JP6068110B2 - 支持構造 - Google Patents

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Description

この発明は、第1部材に対して第2部材を回動可能に支持する支持構造に関するものである。
図6に示すように、自動車等の車両には、車両内装部材であるインストルメントパネルPに、車検証や身の回りの小物等の物品を収納できる収納ボックス100が設けられている(例えば、特許文献1参照)。このような収納ボックス100は、インストルメントパネルP内に収まった収納姿勢で保持するロック機構を備えている。収納ボックス100は、ボックス本体102に対して回動可能に支持された操作レバー104を回動操作することで、ロック機構の係止爪(図7参照)106がインストルメントパネルPから外れて、収納姿勢から車室側への姿勢変位が許容され、ボックス本体102の物品出し入れ口が車室に臨むようになっている。
図7に示すように、前記操作レバー104は、ボックス本体102の前面に設けられた一対の軸受部108,108に形成された軸孔108aに、該操作レバー104の裏側に一体形成された軸部110を挿入することで、左右の軸部110,110が両軸受部108,108の間に挟まれて、左右方向に位置決めされると共に、軸周りに回動可能に保持される。また、一方の軸部110には、トーションばね112が配設されており、トーションばねの一方のアーム部112aがボックス本体102に当接すると共に他方のアーム部112bが操作レバー104に当接して、前記係止爪106がインストルメントパネルPに引っ掛かる方向に操作レバー104を付勢するようになっている。このようなボックス本体102に対する操作レバー104の支持構造は、図7(c)に示すように、両軸受部108,108の間に両軸部110,110を無理やり押し込むことで、軸受部108を乗り越えさせて各軸部110を対応の軸孔108aに嵌め合わせている。
特開平7−81488号公報
前記支持構造は、操作レバー104を操作した際に、両アーム112a,112bが互いに近づいてコイル部112cが捩れることで、操作レバー104を元の姿勢に戻すように力が働くようになっている。コイル部112cは捩れた際に、軸部110の軸方向に対して傾くように位置ズレして、傾いたコイル部11cが軸部110に干渉することがある。このため、操作レバー104に意図した以上の力(所謂トルクロス)がかかってしまい、操作性が悪化してしまうおそれがある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、第1部材に対する第2部材の操作性を向上し得る支持構造を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の支持構造は、
第1部材に対して第2部材を回動可能に支持する支持構造において、
前記第1部材に対向して設けられ、対向する側に開口する軸孔が夫々形成された第1および第2軸受部と、
前記第2部材に反対向きに延出するように設けられ、両軸受部の間から対応の軸孔に夫々挿入される第1および第2軸部と、
巻き軸方向に圧縮変形可能なコイル部および該コイル部から延出する一対のアーム部を有し、前記第1軸受部の第1軸孔に挿入される前記第1軸部に該コイル部を嵌め合わせて該第1軸受部および前記第2部材の間に配設され、第1アーム部が前記第1部材に当接すると共に第2アーム部が該第2部材に当接して該第2部材を軸周りに付勢する付勢部材とを備え、
前記第1アーム部には、前記付勢部材の軸方向の移動を規制するように、前記第1軸受部に引っ掛かる係止片が折り曲げ形成され
前記第1軸部と第2軸部とにおける軸端間の距離(L1)が各軸部に対応の両軸孔の底間の距離(L3)よりも短く設定されている(L1<L3)ことにより、前記第2部材が軸方向に変位可能な距離(L4)を有していることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、第1軸受部に引っ掛かる第1アーム部の係止片によって付勢部材を軸方向に位置決めすることができる。また、第2部材の回動操作による第2アーム部の変位に伴って、コイル部が第1軸部に対して傾くように捩れることを係止片の位置規制により抑えることができる。これにより、コイル部が第1軸部に引っ掛かることなどに起因するトルクロスを低下することができ、第2部材を第1部材に対して円滑に回動させることができる。
