載を簡潔にする目的で、下記の説明においては、カメラボディ300に装着されたレンズユニット200に対して物体側を、カメラシステム100の前側または先側と記載する。また、レンズユニット200に対して物体から遠い側を、カメラシステム100における後側または背面側と記載する。
レンズユニット200は、光軸Xに沿って配置された第一レンズ群210、第二レンズ群220、第三レンズ群230および第四レンズ群240を含む光学系を有する。第一レンズ群210、第二レンズ群220、第三レンズ群230および第四レンズ群240は、それぞれ個別のレンズ保持枠212、222、232、242に個別に保持される。
図示のレンズユニット200は、第一レンズ群210、第二レンズ群220、第三レンズ群230および第四レンズ群240が相互に接近した沈胴状態にある。これにより、レンズユニット200の光軸X方向の長さが短縮されて携帯性は向上するが、光学装置としての機能は利用できない状態にある。
レンズユニット200は、固定筒201、操作環202、直進筒203、先筒204、カム筒205、案内筒206、第一移動枠207および第二移動枠209を含む鏡筒を有する。固定筒201は、後端にレンズ側マウント部208を有する。レンズ側マウント部208をカメラボディ300前面のボディ側マウント部360と結合させることにより、固定筒201は、カメラボディ300に対して結合される。
レンズ側マウント部208およびボディ側マウント部360の結合は解除できる。よって、カメラボディ300は、規格に適合するレンズ側マウント部208を有する他のレンズユニット200と組み合わせても使用できる。
操作環202は、固定筒201の外周面に配され、ユーザの操作により、光学系の光軸Xを回転軸として回転する。操作環202は、内面に形成されたカム溝、直溝等により、直進筒203およびカム筒205に係合する。直進筒203は、固定筒201に対して光軸X方向に移動する。また、カム筒205は、操作環202と共に回転しつつ、直進筒203に連れ従って光軸X方向に移動する。
なお、カム筒205の内側に位置する案内筒206は、固定筒201に結合されて固定筒201に対して移動しない。よって、カム筒205は、案内筒206に対しても光軸X方向に移動する。
先筒204は、直進筒203およびカム筒205にそれぞれ係合して支持される。これにより、先筒204は、直進筒203およびカム筒205の固定筒201に対する移動に連れ従って光軸X方向に移動する。
更に、先筒204は、回転することなく光軸X方向に移動する直進筒203と、回転しつつ光軸X方向に移動するカム筒205との間で駆動されて、直進筒203およびカム筒205に対しても移動する。先筒204は、第一レンズ群210を保持するレンズ保持枠212を先端に支持しているので、先筒204の移動に伴って第一レンズ群210も移動する。
第一移動枠207および第二移動枠209は、カム筒205に形成されたカム溝に係合するカムピン283、284をそれぞれ有して、カム筒205の回転に伴って固定筒201に対して光軸X方向に個別に移動する。これにより、第一移動枠207は、第二レンズ群220を保持したレンズ保持枠222を光軸光方向移動させる。また、第二移動枠209は、第四レンズ群240を保持するレンズ保持枠242に連結され、第四レンズ群240を光軸X方向移動させる。
更に、第三レンズ群230を保持するレンズ保持枠232は、第四レンズ群240を保持するレンズ保持枠242に対して固定された送りねじ組立体270により駆動されて、レンズ保持枠242に対して更に移動可能に支持される。送りねじ組立体270は、ステッピングモータ272、送りねじ274およびフレーム276を有する。
フレーム276は、ステッピングモータ272および送りねじ274を一体的に支持し、レンズ保持枠242に対して固定される。ステッピングモータ272は、送りねじ274を回転駆動する。送りねじ274は、ラック部材278を介してレンズ保持枠232と係合する。
これにより、レンズ保持枠232に保持された第三レンズ群230を移動させることができる。第三レンズ群230が移動した場合、レンズユニット200の光学系の焦点位置が変化する。よって、カメラボディ300側からの信号に基づいてステッピングモータ272を電気的に制御することにより、レンズユニット200を合焦させることができる。
カメラボディ300は、ボディ側マウント部360の後方に配されたミラーユニット370を備える。ミラーユニット370の下方には合焦光学系380が配される。ミラーユニット370の上方にはフォーカシングスクリーン352が配される。
フォーカシングスクリーン352の更に上方にはペンタプリズム354が配され、ペンタプリズム354の後方にはファインダ光学系356が配される。ファインダ光学系356の後端は、ファインダ350としてカメラボディ300の背面に露出する。
