JP6069242B2 - クラッチバッフルプレート - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジンなどの原動機からの動力を車輪などの被駆動部側に変速して伝達する変速機に組み入れられているクラッチに近接させて設けられているクラッチバッフルプレートに関するものである。
従来から自動車に搭載される変速機のケース内では、エンジンからの動力が伝達される回転軸やギヤなどが摩耗したりするのを防止するためのオイルが供給されるように設けられている。そして、特許文献1にあっては、回転軸に取り付けられたギヤがオイルで適正に潤滑されるようにするために、そのギヤに応じたバッフルプレートをケース内に配してオイルを溜め受けるようにし、さらにバッフルプレートの高さを高くして前記ギヤがオイルで潤滑され易くする工夫が示されている。
また、自動車搭載の変速機のケース内では、複数本の回転軸に取り付けられたギヤが噛み合ってエンジンからの動力を変速する機構を配した変速室と、回転軸上であって動力を被駆動部側に伝達したり遮断したりするクラッチを配したクラッチ室とがあり、仕切り壁でケースを変速室とクラッチ室とに分けることも行なわれている。
そして、クラッチ室に位置するクラッチにもオイルが供給されて適正に潤滑されるようにするために、特許文献2に示されているように、クラッチの下部にバッフルプレートを対応位置させていて、そのバッフルプレートをクラッチの下部外周に相対する湾曲部と湾曲部の側辺に連続してクラッチの片面に相対する立面部とで構成してクラッチの下部を覆うようにした工夫もなされている。
特開2003−329109号公報 特開2013−185672号公報
上述したクラッチ室のクラッチにオイルを供給して潤滑することに関し、そのクラッチ室にバッフルプレートを配してクラッチの下部がオイルに浸るような形で溜め受けるのが有効ではある。しかしながら、バッフルプレートの上に溜まっているオイルを高速で回転するクラッチで攪拌する状態となるため、抵抗が増加したり攪拌によってオイルに空気が混ざり込む度合いが高くなる。さらには回転するクラッチがオイルを掻き揚げるため、ケースでのブリーザ吹きが問題となり易くなる。
そこで本発明は上記事情に鑑み、クラッチ室内のクラッチの下部に対応位置したクラッチバッフルプレートでオイルを溜め受けしないようにしながらも、オイルによる潤滑が行なわれるようにすることを課題とし、本発明のクラッチバッフルプレートによって、クラッチ室内のオイル量を減らしてクラッチ回転時に生じる抵抗を低減したり、クラッチの掻き揚げによるブリーザ吹きを低減することを目的とする。
本発明は、上記課題を考慮してなされたもので、仕切り壁(F)によって仕切られたクラッチ室(G)と変速室(H)とを有するケース(E)と、前記ケース(E)の中で回転自在に支持される回転軸(I)と、前記回転軸(I)上でかつ、前記クラッチ室(G)に位置して一方向に回転するクラッチ(D)と、前記変速室(H)の内での前記回転軸(I)に取り付けられた変速ギヤを含む変速機構(K)と、を有し、原動機(A)からの動力を変換しながら被駆動部(B)に伝達する変速機(C)であって、前記変速機(C)での前記クラッチ室(G)内で、前記クラッチ(D)の下部外周を覆うように前記クラッチ(D)の下部に対応位置して配置されたクラッチバッフルプレート(1)において、前記クラッチ(D)の下部外周に近接する湾曲部(4)と前記湾曲部(4)に連続して前記クラッチ(D)に面して立設された立面部(5)とからなるプレート本体(2)と、前記プレート本体(2)と前記クラッチ(D)との間における前記クラッチ(D)の回転によるオイル流れ方向の下流側の端部側方に形成されたオイル受け空間部(7)から前記プレート本体(2)の前記立面部(5)に沿って形成されたオイル通過空間部(9)を経て前記プレート本体(2)と前記クラッチ(D)との間の前記オイル流れ方向の上流側の端部側方に形成されたオイル排出空間部(9)に亘る空気抜き通路(3)と、を備え、前記プレート本体(2)の前記湾曲部(4)には、前記オイル受け空間部(7)に連続するように開口されたオイル受け口(6)が設けられているとともに、前記空気抜き通路(3)の前記オイル排出空間部(9)には、該オイル排出空間部(9)に接続されるストレーナ(S)側に向けてオイルが流れ出るように開口されたオイル排出口(11)が設けられていることを特徴とするクラッチバッフルプレートにある。