請求項2に係る発明では、前記付勢部材は、前記第2部材に形成された保持孔に挿入した前記第2アーム部によって前記第1軸部に対する軸周りの移動が規制されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、第2アーム部を保持孔に挿入して付勢部材を第1軸部に対する軸周りの位置を規定しているので、コイル部の軸方向のずれをより抑制し得る。
本発明に係る支持構造によれば、第1部材に対して第2部材を動作する際の付勢部材によるトルクロスを抑制でき、第1部材に対する第2部材の操作性を向上し得る。
本発明の好適な実施例に係る支持構造が採用された収納ボックスを示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 実施例の支持構造を正面側から模式的に表す説明図であり、操作レバーの配設状態を示す。 図3のB−B線で破断した要部断面図である。 実施例の支持構造を正面側から模式的に表す説明図であり、(a)は操作レバーの第1軸部を第1軸受部の第1軸孔に挿入する状況を示し、(b)は操作レバーを第1軸受部側に変位させた状況を示す。 インストルメントパネルを示す概略斜視図である。 従来のボックス本体に対する操作レバーの支持構造を正面側から模式的に表す説明図であり、(a)は操作レバーの配設状態を示し、(b)は、(a)の状態から操作レバーを回動操作した状態を示し、(c)は操作レバーの組み付け状況を示す。
次に、本発明に係る支持構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。実施例は、インストルメントパネル等の車両内装部材に配設される収納ボックスにおいて、第1部材としてのボックス本体に対して第2部材としての操作レバーを回動可能に支持する支持構造に、本願発明を適用する場合を説明する。
図2に示すように、実施例に係る収納ボックス10は、ボックス本体12と、このボックス本体12に対して支持構造により回動可能に支持された操作レバー14とを備えている。ボックス本体12は、上方に開放した箱状に形成され、側壁下部に設けられたヒンジ部12aを支点としてインストルメントパネルPに対して回動可能に支持されている。ボックス本体12は、インストルメントパネルPに開設された開口Pa(図1参照)を前壁16で塞ぐと共に物品収納部18がインストルメントパネルPの内側に収納された収納姿勢と、この収納姿勢から車室側にヒンジ部12aを支点として傾いて、物品収納部18の上部開口18aが車室に臨む出し入れ姿勢との間で姿勢変位可能になっている。すなわち、ボックス本体12は、収納姿勢において前壁16がインストルメントパネルPの一部を構成するようになっている。
前記ボックス本体12の前壁16には、車室側からインストルメントパネルPの内側(裏側)へ向けて凹む凹部20が設けられ、この凹部20の前面上部に、左右に離間して一対の軸受部22,32が車室側へ突出するように形成されている(図2および図3参照)。各軸受部22,32は、凹部20の上側を画成する上郭部20aに連なるように形成される一方、凹部20の横側を画成する横郭部20bから離間するように設けられている。左右に対向配置された両軸受部22,32には、互いに対向する側に開口する軸孔24,34が夫々形成されており、右側の第1軸受部22に設けられた第1軸孔24の深さF1が、左側の第2軸受部32に設けられた第2軸孔34の深さF2よりも深くなっている(F1>F2)。図4に示すように、第1軸受部22は、車室側に臨む前端面26が、凹部20の上側を画成する上郭部20aから下方に向かうにつれて車室側に突出した後に裏側に向けて退くように、なだらかに湾曲しており、上郭部20aと該第1軸受部22の前端面26の頂部との間に凹み26aが形成されている。なお、実施例では、第2軸受部32の前端面も第1軸受部22の前端面26と同様に湾曲形成されている。