ミラーユニット370の後方には、シャッタユニット310、ローパスフィルタ332、撮像素子330、基板320および表示部340が順次配される。液晶表示板等により形成される表示部340は、カメラボディ300の背面に表われる。基板320には、制御部322および画像処理部324等が実装される。
ミラーユニット370は、メインミラー371およびサブミラー374を含む。メインミラー371は、メインミラー回動軸373により軸支されたメインミラー保持部372に支持される。
サブミラー374は、サブミラー回動軸376により軸支されたサブミラー保持部375に支持される。サブミラー保持部375は、メインミラー保持部372に対して回動する。よって、メインミラー保持部372が回動した場合、サブミラー保持部375もメインミラー保持部372と共に変位する。
メインミラー保持部372の前端が降下した場合、メインミラー371は、レンズユニット200から入射した入射光束上に斜めに位置する。メインミラー保持部372が上昇した場合、メインミラー371は、入射光束を避けた位置に退避する。
メインミラー371が入射光束上に位置する場合、レンズユニット200を通じて入射した入射光束は、メインミラー371に反射されてフォーカシングスクリーン352に導かれる。フォーカシングスクリーン352は、レンズユニット200の光学系と共役な位置に配されて、レンズユニット200の光学系が形成した像を可視化する。
フォーカシングスクリーン352上の像は、ペンタプリズム354およびファインダ光学系356を通じてファインダ350から観察される。ここで、ペンタプリズム354を通じて像を観察することにより、ファインダ350からは正立正像を観察できる。
測光センサ390は、ファインダ光学系356の上方に配され、分岐されさた入射光束の一部を受光する。測光センサ390は、被写体輝度を検出して、制御部322に撮影条件の一部である露出条件を算出させる。
メインミラー371は、入射光束の一部を透過するハーフミラー領域を有する。サブミラー374は、ハーフミラー領域から入射した入射光束の一部を、合焦光学系380に向かって反射する。合焦光学系380は、入射した入射光束の一部を焦点検出センサ382に導く。これにより、制御部322は、レンズユニット200の光学系を合焦させる場合に移動するレンズの目標位置を決定する。
上記のようなレンズユニット200およびカメラボディ300を備えるカメラシステム100においてレリーズボタンが半押しされると、焦点検出センサ382および測光センサ390が有効になり、被写体像を適切な撮影条件で撮影できる状態になる。次いで、レリーズボタンが全押しされると、メインミラー371およびサブミラー374が退避位置に移動して、シャッタユニット310が開く。これにより、レンズユニット200から入射した入射光束は、ローパスフィルタ332を通過して、撮像素子330に入射する。
図2は、レンズユニット200の他の状態を示す部分的な断面図であり、光軸Xに対して図中上側に、広角側に変倍されたレンズユニット200の断面を示す。また、図2において、光軸Xに対して図中下側には、望遠側に変倍されたレンズユニット200の断面を示す。
なお、図2において、図1と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。ただし、図2は、光軸Xを含む断面である点で図1と共通するものの、図1とは異なる断面が示されており、図1と共通の要素であっても、図1とは異なる形状で現れている場合がある。
レンズユニット200において、直進筒203は、リード部281において操作環202と係合する。直進筒203は、固定筒201に対する回転が抑制されているので、操作環202が回転操作された場合、光軸X方向に移動する駆動力を操作環202から受ける。
カム筒205は、それ自体の後端付近に配されたバヨネット爪286により、直進筒203の後端付近に係合する。バヨネット爪286は、直進筒203の内面に周方向に延在するバヨネット溝に係合するので、カム筒205は、光軸Xの周りに回転できる。しかしながら、直進筒203が光軸X方向に移動した場合は、直進筒203に連れ従って、カム筒205も光軸方向に移動する。換言しれば、カム筒205と直進筒203とは、光軸X方向に限って係合されている。
また、カム筒205は、それ自体の外周面に固定された連結ピン285を通じて、操作環202の内面に光軸Xと平行に設けられた溝に係合する。これにより、操作環202が回転操作された場合、カム筒205も回転する。