本発明にかかるクラッチバッフルプレートによれば、プレート本体の湾曲部に開口されたオイル受け口に入ったオイルが空気抜き通路に流れ込むようになり、クラッチの下部外周辺りでオイルが溜まるということがなくなる。これによってクラッチの下部側でのオイルの攪拌が低減され、オイルに空気が混ざり込むエアレーションを低減できるようになる。
そして、本発明においては、前記湾曲部(4)における前記オイル受け口(6)の近傍に、前記プレート本体(2)と前記クラッチ(D)との間の前記オイル流れ方向の上流側から前記オイル受け口(6)に達する斜面であって、前記クラッチ(D)と前記湾曲部(4)との間隔が前記オイル受け口(6)に向けて漸次拡大する傾斜部(10)が設けられていて、前記傾斜部(10)よりオイル流れ方向の上流側での前記クラッチ(D)と前記湾曲部(4)との間隔と、前記傾斜部(4)よりオイル流れ方向の下流側での前記クラッチ(D)と前記湾曲部(4)との間隔とが、前記傾斜部(4)での前記クラッチ(D)と前記湾曲部(4)との間隔より小さくなるようにすることが可能である。
この構成によれば、クラッチと湾曲部との間でのオイル流れ方向上流側でのクラッチと湾曲部との間隔、及び前記傾斜部よりオイル流れ方向下流側でのクラッチと湾曲部との間隔を、クラッチと湾曲部との間隔より小さくするという簡易な構造であるため、オイル受け口から効率よくオイルを空気抜き通路側へと送り込めるクラッチバッフルプレートを製造コストを引き上げることなしに得られるようになる。
また、本発明において、前記クラッチバッフルプレート(1)の高さ方向において、前記オイル受け空間部(7)の下位に前記オイル受け口(6)が位置しているようにすることが可能である。
この構成によれば、オイル受け空間部の下位にオイル受け口が位置しているので、回転するクラッチでオイルが攪拌される行程は、クラッチと湾曲部との間でのオイル流れ方向上流部分からオイル受け口までとなり、クラッチによるオイルの攪拌度合いを低減できるようになる。
また、本発明において、前記空気抜き通路(3)の前記オイル通過空間部(8)は、回転する前記クラッチ(D)から送り込みの圧力を受けて前記オイル受け口(6)に入る空気混合状態のオイルが前記オイル受け空間部(7)側から前記オイル排出空間部(9)側に向けて移動する部分であり、前記オイル受け空間部(7)側から前記オイル排出空間部(9)側に向けての前記オイル送り込み経路(12)の途中に、前記オイル送り込み経路(12)に交差する方向の内空間面積を小さくした絞り部(13)が設けられていて、前記オイル受け空間部(7)側から前記絞り部(13)に向けて上面が下り傾斜して前記オイル送り込み経路(12)に交差する方向の内空間面積が漸次減少するように先細りした形状にして上部側に空気を分離する形状変化部(14)を有し、前記オイル受け空間部(7)が連続する前記形状変化部(14)の上部上面に、前記クラッチ室(G)内に連通する空気抜き孔(15)が開口されているようにすることが可能である。
この構成によれば、空気抜き通路を通ることで空気抜きされたオイルをストレーナ側に送り出せるようになる。そのため、ストレーナのオイル送り出し側にオイルポンプを配してクラッチへオイルを循環させる経路が形成されている場合に、その経路に空気混じりのないオイルを通すことができる。
さらに本発明において、前記空気抜き通路(3)の前記オイル排出空間部(9)は、前記クラッチ(D)の回転軸方向に沿った方向であって前記プレート本体(2)の前記立面部(5)とは反対にして前記クラッチ(D)の前記仕切り壁(F)側まで延設されて、前記オイル排出口(11)が前記クラッチ(D)と前記仕切り壁(F)との間の空間に位置しており、前記オイル排出口(11)に接続されて前記クラッチ(D)の前記仕切り壁(F)側に配されるストレーナ(S)と前記空気抜き通路(3)とが、前記プレート本体(2)を間にして前記クラッチ(D)の回転軸方向に離間配置可能な構成とすることが可能である。