第2軸受部32には、第1軸受部22に対向する側に、第2軸孔34の開口縁に向かうにつれて第1軸受部22側に傾斜するガイド面36が、該第2軸孔34に挿入される操作レバー14の第2軸部46の着脱方向に合わせて形成される。なお、実施例は、第1軸受部22の第1軸孔24に挿入される操作レバー14の第1軸部44を該第1軸孔24に挿入して、該第1軸部44を支点として操作レバー14を上下に傾けて第2軸部46を第2軸孔34に対して挿脱する構成である。これに対応して、ガイド面36は、第2軸受部32の下部から第2軸孔34の下側の開口縁にかけて形成される。また、凹部20における両軸受部22,32の間には、該凹部20を貫通する爪挿通口38が形成される(図3参照)。ここで、ボックス本体12は、ポリプロピレンなどの合成樹脂から型成形によって両軸受部22,32などの各部が一体形成された成形品を用いることができる。
前記操作レバー14は、板状に形成された操作板40と、この操作板40の裏側上部中央に、インストルメントパネルPの内側へ向けて突出形成された係止爪42と、互いに反対向きとなる左右方向に延出するよう形成された一対の軸部44,46とを備えている(図3参照)。ここで、両軸部44,46は、操作板40の上部に係止爪42を左右に挟んで裏側へ向けて突出形成された一対の壁片43,45に一体形成され、第1軸部44が右壁片43の右側面から右側方へ延出形成され、第2軸部46が左壁片45の左側面から左側方へ延出形成される。第1軸受部22の第1軸孔24に対応する右側の第1軸部44は、第2軸受部32の第2軸孔34に対応する左側の第2軸部46よりも壁片43,45からの突出寸法が長く形成される。なお、実施例の軸部44,46は、軸端の上部がテーパ状になっている。そして、操作レバー14は、第1軸部44を第1軸孔24に嵌め合わせると共に、第2軸部46を第2軸孔34に嵌め合わせて、操作板40と凹部20の底との間に指先を入れることができる隙間をあけた状態で、ボックス本体12に対して回動可能に支持される(図4参照)。
前記操作レバー14の係止爪42は、爪挿通口38を介してボックス本体12における前壁16の裏側に突出し、操作板40の姿勢変位につれて、裏側の突出端部が上下方向に回動するようになっている(図2参照)。操作レバー14は、ボックス本体12が収納姿勢にある際に、操作板40の前面がボックス本体12の前面に揃ったロック姿勢で係止爪42の上方へ折れ曲がった突出端部がインストルメントパネルPに引っ掛かり、係止爪42の係止によってボックス本体12を収納姿勢で保持する(図2の実線参照)。また、操作レバー14は、両軸部44,46を中心として操作板40の下部を車室側に引き出すように回動操作した操作姿勢にすることで、係止爪42がインストルメントパネルPから外れるように下方へ変位して(図2の二点鎖線参照)、これによりボックス本体12の姿勢変位が許容される。ここで、操作レバー14は、ポリプロピレンなどの合成樹脂から型成形によって、操作板40や係止爪42や両軸部44,46などが一体形成された成形品を用いることができる。
前記操作レバー14は、両軸部44,46が対応の軸孔24,34に夫々嵌る配設位置に位置付けられた状態で用いられ(図3参照)、この配設位置において、操作板40が凹部20において左右の横郭部20b,20bから所定のクリアランスをあけて配置される。そして、支持構造は、前記配設位置から第1軸受部22側へ向けた変位が可能に構成される(図5(b)参照)。また、支持構造は、操作レバー14を第1軸受部22側に変位させた着脱位置において、第1軸孔24に挿入した第1軸部44を支点とした操作レバー14の傾動に伴い第2軸孔34に対する第2軸部46の挿脱を許容するよう構成される(図5(a)参照)。実施例では、操作レバー14の配設位置において、第2軸部46の軸端が第2軸孔34の底に当接して、該操作レバー14における第2軸受部32側への移動が規制される(図3参照)。両軸部44,46は、軸端間の距離L1が両軸受部22,32における両軸孔24,34の開口縁間の距離L2よりも長く(L1>L2)、両軸孔24,34の底間の距離L3よりも短く設定される(L1<L3)。