既に説明した通り、操作環202が回転操作された場合、直進筒203は光軸X方向に移動し、カム筒205も直進筒203に連れ従って移動する。よって、操作環202が回転操作された場合、カム筒205は、光軸Xの周りに回転しつつ、光軸X方向に移動する。
案内筒206は、カム筒205の内側に位置して、固定筒201に結合されて固定される。よって、操作環202が回転操作された場合、直進筒203およびカム筒205は、案内筒206に対しても移動することになる。案内筒206は、光軸Xの方向についてレンズユニット200の前端側に向かって延在するので、カム筒205を内面側から支持すると共に、直進筒203の後端に設けられたキー287と係合する直進溝288により、直進筒203の回転を抑制する。
先筒204は、先端に第一レンズ群210のレンズ保持枠212を支持する。また、先筒204は、カムピン282等により直進筒203およびカム筒205に係合して双方から支持される。よって、直進筒203およびカム筒205が光軸X方向に移動する場合は、先筒204も連れ従って光軸X方向に移動する。
更に、操作環202が回転操作された場合、先筒204は、回転することなく光軸X方向に移動する直進筒203と、回転しつつ光軸X方向に移動するカム筒205との間で駆動されて、直進筒203およびカム筒205に対しても光軸X方向に移動する。これにより、先筒204の先端に保持された第一レンズ群210は、固定筒201から前方に大きく繰り出される。
このように、操作環202が回転操作された場合、第一レンズ群210、第二レンズ群220、第三レンズ群230および第四レンズ群240が、固定筒201に対してそれぞれ個別に移動する。これにより、操作環202の回転量に応じて、レンズユニット200に形成された光学系の倍率が変化する。また、レンズユニット200の変倍の範囲を超えて操作環202が回転操作された場合、レンズユニット200は沈胴状態になる。
図3は、レンズユニット200において、光軸Xを含む他の断面を示す部分的断面図である。図1および図2と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
レンズユニット200において、操作環202の外側周面は、エラストマリング211により覆われる。エラストマリング211は、ユーザが操作環202を操作する場合の滑り止めになると共に、操作環202の表面に配された部品の継ぎ目、ねじ頭等を隠蔽してレンズユニットの美観を向上させる。
また、レンズユニット200は、ロック機構400を備える。ロック機構400は、操作環202に設けられ、操作環202が回転操作された場合は、操作環202と一体的に回転する。ロック機構400は、カバー部材410、連結部材420、ロックボタン430および圧縮ばね440を含む。
ロック機構400において、カバー部材410は、ロックボタン430および操作環202の間隙を塞ぐと共に、圧縮ばね440に付勢されたロックボタン430がレンズユニット200から脱落することを防止する。圧縮ばね440は、レンズユニット200の径方向外側に向かってロックボタン430を付勢する。
連結部材420は、レンズユニット200の径方向についてロックボタン430の内側に配され、ロックボタン430の図中下端に接する。連結部材420には、操作環202に一体的に形成されたストッパ197が挿通される。これにより、連結部材420は、ストッパ197の周りに回転自在に位置決めされる。なお、ストッパ197は、圧縮ばね440の付勢力に抗して押し込まれたロックボタン430の内面に頂面を当接させて、ロックボタン430の押し込みストロークを規定する。
上記のようなロック機構400は、操作環202の回転範囲のうちの予め定められた位置において、操作環202の回転を規制する。これにより、例えば、レンズユニット200が沈胴状態にある場合に操作環202の回転を規制して、レンズユニット200が不用意に伸筒することを防止できる。また、レンズユニット200の回転範囲を規制して、使用中のレンズユニット200が意図せずに沈胴状態になってしまうことを防止できる。
図4は、ロック機構400の部分的な斜視図であり、レンズユニット200からエラストマリング211を取り除いた状態でロックボタン430周辺の様子を示す。図4においては、図中右側からレンズユニット200の先端側に相当する。図4において、図3までと共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図示のように、カバー部材410は、操作環202の周面上でロックボタン430を包囲する。カバー部材410の図中下方には、連結部材420の一部であるロックレバー422が見える。このように、ロック機構400においては、カバー部材410およびロックボタン430が操作環202の外部に向かって露出する。