この構成によれば、空気抜き通路でのオイルが送り込まれる部分からオイル排出口までのオイル流れの行程を長くすることができ、オイル流れを効率的に整流できるようになる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明かかるクラッチバッフルプレートによれば、クラッチ室内のクラッチの下部に対応位置したクラッチバッフルプレートでオイルを溜め受けしないようにしながらも、オイルによる潤滑が行なわれるようにすることができる。したがって、クラッチ室内のオイル量を減らしてクラッチ回転時に生じる抵抗を低減したり、クラッチの掻き揚げによるブリーザ吹きを低減することが可能となる。
原動機から被駆動部への動力伝達経路を概略的に示す説明図である。 本発明のクラッチバッフルプレートの一例とクラッチとを示す説明図である。 本発明の一例を湾曲部側から見た状態で示す説明図である。 本発明の一例を空気抜き通路側から見た状態で示す説明図である。 クラッチによるオイルの送り込みを湾曲部側から見た状態で示す説明図である。 空気抜き通路のオイル通過空間部における形状変化部と絞り部とを断面で概略的に示す説明図である。 クラッチバッフルプレートから送り出されるオイルが循環する経路を模式的に示す回路図である。 空気抜き通路とオイルのクラッチへの戻り経路におけるストレーナとの配置をクラッチ回転軸方向と交差する方向から見た状態で示す説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、自動車のエンジンを原動機Aとしてその原動機Aの動力を車輪などの被駆動部B側に伝える動力伝達経路を示していて、原動機Aの動力が、変速機構Kを有する変速機Cでの入力軸(回転軸I)に伝えられ、変速機Cにて変速された動力がこの変速機Cでの出力軸(回転軸I)から被駆動部B側へと伝える点を概略的に示している。この例での動力伝達経路では原動機Aから被駆動部B側への動力の伝達と遮断とが行なえるようにするために、クラッチDが変速機Cでの動力入力側に設けられている。そして本発明のクラッチバッフルプレート1(図2参照)がクラッチDに対応するようにして設けられている。
本発明のクラッチバッフルプレート1が設けられる上記変速機Cをより具体的に説明すれば、図1、図2に示すように、この変速機Cのケース(ミッションケース)Eの内部が仕切り壁Fによってクラッチ室Gと変速室Hとに仕切られている。変速室Hにおいてメインシャフト(入力側)やセカンダリシャフト(出力側)、カウンターシャフトなどの上記回転軸Iが回転自在に支持されていて、回転軸Iそれぞれに取り付けられた変速ギヤを噛み合わせて変速機構Kが構成されている。クラッチ室Gに配されたクラッチDには、クラッチ室Gの内部に入るように延設された原動機A側の駆動軸が連結されているとともに、変速室Hの入力側の回転軸が仕切り壁Fを通してクラッチ室Gの内部に入るように延設されてクラッチDに連結されており、クラッチDの働きによって駆動軸の動力を入力側の回転軸に伝達及び遮断する。
本発明のクラッチバッフルプレート1はクラッチ室Gの内部であって、クラッチDの下部を覆うようにしてミッションケースEに取り付けられていて、図3〜5に示されているようにクラッチDの下部に対応位置し、クラッチDの下側を囲む空間を得るプレート本体2と、クラッチDの回転軸方向に沿った方向であってプレート本体2の変速室Hとは反対側(原動機側)に位置するようにした空気抜き通路3とが一体となっているものである。
上述したようにクラッチDの下部に対応位置するプレート本体2は、クラッチDの下部外周の形状に応じて湾曲してこの下部外周に近接する湾曲部4と、この湾曲部4に連続してクラッチDの変速室Hとは反対側の面に対応するように立ち上げられた立面部5とからなるものである。