そして、両軸部44,46の軸端間の距離L1と両軸孔24,34の底間の距離L3との差により、操作レバー14が軸方向(左右方向)に変位可能な距離L4が、第2軸孔34の深さF2と略同一または長くなっている(L4≒F2またはL4>F2)。爪挿通口38は、配設位置と着脱位置との間の操作レバー14の変位に伴う係止爪42の左右変位を許容し得る左右幅で形成されると共に、ロック姿勢と操作姿勢との間の操作レバー14の姿勢変位に伴う係止爪42の上下変位を許容し得る上下幅で形成される。また、爪挿通口38は、凹部20に配設される操作レバー14の操作板40に隠れる大きさに設定され、操作板40により車室側から見えないようになっている。
前記ボックス本体12と操作レバー14との間には、圧縮ねじりコイルばねからなる付勢部材50が配設される(図3参照)。付勢部材50は、巻き軸方向に圧縮変形可能なコイル部52と、このコイル部52から延出する一対のアーム部54,56とを有し、両アーム部54,56のねじり方向だけでなく、コイル部52の巻き軸方向にも力を加え得るようになっている。付勢部材50は、第1軸部44をコイル部52に挿通して、第1軸受部22の内側面および操作レバー14における右壁片43の間にコイル部52が配置される。付勢部材50は、コイル部52における第1軸受部22側の端部から延出する第1アーム部54がボックス本体12に当接すると共に、コイル部52における第2軸受部32側の端部から延出する第2アーム部56が操作レバー14に当接するよう構成され、操作レバー14を操作姿勢からロック姿勢に向けて両軸部44,46の軸周りに付勢するようになっている。また、付勢部材50は、力が加わっていない自然状態にあるコイル部52の巻き軸方向の寸法が、配設位置にある操作レバー14の右壁片43と第1軸受部22との間隔よりも長く設定される。そして、付勢部材50は、コイル部52が操作レバー14の右壁片43と第1軸受部22との間に挟まれて圧縮された状態で配設され、操作レバー14を第2軸受部32側に向けて付勢するようになっている。すなわち、支持構造は、前述の如く操作レバー14が配設位置と着脱位置との間で軸方向の変位が可能になっているが、付勢部材50によって配設位置側に付勢されて該配設位置で保持される。また、コイル部52は、右壁片43と第1軸受部22との間に挟まれた状態より、操作レバー14の配設位置から着脱位置への変位に伴う圧縮変形が可能に構成される(図5(b)参照)。
前記第1アーム部54は、コイル部52の半径方向外側に延出した後に、巻き軸方向に沿ってコイル部52から離れるように右側方へ延びる当接片54aと、この当接片54aの先端をコイル部52の半径方向内側に向けて折り返すように折り曲げて、第1軸部44の軸方向と交差するように延在する係止片54bとが形成される(図3参照)。第1アーム部54は、当接片54aが第1軸受部22における前端面26の前記凹み26aに位置付けられて、当接片54aが該前端面26で当て受けられる。また、第1アーム部54は、係止片54bが第1軸受部22におけるコイル部52が当接する内側面と反対側の外側面に沿って延在し、係止片54bが、付勢部材50の第2軸受部32側への軸方向の移動を規制するように、第1軸受部22に引っ掛かる。ここで、係止片54bは、第1軸受部22において、前端面26の凹み26aよりも車室側に膨らんだ頂部に引っ掛かるようになっている(図4参照)。第2アーム部56は、コイル部52の半径方向外側に延出した後に、巻き軸方向に沿ってコイル部52から離れるように左側方へ先端部が延びており、この先端部が右壁片43に軸方向に沿って貫通形成された保持孔48に挿入される(図3参照)。