なお、カバー部材410の側方に配された一対のガイドピン456も、ロック機構400の一部をなす。ガイドピン456は、操作環202に設けられた位置決め穴196に挿入され、操作環202の周面上の特定の位置に位置決めされる。操作環202にエラストマリング211が装着された場合、ガイドピン456はエラストマリング211の下に隠され外部から見えない。
また、図4には、レンズユニット200における固定筒201の一部が見えている。固定筒201において、カバー部材410およびロックボタン430に面した前端面には、レンズユニット200の後端側に向かって後退して形成されたストライク部199が設けられる。ストライク部199は、レンズユニット200の径方向に沿って、レンズユニット200の内部まで延在する。
図5は、ロック機構400の部分的な斜視図であり、図4に示したロック機構400から、カバー部材410、ロックボタン430および圧縮ばね440を取り除いた様子を示す。図5において、図4までと共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
ロック機構400からカバー部材410、ロックボタン430および圧縮ばね440が取り除かれると、連結部材420全体が露出する。連結部材420は、操作環202からレンズユニット200の径方向に突出して形成されたストッパ197を回転軸穴426に挿通され、操作環202の周面に接する面の上で回転自在に、操作環202から軸支される。また、連結部材420は、フック部421、ロックレバー422および一対のフォロワ面424を有する。
フック部421は、引張ばね460の一端に係合する。引張ばね460は、操作環202の表面に沿って、レンズユニット200の光軸X方向に配される。引張ばね460の他端は、操作環202の一部として形成されたペグ部198に掛けられる。これにより、フック部421は、ペグ部198に向かって接近する方向に付勢される。よって、連結部材420は、図中で時計周りに回転する方向に付勢される。
ロックレバー422は、連結部材420と一体的に形成され、操作環202の周方向に延在する。よって、連結部材420がストッパ197の周りを回転した場合、ロックレバー422の先端は、操作環202の表面に沿って、レンズユニット200の光軸X方向に変位する。また、連結部材420は引張ばね460により付勢されているので、ロックレバー422の先端は、固定筒201に向かって接近する方向に付勢される。
一対のフォロワ面424は、連結部材420の周方向について、操作環202の表面からの高さが連続的に変化する斜面をそれぞれ含む。よって、操作環202表面のひとつの位置においては、連結部材420が回転した場合に、フォロワ面424の高さが連続的に変化する。
図6は、ロック機構400の部分的な斜視図であり、図5に示したロック機構400から、連結部材420、引張ばね460およびロック板450を抜き出した様子を示す。図6において、図5までと共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
ロック板450は、ロックレバー422の先端と係合し、操作環202の内側に配される。ロック板450は、一対の長穴455と、単一の連結穴458とを有し、レンズユニット200の光軸X方向に延在する。
一対の長穴455は、ロック板450の長手方向両端近傍に配される。また、一対の長穴455のそれぞれは、ロック板450の長手方向が、長穴455自体の長手方向と一致する向きに形成される。
一対の長穴455のそれぞれには、ガイドピン456が挿通される。ガイドピン456は段付きボルトであり、ロック板450の厚さよりも長い直胴部を有する。ガイドピン456の先端は、ロック板450の図中下面に沿って配された板ナット451にそれぞれねじ込まれる。よって、ガイドピン456は、ロック板450からはずれることなく長穴455内を摺動する。
ロック板450において、連結穴458は一対の長穴455の間に配される。連結穴458には、ロックレバー422の先端から図中下方に突出する連結ピン423が差し込まれる。これにより、ロック板450は、ロックレバー422先端の変位に伴って、長手方向に変位する。
ロック板450は、レンズユニット200における後端側にラッチ部452を有する。操作環202の回転方向について、固定筒201のストライク部199とロック板450とが同じ位置にある場合、固定筒201側に変位したロック板450のラッチ部452は、固定筒201のストライク部199と嵌合する。
図7は、ロックボタン430を単独で示す斜視図である。図7は、ロックボタン430を、レンズユニット200の内側から見た様子を示す。