また、空気抜き通路3は、湾曲した上記湾曲部4の一方の端部の側方部分(ミッションケースE側)から上記立面部5に沿い、そして湾曲部4の他方の端部の側方までに亘ってオイルが流れるように形成された通路空間であり、空気混じりで入るオイルをこの通路の途中で空気が自然と分離した状態とし、空気混じりのないオイルが通路下流側へと送られるようにした空間である。
図示された例において、この空気抜き通路3は、一方向に回転するクラッチDと湾曲部4との間でクラッチDの回転によるオイル流れ方向の下流側の端部側方に、回転するクラッチから離れて順次押されるようにして後述のオイル受け口6から入ってくるオイルを最初に受けるオイル受け空間部7と、このオイル受け空間部7に連続していて立面部5に沿うオイル通過空間部8と、クラッチDと湾曲部4との間のオイル流れ方向の上流側での湾曲部4の他方の端部側方にして位置するオイル排出空間部9とからなるものである。(図5参照)
上記オイル受け口6は、上述したように空気抜き通路3でのオイルが送り込まれてくる入口である。そして、このオイル受け口6は、図5に示されているようにクラッチDと湾曲部4との間でのオイル流れ方向の下流側となる位置にして湾曲部4に開口してオイル受け空間部7に連続しており、オイル流れ方向に流れるオイルがこのオイル受け口6からオイル受け空間部7に導かれ易いようにするために、オイル流れ方向においてオイル受け空間部7に対しては上流側にこのオイル受け口6が位置しており、クラッチバッフルプレート1の高さ方向にあってはオイル受け空間部7の下位にオイル受け口6が開口位置している。
また、プレート本体2の湾曲部4には、オイル受け口6に向けてオイルが導かれ易いようにした工夫が施されている。図5に示されているように湾曲部4におけるオイル受け口6の近傍にしてオイル流れ方向の上流側からオイル受け口6に達する斜面であって、クラッチDと湾曲部4との間隔がオイル受け口に向けて漸次拡大する傾斜部10が設けられている。そして、傾斜部10よりオイル流れ方向の上流側でのクラッチDと湾曲部4との間隔と、傾斜部10よりオイル流れ方向の下流側でのクラッチDと湾曲部4との間隔とが、傾斜部10の部分でのクラッチDと湾曲部4との間隔より小さく設けられている。
このようにオイル流れ方向で、クラッチDと湾曲部4との間隔が狭い部分、その次に傾斜部10によりクラッチDと湾曲部4との間隔が徐々に広がってオイル受け口6に繋がる部分、そしてその次にクラッチDと湾曲部4との間隔が狭い部分とが順に並んでいるため、回転するクラッチDから遠心力を受けた状態のオイルが傾斜部10の位置に差し掛かることでクラッチDから離れて傾斜部10に沿って移動してスムーズにして確実に、さらには、回転するクラッチDから受けるオイルの送り込みの圧や勢いが減ずることなしにオイル受け口6に入るようになり、このオイル受け口6を通った後にも、送り込みの圧を受けた状態のままオイル受け空間部7を経てオイル通過空間部8へ流れるようになる。
空気抜き通路3のオイル排出空間部9には、オイル流路Lの出口としてオイル排出口11が設けられており、このオイル排出口11はオイル排出空間部9に接続される後述のストレーナS側に向けてオイルが流れ出るように開口された部分であって、ストレーナSを含む流路への接続部分となる開口である。図2及び図5の図中の符号RはストレーナSとオイルポンプPとを繋ぐ配管を示している。
このようにオイル受け空間部7とオイル通過空間部8とオイル排出空間部9とが繋がり、オイル受け空間部7にオイルの入り口としてオイル受け口6が開口され、オイル排出空間部9にオイルの出口としてのオイル排出口11が開口されて一つのオイル流路Lが形成されているので、回転するクラッチDから送り込みの圧を受けて順次オイル受け口6を通るオイルは前記送り込みの圧よりなる勢いを持ってオイル排出口11に向いて流れるようになり、オイル排出口11からストレーナS側へもある程度の圧を有した状態のオイルの流れとなる。