次に、操作レバー14をボックス本体12に取り付ける場合を説明する。付勢部材50のコイル部52を第1軸部44に嵌め合わせると共に、第2アーム部56を操作レバー14の右壁片43の保持孔48に挿入することで、第1軸部44に対して軸周りの位置が規定された状態で付勢部材50をセットし得る。操作レバー14を第1軸部44側を上にした斜め姿勢で、第1軸部44を斜め下方から第1軸孔24に挿入する(図5(a)参照)。この際に、係止爪42を爪挿通口38に挿入するが、爪挿通口38は操作レバー14の変位に伴う係止爪42の変位を許容するように大きく形成されているので、斜め姿勢の係止爪42であっても爪挿通口38に挿通することができる。また、付勢部材50の第1アーム部54は、第1軸受部22の前端面26に沿わせる。第1軸孔24に挿入した第1軸部44を支点として、操作レバー14の第2軸部46側を上方へ変位することで、第2軸受部32のガイド面36に第2軸部46が案内されて第2軸孔34へ向かう。ここで、操作レバー14は、右壁片43と第1軸受部22との間に挟まれた付勢部材50のコイル部52が圧縮変形することで、第1軸受部22側への変位が許容され、第1軸孔24に対して前記配設位置を越えた着脱位置までの第1軸部44の挿入が許容される。すなわち、操作レバー14全体が第1軸受部22側にずれているので、第2軸部46が第2軸受部32における第2軸孔34の開口縁を乗り越える際に、第2軸部46と第2軸受部32との干渉を抑えることができる。そして、第2軸部46が第2軸受部32を乗り越えると、付勢部材50のコイル部52による第2軸受部32側への付勢により第2軸部46が第2軸孔34に挿入され、両軸部44,46が対応の軸孔24,34に夫々嵌った配設位置に移行し、該コイル部52の付勢により当該配設位置で保持される。
また、操作レバー14の取り付けにおいて、第1アーム部54は、第1軸受部22の湾曲した前端面26に案内されて、当接片54aが該前端面26の凹み26aに誘導されると共に係止片54bが第1軸受部22の外側面に沿って延在する。このように、操作レバー14の取り付け時に、第1アーム部54が第1軸受部22に不正な状態で引っ掛かることを防止することができ、第1アーム部54の変形や第1アーム部54の位置不良に伴う回動抵抗の増加または減小などの不具合を回避することができる。しかも、第2アーム部56を保持孔48に挿入して付勢部材50を第1軸部44に対して軸周りの位置を規定しているので、ボックス本体12に対する操作レバー14の着脱に際して、第1アーム部54が第1軸受部22に不正な状態で引っ掛かり難い。
次に、操作レバー14をボックス本体12から取り外す場合を説明する。操作レバー14を付勢部材50のコイル部52の付勢に抗して配設位置から着脱位置に向けて変位することで、第2軸孔34から第2軸部46が抜き出る、あるいは第2軸孔34に対する第2軸部46のかかり量が大幅に減小する(図5(b)参照)。第1軸孔24に挿入した第1軸部44を支点として、操作レバー14の第2軸部46側を下方へ変位することで、第2軸部46が第2軸受部32を乗り越えて抜き出される。このように、操作レバー14全体が第1軸受部22側にずれているので、第2軸部46が第2軸受部32における第2軸孔34の開口縁を乗り越える際に、第2軸部46と第2軸受部32との干渉を抑えることができる。また、操作レバー14の取り外しにおいて、第1アーム部54は、第1軸受部22の湾曲した前端面26に案内されて、当接片54aおよび係止片54bが第1軸受部22に引っ掛かることが防止される。このように、実施例の支持構造によれば、従来例で説明した軸部110と軸受部108とを強干渉させて押し嵌める支持構造では不可能であった取り外しも可能になり、仮に付勢部材50の位置不良などの不具合が生じても簡単に修正することができる。
実施例に係る支持構造によれば、第2軸部46と第2軸受部32との干渉量を小さくするように、操作レバー14を第1軸受部22側にずらすことができるので、第2軸孔34に対して第2軸部46の挿脱を簡単に行うことができる。また、第1軸孔24に第1軸部44を挿入する際も、第1軸部44が第1軸受部22に干渉することがない。しかも、第1軸孔24に挿入した第1軸部44を支点として第2軸孔34に対する第2軸部46の挿脱を行い得るので、ボックス本体12に対する操作レバー14の着脱をより簡単に行うことができる。また、軸孔24,34に対する軸部44,46の挿脱に際して、軸部44,46と軸受部22,32との干渉を抑えることができるので、軸部44,46または軸受部22,32が潰れたり変形することなどの不良を回避でき、前述したような強干渉に起因するバリの発生も防止できる。