ロックボタン430の、レンズユニット200の内側に面して、一対のカム面432と、単一の度当たり部434とを有する。一対のカム面432は、ロックボタン430の高さ方向、即ち、レンズユニット200においては径方向について、連続的に厚さが変化する斜面をそれぞれ有する。カム面432のそれぞれの傾斜は、連結部材420のフォロワ面424の傾斜に対応する。
度当たり部434は、ロックボタン430の内側に陥没して形成される。度当たり部434は、ロックボタン430の平面図において中心になる位置に配される。
図8は、ロック機構400の部分的な斜視図である。図8は、図6に示した組立体と、図7に示したロックボタン430とをロック機構400から抜き出して、図6とは反対側、即ち、ロック板450の裏面側から見た様子を示す。図7までと共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
ロック機構400において、連結部材420は、フック部421において、引張ばね460に、図中の矢印Aの方向に付勢されている。よって、負荷が作用していない場合、連結部材420は、図中反時計周りに周り切る方向に付勢されている。これにより、ロックレバー422に係合するロック板450は、ラッチ部452側に移動し切った状態にある。
ロック機構400においては、互いに略同じ傾斜を有する連結部材420のフォロワ面424と、ロックボタン430のカム面432とが互いに接触している。よって、ロックボタン430が押し込まれると、カム面432とフォロワ面424とが摺動して、連結部材420は、図中時計周りに回転する。
これにより、ロックレバー422の先端は、レンズユニット200の光軸Xと平行な方向に変位する。更に、ロックレバー422に係合するロック板450は、ロックレバー422先端の変位に伴って、図中に矢印Bで示すように、ラッチ部452が設けられている側と反対側に後退する。このように、ロック機構400においては、ロックボタン430が、第一方向であるレンズユニット200の径方向に押し込まれた場合、連結部材420が運動方向を変換し、ロック板450は、第二方向である光軸Xと平行な方向に移動する。
なお、上記ロック機構400において、カム面432とフォロワ面424との環に、両者の摺動抵抗を転がり抵抗に変換する、ボール、コロ等の回転体を挟んでもよい。これにより、ロックボタン430の押し込み力量を低減して、ロック機構400の動作を円滑にすることができる。
図9は、ロック機構400の斜視図であり、ロック板450と固定筒201との関係を示す斜視図である。図8までと共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
上記の通り、ロック機構400において、ロック板450は、図中に矢印Aで示すように、固定筒201に向かって押しつけられる方向に付勢される。よって、操作環202が、ロック板450およびストライク部199が対向する位置にある場合、ロック板450端部のラッチ部452がストライク部199に入り込む。これにより、操作環202の固定筒201に対する回転が規制される。
また、ロックボタン430が押し込まれた場合、ロック板450は、図中に矢印Bで示す方向に変位する。これにより、ロック板450端部のラッチ部452はストライク部199から抜け出る。これにより、ロック機構400による操作環202の回転規制は解除される。
上記のようなロック機構400におけるロックボタン430の押し込み方向は、ユーザが操作環202を把持する場合の方向と一致する。また、ロックボタン430は、操作環202に設けられている。よって、ロック機構400を備えたレンズユニット200をユーザが操作する場合、ロック機構400による回転規制の解除と、回転操作のための操作環202の把持とが一挙動で完了する。
また、ロック機構400においてはロック板450が光軸X方向に移動して操作環202の回転を規制または開放する。よって、レンズユニット200においては、ストライク部199が設けられる固定筒201の長さを、レンズユニット200の全長よりも短くすることができる。よって、上記のようなロック機構400の構造は、レンズユニット200の軽量化および小型化にも寄与する。
なお、ロック板450のラッチ部452と固定筒201のストライク部199とが対向しない位置に操作環202が位置する場合も、ロックボタン430が押し込まれていない場合は、引張ばね460の付勢力により、ロック板450の端部が固定筒201の端面に押しつけられる。
よって、操作環202には定常的に負荷がかかり、操作環202の回転が抑制される。これにより、第一レンズ群210等の重量により操作環202が回される現象が抑制される。
なお、上記のロック機構400では、ロックボタン430を押し込み方向と反対の方向に付勢する圧縮ばね440を設けている。しかしながら、引張ばね460により付勢された連結部材420のフォロワ面424は、押し込まれたロックボタン430を押し戻すカムとしても作用する。よって、圧縮ばね440を省略することもできる。