回転するクラッチDから順次送り込まれるオイルは空気が混じった空気混合状態で上記オイル受け口6に入るため、上述したように空気が混じった空気混合状態で送り込まれたオイルから空気が自然と分離されるようにする空気抜き通路3が設けられている。この空気抜き通路3によって、ストレーナSへは空気混じりのないオイルが正圧の状態で流れ込み、さらにこのストレーナSに対しその下流に、クラッチD側へオイルを還流させるオイルポンプPを設ける場合には、そのオイルポンプPにおいて空気を噛むことなしに適正にオイルをクラッチDに向けて送り出す効果が生まれるようにしている。
なお、この実施の形態でクラッチバッフルプレート1に対しては、このクラッチバッフルプレート1から送り出されるオイルが入るストレーナSとストレーナSからのオイルが入ってクラッチDに向けてオイルを戻す経路が接続されているもので、オイル自体は所要部分を巡りながら潤滑の役割を果たすものとして用いられる。
図7は、クラッチバッフルプレート1から送り出されるオイルが循環する経路を模式的に示す回路図である。同図に示すように、オイルポンプPから吐出されたオイルは、変速機の各部を制御するための油圧回路(油圧制御装置)Tに導かれる。油圧回路Tを出たオイルは、オイルクーラーUで熱交換を行って冷却された後、クラッチDに導かれ、クラッチDに対応して設けられたクラッチバッフルプレート1のプレート本体2で受け止められる。このプレート本体2で受け止められたオイルは、クラッチバッフルプレート1の空気抜き通路3に導かれてここでオイルに混入している空気(エア)が分離される。その後、ストレーナS及び配管Rを通ってオイルポンプPに吸入される。同図に示す回路を循環するオイルは、クラッチD及び油圧回路Tなどの潤滑用のオイルであり、この回路は、潤滑油専用の循環回路である。そして、本実施形態の変速機には、図示は省略するが、図7に示す回路とは別に、変速機構などの作動油としてのオイルが循環するオイル循環経路が設けられている。
そして、図6に示すように、送り込みの圧力を受けた空気混合状態のオイルに対して、オイル通過空間部8でのオイル受け空間部7側からオイル排出空間部9側に向けて移動するオイル送り込み経路12(オイル流路L)の途中で空気の分離が行なわれるようにしていて、この空気の分離が行なわれるようにするために、オイル送り込み経路12でのオイル排出空間部9側に寄った位置にして、かつオイル通過空間部9での最下位となる部分に絞り部13が設けられているとともに、オイル受け空間部7側から絞り部13に向けて形状変化部14が設けられている。
上記絞り部13は、オイル送り込み経路12に交差する方向においてオイル通過空間部9の内空間面積を最も小さくして形成されている。また、形状変化部14は、絞り部13に向けて先細りした形状とされており、オイル受け空間部7側から絞り部13に向けてオイル通過空間部8の上面が下り傾斜し、オイル送り込み経路12に交差する方向の内空間面積が絞り部13側に近付くに従い漸次減少するようにしている。
上記形状変化部14はオイル送り込み経路12の上流側では下方に向けて大きな空間が広がる形状とされているが、形状変化部14の上部部分のみで上記オイル受け空間部7と連続しており、オイル受け空間部7から形状変化部14に入った直後のオイル(空気混合状態のオイル)がこの形状変化部14の内部で拡散されるごとくの動きが生じるようにしている。
図6においてオイル送り込み経路12を示す点線の矢印は、オイル通過空間部8でのオイルの移動する方向を概略的に表現しているにすぎないものであり、上記形状変化部14にオイル受け空間部7から送り込まれてくるオイルには拡散する動きが生じる。そして、空気混合状態で内空間の広い形状変化部14に送り込まれたオイルが拡散する動きをすれば、その動きの過程で比重の小さい空気が形状変化部14の上空間側に移り、空気に比べて比重の大きいオイルが形状変化部14の下部空間側に移ることとなる。
上記絞り部13における上部の高さ位置は、形状変化部14での空気が多く集まる空間の下部位置より下位になるように設定されている。そのため、多く集合した状態の空気は絞り部13に遮られてオイル送り込み経路12の下流には移動せず、オイルのみがオイル送り込み経路12に沿ってオイル排出空間部9側へと向かうようになる。このように絞り部13の存在と形状変化部14がその絞り部13に向けて上面を下り傾斜させながら先細りした形状とされていることから、オイル送り込み経路12を移動する過程で空気とオイルとが分離される。