このように、操作レバー14の取り付けに起因する、軸部44,46および軸受部22,32(軸孔24,34)の形状の変化を防止して、操作レバー14をガタツキなく保持し得ると共に、形状不良に起因する摺動抵抗の増加も回避し得るので、操作レバー14をボックス本体12に対して円滑に回動させることができる。従って、操作レバー14を円滑に回動させるために、軸部44,46と軸孔24,34との間に付与される潤滑剤を省略することも可能となる。そして、操作レバー14をボックス本体12に取り付けた状態では、付勢部材50のコイル部52に付勢されて、両軸部44,46が対応の軸孔24,34に夫々嵌るように保持されるので、ボックス本体12から操作レバー14が簡単に外れることはない。
前記支持構造によれば、第1軸受部22に引っ掛かる第1アーム部54の係止片54bによって付勢部材50を第1軸部44の軸方向に位置決めすることができる。また、操作レバー14の回動操作による第2アーム部56の変位に伴って、コイル部52が第1軸部44に対して傾くように捩れることを(図7(b)参照)、係止片54bの位置規制により抑えることができる。これにより、コイル部52が第1軸部44に引っ掛かることなどにより生じるトルクロスを低下することができ、操作レバー14をボックス本体12に対してより円滑に回動させることができる。また、第2アーム部56を保持孔48に挿入して付勢部材50を第1軸部44に対する軸周りの位置を規定しているので、コイル部52の軸方向のずれをより抑制し得る。
(変更例)
前述した実施例の構成に限定されず、例えば以下のようにも変更可能である。
(1)実施例では、第2軸部の軸端が第2軸孔の底にあたることで第2軸受部側の移動が規制されるよう構成したが、例えば左壁片などの操作レバーの部位が第2軸受部にあたることで移動規制する構成であってもよい。
(2)軸孔は、有底の孔に限定されず、軸部の軸方向に貫通した孔であってもよい。
(3)実施例では、車両内装部材に配設される収納ボックスにおいて、ボックス本体に対する操作レバーの支持構造に本願発明を適用したが、車両内装部材に限られず、家具などの小物入れに適用することも可能であり、収納ボックスに限られず、蓋やカップホルダやその他に適用可能である。
12 ボックス本体(第1部材),14 操作レバー(第2部材),22 第1軸受部,
24 第1軸孔,32 第2軸受部,34 第2軸孔,44 第1軸部,46 第2軸部,
48 保持孔,50 付勢部材,52 コイル部,54 第1アーム部,54b 係止片,
56 第2アーム部

Claims (2)

  1. 第1部材に対して第2部材を回動可能に支持する支持構造において、
    前記第1部材に対向して設けられ、対向する側に開口する軸孔が夫々形成された第1および第2軸受部と、
    前記第2部材に反対向きに延出するように設けられ、両軸受部の間から対応の軸孔に夫々挿入される第1および第2軸部と、
    巻き軸方向に圧縮変形可能なコイル部および該コイル部から延出する一対のアーム部を有し、前記第1軸受部の第1軸孔に挿入される前記第1軸部に該コイル部を嵌め合わせて該第1軸受部および前記第2部材の間に配設され、第1アーム部が前記第1部材に当接すると共に第2アーム部が該第2部材に当接して該第2部材を軸周りに付勢する付勢部材とを備え、
    前記第1アーム部には、前記付勢部材の軸方向の移動を規制するように、前記第1軸受部に引っ掛かる係止片が折り曲げ形成され
    前記第1軸部と第2軸部とにおける軸端間の距離(L1)が各軸部に対応の両軸孔の底間の距離(L3)よりも短く設定されている(L1<L3)ことにより、前記第2部材が軸方向に変位可能な距離(L4)を有している
    ことを特徴とする支持構造。
  2. 前記付勢部材は、前記第2部材に形成された保持孔に挿入した前記第2アーム部によって前記第1軸部に対する軸周りの移動が規制された請求項1記載の支持構造。
JP2012260964A 2012-11-29 2012-11-29 支持構造 Active JP6068110B2 (ja)

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