図10は、レンズユニット200の光軸Xと直交する断面を示すロック機構400の断面図である。図9までと共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
ロック機構400は、ロックボタン430以外に、レンズユニット200の径方向に変位する部材を含まない。よって、部材が変位する空間を確保する目的でレンズユニット200の径が拡大されることが防止される。
以上、交換可能なレンズユニット200を備えたレンズ交換式一眼レフカメラを例にあげて説明したが、クイックリターンミラーを備えていないレンズ交換式の撮像装置であっても上記の構造を適用できる。更に、レンズユニット200とカメラボディ300が一体に形成されたカメラの他、ロック機構400により駆動する光学部材を備えた望遠鏡、測量器、顕微鏡等においても上記の構造を適用できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 カメラシステム、196 位置決め穴、197 ストッパ、198 ペグ部、199 ストライク部、200 レンズユニット、201 固定筒、202 操作環、203 直進筒、204 先筒、205 カム筒、206 案内筒、207 第一移動枠、208 レンズ側マウント部、209 第二移動枠、210 第一レンズ群、211 エラストマリング、212、222、232、232、242 レンズ保持枠、220 第二レンズ群、230 第三レンズ群、240 第四レンズ群、270 送りねじ組立体、272 ステッピングモータ、274 送りねじ、276 フレーム、278 ラック部材、282、283、284 カムピン、285 連結ピン、300 カメラボディ、310 シャッタユニット、320 基板、322 制御部、324 画像処理部、330 撮像素子、332 ローパスフィルタ、340 表示部、350 ファインダ、352 フォーカシングスクリーン、354 ペンタプリズム、356 ファインダ光学系、360 ボディ側マウント部、370 ミラーユニット、371 メインミラー、372 メインミラー保持部、373 メインミラー回動軸、374 サブミラー、375 サブミラー保持部、376 サブミラー回動軸、380 合焦光学系、382 焦点検出センサ、390 測光センサ、400 ロック機構、410 カバー部材、420 連結部材、421 フック部、422 ロックレバー、423 連結ピン、424 フォロワ面、426 回転軸穴、430 ロックボタン、432 カム面、434 度当たり部、440 圧縮ばね、450 ロック板、452 ラッチ部、455 長穴、456 ガイドピン、458 連結穴、460 引張ばね

Claims (5)

  1. 光学部材を保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記光学部材の光軸方向に移動可能に支持する第一筒と、
    前記第一筒に対して回転し、前記保持部材に駆動力を与える第二筒と、
    前記保持部材が沈胴状態であるときに前記第二筒の前記第一筒に対する回転移動を規制する規制部と、
    前記第二筒と一体的に回転し、外部からの操作により前記第二筒の径方向の成分を含む第一方向に変位する操作部と、
    前記操作部および前記規制部を連結し、前記操作部の変位を、前記光学部材の光軸に平行な方向の成分を含む第二方向の変位に変換して、前記規制部による規制を解除する連結部とを備え
    前記第一筒の前記規制部側に面した端面に前記第二方向に凹んだ凹部が設けられ、
    前記規制部は、前記沈胴状態であるときに前記第二方向に移動し前記凹部に嵌るロック部を有するレンズ鏡筒。
  2. 前記ロック部を前記第二方向に付勢する付勢部材を有し、前記付勢部材は、前記ロック部が前記凹部に嵌っていないときも、前記ロック部を前記第一筒の端面に付勢する請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記連結部は、前記第一方向への前記操作部の変位を回転運動に変換するカム部を含む請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記連結部は、前記カム部の回転運動により、前記光学部材の光軸方向に変位するレバー部を含む請求項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のレンズ鏡筒を備えた撮像装置。
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