また、形状変化部14の上部上面には、クラッチ室G内に連通する空気抜き孔15が開口されていて、形状変化部14でオイルから分離した空気が集まる上記上空間がこの空気抜き孔15を介してクラッチ室G内に連通するように設けられている。このように形状変化部14の上部上面に空気抜き孔15が開口されているので、オイル受け空間部7から送り込まれてくる空気混合状態のオイルから分離される空気は、形状変化部14の上空間側に集まって空気抜き孔15から順次クラッチ室G内へと排出されることとなる。そのため、空気が抜けたオイルのみが絞り部13を通り、オイル排出空間部9のオイル排出口11からストレーナSなどがある経路側へと送り込まれるようになる。
上記空気抜き通路3のオイル通過空間部8と、上記オイル排出口11に続いてストレーナSなどがある経路、具体的にはオイル排出口11に接続されるストレーナSからクラッチDへオイルを戻す部分までの経路とを離す配置とすることで、空気が分かれるオイル通過空間部8の部分からオイル排出口11までのオイル流れの行程が長くなり、オイル流れを効率的に整流できるようになる。
そのようにするために、本実施の例では、図8に示すように、空気抜き通路3のオイル排出空間部9は、クラッチDの回転軸Qの軸方向に沿った方向であってプレート本体2の立面部5とは反対にしてクラッチDの仕切り壁F側まで延設されている。そしてオイル排出空間部9のオイル排出口11がクラッチDと仕切り壁Fとの間の空間に臨むようにして位置している。
このようにオイル排出口11に接続されてクラッチDの仕切り壁F側に配されるストレーナSと空気抜き通路3のオイル通過空間部8とが、プレート本体2を間にしてクラッチの回転軸Qの軸方向に離間配置されており、これによってオイル流れの行程が長くなってオイル流れが効率的に整流されるようにしている。
以上説明したように、本実施形態のクラッチバッフルプレート1は、仕切り壁Fによって仕切られたクラッチ室Gと変速室Hとを有するミッションケースEと、ミッションケースEの中で回転自在に支持される回転軸Iと、回転軸I上でかつ、クラッチ室Gに位置して一方向に回転するクラッチDと、変速室Hの内での回転軸Iに取り付けられた変速ギヤを含む変速機構Kとを有し、原動機Aからの動力を変換しながら被駆動部Bに伝達する変速機Cであって、この変速機Cのクラッチ室G内で、クラッチDの下部外周を覆うようにクラッチDの下部に対応位置して配置されたクラッチバッフルプレート1において、クラッチDの下部外周に近接する湾曲部4とこの湾曲部4に連続してクラッチDに面するように立設された立面部5とからなるプレート本体2と、プレート本体2とクラッチDとの間のクラッチDの回転によるオイル流れ方向の下流側の端部側方に形成されたオイル受け空間部7からプレート本体2の立面部5に沿って形成されたオイル通過空間部8を経てプレート本体2とクラッチDとの間のオイル流れ方向の上流側の端部側方に形成されたオイル排出空間部9に亘る空気抜き通路3とを備え、プレート本体2の湾曲部4には、オイル受け空間部7に連続するように開口されたオイル受け口6が設けられているとともに、空気抜き通路3のオイル排出空間部9には、該オイル排出空間部9に接続されるストレーナS側に向けてオイルが流れ出るように開口されたオイル排出口11が設けられている。
本実施形態のクラッチバッフルプレート1によれば、プレート本体2の湾曲部4に開口されたオイル受け口6に入ったオイルが空気抜き通路3に流れ込むようになり、クラッチDの下部外周辺りでオイルが溜まるということがなくなる。これによってクラッチDの下部側でのオイルの攪拌が低減され、オイルの空気が混ざり込むエアレーションを低減できるようになる。
また、本実施形態のクラッチバッフルプレート1では、上記湾曲部4におけるオイル受け口6の近傍に、プレート本体2とクラッチDとの間の上記オイル流れ方向の上流側からオイル受け口6に達する斜面であって、クラッチDと湾曲部4との間隔がオイル受け口6に向けて漸次拡大する傾斜部10が設けられていて、傾斜部10よりオイル流れ方向の上流側でのクラッチDと湾曲部4との間隔と、傾斜部10よりオイル流れ方向の下流側でのクラッチDと湾曲部4との間隔とが、傾斜部10でのクラッチDと湾曲部4との間隔より小さくなっている。
この構成によれば、クラッチDと湾曲部4との間でのオイル流れ方向上流側でのクラッチDと湾曲部4との間隔、及び傾斜部10よりオイル流れ方向下流側でのクラッチDと湾曲部4との間隔を、クラッチDと湾曲部4との間隔より小さくするという簡易な構造であるため、オイル受け口6から効率よくオイルを空気抜き通路3側へと送り込めるクラッチバッフルプレート1を製造コストを引き上げることなしに得られるようになる。
また、本実施形態のクラッチバッフルプレート1は、その高さ方向において上記オイル受け空間部7の下位に上記オイル受け口6が位置している。この構成によれば、オイル受け空間部7の下位にオイル受け口6が位置しているので、回転するクラッチDでオイルが攪拌される行程は、クラッチDと湾曲部4との間でのオイル流れ方向上流部分からオイル受け口6までとなり、クラッチDによるオイルの攪拌度合いを低減できるようになる。
また、本実施形態のクラッチバッフルプレート1では、上記空気抜き通路3の上記オイル通過空間部8は、回転するクラッチDから送り込みの圧力を受けて上記オイル受け口6に入る空気混合状態のオイルが上記オイル受け空間部7側から上記オイル排出空間部9側に向けて移動する部分であり、このオイル受け空間部7側からオイル排出空間部9側に向けてのオイル送り込み経路12の途中に、該オイル送り込み経路12に交差する方向の内空間面積を小さくした絞り部13が設けられている。そして、オイル受け空間部7側から絞り部13に向けて上面が下り傾斜してオイル送り込み経路12に交差する方向の内空間面積が漸次減少するように先細りした形状にして上部側に空気を分離する形状変化部14を有し、オイル受け空間部7が連続する形状変化部14の上部上面に、クラッチ室G内に連通する空気抜き孔15が開口されている。
この構成によれば、空気抜き通路3を通ることで空気抜きされたオイルをストレーナS側に送り出せるようになる。そのため、ストレーナSのオイル送り出し側にオイルポンプPを配してクラッチへオイルを循環させる経路が形成されている構造において、その経路に空気混じりのないオイルを通すことができる。
さらに本実施形態のクラッチバッフルプレート1では、上記空気抜き通路3の上記オイル排出空間部9は、クラッチDの回転軸方向に沿った方向であって上記バッフルプレート1のプレート本体2の立面部5とは反対にしてクラッチDの上記仕切り壁F側まで延設されて、オイル排出口11がクラッチDと仕切り壁Fとの間の空間に位置しており、上記オイル排出口11に接続されてクラッチDの仕切り壁F側に配されるストレーナSと空気抜き通路3とが、バッフルプレート1のプレート本体2を間にしてクラッチDの回転軸Qの軸方向に離間した配置構成としている。
この構成によれば、空気抜き通路3でのオイルが送り込まれる部分からオイル排出口11までのオイル流れの行程を長くすることができ、オイル流れを効率的に整流できるようになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
A…原動機
B…被駆動部
C…変速機
D…クラッチ
E…ケース
F…仕切り壁
G…クラッチ室
H…変速室
I…回転軸
K…変速機構
P…オイルポンプ
Q…回転軸
R…配管
1…クラッチバッフルプレート
2…プレート本体
3…空気抜き通路
4…(プレート本体の)湾曲部
5…(プレート本体の)立面部
6…オイル受け口
7…オイル受け空間部
8…オイル通過空間部
9…オイル排出空間部
10…傾斜部
11…オイル排出口
12…オイル送り込み経路
13…絞り部
14…形状変化部
15…空気抜き孔

Claims (5)

  1. 仕切り壁によって仕切られたクラッチ室と変速室とを有するケースと、
    前記ケースの中で回転自在に支持される回転軸と、
    前記回転軸上でかつ、前記クラッチ室に位置して一方向に回転するクラッチと、
    前記変速室内で前記回転軸に取り付けられた変速ギヤを含む変速機構と、を有し、原動機からの動力を変換しながら被駆動部に伝達する変速機であって、
    前記変速機の前記クラッチ室内で、前記クラッチの下部外周を覆うように前記クラッチの下部に対応して配置されたクラッチバッフルプレートにおいて、
    前記クラッチの下部外周に近接する湾曲部と前記湾曲部に連続して前記クラッチに面して立設された立面部とからなるプレート本体と、
    前記プレート本体と前記クラッチとの間における前記クラッチの回転によるオイル流れ方向の下流側の端部側方に形成されたオイル受け空間部から前記プレート本体の前記立面部に沿って形成されたオイル通過空間部を経て前記プレート本体と前記クラッチとの間の前記オイル流れ方向の上流側の端部側方に形成されたオイル排出空間部に亘る空気抜き通路と、を備え、
    前記プレート本体の前記湾曲部には、前記オイル受け空間部に連続するように開口されたオイル受け口が設けられているとともに、
    前記空気抜き通路の前記オイル排出空間部には、該オイル排出空間部に接続されるストレーナ側に向けてオイルが流れ出るように開口されたオイル排出口が設けられている
    ことを特徴とするクラッチバッフルプレート。
  2. 前記湾曲部における前記オイル受け口の近傍に、前記プレート本体と前記クラッチとの間の前記オイル流れ方向の上流側から前記オイル受け口に達する斜面であって、前記クラッチと前記湾曲部との間隔が前記オイル受け口に向けて漸次拡大する傾斜部が設けられていて、
    前記傾斜部よりオイル流れ方向の上流側での前記クラッチと前記湾曲部との間隔と、前記傾斜部よりオイル流れ方向の下流側での前記クラッチと前記湾曲部との間隔とが、前記傾斜部での前記クラッチと前記湾曲部との間隔より小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載のクラッチバッフルプレート。
  3. 前記クラッチバッフルプレートの高さ方向において、前記オイル受け空間部の下位に前記オイル受け口が位置している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のクラッチバッフルプレート。
  4. 前記空気抜き通路の前記オイル通過空間部は、回転する前記クラッチから送り込みの圧力を受けて前記オイル受け口に入る空気混合状態のオイルが前記オイル受け空間部側から前記オイル排出空間部側に向けて移動する部分であり、
    前記オイル受け空間部側から前記オイル排出空間部側に向けての前記オイル送り込み経路の途中に、前記オイル送り込み経路に交差する方向の内空間面積を小さくした絞り部が設けられていて、
    前記オイル受け空間部側から前記絞り部に向けて上面が下り傾斜して前記オイル送り込み経路に交差する方向の内空間面積が漸次減少するように先細りした形状にして上部側に空気を分離する形状変化部を有し、
    前記オイル受け空間部が連続する前記形状変化部の上部上面に、前記クラッチ室内に連通する空気抜き孔が開口されている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のクラッチバッフルプレート。
  5. 前記空気抜き通路の前記オイル排出空間部は、前記クラッチの回転軸方向に沿った方向であって前記プレート本体の前記立面部とは反対にして前記クラッチの前記仕切り壁側まで延設されて、前記オイル排出口が前記クラッチと前記仕切り壁との間の空間に位置しており、
    前記オイル排出口に接続されて前記クラッチの前記仕切り壁側に配されるストレーナと前記空気抜き通路とが、前記プレート本体を間にして前記クラッチの回転軸方向に離間配置可能な構成とした
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のクラッチバッフルプレート。
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